JPH10214114A - ロボットの自律走行方法および自律走行ロボットの制御装置 - Google Patents

ロボットの自律走行方法および自律走行ロボットの制御装置

Info

Publication number
JPH10214114A
JPH10214114A JP9029768A JP2976897A JPH10214114A JP H10214114 A JPH10214114 A JP H10214114A JP 9029768 A JP9029768 A JP 9029768A JP 2976897 A JP2976897 A JP 2976897A JP H10214114 A JPH10214114 A JP H10214114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
traveling
robot
turning
spiral
running
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9029768A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3375843B2 (ja
Inventor
Ichiro Ueno
一朗 上野
Hironobu Kato
弘宣 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP02976897A priority Critical patent/JP3375843B2/ja
Priority to US09/015,312 priority patent/US6076025A/en
Publication of JPH10214114A publication Critical patent/JPH10214114A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3375843B2 publication Critical patent/JP3375843B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course or altitude of land, water, air, or space vehicles, e.g. automatic pilot
    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions
    • G05D1/021Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles
    • G05D1/0212Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles with means for defining a desired trajectory
    • G05D1/0219Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles with means for defining a desired trajectory ensuring the processing of the whole working surface
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course or altitude of land, water, air, or space vehicles, e.g. automatic pilot
    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions
    • G05D1/021Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles
    • G05D1/0231Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using optical position detecting means
    • G05D1/0238Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using optical position detecting means using obstacle or wall sensors
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course or altitude of land, water, air, or space vehicles, e.g. automatic pilot
    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions
    • G05D1/021Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles
    • G05D1/0227Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using mechanical sensing means, e.g. for sensing treated area
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course or altitude of land, water, air, or space vehicles, e.g. automatic pilot
    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions
    • G05D1/021Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles
    • G05D1/0255Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using acoustic signals, e.g. ultra-sonic singals
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course or altitude of land, water, air, or space vehicles, e.g. automatic pilot
    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions
    • G05D1/021Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles
    • G05D1/0268Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using internal positioning means
    • G05D1/0272Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using internal positioning means comprising means for registering the travel distance, e.g. revolutions of wheels

