JPH10212524A - 低温靭性と耐めっき割れ性に優れた高張力電縫鋼管の製造方法 - Google Patents

低温靭性と耐めっき割れ性に優れた高張力電縫鋼管の製造方法

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JPH10212524A
JPH10212524A JP3292197A JP3292197A JPH10212524A JP H10212524 A JPH10212524 A JP H10212524A JP 3292197 A JP3292197 A JP 3292197A JP 3292197 A JP3292197 A JP 3292197A JP H10212524 A JPH10212524 A JP H10212524A
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JP
Japan
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less
resistance
plating
temperature toughness
erw
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JP3292197A
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English (en)
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Nobuyuki Hisamune
信之 久宗
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 母材ならびに電縫部の耐めっき割れ性に加
え、低温靭性に優れた高張力電縫鋼管を製造する。 【解決手段】 C:0.04〜0.10%、Si:0.
05〜0.40%、Mn:1.00〜1.80%、P:
0.025%以下、S:0.010%以下、Al:0.
050%以下、Ti:0.030〜0.060%、N
b:0.01〜0.10%、N:0.002〜0.00
6%を含み、同時にTi/N:6.0〜20.0を満足
し、残部がFeおよび不可避的不純物よりなる電縫鋼管
の溶接部を、Ac3変態点以上1050℃以下に加熱し
たのち、水冷による加速冷却を行うことによって、低温
靭性と耐めっき割れ性を改善した高張力電縫鋼管を得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融亜鉛めっきを
施される高張力電縫鋼管のうち、寒冷地での使用を前提
とする低温靭性と耐めっき割れ性に優れた高張力電縫鋼
管の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高張力電縫鋼管は、一般に錆防止のため
に溶融亜鉛めっき等のめっきを施して使用されている。
この場合の溶融亜鉛めっきは、電縫鋼管を溶融亜鉛中に
浸漬してめっきを行っているが、溶接熱影響部(以下H
AZという)の粗粒域に亜鉛めっきによる粒界割れが発
生することがある。この割れは、通称めっき割れと呼ば
れているが、その原因は鋼の粒界に亜鉛などの液体金属
が侵入し、脆化を起こすと考えられており、特にHAZ
に大きな応力、例えば残留応力が加わった状態で溶融亜
鉛めっき浴に浸漬した場合に発生し易いことが知られて
いる。
【0003】上記めっき割れを防止する方法としては、
C:0.04〜0.11%、Si:0.05〜0.30
%、Mn:0.90〜1.70%、Nb:0.01〜
0.08%、V:0.02〜0.09%、Ti:0.0
05〜0.030%、Al:0.005〜0.050%
を含み、同時に93−8.8×103C(C−0.1)
−63Si−38Mn+340V≧42を満足し、残部
がFeおよび不可避的不純物からなるHAZの耐めっき
割れ性を改善した高強度低合金鋼(特公平2−5814
号公報)、C:0.20%以下、Si:0.03〜0.
35%、Mn:1.8%以下、Al:0.005〜0.
07%を含有し、不純物として存在するBを0.000
2%以下に制限し、残部がFeおよび不可避的不純物か
らなり、かつこれらの元素の組合せが炭素当量の形にし
て Ceq(B)=C+(Mn/10)+(Si/30)+
(Cr/10)+(Mo/20)+(V/3)+(Nb
/3)+(Ti/5)−(1/40000B)≦0.1
9 の関係にあるHAZの耐めっき割れ性に優れた高張力鋼
(特公平6−86649号公報)が提案されている。
【0004】一般に大型構造物用鋼管としては、熱延鋼
帯を成形ロールによって順次円筒状に成形し、その接合
部を左右からスクイズロールによって加圧しながら電気
抵抗溶接法により圧接することにより製造される電縫鋼
管が広く用いられているが、上記特公平2−5814号
公報、特公平6−86649号公報に開示の鋼は、電縫
鋼管の母材として適用されるが、電縫鋼管のHAZ近傍
での耐めっき割れ性に関する技術は提案されていない。
【0005】一方、溶融亜鉛中での耐めっき割れ性に優
れた電縫鋼管の製造方法としては、C:0.04〜0.
20%、Si:0.05〜0.50%、Mn:0.60
〜1.80%、P:0.025%以下、S:0.025
%以下、Al:0.05%以下を含み、残部がFeおよ
び不可避的不純物からなる鋼を用いて電縫鋼管を製造
し、該電縫鋼管の電縫部を1050℃以下Ac3点+5
0℃以上に加熱し、次いでAc3点以上からの冷却に際
して、800〜500℃の温度領域を5〜15℃/se
cの速度で冷却する方法(特開平7−113122号公
報)が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
高張力電縫鋼管の使用環境は、寒冷地の山中といったよ
うに苛酷になってきており、耐めっき割れ性に加え、低
温靭性に優れることが必要となってきているが、上記の
技術はいずれも耐低温靭性に優れたものではない。
【0007】本発明の目的は、上記従来技術の決定を解
消し、母材ならびに電縫部の耐めっき割れ性に加え、低
温靭性に優れた高張力電縫鋼管の製造方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく種々試験研究を重ねた結果、鋼中にTiと
Nを適量添加することによって、結晶粒が微細化して低
温靭性が向上すると共に、高張力電縫鋼管の電縫部をA
c3変態点以上1050℃以下に加熱したのち、水冷に
よる加速冷却を行うことによって、母材ならびに電縫部
を同等の硬度レベルとすることができ、電縫部の耐めっ
き割れ性を向上できることを究明し、この発明に到達し
た。
【0009】本発明の請求項1の低温靭性と耐めっき割
れ性に優れた高張力電縫鋼管の製造方法は、C:0.0
4〜0.10%、Si:0.05〜0.40%、Mn:
1.00〜1.80%、P:0.025%以下、S:
0.010%以下、Al:0.050%以下、Ti:
0.030〜0.060%、Nb:0.01〜0.10
%、N:0.002〜0.006%を含み、同時にTi
/N:6.0〜20.0を満足し、残部がFeおよび不
可避的不純物よりなる電縫鋼管の溶接部を、Ac3変態
点以上1050℃以下に加熱したのち、水冷による加速
冷却を行うこととしている。このように、上記化学組成
の電縫鋼管の溶接部を、Ac3変態点以上1050℃以
下に加熱したのち、水冷による加速冷却を行うことによ
って、母材ならびに電縫部の耐めっき割れ性を損なうこ
となく、優れた低温靭性を付与することができる。
【0010】また、本発明の請求項2の低温靭性と耐め
っき割れ性に優れた高張力電縫鋼管の製造方法は、C:
0.04〜0.10%、Si:0.05〜0.40%、
Mn:1.00〜1.80%、P:0.025%以下、
S:0.010%以下、Al:0.050%以下、T
i:0.030〜0.060%、Nb:0.01〜0.
10%、N:0.002〜0.006%を含み、さら
に、V:0.10%以下、Cu:1.0%以下、Ni:
1.0%以下、Cr:1.0%以下、Mo:1.0%以
下のうちの1種または2種以上を含有し、同時にTi/
N:6.0〜20.0を満足し、残部がFeおよび不可
避的不純物よりなる電縫鋼管の溶接部を、Ac3変態点
以上1050℃以下に加熱したのち、水冷による加速冷
却を行うこととしている。このように、上記化学組成の
電縫鋼管の溶接部を、Ac3変態点以上1050℃以下
に加熱したのち、水冷による加速冷却を行うことによっ
て、母材ならびに電縫部の耐めっき割れ性を損なうこと
なく、さらに優れた低温靭性を付与することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の高張力鋼を構成す
る化学成分の作用効果と、それらの含有量の限定理由を
説明する。
【0012】Cは、鋼の強度を高めるために必須の元素
であるが、0.04%未満では必要とする引張強さを確
保することができず、また、0.10%を超えると母材
ならびに電縫部の靭性およびHAZの耐めっき割れ性が
低下するので、0.04〜0.10%とした。
【0013】Siは、脱酸作用に加え強度確保のために
必須の元素であるが、0.05%未満では必要とする引
張強さを確保することができず、また、0.40%を超
えると母材ならびに電縫部の靭性およびHAZの耐めっ
き割れ性が低下するので、0.05〜0.40%とし
た。
【0014】Mnは、鋼の強度と靭性を確保するうえで
有効な元素であるが、1.00%未満ではその効果が十
分でなく、また、1.80%を超えると電縫部の靭性お
よびHAZの耐めっき割れ性が低下するので、1.00
〜1.80%とした。
【0015】Pは、鋼材の靭性を低下させ脆化させる元
素であり、極力低い方が好ましいが、脱燐の経済性を考
慮して0.025%以下とした。
【0016】Sは、鋼材の靭性を低下させ脆化させる元
素であり、極力低い方が好ましいが、脱硫の経済性を考
慮して0.010%以下とした。
【0017】Alは、脱酸元素として添加するが、0.
