JPH1021499A - 異常接近警告表示装置 - Google Patents

異常接近警告表示装置

Info

Publication number
JPH1021499A
JPH1021499A JP8173165A JP17316596A JPH1021499A JP H1021499 A JPH1021499 A JP H1021499A JP 8173165 A JP8173165 A JP 8173165A JP 17316596 A JP17316596 A JP 17316596A JP H1021499 A JPH1021499 A JP H1021499A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
display device
warning display
approach warning
abnormal approach
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8173165A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3817780B2 (ja
Inventor
Hiroshi Ito
浩史 伊藤
Tadanobu Iwasa
忠信 岩佐
Takao Mukogawa
隆夫 向川
Katsuyoshi Mori
勝義 森
Kazuji Noda
和司 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP17316596A priority Critical patent/JP3817780B2/ja
Publication of JPH1021499A publication Critical patent/JPH1021499A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3817780B2 publication Critical patent/JP3817780B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 法規上の要求を満足し、LED光により異常
接近に関する視覚的警告を使用者に与える。 【解決手段】 LEDランプ13の周囲をキャップ15
により覆い、キャップ15の先端をLEDランプ13の
直径の約2倍の距離、LEDランプ13の先端面から突
出させる。また、LEDランプ13を、水平面内におい
て車両の前後方向に所定角度交差して取付け、LEDラ
ンプ13の光を運転者の視点に向かって照射する。これ
により、キャップ15が、LEDランプ13からの光の
外縁が車内に位置するよう、LEDランプ13の指向角
を所定角度範囲内に制限し、LED光が車外に漏れて、
他車等に視認されることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両と障害物等の
物体との異常接近を使用者に警告する異常接近警告表示
装置に関し、特に、発光ダイオード(以下『LED』と
いう)を使用して任意の色を発光し、使用者に視覚的警
告を与える異常接近警告表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、運転者等の使用者に、車両と障
害物との異常接近を警告する装置として、バックソナー
等、使用者にブザー等の聴覚的警告を与えるものがあ
る。しかし、騒音の大きい場所等では、聴覚的警告を運
転者が聞き取れない可能性がある。一方、運転者は、運
転時にはウインド越しに外部を視認する。よって、運転
者の視線位置にあるフェンダマーカ、コーナポール等に
より視覚的警告を行わせる技術が提案されている。例え
ば、フェンダマーカ等に光源を内臓し、所定の警告時に
その光源を発光駆動して、運転者に視認させることが考
えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車両か
ら外部に発する光のうち、黄色及び赤色の光について
は、他の道路使用者が、信号灯、車両の方向指示器また
はブレーキ灯と誤認することが考えられ、無制限に外部
に放射することは好ましくない。よって、上記の技術の
場合も、光源の光の色には一定の制限を設けた方が好ま
しい。一方、かかる光源により視覚的警告を行うに際
し、車両と障害物との距離感を運転者に明確に把握させ
ることができれば、かかる装置の有用性がより高まり、
好ましい。
【0004】そこで、本発明は、他の道路使用者が、信
号灯、車両の方向指示器またはブレーキ灯と誤認するこ
とを防止でき、LED光により異常接近に関する視覚的
警告を使用者に与えることができる異常接近警告表示装
置の提供を課題とするものである。
【0005】また、本発明は、他の道路使用者が、信号
灯、車両の方向指示器またはブレーキ灯と誤認すること
を防止でき、LED光により異常接近に関する視覚的警
告を使用者に与えることができると共に、更に、障害物
等の物体との距離感を、使用者に一層明確に把握させる
ことができる異常接近警告表示装置の提供を別の課題と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる異常接
近警告表示装置は、車両の所定位置と物体との距離を計
測する距離センサと、複数色を発光自在なLEDを有
し、水平面内において車両の前後方向に所定角度交差し
て取付けられ、前記LEDの光を運転者の視点に向かっ
て照射する表示部と、前記表示部のLEDからの光の外
縁が車内に位置するよう、LEDの指向角を所定角度範
囲内に制限する指向角制限手段と、前記距離センサの出
力に応じて、前記LEDを前記複数色のいずれかの色で
発光させる発光制御手段とを具備する。
【0007】請求項2にかかる異常接近警告表示装置
は、請求項1の構成において、前記指向角制限手段を、
前記LEDの外周全体を覆うと共に、LEDの発光側端
部から所定距離突出して延び、かつ、先端を開口した筒
状のキャップより構成したものである。
【0008】請求項3にかかる異常接近警告表示装置
は、請求項2の構成において、前記指向角制限手段に、
前記キャップの内部をLEDの発光方向に延びる複数の
空間に区画する仕切板を設けたものである。
【0009】請求項4にかかる異常接近警告表示装置
は、請求項3の構成において、前記表示部のLEDを、
異色の複数のLEDより構成し、前記キャップ及び仕切
板を前記異色の複数のLEDをそれぞれ覆うよう構成し
たものである。
【0010】請求項5にかかる異常接近警告表示装置
は、請求項1の構成において、前記表示部において、前
記LEDの発光側に、LEDの光を前記水平面内におい
て所定角度変向するプリズムを配置したものである。
【0011】請求項6にかかる異常接近警告表示装置
は、請求項1の構成において、前記表示部を、互いに異
色の第1乃至第3の色の発光ダイオードを一列に配置し
て構成し、前記発光制御手段により、前記距離センサか
らの出力により、車両の近傍に物体が存在しないとき
は、前記第1の色の発光ダイオードを発光し、車両と物
体との距離が第1の閾値以上のときは、前記第1の色及
び第2の色の発光ダイオードを発光し、第1の閾値未満
で第2の閾値以上のときは、前記第2の色の発光ダイオ
ードを発光し、第2の閾値未満で第3の閾値以上のとき
は、前記第2の色及び第3の色の発光ダイオードを発光
し、第3の閾値未満のときは、前記第3の色の発光ダイ
オードを発光するものである。
【0012】請求項7にかかる異常接近警告表示装置
は、車両の所定位置と物体との距離を計測する距離セン
サと、発光ダイオードを3個以上一列に配置した表示部
と、前記発光ダイオードのうち、前記列の一端側の発光
ダイオードを常に発光すると共に、前記距離センサの出
力に応じて、前記列の残りの発光ダイオードの発光位置
を、前記列の他端側から一端側に向けて移動させる発光
制御手段とを具備する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0014】なお、図中、従来例と同一符号及び同一記
号は、従来例の構成部分と同一または相当部分を示すも
のであるから、ここでは、重複する説明を省略する。
【0015】図1は本発明の第一の実施の形態の異常接
近警告表示装置を車両と共に示す平面図である。図2は
本発明の第一の実施の形態の異常接近警告表示装置の断
面図である。図3は本発明の第一の実施の形態の異常接
近警告表示装置のLED及びキャップを示す断面図であ
る。図4は本発明の第一の実施の形態の異常接近警告表
示装置の電気的構成を示すブロック図である。
【0016】図1乃至図4に示すように、第一の実施の
形態の異常接近警告表示装置は、距離センサ11と、L
EDランプ13からなる表示部と、指向角制限手段とし
てのキャップ15と、発光制御手段としての発光制御回
路17を備え、これらを自動車の車体1の左前端付近に
配設されるフェンダマーカ10に一体的に内装してい
る。前記距離センサ11は、超音波センサからなり、そ
の超音波振動子がフェンダマーカ10の左外側面から露
出するよう、フェンダマーカ10に内装されている。ま
た、距離センサ11は、超音波振動子を駆動して超音波
の送受信を行うための回路を有し、超音波振動子から超
音波を左方に送受信して、車体1の前端の左コーナ部
と、左コーナ部付近に位置する障害物等の物体との距離
を計測し、その距離に応じた信号を出力するようになっ
ている。
【0017】前記表示部のLEDランプ13は、複数色
を発光自在であり、水平面内において車体1の前後方向
に所定角度A(例えば、約30度)で交差して取付けら
れ、その光を車内の前方右側に位置する運転者の視点E
に向かって照射するよう、フェンダマーカ10内に配置
固定されている。なお、本実施の形態のLEDランプ1
3は、図4に示すように、赤色LEDチップ13R、黄
色LEDチップ13Y及び青色LEDチップ13Bをリ
ードフレーム(図示略)に実装してモールド樹脂により
封止したドーム状のものである。
【0018】前記キャップ15は、図1及び図3に示す
ように、表示部のLEDランプ13からの光の外縁が車
内に位置するよう、LEDランプ13の指向角を所定角
度a(例えば、約30度)の範囲内に制限するものであ
り、LEDランプ13の外周全体を覆うと共に、LED
ランプ13の発光側端部から所定の突出距離P1だけ突
出して延び、かつ、先端を開口15aとした円筒状をな
している。具体的には、前記キャップ15の内径はドー
ム状のLEDランプ13の直径D1と略同一であり、キ
ャップ15の内周面がLEDランプ13の外周面に密接
している。そして、キャップ15の突出距離P1は、L
EDランプ13の直径D1の約2倍の長さに設定され
る。例えば、LEDランプの直径D1が10mmの場合、
キャップ15の突出距離P1は、約20mmに設定され
る。これにより、LEDランプ13からの光の指向角a
が、約30度となり、その光の外縁がフロントガラスの
範囲内(フロントガラスの右側縁より内側の範囲内)に
位置し、LEDランプ13の光が車内にのみ入射するよ
うになっており、フロントガラスの範囲を越えて車外に
漏れないようになっている。
【0019】前記発光制御回路17は、ワンチップマイ
クロコンピュータからなり、CPU、ROM、RAMを
有する。発光制御回路17の入力側には前記距離センサ
11が接続されると共に、出力側にはLEDランプ13
の各色のLEDチップ13R,13Y,13Bが接続さ
れている。発光制御回路17は、距離センサ11の出力
信号に応じて、各色のLEDチップ13R,13Y,1
3Bを選択的に点灯または点滅するようになっている。
【0020】前記フェンダマーカ10内には、プリント
基盤19が配設され、前記距離センサ11、LEDラン
プ13、発光制御回路17及びその他の電子部品を実装
している。
【0021】次に、本発明の第一の実施の形態の異常接
近警告表示装置の動作をフローチャートにしたがって説
明する。図5は本発明の第一の実施の形態の異常接近警
告表示装置の全体動作を示すフローチャートである。
【0022】本実施の形態は、所定の動作開始条件とな
ったとき、例えば、スピードセンサの出力により、車速
が徐行速度以下(例えば15km/h以下)となったことを
検出したとき、前記発光制御手段17等に電源を供給