Abstract

(57)【要約】 【課題】 領域の境界検出に基づき、ロボットの走行軌
跡が領域内を効率よく塗りつぶすように走行できるよう
にする。 【解決手段】 領域Aの任意の位置から、徐々に旋回半
径を大きくする渦巻きを開始し、超音波センサで壁面B
を検出したならば渦巻きを停止する。そして壁面Bに対
して折返しと直進を繰り返し、シミュレーションで決定
した回数分を折返した後、最後に予定距離Dだけ直進し
た位置で再び渦巻き走行を実施する。こうして、渦巻き
−折返し−直進を繰り返すことによって領域Aのほぼ全
域を効率的に、つまり短時間でロボットを走行させるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロボットの自律走
行方法および自律走行ロボットの制御装置に関し、特
に、与えられた領域を、できるだけ短時間でほぼ網羅的
に走行できるようにするロボットの自律走行方法および
自律走行ロボットの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】掃除ロボット、芝刈りロボット、左官ロ
ボット、および農業用散布ロボット等、与えられた領域
をくまなく自動走行して予め定められた作業をする移動
ロボットが知られている。例えば、特開平5−4624
6号公報に記載された掃除ロボットは、掃除に着手する
前に部屋内を周回し、部屋の大きさ、形状および障害物
を検出して走行領域つまり掃除領域のマッピングを行
う。そして、このマッピング動作によって得られた座標
に基づき、ジグザグ走行や周回走行の半径を一周毎に小
さくしていく螺旋走行を行って部屋全体を掃除する。こ
のロボットは、接触センサおよび超音波センサで壁面を
検知して進路を判定するとともに距離計によって周回の
終了を検出するように構成されている。同様に、床面を
余すことなく走行させるロボットは、特開平5−257
533号公報にも開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のロボットには、
次のような問題点がある。上述のように、従来のロボッ
トは多数のセンサを有し、該センサの出力に基づいて走
行領域の状況をすべて把握した上で、行うべき動作を決
定する。すなわち、前記センサで検出された情報は常時
中央制御装置に取り込まれ、この情報に基づいて精度よ
くロボットを走行させるために次に行うべき制御が判断
される。そして、この判断に基づいてモータ等の駆動系
アクチュエータが制御される。
【0004】このように、多数のセンサの出力をすべて
中央制御装置に取り込んで処理をするとなると、制御シ
ステムが極めて複雑化するとともに、処理速度も遅くな
る。こうして処理に時間がかかるために、例えば、壁面
等の障害物を検出した後、この障害を回避する処置をと
るのが遅れるという問題点がある。さらに、マッピン
グ、ティーチング、および各種処理のためのしきい値の
設定等、初期設定に時間がかかったり、この初期設定に
熟練を要したりするという問題点があった。
【0005】したがって、従来のロボットは、複雑で大
型化するだけでなく、高価にもなるため用途が限定され
る。例えば、工場内の搬送ロボットや大型の掃除ロボッ
ト等のごく限られた用途でしか実用化されていないのが
現状である。
【0006】一方、ロボットの用途は、必ずしも対象領
域の全体を高精度で走行する必要がある場合だけでな
く、対象領域をほぼ網羅的に走行できれば、その走行方
向や走行コースが予定のコースにどれだけ正確であるか
は大きい問題とならない場合もある。例えば、掃除ロボ
ットでは、用途によっては対象領域全体にわたって未清
掃部分がなくなるように高い精度で走行させなくても、
ある程度未清掃部分があっても十分という場合も多い。
また、同様に、芝刈りロボットなどでは芝刈り跡がきれ
いに揃っている必要もあるが、単なる草刈りロボットと
してであれば、一定程度のできばえで刈り取られていれ
ばそれで十分な場合もある。
【0007】本発明は、上記現状認識に基づき、より簡
単な構成で、与えられた領域をほぼ網羅的にロボットを
走行させることができるロボットの走行制御装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、目
的を達成するための本発明は、センサによって領域の境
界を検出しつつ該領域内を走行する移動ロボットの自律
走行方法において、前記領域内の任意の位置から旋回走
行を開始してその旋回半径を徐々に大きくしていく渦巻
き走行を行い、前記境界を検出時の該境界までの距離が
予定距離以内であると判断したときに渦巻き走行を中止
して前記境界から遠ざかるように進行方向に対して予定
の折返し角度で折返して直進し、以後、次々に前記境界
を検出する毎に折返しおよび直進を繰り返し、予定の折
返し回数だけ折返した後、予定距離だけ直進した位置か
ら再び前記渦巻き走行をする点に第1の特徴がある。
【0009】また、本発明は、前記渦巻き走行に移るま
での折返し回数および最終折返し後、渦巻き走行に移る
までの直進距離は、前記領域をほぼ網羅的に走行するの
に要する時間が極小になるようにシミュレーションモデ
ルにより決定したデータによる点に第2の特徴がある。
また、本発明は、前記折り返し角度が進行方向に対して
ほぼ135°である点に第3の特徴がある。
【0010】また、本発明は、移動ロボットが、前記セ
ンサとして進行方向前方左右に少なくとも一対の障害物
センサを有するとともに、前記領域の境界が壁面で形成
され、前記移動ロボットは障害物センサで前記境界の壁
面を検出しつつ自律走行する点に第4の特徴がある。
【0011】また、本発明は、右車輪および左車輪のそ
れぞれの回転方向および回転速度によって進行方向が決
定される自律走行ロボットの制御装置において、本体の
前方右側に設けられた右側障害物センサと、本体の前方
左側に設けられた左側障害物センサと、前記右側障害物
センサで検出された障害物までの距離、および前記左側
障害物センサで検出された障害物までの距離に対応し
て、走行パラメータをそれぞれ決定する手段と、前記決
定された少なくとも2つの走行パラメータのうち、前記
障害物を回避するための予定の優先度に基づいて選択し
た走行パラメータによって前記右車輪および左車輪の回
転方向および回転速度を決定する手段とを具備した点に
第5の特徴がある。また、本発明は、前記走行パラメー
タは少なくともロボットの走行速度を含み、前記障害物
センサで検出された障害物までの距離が短くなるのに相
応して前記走行速度が段階的に小さく設定されるように
構成した点に第6の特徴がある。
【0012】第1ないし第3の特徴によれば、領域内で
繰り返される渦巻き走行によって領域内のほぼ全域を網
羅するように効率的にロボットを走行させられる。特
に、第2の特徴によれば、シミュレーションの結果によ
って最大の効率を追及して決定された折返し回数と折返
し後の最後の直進距離によって、効率を考慮した最適の
位置から次の渦巻き走行が開始される。
【0013】また、第4ないし第6の特徴によれば、ロ
ボットの進行方向右側と左側とに設けられたセンサによ
って検出された障害物までの距離に基づいてロボットの
走行が制御され、特に、第5の特徴によれば、ロボット
の進行方向右側と左側とに設けられたセンサによって検
出された障害物までの距離に基づいて走行のためのパラ
メータが左右独自に決定され、そのいずれによって車輪
の速度等は障害物を回避するのに適したように、優先度
に基づいて決定される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に係る制御
装置を含む移動ロボットの概略構成を示す模式図であ
る。同図において、ロボット1は、本体2の両側にそれ
ぞれ配置された無限軌道付の車輪3,4によって前進、
後退、停止および旋回の各動作を行えるように構成され
ている。各車輪には図示しないモータが個別に結合され
ている。前記旋回には、左右の車輪3,4の一方を停止
させ、片方のみを回転させて行う信地旋回と、両方の車
輪3,4を互いに逆転させて行う信地旋回(本願では特
に「超信地旋回」という)とが含まれる。本体2の前方
に設けられたバンパー5には障害物との接触を、圧力を
感知して検出する接触センサ(図示しない)が取り付け
られている。
【0015】さらに、ロボット1には、障害物を非接触
で検知するための超音波センサが8個設けられている。
ロボット1の進行方向前方に設けられたセンサ6R,6
L、前方斜めに設けられたセンサ6MR,6ML、前方
下部に設けられたセンサ6DR,6DL、ならびに側方
に設けられたセンサ6SR,6SLである。これらのセ
ンサは超音波センサからなるのが望ましいが、光学的セ
ンサ等の他の障害物センサを使用してもよい。センサ6
R,6SR,6MR,6DRは走行方向に対して右側の
障害物を検出し、センサ6L,6SL,6ML,6DL
は走行方向に対して左側の障害物を検出する。そして、
右側のセンサ6R,6SR,6MR,6DRの検出信号
に基づいて右側の車輪3の回転を制御し、左側のセンサ
6L,6SL,6ML,6DLの検出信号に基づいて左
側の車輪4の回転を制御する。
【0016】以下の説明では、センサ6R,6L,6M
R,6ML,6DR,6DL,6SR,6SLを総括的
に呼称する場合は超音波センサ6という。前記センサ6
DR,6DL,6MR,6MLはECU1aに、センサ
6SR,6SLはECU2aに、センサ6R,6LはE
CU3aにそれぞれ接続されている。各ECUはセンサ
6の駆動回路および該センサ6の信号の入出力を管理す
る電子回路装置であり、後述の制御装置7に接続されて
いる。
【0017】上記障害物検知用センサに加えて、前記車
輪3,4の回転数を検出するためのセンサ(図示しな
い)が設けられる。この回転数検出センサは、具体的に
は、該車輪駆動用のモータに結合されるエンコーダで実
現でき、該エンコーダの出力パルスを回転数出力として
利用できる。
【0018】次に、本実施形態に係る制御装置のハード
構成を図2のブロック図を参照して説明する。同図にお
いて、制御装置7はCPU8を具備し、超音波センサ6
は該超音波センサ6の入出力を管理する超音波センサ駆
動回路16(ECU1a,ECU2a,ECU3aを含
む)を介してデジタル入力部9に接続される。デジタル
入力部9には、超音波センサ6のほか、前記バンパー5
に設けられた接触センサ5A、および左右の車輪3,4
を駆動するモータの回転数センサ(エンコーダ)10が
接続される。この構成により、デジタル入力部9を通じ
て超音波センサ6、接触センサ5A、回転数センサ10
の検出信号がCPU8に入力される。
【0019】一方、CPU8には、デジタル出力部11
を介して右車輪用電磁ブレーキ12、左車輪用電磁ブレ
ーキ13、右車輪モータ(以下、「右モータ」という)
14、および左車輪モータ(以下、「左モータ」とい
う)15が接続されている。そして、CPU8での処理
に基づく指示は該デジタル出力部11を通じてそれぞれ
右車輪用電磁ブレーキ12、左車輪用電磁ブレーキ1
3、右モータ14、および左モータ15等に入力され
る。デジタル出力部11を通じて右モータ14および左
モータ15に供給されるのは回転方向の指示信号であ
る。また、右モータ14および左モータ15には、D/
Aコンバータ17を通じてCPU8から回転速度指示が
入力される。
【0020】上記構成により、入力された超音波センサ
6および接触センサ5A(以下、総括的には「センサ」
と呼ぶ)からの情報に基づき、CPU8は右モータ14
および左モータ15等の駆動系の動作を決定する。当該
ロボットは上述のように前進、後退、停止、および旋回
の各動作を行うが、そのための制御機能はモジュールと
して個別にCPU8の機能で実現される。各センサから
の情報の入力処理や動作判断処理は常時動作している
が、超信地旋回、停止、後退の各制御モジュールは通常
はスリープ状態になっていて、直進制御のみが起動され
ている。なお、超信地旋回以外の旋回は直進制御モジュ
ールの機能に含まれる。
【0021】CPU8の動作判断部は、各センサからの
情報に基づいて予め定められた動作を条件反射的に行わ
せるように構成している。図3は動作判断部の処理系の
概要を示す模式図である。同図に示すように動作判断部
18は各センサに対応して階層型に構成されており、該
動作判断部18はセンサ6,5Aの状態に応じた行動計
画を決定して実行要求を出力する。この実行要求に基づ
いて右車輪用電磁ブレーキ12、左車輪用電磁ブレーキ
13、右モータ14および左モータ15からなる駆動系
(アクチュエータ)19が制御される。こうして、各セ
ンサからの情報に基づいて個別に決定された行動計画に
よる実行要求が積み重ねられ、ロボット全体の動作が決
定付けられている。
【0022】本実施形態では、各センサの状態によって
決定された行動計画を直ちに実行するのではなく、予め
設定した緊急度に基づいて優先付けをし、緊急度の高い
行動計画を優先的に実行するようにした。図4は、本実
施形態で実施した動作判断の機能を示すブロック図であ
る。同図において、行動計画AP1,AP2,…,AP
nが決定された場合に、選択部20は行動計画AP1〜
APnのうち、壁面との衝突を回避する際に最も緊急度
の高い動作をする行動計画を選択する。本実施形態で
は、後退制御が起動されたときに最も緊急度が高い動作
として第1優先にした。続いて、超信地旋回制御を第2
優先にし、その後は、信地旋回、急旋回、緩旋回の順で
優先付けをした。信地旋回、急旋回、緩旋回は直進制御
の中に含まれ、左右の車輪3,4の速度差で区別され
る。この優先付けに基づいて、例えば、右方向へ旋回角
度θで中速で緩旋回するためには、右車輪3をV1rp
mで回転させ左車輪をV2rpmで回転させる(V2>
V1)という行動計画が実行される。なお、上記行動計
画の優先付けは、超音波センサ6の検出結果に基づくも
のであり、前記接触センサによる障害物検出のときの停
止制御は含んでいない。
【0023】上記行動計画による後退制御は、予め設定
された時間だけ後退する動作であり、たいていは、その
後、超信地旋回に移る。また、通常の走行状態である直
進では、左右のモータ14,15に同様の出力を与える
が、直進の精度を向上させるため、左右のモータ14,
15の回転数センサ10からのパルス信号に基づいて、
両者が同一となるように補正を行ってもよい。
【0024】なお、停止は、前記回転速度としてゼロの
指示をするとともに、右車輪用電磁ブレーキ12、左車
輪用電磁ブレーキ13を駆動させることによって行う。
さらに、停止制御では必要ならば回生ブレーキをきかせ
るような動作を指示してもよい。
【0025】続いて、上述の各動作を組み合わせたロボ
ットの走行パターンを説明する。まず、ロボット1の基
本的な走行パターンであるランダム走行について説明す
る。図5において、境界または壁面Bで囲まれた領域A
に置かれたロボット1は直進して壁面Bから予定距離以
内に入ると、一時停止して、後退・旋回という順序で折
返し動作をした後、再び直進して別の壁面Bに向かう。
このとき、壁面Bの近傍での折返し動作の角度つまり旋
回角度α(図5(b)参照)は、折返し動作のつどラン
ダムに選択されて設定される。
【0026】さらに、本発明者等は、ロボット1がなる
べく同じ場所を繰り返して走行しないようにしつつ、な
るべく領域内の多くを網羅的に走行できるようにする効
率(以下、「作業効率」という)の向上を図るためには
最適な旋回角度αがあることを、シミュレーションの結
果発見した。最適な旋回角度αは135°である。以
下、旋回角度αを135°にした走行パターンのことを
ファインチューニングランダム走行と呼ぶ。
【0027】本発明者等は、ファインチューニングラン
ダム走行に加えて、渦巻き走行をさらに付加したとこ
ろ、作業効率の一層の向上が図られることを見出した。
すなわち、前記ファインチューニングランダム走行によ
る角度135°の旋回を予定回数繰り返した時点で、渦
巻きをするという走行パターンである。該渦巻きを含む
走行パターンを渦巻き走行と呼ぶ。
【0028】続いて、渦巻き走行の走行パターンを詳細
に説明する。図6において、ロボット1を領域A内に置
く。この領域Aは壁面Bで囲まれた矩形の部屋を想定す
る。最初にロボット1を置く位置は任意である。図6
(a)のように、ロボット1は置かれた位置で渦巻き走
行を開始する。渦巻き走行は、旋回走行において徐々に
旋回半径を大きくする走行パターンであり、後で詳述す
るように、直進、超信地旋回、後退等とは別の動作判断
に基づいて制御される。ここでは、走行軌跡に隙間がで
きないように左右の車輪3,4の速度つまりモータ1
4,15のそれぞれの回転速度を計算し、これらの速度
を更新して旋回半径を決定する。こうして、渦が拡大
し、超音波センサ6の出力によって検出された壁面Bと
の距離に基づいて、ロボット1が壁面Bに対して予定距
離以内に近付いたことが認識されると、渦巻き走行を停
止し、次の渦巻き走行開始位置まで移動するための直進
走行を開始する(図6(b))。なお、図中影付部分は
ロボット1の走行軌跡である。
【0029】渦巻き走行を止めて次の渦巻き走行の開始
位置まで移動する動作の契機は次のとおりである。ロボ
ット1が壁面Bに接近して、各超音波センサ6による検
出距離が予定距離以下になったときには折返し動作をす
る。例えば、ロボット1は壁面Bを検出したときの該壁
面Bまでの距離が予定値以下であったときは、その位置
で停止し、予定距離後退をした後、135°の超信地旋
回をして向きを変え、該壁面Bから遠ざかるように直進
する。また、壁面Bを検出したときの該壁面Bまでの距
離が予定値以上であれば、角度の小さい旋回をして壁面
Bを回避する。
【0030】こうして、壁面Bで折返して直進し、他の
壁面Bに接近すると、再び該壁面Bから遠ざかるよう
に、後退と超信地旋回、または旋回により向きを変えて
直進する。こうして予め定められた回数Nだけ壁面Bで
折返し動作をしたならば、最後に折返し動作をした壁面
から遠ざかるように予定時間T(距離Dに相当)だけ直
進した所で停止し、最初の動作と同様の渦巻きを行う
(図6(c))。以下、これらの動作を繰り返す。な
お、以下の説明では、最後に折返し動作をした壁面から
遠ざかるように直進する距離Dは時間Tで代表して説明
するが、距離Dおよび時間Tのいずれを使用して制御す
るかは設計者が任意に選択できる。
【0031】図7は、本発明者等が実験した場合の上記
各走行方式によるロボット1の作業時間と作業の進み度
合を示したグラフである。同図(a)において、縦軸は
与えられた領域においてロボット1が走行して網羅した
領域の面積の割合、横軸は走行開始からの経過時間を示
す。この場合の諸条件として、走行する領域は4.2m
×4.2mの正方形であり、ロボット1の平面積は直径
20cmの円で代表させ、ロボット1の走行速度は13
cm/秒に設定した。
【0032】なお、座標系走行とは、予め作業領域を網
羅して走行するように設定されたコースに沿って走行す
る方式であり、該走行方式によれば時間の経過に直線的
に比例して網羅した領域の割合は増大する。これと比較
して、渦巻き走行を含む他の走行方式では、なだらかな
伸びを示すため、領域の完全な網羅を目指すことは困難
である。そこで、一例として領域の80%を網羅して走
行するのに要した時間で能率の比較をすると、座標系走
行を除く3つの走行方式の中では渦巻き走行が最も短時
間(約1800秒)で領域の80%を網羅しているのが
分かる。また、領域の広さを倍にした(2.4m×4.
8m)例を図7(b)に示した。この場合も、ほぼ同じ
傾向が得られた。
【0033】ところで、前記回数Nと時間Tとはいずれ
も適当な回数に設定しておく必要がある。すなわち、回
数Nが少ないと、前回の渦巻き走行範囲に近すぎるた
め、同一範囲を走行することになって作業効率がよくな
いし、逆に、回数Nが多い場合は直進時間が長くなりす
ぎて効率がよくない。また、前記時間Tが短かすぎても
長すぎても、壁面の近くで渦巻き走行を開始することに
なり、すぐに壁面を認識してしまうので、効率がよくな
い。
【0034】最も効率のよい時間Tをシミュレーション
で見つけた結果を図8に示す。図8において、縦軸に作
業効率、横軸に超信地旋回後の走行時間T(秒)を示
す。作業効率は、1秒間に全走行領域の何%の領域を平
均的に網羅して走行したかで表わしている。ファインチ
ューニングランダム走行とランダム走行の例は、全走行
領域の80%を網羅するのに要した走行時間(図7参
照)に基づいて算出した値である。但し、走行領域の広
さは図8(a)の例が4.2m×4.2m、図8(b)
の例が4.2m×8.4mであり、先の実験の場合と同
様に、ロボット1の平面積は直径20cmの円で代表さ
せ、ロボット走行速度は13cm/秒とした。
【0035】図示のように、時間Tを変化させると作業
効率のよい点(ピーク)が2か所現れるので、より短時
間で、高い効率が得られる点を選択して時間Tを設定す
る。比較のためにランダム走行とファインチューニング
ランダム走行の場合の作業効率も併せて示している。
【0036】また、最も効率のよい回数Nをシミュレー
ションで見つけた結果を図9に示す。図9において、縦
軸に作業効率、横軸に回数Nを示す。走行領域の広さ、
ロボットの平面積、ロボット走行速度は図8の例と同一
である。この図のように、回数Nを変化させると作業効
率のよい点(ピーク)が数か所現れるが、最も良い回数
Nは領域が狭い場合も広い場合も、同様に5回に設定し
たときである。ここでも、比較のためにファインチュー
ニングランダム走行とランダム走行の場合の作業効率も
併せて示している。
【0037】なお、上述の、最も効率のよい時間Tおよ
び回数Nを見つけるシミュレーションでは、時間Tおよ
び回数Nは互いに他方に影響を与えない、すなわち傾向
に変化はない。したがって、まず時間Tまたは回数Nを
適当な値を選択して一方の最良値を決定し、その後にも
う1つのパラメータの最良値を決定すればよい。本実施
形態では、まず時間Tを決定し、次に回数Nを決定し
た。
【0038】続いて、制御装置7の動作をフローチャー
トを参照して説明する。まず、超音波センサ6の入力処
理を説明する。図10において、ステップS100では
超音波センサ6(超音波センサ駆動回路16)からの処
理要求を待つ。処理要求があればステップS110に進
み、処理要求が超音波送信処理要求か否か、つまり超音
波センサ6が超音波を送信したことをCPU8に通知し
てきたのか否かを判断する。超音波送信処理要求なら
ば、ステップS120に進み、予定のカウンタ値をセッ
トしてダウンカウントをスタートさせる。このカウンタ
値は超音波センサ6の受信能力から考えて受信(反射
波)が得られると予想される最大の時間に相当する。
【0039】ステップS130で超音波受信処理要求の
有無、つまり超音波センサ6が反射音を受信したか否か
を判断する。受信処理要求がなければステップS140
に進んでタイムアウトか否か、つまり前記カウンタ値が
「0」か否かを判断し、タイムアウトになるまで受信処
理要求を待つ。一方、ステップS130で受信処理要求
があったと判断されればステップS150に進み、その
ときのカウンタ値を取得して記憶する。カウンタ値を取
得したならばステップS170でカウンタをクリアす
る。タイムアウトになるまで受信処理要求がない場合
は、ステップS160でカウンタ値「0」を今回検出値
として記憶し、ステップS170でカウンタをクリアす
る。ステップS180では記憶したカウンタ値の信頼性
を向上させるための多数決処理をするのが好ましい。こ
の多数決処理の詳細は図17に関して後述する。以下の
説明では、この超音波センサ入力処理で記憶されたカウ
ンタ値を距離カウンタ値と呼ぶ。
【0040】図11は、接触センサ5Aの入力処理のフ
ローチャートであり、ステップS80で接触センサ5A
から検出信号が入力されたならば、ステップS90で、
ロボット1の停止指示すなわち左右のモータ14,15
に回転速度「ゼロ」を出力するとともに、右車輪用電磁
ブレーキ12および左車輪用電磁ブレーキ13を駆動す
る。この接触センサ5Aの入力処理は、例えば10m秒
毎の割り込み処理である。
【0041】次に、上記各センサの出力信号に基づく制
御動作を説明する。図12のゼネラルフローにおいて、
ステップS1では、渦巻き処理開始指示をする。これに
よって渦巻き処理が開始される。渦巻き処理の詳細は図
14に関して後述する。ステップS2では前記超音波セ
ンサ入力処理の結果、つまり前記距離カウンタ値を要求
する。ステップS3では、接触センサ入力処理をする。
ステップS4では渦巻き中か否かを判断する。最初は、
前記渦巻き処理開始指示に応答して渦巻きが開始されて
いるのでこの判断は肯定となる。渦巻き中であって、判
断が肯定であったならば、ステップS5に進み、その動
作を継続するか否かの渦巻き継続判断処理をする。この
渦巻き継続判断処理は、前記超音波センサ入力処理結果
で得られた前記距離カウンタ値に基づき、ロボット1が
壁面Bから予定距離以内に近付いたと判断したときに渦
巻きを中止して次の渦巻き開始位置に移動するか否かの
判断をするための処理である。本実施形態では壁面から
30cm以内にまで近付いたか否かで判断している。ス
テップS6では、ステップS5の処理に基づき、渦巻き
を中止するか否かを判断する。渦巻きの中止と判断され
なかった場合は、ステップS2に戻る。
【0042】渦巻きの中止と判断された場合は、ステッ
プS8に進んで次の動作を判断する。渦巻きが中止され
た場合の次の動作は無条件に後退である。壁面Bに近付
いているので通常の旋回動作では壁面Bに突き当たって
しまうため、後退・超信地旋回・前進という手順をとる
必要があるためである。
【0043】ステップS8の次の動作が「後退」のとき
は、ステップS9に進んで現在後退しているか否かを判
断する。渦巻きを中止した直後は後退していないので、
この判断は否定となり、ステップS10に進んで瞬時
(20〜30ms)停止した後、ステップS11に進
む。ステップS9の判断が肯定の場合は、ステップS1
0はスキップしてステップS11に進む。ステップS1
1では後退処理開始要求をする。後退処理は後述する。
ステップS11での後退処理要求に応答して後退処理が
開始されると「渦巻き走行中」ではなくなるので、ステ
ップS4の判断が否定となってステップS7に進む。渦
巻き走行中でない場合は、ステップS7の判断処理結果
によってステップS8の判別が行われる。
【0044】ステップS7では、各超音波センサ6毎の
距離カウンタ値に基づいて次に行うべき動作を判断する
ための処理(次動作判断処理)を行う。次動作判断処理
では、図13の走行パラメータ決定表から得られた走行
パラメータをもとに次に行う動作が判断される。図13
において、壁面までの距離に対応する各センサの検出値
に従い、起動する制御へパラメータが渡される。パラメ
ータは、車輪の速度、旋回レベル、および旋回方向であ
る。ロボット1の左右それぞれの車輪の速度は、極低速
(毎時0.5km)、低速(毎時1.0km)、中速
(毎時2km)、高速(毎時3km)の4段階が設定さ
れ、旋回レベルは、緩旋回(角度30°「3」)、急旋
回(角度60°「2」)、信地旋回(片輪停止状態での
旋回「1」)、超信地旋回(左右車輪逆転「0」)の4
段階が設定されている。また、旋回方向には右と左が設
定されており、ロボット1の右側半分に設けられている
超音波センサ6(6SR,6R,6DR,6MR)で壁
面を検出したときは左旋回、左側半分に設けられている
超音波センサ6(6SL,6L,6DL,6ML)で壁
面を検出したときは右旋回の判断がなされる。ここで、
ロボット1の車輪の速度を表すパラメータは2つ設けら
れている。1つは各センサが設けられている側の車輪の
速度であり、他の1つは各センサが設けられている側と
は反対側の車輪の速度である。例えば右側のセンサ6R
の検出値に対応して自分側(右側)のモータおよび相手
側(左側)のモータへ出力すべき2つの速度が決定され
る。但し、パラメータはすべてのセンサ6の検出値に対
応して多数得られることになるので、最終的にどのパラ
メータを採用するかは予め定めたルールに従う。原則的
には、より低い速度のものが優先されるようにルールを
決定してあるが、例外的に、左右のモータ14,15両
方に「停止」が渡された場合は、「極低速」に決定する
こととする。
【0045】例えば、右前方のセンサ6Rの距離カウン
タ値から判断された距離が0.5m〜1mであったなら
ば、右モータ速度は「低速」、左モータ速度は「停止」
となる。また、起動する制御名は旋回で、旋回レベルは
「信地旋回:1」、旋回方向は「左」というパラメータ
が得られる。一方、このとき、左前方のセンサ6Lの距
離カウンタ値から判断された距離が1m〜1.5mであ
ったとすると、左モータ速度は「中速」、右モータ速度
は「極低速」となる。また、起動する制御名は旋回で、
旋回レベルは「急旋回:2」、旋回方向は「右」という
パラメータが得られる。これらのパラメータを照合して
より低い速度を採用すると、右モータが「極低速」、左
モータが「停止」と決定され、結果として、ロボット1
は左方向へ極低速で信地旋回していくことになる。
【0046】さらに別の例をあげれば、センサ6Rの距
離カウンタ値から判断された距離が1.5m〜2mであ
ったならば、右モータ速度は「中速」、左モータ速度は
「低速」となる。このとき、センサ6Lの距離カウンタ
値から判断された距離が同様に、1.5m〜2mであっ
たとすると、左モータ速度は「中速」、右モータ速度は
「低速」となる。そして、これらのパラメータを照合し
てより低い速度を採用すると、右モータが「低速」、左
モータが「低速」と決定され、結果として、ロボット1
は低速で直進していくことになる。例えばロボット1が
壁面に正対して直進していると、左右のセンサ6L,6
Rの検出値が同一となり、徐々に速度は低下しながら壁
面に近付き、最後は、後退、超信地旋回をして壁面から
遠ざかるという動作をする。
【0047】ステップS7の次動作判断処理の結果、ス
テップS8で超信地旋回の判断がされたならばステップ
S12に進む。ステップS12では現在超信地旋回が行
われているか否かを判断する。最初は判断が否定とな
り、ステップS13に進んで瞬時(20〜30ms)停
止する。ステップS14では超信地旋回処理の開始指示
が発せられる。ステップS14で超信地旋回処理の開始
指示が発せられた後のサイクルではステップS12の判
断が肯定となり、ステップS15に進んで脱出モード処
理を行う。ロボット1が領域の隅部にはまってしまう
と、通常の後退と超信地旋回では隅部から抜け出せない
状態が生じることに鑑み、超信地旋回時にはこの脱出モ
ード処理を行うものである。脱出モード処理は本発明の
要部ではないので、詳細の説明は省略する。なお、特願
平9− 号(A961141)に詳細に記載され
ている。
【0048】超信地旋回によって予定角度(一例として
135°)旋回した後、次のサイクルにおいてステップ
S8で前進の判断がされたならば、ステップS16に進
む。ステップS16では現在前進中か否かが判断され、
最初はステップS17に進んで瞬時(20〜30m秒)
停止した後、ステップS18のハンチング防止処理を経
てステップS19に進み、前進処理の開始指示が発せら
れる。この前進処理の開始指示に従ってロボット1は前
進し、壁面から予定距離に近付いたときに、距離カウン
タ値に従って次に行うべき動作(走行)が決定される。
前記ハンチング防止処理は本発明の要部ではないので、
詳細の説明は省略する。なお、特願平9− 号
(A961333)に詳細に記載されている。
【0049】次に、上記各センサの出力信号に基づく各
制御(ソフト)モジュールの動作説明をする。まず、ロ
ボット1の渦巻き処理を説明する。渦巻き動作は図12
に関して説明したように、作業開始時および、壁面を検
出して反射する動作のうち超信地旋回を伴う反射をN回
繰り返し、最後の反射動作から時間Tを経過したときに
開始される。作業開始時には前記ステップS1(図1
2)におけるオペレータによる処理開始指示で渦巻き処
理が開始され、作業中は、超信地旋回をN回実行した後
に超信地処理モジュールから発せられる処理開始指示
(図15ステップS33参照)で渦巻き処理が開始され
る。ここでは、超信地処理モジュールからの処理開始指
示によって起動される場合を説明する。
【0050】図14において、ステップS20では、超
信地処理モジュールから渦巻き処理開始指示を受けるま
で待つ。すなわち予め設定された回数Nだけ超信地旋回
を行った後に超信地処理モジュールから発せられる指示
を待つ。渦巻き処理開始指示があったならば、ステップ
S21で前記時間Tつまり最後の超信地旋回の後、渦巻
き開始までの直進時間として、例えば26秒をタイマに
設定して該タイマを起動する。なお、渦巻き処理開始指
示は最後のつまりN回目の超信地旋回処理開始とほぼ同
時に出力される(図15のステップS33参照)ので、
ここでの時間Tには、超信地旋回のための後退時間と超
信地旋回時間(図15のステップS35参照)とが含ま
れている。ステップS22では前記時間Tが経過したか
否かを判別し、時間Tが経過したならば、ステップS2
4に進む。時間Tが経過するまではステップS23に進
んで処理中止の指示の有無を判断し、時間Tが経過する
までに処理中止の指示があった場合は、ステップS20
に戻る。
【0051】ステップS24では、渦巻きが終了か否か
を判断する。この判断が肯定となればステップS20に
戻るが、それまではステップS25に進む。ステップS
25では、渦巻きの大きさを決定するため左右の車輪
3,4の速度を計算し、セットする。ここでセットされ
た左右の車輪3,4の速度に従って、左右モータ14,
15に回転速度の指示が与えられ、渦巻きが走行が実行
される。
【0052】ステップS26では渦巻きが滑らかに拡大
するように前記各車輪3,4の速度の更新を行うまでの
時間tを計算し、その時間をタイマに設定して該タイマ
を起動する。ステップS27では前記時間tが経過した
か否かを判断し、時間tが経過したならばステップS2
4に進む。ステップS28では中止指示の有無を監視
し、中止の指示がない場合は前記時間tが経過するまで
ステップS27,S28を繰り返す。なお、距離カウン
タ値に基づき、壁面または障害物までの距離が予定距離
以下になるか接触スイッチ5Aの検出信号に基づく停止
指示があれば、前記渦巻きが終了したか否かの判断は肯
定となる。
【0053】次に、超信地旋回処理を説明する。図15
において、ステップS30では処理開始指示を待つ。ス
テップS31では超信地旋回回数(以下、単に「超信地
回数」という)nをインクリメント(+1)する。ステ
ップS31では超信地回数nが予定の反射回数「N」に
達したか否かを判別する。超信地回数nの初期値は
「0」に設定してあるので、最初の判断のときは超信地
回数nは「1」であり、該ステップS32の判断は否定
となり、ステップS33およびステップS34をスキッ
プしてステップS35にジャンプする。
【0054】ステップS35では旋回時間を算出する。
旋回時間で旋回角度を決定しているので、135°の旋
回角度に対応する時間を算出する。旋回時間を計算した
ならば、ステップS36に進んで、右車輪3および左車
輪4が互いに逆転するように指示をする。ここで、右車
輪3および左車輪4のいずれを正回転にするか逆回転に
するかは、前記走行パラメータの「旋回方向」で決定す
る。ステップS37では、前記旋回時間が経過するか中
止指示があるまで待つ。ステップS38では、超信地旋
回終了か否かを判断する。超信地旋回が終了するとステ
ップS39に進み、左右の車輪3,4に正回転の指示を
与える。すなわち、基本の走行モードである直進走行に
戻す。
【0055】超信地回数nが予定の反射回数Nに達した
ならば、ステップS32からステップS33に進み、渦
巻き処理開始指示をする。そして、ステップS34では
超信地旋回をするか否かの判断に用いた超信地回数nを
クリアにする。続いて、ステップS35〜S39で超信
地旋回の処理を終えて、次回の超信地旋回の処理開始指
示を待つ。なお、ステップS33で渦巻き処理開始指示
がなされるが、すでに説明した渦巻き処理において、時
間Tの経過後に実際の渦巻きが開始されるので、渦巻き
と、超信地旋回とが重複することはない。
【0056】続いて、後退処理を説明する。図16にお
いて、ステップS50では処理開始指示を待つ。ステッ
プS51では右車輪3および左車輪4を逆転させる指示
をする。ステップS52では、予定の後退時間が経過す
るか、中止指示があるまで待つ。ステップS53では、
後退が終了するとステップS54に進み、左右の車輪
3,4に正回転の指示を与える。
【0057】次に、前記超音波センサ入力処理における
多数決(センサ信号選択)処理を説明する。超音波セン
サ6の出力は環境によって不安定になることがあるた
め、取得データ(距離カウンタ値)の信頼性を向上させ
るため、多数決処理をするのが好ましい。本実施形態で
採用している多数決処理では、新しいデータを取得する
と過去の2つのデータとの間で多数決をとる。図17に
おいて、前回値MIDの上下にマージンmを設定し、こ
のマージンm内に今回値NEWが入っていれば、今回値
NEWは前回値MIDからかけ離れていないので正常な
検出信号であると判断して今回値NEWをそのまま今回
の距離カウンタ値として採用する(図17(a)参
照)。
【0058】しかし、前記マージンmの範囲外に今回値
NEWがある場合は、前々回値OLDがマージンmの範
囲内か否かを判断する。そして、前々回値OLDが前回
値MIDのマージンmの範囲内にあれば、前回値MID
は前々回地OLDからかけ離れていないので正常な検出
信号であると判断して今回値NEWを前回値MIDで置
き換えて距離カウンタ値とする(図17(b)参照)。
【0059】さらに、前々回値OLDも前回値MIDの
マージン範囲に入っていない場合には3つのデータは互
いにかけ離れていて、どの信号が正常かは特定できない
ので、今回値NEWを信頼性の高いデータとみなし、今
回検出した距離カウンタ値として採用する(図17
(c)参照)。
【0060】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1ないし請求項7の発明によれば、予め設定した走行経
路情報に従って自己位置を検出しつつ精度良く移動体の
操向制御をするのと異なり、走行領域の境界や障害物を
検出するまでは渦巻きや直進等の定型的な走行をさせる
だけで、領域内をほぼ網羅的に走行させることができ
る。
【0061】特に、請求項3の発明によれば、シミュレ
ーションの結果に基づき、領域を効率良く網羅的に走行
させるための最適の条件に基づいてロボットを走行させ
ることができる。
【0062】また、請求項6の発明によれば、ロボット
の進行方向右側と左側とにそれぞれ設けられたセンサに
よる検出結果に基づいて、それぞれが独自の走行パラメ
ータを決定し、あとは優先順位に従って最終的な走行パ
ラメータが決定される。したがって、左右のセンサに対
応するそれぞれの制御部では、他を考慮しない独自のの
走行パラメータを決定するだけであり、制御が簡素化さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るロボットの構成を示
す模式図である。
【図2】 本発明の実施形態に係る制御装置のハード構
成を示すブロック図である。
【図3】 動作判断部の処理系の概要を示す模式図であ
る。
【図4】 行動計画の選択動作説明のためのブロック図
である。
【図5】 ロボットの基本的走行パターンを示す模式図
である。
【図6】 渦巻き走行の走行パターンを示す模式図であ
る。
【図7】 種々の走行パターンによる作業の進み度合を
示すシミュレーション結果の図である。
【図8】 作業効率と時間Tとの関係を示すシミュレー
ション結果の図である。
【図9】 作業効率と折返し回数Nとの関係を示すシミ
ュレーション結果の図である。
【図10】 超音波センサ入力処理のフローチャートで
ある。
【図11】 接触センサ入力処理のフローチャートであ
る。
【図12】 渦巻き走行の動作判断を示すゼネラルフロ
ーチャートである。
【図13】 センサ出力と走行パラメータとの対応を示
す走行パラメータ設定表である。
【図14】 渦巻き部分の処理を示すフローチャートで
ある。
【図15】 超信地旋回の処理を示すフローチャートで
ある。
【図16】 後退処理を示すフローチャートである。
【図17】 センサ信号選択処理の概要図である。フロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1…ロボット、 3…右車輪、 4…左車輪、 5…バ
ンパー、 5A…接触センサ、 6…超音波センサ、
7…制御装置、 18…動作判断部、 20…選択部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 領域の境界を検出するセンサを有する移
    動ロボットの、前記領域内での自律走行方法において、 前記領域内の任意の位置から旋回走行を開始してその旋
    回半径を徐々に大きくしていく渦巻き走行を行い、 前記センサによって検出される前記境界までの距離が予
    定距離以内であると判断したときに、前記渦巻き走行を
    中止して前記境界から遠ざかるように進行方向に対して
    予定の折返し角度で折返して直進し、 以後、次々に前記境界を検出する毎に折返しおよび直進
    を繰り返し、予定の折返し回数だけ折返した後、予定距
    離だけ直進した位置から再び前記渦巻き走行をすること
    を特徴とするロボットの自律走行方法。
  2. 【請求項2】 前記渦巻き走行に移るまでの折返し回数
    および最終折返し後、渦巻き走行に移るまでの直進距離
    は、前記領域をほぼ網羅的に走行するのに要する時間が
    極小になるようにシミュレーションモデルにより決定し
    たデータによることを特徴とする請求項1記載のロボッ
    トの自律走行方法。
  3. 【請求項3】 前記折り返し角度が進行方向に対してほ
    ぼ135°であることを特徴とする請求項1または2記
    載のロボットの自律走行方法。
  4. 【請求項4】 前記移動ロボットが、前記センサとして
    進行方向前方左右に少なくとも一対の障害物センサを有
    するとともに、 前記領域の境界が壁面で形成され、前記移動ロボットは
    障害物センサで前記境界の壁面を検出しつつ自律走行す
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のロ
    ボットの自律走行方法。
  5. 【請求項5】 右車輪および左車輪のそれぞれの回転方
    向および回転速度によって進行方向が決定される自律走
    行ロボットの制御装置において、 本体の前方右側に設けられた右側障害物センサと、 本体の前方左側に設けられた左側障害物センサと、 前記右側障害物センサで検出された障害物までの距離、
    および前記左側障害物センサで検出された障害物までの
    距離に対応して、走行パラメータをそれぞれ決定する手
    段と、 前記決定された少なくとも2つの走行パラメータのう
    ち、前記障害物を回避するための予定の優先度に基づい
    て選択した走行パラメータによって前記右車輪および左
    車輪の回転方向および回転速度を決定する手段とを具備
    したことを特徴とする自律走行ロボットの制御装置。
  6. 【請求項6】 前記走行パラメータは少なくともロボッ
    トの走行速度を含み、前記障害物センサで検出された障
    害物までの距離が短くなるのに相応して前記走行速度が
    段階的に小さく設定されるように構成したことを特徴と
    する請求項5記載の自律走行ロボットの制御装置。
JP02976897A 1997-01-29 1997-01-29 ロボットの自律走行方法および自律走行ロボットの制御装置 Expired - Fee Related JP3375843B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02976897A JP3375843B2 (ja) 1997-01-29 1997-01-29 ロボットの自律走行方法および自律走行ロボットの制御装置
US09/015,312 US6076025A (en) 1997-01-29 1998-01-29 Mobile robot steering method and control device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02976897A JP3375843B2 (ja) 1997-01-29 1997-01-29 ロボットの自律走行方法および自律走行ロボットの制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10214114A true JPH10214114A (ja) 1998-08-11
JP3375843B2 JP3375843B2 (ja) 2003-02-10

Family

ID=12285228

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02976897A Expired - Fee Related JP3375843B2 (ja) 1997-01-29 1997-01-29 ロボットの自律走行方法および自律走行ロボットの制御装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6076025A (ja)
JP (1) JP3375843B2 (ja)

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002078650A (ja) * 2000-09-08 2002-03-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自走式掃除機
JP2002204769A (ja) * 2001-01-12 2002-07-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自走式掃除機
US8239992B2 (en) 2007-05-09 2012-08-14 Irobot Corporation Compact autonomous coverage robot
US8253368B2 (en) 2004-01-28 2012-08-28 Irobot Corporation Debris sensor for cleaning apparatus
US8368339B2 (en) 2001-01-24 2013-02-05 Irobot Corporation Robot confinement
US8374721B2 (en) 2005-12-02 2013-02-12 Irobot Corporation Robot system
US8380350B2 (en) 2005-12-02 2013-02-19 Irobot Corporation Autonomous coverage robot navigation system
US8382906B2 (en) 2005-02-18 2013-02-26 Irobot Corporation Autonomous surface cleaning robot for wet cleaning
US8386081B2 (en) 2002-09-13 2013-02-26 Irobot Corporation Navigational control system for a robotic device
US8387193B2 (en) 2005-02-18 2013-03-05 Irobot Corporation Autonomous surface cleaning robot for wet and dry cleaning
US8390251B2 (en) 2004-01-21 2013-03-05 Irobot Corporation Autonomous robot auto-docking and energy management systems and methods
US8396592B2 (en) 2001-06-12 2013-03-12 Irobot Corporation Method and system for multi-mode coverage for an autonomous robot
US8412377B2 (en) 2000-01-24 2013-04-02 Irobot Corporation Obstacle following sensor scheme for a mobile robot
US8417383B2 (en) 2006-05-31 2013-04-09 Irobot Corporation Detecting robot stasis
US8418303B2 (en) 2006-05-19 2013-04-16 Irobot Corporation Cleaning robot roller processing
US8428778B2 (en) 2002-09-13 2013-04-23 Irobot Corporation Navigational control system for a robotic device
US8838274B2 (en) 2001-06-12 2014-09-16 Irobot Corporation Method and system for multi-mode coverage for an autonomous robot
US8874264B1 (en) 2004-07-07 2014-10-28 Irobot Corporation Celestial navigation system for an autonomous robot
US8930023B2 (en) 2009-11-06 2015-01-06 Irobot Corporation Localization by learning of wave-signal distributions
US8972052B2 (en) 2004-07-07 2015-03-03 Irobot Corporation Celestial navigation system for an autonomous vehicle
US9008835B2 (en) 2004-06-24 2015-04-14 Irobot Corporation Remote control scheduler and method for autonomous robotic device
US9038233B2 (en) 2001-01-24 2015-05-26 Irobot Corporation Autonomous floor-cleaning robot
US9128486B2 (en) 2002-01-24 2015-09-08 Irobot Corporation Navigational control system for a robotic device
US9360300B2 (en) 2004-03-29 2016-06-07 Irobot Corporation Methods and apparatus for position estimation using reflected light sources
US10314449B2 (en) 2010-02-16 2019-06-11 Irobot Corporation Vacuum brush
US10470629B2 (en) 2005-02-18 2019-11-12 Irobot Corporation Autonomous surface cleaning robot for dry cleaning
EP4083737A4 (en) * 2019-12-24 2024-01-24 Suzhou Cleva Precision Machinery & Tech Co Ltd CROSSING METHOD AND SYSTEM, ROBOT AND READABLE INFORMATION MEDIUM

Families Citing this family (92)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19821306C2 (de) * 1998-05-13 2000-12-14 Gmd Gmbh Autonom navigierendes System mit Hinderniserkennung
US6941199B1 (en) 1998-07-20 2005-09-06 The Procter & Gamble Company Robotic system
GB2344888A (en) * 1998-12-18 2000-06-21 Notetry Ltd Obstacle detection system
CA2388870A1 (en) 1999-11-18 2001-05-25 The Procter & Gamble Company Home cleaning robot
US6594844B2 (en) 2000-01-24 2003-07-22 Irobot Corporation Robot obstacle detection system
US8788092B2 (en) 2000-01-24 2014-07-22 Irobot Corporation Obstacle following sensor scheme for a mobile robot
US6481515B1 (en) 2000-05-30 2002-11-19 The Procter & Gamble Company Autonomous mobile surface treating apparatus
US6496754B2 (en) * 2000-11-17 2002-12-17 Samsung Kwangju Electronics Co., Ltd. Mobile robot and course adjusting method thereof
US6809490B2 (en) 2001-06-12 2004-10-26 Irobot Corporation Method and system for multi-mode coverage for an autonomous robot
US6883201B2 (en) 2002-01-03 2005-04-26 Irobot Corporation Autonomous floor-cleaning robot
US6810305B2 (en) 2001-02-16 2004-10-26 The Procter & Gamble Company Obstruction management system for robots
US7623944B2 (en) * 2001-06-29 2009-11-24 Honda Motor Co., Ltd. System and method of estimating joint loads in a three-dimensional system
US7774177B2 (en) * 2001-06-29 2010-08-10 Honda Motor Co., Ltd. Exoskeleton controller for a human-exoskeleton system
US7390309B2 (en) * 2002-09-23 2008-06-24 Honda Motor Co., Ltd. Human assist system using gravity compensation control system and method using multiple feasibility parameters
US7684896B2 (en) * 2001-06-29 2010-03-23 Honda Motor Co., Ltd. System and method of estimating joint loads using an approach of closed form dynamics
US7135003B2 (en) * 2001-06-29 2006-11-14 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Feedback estimation of joint forces and joint moments
US7469166B2 (en) * 2001-06-29 2008-12-23 Honda Motor Co., Ltd. System and method of predicting novel motion in a serial chain system
US7650204B2 (en) * 2001-06-29 2010-01-19 Honda Motor Co., Ltd. Active control of an ankle-foot orthosis
US7217247B2 (en) * 2002-09-23 2007-05-15 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Gravity compensation method in a human assist system and a human assist system with gravity compensation control
US7402142B2 (en) * 2002-09-23 2008-07-22 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Method and processor for obtaining moments and torques in a biped walking system
US20040200505A1 (en) * 2003-03-14 2004-10-14 Taylor Charles E. Robot vac with retractable power cord
US7801645B2 (en) * 2003-03-14 2010-09-21 Sharper Image Acquisition Llc Robotic vacuum cleaner with edge and object detection system
US7805220B2 (en) * 2003-03-14 2010-09-28 Sharper Image Acquisition Llc Robot vacuum with internal mapping system
US20050010331A1 (en) * 2003-03-14 2005-01-13 Taylor Charles E. Robot vacuum with floor type modes
US20040244138A1 (en) * 2003-03-14 2004-12-09 Taylor Charles E. Robot vacuum
US7228214B2 (en) * 2003-03-31 2007-06-05 Deere & Company Path planner and method for planning a path plan having a spiral component
EP1719031B1 (en) * 2004-02-12 2016-12-07 Arçelik Anonim Sirketi A robot vacuum cleaner and a control method
US20060020369A1 (en) * 2004-03-11 2006-01-26 Taylor Charles E Robot vacuum cleaner
US11209833B2 (en) 2004-07-07 2021-12-28 Irobot Corporation Celestial navigation system for an autonomous vehicle
KR100633444B1 (ko) * 2005-02-24 2006-10-13 삼성광주전자 주식회사 로봇 청소기 및 그 제어 방법
US8082062B2 (en) 2005-06-10 2011-12-20 Honda Motor Co., Ltd. Regenerative actuation in motion control
US8584305B2 (en) 2005-12-02 2013-11-19 Irobot Corporation Modular robot
KR101300493B1 (ko) 2005-12-02 2013-09-02 아이로보트 코퍼레이션 커버리지 로봇 이동성
EP2816434A3 (en) 2005-12-02 2015-01-28 iRobot Corporation Autonomous coverage robot
US8868237B2 (en) 2006-03-17 2014-10-21 Irobot Corporation Robot confinement
US8121730B2 (en) * 2006-10-02 2012-02-21 Industrial Technology Research Institute Obstacle detection device of autonomous mobile system
TWI308487B (en) * 2006-12-26 2009-04-11 Ind Tech Res Inst Position-detecting system and method
US7706948B2 (en) * 2007-03-02 2010-04-27 Cnh America Llc Method for creating spiral swaths for irregular field boundaries
US7715966B2 (en) * 2007-03-02 2010-05-11 Cnh America Llc Method for creating spiral swath patterns for convex polygon shaped field boundaries
US20080229885A1 (en) * 2007-03-22 2008-09-25 Mah Pat Y Jar opener
WO2009011542A1 (en) * 2007-07-18 2009-01-22 Lg Electronics Inc. Mobile robot and controlling method thereof
WO2009097354A2 (en) * 2008-01-28 2009-08-06 Seegrid Corporation Service robot and method of operating same
JP5606927B2 (ja) * 2008-01-28 2014-10-15 シーグリッド コーポレーション サービスロボットによって収集された時空間情報のリパーパシングを行うための方法
WO2009097334A2 (en) * 2008-01-28 2009-08-06 Seegrid Corporation Methods for real-time and near-real time interactions with robots that service a facility
US8755936B2 (en) * 2008-01-28 2014-06-17 Seegrid Corporation Distributed multi-robot system
US8961695B2 (en) * 2008-04-24 2015-02-24 Irobot Corporation Mobile robot for cleaning
US8452450B2 (en) * 2008-04-24 2013-05-28 Evolution Robotics, Inc. Application of localization, positioning and navigation systems for robotic enabled mobile products
EP2261762A3 (en) * 2009-06-12 2014-11-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Robot cleaner and control method thereof
US8364309B1 (en) * 2009-07-14 2013-01-29 Bailey Bendrix L User-assisted robot navigation system
KR101055567B1 (ko) * 2009-09-18 2011-08-08 성균관대학교산학협력단 서비스 로봇을 위한 지능형 사용자 인터페이스 장치 및 제어 방법
US8892251B1 (en) 2010-01-06 2014-11-18 Irobot Corporation System and method for autonomous mopping of a floor surface
US8316499B2 (en) 2010-01-06 2012-11-27 Evolution Robotics, Inc. Apparatus for holding a cleaning sheet in a cleaning implement
US9807925B2 (en) * 2010-07-28 2017-11-07 Deere & Company Robotic mower area coverage system
CN103534659B (zh) 2010-12-30 2017-04-05 美国iRobot公司 覆盖机器人导航
AU2012249245B2 (en) 2011-04-29 2015-05-14 Irobot Corporation Resilient and compressible roller and autonomous coverage robot
US11471020B2 (en) 2011-04-29 2022-10-18 Irobot Corporation Robotic vacuum cleaning system
US8380349B1 (en) * 2011-05-06 2013-02-19 Google Inc. Methods and systems for providing instructions to a robotic device
US8589013B2 (en) 2011-10-25 2013-11-19 Jaybridge Robotics, Inc. Method and system for dynamically positioning a vehicle relative to another vehicle in motion
US10846497B2 (en) 2011-12-05 2020-11-24 Adasa Inc. Holonomic RFID reader
US11093722B2 (en) 2011-12-05 2021-08-17 Adasa Inc. Holonomic RFID reader
US9747480B2 (en) 2011-12-05 2017-08-29 Adasa Inc. RFID and robots for multichannel shopping
US10476130B2 (en) 2011-12-05 2019-11-12 Adasa Inc. Aerial inventory antenna
US10050330B2 (en) 2011-12-05 2018-08-14 Adasa Inc. Aerial inventory antenna
US9780435B2 (en) 2011-12-05 2017-10-03 Adasa Inc. Aerial inventory antenna
US8983767B2 (en) 2012-03-02 2015-03-17 Jaybridge Robotics, Inc. Computer-implemented method and system for generating swath coverage patterns for polygonal and pseudo-polygonal shaped fields
EP2939508B1 (en) 2012-12-28 2021-05-19 Positec Power Tools (Suzhou) Co., Ltd Automatic mowing system
US10111563B2 (en) 2013-01-18 2018-10-30 Sunpower Corporation Mechanism for cleaning solar collector surfaces
KR102020215B1 (ko) * 2013-03-23 2019-09-10 삼성전자주식회사 로봇 청소기 및 로봇 청소기의 제어방법
US9188986B2 (en) 2013-10-01 2015-11-17 Jaybridge Robotics, Inc. Computer-implemented method and system for dynamically positioning a vehicle relative to another vehicle in motion for on-the-fly offloading operations
US11272822B2 (en) 2013-11-12 2022-03-15 Irobot Corporation Mobile floor cleaning robot with pad holder
US9427127B2 (en) 2013-11-12 2016-08-30 Irobot Corporation Autonomous surface cleaning robot
US9615712B2 (en) 2013-11-12 2017-04-11 Irobot Corporation Mobile floor cleaning robot
CN111273666B (zh) 2014-03-31 2023-10-24 美国iRobot公司 一种用于机器人草坪割草的操作者反馈单元及方法
US9168922B1 (en) 2014-06-05 2015-10-27 Jaybridge Robotics, Inc. Computer-implemented methods and systems for predicting an area to be traversed by a moving vehicle
EP3199009B1 (en) 2014-09-23 2020-01-29 Positec Technology (China) Co., Ltd. Self-moving robot
US9516806B2 (en) 2014-10-10 2016-12-13 Irobot Corporation Robotic lawn mowing boundary determination
US9510505B2 (en) 2014-10-10 2016-12-06 Irobot Corporation Autonomous robot localization
US9420741B2 (en) 2014-12-15 2016-08-23 Irobot Corporation Robot lawnmower mapping
US9538702B2 (en) 2014-12-22 2017-01-10 Irobot Corporation Robotic mowing of separated lawn areas
US9907449B2 (en) * 2015-03-16 2018-03-06 Irobot Corporation Autonomous floor cleaning with a removable pad
US9265396B1 (en) 2015-03-16 2016-02-23 Irobot Corporation Autonomous floor cleaning with removable pad
US11115798B2 (en) 2015-07-23 2021-09-07 Irobot Corporation Pairing a beacon with a mobile robot
US10034421B2 (en) 2015-07-24 2018-07-31 Irobot Corporation Controlling robotic lawnmowers
US10021830B2 (en) 2016-02-02 2018-07-17 Irobot Corporation Blade assembly for a grass cutting mobile robot
US10459063B2 (en) 2016-02-16 2019-10-29 Irobot Corporation Ranging and angle of arrival antenna system for a mobile robot
US10512384B2 (en) 2016-12-15 2019-12-24 Irobot Corporation Cleaning roller for cleaning robots
US10595698B2 (en) 2017-06-02 2020-03-24 Irobot Corporation Cleaning pad for cleaning robot
WO2019013989A1 (en) 2017-07-14 2019-01-17 Irobot Corporation BLADE ASSEMBLY FOR MOBILE GRASS CUTTING ROBOT
US10595624B2 (en) 2017-07-25 2020-03-24 Irobot Corporation Cleaning roller for cleaning robots
KR102106100B1 (ko) * 2018-02-02 2020-05-06 엘지전자 주식회사 이동 로봇
US11109727B2 (en) 2019-02-28 2021-09-07 Irobot Corporation Cleaning rollers for cleaning robots
WO2020199149A1 (zh) * 2019-04-03 2020-10-08 深圳拓邦股份有限公司 一种螺旋线渐开割草方法、系统及装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5377106A (en) * 1987-03-24 1994-12-27 Fraunhofer Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. Process for navigating an unmanned vehicle and a vehicle for the same
JPS63314618A (ja) * 1987-06-17 1988-12-22 Nissan Motor Co Ltd 自律走行車両制御装置
US4939650A (en) * 1988-06-14 1990-07-03 Shinko Electric Co., Ltd. Path correction method for a self-contained unmanned vehicle
US5548511A (en) * 1992-10-29 1996-08-20 White Consolidated Industries, Inc. Method for controlling self-running cleaning apparatus
JP2761454B2 (ja) * 1993-12-09 1998-06-04 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイション 自律移動機械の誘導方法
KR970066776A (ko) * 1996-03-29 1997-10-13 헨리 D.G. 웰레스 차량의 제어장치

Cited By (47)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9446521B2 (en) 2000-01-24 2016-09-20 Irobot Corporation Obstacle following sensor scheme for a mobile robot
US8412377B2 (en) 2000-01-24 2013-04-02 Irobot Corporation Obstacle following sensor scheme for a mobile robot
JP2002078650A (ja) * 2000-09-08 2002-03-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自走式掃除機
JP2002204769A (ja) * 2001-01-12 2002-07-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自走式掃除機
US9167946B2 (en) 2001-01-24 2015-10-27 Irobot Corporation Autonomous floor cleaning robot
US8368339B2 (en) 2001-01-24 2013-02-05 Irobot Corporation Robot confinement
US9038233B2 (en) 2001-01-24 2015-05-26 Irobot Corporation Autonomous floor-cleaning robot
US9622635B2 (en) 2001-01-24 2017-04-18 Irobot Corporation Autonomous floor-cleaning robot
US8396592B2 (en) 2001-06-12 2013-03-12 Irobot Corporation Method and system for multi-mode coverage for an autonomous robot
US8838274B2 (en) 2001-06-12 2014-09-16 Irobot Corporation Method and system for multi-mode coverage for an autonomous robot
US9128486B2 (en) 2002-01-24 2015-09-08 Irobot Corporation Navigational control system for a robotic device
US8386081B2 (en) 2002-09-13 2013-02-26 Irobot Corporation Navigational control system for a robotic device
US9949608B2 (en) 2002-09-13 2018-04-24 Irobot Corporation Navigational control system for a robotic device
US8428778B2 (en) 2002-09-13 2013-04-23 Irobot Corporation Navigational control system for a robotic device
US8390251B2 (en) 2004-01-21 2013-03-05 Irobot Corporation Autonomous robot auto-docking and energy management systems and methods
US8854001B2 (en) 2004-01-21 2014-10-07 Irobot Corporation Autonomous robot auto-docking and energy management systems and methods
US8253368B2 (en) 2004-01-28 2012-08-28 Irobot Corporation Debris sensor for cleaning apparatus
US8378613B2 (en) 2004-01-28 2013-02-19 Irobot Corporation Debris sensor for cleaning apparatus
US9360300B2 (en) 2004-03-29 2016-06-07 Irobot Corporation Methods and apparatus for position estimation using reflected light sources
US9008835B2 (en) 2004-06-24 2015-04-14 Irobot Corporation Remote control scheduler and method for autonomous robotic device
US8874264B1 (en) 2004-07-07 2014-10-28 Irobot Corporation Celestial navigation system for an autonomous robot
US9229454B1 (en) 2004-07-07 2016-01-05 Irobot Corporation Autonomous mobile robot system
US8972052B2 (en) 2004-07-07 2015-03-03 Irobot Corporation Celestial navigation system for an autonomous vehicle
US8387193B2 (en) 2005-02-18 2013-03-05 Irobot Corporation Autonomous surface cleaning robot for wet and dry cleaning
US8392021B2 (en) 2005-02-18 2013-03-05 Irobot Corporation Autonomous surface cleaning robot for wet cleaning
US8855813B2 (en) 2005-02-18 2014-10-07 Irobot Corporation Autonomous surface cleaning robot for wet and dry cleaning
US10470629B2 (en) 2005-02-18 2019-11-12 Irobot Corporation Autonomous surface cleaning robot for dry cleaning
US8382906B2 (en) 2005-02-18 2013-02-26 Irobot Corporation Autonomous surface cleaning robot for wet cleaning
US8954192B2 (en) 2005-12-02 2015-02-10 Irobot Corporation Navigating autonomous coverage robots
US8374721B2 (en) 2005-12-02 2013-02-12 Irobot Corporation Robot system
US8380350B2 (en) 2005-12-02 2013-02-19 Irobot Corporation Autonomous coverage robot navigation system
US9144360B2 (en) 2005-12-02 2015-09-29 Irobot Corporation Autonomous coverage robot navigation system
US9149170B2 (en) 2005-12-02 2015-10-06 Irobot Corporation Navigating autonomous coverage robots
US8418303B2 (en) 2006-05-19 2013-04-16 Irobot Corporation Cleaning robot roller processing
US9955841B2 (en) 2006-05-19 2018-05-01 Irobot Corporation Removing debris from cleaning robots
US8417383B2 (en) 2006-05-31 2013-04-09 Irobot Corporation Detecting robot stasis
US10070764B2 (en) 2007-05-09 2018-09-11 Irobot Corporation Compact autonomous coverage robot
US8438695B2 (en) 2007-05-09 2013-05-14 Irobot Corporation Autonomous coverage robot sensing
US8239992B2 (en) 2007-05-09 2012-08-14 Irobot Corporation Compact autonomous coverage robot
US9480381B2 (en) 2007-05-09 2016-11-01 Irobot Corporation Compact autonomous coverage robot
US8839477B2 (en) 2007-05-09 2014-09-23 Irobot Corporation Compact autonomous coverage robot
US11072250B2 (en) 2007-05-09 2021-07-27 Irobot Corporation Autonomous coverage robot sensing
US11498438B2 (en) 2007-05-09 2022-11-15 Irobot Corporation Autonomous coverage robot
US8930023B2 (en) 2009-11-06 2015-01-06 Irobot Corporation Localization by learning of wave-signal distributions
US10314449B2 (en) 2010-02-16 2019-06-11 Irobot Corporation Vacuum brush
US11058271B2 (en) 2010-02-16 2021-07-13 Irobot Corporation Vacuum brush
EP4083737A4 (en) * 2019-12-24 2024-01-24 Suzhou Cleva Precision Machinery & Tech Co Ltd CROSSING METHOD AND SYSTEM, ROBOT AND READABLE INFORMATION MEDIUM

Also Published As

Publication number Publication date
JP3375843B2 (ja) 2003-02-10
US6076025A (en) 2000-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10214114A (ja) ロボットの自律走行方法および自律走行ロボットの制御装置
JP3323772B2 (ja) デッドロック防止装置付自律走行ロボット
JP3479212B2 (ja) 自走ロボットの制御方法および装置
JP3479215B2 (ja) マーク検出による自走ロボット制御方法および装置
US5942869A (en) Mobile robot control device
JPH10240342A (ja) 自律走行車
US6119057A (en) Autonomous vehicle with an easily set work area and easily switched mode
JP3296105B2 (ja) 自律移動ロボット
EP0142594B1 (en) Control system for mobile robot
CN105739503B (zh) 一种行走机器人拐弯调头的方法及控制设备
JPH09185410A (ja) 自律走行車の走行制御方法及び走行制御装置
JPH04333902A (ja) 清掃機の自動走行清掃方式
JPH09206258A (ja) 清掃ロボットの制御方法
CN111902319A (zh) 停车辅助装置
JPS62154008A (ja) 自走ロボツトの走行制御方法
JPH0546246A (ja) 掃除ロボツト及びその走行方法
JP3323771B2 (ja) ハンチング防止装置付自律走行ロボット
JP2627472B2 (ja) 移動体の障害物回避方法
US5187663A (en) System using a moving light reflector for defining the peripheral outline of a work area
JPH08171416A (ja) ホール通路をロボットが移動するための装置と方法
JP2000276232A (ja) 自律走行作業車の障害物回避制御装置
JP3293166B2 (ja) 車両の車庫誘導装置
JPS6093522A (ja) 移動ロボツトの制御装置
JPH02227708A (ja) 自走車の位置検出装置
Wahab et al. Development of automated parallel parking system in small mobile vehicle

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071129

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081129

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081129

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091129

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091129

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101129

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101129

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111129

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111129

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121129

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131129

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees