JPH1021290A - メークアップのシミュレート法 - Google Patents

メークアップのシミュレート法

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JPH1021290A
JPH1021290A JP8188186A JP18818696A JPH1021290A JP H1021290 A JPH1021290 A JP H1021290A JP 8188186 A JP8188186 A JP 8188186A JP 18818696 A JP18818696 A JP 18818696A JP H1021290 A JPH1021290 A JP H1021290A
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JP
Japan
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makeup
face
morphing
changing
shape
Prior art date
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Pending
Application number
JP8188186A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Yamazaki
和広 山崎
Mieko Yamamoto
美恵子 山本
Masaya Hirayama
賢哉 平山
Sakura Inoue
さくら 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pola Chemical Industries Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 髪型や顔の表情など顔の変化に対応したメー
クアップのシミュレート法を提供する。 【課題の解決手段】 コンピューターによるモーフィン
グを用い、取り込んだ顔などの色や体の部位の形状を変
化させてメークアップをシミュレートする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メークアップの評
価やメークアップ化粧料の選択に好適な、メークアップ
のシミュレート法に関する。
【0002】
【従来の技術】メークアップ化粧料を選択するにあたっ
て非常に重要な要素は自分のイメージにあった化粧料を
選択することである。しかしながら、自分自身のイメー
ジを客観的に把握すること及びメークアップをした自分
の姿を客観的に観察することは非常に困難であり、この
為、客観的にメークアップを施した自分の姿を観察する
ための手段が種々考え出された。例えばこの様な一例と
して、自分の顔をブラウン管に取り込んで顔の色を詳細
に塗り分けるメークアップシミュレータ等の開発が例示
できる。この技術によって、自分がそのメークアップを
行った姿が具体的且つ客観的に把握出来るようになり、
メークアップの評価やメークアップ化粧料の選択は大変
楽になった。しかしながら、この様な技術では、顔の一
つの表情しか取り込めないため、髪型や表情などに代表
される、顔などの変化に対してそのメークアップがどの
様なイメージをつくり出すかは提示することが出来なか
った。この為、メークアップシミュレーターのみで的確
にメークアップ化粧料を選択することは大変困難であっ
た。即ち、色々な表情や髪型等、同一人物の日常の顔の
変化に対応したメークアップのシミュレート法が求めら
れていた。
【0003】他方、メークアップの効果の研究が進むに
従って、顔の形状がメークアップに及ぼす影響が大き
く、この為顔の形状とメークアップの関係を明らかにす
る必要が生じてきた。しかしながら、顔の形状につい
て、着目部位のみ形状を連続的に変えて検体を集めるこ
とは事実上不可能である為、この様な研究は統計的な処
理に頼らざるを得ず、従って労力多くして成果の少ない
ものであることが少なくなかった。即ち、顔の形状とメ
ークアップの関係を研究する手段が求められていた。
【0004】一方、近年のコンピューター技術の革新に
よって、モーフィングと言う、コンピュターでの顔の合
成手段が考え出され、人物の顔の合成など使われるよう
になってきたが、これらメークアップのシミュレートに
用いることはまだ行われていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な状況
に鑑みてなされたものであり、顔の形状の変化等に対応
したメークアップのシミュレート法を提供することを課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この様な状況に鑑みて、
本発明者等は顔の形状の変化等に対応したメークアップ
のシミュレート法を求めて鋭意研究を重ねた結果、モー
フィング技術を応用することにより、この様なシミュレ
ートが可能であることを見いだした。以下、本発明につ
いて発明の実施の形態を中心に詳細に説明する。
【0007】
【発明の実施の形態】
(1)本発明のシミュレート法 本発明のメークアップのシミュレート法は、モーフィン
グを用いることを特徴とする。ここで、モーフィングと
は顔などの写真を画像データをコンピューターに変化さ
せる技術であり、部分又は全部の色を変えたり、部位の
形状を変化させたり、2つ以上の画像を合成したりする
技術である。この様なモーフィングは例えばモーフ(M
ORPH、GRYPHON社製)の様なパーソナルコン
ピューターで走らせることができるソフトウェアーが市
販されており、このソフトウェアーを用いれば容易に本
発明を実施できる。即ち、顔の写真を取り込み、この顔
の部分毎の色をソフトウェアーの手技に従って色を変え
たり、取り込んだ2つ以上の顔を合成したり、同一の人
間の顔の角度を変えた写真を複数取り込み合成を重ねれ
ば、メークアップの立体的なイメージを作成したり出来
る。
【0008】(2)本発明のシミュレート法の使用 本発明のシミュレート法はメークアップの仕上がりの客
観的な評価、髪型などを変えた場合の印象形成の変化の
予測、メークアップと顔の部分形状や全体形状との関係
の解明のための研究等に応用できる。例えば、自己の顔
写真をコンピューターに取り込み顔の全部又は一部の色
を変えればメークアップシミュレーターと同様にメーク
アップの仕上がりをブラウン管のカラーの画像として客
観的に評価することが出来る。又、他の写真と合成する
ことにより髪型を変えたり、見る確度を変えたりするこ
とが出来る。更に全身の写真を取り込み衣服の種類とメ
ークアップパターンの関係を研究するツールとして用い
ることもできる。又、各部分の大きさを変えることによ
り、メークアップパターンと顔の各部の形状の関係を検
討することが出来る。これらの検討は、実際に行うと非
常な手間であったり、形状を定量的に変化させることが
不可能であったしたため従来では思うように行えなかっ
た検討である。これがモーフィングを用いることにより
可能になり、こと顔の全部又は一部の形状とメークアッ
プパターンの関係は色々な知見が得られるようになっ
た。この様な、メークアップの比較、評価、選択につい
て最もこの方法が効果を発揮するのはアイメークアッ
プ、チークカラー、リップカラー等のポイントメークア
ップに対して行う場合である。この様な本発明の実施に
ついて、以下に実施例を挙げて更に詳しく説明するが、
本発明がこれら実施例のみに限定されないことは言うま
でもない。
【0009】
【実施例】
[実施例1] メークアップシミュレーターとの比較 メークアップの仕上がり評価、観察について本発明のモ
ーフィングを使用して行った場合と従来のメークアップ
シミュレーターを用いた場合で比較を行った。このメー
クアップシミュレーターは今まではメークアップ仕上が
りが実感できるシミュレーションとして評価の高かった
ものである。即ち、普段化粧をしている女性パネラー1
0名を用いてメークアップシミュレーターとモフィーン
グでメークアップシミュレーションを行い、実際にその
様な色の化粧料でメークアップを行った場合に実際のイ
メージとシミュレーションのイメージの差を実際メーク
アップを行った人とそれを観察していた5名の専門パネ
ラーにアンケートし、それによって確かめた。評価は非
常に良くマッチしているを4点、全くマッチしていない
を0点として評点によって行った。結果を平均評点とし
て、表1に示す。これより、モーフィングによるシミュ
レートの方が実際の自己及び他人におけるイメージと良
くマッチしていることが判る。更に、ファンデーション
などのベースメークアップよりもポイントメークアップ
における方がその効果が高いことが判る。
【0010】
【表1】
【0011】[実施例2] リップカラーの評価・選択 実施例1の知見をもとに、女性パネラー10名を用い
て、リップカラーの選択試験を行った。即ち、各パネラ
ーの顔写真をコンピューターに取り込み、唇の色を測色
試験から得られた分光値をもとに色を種々変え、似合う
と思う色を選択してもらった後、実際メークアップして
もらった。その後、パネラー自身と専門パネラー5名に
似合っているかどうかを、非常に似合っているを4点、
全く似合っていないを0点として評点をつけて判定して
もらった。同様の操作を従来のメークアップシミュレー
ターでも行った。その結果を表2に示す。尚、専門パネ
ラーの評価は平均評点で示す。この結果より、モーフィ
ングを用いることにより的確なメークアップ化粧料の選
択が出来ることが判る。又、モーフィングによりメーク
アップシミュレーターよりも的確な選択が出来ることも
判る。このことは本発明のモーフィングの使用によれ
ば、より的確且つ客観的なメークアップの評価も行える
ことを意味する。
【0012】
【表2】
【0013】[実施例3] 唇の形状とリップカラーの関係 取り込んだモデルの写真の唇の形状を変えて、アンケー
トパネラー45人を用いてアンケート形式で評価しても
らい、リップカラーの色との関係を調査した。その結果
をまとめたところが、唇が大きい場合には、明度、彩度
が低いリップカラーを用いるのが好ましく、唇が小さい
場合には明度、彩度が高いリップカラーを用いるのが好
ましいことが判った。これより顔などの体部の形状とメ
ークアップの関係を調査研究する手段としてもモーフィ
ングが使用できることが判る。
【0014】[実施例4] ファンデーションと印象形成の関係 取り込んだモデル顔写真をモーフィングによって塗り分
け、アンケートパネラー45人を用いてアンケート形式
で評価してもらい、色と印象形成の関係を調べた。その
結果、頬の下と鼻の下を結ぶ線で顔を分け、上部を下部
より明度が高くなるようにメークアップすることによ
り、表情が明るく好ましく見えることが判った。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、顔の形状の変化等に対
応したメークアップのシミュレート法が提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 さくら 神奈川県横浜市神奈川区高島台27番地1 ポーラ化成工業株式会社横浜研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モフィーングを用いることを特徴とす
    る、メークアップのシミュレート法。
  2. 【請求項2】 メークアップがポイントメークアップで
    ある、請求項1記載のシミュレート法。
  3. 【請求項3】 モーフィングのメークアップの評価への
    使用。
  4. 【請求項4】 メークアップがポイントメークアップで
    ある、請求項3記載の使用。
  5. 【請求項5】 モーフィングのメークアップ化粧料の選
    択への使用。
  6. 【請求項6】 メークアップ化粧料がポイントメークア
    ップ化粧料である、請求項5記載の使用。
JP8188186A 1996-06-28 1996-06-28 メークアップのシミュレート法 Pending JPH1021290A (ja)

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