050%を超えて含有させても脱酸の効果が殆ど不変で
あり、介在物が増大して鋼の清浄性が損なわれるため、
0.050%以下とした。
【0018】Tiは、後述するようにN含有量を限定す
ることとの相乗効果によって鋼中で微細な炭窒化物を生
成し、析出硬化により強度を向上すると共に、結晶粒を
微細化することにより母材およびHAZの靭性を向上す
るが、0.030%未満では低温靭性の向上効果が発揮
されず、また、0.060%を超えると過度の析出硬化
によってかえって靭性を劣化させるので、0.030〜
0.060%とした。
【0019】Nbは、Tiと同様鋼中で微細な炭窒化物
を生成し、強度および靭性を向上させるが、0.01%
未満ではその効果が十分でなく、0.10%を超えると
かえって靭性を劣化させるので、0.01〜0.10%
とした。
【0020】Nは、Tiと同時に0.002%以上含有
し、かつ、Ti/Nを6.0以上とすることによって微
細な炭窒化物の生成を促進し、特に溶接時のHAZにお
ける結晶粒成長を抑制し、HAZの靭性を向上させる
が、0.006%を超え、かつ、Ti/Nが20.0を
超えると粗大なTiNを生成し、結晶粒成長を抑制する
効果が得られなくなるので、その含有量を、0.002
〜0.006%、Ti/Nは6.0〜20.0とした。
【0021】Vは、鋼の強度を高めるに有効な元素であ
るが、0.1%を超えると母材ならびに電縫部の靭性な
らびにHAZの耐めっき割れ性が低下するので、0.1
%以下とした。
【0022】Cuは、鋼の強度を高めるに有効な元素で
あるが、1.0%を超えると母材ならびに電縫部の靭性
ならびにHAZの耐めっき割れ性が低下するので、1.
0%以下とした。
【0023】Niは、鋼の強度を高めるに有効な元素で
あるが、1.0%を超えると母材ならびに電縫部の靭性
ならびにHAZの耐めっき割れ性が低下するので、1.
0%以下とした。
【0024】Crは、鋼の強度を高めるに有効な元素で
あるが、1.0%を超えると母材ならびに電縫部の靭性
ならびにHAZの耐めっき割れ性が低下するので、1.
0%以下とした。
【0025】Moは、鋼の強度を高めるに有効な元素で
あるが、1.0%を超えると母材ならびに電縫部の靭性
ならびにHAZの耐めっき割れ性が低下するので、1.
0%以下とした。
【0026】電縫鋼管の電縫部の熱処理時の加熱温度
は、Ac3変態点未満では電縫部の結晶組織を完全に改
善するに至らず、靭性も向上せず、また、1050℃を
超えると結晶粒の粗大化によって耐めっき割れ性および
低温靭性が却って劣化するので、Ac3変態点以上10
50℃以下とした。また、冷却方法は、空冷では加熱部
分の硬度が低下してしまうため、水冷による加速冷却と
した。
【0027】
【実施例】表1に示す化学組成の鋼A〜Eを溶製し、連
続鋳造によりスラブとしたのち、加熱温度1250℃、
仕上温度850℃、巻取温度500℃で熱間圧延して厚
さ14.0mmの熱延コイルを得た。得られた各熱延コ
イルは、電縫製管ミルを用いて外径558.8mmの管
状に成形し、電縫溶接して電縫鋼管とした。なお、電縫
部には、電縫溶接後引続き表3に示す熱処理条件で熱処
理を施した。得られた各電縫鋼管の母材から試験片を採
取し、JIS Z2241に規定の金属材料引張試験方
法に準じて引張試験を実施し、引張強さ(TS)を測定
した。また、JIS Z2242に規定の金属材料衝撃
試験方法に準じてシャルピー衝撃試験を実施し、遷移温
度(vTrs)を調査した。その結果を表2に示す。な
お、シャルピー衝撃試験に用いた試験片は、圧延方向に
切り出した幅10mm、長さ10mmの試験片に深さ2
mmのVノッチを設けたものを使用した。
【0028】また、母材部の耐めっき割れ性は、試験片
として前記各熱延コイルから直径10mmの丸棒を切り
出し、高周波加熱により加熱温度1400℃、800〜
500℃の冷却速度8秒の再現溶接熱サイクルを付与し
たのち、図1(a)(b)に示す円周切欠き加工を施し
たものを使用した。この試験片1の切欠き部2に亜鉛め
っきを施した後、図2に示す熱・応力サイクルを付与
し、SLMと破断時間の関係を測定した。なお、SLM
は、下記式により求めたものである。 SLM=(亜鉛めっき時の破断応力)/(亜鉛めっきが
ない時の破断応力)×100(%) 耐めっき割れ性の評価としては、実際のめっき作業時間
を考慮して400秒時のSLM、すなわち、SLM−4
00≧42%であれば、めっき割れは発生しないとの知
見(例えば、「鉄と鋼」Vol.79(1993)、N
o.9、P.96)があるので、SLM−400により
評価した。その結果を表2に示す。
【0029】さらに、電縫部の耐めっき割れ性ELZ
は、図3に示す引張試験片3(C方向)を電縫部が平行
部中心となるように切り出し、これを酸洗、フラックス
処理を施したのち、約450℃の溶融亜鉛浴中で引張試
験を実施し、図4に示すような荷重−伸び線図を描き、
最高荷重までの伸びLを求め、引張試験片3の平行部距
離60mmで除した下記式により求めたものである。な
お、ELZ≧2.5%以上のときは、溶融亜鉛浴中での
引張試験において電縫部での破断がなくなる。その結果
を電縫後の熱処理条件と共に表3に示す。 ELZ=L/60×100(%) また、本発明例の試験No.16の電縫部近傍硬度分布
を図5に、比較例の試験No.1の電縫部近傍硬度分布
を図6に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】
【0033】表2に示すとおり、母材の引張強さ(T
S)は、いずれも590N/mm2以上、遷移温度(v
Trs)は−60℃以下、SLM−400は42%以上
を示している。また、表3に示すとおり、本発明例で
は、いずれもELZは2.5%以上を示しており、電縫
部において優れた耐めっき割れ性を有していると共に、
図5に示すとおり、電縫部硬度は母材部とほぼ同じであ
る。一方、比較例では、同じ母材を用いたにも拘わら
ず、いずれもELZは2.5%未満を示し、溶融亜鉛め
っき時に電縫部での破断が懸念されると共に、図6に示
すとおり、電縫部近傍硬度は、母材部より大幅に低下し
ている。
【0034】
【発明の効果】本発明の請求項1の高張力電縫鋼管の製
造方法は、所定化学組成の電縫鋼管の溶接部を、Ac3
変態点以上1050℃以下に加熱したのち、水冷による
加速冷却を行うことによって、母材ならびに電縫部の耐
めっき割れ性を損なうことなく、優れた低温靭性を付与
することができる。
【0035】本発明の請求項2の高張力電縫鋼管の製造
方法は、所定化学組成の電縫鋼管の溶接部を、Ac3変
態点以上1050℃以下に加熱したのち、水冷による加
速冷却を行うことによって、母材ならびに電縫部の耐め
っき割れ性を損なうことなく、さらに優れた低温靭性を
付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における母材部の耐めっき割れ性の試験
に用いた試験片を示すもので、(a)図は全体平面図、
(b)図は切欠き加工部の拡大図である。
【図2】実施例における母材部の耐めっき割れ性の試験
の熱・応力サイクルの付与状態を示すグラフである。
【図3】実施例における電縫部の耐めっき割れ性の試験
に用いた引張試験片の全体寸法図である。
【図4】実施例における電縫部の耐めっき割れ性の試験
における引張試験での荷重−伸び線図である。
【図5】実施例における試験No.16の電縫部近傍の
硬度分布を示すグラフである。
【図6】実施例における試験No.1の電縫部近傍の硬
度分布を示すグラフである。
【符号の説明】
1 試験片 2 切欠き部 3 引張試験片
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C22C 38/58 C22C 38/58

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 C:0.04〜0.10%、Si:0.
    05〜0.40%、Mn:1.00〜1.80%、P:
    0.025%以下、S:0.010%以下、Al:0.
    050%以下、Ti:0.030〜0.060%、N
    b:0.01〜0.10%、N:0.002〜0.00
    6%を含み、同時にTi/N:6.0〜20.0を満足
    し、残部がFeおよび不可避的不純物よりなる電縫鋼管
    の溶接部を、Ac3変態点以上1050℃以下に加熱し
    たのち、水冷による加速冷却を行うことを特徴とする低
    温靭性と耐めっき割れ性に優れた高張力電縫鋼管の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 C:0.04〜0.10%、Si:0.
    05〜0.40%、Mn:1.00〜1.80%、P:
    0.025%以下、S:0.010%以下、Al:0.
    050%以下、Ti:0.030〜0.060%、N
    b:0.01〜0.10%、N:0.002〜0.00
    6%を含み、さらに、V:0.10%以下、Cu:1.
    0%以下、Ni:1.0%以下、Cr:1.0%以下、
    Mo:1.0%以下のうちの1種または2種以上を含有
    し、同時にTi/N:6.0〜20.0を満足し、残部
    がFeおよび不可避的不純物よりなる電縫鋼管の溶接部
    を、Ac3変態点以上1050℃以下に加熱したのち、
    水冷による加速冷却を行うことを特徴とする低温靭性と
    耐めっき割れ性に優れた高張力電縫鋼管の製造方法。
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