し、図5のプログラムを実行する。
【0023】即ち、車速が徐行速度以下となり、距離セ
ンサ11、LEDランプ13、発光制御手段17等に電
源が供給されると、まず、ステップS1で、発光制御手
段17の初期化が行われ、ステップS2で、距離センサ
11の超音波振動子から所定時間(数μs以下)だけ車
体11の左方に向けて超音波が送信される。そして、ス
テップS3で、所定時間経過後に距離センサ11の超音
波振動子により超音波を受信する。このとき、車体1の
左方に障害物等の物体が存在すると、ステップS2で送
信した超音波がその物体で反射され、ステップS3でそ
の反射波が距離センサ11により受信される。すると、
ステップS4で、発光制御手段17は、送信した超音波
と受信した超音波との間の受信遅れから、車体1と物体
との間の距離を演算し、ステップS5以下の処理で、演
算した距離を予め設定した閾値と比較する。なお、かか
る閾値として、発光制御手段17は、車体1の直近(例
えば20cm)に物体が存在し、回避操作を必要とする最
小距離閾値Lと、最小距離閾値Lよりは離れているが、
車体1の近傍(例えば40cm)に物体が存在し、運転者
の注意を必要とする中間距離閾値Mと、車体1からは比
較的離れた位置に物体が存在し、当面は運転者の注意が
必要ない最大距離閾値Hの3種類の閾値を格納してい
る。
【0024】そして、発光制御手段17は、ステップS
5で、演算した距離が予め設定した最小距離閾値L以上
か否か判断し、最小距離閾値L未満であると判断する
と、ステップS6で赤色LEDチップ13Rを点滅駆動
して、LEDランプ13を赤色に点滅する。発光制御手
段17は、ステップS5で、演算した距離が最小距離閾
値L以上であると判断すると、ステップS7で、更に、
演算した距離が予め設定した中間距離閾値M以上である
か否か判断する。そして、発光制御手段17は、ステッ
プS7で、演算した距離が中間距離閾値M未満であると
判断すると、ステップS8で黄色LEDチップ13Yを
点滅駆動して、LEDランプ13を黄色に点滅する。発
光制御手段17は、ステップS7で、演算した距離が中
間距離閾値M以上であると判断すると、ステップS9
で、更に、演算した距離が予め設定した最大距離閾値H
以上であるか否か判断する。そして、発光制御手段17
は、ステップS9で、演算した距離が最大距離閾値H未
満であると判断すると、ステップS10で青色LEDチ
ップ13Bを点滅駆動して、LEDランプ13を青色に
点滅する。発光制御手段17は、ステップS9で、演算
した距離が最大距離閾値H以上であると判断すると、ス
テップS11で、青色LEDチップ13Bを点灯駆動し
て、LEDランプ13を青色に連続点灯する。図示はし
ないが、車体11の左方に以下なる物体も存在しないと
きは、距離センサ11は超音波を受信しないため、発光
制御手段17は、LEDランプ13を非点灯状態とす
る。なお、この場合、ステップS11と同様に青色LE
Dチップ13Bを点灯駆動して、LEDランプ13を青
色に連続点灯してもよい。
【0025】このように、上記第一の実施の形態の異常
接近警告表示装置は、車両の所定位置と物体との距離を
計測する距離センサ11と、赤色、黄色及び青色LED
チップ13R,13Y,13Bからなり複数色を発光自
在なLEDランプ13を有し、水平面内において車両の
車体1の前後方向に所定角度A(約30度)交差して取
付けられ、前記LEDランプ13の光を運転者の視点E
に向かって照射する表示部と、前記表示部のLEDラン
プ13からの光の外縁が車内(フロントガラスの範囲
内)に位置するよう、LEDランプ13の指向角aを所
定角度(約30度)の範囲内に制限する指向角制限手段
としてのキャップ15と、前記距離センサ11の出力に
応じて、前記LEDランプ13を前記複数色のいずれか
の色で発光させる発光制御手段としての発光制御回路1
7とを具備する。
【0026】したがって、上記実施の形態の異常接近警
告表示装置は、徐行速度以下等、所定の動作開始条件と
なったときに、距離センサ11が車体1左方の物体の存
在を検出して、車体1と物体との距離に応じた信号を出
力する。そして、発光制御手段17が、距離センサ11
からの信号により、車体1と物体との距離を演算し、予
め格納した閾値L,M,Hと比較し、その距離に応じて
LEDランプ13を所定の色に点滅または点灯駆動し
て、運転者に障害物等の物体との接触の可能性等につい
ての警告を行う。その結果、運転者は、駐車時、路肩へ
の幅寄時等において、フェンダマーカ10で発光するL
EDランプを視認することにより、車体1左方の物体の
存在及びその物体までの距離を容易に確認することがで
き、物体との接触、衝突等の回避操作を確実に行うこと
ができると共に、駐車動作等を簡単に行うことができ
る。特に、本実施の形態では、フェンダーマーカ10は
運転席と反対側(図示の右ハンドル者の場合左側)であ
る前端左コーナ部付近に位置し、かつ、駐車操作等を行
う運転者の視線上に位置するため、運転者は、かかる位
置で発光するLEDランプ13を容易かつ確実に視認す
ることができる。また、通常は確認が容易ではない運転
席と反対側の物体との距離等を確実に確認して、運転操
作をより円滑に行うことできる。
【0027】更に、本実施の形態では、LEDランプ1
3の光の外縁は、フロントガラスの範囲内に位置し、L
ED光は車内にのみ入射するため、LEDランプ13を
赤色及び黄色に点滅または点灯した場合でも、かかる赤
色または黄色の光が車外に放射されて、他車等に視認さ
れることはない。その結果、赤色及び黄色の光を使用し
て、上記警告動作を行うことができ、交通信号に類した
より多彩な色の光により運転者への警告を行うことがで
きると共に、それらの赤色及び黄色の光が他の道路使用
者に視認されて信号灯、方向指示器、ブレーキ灯等と誤
認されることはなく、LED光により異常接近に関する
視覚的警告を確実に使用者にのみ与えることができる。
【0028】加えて、本実施の形態の異常接近警告表示
装置は、距離センサ11、LEDランプ13、キャップ
15、発光制御回路17及びその他の関連部品を全てフ
ェンダマーカ10内に一体的に配設したため、一体的な
装置として取扱い、フェンダマーカ10への組付け等を
行うことができると共に、外部電源を導入するだけで動
作可能となり、装置のコンパクト化を図ることができ
る。
【0029】ところで、上記実施の形態の発光制御回路
17は、距離センサ11の出力に応じて、赤色、黄色及
び青色の各色のLEDチップ13R,13Y,13Bを
個別に駆動して、LEDランプ13を赤色、黄色及び青
色の各色に点滅または点灯するものであるが、デューテ
ィ制御により、赤色、黄色、青色の各色のLEDチップ
13R,13Y,13Bを混色して、種々の色を得るよ
うにしてもよく、この場合、警告目的の色をより多種多
彩なものとして、情報量を増大できるという効果があ
り、また、装置の意匠性を高めることもできる。
【0030】また、フェンダマーカ10自体に、LED
ランプ13以外の光源を外部から導入し、または、内部
に別個に設け、夜間等にフェンダマーカ10を照明する
ようにしてもよい。
【0031】更に、距離センサ11としては、超音波セ
ンサ以外に、光センサ、近接センサ等、種々の距離セン
サを使用することができる。また、距離センサ11、発
光制御回路17等をフェンダマーカ10に一体的に設け
ることなく、そのいずれかを外部に設けてもよい。即
ち、フェンダマーカ10には、少なくとも、LEDラン
プ13及びキャップ15を配設すればよい。
【0032】次に、本発明による別の実施の形態を以下
に説明する。なお、各実施の形態においては上記第一の
実施の形態との相違点のみを説明し、上記第一の実施の
形態と同一の構成については図面に同一符号を付してそ
の説明を省略する。
【0033】図6は本発明の第二の実施の形態の異常接
近警告表示装置のLEDランプ及びキャップを示す断面
図である。図7は本発明の第二の実施の形態の異常接近
警告表示装置のキャップの仕切板の第一の事例を示す正
面図である。図8は本発明の第二の実施の形態の異常接
近警告表示装置のキャップの仕切板の第二の事例を示す
正面図である。図9は本発明の第二の実施の形態の異常
接近警告表示装置のキャップの仕切板の第三の事例を示
す正面図である。
【0034】本実施の形態の異常接近警告表示装置は、
指向角制限手段としてのキャップ21の構成において、
第一の実施の形態の異常接近警告装置と相違し、その他
の構成は同様である。即ち、本実施の形態のキャップ2
1は、第一の実施の形態のキャップ15と同様、表示部
のLEDランプ13からの光の外縁が車内に位置するよ
う、LEDランプ13の指向角を所定角度a(例えば、
約30度)の範囲内に制限するものであり、LEDラン
プ13の外周全体を覆うと共に、LEDランプ13の発
光側端部から所定の突出距離P2だけ突出して延び、か
つ、先端を開口21aとした円筒状をなしている。具体
的には、前記キャップ21の内径はドーム状のLEDラ
ンプ13の直径D1と略同一であり、キャップ21の内
周面がLEDランプ13の外周面に密接している。一
方、本実施の形態の指向角制限手段は、キャップ21の
内部に、その内部空間をLEDランプ13の発光方向に
延びる複数の空間に区画する仕切板23を一体形成して
いる。そして、キャップ21の突出距離P2は、LED
ランプ13の直径D1の約半分の長さに設定される。例
えば、LEDランプの直径D1が10mmの場合、キャッ
プ21の突出距離P2は、約5mmに設定される。これに
より、LEDランプ13からの光の指向角aが、約30
度となり、その光の外縁がフロントガラスの範囲内(フ
ロントガラスの右側縁より内側の範囲内)に位置し、L
EDランプ13の光が車内にのみ入射するようになって
おり、フロントガラスの範囲を越えて車外に漏れないよ
うになっている。
【0035】ここで、本実施の形態のキャップ21の仕
切板23は、キャップ21の内部空間をLEDランプ1
3の発光方向に延びる複数の空間に区画する限りにおい
て、種々の形態とすることができる。例えば、図7に示
すように、ハニカム状の仕切板23aとしたり、図8に
示すように、縦縞状の仕切板23bとしたり、図9に示
すように、格子状の仕切板23cとすることができる。
いずれの事例の場合も、仕切板23間の間隔を狭くし
て、キャップ21の内部空間をより多くの空間に区画す
るほど、キャップ21の突出距離P2を短くすることが
できる。
【0036】本実施の形態の異常接近警告表示装置は、
第一の実施の形態の異常接近警告表示装置と同様にし
て、例えば、図4の電気的構成を使用して、図5のフロ
ーチャートに示すプログラムにしたがって動作する。
【0037】このように、第二の実施の形態の異常接近
警告表示装置では、第一の実施の形態の構成に加え、前
記指向角制限手段に、キャップ21の内部空間をLED
ランプ13の発光方向に延びる複数の空間に区画する仕
切板23を設けたものであり、第一の実施の形態の作用
及び効果に加え、キャップ21の長さをより短くして、
全体の構成を一層コンパクトにすることができるという
効果を有する。
【0038】図10は本発明の第三の実施の形態の異常
接近警告表示装置のLEDランプ及びキャップを示す断
面図である。
【0039】本実施の形態の異常接近警告表示装置は、
表示部としてのLEDランプ31R,31Y,31B及
び指向角制限手段としてのキャップ33の構成におい
て、第一の実施の形態の異常接近警告装置と相違し、そ
の他の構成は同様である。即ち、本実施の形態の表示部
は、異色の複数のLEDとして、ドーム状の赤色LED
ランプ31R、黄色LEDランプ31Y及び青色LED
ランプ31Bを、この順で、フェンダマーカ10内にお
いて縦一列または横一列に配置している。また、本実施
の形態の指向角制限手段は、キャップ33の内部に、そ
の内部空間を各LEDランプ31R,31Y,31Bの
発光方向に延びる複数の空間に区画する仕切板35を一
体形成し、キャップ33及び仕切板35により、前記L
EDランプ31R,31Y,31Bをそれぞれ覆ってい
る。
【0040】即ち、キャップ33は、第一の実施の形態
のキャップ15と同様、表示部のLEDランプ31R,
31Y,31Bからの光の外縁が車内に位置するよう、
LEDランプ31R,31Y,31Bの指向角を所定角
度(例えば、約30度)の範囲内に制限するものであ
り、LEDランプ31R,31Y,31Bの外周全体を
覆うと共に、LEDランプ31R,31Y,31Bの発
光側端部から所定の突出距離P3だけ突出して延び、か
つ、先端を開口33aとした筒状をなしている。具体的
には、前記キャップ33及び仕切板35により形成され
る円筒状の空間の内径は、ドーム状の各LEDランプ3
1R,31Y,31Bの直径D2と略同一であり、キャ
ップ33及び仕切板35により形成される円筒状の空間
部分の内周面が、各LEDランプ31R,31Y,31
Bの外周面に密接している。そして、キャップ33の突
出距離P3は、各LEDランプ31R,31Y,31B
の直径D2の約2倍の長さに設定される。例えば、各L
EDランプ31R,31Y,31Bの直径D2が5mmの
場合、キャップ33の突出距離P3は、約10mmに設定
される。これにより、LEDランプ31R,31Y,3
1Bからの光の指向角が、約30度となり、その光の外
縁がフロントガラスの範囲内(フロントガラスの右側縁
より内側の範囲内)に位置し、LEDランプ31R,3
1Y,31Bの光が車内にのみ入射するようになってお
り、フロントガラスの範囲を越えて車外に漏れないよう
になっている。
【0041】本実施の形態では、キャップ33の突出距
離P3は、各LEDランプ31R,31Y,31Bの直
径D2の約2倍となるものの、各LEDランプ31R,
31Y,31Bは、単色を発光するものであればよいた
め、小型化することができ、これに対応して、キャップ
33の突出距離P3も短くすることができる。
【0042】本実施の形態の異常接近警告表示装置は、
第一の実施の形態の異常接近警告表示装置と同様にし
て、例えば、図4の電気的構成を使用して、図5のフロ
ーチャートに示すプログラムにしたがって動作する。こ
のとき、発光制御回路17は、第一の実施の形態の赤
色、黄色及び青色LEDチップ13R,13Y,13B
の代わりに、赤色、黄色及び青色LEDランプ31R,
31Y,31Bを出力側に接続し、距離センサ11の出
力に応じて、各色のLEDランプ31R,31Y,31
Bを選択的に点滅または点灯駆動する。
【0043】このように、第三の実施の形態の異常接近
警告表示装置は、第一の実施の形態の構成に加え、表示
部のLEDを異色の複数のLEDランプ31R,31
Y,31Bより構成し、キャップ33及び仕切板35を
前記異色の複数のLEDランプ31R,31Y,31B
をそれぞれ覆うよう設けたものであり、第一の実施の形
態と同様の作用及び効果に加え、キャップ33の長さを
より短くして、全体の構成を一層コンパクトにすること
ができるという効果を有する。
【0044】図11は本発明の第四の実施の形態の異常
接近警告表示装置の平面図である。図12は本発明の第
四の実施の形態の異常接近警告表示装置の要部を示す平
面図である。
【0045】本実施の形態の異常接近警告表示装置は、
フェンダマーカ40及び表示部の構成において、第一の
実施の形態の異常接近警告装置と相違し、その他の構成
は第一の実施の形態と同様である。即ち、本実施の形態
は、異常接近警告表示装置を適用するフェンダマーカ4
0として、細身のタイプのものを使用している。また、
本実施の形態の表示部は、前記LEDランプ13の発光
側に、LEDランプ13の光を水平面内において所定角
度A2変向するプリズム41を配置している。なお、本
実施の形態のプリズム41は、キャップ15の開口15
a内に挿着される略円板状をなしている。即ち、本実施
の形態では、LEDランプ13は、水平面内において車
体1の前後方向に所定角度A1(例えば、約15度)で
交差して取付けられ、LEDランプ13の光軸X1が、
車体1の前後方向に対して前記所定角度A1で交差する
ようになっている。また、前記プリズム41は、LED
ランプ13からの光を前記水平面内において所定角度A
2(例えば、約15度)変向して、その変向した光(光
軸X2)を、車内の前方右側に位置する運転者の視点E
に向かって照射する。これにより、LED光が、キャッ
プ15により所定の指向角a(30度)とされた状態
で、車体1の前後方向に対し所定角度(A1+A2=約
30度)で交差して車内に入射し、運転者の視点Eに到
達する。なお、かかるプリズム41としては、図12中
の下端側の角度を30度とした直角プリズムを使用す
る。
【0046】本実施の形態の異常接近警告表示装置は、
第一の実施の形態の異常接近警告表示装置と同様にし
て、例えば、図4の電気的構成を使用して、図5のフロ
ーチャートに示すプログラムにしたがって動作する。
【0047】このように、第四の実施形態の異常接近警
告表示装置は、第一の実施の形態の構成に加え、表示部
において、前記LEDランプ13の発光側に、LEDラ
ンプ13の光を前記水平面内において所定角度A2変向
するプリズム41を配置したものである。したがって、
第一の実施の形態の作用及び効果に加え、細身のフェン
ダマーカ40にも適用でき、設計の自由度が高まるとい
う効果を奏する。
【0048】図13は本発明の第五の実施の形態の異常
接近警告表示装置の平面図である。
【0049】本実施の形態の異常接近警告表示装置は、
第四の実施の形態と同様、フェンダマーカ50及び表示
部の構成において、第一の実施の形態の異常接近警告装
置と相違し、その他の構成は第一の実施の形態と同様で
ある。即ち、本実施の形態は、異常接近警告表示装置を
適用するフェンダマーカ50として、第四の実施の形態
と同様、細身のタイプのものを使用している。また、本
実施の形態の表示部は、前記LEDランプ13の発光側
に位置するフェンダマーカ50部分に、LEDランプ1
3の光を水平面内において所定角度A2変向するプリズ
ム51を一体形成している。なお、図13ではキャップ
15を省略しているが、本実施の形態でも、LEDラン
プ13はキャップ15により覆われ、その指向角aを3
0度とされている。また、本実施の形態では、LEDラ
ンプ13は、水平面内において車体1の前後方向に所定
角度A1(例えば、約25度)で交差して取付けられ、
LEDランプ13の光軸X1が、車体1の前後方向に対
して前記所定角度A1で交差するようになっている。ま
た、前記プリズム51は、LEDランプ13からの光を
前記水平面内において所定角度A2(例えば、約5度)
変向して、その変向した光(光軸X2)を、車内の前方
右側に位置する運転者の視点Eに向かって照射する。こ
れにより、LED光が、キャップ15により所定の指向
角a(30度)とされた状態で、車体1の前後方向に対
し所定角度(A1+A2=約30度)で交差して車内に
入射し、運転者の視点Eに到達する。
【0050】本実施の形態の異常接近警告表示装置は、
第一の実施の形態の異常接近警告表示装置と同様にし
て、例えば、図4の電気的構成を使用して、図5のフロ
ーチャートに示すプログラムにしたがって動作する。
【0051】このように、第五の実施形態の異常接近警
告表示装置は、第一の実施の形態の構成に加え、表示部
において、前記LEDランプ13の発光側のフェンダマ
ーカ50部分に、LEDランプ13の光を前記水平面内
において所定角度A2変向するプリズム51を一体形成
して配置したものである。したがって、第一の実施の形
態の作用及び効果に加え、細身のフェンダマーカ50に
も適用でき、設計の自由度が高まるという効果を奏す
る。
【0052】図14は本発明の第六の実施の形態の異常
接近警告表示装置の側面図である。
【0053】本実施の形態は、第三の実施の形態の異常
接近警告表示装置を、車体1の前端左コーナ部(例え
ば、フロントバンパの左端)に取付けられるコーナポー
ル60の上端部に配設したものであり、異常接近警告表
示装置を構成するLEDランプ31R,31Y,31
B、キャップ33、仕切板35等の構成は第三の実施の
形態と同様である。また、本実施の形態では、第一の実
施の形態と同様、距離センサがコーナポール60の下端
部に一体的に配設され、コーナポール60の前方、左方
等、車体1の左コーナ部近傍の物体を検出して、その距
離を出力するようになっている。したがって、本実施の
形態も、第三の実施の形態と同様の作用及び効果を奏す
る。
【0054】図15は本発明の第七の実施の形態の異常
接近警告表示装置の斜視図である。
【0055】本実施の形態は、第一の実施の形態の異常
接近警告表示装置を、車体1の前端左コーナ部付近に固
定される補助ミラー70のうち、ミラー部71を支持す
る支柱部73に配設したものであり、異常接近警告表示
装置75を構成するLEDランプ13等の構成は第一の
実施の形態と同様である。また、本実施の形態では、第
一の実施の形態と同様、距離センサが補助ミラー70の
ミラー部71または支柱部73に一体的に配設され、補
助ミラー70の前方、左方等、車体1の左コーナ部近傍
の物体を検出して、その距離を出力するようになってい
る。したがって、本実施の形態も、第一の実施の形態と
同様の作用及び効果を奏する。
【0056】図16は本発明の第八の実施の形態の異常
接近警告表示装置の斜視図である。
【0057】本実施の形態は、第一の実施の形態の異常
接近警告表示装置を、車体1の左側ドアに固定されるド
アミラー80のうち、ミラー部81を支持するブラケッ
ト83に配設したものであり、異常接近警告表示装置8
5を構成するLEDランプ13等の構成は第一の実施の
形態と同様である。また、本実施の形態では、第一の実
施の形態と同様、距離センサがドアミラー80のミラー
部81またはブラケット83に一体的に配設され、ドア
ミラー80の前方、左方等、車体1の左方の物体を検出
して、その距離を出力するようになっている。したがっ
て、本実施の形態も、第一の実施の形態と同様の作用及
び効果を奏する。
【0058】図17は本発明の第九の実施の形態の異常
接近警告表示装置の斜視図である。
【0059】本実施の形態は、第一の実施の形態の異常
接近警告表示装置を、車体1のボンネットに固定される
ウインドウォッシャノズル90のうち、ノズル91を設
けない面に配設したものであり、異常接近警告表示装置
93を構成するLEDランプ13等の構成は第一の実施
の形態と同様である。また、本実施の形態では、第一の
実施の形態と同様の距離センサが、車体1の前端左コー
ナ部付近に配設され、車体1の左コーナ部近傍の物体を
検出して、その距離を出力するようになっている。した
がって、本実施の形態も、第一の実施の形態と同様の作
用及び効果を奏する。
【0060】図18は本発明の第十の実施の形態の異常
接近警告表示装置の正面図である。
【0061】本実施の形態は、第一の実施の形態の異常
接近警告表示装置を、車体1の前端に固定されるグリル
ガード100の略中央に配設したものであり、異常接近
警告表示装置101を構成するLEDランプ13等の構
成は第一の実施の形態と同様である。本実施の形態で
は、第一の実施の形態と同様、距離センサがグリルガー
ド100に一体的に配設され、グリルガード100の前
方及び左右側方等、前記車体1の前方及び左右側方の物
体を検出して、その距離を出力するようになっている。
したがって、本実施の形態も、第一の実施の形態と同様
の作用及び効果を奏する。
【0062】図19は本発明の第十一の実施の形態の異
常接近警告表示装置の側面図である。
【0063】本実施の形態は、第一の実施の形態の異常
接近警告表示装置を、車内の後部座席より後方部分、例
えば、リアパッケージトレイ上に固定されるハイマウン
トストップランプ110のうち、後側のストップランプ
部111と対向する前側部分に配設したものであり、異
常接近警告表示装置113を構成するLEDランプ1
3、キャップ15等の構成は第一の実施の形態と同様で
ある。また、本実施の形態では、第一の実施の形態と同
様の距離センサが、車体1の後端の例えばリヤバンパ等
に配設され、車体1の後方の物体を検出して、その距離
を出力するようになっている。したがって、本実施の形
態も、運転者がバックミラー越しに後方を確認すること
により、後方の障害物等を確認することができ、第一の
実施の形態と同様の作用及び効果を奏する。
【0064】図20は本発明の第十二の実施の形態の異
常接近警告表示装置の斜視図である。
【0065】本実施の形態は、第一の実施の形態の異常
接近警告表示装置を、車内の後部座席より後方部分のリ
アパッケージトレイ120上に固定される支持部121
の前面に配設したものであり、異常接近警告表示装置1
23を構成するLEDランプ13等の構成は第一の実施
の形態と同様である。また、本実施の形態では、第一の
実施の形態と同様の距離センサが、車体1の後端の例え
ばリヤバンパ等に配設され、車体1の後方の物体を検出
して、その距離を出力するようになっている。したがっ
て、本実施の形態も、運転者がバックミラー越しに後方
を確認することにより、後方の障害物等を確認すること
ができ、第一の実施の形態と同様の作用及び効果を奏す
る。
【0066】図21は本発明の第十三の実施の形態の異
常接近警告表示装置の正面図である。
【0067】本実施の形態は、第一の実施の形態の異常
接近警告表示装置を、車内のルーフ後端部130に固定
されるリヤカーゴルームランプ131の前面に配設した
ものであり、異常接近警告表示装置133を構成するL
EDランプ13等の構成は第一の実施の形態と同様であ
る。また、本実施の形態では、第一の実施の形態と同様
の距離センサが、前記車体1の後端の例えばリヤバンパ
等に配設され、車体1の後方の物体を検出して、その距
離を出力するようになっている。したがって、本実施の
形態も、運転者がバックミラー越しに後方を確認するこ
とにより、後方の障害物等を確認することができ、第一
の実施の形態と同様の作用及び効果を奏する。
【0068】図22は本発明の第十四の実施の形態の異
常接近警告表示装置の斜視図である。
【0069】本実施の形態は、第一の実施の形態の異常
接近警告表示装置を、車体1の後端部に固定されるリヤ
スポイラー140の前面中央に配設したものであり、異
常接近警告表示装置141を構成するLEDランプ13
等の構成は第一の実施の形態と同様である。また、本実
施の形態では、第一の実施の形態と同様の距離センサ
が、前記車体1の後端の例えばリヤバンパ等に配設さ
れ、車体1の後方の物体を検出して、その距離を出力す
るようになっている。したがって、本実施の形態も、運
転者がバックミラー越しに後方を確認することにより、
後方の障害物等を確認することができ、第一の実施の形
態と同様の作用及び効果を奏する。
【0070】図23は本発明の第十五の実施の形態の異
常接近警告表示装置の正面図である。
【0071】本実施の形態は、第一の実施の形態の異常
接近警告表示装置を、車内の後端部左右両側のリヤピラ
ーガーニッシュ150に、それぞれ、前方に向けて配設
したものであり、異常接近警告表示装置151を構成す
るLEDランプ13等の構成は第一の実施の形態と同様
である。また、本実施の形態では、第一の実施の形態と
同様の距離センサが、車体1の後端の例えばリヤバンパ
等に配設され、車体1の後方の物体を検出して、その距
離を出力するようになっている。したがって、本実施の
形態も、運転者がバックミラー越しに後方を確認するこ
とにより、後方の障害物等を確認することができ、第一
の実施の形態と同様の作用及び効果を奏する。
【0072】図24は本発明の第十六の実施の形態の異
常接近警告表示装置の正面図である。
【0073】本実施の形態は、第一の実施の形態の異常
接近警告表示装置を、車内の前端部に配置されるバック
ミラー160の左右両側縁部に、それぞれ、後方に向け
て配設したものであり、異常接近警告表示装置161を
構成するLEDランプ13等の構成は第一の実施の形態
と同様である。また、本実施の形態では、第一の実施の
形態と同様の距離センサが、車体1の後端の例えばリヤ
バンパ等に配設され、車体1の後方の物体を検出して、
その距離を出力するようになっている。したがって、本
実施の形態も、運転者がバックミラー160を確認する
ことにより、後方の障害物等を確認することができ、第
一の実施の形態と同様の作用及び効果を奏する。
【0074】図25は本発明の第十七の実施の形態の異
常接近警告表示装置の斜視図である。
【0075】本実施の形態は、補助ミラー170のミラ
ー171の下端部に、第三の実施の形態の異常接近警告
装置と同様の構成の異常接近警告装置173を配設した
ものである。即ち、異常接近警告装置173は、赤色L
EDランプ173R、黄色LEDランプ173Y及び青
色LEDランプ173Bを、この順で、ミラー171下
端部に横一列に配置している。また、本実施の形態は、
図示はしないが、第三の実施の形態と同様、指向角制限
手段として、各LEDランプ173R,173Y,17
3Bの発光方向に延びる空間を形成するキャップ及び仕
切板を有し、キャップ及び仕切板により、前記LEDラ
ンプ173R,173Y,173Bをそれぞれ覆ってい
る。
【0076】即ち、キャップ及び仕切板は、第三の実施
の形態のキャップ33及び仕切板35と同様、表示部の
LEDランプ173R,173Y,173Bからの光の
外縁が車内に位置するよう、LEDランプ173R,1
73Y,173Bの指向角を所定角度(例えば、約30
度)の範囲内に制限するものであり、LEDランプ17
3R,173Y,173Bの外周全体を覆うと共に、L
EDランプ173R,173Y,173Bの発光側端部
から所定の突出距離だけ突出して延び、かつ、先端を開
口とした筒状をなしている。これにより、LEDランプ
173R,173Y,173Bからの光の指向角が、約
30度となり、その光の外縁がフロントガラスの範囲内
(フロントガラスの右側縁より内側の範囲内)に位置
し、LEDランプ173R,173Y,173Bの光が
車内にのみ入射するようになっており、フロントガラス
の範囲を越えて車外に漏れないようになっている。
【0077】本実施の形態の異常接近警告表示装置は、
例えば、図4の電気的構成を使用する一方、図5のフロ
ーチャートに示すプログラムのLEDランプの表示態様
を変更して動作する。このとき、発光制御回路は、赤
色、黄色及び青色LEDランプ173R,173Y,1
73Bを出力側に接続し、距離センサの出力に応じて、
各色のLEDランプ173R,173Y,173Bのい
ずれか一つ以上を選択的に点滅または点灯駆動する。
【0078】図26は本発明の第十七の実施の形態の異
常接近警告表示装置の警告表示動作を示す説明図であ
り、(a)〜(e)は車体が物体に徐々に接近する過程
におけるLEDランプの表示動作を示す。
【0079】即ち、本実施の形態では、発光制御手段
が、距離センサの出力により、車体1の左方の障害物等
の物体を検出する。車体1の左方に障害物が存在しない
場合、図26(a)に示すように、発光制御手段は、青
色LEDランプ173Bのみを点灯する。車体1の左方
に障害物が存在する場合、発光制御手段は、車体1とそ
の障害物との距離を距離センサの出力から演算し、予め
設定した3段階の距離閾値と比較して、LEDランプ1
73R,173Y,173Bを選択的に発光する。ま
ず、演算した距離が、車体1から比較的遠く、運転者の
注意をさほど必要としない第1の距離閾値としての最大
距離閾値(例えば60cm)以上のときは、図26(b)
に示すように、青色LEDランプ173Bに加え、黄色
LEDランプ173Yを点灯する。次に、演算した距離
が、第1の距離閾値未満であるが、車体1に比較的近
く、運転者の相応の注意を必要とする第2の距離閾値と
しての中間距離閾値(例えば40cm)以上のときは、図
26(c)に示すように、黄色LEDランプ173Yの
みを点灯する。また、演算した距離が、第2の距離閾値
未満であるが、車体1に近く、運転者の十分な注意を必
要とする第3の距離閾値としての最小距離閾値(例えば
20cm)以上のときは、図26(d)に示すように、黄
色LEDランプ173Yに加え、赤色LEDランプ17
3Rを点灯する。そして、演算した距離が、第3の距離
閾値未満のときは、障害物が車体1の直近であり、運転
者の障害物回避操作を必要とするため、図26(e)に
示すように、赤色LEDランプ173Rのみを点灯す
る。
【0080】このように、本実施の形態の異常接近警告
表示装置は、第三の実施の形態の構成に加え、前記表示
部を、青色、黄色及び赤色のLEDランプ173R,1
73Y,173Bを一列に配置して構成し、発光制御手
段により、距離センサからの出力により、車両の車体1
の近傍に物体が存在しないときは、前記青色のLEDラ
ンプ173Bを発光し、車体1と物体との距離が第1の
閾値以上のときは、前記青色及び黄色のLEDランプ1
73B,173Yを発光し、第1の閾値未満で第2の閾
値以上のときは、前記黄色のLEDランプ173Yを発
光し、第2の閾値未満で第3の閾値以上のときは、前記
黄色及び赤色のLEDランプ173Y,173Rを発光
し、第3の閾値未満のときは、前記赤色のLEDランプ
173Rを発光するものである。
【0081】したがって、第三の実施の形態の異常接近
警告表示装置の作用及び効果に加え、車体1と物体との
距離に応じて、LEDランプ173R,173Y,17
3Bを青色から赤色へと徐々に移動して発光し、運転者
に物体との距離感を段階的に報知する。その結果、運転
者は、車体1近傍の物体との距離感を容易かつ確実に把
握して、障害物回避等の運転操作を行うことができ、よ
り円滑に駐車動作、幅寄せ動作を行うことができる。ま
た、警告表示が、青色、黄色及び赤色の3色のカラー表
示で行われるため、その視認性が向上する。
【0082】図27は本発明の第十八の実施の形態の異
常接近警告表示装置の斜視図である。
【0083】本実施の形態は、補助ミラー180のミラ
ー181の下端部に、緑色のLEDランプ183a,1
83b,183c,183d,183e,183fを横
一列に配設したものである。一方、本実施の形態の異常
接近警告装置183は、LEDランプとして、他の道路
使用者に方向指示器の黄色またはブレーキ灯の赤色等と
誤認されるおそれのない緑色のLEDランプ183a〜
183fを使用したため、上記各実施の形態と違い、指
向角制限手段が不要となることから、かかる指向角制限
手段を具備していない。
【0084】本実施の形態の異常接近警告表示装置は、
例えば、図4の電気的構成を使用する一方、図5のフロ
ーチャートに示すプログラムのLEDランプの表示態様
を変更して動作する。このとき、発光制御回路は、各L
EDランプ183a〜183fを出力側に接続し、各L
EDランプ183a〜183fのうち、右端のLEDラ
ンプ183fを常時点灯すると共に、距離センサの出力
に応じて、残りのLEDランプ183a〜183eを選
択的に点滅または点灯駆動する。また、本実施の形態で
は、発光制御回路は、車体1と物体との距離に応じて、
距離閾値を第一の実施の形態の3段階から、5段階に設
定している。
【0085】図28は本発明の第十八の実施の形態の異
常接近警告表示装置の警告表示動作を示す説明図であ
り、(a)〜(f)は車体が物体に徐々に接近する過程
におけるLEDランプの表示動作を示す。
【0086】即ち、本実施の形態では、発光制御手段
が、距離センサの出力により、車体1の左方の障害物等
の物体を検出する。車体1の左方に障害物が存在しない
場合、図28(a)に示すように、発光制御手段は、右
端のLEDランプ183fのみを点灯する。車体1の左
方に障害物が存在する場合、発光制御手段は、車体1と
その障害物との距離を距離センサの出力から演算し、予
め設定した5段階の距離閾値と比較して、LEDランプ
183a〜183eを左端から右端へ向けて段階的に移
動して発光する。まず、演算した距離が、第1の距離閾
値(50cm)となったとき、図28(b)に示すよう
に、右端のLEDランプ183fに加え、左端のLED
ランプ183aを点灯する。次に、演算した距離が、第
2の距離閾値(40cm)となったとき、図28(c)に
示すように、右端のLEDランプ183fに加え、左端
から2番目のLEDランプ183bを点灯する。また、
演算した距離が、第3の距離閾値(30cm)となったと
き、図28(d)に示すように、右端のLEDランプ1
83fに加え、左端から3番目のLEDランプ183c
を点灯する。更に、演算した距離が、第4の距離閾値
(20cm)となったとき、図28(e)に示すように、
右端のLEDランプ183fに加え、左端から4番目の
LEDランプ183dを点灯する。そして、演算した距
離が、第5の距離閾値(10cm)となったとき、図28
(f)に示すように、右端のLEDランプ183fに加
え、左端から5番目のLEDランプ183eを点灯す
る。
【0087】このように、本実施の形態の異常接近警告
表示装置は、車両の車体1の所定位置と物体との距離を
計測する距離センサと、赤色及び黄色以外の色としての
緑色を発光自在なLEDランプ183a〜183fを、
合計6個一列に配置した表示部と、前記LEDランプ1
83a〜183fのうち、前記列の右端側のLEDラン
プ183fを常に発光すると共に、前記距離センサの出
力に応じて、前記列の残りのLEDランプ183a〜1
83eの発光位置を、前記列の左端側から右端側に向け
て移動させる発光制御手段とを具備するものである。
【0088】したがって、上記実施の形態の異常接近警
告表示装置は、徐行速度以下等、所定の動作開始条件と
なったときに、距離センサが車体1左方の物体の存在を
検出して、車体1と物体との距離に応じた信号を出力す
る。そして、発光制御手段が、距離センサからの信号に
より、車体1と物体との距離を演算し、予め格納した距
離閾値と比較し、その距離に応じてLEDランプ183
a〜183fを所定の発光位置で点滅または点灯駆動し
て、運転者に障害物等の物体との接触の可能性等につい
ての警告を行う。その結果、運転者は、駐車時、路肩へ
の幅寄時等において、補助ミラー180で発光するLE
Dランプ183a〜183fを視認することにより、車
体1左方の物体の存在及びその物体までの距離を容易に
確認することができ、物体との接触、衝突等の回避操作
を確実に行うことができると共に、駐車動作等を簡単に
行うことができる。特に、本実施の形態では、補助ミラ
ー180は運転席と反対側(図示の右ハンドル者の場合
左側)である前端左コーナ部付近に位置し、かつ、駐車
操作等を行う運転者の視線上に位置するため、運転者
は、かかる位置で発光するLEDランプ183a〜18
3fを容易かつ確実に視認することができる。また、通
常は確認が容易ではない運転席と反対側の物体との距離
等を確実に確認して、運転操作をより円滑に行うことで
きる。
【0089】特に、本実施の形態は、光源として緑色の
LEDランプ183a〜183fを使用し、車体1と物
体との距離に応じて、LEDランプ183a〜183e
の発光位置を左端から右端側へと徐々に移動し、運転者
に物体との距離感を段階的に報知する。その結果、運転
者は、車体1近傍の物体との距離感を容易かつ確実に把
握して、障害物回避等の運転操作を行うことができ、よ
り円滑に駐車動作、幅寄せ動作を行うことができる。更
に、黄色または赤色点灯による光が他の道路使用者に視
認されて信号灯、方向指示器、ブレーキ灯等と誤認され
ることはなく、LED光により異常接近に関する視覚的
警告を使用者に与えることができると共に、障害物等の
物体との距離感を、使用者に一層明確に把握させること
ができ、かつ、表示部の設計の自由度が向上する。
【0090】ところで、本実施の形態は、6個の緑色の
LEDランプ183a〜183fを横一列に配置してい
るが、赤色及び黄色以外の色のLEDランプを3個以
上、一列に配置するものであればよい。
【0091】図29は本発明の第十九の実施の形態の異
常接近警告表示装置の正面図である。
【0092】本実施の形態は、第十八の実施の形態の異
常接近警告表示装置を、車体1の前端左コーナ部付近に
固定されるフェンダマーカ190に配設したものであ
り、異常接近警告表示装置183を構成するLEDラン
プ183a〜183f等の構成は第十八の実施の形態と
同様である。また、本実施の形態では、第一の実施の形
態と同様、距離センサがフェンダマーカ190に一体的
に配設され、フェンダマーカ190の前方、左方等、車
体1の左コーナ部近傍の物体を検出して、その距離を出
力するようになっている。したがって、本実施の形態
も、第十八の実施の形態と同様の作用及び効果を奏す
る。
【0093】図30は本発明の第二十の実施の形態の異
常接近警告表示装置の側面図である。
【0094】本実施の形態は、第十八の実施の形態の異
常接近警告表示装置を、車体1の前端左コーナ部(例え
ば、フロントバンパの左端)に取付けられるコーナポー
ル200の上端部に配設したものであり、異常接近警告
表示装置183を構成するLEDランプ183a〜18
3f等の構成は第十八の実施の形態と同様である。ま
た、本実施の形態では、第一の実施の形態と同様、距離
センサがコーナポール200の下端部に一体的に配設さ
れ、コーナポール200の前方、左方等、車体1の左コ
ーナ部近傍の物体を検出して、その距離を出力するよう
になっている。したがって、本実施の形態も、第十八の
実施の形態と同様の作用及び効果を奏する。
【0095】図31は本発明の第二十一の実施の形態の
異常接近警告表示装置の斜視図である。
【0096】本実施の形態は、第十八の実施の形態の異
常接近警告表示装置を、車体1の左側ドアに固定される
ドアミラー210のうち、ミラー部211を支持するブ
ラケット213に配設したものであり、異常接近警告表
示装置183を構成するLEDランプ183a〜183
f等の構成は第十八の実施の形態と同様である。また、
本実施の形態では、第一の実施の形態と同様、距離セン
サがドアミラー210のミラー部211またはブラケッ
ト213に一体的に配設され、ドアミラー210の前
方、左方等、車体1の左方の物体を検出して、その距離
を出力するようになっている。したがって、本実施の形
態も、第十八の実施の形態と同様の作用及び効果を奏す
る。
【0097】図32は本発明の第二十二の実施の形態の
異常接近警告表示装置の斜視図である。
【0098】本実施の形態は、第十八の実施の形態の異
常接近警告表示装置を、車体1のボンネットに固定され
るウインドウォッシャノズル220のうち、ノズル22
1を設けない面に配設したものであり、異常接近警告表
示装置183を構成するLEDランプ183a〜183
f等の構成は第十八の実施の形態と同様である。また、
本実施の形態では、第一の実施の形態と同様の距離セン
サが、車体1の前端左コーナ部付近に配設され、車体1
の左コーナ部近傍の物体を検出して、その距離を出力す
るようになっている。したがって、本実施の形態も、第
十八の実施の形態と同様の作用及び効果を奏する。
【0099】図33は本発明の第二十三の実施の形態の
異常接近警告表示装置の正面図である。
【0100】本実施の形態は、第十八の実施の形態の異
常接近警告表示装置を、車体1の前端に固定されるグリ
ルガード230の略中央に配設したものであり、異常接
近警告表示装置183を構成するLEDランプ183a
〜183f等の構成は第十八の実施の形態と同様であ
る。本実施の形態では、第一の実施の形態と同様、距離
センサがグリルガード230に一体的に配設され、グリ
ルガード230の前方及び左右側方等、前記車体1の前
方及び左右側方の物体を検出して、その距離を出力する
ようになっている。したがって、本実施の形態も、第十
八の実施の形態と同様の作用及び効果を奏する。
【0101】図34は本発明の第二十四の実施の形態の
異常接近警告表示装置の正面図である。
【0102】本実施の形態は、第十八の実施の形態の異
常接近警告表示装置を、車内の後部座席より後方部分、
例えば、リアパッケージトレイ上に固定されるハイマウ
ントストップランプ240のうち、後側のストップラン
プ部と対向する前側部分に配設したものであり、異常接
近警告表示装置183を構成するLEDランプ183a
〜183f等の構成は第十八の実施の形態と同様であ
る。また、本実施の形態では、第一の実施の形態と同様
の距離センサが、車体1の後端の例えばリヤバンパ等に
配設され、車体1の後方の物体を検出して、その距離を
出力するようになっている。したがって、本実施の形態
も、運転者がバックミラー越しに後方を確認することに
より、後方の障害物等を確認することができ、第十八の
実施の形態と同様の作用及び効果を奏する。
【0103】図35は本発明の第二十五の実施の形態の
異常接近警告表示装置の斜視図である。
【0104】本実施の形態は、第十八の実施の形態の異
常接近警告表示装置を、車内の後部座席より後方部分の
リアパッケージトレイ250上に固定される支持部25
1の前面に配設したものであり、異常接近警告表示装置
183を構成するLEDランプ183a〜183f等の
構成は第十八の実施の形態と同様である。また、本実施
の形態では、第一の実施の形態と同様の距離センサが、
車体1の後端の例えばリヤバンパ等に配設され、車体1
の後方の物体を検出して、その距離を出力するようにな
っている。したがって、本実施の形態も、運転者がバッ
クミラー越しに後方を確認することにより、後方の障害
物等を確認することができ、第十八の実施の形態と同様
の作用及び効果を奏する。
【0105】図36は本発明の第二十六の実施の形態の
異常接近警告表示装置の正面図である。
【0106】本実施の形態は、第十八の実施の形態の異
常接近警告表示装置を、車内のルーフ後端部に固定され
るリヤカーゴルームランプ260の前面に配設したもの
であり、異常接近警告表示装置183を構成するLED
ランプ183a〜183f等の構成は第十八の実施の形
態と同様である。また、本実施の形態では、第一の実施
の形態と同様の距離センサが、前記車体1の後端の例え
ばリヤバンパ等に配設され、車体1の後方の物体を検出
して、その距離を出力するようになっている。したがっ
て、本実施の形態も、運転者がバックミラー越しに後方
を確認することにより、後方の障害物等を確認すること
ができ、第十八の実施の形態と同様の作用及び効果を奏
する。
【0107】図37は本発明の第二十七の実施の形態の
異常接近警告表示装置の斜視図である。
【0108】本実施の形態は、第十八の実施の形態の異
常接近警告表示装置を、車体1の後端部に固定されるリ
ヤスポイラー270の前面中央に配設したものであり、
異常接近警告表示装置183を構成するLEDランプ1
83a〜183f等の構成は第十八の実施の形態と同様
である。また、本実施の形態では、第一の実施の形態と
同様の距離センサが、前記車体1の後端の例えばリヤバ
ンパ等に配設され、車体1の後方の物体を検出して、そ
の距離を出力するようになっている。したがって、本実
施の形態も、運転者がバックミラー越しに後方を確認す
ることにより、後方の障害物等を確認することができ、
第十八の実施の形態と同様の作用及び効果を奏する。
【0109】図38は本発明の第二十八の実施の形態の
異常接近警告表示装置の正面図である。
【0110】本実施の形態は、第十八の実施の形態の異
常接近警告表示装置を、車内の後端部左右両側のリヤピ
ラーガーニッシュ280に、それぞれ、前方に向けて配
設したものであり、異常接近警告表示装置183を構成
するLEDランプ183a〜183f等の構成は第十八
の実施の形態と同様である。また、本実施の形態では、
第一の実施の形態と同様の距離センサが、車体1の後端
の例えばリヤバンパ等に配設され、車体1の後方の物体
を検出して、その距離を出力するようになっている。し
たがって、本実施の形態も、運転者がバックミラー越し
に後方を確認することにより、後方の障害物等を確認す
ることができ、第十八の実施の形態と同様の作用及び効
果を奏する。
【0111】図39は本発明の第二十九の実施の形態の
異常接近警告表示装置の正面図である。
【0112】本実施の形態は、第十八の実施の形態の異
常接近警告表示装置を、車内の前端部に配置されるバッ
クミラー290の左右両側縁部に、それぞれ、後方に向
けて配設したものであり、異常接近警告表示装置183
を構成するLEDランプ183a〜183f等の構成は
第十八の実施の形態と同様である。また、本実施の形態
では、第一の実施の形態と同様の距離センサが、車体1
の後端の例えばリヤバンパ等に配設され、車体1の後方
の物体を検出して、その距離を出力するようになってい
る。したがって、本実施の形態も、運転者がバックミラ
ー290を確認することにより、後方の障害物等を確認
することができ、第十八の実施の形態と同様の作用及び
効果を奏する。
【0113】図40は本発明の第三十の実施の形態の異
常接近警告表示装置の正面図である。
【0114】本実施の形態は、第十八の実施の形態の異
常接近警告表示装置のLEDランプ183a〜183e
の位置による距離感表示を、数字によるデジタル表示に
変更したものであり、その他の構成は第十八の実施の形
態と同様である。即ち、本実施の形態は、フェンダマー
カ300の後面の運転者の視認可能な位置に、表示部3
01を設け、表示部301内に車体1と物体との距離を
表示する7セグメントLED303を配置している。そ
して、距離センサにより車体1と物体との距離を検出し
て、発光制御手段によりその距離を演算し、7セグメン
トLED303により表示するようになっている。な
お、7セグメントLED303は、距離を10cm刻みで
0cmから90cmまで表示するようになっており、図40
では、80cmを表示している。なお、7セグメントLE
D303としては、法規上の規制を受けない緑色等を使
用する。
【0115】図41は本発明の第三十一の実施の形態の
異常接近警告表示装置の側面図である。
【0116】本実施の形態は、第三十の実施の形態の異
常接近警告表示装置を、車体1の前端左コーナ部付近に
取付けられる補助ミラー310の支柱部313に配設し
たものであり、異常接近警告表示装置を構成する表示部
315及び7セグメントLED317の構成は第三十の
実施の形態の表示部301および7セグメントLED3
03と同様である。また、本実施の形態では、第三十の
実施の形態と同様、距離センサが補助ミラー310のミ
ラー部311または支柱部313に一体的に配設され、
補助ミラー310の前方、左方等、車体1の左コーナ部
近傍の物体を検出して、その距離を出力するようになっ
ている。したがって、本実施の形態も、第三十の実施の
形態と同様の作用及び効果を奏する。
【0117】図42は本発明の第三十二の実施の形態の
異常接近警告表示装置の斜視図である。
【0118】本実施の形態は、第三十の実施の形態の異
常接近警告表示装置を、車体1の前端左コーナ部(例え
ば、フロントバンパの左端)に取付けられるコーナポー
ル320の上端部に配設したものであり、異常接近警告
表示装置を構成する表示部321及び7セグメントLE
D323等の構成は第三十の実施の形態と同様である。
また、本実施の形態では、第一の実施の形態と同様、距
離センサがコーナポール320の下端部に一体的に配設
され、コーナポール320の前方、左方等、車体1の左
コーナ部近傍の物体を検出して、その距離を出力するよ
うになっている。したがって、本実施の形態も、第三十
の実施の形態と同様の作用及び効果を奏する。
【0119】図43は本発明の第三十三の実施の形態の
異常接近警告表示装置の斜視図である。
【0120】本実施の形態は、第三十の実施の形態の異
常接近警告表示装置を、車体1の左側ドアに固定される
ドアミラー330のうち、ミラー部331を支持するブ
ラケット333に配設したものであり、異常接近警告表
示装置を構成する表示部335及び7セグメントLED
337等の構成は第三十の実施の形態と同様である。ま
た、本実施の形態では、第一の実施の形態と同様、距離
センサがドアミラー330のミラー部331またはブラ
ケット333に一体的に配設され、ドアミラー330の
前方、左方等、車体1の左方の物体を検出して、その距
離を出力するようになっている。したがって、本実施の
形態も、第三十の実施の形態と同様の作用及び効果を奏
する。
【0121】図44は本発明の第三十四の実施の形態の
異常接近警告表示装置の斜視図である。
【0122】本実施の形態は、第三十の実施の形態の異
常接近警告表示装置を、車体1のボンネットに固定され
るウインドウォッシャノズル340のうち、ノズル34
1を設けない面に配設したものであり、異常接近警告表
示装置を構成する表示部343及び7セグメントLED
345等の構成は第三十の実施の形態と同様である。ま
た、本実施の形態では、第一の実施の形態と同様の距離
センサが、車体1の前端左コーナ部付近に配設され、車
体1の左コーナ部近傍の物体を検出して、その距離を出
力するようになっている。したがって、本実施の形態
も、第三十の実施の形態と同様の作用及び効果を奏す
る。
【0123】図45は本発明の第三十五の実施の形態の
異常接近警告表示装置の正面図である。
【0124】本実施の形態は、第三十の実施の形態の異
常接近警告表示装置を、車体1の前端に固定されるグリ
ルガード350の略中央に配設したものであり、異常接
近警告表示装置を構成する表示部351及び7セグメン
トLED353等の構成は第三十の実施の形態と同様で
ある。本実施の形態では、第一の実施の形態と同様、距
離センサがグリルガード350に一体的に配設され、グ
リルガード350の前方及び左右側方等、前記車体1の
前方及び左右側方の物体を検出して、その距離を出力す
るようになっている。したがって、本実施の形態も、第
三十の実施の形態と同様の作用及び効果を奏する。
【0125】図46は本発明の第三十六の実施の形態の
異常接近警告表示装置の斜視図である。
【0126】本実施の形態は、第三十の実施の形態の異
常接近警告表示装置を、車内の後部座席より後方部分、
例えば、リアパッケージトレイ上に固定されるハイマウ
ントストップランプ360のうち、後側のストップラン
プ部と対向する前側部分に配設したものであり、異常接
近警告表示装置を構成する表示部361および7セグメ
ントLED363等の構成は第三十の実施の形態と同様
である。また、本実施の形態では、第一の実施の形態と
同様の距離センサが、車体1の後端の例えばリヤバンパ
等に配設され、車体1の後方の物体を検出して、その距
離を出力するようになっている。したがって、本実施の
形態も、運転者がバックミラー越しに後方を確認するこ
とにより、後方の障害物等を確認することができ、第三
十の実施の形態と同様の作用及び効果を奏する。
【0127】図47は本発明の第三十七の実施の形態の
異常接近警告表示装置の斜視図である。
【0128】本実施の形態は、第三十の実施の形態の異
常接近警告表示装置を、車内の後部座席より後方部分の
リアパッケージトレイ370上に固定される支持部37
1の前面に配設したものであり、異常接近警告表示装置
を構成する表示部及び7セグメントLED373等の構
成は第三十の実施の形態と同様である。また、本実施の
形態では、第一の実施の形態と同様の距離センサが、車
体1の後端の例えばリヤバンパ等に配設され、車体1の
後方の物体を検出して、その距離を出力するようになっ
ている。したがって、本実施の形態も、運転者がバック
ミラー越しに後方を確認することにより、後方の障害物
等を確認することができ、第三十の実施の形態と同様の
作用及び効果を奏する。
【0129】図48は本発明の第三十八の実施の形態の
異常接近警告表示装置の正面図である。
【0130】本実施の形態は、第三十の実施の形態の異
常接近警告表示装置を、車内のルーフ後端部に固定され
るリヤカーゴルームランプ380の前面に配設したもの
であり、異常接近警告表示装置を構成する表示部381
及び7セグメントLED383等の構成は第三十の実施
の形態と同様である。また、本実施の形態では、第一の
実施の形態と同様の距離センサが、前記車体1の後端の
例えばリヤバンパ等に配設され、車体1の後方の物体を
検出して、その距離を出力するようになっている。した
がって、本実施の形態も、運転者がバックミラー越しに
後方を確認することにより、後方の障害物等を確認する
ことができ、第三十の実施の形態と同様の作用及び効果
を奏する。
【0131】図49は本発明の第三十九の実施の形態の
異常接近警告表示装置の正面図である。
【0132】本実施の形態は、第三十の実施の形態の異
常接近警告表示装置を、車体1の後端部に固定されるリ
ヤスポイラー390の前面中央に配設したものであり、
異常接近警告表示装置を構成する表示部391及び7セ
グメントLED393等の構成は第三十の実施の形態と
同様である。また、本実施の形態では、第一の実施の形
態と同様の距離センサが、前記車体1の後端の例えばリ
ヤバンパ等に配設され、車体1の後方の物体を検出し
て、その距離を出力するようになっている。したがっ
て、本実施の形態も、運転者がバックミラー越しに後方
を確認することにより、後方の障害物等を確認すること
ができ、第三十の実施の形態と同様の作用及び効果を奏
する。
【0133】図50は本発明の第四十の実施の形態の異
常接近警告表示装置の正面図である。
【0134】本実施の形態は、第三十の実施の形態の異
常接近警告表示装置を、車内の後端部左右両側のリヤピ
ラーガーニッシュ400に、それぞれ、前方に向けて配
設したものであり、異常接近警告表示装置を構成する表
示部401及び7セグメントLED403等の構成は第
三十の実施の形態と同様である。また、本実施の形態で
は、第一の実施の形態と同様の距離センサが、車体1の
後端の例えばリヤバンパ等に配設され、車体1の後方の
物体を検出して、その距離を出力するようになってい
る。したがって、本実施の形態も、運転者がバックミラ
ー越しに後方を確認することにより、後方の障害物等を
確認することができ、第三十の実施の形態と同様の作用
及び効果を奏する。
【0135】図51は本発明の第四十一の実施の形態の
異常接近警告表示装置の正面図である。
【0136】本実施の形態は、第三十の実施の形態の異
常接近警告表示装置を、車内の前端部に配置されるバッ
クミラー410の左右両側縁部に、それぞれ、後方に向
けて配設したものであり、異常接近警告表示装置を構成
する表示部411及び7セグメントLED413等の構
成は第三十の実施の形態と同様である。また、本実施の
形態では、第一の実施の形態と同様の距離センサが、車
体1の後端の例えばリヤバンパ等に配設され、車体1の
後方の物体を検出して、その距離を出力するようになっ
ている。したがって、本実施の形態も、運転者がバック
ミラー410を確認することにより、後方の障害物等を
確認することができ、第三十の実施の形態と同様の作用
及び効果を奏する。
【0137】ところで、上記各実施の形態において、距
離センサ11は、フェンダマーカ10,40,50等の
内部に一体的に配設したが、これを外部に配設して、そ
の検出精度を向上すると共に、距離補正を不要としても
よい。例えば、車両の前方または前端コーナ付近の物体
を検出する場合は、フロントコンビネーションランプ、
ウィンカーランプに距離センサを配設したり、フロント
バンパに距離センサを埋設したり、フロントバンパの下
面に取付けた筒状部内に距離センサを挿入したり、フロ
ントグリルに取付けたりしててもよい。また、車両の側
方の物体を検出する場合は、距離センサを、サイドウィ
ンカーランプ、サイドモール、サイドマーカーランプに
配設してもよい。更に、車両の前方の物体を検出する場
合は、距離センサを、フロントスポイラー、オーバーフ
ェンダに配設してもよい。そして、車両の後方または後
端コーナ付近の物体を検出する場合は、リヤバンパに距
離センサを埋設したり、リヤバンパの下面に取付けた筒
状部内に距離センサを挿入してもよい。或るいは、距離
センサを、リヤガーニッシュ、リヤコンビネーションラ
ンプ、バックパネル、リフレックスリフレクタ、トラン
ク上に配設するタイプのリヤスポイラー、バックドアガ
ーニッシュ、ラゲッジドアガーニッシュ、オーバフェン
ダ、リヤコーナポール、リヤバンパ下に配設するタイプ
のリヤスポイラに配設してもよい。同様に、上記各実施
の形態において、発光制御回路17は、フェンダマーカ
10,40,50等の内部に一体的に配設したが、これ
を外部に配設してもよい。
【0138】また、本発明で使用するLEDは、上記第
一乃至第四の実施の形態で例示したドーム状のものに限
定することなく、種々のタイプのLEDに具体化するこ
とができる。
【0139】
【発明の効果】以上のように、請求項1にかかる異常接
近警告表示装置は、車両の所定位置と物体との距離を計
測する距離センサと、複数色を発光自在なLEDを有
し、水平面内において車両の前後方向に所定角度交差し
て取付けられ、前記LEDの光を運転者の視点に向かっ
て照射する表示部と、前記表示部のLEDからの光の外
縁が車内に位置するよう、LEDの指向角を所定角度範
囲内に制限する指向角制限手段と、前記距離センサの出
力に応じて、前記LEDを前記複数色のいずれかの色で
発光させる発光制御手段とを具備する。
【0140】したがって、徐行速度以下等、所定の動作
開始条件となったときに、距離センサが車両の左方の物
体の存在を検出して、車両と物体との距離に応じた信号
を出力する。そして、発光制御手段が、距離センサから
の信号により、その距離に応じてLEDを所定の色に点
滅または点灯駆動して、運転者に障害物等の物体との接
触の可能性等についての警告を行う。その結果、運転者
は、駐車時、路肩への幅寄時等において、発光するLE
Dを視認することにより、車両近傍の物体の存在及びそ
の物体までの距離を容易に確認することができ、物体と
の接触、衝突等の回避操作を確実に行うことができると
共に、駐車動作等を簡単に行うことができる。更に、L
ED光の外縁は、車内に位置して車内にのみ入射するた
め、LEDを赤色及び黄色に点滅または点灯した場合で
も、かかる赤色または黄色の光が車外に放射されて、他
車等に視認されることはない。その結果、赤色及び黄色
の光を使用して、上記警告動作を行うことができ、交通
信号に類したより多彩な色の光により運転者への警告を
行うことができると共に、それらの赤色及び黄色の光が
他の道路使用者に視認されて信号灯、方向指示器、ブレ
ーキ灯等と誤認されることはなく、LED光により異常
接近に関する視覚的警告を確実に使用者に与えることが
できる。
【0141】請求項2にかかる異常接近警告表示装置
は、請求項1の構成において、前記指向角制限手段を、
前記LEDの外周全体を覆うと共に、LEDの発光側端
部から所定距離突出して延び、かつ、先端を開口した筒
状のキャップより構成したものである。したがって、請
求項1の効果に加え、キャップを設けるだけの簡単な構
成で、LED光の指向角を制限することができる。
【0142】請求項3にかかる異常接近警告表示装置
は、請求項2の構成において、前記指向角制限手段に、
前記キャップの内部をLEDの発光方向に延びる複数の
空間に区画する仕切板を設けたものである。したがっ
て、請求項2の効果に加え、キャップ21の長さをより
短くして、全体の構成を一層コンパクトにすることがで
きる。
【0143】請求項4にかかる異常接近警告表示装置
は、請求項3の構成において、前記表示部のLEDを、
異色の複数のLEDより構成し、前記キャップ及び仕切
板を前記異色の複数のLEDをそれぞれ覆うよう構成し
たものである。したがって、請求項3と同様、全体の構
成を一層コンパクトにすることができるという効果を奏
する。
【0144】請求項5にかかる異常接近警告表示装置
は、請求項1の構成において、前記表示部において、前
記LEDの発光側に、LEDの光を前記水平面内におい
て所定角度変向するプリズムを配置したものである。し
たがって、請求項1の効果に加え、例えば、フェンダマ
ーカに適用する場合、細身のフェンダマーカにも適用で
き、設計の自由度が高まるという効果を奏する。
【0145】請求項6にかかる異常接近警告表示装置
は、請求項1の構成において、前記表示部を、互いに異
色の第1乃至第3の色の発光ダイオードを一列に配置し
て構成し、前記発光制御手段により、前記距離センサか
らの出力により、車両の近傍に物体が存在しないとき
は、前記第1の色の発光ダイオードを発光し、車両と物
体との距離が第1の閾値以上のときは、前記第1の色及
び第2の色の発光ダイオードを発光し、第1の閾値未満
で第2の閾値以上のときは、前記第2の色の発光ダイオ
ードを発光し、第2の閾値未満で第3の閾値以上のとき
は、前記第2の色及び第3の色の発光ダイオードを発光
し、第3の閾値未満のときは、前記第3の色の発光ダイ
オードを発光するものである。したがって、請求項1の
効果に加え、車両と物体との距離に応じて、LEDを第
1の色から第3の色へと徐々に移動して発光し、運転者
に物体との距離感を段階的に報知する。その結果、運転
者は、車両近傍の物体との距離感を容易かつ確実に把握
して、障害物回避等の運転操作を行うことができ、より
円滑に駐車動作、幅寄せ動作を行うことができる。ま
た、警告表示が、第1の色、第2の色及び第3の色の3
色のカラー表示で行われるため、その視認性が向上す
る。
【0146】請求項7にかかる異常接近警告表示装置
は、車両の所定位置と物体との距離を計測する距離セン
サと、発光ダイオードを3個以上一列に配置した表示部
と、前記発光ダイオードのうち、前記列の一端側の発光
ダイオードを常に発光すると共に、前記距離センサの出
力に応じて、前記列の残りの発光ダイオードの発光位置
を、前記列の他端側から一端側に向けて移動させる発光
制御手段とを具備する。したがって、徐行速度以下等、
所定の動作開始条件となったときに、距離センサが車両
近傍の物体の存在を検出して、車両と物体との距離に応
じた信号を出力する。そして、発光制御手段が、距離セ
ンサからの信号により、その距離に応じてLEDを所定
の発光位置で点滅または点灯駆動して、運転者に障害物
等の物体との接触の可能性等についての警告を行う。そ
の結果、運転者は、駐車時、路肩への幅寄時等におい
て、発光するLEDを視認することにより、車両近傍の
物体の存在及びその物体までの距離を容易に確認するこ
とができ、物体との接触、衝突等の回避操作を確実に行
うことができると共に、駐車動作等を簡単に行うことが
できる。特に、車両と物体との距離に応じて、LEDの
発光位置を他端から一端側へと徐々に移動し、運転者に
物体との距離感を段階的に報知する。その結果、運転者
は、車両近傍の物体との距離感を容易かつ確実に把握し
て、障害物回避等の運転操作を行うことができ、より円
滑に駐車動作、幅寄せ動作を行うことができる。更に、
LED光により異常接近に関する視覚的警告を使用者に
与えることができると共に、障害物等の物体との距離感
を、使用者に一層明確に把握させることができ、かつ、
表示部の設計の自由度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第一の実施の形態の異常接近
警告表示装置を車両と共に示す平面図である。
【図2】 図2は本発明の第一の実施の形態の異常接近
警告表示装置の断面図である。
【図3】 図3は本発明の第一の実施の形態の異常接近
警告表示装置のLED及びキャップを示す断面図であ
る。
【図4】 図4は本発明の第一の実施の形態の異常接近
警告表示装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図5】 図5は本発明の第一の実施の形態の異常接近
警告表示装置の全体動作を示すフローチャートである。
【図6】 図6は本発明の第二の実施の形態の異常接近
警告表示装置のLEDランプ及びキャップを示す断面図
である。
【図7】 図7は本発明の第二の実施の形態の異常接近
警告表示装置のキャップの仕切板の第一の事例を示す正
面図である。
【図8】 図8は本発明の第二の実施の形態の異常接近
警告表示装置のキャップの仕切板の第二の事例を示す正
面図である。
【図9】 図9は本発明の第二の実施の形態の異常接近
警告表示装置のキャップの仕切板の第三の事例を示す正
面図である。
【図10】 図10は本発明の第三の実施の形態の異常
接近警告表示装置のLEDランプ及びキャップを示す断
面図である。
【図11】 図11は本発明の第四の実施の形態の異常
接近警告表示装置の平面図である。
【図12】図12は本発明の第四の実施の形態の異常接
近警告表示装置の要部を示す平面図である。
【図13】 図13は本発明の第五の実施の形態の異常
接近警告表示装置の平面図である。
【図14】 図14は本発明の第六の実施の形態の異常
接近警告表示装置の側面図である。
【図15】 図15は本発明の第七の実施の形態の異常
接近警告表示装置の斜視図である。
【図16】 図16は本発明の第八の実施の形態の異常
接近警告表示装置の斜視図である。
【図17】 図17は本発明の第九の実施の形態の異常
接近警告表示装置の斜視図である。
【図18】 図18は本発明の第十の実施の形態の異常
接近警告表示装置の正面図である。
【図19】 図19は本発明の第十一の実施の形態の異
常接近警告表示装置の側面図である。
【図20】 図20は本発明の第十二の実施の形態の異
常接近警告表示装置の斜視図である。
【図21】 図21は本発明の第十三の実施の形態の異
常接近警告表示装置の正面図である。
【図22】 図22は本発明の第十四の実施の形態の異
常接近警告表示装置の正面図である。
【図23】 図23は本発明の第十五の実施の形態の異
常接近警告表示装置の正面図である。
【図24】 図24は本発明の第十六の実施の形態の異
常接近警告表示装置の正面図である。
【図25】 図25は本発明の第十七の実施の形態の異
常接近警告表示装置の斜視図である。
【図26】 図26は本発明の第十七の実施の形態の異
常接近警告表示装置の警告表示動作を示す説明図であ
り、(a)〜(e)は車体が物体に徐々に接近する過程
におけるLEDランプの表示動作を示す。
【図27】 図27は本発明の第十八の実施の形態の異
常接近警告表示装置の斜視図である。
【図28】 図28は本発明の第十八の実施の形態の異
常接近警告表示装置の警告表示動作を示す説明図であ
り、(a)〜(f)は車体が物体に徐々に接近する過程
におけるLEDランプの表示動作を示す。
【図29】 図29は本発明の第十九の実施の形態の異
常接近警告表示装置の正面図である。
【図30】 図30は本発明の第二十の実施の形態の異
常接近警告表示装置の側面図である。
【図31】 図31は本発明の第二十一の実施の形態の
異常接近警告表示装置の斜視図である。
【図32】 図32は本発明の第二十二の実施の形態の
異常接近警告表示装置の斜視図である。
【図33】 図33は本発明の第二十三の実施の形態の
異常接近警告表示装置の正面図である。
【図34】 図34は本発明の第二十四の実施の形態の
異常接近警告表示装置の正面図である。
【図35】 図35は本発明の第二十五の実施の形態の
異常接近警告表示装置の斜視図である。
【図36】 図36は本発明の第二十六の実施の形態の
異常接近警告表示装置の正面図である。
【図37】 図37は本発明の第二十七の実施の形態の
異常接近警告表示装置の斜視図である。
【図38】 図38は本発明の第二十八の実施の形態の
異常接近警告表示装置の正面図である。
【図39】 図39は本発明の第二十九の実施の形態の
異常接近警告表示装置の正面図である。
【図40】 図40は本発明の第三十の実施の形態の異
常接近警告表示装置の正面図である。
【図41】 図41は本発明の第三十一の実施の形態の
異常接近警告表示装置の側面図である。
【図42】 図42は本発明の第三十二の実施の形態の
異常接近警告表示装置の斜視図である。
【図43】 図43は本発明の第三十三の実施の形態の
異常接近警告表示装置の斜視図である。
【図44】 図44は本発明の第三十四の実施の形態の
異常接近警告表示装置の斜視図である。
【図45】 図45は本発明の第三十五の実施の形態の
異常接近警告表示装置の正面図である。
【図46】 図46は本発明の第三十六の実施の形態の
異常接近警告表示装置の斜視図である。
【図47】 図47は本発明の第三十七の実施の形態の
異常接近警告表示装置の斜視図である。
【図48】 図48は本発明の第三十八の実施の形態の
異常接近警告表示装置の正面図である。
【図49】 図49は本発明の第三十九の実施の形態の
異常接近警告表示装置の正面図である。
【図50】 図50は本発明の第四十の実施の形態の異
常接近警告表示装置の正面図である。
【図51】 図51は本発明の第四十一の実施の形態の
異常接近警告表示装置の正面図である。
【符号の説明】
11
距離センサ 13
LEDランプ 31R,31Y,31B
LEDランプ 173R,173Y,173B
LEDランプ 183a〜183f
LEDランプ 303,317,323,337,345,353
LEDランプ 363,373,383,393,403,413
LEDランプ 15,21,33 キャップ
(指向角制限手段) 17 発光制御回
路(発光制御手段) 23,35 仕切板 41,51 プリズム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01S 17/93 G08B 21/00 H G08B 21/00 G01S 17/88 A (72)発明者 向川 隆夫 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 森 勝義 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 野田 和司 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の所定位置と物体との距離を計測す
    る距離センサと、 複数色を発光自在な発光ダイオードを有し、水平面内に
    おいて車両の前後方向に所定角度交差して取付けられ、
    前記発光ダイオードの光を運転者の視点に向かって照射
    する表示部と、 前記表示部の発光ダイオードからの光の外縁が車内に位
    置するよう、発光ダイオードの指向角を所定角度範囲内
    に制限する指向角制限手段と、 前記距離センサの出力に応じて、前記発光ダイオードを
    前記複数色のいずれかの色で発光させる発光制御手段と
    を具備することを特徴とする異常接近警告表示装置。
  2. 【請求項2】 前記指向角制限手段は、前記発光ダイオ
    ードの外周全体を覆うと共に、発光ダイオードの発光側
    端部から所定距離突出して延び、かつ、先端を開口した
    筒状のキャップである請求項1記載の異常接近警告表示
    装置。
  3. 【請求項3】 前記指向角制限手段は、前記キャップの
    内部を発光ダイオードの発光方向に延びる複数の空間に
    区画する仕切板を有する請求項2記載の異常接近警告表
    示装置。
  4. 【請求項4】 前記表示部の発光ダイオードは、異色の
    複数の発光ダイオードからなり、前記キャップ及び仕切
    板は前記異色の複数の発光ダイオードをそれぞれ覆うよ
    う設けられる請求項3記載の異常接近警告表示装置。
  5. 【請求項5】 前記表示部は、前記発光ダイオードの発
    光側に、発光ダイオードの光を前記水平面内において所
    定角度変向するプリズムを配置する請求項1記載の異常
    接近警告表示装置。
  6. 【請求項6】 前記表示部は、互いに異色の第1乃至第
    3の色の発光ダイオードを一列に配置し、前記発光制御
    手段は、前記距離センサからの出力により、車両の近傍
    に物体が存在しないときは、前記第1の色の発光ダイオ
    ードを発光し、車両と物体との距離が第1の閾値以上の
    ときは、前記第1の色及び第2の色の発光ダイオードを
    発光し、第1の閾値未満で第2の閾値以上のときは、前
    記第2の色の発光ダイオードを発光し、第2の閾値未満
    で第3の閾値以上のときは、前記第2の色及び第3の色
    の発光ダイオードを発光し、第3の閾値未満のときは、
    前記第3の色の発光ダイオードを発光する請求項1記載
    の異常接近警告表示装置。
  7. 【請求項7】 車両の所定位置と物体との距離を計測す
    る距離センサと、 発光ダイオードを3個以上一列に配置した表示部と、 前記発光ダイオードのうち、前記列の一端側の発光ダイ
    オードを常に発光すると共に、前記距離センサの出力に
    応じて、前記列の残りの発光ダイオードの発光位置を、
    前記列の他端側から一端側に向けて移動させる発光制御
    手段とを具備することを特徴とする異常接近警告表示装
    置。
JP17316596A 1996-07-03 1996-07-03 異常接近警告表示装置 Expired - Fee Related JP3817780B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17316596A JP3817780B2 (ja) 1996-07-03 1996-07-03 異常接近警告表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17316596A JP3817780B2 (ja) 1996-07-03 1996-07-03 異常接近警告表示装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004317423A Division JP2005047504A (ja) 2004-11-01 2004-11-01 異常接近警告表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1021499A true JPH1021499A (ja) 1998-01-23
JP3817780B2 JP3817780B2 (ja) 2006-09-06

Family

ID=15955313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17316596A Expired - Fee Related JP3817780B2 (ja) 1996-07-03 1996-07-03 異常接近警告表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3817780B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6323763B1 (en) 1998-07-10 2001-11-27 Daimlerchrysler Ag Steering system for motor vehicles
JP2007314016A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Mazda Motor Corp 車両用衝突警報装置
JP2008175538A (ja) * 2007-01-16 2008-07-31 Fujifilm Corp 撮影装置および方法並びにプログラム
KR100911334B1 (ko) 2007-11-22 2009-08-07 현대자동차주식회사 차량 경계용 콤비 센서 조명 장치
JP2010092171A (ja) * 2008-10-06 2010-04-22 Alpine Electronics Inc 車両位置警告方法および車両位置警告装置
JP2012164237A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Honda Motor Co Ltd 車両用運転支援装置
JP2014106635A (ja) * 2012-11-26 2014-06-09 Koito Mfg Co Ltd 車両用灯具システム
JP2015094982A (ja) * 2013-11-08 2015-05-18 能美防災株式会社 火災感知器

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11651629B2 (en) * 2020-10-23 2023-05-16 Ford Global Technologies, Llc Active air dam notification method and system

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6323763B1 (en) 1998-07-10 2001-11-27 Daimlerchrysler Ag Steering system for motor vehicles
JP2007314016A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Mazda Motor Corp 車両用衝突警報装置
JP2008175538A (ja) * 2007-01-16 2008-07-31 Fujifilm Corp 撮影装置および方法並びにプログラム
KR100911334B1 (ko) 2007-11-22 2009-08-07 현대자동차주식회사 차량 경계용 콤비 센서 조명 장치
JP2010092171A (ja) * 2008-10-06 2010-04-22 Alpine Electronics Inc 車両位置警告方法および車両位置警告装置
JP2012164237A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Honda Motor Co Ltd 車両用運転支援装置
JP2014106635A (ja) * 2012-11-26 2014-06-09 Koito Mfg Co Ltd 車両用灯具システム
JP2015094982A (ja) * 2013-11-08 2015-05-18 能美防災株式会社 火災感知器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3817780B2 (ja) 2006-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6072391A (en) Information indicator for vehicle
US8378802B2 (en) Exterior rear view mirror with indicator light
US10170002B2 (en) In-vehicle lighting apparatus having a lighting device including a light source in each of the direct and indirect lighting parts thereof
KR100935737B1 (ko) 하나 이상의 측방 및 후방 주위 환경 탐지 유닛을 구비한차량용 위험 인지 시스템
US10981496B2 (en) Vehicle front alert system
US7126456B2 (en) Dimming mirror with blind zone sub-mirror and indicator
US7710243B2 (en) Driver-assistance vehicle
ES2259780T3 (es) Dispositivo de aviso en vehiculos automoviles.
KR101988108B1 (ko) 자동차들이 차선을 변경할 때에 사각 지대들을 위한 경고 신호 제어 장치
JP2000238579A (ja) 自動車のための一体型表示装置を有するバックミラー
US6952162B2 (en) Multidirectional cluster lights for motor vehicles
US5541891A (en) Distance sensing device
US20200361370A1 (en) Vehicle visual signaling device
CN209776303U (zh) 汽车盲区监测系统
EP3342643B1 (en) Exterior rearview device with illumination functions
JPH1021499A (ja) 異常接近警告表示装置
US6663271B1 (en) Brake light for motor vehicles
JP2005047504A (ja) 異常接近警告表示装置
JP4921373B2 (ja) 点滅灯内において一体にまとめられた、光学的な、側方の周辺センサーを有する自動車
US11718230B2 (en) Mirror assembly for autonomous maneuvers
JPH09263199A (ja) 異常接近警告表示装置
JP2003083775A (ja) 車両用表示装置
KR0170857B1 (ko) 자동차의 충돌예상시 주의환기장치
JP2001270380A (ja) 車両の位置視認装置
US20020195042A1 (en) Vehicle direction signal device

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040902

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040921

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060605

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090623

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100623

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110623

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees