JPH10213158A - 電磁パウダークラッチ - Google Patents
電磁パウダークラッチInfo
- Publication number
- JPH10213158A JPH10213158A JP8773497A JP8773497A JPH10213158A JP H10213158 A JPH10213158 A JP H10213158A JP 8773497 A JP8773497 A JP 8773497A JP 8773497 A JP8773497 A JP 8773497A JP H10213158 A JPH10213158 A JP H10213158A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric wire
- layer
- coil
- covered
- ceramic layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Electromagnets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 300℃以上に発熱しても壊れることのない
耐熱性の向上した電磁パウダークラッチの提供を目的と
する。 【構成】 コイル3を内装したヨーク2と内周側のロー
ター4間にパウダーを入れて構成される電磁パウダーク
ラッチにおいて、コイル3を構成する電線31は、外周
にセラミック層またはセラミック層と被覆層を形成した
耐熱電線で構成されている。
耐熱性の向上した電磁パウダークラッチの提供を目的と
する。 【構成】 コイル3を内装したヨーク2と内周側のロー
ター4間にパウダーを入れて構成される電磁パウダーク
ラッチにおいて、コイル3を構成する電線31は、外周
にセラミック層またはセラミック層と被覆層を形成した
耐熱電線で構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電磁パウダークラッ
チに関するものである。
チに関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、電磁パウダークラッ
チを備えた自動車において、例えば運転者がアクセルと
ブレーキを同時に踏んでしまったような場合には、電磁
パウダークラッチが発熱してしまい、300℃以上の高
温に達すると電磁パウダークラッチが焼きついて壊れて
しまうことがあるという問題点があった。
チを備えた自動車において、例えば運転者がアクセルと
ブレーキを同時に踏んでしまったような場合には、電磁
パウダークラッチが発熱してしまい、300℃以上の高
温に達すると電磁パウダークラッチが焼きついて壊れて
しまうことがあるという問題点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、耐熱力を向上させた電
磁パウダークラッチを提供せんことを目的とし、その要
旨は、コイルを内装した外周側のヨークと、内周側のロ
ーター間にパウダーを入れ、前記コイルに通電すること
により前記パウダーを結合させて前記ヨークと前記ロー
ターを締結するように構成してなる電磁パウダークラッ
チにおいて、前記コイルを構成する電線は、外周にセラ
ミック層またはセラミック層と被覆層を形成してなる耐
熱電線で構成されていることである。
点に鑑み案出したものであって、耐熱力を向上させた電
磁パウダークラッチを提供せんことを目的とし、その要
旨は、コイルを内装した外周側のヨークと、内周側のロ
ーター間にパウダーを入れ、前記コイルに通電すること
により前記パウダーを結合させて前記ヨークと前記ロー
ターを締結するように構成してなる電磁パウダークラッ
チにおいて、前記コイルを構成する電線は、外周にセラ
ミック層またはセラミック層と被覆層を形成してなる耐
熱電線で構成されていることである。
【0004】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、自動車に搭載される電磁パウダークラッ
チの一部破断断面構成図であり、電磁パウダークラッチ
1の外周側はエンジンのクランク軸に組付けられて、ク
ランク軸により回転するヨーク2で構成されており、こ
のヨーク2内にはコイル3が内装されたものとなってい
る。また、ヨーク2の内周側にはローター4が配設され
ており、ローター4の中心部のハブ5にはトランスミッ
ション側の入力軸がスプライン嵌合されるものとなって
おり、前記ヨーク2とローター4間にはパウダー6が入
れられており、電流が前記コイル3に通電されると、図
2の拡大図で示すように、磁束によりパウダー6が結合
して、このパウダー6の結合により前記ヨーク2とロー
ター4が締結状態となって、エンジン側の回転がトラン
スミッション側に伝達されるものである。前記コイル3
は図2に示すように、ボビンの芯材8内に電線31が多
層状に巻回されて構成されたものであり、コイル3を構
成する各電線31は図3の断面拡大図で示すような構造
となっている。
する。図1は、自動車に搭載される電磁パウダークラッ
チの一部破断断面構成図であり、電磁パウダークラッチ
1の外周側はエンジンのクランク軸に組付けられて、ク
ランク軸により回転するヨーク2で構成されており、こ
のヨーク2内にはコイル3が内装されたものとなってい
る。また、ヨーク2の内周側にはローター4が配設され
ており、ローター4の中心部のハブ5にはトランスミッ
ション側の入力軸がスプライン嵌合されるものとなって
おり、前記ヨーク2とローター4間にはパウダー6が入
れられており、電流が前記コイル3に通電されると、図
2の拡大図で示すように、磁束によりパウダー6が結合
して、このパウダー6の結合により前記ヨーク2とロー
ター4が締結状態となって、エンジン側の回転がトラン
スミッション側に伝達されるものである。前記コイル3
は図2に示すように、ボビンの芯材8内に電線31が多
層状に巻回されて構成されたものであり、コイル3を構
成する各電線31は図3の断面拡大図で示すような構造
となっている。
【0005】即ち、図3において、電線31は、中心部
がニッケルメッキ銅導体31a等となっており、このニ
ッケルメッキ銅導体31a等の外周には耐熱性のセラミ
ック層31bが被覆されており、さらにこのセラミック
層31bの外周は被覆層31cとなっており、この被覆
層31cは、ポリイミドとか無機ポリマー含浸ガラスフ
ァイバーとか、またはアルミナ繊維で形成されたものと
なっている。なお、前記被覆層31cが無く、セラミッ
クコーティングの層31bのみで形成される場合もあ
る。このような電線31では前記セラミック層31bが
例えば300℃〜600℃程度の高温にも耐えることの
できる素材で形成されているため、内部のニッケルメッ
キ銅導体31a等がこのような高温でも酸化による損傷
を受けることがなく、例えば自動車の運転者がアクセル
とブレーキを同時に踏んでしまうような場合にも、従来
ではこのコイル3の部分が壊れてしまうことがあった
が、本例では耐熱構造の電線31が用いられているため
耐熱性が向上して、電磁パウダークラッチ1の耐久性が
向上されたものとなる。
がニッケルメッキ銅導体31a等となっており、このニ
ッケルメッキ銅導体31a等の外周には耐熱性のセラミ
ック層31bが被覆されており、さらにこのセラミック
層31bの外周は被覆層31cとなっており、この被覆
層31cは、ポリイミドとか無機ポリマー含浸ガラスフ
ァイバーとか、またはアルミナ繊維で形成されたものと
なっている。なお、前記被覆層31cが無く、セラミッ
クコーティングの層31bのみで形成される場合もあ
る。このような電線31では前記セラミック層31bが
例えば300℃〜600℃程度の高温にも耐えることの
できる素材で形成されているため、内部のニッケルメッ
キ銅導体31a等がこのような高温でも酸化による損傷
を受けることがなく、例えば自動車の運転者がアクセル
とブレーキを同時に踏んでしまうような場合にも、従来
ではこのコイル3の部分が壊れてしまうことがあった
が、本例では耐熱構造の電線31が用いられているため
耐熱性が向上して、電磁パウダークラッチ1の耐久性が
向上されたものとなる。
【0006】
【発明の効果】本発明は、コイルを内装した外周側のヨ
ークと、内周側のローター間にパウダーを入れ、前記コ
イルに通電することにより前記パウダーを結合させて前
記ヨークと前記ローターを締結するように構成してなる
電磁パウダークラッチにおいて、前記コイルを構成する
電線は、外周にセラミック層またはセラミック層と被覆
層を形成してなる耐熱電線で構成されていることによ
り、コイルを構成する電線は耐熱性が向上したものとな
っており、このような電磁パウダークラッチが自動車に
搭載された時にアクセルとブレーキを同時に踏んで操作
したような時にも、従来では発熱して電磁パウダークラ
ッチが壊れることがあったが、耐熱性が向上しているた
め300℃以上の高温になっても壊れることのない電磁
パウダークラッチとし得る効果を有する。
ークと、内周側のローター間にパウダーを入れ、前記コ
イルに通電することにより前記パウダーを結合させて前
記ヨークと前記ローターを締結するように構成してなる
電磁パウダークラッチにおいて、前記コイルを構成する
電線は、外周にセラミック層またはセラミック層と被覆
層を形成してなる耐熱電線で構成されていることによ
り、コイルを構成する電線は耐熱性が向上したものとな
っており、このような電磁パウダークラッチが自動車に
搭載された時にアクセルとブレーキを同時に踏んで操作
したような時にも、従来では発熱して電磁パウダークラ
ッチが壊れることがあったが、耐熱性が向上しているた
め300℃以上の高温になっても壊れることのない電磁
パウダークラッチとし得る効果を有する。
【図1】電磁パウダークラッチの一部破断断面構成図で
ある。
ある。
【図2】図1の要部拡大構成図である。
【図3】コイルを構成する電線の断面拡大構成図であ
る。
る。
1 電磁パウダークラッチ 2 ヨーク 3 コイル 4 ローター 8 ボビン芯材 31 電線 31a ニッケルメッキ銅導体等 31b セラミック層 31c 被覆層
Claims (1)
- 【請求項1】 コイルを内装した外周側のヨークと、内
周側のローター間にパウダーを入れ、前記コイルに通電
することにより前記パウダーを結合させて前記ヨークと
前記ローターを締結するように構成してなる電磁パウダ
ークラッチにおいて、前記コイルを構成する電線は、外
周にセラミック層またはセラミック層と被覆層を形成し
てなる耐熱電線で構成されていることを特徴とする電磁
パウダークラッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8773497A JPH10213158A (ja) | 1996-11-27 | 1997-03-21 | 電磁パウダークラッチ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-332837 | 1996-11-27 | ||
JP33283796 | 1996-11-27 | ||
JP8773497A JPH10213158A (ja) | 1996-11-27 | 1997-03-21 | 電磁パウダークラッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10213158A true JPH10213158A (ja) | 1998-08-11 |
Family
ID=26428988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8773497A Pending JPH10213158A (ja) | 1996-11-27 | 1997-03-21 | 電磁パウダークラッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10213158A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7095196B2 (en) | 2003-10-29 | 2006-08-22 | Nissan Motor Co., Ltd. | Vehicle drive force control apparatus |
-
1997
- 1997-03-21 JP JP8773497A patent/JPH10213158A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7095196B2 (en) | 2003-10-29 | 2006-08-22 | Nissan Motor Co., Ltd. | Vehicle drive force control apparatus |
KR100695854B1 (ko) | 2003-10-29 | 2007-03-20 | 닛산 지도우샤 가부시키가이샤 | 차량 구동력 제어 장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6369473B1 (en) | Stator for an electrical machine and method for production of a stator | |
US6291918B1 (en) | Alternator for vehicle | |
US7705495B2 (en) | Cooling system for an electric motor | |
WO2016190198A1 (ja) | 温度センサの取り付け構造 | |
US7937823B2 (en) | Method for producing a stator assembly | |
US20070200441A1 (en) | Cooling system for a stator assembly | |
KR20130108553A (ko) | 코일들을 유지하기 위한 스풀을 구비하는 시동기 솔레노이드 | |
US6531802B2 (en) | AC generator for vehicle | |
JP3744184B2 (ja) | 車両用交流発電機 | |
JPH10213158A (ja) | 電磁パウダークラッチ | |
US7855628B2 (en) | Magnet pole for magnetic levitation vehicles | |
US3833871A (en) | Coil connections for an electromagnetic drive | |
GB2151855A (en) | Small size motor | |
US5086247A (en) | Armature | |
JPH0831558A (ja) | 誘導加熱用電磁コイルおよびその製造方法 | |
JP3144157B2 (ja) | 内燃機関用磁石発電機の固定子 | |
JP2020115726A (ja) | 車両用回転電機 | |
CN221305569U (zh) | 一种定子 | |
JP2517713B2 (ja) | 耐熱モ−タ−の構成法 | |
JPS6145741Y2 (ja) | ||
JPH10196687A (ja) | 電磁パウダークラッチ | |
CN220556692U (zh) | 一种定子及轴向磁场电机 | |
JP2022123736A (ja) | ステータ及びモータ | |
JPH0668965A (ja) | シーズヒータ | |
JPH0337847B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20041019 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041130 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050111 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |