JPH102138A - ワイヤロック - Google Patents
ワイヤロックInfo
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- JPH102138A JPH102138A JP17422496A JP17422496A JPH102138A JP H102138 A JPH102138 A JP H102138A JP 17422496 A JP17422496 A JP 17422496A JP 17422496 A JP17422496 A JP 17422496A JP H102138 A JPH102138 A JP H102138A
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- reel
- case
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ワイヤを収納した際、ケースに突出した邪魔な
部分がほとんどなく、このためコンパクトで持ち運びや
取り扱いが大変し易いワイヤロックを提供すること。 【解決手段】ケース内に巻取りリールを収納し、この巻
取りリールに先端に係止部を設けたワイヤを巻き戻し可
能に巻回し、かつ上記係止部を係止するための被係止部
を上記巻取りリールの軸心部となる位置に設けたことを
特徴とする。
部分がほとんどなく、このためコンパクトで持ち運びや
取り扱いが大変し易いワイヤロックを提供すること。 【解決手段】ケース内に巻取りリールを収納し、この巻
取りリールに先端に係止部を設けたワイヤを巻き戻し可
能に巻回し、かつ上記係止部を係止するための被係止部
を上記巻取りリールの軸心部となる位置に設けたことを
特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二輪車の盗難防止
のため、ワイヤをループ状にして用い、二輪車が不正に
移動できないようにするワイヤロックに関する。
のため、ワイヤをループ状にして用い、二輪車が不正に
移動できないようにするワイヤロックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、二輪車の盗難防止のためワイヤロ
ックが使用されている。これは、例えば、実開昭59−
111259号公報や実開昭61−173671号公報
に開示されている。上記実開昭59−111259号公
報に記載のワイヤロックは、ケース内に巻取りリールが
収納され、この巻取りリールに、先端に係止部を有する
ワイヤを巻戻し可能に巻回し、上記ケースには引出した
上記係止部と係止可能な被係止部を設け、この被係止部
にシリンダ錠のような錠前を設けたものである。
ックが使用されている。これは、例えば、実開昭59−
111259号公報や実開昭61−173671号公報
に開示されている。上記実開昭59−111259号公
報に記載のワイヤロックは、ケース内に巻取りリールが
収納され、この巻取りリールに、先端に係止部を有する
ワイヤを巻戻し可能に巻回し、上記ケースには引出した
上記係止部と係止可能な被係止部を設け、この被係止部
にシリンダ錠のような錠前を設けたものである。
【0003】また、実開昭61−173671号公報に
記載のワイヤロックは、上記実開昭59−111259
号公報に記載のものとほぼ同様のもので、主な相違点
は、巻き取り用ツバ部の外縁を一部ケースの外に突出さ
せ、このツバ部の外縁を回動して巻取りリールを回転し
得るようにした点である。
記載のワイヤロックは、上記実開昭59−111259
号公報に記載のものとほぼ同様のもので、主な相違点
は、巻き取り用ツバ部の外縁を一部ケースの外に突出さ
せ、このツバ部の外縁を回動して巻取りリールを回転し
得るようにした点である。
【0004】このようなワイヤロックを二輪車の盗難防
止に使用するには、まず、ワイヤの先端をつまんでケー
スからワイヤを引き出し、ループ状にして、例えば、二
輪車の車体のパイプと路上のポールを連結したり、ある
いは車体とホイールを連結したりし、その上でワイヤの
先端の係止部をケースの被係止部と係止させる。そし
て、この係止が不正に外されないように、上記被係止部
に備えられた錠前を施錠する。
止に使用するには、まず、ワイヤの先端をつまんでケー
スからワイヤを引き出し、ループ状にして、例えば、二
輪車の車体のパイプと路上のポールを連結したり、ある
いは車体とホイールを連結したりし、その上でワイヤの
先端の係止部をケースの被係止部と係止させる。そし
て、この係止が不正に外されないように、上記被係止部
に備えられた錠前を施錠する。
【0005】上記公報に記載のものは、いずれも、ワイ
ヤロックを使用しない時、ワイヤをケース内の巻取りリ
ールに巻き取って収納できるため、単にコイル状に巻い
たワイヤの場合のようにその弾性によって輪が広がると
いうような事態も起こらず、ワイヤの収納性は良く、比
較的取り扱い易い。
ヤロックを使用しない時、ワイヤをケース内の巻取りリ
ールに巻き取って収納できるため、単にコイル状に巻い
たワイヤの場合のようにその弾性によって輪が広がると
いうような事態も起こらず、ワイヤの収納性は良く、比
較的取り扱い易い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
実開昭59−111259号公報や実開昭61−173
671号公報に記載のワイヤロックは、ワイヤの先端の
係止部を係止するための被係止部がケースの周縁部に突
出した形で配置されているため、ワイヤを収納した状態
でワイヤロックを手に持ったとき上記突出部が邪魔にな
るという欠点がある。
実開昭59−111259号公報や実開昭61−173
671号公報に記載のワイヤロックは、ワイヤの先端の
係止部を係止するための被係止部がケースの周縁部に突
出した形で配置されているため、ワイヤを収納した状態
でワイヤロックを手に持ったとき上記突出部が邪魔にな
るという欠点がある。
【0007】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたものである。即ち、本発明の目的は、ワイ
ヤを収納した際、ケースに突出した邪魔な部分がほとん
どなく、このためコンパクトで持ち運びや取り扱いが大
変し易いワイヤロックを提供することにある。
めになされたものである。即ち、本発明の目的は、ワイ
ヤを収納した際、ケースに突出した邪魔な部分がほとん
どなく、このためコンパクトで持ち運びや取り扱いが大
変し易いワイヤロックを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ケース内に巻
取りリールを収納し、この巻取りリールに先端に係止部
を設けたワイヤを巻き戻し可能に巻回し、かつ上記係止
部を係止するための被係止部を上記巻取りリールの軸心
部となる位置に設けたことを特徴とするワイヤロックを
提供することにより、上記目的を達成したものである。
取りリールを収納し、この巻取りリールに先端に係止部
を設けたワイヤを巻き戻し可能に巻回し、かつ上記係止
部を係止するための被係止部を上記巻取りリールの軸心
部となる位置に設けたことを特徴とするワイヤロックを
提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照しなが
ら具体的に説明する。図1ないし図5は、本発明のワイ
ヤロックの一実施例を示し、図1はその正面図、図2は
右側面図、図3は図1のA−A線断面図(但し、図1の
場合と異なり、ワイヤの先端を係止した図)、図4は図
2のB−B線断面図、図5はワイヤロックを使用した状
況を示す説明図である。
ら具体的に説明する。図1ないし図5は、本発明のワイ
ヤロックの一実施例を示し、図1はその正面図、図2は
右側面図、図3は図1のA−A線断面図(但し、図1の
場合と異なり、ワイヤの先端を係止した図)、図4は図
2のB−B線断面図、図5はワイヤロックを使用した状
況を示す説明図である。
【0010】本実施例のワイヤロックは、図1及び図2
に示す如く、ほぼ円形のケース2の一側面(図2におい
て左側の側面)に、円錐台状の隆起部34を有するもの
である。この隆起部34は後述する巻取りリール3の一
部である。上記隆起部34は全体がケース2に対して回
転可能とされ、外周部にはレバー32が設けられてい
る。また、この隆起部34の頂面には、図1に示す如
く、鍵穴71を備えた錠前7が設けられ、その隣にはワ
イヤの先端の係止部41(図1の左上部に見えている)
を挿入する係止穴31が設けられている。
に示す如く、ほぼ円形のケース2の一側面(図2におい
て左側の側面)に、円錐台状の隆起部34を有するもの
である。この隆起部34は後述する巻取りリール3の一
部である。上記隆起部34は全体がケース2に対して回
転可能とされ、外周部にはレバー32が設けられてい
る。また、この隆起部34の頂面には、図1に示す如
く、鍵穴71を備えた錠前7が設けられ、その隣にはワ
イヤの先端の係止部41(図1の左上部に見えている)
を挿入する係止穴31が設けられている。
【0011】巻取りリール3の全体形状は、図3及び図
4に示す如く、ケース2の外に露出する部分を円錐台状
の上記隆起部34としたほぼ円柱状のものである。そし
て、ケース2内部における巻取りリール3の外周部が一
部切り欠かれてその肩部に設けられたピン35にワイヤ
4の基端部が結合され、ケース2内における巻取りリー
ル3の円柱部33にワイヤ4が巻回され、ワイヤ4はこ
の円柱部33の周面とケース2との間の空隙に収納され
るようになっている。
4に示す如く、ケース2の外に露出する部分を円錐台状
の上記隆起部34としたほぼ円柱状のものである。そし
て、ケース2内部における巻取りリール3の外周部が一
部切り欠かれてその肩部に設けられたピン35にワイヤ
4の基端部が結合され、ケース2内における巻取りリー
ル3の円柱部33にワイヤ4が巻回され、ワイヤ4はこ
の円柱部33の周面とケース2との間の空隙に収納され
るようになっている。
【0012】また、ケース2の外周には、ワイヤ4が接
線方向に出入りする引出し口23が設けられている。ワ
イヤ4の先端には円柱状に膨出した係止部41が設けら
れ、この係止部41の径は引出し口23の径よりやや大
とされている。尚、上記ワイヤ4としては、通常、細い
鋼線(素線)をより合わせてなるワイヤロープが使用さ
れるが、柔軟性のあるもので使用に支障がなければこれ
に限定されない。
線方向に出入りする引出し口23が設けられている。ワ
イヤ4の先端には円柱状に膨出した係止部41が設けら
れ、この係止部41の径は引出し口23の径よりやや大
とされている。尚、上記ワイヤ4としては、通常、細い
鋼線(素線)をより合わせてなるワイヤロープが使用さ
れるが、柔軟性のあるもので使用に支障がなければこれ
に限定されない。
【0013】ケース2の他側面(図3において右側の側
面)は、中心に円形孔を有するドーナツ状のプレート2
1で外周部が塞がれ、中心の円形孔は円板状の裏蓋22
で塞がれている。プレート21は外周縁がケース2の外
周の折曲部において嵌着固定され、このプレート21に
よって巻取りリール3の側面が支持されている。また、
上記裏蓋22は、その外周縁がプレート21の上記円形
孔の内周に設けられた折曲部において嵌着され、以下で
説明する巻取りリール3の内部のすべての収納部品を支
持するカバーとなっている。
面)は、中心に円形孔を有するドーナツ状のプレート2
1で外周部が塞がれ、中心の円形孔は円板状の裏蓋22
で塞がれている。プレート21は外周縁がケース2の外
周の折曲部において嵌着固定され、このプレート21に
よって巻取りリール3の側面が支持されている。また、
上記裏蓋22は、その外周縁がプレート21の上記円形
孔の内周に設けられた折曲部において嵌着され、以下で
説明する巻取りリール3の内部のすべての収納部品を支
持するカバーとなっている。
【0014】巻取りリール3の内部には、図3に示す如
く、空洞が形成され、巻取りリール3のほぼ中央部に
は、棒状のスライダ51が上記係止穴31の軸方向と垂
直に組み込まれている。このスライダ51は、その先端
側(係止穴31の側)がやや細く形成され、係止穴31
と反対の側の基部51dとの間には段部51bが設けら
れている(図4参照)。また、スライダ51の先端は、
係止穴31の入口の側が斜めに削られて爪部51aとさ
れ、上記基部51dには巻取りリール3の空洞の壁面と
の間に圧縮コイルバネ52が組み込まれている。
く、空洞が形成され、巻取りリール3のほぼ中央部に
は、棒状のスライダ51が上記係止穴31の軸方向と垂
直に組み込まれている。このスライダ51は、その先端
側(係止穴31の側)がやや細く形成され、係止穴31
と反対の側の基部51dとの間には段部51bが設けら
れている(図4参照)。また、スライダ51の先端は、
係止穴31の入口の側が斜めに削られて爪部51aとさ
れ、上記基部51dには巻取りリール3の空洞の壁面と
の間に圧縮コイルバネ52が組み込まれている。
【0015】スライダ51は、そのワイヤロックの他側
面側(図3において右側)がベース部材6によって支持
され、係止穴31と垂直な方向に往復動可能とされてい
る。また、スライダ51は、図4に示す如く、爪部51
aが係止穴31内に突出した状態で、上記段部51bが
巻取りリール3の空洞壁面に衝突し、それ以上係止穴3
1の方向へは移動できないようになっている。尚、上記
ベース部材6の上記他側面側は上記裏蓋22によって支
持されている。
面側(図3において右側)がベース部材6によって支持
され、係止穴31と垂直な方向に往復動可能とされてい
る。また、スライダ51は、図4に示す如く、爪部51
aが係止穴31内に突出した状態で、上記段部51bが
巻取りリール3の空洞壁面に衝突し、それ以上係止穴3
1の方向へは移動できないようになっている。尚、上記
ベース部材6の上記他側面側は上記裏蓋22によって支
持されている。
【0016】スライダ51の隣には、図4に示す如く、
カム53が組み込まれている。このカム53は、厚板状
の円板の外周に直角に削られた切欠き部53aを設ける
とともに、円板の外周の他の一部にやや大径の同心円状
の突出部53bを設けたものである。スライダ51の上
記段部51bが巻取りリール3の空洞の壁面に衝突した
とき、上記切欠き部53aはスライダ51の別の段部5
1cにちょうど当接し、同時に、上記突出部53bの図
4において左側の側面は、巻取りリール3の空洞の対向
する壁面にちょうど当接するようになっている。
カム53が組み込まれている。このカム53は、厚板状
の円板の外周に直角に削られた切欠き部53aを設ける
とともに、円板の外周の他の一部にやや大径の同心円状
の突出部53bを設けたものである。スライダ51の上
記段部51bが巻取りリール3の空洞の壁面に衝突した
とき、上記切欠き部53aはスライダ51の別の段部5
1cにちょうど当接し、同時に、上記突出部53bの図
4において左側の側面は、巻取りリール3の空洞の対向
する壁面にちょうど当接するようになっている。
【0017】また、カム53の一側面側(図3において
左側)には、カム53と一体に成形された円柱状のシリ
ンダ部54が設けられている。シリンダ部54は巻取り
リール3の空洞に回転可能に組み込まれ、更にその外側
には、表面に鍵穴71を備えた錠前7が取り付けられて
いる。上記係止穴31、スライダ51、圧縮コイルバネ
52、カム53、シリンダ部54、及び錠前7により、
本実施例のワイヤロックの被係止部5が構成される。
左側)には、カム53と一体に成形された円柱状のシリ
ンダ部54が設けられている。シリンダ部54は巻取り
リール3の空洞に回転可能に組み込まれ、更にその外側
には、表面に鍵穴71を備えた錠前7が取り付けられて
いる。上記係止穴31、スライダ51、圧縮コイルバネ
52、カム53、シリンダ部54、及び錠前7により、
本実施例のワイヤロックの被係止部5が構成される。
【0018】以上のように構成された本実施例のワイヤ
ロックによれば、このワイヤロックを二輪車の盗難防止
に使用する際、まず、ケース2を片手に持ち、もう一方
の手でケース2の外に露出しているワイヤ4の係止部4
1をつかんで引っ張る。これにより巻取りリール3が回
転せしめられ、巻き取られていたワイヤ4が巻き戻され
て出てくる。
ロックによれば、このワイヤロックを二輪車の盗難防止
に使用する際、まず、ケース2を片手に持ち、もう一方
の手でケース2の外に露出しているワイヤ4の係止部4
1をつかんで引っ張る。これにより巻取りリール3が回
転せしめられ、巻き取られていたワイヤ4が巻き戻され
て出てくる。
【0019】そこで、引き出したワイヤ4を、例えば、
図5に示すように二輪車Cのホイール8と路上のポール
9を一緒に囲い込むように通したり、あるいは車体のパ
イプとホイールを一緒に囲い込むように通したり(図示
せず)して、これらをワイヤ4のループにより連結し、
その状態でワイヤ4の先端の係止部41を巻取りリール
3の係止穴31に挿入する。そして、上記係止部41を
奥に押し込み、係止部41によってスライダ51の爪部
51aを圧縮コイルバネ52の弾性力に抗して押し退
け、係止部41を係止穴31の底部まで到達させる。そ
うすると、爪部51aは圧縮コイルバネ52の弾性力に
より図3に示すように再び突出し、上記係止部41が爪
部51aに自動的に係止され、ワイヤ4がループを形成
する。
図5に示すように二輪車Cのホイール8と路上のポール
9を一緒に囲い込むように通したり、あるいは車体のパ
イプとホイールを一緒に囲い込むように通したり(図示
せず)して、これらをワイヤ4のループにより連結し、
その状態でワイヤ4の先端の係止部41を巻取りリール
3の係止穴31に挿入する。そして、上記係止部41を
奥に押し込み、係止部41によってスライダ51の爪部
51aを圧縮コイルバネ52の弾性力に抗して押し退
け、係止部41を係止穴31の底部まで到達させる。そ
うすると、爪部51aは圧縮コイルバネ52の弾性力に
より図3に示すように再び突出し、上記係止部41が爪
部51aに自動的に係止され、ワイヤ4がループを形成
する。
【0020】上述のように、係止部41と爪部51aと
の係止は、ワイヤロック1の内部の圧縮コイルバネ52
の弾性力で保持されているので、不正に解除されるおそ
れはない。従って、ワイヤロック1のループが不正に解
かれるおそれはなく、図5に示す二輪車Cは移動不可能
となり、盗難が防止される。
の係止は、ワイヤロック1の内部の圧縮コイルバネ52
の弾性力で保持されているので、不正に解除されるおそ
れはない。従って、ワイヤロック1のループが不正に解
かれるおそれはなく、図5に示す二輪車Cは移動不可能
となり、盗難が防止される。
【0021】上記の如く係止された係止部41と被係止
部5との係止を解除して二輪車Cを移動させるには、上
記錠前7に適合する鍵を鍵穴71に挿入し、逆時計方向
にひねる。そうすると、シリンダ部54すなわちカム5
3が逆時計方向に回転し、カム53の切欠き部53aが
スライダ51の段部51cに当接してこれを押し、スラ
イダ51を圧縮コイルバネ52の弾性力に抗して係止解
除方向に後退させ、スライダ51先端の爪部51aを係
止穴31から引っ込ませる。この結果、ワイヤ4の係止
部41と爪部51aとの係止が解除され、ワイヤ4の係
止部41は被係止部5の係止穴31から分離する。
部5との係止を解除して二輪車Cを移動させるには、上
記錠前7に適合する鍵を鍵穴71に挿入し、逆時計方向
にひねる。そうすると、シリンダ部54すなわちカム5
3が逆時計方向に回転し、カム53の切欠き部53aが
スライダ51の段部51cに当接してこれを押し、スラ
イダ51を圧縮コイルバネ52の弾性力に抗して係止解
除方向に後退させ、スライダ51先端の爪部51aを係
止穴31から引っ込ませる。この結果、ワイヤ4の係止
部41と爪部51aとの係止が解除され、ワイヤ4の係
止部41は被係止部5の係止穴31から分離する。
【0022】尚、スライダ51は、鍵に加えた逆時計方
向の手の力を抜けば、上記圧縮コイルバネ52の弾性力
により上記段部51bが巻取りリール3の空洞壁面に衝
突するまで前進し、自動的に元の位置に復帰する。同様
に、鍵穴71の方向も、鍵に加えた逆時計方向の手の力
を抜けば、スライダ51の段部51cがカム53の切欠
き部53aに当接して、スライダ51が停止するまでカ
ム53を時計方向に回転させるため、自動的に鍵穴71
の元の方向に復帰する。尚、鍵を更に時計方向に回そう
としても、カム53の突出部53bの側面(図4におい
て左側)が巻取りリール3の空洞の対向する壁面に衝突
するため、それ以上回すことはできない。
向の手の力を抜けば、上記圧縮コイルバネ52の弾性力
により上記段部51bが巻取りリール3の空洞壁面に衝
突するまで前進し、自動的に元の位置に復帰する。同様
に、鍵穴71の方向も、鍵に加えた逆時計方向の手の力
を抜けば、スライダ51の段部51cがカム53の切欠
き部53aに当接して、スライダ51が停止するまでカ
ム53を時計方向に回転させるため、自動的に鍵穴71
の元の方向に復帰する。尚、鍵を更に時計方向に回そう
としても、カム53の突出部53bの側面(図4におい
て左側)が巻取りリール3の空洞の対向する壁面に衝突
するため、それ以上回すことはできない。
【0023】ワイヤ4が係止穴31から分離したら、隆
起部34のレバー32を利用して巻取りリール3を時計
方向に回転させ、ケース2の外に出ているワイヤ4を巻
取りリール3の円柱部33の外周に巻き取り、図4に示
す如くケース2内に収納する。
起部34のレバー32を利用して巻取りリール3を時計
方向に回転させ、ケース2の外に出ているワイヤ4を巻
取りリール3の円柱部33の外周に巻き取り、図4に示
す如くケース2内に収納する。
【0024】以上の説明で明らかなように、本実施例の
ワイヤロックは、ワイヤ4の係止部41を係止するため
の被係止部5を巻取りリール3の軸心部に設けたので、
ケース2の外形がほぼ円形となり、ワイヤ4を収納した
状態で外側に大きく突出する部分をなくすことができ
た。このため、ワイヤロックをコンパクトで美しいデザ
インのものとすることができ、ワイヤ4を収納した際、
大変持ち運びや取り扱いがし易いものとなった。
ワイヤロックは、ワイヤ4の係止部41を係止するため
の被係止部5を巻取りリール3の軸心部に設けたので、
ケース2の外形がほぼ円形となり、ワイヤ4を収納した
状態で外側に大きく突出する部分をなくすことができ
た。このため、ワイヤロックをコンパクトで美しいデザ
インのものとすることができ、ワイヤ4を収納した際、
大変持ち運びや取り扱いがし易いものとなった。
【0025】尚、本発明は、上記実施例に制限されるも
のではなく、例えば、上記被係止部を巻取りリールに設
けないで、巻取りリールの軸心部となる位置に配置され
た固定部材に設け、その固定部材の外周側に円筒状の巻
取りリールを回転可能に組み付けても良い。また、上記
被係止部は、バネを使用せず、鍵を回すことによってス
ライダを移動させ、それによりワイヤの係止部をこの被
係止部に係止させるようにしても良い。また、ワイヤの
係止部を係止穴に押し込んで被係止部に係止するのでは
なく、係止部を係止穴に挿入した後、係止部をやや回転
させて被係止部に係止させるようにしても良い。また、
上記プレートとケースの固定、あるいは裏蓋とプレート
の固定は、ビス止めなどによる固定でも良い。
のではなく、例えば、上記被係止部を巻取りリールに設
けないで、巻取りリールの軸心部となる位置に配置され
た固定部材に設け、その固定部材の外周側に円筒状の巻
取りリールを回転可能に組み付けても良い。また、上記
被係止部は、バネを使用せず、鍵を回すことによってス
ライダを移動させ、それによりワイヤの係止部をこの被
係止部に係止させるようにしても良い。また、ワイヤの
係止部を係止穴に押し込んで被係止部に係止するのでは
なく、係止部を係止穴に挿入した後、係止部をやや回転
させて被係止部に係止させるようにしても良い。また、
上記プレートとケースの固定、あるいは裏蓋とプレート
の固定は、ビス止めなどによる固定でも良い。
【0026】
【発明の効果】本発明のワイヤロックは、ワイヤを収納
した際、ケースに突出した邪魔な部分がほとんどなく、
このためコンパクトで持ち運びや取り扱いが大変し易
い。
した際、ケースに突出した邪魔な部分がほとんどなく、
このためコンパクトで持ち運びや取り扱いが大変し易
い。
【図1】本発明のワイヤロックの一実施例を示す正面図
である。
である。
【図2】図1に示すワイヤロックの右側面図である。
【図3】図1のA−A線断面図(但し、図1の場合と異
なり、ワイヤの先端を係止した図)である。
なり、ワイヤの先端を係止した図)である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】ワイヤロックを使用した状況を示す説明図であ
る。
る。
1・・・・・ワイヤロック 2・・・・・ケース 3・・・・・巻取りリール 31・・・・係止穴 4・・・・・ワイヤ 41・・・・係止部 5・・・・・被係止部 51・・・・スライダ 51a・・・爪部 52・・・・バネ 53・・・・カム 54・・・・シリンダ部 7・・・・・錠前
Claims (2)
- 【請求項1】ケース内に巻取りリールを収納し、この巻
取りリールに先端に係止部を設けたワイヤを巻き戻し可
能に巻回し、かつ上記係止部を係止するための被係止部
を上記巻取りリールの軸心部となる位置に設けたことを
特徴とするワイヤロック。 - 【請求項2】上記被係止部を巻取りリールに設けたこと
を特徴とする請求項1記載のワイヤロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08174224A JP3138213B2 (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | ワイヤロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08174224A JP3138213B2 (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | ワイヤロック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH102138A true JPH102138A (ja) | 1998-01-06 |
JP3138213B2 JP3138213B2 (ja) | 2001-02-26 |
Family
ID=15974902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08174224A Expired - Fee Related JP3138213B2 (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | ワイヤロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3138213B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003328625A (ja) * | 2002-05-13 | 2003-11-19 | Nikko:Kk | パイプ内に収納されるワイヤー錠 |
JP6409195B1 (ja) * | 2018-05-30 | 2018-10-24 | 高橋 直子 | 自転車用のワイヤー錠取付システム |
GB2503011B (en) * | 2012-06-14 | 2018-11-07 | Miller Guy | Retractable locking device |
-
1996
- 1996-06-12 JP JP08174224A patent/JP3138213B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003328625A (ja) * | 2002-05-13 | 2003-11-19 | Nikko:Kk | パイプ内に収納されるワイヤー錠 |
GB2503011B (en) * | 2012-06-14 | 2018-11-07 | Miller Guy | Retractable locking device |
JP6409195B1 (ja) * | 2018-05-30 | 2018-10-24 | 高橋 直子 | 自転車用のワイヤー錠取付システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3138213B2 (ja) | 2001-02-26 |
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