JPH10216060A - 掃除用積層シート - Google Patents
掃除用積層シートInfo
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- JPH10216060A JPH10216060A JP3441197A JP3441197A JPH10216060A JP H10216060 A JPH10216060 A JP H10216060A JP 3441197 A JP3441197 A JP 3441197A JP 3441197 A JP3441197 A JP 3441197A JP H10216060 A JPH10216060 A JP H10216060A
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- Japan
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- sheet
- cleaning
- hydrophilic film
- nonwoven fabric
- laminated sheet
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ドライな状態だけでなく、ウェットな状態でも
使用可能な、ワックス掛けもできる掃除用シートの提
供。 【解決手段】不織布シートと親水性フィルムをからなる
積層体を使用する。親水性フィルムとしてはポリビニル
アルコールフィルムが好適である。
使用可能な、ワックス掛けもできる掃除用シートの提
供。 【解決手段】不織布シートと親水性フィルムをからなる
積層体を使用する。親水性フィルムとしてはポリビニル
アルコールフィルムが好適である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は従来の雑巾のように、乾
式(ドライ)でも湿式(ウェット)でも使用でき、ワッ
クス掛けも可能な掃除用積層シートに関するものであ
る。
式(ドライ)でも湿式(ウェット)でも使用でき、ワッ
クス掛けも可能な掃除用積層シートに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】掃除用積層シ−トとしてはポリプロピレ
ン、ポリエステル不織布等にワックス等を含漬させたも
のや、熱収縮性合成樹脂基材シートと不織布との積層体
が使用されている。これらの掃除用シートは濡れた所の
掃除には十分な性能があるとはいえず、表面の凹凸の大
きい所で使用すると、不織布の繊維が抜け易いという欠
点があった。そして、汚れをキャッチする能力という点
でも十分でなかった。このような状況で、濡れた所を拭
き取るといったことのできる掃除用シ−トの出現が望ま
れていたが、次の問題の解決が必要であった。 1、保水性があり、親水性の素材であること。 2、シ−ト自体の繊維の脱落がないこと。 3、汚れを水洗いし、再利用できること。 4、床ワックス、主としてエマルジョンタイプのワック
スがけができること。
ン、ポリエステル不織布等にワックス等を含漬させたも
のや、熱収縮性合成樹脂基材シートと不織布との積層体
が使用されている。これらの掃除用シートは濡れた所の
掃除には十分な性能があるとはいえず、表面の凹凸の大
きい所で使用すると、不織布の繊維が抜け易いという欠
点があった。そして、汚れをキャッチする能力という点
でも十分でなかった。このような状況で、濡れた所を拭
き取るといったことのできる掃除用シ−トの出現が望ま
れていたが、次の問題の解決が必要であった。 1、保水性があり、親水性の素材であること。 2、シ−ト自体の繊維の脱落がないこと。 3、汚れを水洗いし、再利用できること。 4、床ワックス、主としてエマルジョンタイプのワック
スがけができること。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、従来の雑
巾のように水に馴染みがよく繊維も落ちにくく、且つ汚
れは水で落ち易く、水洗後の再使用が十分可能な掃除用
シ−トとして種々検討を行った。
巾のように水に馴染みがよく繊維も落ちにくく、且つ汚
れは水で落ち易く、水洗後の再使用が十分可能な掃除用
シ−トとして種々検討を行った。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は親水性フィルム
とその片面または両面に不織布シートを積層一体化させ
てなる掃除用積層シートである。本発明の親水性フィル
ムの材質には、ポリビニルアルコールや(メタ)アクリ
ル酸系共重合体が好ましく使用される。特にポリビニル
アルコールが好ましく使用される。本発明で使用するポ
リビニルアルコールは、ポリ酢酸ビニルを加水分解して
なる部分けん化ポリビニルアルコールであって、加水分
解度は耐水性の関係から通常90〜99.9モル%であ
り、特に95〜99モル%が好ましい。重合度は粘度平
均重合度が通常1,000〜3,000である。粘度平
均重合度が1,000以下では使用時のシートの耐水性
を含めた強度の問題が生じやすく、粘度平均重合度が
3,000以上では水溶液が高粘度となりフィルム製造
が難しくなる傾向がある。ポリビニルアルコールフィル
ムと不織布を積層した後、、ポリビニルアルコールフィ
ルムに耐水性を付与するために140〜180℃で熱処
理するのが好ましい。
とその片面または両面に不織布シートを積層一体化させ
てなる掃除用積層シートである。本発明の親水性フィル
ムの材質には、ポリビニルアルコールや(メタ)アクリ
ル酸系共重合体が好ましく使用される。特にポリビニル
アルコールが好ましく使用される。本発明で使用するポ
リビニルアルコールは、ポリ酢酸ビニルを加水分解して
なる部分けん化ポリビニルアルコールであって、加水分
解度は耐水性の関係から通常90〜99.9モル%であ
り、特に95〜99モル%が好ましい。重合度は粘度平
均重合度が通常1,000〜3,000である。粘度平
均重合度が1,000以下では使用時のシートの耐水性
を含めた強度の問題が生じやすく、粘度平均重合度が
3,000以上では水溶液が高粘度となりフィルム製造
が難しくなる傾向がある。ポリビニルアルコールフィル
ムと不織布を積層した後、、ポリビニルアルコールフィ
ルムに耐水性を付与するために140〜180℃で熱処
理するのが好ましい。
【0006】(メタ)アクリル酸系共重合体を構成する
単量体としては、(メタ)アクリル酸、メチル(メタ)
アクリル酸、エチル(メタ)アクリル酸、2−ヒドロキ
シエチル(メタ)3クリル酸等の(メタ)アクリル酸や
そのアルキルエステル、スチレン、塩化ビニル、酢酸ビ
ニル、エチレン、プロピレン等のα−オレフィンが例示
される。
単量体としては、(メタ)アクリル酸、メチル(メタ)
アクリル酸、エチル(メタ)アクリル酸、2−ヒドロキ
シエチル(メタ)3クリル酸等の(メタ)アクリル酸や
そのアルキルエステル、スチレン、塩化ビニル、酢酸ビ
ニル、エチレン、プロピレン等のα−オレフィンが例示
される。
【0007】本発明の親水性フィルムは、常温で5〜1
00重量%、好ましくは10〜80重量%の吸水性があ
る。親水性フィルムの厚みは、通常10〜200μm、
好ましくは15〜50μmである。
00重量%、好ましくは10〜80重量%の吸水性があ
る。親水性フィルムの厚みは、通常10〜200μm、
好ましくは15〜50μmである。
【0008】積層する不織布の材質についてはとくに制
限はないが、ポリプロピレンやポリエチレンなどのポリ
オレフィン、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミ
ド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート等のポリエステル、木綿、麻、キュプラ、レー
ヨンなどの親水性繊維が例示される。これらの中で、耐
久性(再利用性)の点でポリプロピレンやポリエチレン
などのポリオレフィン、ナイロン6、ナイロン66等の
ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート等のポリエステルが好ましい。不織布
の坪量は、通常10g/m2〜100g/m2であり、好
ましくは20g/m2〜50g/m2である。本発明の掃
除用積層シートは親水性フィルムと不織布シートを積層
一体化させているが、不織布シートは親水性フィルムの
片面でも両面でも良い。コスト的には片面が好ましい。
限はないが、ポリプロピレンやポリエチレンなどのポリ
オレフィン、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミ
ド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート等のポリエステル、木綿、麻、キュプラ、レー
ヨンなどの親水性繊維が例示される。これらの中で、耐
久性(再利用性)の点でポリプロピレンやポリエチレン
などのポリオレフィン、ナイロン6、ナイロン66等の
ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート等のポリエステルが好ましい。不織布
の坪量は、通常10g/m2〜100g/m2であり、好
ましくは20g/m2〜50g/m2である。本発明の掃
除用積層シートは親水性フィルムと不織布シートを積層
一体化させているが、不織布シートは親水性フィルムの
片面でも両面でも良い。コスト的には片面が好ましい。
【0009】親水性フィルムと不織布シートを積層一体
化させる方法は、通常キャスティング法、ラミネート法
によって行われる。キャスティング法をポリビニルアル
コールを例にとって説明すると、一般にポリビニルアル
コール濃度役5〜60重量%、好ましくは10〜40重
量%製膜原液を回転乾燥ドラム(ロール)へベルト状
に、スリットを通じて流延するか、またはロールコータ
ーによって塗布する。このようにしてキャスティングさ
れた製膜直後のポリビニルアルコールフィルムは多量の
水分を含有しかつ加熱軟化状態にあるので柔らかく、こ
の状態のポリビニルアルコールフィルムに不織布シート
を圧着させる。このときの圧着の程度によって、ポリビ
ニルアルコールフィルムが不織布シートに浸透する度合
いが異なってくる。この浸透の度合いは、不織布シート
の厚みの通常1/10〜2/3、好ましくは1/3〜1
/2である。ラミネート法では、不織布シートと予め成
形されたポリビニルアルコールフィルムとを接着剤、例
えばイソシアネート系接着剤を介して圧着し、両者を積
層一体化させる方法がとられる。これらのうち、キャス
ティング法がコスト、積層シートの耐久性の点で好まし
い。
化させる方法は、通常キャスティング法、ラミネート法
によって行われる。キャスティング法をポリビニルアル
コールを例にとって説明すると、一般にポリビニルアル
コール濃度役5〜60重量%、好ましくは10〜40重
量%製膜原液を回転乾燥ドラム(ロール)へベルト状
に、スリットを通じて流延するか、またはロールコータ
ーによって塗布する。このようにしてキャスティングさ
れた製膜直後のポリビニルアルコールフィルムは多量の
水分を含有しかつ加熱軟化状態にあるので柔らかく、こ
の状態のポリビニルアルコールフィルムに不織布シート
を圧着させる。このときの圧着の程度によって、ポリビ
ニルアルコールフィルムが不織布シートに浸透する度合
いが異なってくる。この浸透の度合いは、不織布シート
の厚みの通常1/10〜2/3、好ましくは1/3〜1
/2である。ラミネート法では、不織布シートと予め成
形されたポリビニルアルコールフィルムとを接着剤、例
えばイソシアネート系接着剤を介して圧着し、両者を積
層一体化させる方法がとられる。これらのうち、キャス
ティング法がコスト、積層シートの耐久性の点で好まし
い。
【0010】積層後、ポリビニルアルコールフィルムに
耐水性を付与させる為、高熱処理をかけるのが好まし
い。更にその後、積層シ−ト全面に後エンボスをかけ、
使用時に床面抵抗を下げるような加工を施すのが好まし
い。後エンボスの柄については任意であるが、ゴミ毛髪
が吸い易く、且 つ床面抵抗が低く作業し易いドンクロ
ス柄が好ましい。積層シートの厚みは、通常30〜10
00μm、好ましくは500〜300μmである。積層
シ−トの大きさは使用目的や取付治具によっても異なる
が、一般的には30×15cm程度の長方形がよい。
耐水性を付与させる為、高熱処理をかけるのが好まし
い。更にその後、積層シ−ト全面に後エンボスをかけ、
使用時に床面抵抗を下げるような加工を施すのが好まし
い。後エンボスの柄については任意であるが、ゴミ毛髪
が吸い易く、且 つ床面抵抗が低く作業し易いドンクロ
ス柄が好ましい。積層シートの厚みは、通常30〜10
00μm、好ましくは500〜300μmである。積層
シ−トの大きさは使用目的や取付治具によっても異なる
が、一般的には30×15cm程度の長方形がよい。
【0011】
【作用】本発明の掃除用積層シ−トをウェット(湿式)
型掃除用として使用する場合は複合体である積層シ−ト
の不織布面を床面と接触させるような使い方をすること
が必要である。そうすることにより捕集された汚れが
(ゴミ、毛髪)よく落ち易くなり再利用性が向上する。
又、シ−トの湿った状態での床面との抵抗が小さく作業
がし易い為である。保水性、親水性は親水性フィルムが
持つので、十分な湿りを保つことができる。また、不織
布は単体と違って親水性フィルムと積層されているの
で、不織布繊維は固定されており、1本1本が抜け落ち
ることは非常に少ない。そして、汚れも不織布シート単
体の場合は繊維の内部迄入り込み水洗いしても容易に落
ちない状態であるが、本発明のシ−トは親水性フィルム
と不織布シートが積層されており、不織布見掛け厚みの
約1/10〜2/3はこの親水性フィルムで占められて
いる。従って、汚れの不織布内部への浸透もブロックさ
れ、汚れた積層シ−トを水洗いした時、その落ち方は非
常に早く、かつ容易である。従って、通常使用であれば
かなりの回数は再使用していくことが可能である。一
方、ワックスがけにおいても何等問題なく、特にエマル
ジョン型では親水性フィルムとの馴染みも良い。特に本
発明に使用するポリビニルアルコ−ルフィルムは親水性
であると共に優れた耐油、耐有機薬品性の特性を持って
いるからである。
型掃除用として使用する場合は複合体である積層シ−ト
の不織布面を床面と接触させるような使い方をすること
が必要である。そうすることにより捕集された汚れが
(ゴミ、毛髪)よく落ち易くなり再利用性が向上する。
又、シ−トの湿った状態での床面との抵抗が小さく作業
がし易い為である。保水性、親水性は親水性フィルムが
持つので、十分な湿りを保つことができる。また、不織
布は単体と違って親水性フィルムと積層されているの
で、不織布繊維は固定されており、1本1本が抜け落ち
ることは非常に少ない。そして、汚れも不織布シート単
体の場合は繊維の内部迄入り込み水洗いしても容易に落
ちない状態であるが、本発明のシ−トは親水性フィルム
と不織布シートが積層されており、不織布見掛け厚みの
約1/10〜2/3はこの親水性フィルムで占められて
いる。従って、汚れの不織布内部への浸透もブロックさ
れ、汚れた積層シ−トを水洗いした時、その落ち方は非
常に早く、かつ容易である。従って、通常使用であれば
かなりの回数は再使用していくことが可能である。一
方、ワックスがけにおいても何等問題なく、特にエマル
ジョン型では親水性フィルムとの馴染みも良い。特に本
発明に使用するポリビニルアルコ−ルフィルムは親水性
であると共に優れた耐油、耐有機薬品性の特性を持って
いるからである。
【0012】<掃除用シートの評価方法> (1)土、砂捕集能 30×30cmのポリ合板(ウレタン、樹脂コ−トティン
グの強化紙貼りの合板、以下4迄同じ)に極く一般的な
乾燥土、砂(50〜100メッシュ)1gを均一に広
げ、タテ×ヨコ×高さが7×11×3cmのスポンジに外
面が不織布となるように、前記各実施品と比較品を取り
付けて固定し、板上を10往復させ付着、吸着した程度
について官能評価を行った。尚、各実施品と比較品は通
常の状態(ドライ)と水に浸した後よく絞ったウェット
な状態の2通りで評価を行った。(以下(3)迄同じ)
グの強化紙貼りの合板、以下4迄同じ)に極く一般的な
乾燥土、砂(50〜100メッシュ)1gを均一に広
げ、タテ×ヨコ×高さが7×11×3cmのスポンジに外
面が不織布となるように、前記各実施品と比較品を取り
付けて固定し、板上を10往復させ付着、吸着した程度
について官能評価を行った。尚、各実施品と比較品は通
常の状態(ドライ)と水に浸した後よく絞ったウェット
な状態の2通りで評価を行った。(以下(3)迄同じ)
【0013】官能評価の判定基準 ◎:殆ど全ての土、砂を確実にとる。そして、付着、吸
着した土砂を落とし難い。 ○:大部分の土砂をとるが、付着、吸着した土砂が落ち
ることがある。 △:一部の土砂はとるが、付着、吸着した土砂を落し易
い。 ×:土砂を殆どとらない。
着した土砂を落とし難い。 ○:大部分の土砂をとるが、付着、吸着した土砂が落ち
ることがある。 △:一部の土砂はとるが、付着、吸着した土砂を落し易
い。 ×:土砂を殆どとらない。
【0014】(2)髪の毛捕集能 30×30cmの広さに人頭髪10本(長さ10cm)を均
一に広げ、サイズが7×11×3cmのスポンジに外面が
不織布となるように、前記各実施品と比較品を取り付け
て固定し、板上を3往復させ、シ−トへの付着のし易
さ、又、落とし難さについて官能評価を行った。
一に広げ、サイズが7×11×3cmのスポンジに外面が
不織布となるように、前記各実施品と比較品を取り付け
て固定し、板上を3往復させ、シ−トへの付着のし易
さ、又、落とし難さについて官能評価を行った。
【0015】官能評価の判定基準 ◎:髪の毛10〜8本を確実にとり、そして付着した髪
の毛を落とし難い。 ○:髪の毛10〜8本を確実にとるが、とったものが落
ちることがある。 △:髪の毛7〜5本をとるが、とった髪の毛を落とし易
い。 ×:髪の毛を5本以上とらない。
の毛を落とし難い。 ○:髪の毛10〜8本を確実にとるが、とったものが落
ちることがある。 △:髪の毛7〜5本をとるが、とった髪の毛を落とし易
い。 ×:髪の毛を5本以上とらない。
【0016】(3)パン粉捕集能 30×30cmの広さにパン粉(フライスタ−(株)ニュ
−フライスタ−粉)1gを均一に広げ、サイズが7×1
1×3cmのスポンジに外面が不織布となるように、前記
各実施品と比較品を取り付けて固定し、それを3往復さ
せ、シ−トへの付着のし易さ、又、落とし難さについて
官能評価を行った。
−フライスタ−粉)1gを均一に広げ、サイズが7×1
1×3cmのスポンジに外面が不織布となるように、前記
各実施品と比較品を取り付けて固定し、それを3往復さ
せ、シ−トへの付着のし易さ、又、落とし難さについて
官能評価を行った。
【0017】官能評価の判定基準 ◎:ほとんど全てのパン粉を確実にとり、そして付着し
たパン粉を落とし難い。 ○:大部分のパン粉はとるが、とったパン粉が落ちるこ
とがある。 △:一部のパン粉はとるが、とったパン粉を落とし易
い。 ×:パン粉をほとんどとらない。
たパン粉を落とし難い。 ○:大部分のパン粉はとるが、とったパン粉が落ちるこ
とがある。 △:一部のパン粉はとるが、とったパン粉を落とし易
い。 ×:パン粉をほとんどとらない。
【0018】(4)ワックスへの適性 実際の住居である木質床面20m2に下記ワックスを塗
布し、評価した。シ−ト取付治具はヤマザキcondo
rを使用した。治具の掃除面のサイズは25.5×10.
5cmである。 ○:相手ワックスとの馴染みが良く、塗布する面への広
がりも均一である。 △:相手ワックスとの馴染みは良いが、塗布面への広が
りにやや欠ける。 ×:相手ワックスとの馴染みも良くなく、塗布面への広
がりにも欠ける。 ・エマルジョンタイプ:ユカロン(株)、床用ワック
ス、ユカロンR
布し、評価した。シ−ト取付治具はヤマザキcondo
rを使用した。治具の掃除面のサイズは25.5×10.
5cmである。 ○:相手ワックスとの馴染みが良く、塗布する面への広
がりも均一である。 △:相手ワックスとの馴染みは良いが、塗布面への広が
りにやや欠ける。 ×:相手ワックスとの馴染みも良くなく、塗布面への広
がりにも欠ける。 ・エマルジョンタイプ:ユカロン(株)、床用ワック
ス、ユカロンR
【0019】(5)リサイクル性 実際の住居である木質床面20m2に、主として土、砂
を毎回適量(約20g)広げ、10回リサイクル。1回
毎に汚れを水洗いして、その落ち易さ及びシ−トの丈夫
さからリサイクル性を評価した。シ−ト取付治具はヤマ
ザキcondorを使用した。治具の掃除面のサイズは
25.5×10.5cm。 ○:汚れ、付着物が極めて簡単に落ち、且つシ−トの丈
夫さも保つ。 △:汚れ、付着物がやゝ落ちにくゝ一部が残る。シ−ト
の形もくずれてくる。 ×:汚れ、付着物が落ちにくゝ残る。シ−トも弱くな
る。
を毎回適量(約20g)広げ、10回リサイクル。1回
毎に汚れを水洗いして、その落ち易さ及びシ−トの丈夫
さからリサイクル性を評価した。シ−ト取付治具はヤマ
ザキcondorを使用した。治具の掃除面のサイズは
25.5×10.5cm。 ○:汚れ、付着物が極めて簡単に落ち、且つシ−トの丈
夫さも保つ。 △:汚れ、付着物がやゝ落ちにくゝ一部が残る。シ−ト
の形もくずれてくる。 ×:汚れ、付着物が落ちにくゝ残る。シ−トも弱くな
る。
【0020】具体的実施例に基づいて、本発明の掃除用
シ−トについて説明する。 (実施品1)完全ケン化ポリビニルアルコ−ル、加水分
解度99.8モル%、重合度1,700を主体とした
膜、厚さ12μに十分皮膜成型をする前の溶液段階で、
片面をポリエステル不織布(旭化成E1030 坪量30g/m2)
と積層させ、そして 160℃、10secの高熱処理
をしてPVA層に耐水性を付与した。更にインラインに
てドングロス調の後エンボスをかけ、シ−ト表面に凹凸
をもたせた実施品1を得た。これの掃除用シートとして
の性能評価結果を表1に示す。
シ−トについて説明する。 (実施品1)完全ケン化ポリビニルアルコ−ル、加水分
解度99.8モル%、重合度1,700を主体とした
膜、厚さ12μに十分皮膜成型をする前の溶液段階で、
片面をポリエステル不織布(旭化成E1030 坪量30g/m2)
と積層させ、そして 160℃、10secの高熱処理
をしてPVA層に耐水性を付与した。更にインラインに
てドングロス調の後エンボスをかけ、シ−ト表面に凹凸
をもたせた実施品1を得た。これの掃除用シートとして
の性能評価結果を表1に示す。
【0021】(実施品2)完全ケン化ポリビニルアルコ
−ル、加水分解度99.8モル%、重合度1,700を
主体とした膜、厚さ18μに十分皮膜成型をする前の溶
液段階で、片面をポリエステル不織布(旭化成E1040 坪
量40g/m2)と積層させ、そして160℃、10secの
高熱処理をしてPVA層に耐水性をもたせた。更にイン
ラインにてドングロス調の後エンボスをかけ、シ−ト表
面に凹凸をもたせた実施品2を得た。これの掃除用シー
トとしての性能評価結果を表1に示す。
−ル、加水分解度99.8モル%、重合度1,700を
主体とした膜、厚さ18μに十分皮膜成型をする前の溶
液段階で、片面をポリエステル不織布(旭化成E1040 坪
量40g/m2)と積層させ、そして160℃、10secの
高熱処理をしてPVA層に耐水性をもたせた。更にイン
ラインにてドングロス調の後エンボスをかけ、シ−ト表
面に凹凸をもたせた実施品2を得た。これの掃除用シー
トとしての性能評価結果を表1に示す。
【0022】(比較品1)ポリエステル繊維不織布(旭
化成E1030 坪量30g/m2)のみのシ−トでPVA層の全く
ないものを比較品1とした。これの掃除用シートとして
の性能評価結果を表1に示す。
化成E1030 坪量30g/m2)のみのシ−トでPVA層の全く
ないものを比較品1とした。これの掃除用シートとして
の性能評価結果を表1に示す。
【0023】(比較品2)ポリエステル繊維不織布(旭
化成E1040 坪量40g/m2)のみのシ−トでPVA層の全く
ないものを比較品2とした。これの掃除用シートとして
の性能評価結果を表1に示す。
化成E1040 坪量40g/m2)のみのシ−トでPVA層の全く
ないものを比較品2とした。これの掃除用シートとして
の性能評価結果を表1に示す。
【0024】本発明は上述した実施例に限定されず、ウ
ェットな状態で使用可能なシ−トとして種々の対応が可
能である。
ェットな状態で使用可能なシ−トとして種々の対応が可
能である。
【0025】
【発明の効果】本発明の掃除用シ−トは、ドライの状態
とウェットの状態の両方において優れた性能を発揮す
る。特に、髪の毛の捕集能、ワックス適性、再利用(リ
サイクル)性に特徴があり、ウェットな状態にするとそ
のゴミ捕集能が向上する。
とウェットの状態の両方において優れた性能を発揮す
る。特に、髪の毛の捕集能、ワックス適性、再利用(リ
サイクル)性に特徴があり、ウェットな状態にするとそ
のゴミ捕集能が向上する。
【0026】
【表1】 【】 〔表−1〕
Claims (4)
- 【請求項1】 親水性フィルムとその片面または両面に
不織布シートを積層一体化させてなる掃除用積層シー
ト。 - 【請求項2】 不織布シートの厚さの1/10〜2/3
まで親水性フィルムが浸透し、積層一体化してなる請求
項1記載の掃除用積層シート。 - 【請求項3】 不織布シートがポリオレフィン、ポリア
ミド、ポリエステルから選ばれる、連続繊維からなるス
パンボンド法により製造された不織布シートである請求
項1または請求項2記載の掃除用積層シート。 - 【請求項4】 親水性フィルムがポリ酢酸ビニルを加水
分解してなる、加水分解度90〜99.9モル%、粘度
平均重合度1,000〜3,000の部分ケン化ポリビ
ニルアルコ−ルである請求項1〜請求項3記載の掃除用
積層シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3441197A JPH10216060A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | 掃除用積層シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3441197A JPH10216060A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | 掃除用積層シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10216060A true JPH10216060A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12413459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3441197A Pending JPH10216060A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | 掃除用積層シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10216060A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8893347B2 (en) | 2007-02-06 | 2014-11-25 | S.C. Johnson & Son, Inc. | Cleaning or dusting pad with attachment member holder |
-
1997
- 1997-02-03 JP JP3441197A patent/JPH10216060A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8893347B2 (en) | 2007-02-06 | 2014-11-25 | S.C. Johnson & Son, Inc. | Cleaning or dusting pad with attachment member holder |
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