JPH10212035A - 積込運搬車両の作業制御装置 - Google Patents

積込運搬車両の作業制御装置

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JPH10212035A
JPH10212035A JP1398497A JP1398497A JPH10212035A JP H10212035 A JPH10212035 A JP H10212035A JP 1398497 A JP1398497 A JP 1398497A JP 1398497 A JP1398497 A JP 1398497A JP H10212035 A JPH10212035 A JP H10212035A
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vehicle
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JP1398497A
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Inventor
Hideo Tamaki
英男 田巻
Hiroshi Oshima
寛 大島
Toyoichi Ono
豊一 小野
Shinji Takasugi
信爾 高杉
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】走行路のレイアウト変更に柔軟に対応すること
ができるようにする。 【解決手段】積込場30、切返し点31および排土場3
2それぞれの車両位置、車両姿勢角の教示データ(Q、
θQ)、(R、θR)、(T、θT)が入力される。そし
て、これら入力された教示データに基づいて、積込場3
0と切返し点31と排土場32とを結ぶ予定走行路40
上の各点の位置が演算される。そして、この演算された
予定走行路40上の各点に沿って積込運搬車両が移動
し、積込運搬作業が行われるように積込運搬車両が制御
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、砕石現場、材料置
場等において積荷を積込み、これを運搬して排出場にて
排出する作業を繰り返し行うホイールローダ等の積込運
搬車両の作業制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ホイールローダ等の積込運搬車両は、図
8に示すように積込場30の積込位置Qにて積荷をすく
い込んだ後、切返し点31を経由して排土場32まで戻
り、該排土場32にて積荷を排出してから、再び排土場
32から切返し点31を経由して積込場30まで移動す
る1サイクルの積込運搬作業(いわゆるVシェイプ運
転、Tシェイプ運転)を繰り返し行う。ここで、積込場
30は、砕石現場(切羽)、材料置場(上屋)などであ
り、排出場32は、ダンプトラック、ホッパなどであ
る。
【0003】ここで、従来、予め誘導線を現場に敷設
し、この誘導線に対する車両の位置偏差が零になるよう
に制御するといういわゆる誘導線方式により、積込運搬
車両は自動走行制御されていた。たとえば、本出願人ら
は、特願平3−260851号(発明の名称「材料移載
システムの作業車両制御装置」)にみられるように、こ
の種の発明をすでに提案、出願している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記誘導線方
式による自動走行は、誘導線の敷設を要するために、ひ
とたび敷設が行われたならば、容易に変更することはで
きず、いきおい走行路は固定されたものとならざるを得
ない。つまり、走行路のレイアウト変更に柔軟に対応す
ることはできないこととなっていた。
【0005】また、積込運搬車両が積込場30にて積荷
を積込む場所は、作業の進行に伴い流動的に変化するの
で、積荷を積込む場所の変化に応じて走行路も変化させ
てやることが作業効率を高める上で必要である。
【0006】しかし、走行路の変更に柔軟に対応できな
い誘導線方式にあっては、こうした要請に応えることが
できないこととなっていた。
【0007】本発明はこうした実状に鑑みてなされたも
のであり、走行路のレイアウト変更に柔軟に対応するこ
とができるようにすることを第1の目的とし、さらに作
業の進行に伴い走行路を柔軟に変化させることにより作
業効率を高めるようにすることを第2の目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段および効果】そこで、本発
明の第1発明では、積込場の積込位置にて積荷をすく込
んだ後、切返し点を経由して排土場まで戻り、該排土場
にて積荷を排出してから、再び前記排土場から前記切返
し点を経由して前記積込場まで移動する1サイクルの積
込運搬作業を繰り返し行う積込運搬車両の作業制御装置
において、前記積込場、前記切返し点および前記排土場
それぞれの車両位置、車両姿勢角の教示データを入力す
る入力手段と、前記入力手段で入力された教示データに
基づいて、前記積込場と前記切返し点と前記排土場とを
結ぶ予定走行路上の各点の位置を演算する演算手段と、
前記演算手段で演算された予定走行路上の各点に沿って
前記積込運搬車両が移動し、前記積込運搬作業が行われ
るように前記積込運搬車両を制御する制御手段とを具え
るようにしている。
【0009】この第1発明の構成によれば、図7に示す
ように、積込場30、切返し点31および排土場32そ
れぞれの車両位置、車両姿勢角の教示データ(Q、θ
Q)、(R、θR)、(T、θT)が入力される。そし
て、これら入力された教示データに基づいて、積込場3
0と切返し点31と排土場32とを結ぶ予定走行路40
上の各点の位置が演算される。そして、この演算された
予定走行路40上の各点に沿って積込運搬車両が移動
し、積込運搬作業が行われるように積込運搬車両が制御
される。
【0010】このように、本発明によれば、誘導線を実
際に現場に敷設し直すことなく、教示データを入力し直
すだけで予定走行路40を変更することができるので、
容易に走行路のレイアウト変更に対処でき、レイアウト
変更に対する柔軟性が飛躍的に向上する。
【0011】また、本発明の第2発明では、上記第1発
明の構成に加えて、前記入力手段には、前記積込場の教
示データとして、当該積込場の積込領域の横方向両端を
示す第1の位置および第2の位置が入力され、前記演算
手段は、前記第1の位置と前記第2の位置との間を補間
して、積込場の積込領域横方向の各積込位置を求め、1
サイクルごとに前記積込運搬車両が前記積込領域横方向
の隣り合う積込位置に順次移動するように、1サイクル
ごとの予定走行路を演算するものであり、前記制御手段
は、前記演算手段の演算結果に基づき、1サイクルごと
に予定走行路を順次代えて、前記積込運搬車両を制御す
るようにしている。
【0012】この第2発明の構成によれば、図7、図1
3に示すように、積込場30の教示データとして、当該
積込場30の積込領域の横方向両端を示す第1の位置Q
1および第2の位置QNが入力される。そして、第1の位
置Q1と第2の位置QNとの間が補間され、積込場30の
積込領域横方向の各積込位置Q1、Q2、Q3、…Qi…Q
Nが求められ、1サイクルごとに積込運搬車両が積込領
域横方向の隣り合う積込位置Q1、Q2、Q3、…Qi…Q
Nに順次移動するように、1サイクルごとの予定走行路
40-1、40-2、40-3…40-i…40-Nが演算され
る。そして、この演算結果に基づき、1サイクルごとに
予定走行路を40-1、40-2、40-3…40-i…40-N
と順次代えて、積込運搬車両が制御される。
【0013】このように、本発明によれば、積込場30
にて積荷を積込む場所が作業の進行に伴い流動的に変化
したとしても、その変化に応じて柔軟に走行路を変化さ
せることができるので、作業効率が飛躍的に向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0015】図1は、本実施形態で想定している積込運
搬車両であるホイールローダ1の斜視透視図を示してお
り、同図2はこのホイールローダ1の制御系の構成を示
すブロック図を示している。
【0016】これら図に示すように、ホイールローダ1
(以下、車両1という)はエンジン25を駆動源として
おり作業機としてブーム23とバケット22を有してい
る。
【0017】アクセルペダルの操作によってエンジン目
標回転数が設定されるとともに、電子制御ガバナ11に
加えられる電気信号に応じて燃料噴射量が制御されエン
ジン25の回転数が変化される。エンジン回転センサ1
2はエンジン25の実際の回転数を検出し、この検出信
号がエンジン回転数の制御のフィードバック信号として
使用される。
【0018】前後進クラッチが前進または後進の状態
(中立以外)にあれば、エンジン25の動力はトルクコ
ンバータ、トランスミッション、プロペラシャフト、デ
ィファレンシャルギアを介してタイヤ26に伝達され、
エンジン回転の変化により車両1の走行速度を変化させ
ることができる。
【0019】トランスミッション電磁弁15は、加えら
れる電気信号に応じてトランスミッションの速度段を変
化させるための弁であり、アクセルペダルの踏角を検出
するアクセルペダル角センサ13の検出値、ブレーキペ
ダルの作動を検出するブレーキペダル作動検出センサ1
4の検出値等に応じて上記トランスミッション電磁弁1
5に加えられる電気信号が変化される。
【0020】エンジン25によって油圧ポンプが駆動さ
れ、この油圧ポンプの吐出圧油がブーム・バケット油圧
電磁比例弁6を介して、ブーム23を駆動するブームシ
リンダ、バケット22を駆動するバケットシリンダに供
給され、ブーム23およびバケット22が上記電磁比例
弁6に加えられる電気信号に応じて駆動される。ブーム
23のブームフートピン部には、ブーム23の角度を検
出するブーム角度センサ2が配設されているとともに、
バケット22のバケット取付ピン部にはバケット22の
角度を検出するバケット角度センサ3が配設されてい
る。
【0021】ブーム23を駆動するブームシリンダには
そのシリンダ内の油圧を検出することによってブーム2
3にかかる負荷を検出するブームシリンダ油圧センサ5
が配設されているとともに、バケット22を駆動するバ
ケットシリンダにはそのシリンダ内の油圧を検出するこ
とによってバケット22にかかる負荷を検出するバケッ
トシリンダ油圧センサ4が配設されている。
【0022】上記油圧ポンプの吐出圧油はステアリング
油圧電磁比例弁8を介して、ステアリング27を駆動す
るステアリングシリンダに供給され、ステアリング27
が上記電磁比例弁8に加えられる電気信号に応じて駆動
される。
【0023】ステアリング27は、アーティキュレート
型の車両1の前後車体を屈折させることによって操舵さ
れるように構成されており、前後車体結合ピン部には、
ステアリング27の操舵角として前後車体の屈折角を検
出する車体屈折角センサ7が配設されている。
【0024】ブレーキペダルの操作によってブレーキ圧
の目標値が設定されるとともに、ブレーキ空圧電磁比例
弁10に加えられる電気信号に応じてブレーキ圧が変化
されブレーキが作動する。ブレーキにはブレーキ圧を検
出するブレーキ圧センサ9が配設されており、この検出
信号がブレーキ圧制御のフィードバック信号として使用
される。
【0025】タイヤ26には、車両走行距離検出部であ
るタイヤ回転センサ16が付設されており、タイヤ26
の回転数Nを検出する。また、車体には、車両方位検出
部である光ファイバジャイロ17が配設されており、車
体姿勢角の角速度ωを検出する。
【0026】上記タイヤ回転センサ16および光ファイ
バジャイロ17の各出力に基づいて後述するよう車両位
置が検出されることになるが、この車両位置はタイヤの
スリップ等による累積誤差を含んでいるので、後述する
ように、車両の予定走行路に沿って間欠的に配設された
反射ポール18と車両1との相対位置関係から、上記累
積誤差を間欠的に補正するようにしている。
【0027】すなわち、車両1の車体側には、レーザ投
受光センサ19が配設されるとともに、予定走行路に沿
って間欠的に反射ポール18が配設されており、後述す
るよう、レーザ投受光センサ19と反射ポール18のリ
フレクタ18a間でのレーザ光の投受光距離から車両1
の補正位置を求め、上記累積誤差を間欠的に補正するも
のである。
【0028】さて、操作スイッチ・表示部21は、自動
・手動切換スイッチ等種々のスイッチ、表示器が配置さ
れている。自動・手動切換スイッチは、車両1の走行、
作業を自動的に行うか手動にて行うかを選択するスイッ
チであり、本実施形態では自動側に切り換えられた場合
を想定している。また、表示器には、後述するような表
示がなされる。
【0029】演算処理装置20は、各センサ等の検出信
号等を入力して、各電磁比例弁等に制御信号である電気
信号を加えるものであり、CPU、メモリを中心にして
構成されている。
【0030】以下、この演算処理装置20で実行される
演算処理内容について説明する。
【0031】図3は、演算処理装置20で実行される車
両位置(X、Y)および車両方位θの演算処理を取り出
して示すブロック図である。
【0032】演算処理装置20に、車両走行距離検出部
であるタイヤ回転センサ16の検出信号および車両方位
検出部である光ファイバジャイロ17の検出信号が入力
されると、以下のような処理が順次実行される。
【0033】・車両走行距離Sの演算 タイヤ回転センサ16の検出信号に基づきタイヤ回転数
Nを求める。
【0034】つぎに、このタイヤ回転数Nと既知のタイ
ヤ負荷半径rとの積より車両走行距離Sを算出する。
【0035】・車両方位θの演算 光ファイバジャイロ17の検出信号に基づき車体の姿勢
角の角速度ωを積算することにより、車両方位変化Δθ
を算出し、既知の初期方位に対して方位変化Δθを加え
て、初期車両方位に対する現在の車両方位θを算出す
る。 ・車両位置(X、Y)の演算 上記車両走行距離Sと車両方位θの正弦sin、余弦c
osとの積S・sinθ、S・cosθを積算すること
によりX−Y座標系上における車両座標位置(X、Y)
を求める。
【0036】すなわち、図11に示すように、逐次の車
両位置(X1、Y1)=(S1・cosθ1、S1・sin
θ1)、(X2、Y2)=(X1+S2・cosθ2、Y1+
S2・sinθ2)、…が算出され、車両1の演算上の軌
跡41が求められる。
【0037】ところが、こうして積算によって得られる
車両位置は、その積算による、あるいはタイヤのスリッ
プによる累積誤差を含んでいるので、図12に示すよう
に位置補正が行われる。
【0038】すなわち、同図12に示すように、車両1
の逐次の演算位置として、P1、P2、P3が取得された
ものとすると、位置P3において、車両1からレーザ光
が投光され、反射ポール18-1のリフレクタ18aで反
射されて車両1で反射光が受光される。このときのレー
ザ投受光センサ19の出力から車両1と反射ポール18
-1との間の相対距離が求められ、さらに車両1が所定距
離だけ移動して位置P4に達したときに同様にして車両
1と反射ポール18-1との間の相対距離が求められる。
そこで、これら相対距離と反射ポール18-1の既知の配
設位置と車両1が移動した所定距離とに基づき、車両1
の補正位置P´4が求められる。そして、累積誤差を含
む演算位置P4を、この補正位置P´4に置き換えて上記
累積誤差を補正する。
【0039】車両1がつぎの反射ポール18-2に到達し
たときにも同様にして補正位置P´7が求められ、累積
誤差を含む演算位置P7を、この補正位置P´7に置き換
えて上記累積誤差を補正する。こうして、累積誤差が補
正された車両1の実際の軌跡41´が取得される。
【0040】演算処理装置20は、こうして演算、補正
された車両1の実際の軌跡41´と、目標経路である予
定走行路40とを比較して、車両1が予定走行路40上
を辿るようにいわゆる推測航法により車両1を制御す
る。すなわち、演算処理装置20は、予定走行路40上
の逐次の目標車両位置(X、Y)、目標車両方位θが得
られるように、ステアリング油圧電磁比例弁8に対して
所要の電気信号を出力し、ステアリング27の操舵角を
制御する。また、演算処理装置20は、予定走行路40
上の逐次の目標車両位置(X、Y)、目標車両方位θが
得られるように、電子制御ガバナ11、トランスミッシ
ョン電磁弁15、ブレーキ圧電磁比例弁10に対して所
要の電気信号を出力し、エンジン25の回転数、トラン
スミッションの速度段、ブレーキ圧を制御する。こうし
て車両1は、予定走行路40上に沿って誘導走行され
る。
【0041】ここで、本実施形態で想定している予定走
行路40について説明する。
【0042】積込運搬車両であるホイールローダ1は、
図8に示すように、積込場30の積込(開始)位置Qか
ら掘削を始めて積荷をすくい込んだ後、切返し点31を
経由して排土場32まで戻り、該排土場32にて積荷を
排出してから、再び排土場32から切返し点31を経由
して積込場30まで移動する1サイクルの積込運搬作業
(いわゆるVシェイプ運転)を繰り返し行う。ここで、
積込場30は、砕石現場である切羽33を想定している
が、材料置場(上屋)であってもよい。また、排出場3
2は、ダンプトラック、ホッパなど排出位置が固定され
た排土場のことである。
【0043】演算処理装置20は、こうした積込運搬作
業を行うための予定走行路40を、ティーチングによっ
て演算、生成する。
【0044】ここで、ティーチング処理について説明す
る。
【0045】オペレータは、実際の作業に先だって手動
にて走行、作業を行い、各ティーチングデータを演算処
理装置20に入力させ、メモリに記憶させる。
【0046】すなわち、推測航法による自動走行に必要
な教示データ(図7参照)は以下のようにして取得され
る。
【0047】まず、オペレータは手動運転にて車両1を
所定位置まで移動して、この所定位置が、車両1の座標
位置を規定するX−Y座標系の原点位置であると設定、
入力する。具体的には、上記操作スイッチ・表示部21
の教示用の操作スイッチを操作して、この所定位置が原
点位置である旨を指示、入力する。この原点位置の教示
データは、演算処理装置20のメモリに記憶される。
【0048】以下、同様に、操作スイッチ・表示部21
の教示用の操作スイッチを操作することにより、教示デ
ータが演算処理装置20のメモリに記憶される。
【0049】つぎに、車両1の方向(姿勢角)が座標軸
X、Yの方向に合わせられ、この方向が座標軸X、Yの
方向であると教示用の操作スイッチにより入力され、座
標軸X、Yの方向を示す教示データが演算処理装置20
のメモリに記憶される。
【0050】つぎに、上記原点位置から排土場32まで
車両1が手動運転にて移動される。この間、図11で説
明したように車両位置P(X、Y)、車両方位θが逐次
演算される。そして、排土場32に車両1が到達したと
きの車両1の位置T(XT、YT)、車両1の方位(車両
姿勢角)θTが教示用の操作スイッチにより入力され、
排土場32における教示データ(T、θT)が演算処理
装置20のメモリに記憶される。
【0051】つぎに、上記原点位置から切返し点31ま
で車両1が手動運転にて移動される。この間、図11で
説明したように車両位置P(X、Y)、車両方位θが逐
次演算される。そして、切返し点31に車両1が到達し
たときの車両1の位置R(XR、YR)、車両1の方位
(車両姿勢角)θRが教示用の操作スイッチにより入力
され、切返し点31における教示データ(R、θR)が
演算処理装置20のメモリに記憶される。
【0052】つぎに、上記原点位置から積込場30まで
車両1が手動運転にて移動される。この間、図11で説
明したように車両位置P(X、Y)、車両方位θが逐次
演算される。そして、積込場30に車両1が到達したと
きの車両1の位置Q(XQ、YQ)、車両1の方位(車両
姿勢角)θQが教示用の操作スイッチにより入力され、
積込場30における教示データ(Q、θQ)が演算処理
装置20のメモリに記憶される。
【0053】ここで、積込場30の教示データとして
は、1点Qの位置、方位でもよいが、本実施形態では、
複数点の位置、方位があることを想定しており、積込場
30の教示データとして、当該積込場30の積込(開
始)領域(積荷を積込むべき(積込を開始すべき)領
域)の横方向両端を示す第1の位置Q1および第2の位
置QNを入力するようにしている。また、これら両端位
置Q1、QNに、その中間位置Qiを加えた3点を教示し
てもよい。
【0054】なお、これら排土場32、切返し点31、
積込場30の教示データは、図11に示すような補正前
の車両演算位置Pから取得するようにしているが、図1
2に示すように反射ポール18との位置関係から補正し
た車両補正演算位置P´から、これら排土場32、切返
し点31、積込場30の教示データを取得してもよい。
ただし、この場合は、ティーチングに先だって、反射ポ
ール18の配設位置を予め演算処理装置20のメモリに
記憶させておく必要がある。
【0055】つぎに自動作業に必要な教示データは以下
のようにして取得される。
【0056】すなわち、車両1を排土場32まで移動さ
せたときに、作業機姿勢を、積荷を排出するときの姿勢
(バケット高さ)にして、そのときのブーム角度センサ
2、バケット角度センサ3の検出角を教示データとして
入力させる。
【0057】また、車両1が走行しているときの作業機
姿勢を教示するために、作業機姿勢を、車両1の走行時
の姿勢(バケット高さ)にして、そのときのブーム角度
センサ2、バケット角度センサ3の検出角を教示データ
として入力させる。
【0058】なお、積込場30の積込位置Qに到着した
車両1が切羽33に向かって自動掘削作業を開始すべき
位置および方位ならびに自動掘削作業を終了すべき位置
および方位も教示する必要があるが、この教示データ
は、上述した積込場30の教示データ(Q、θQ)と同
一のものを使用することができる。
【0059】こうしてティーチングが終了すると、つぎ
に演算処理装置20は、メモリに記憶された教示データ
に基づき、1サイクル毎に予定走行路40を後述するよ
うに作成、更新して積込、運搬、排出といった一連の作
業を繰り返し行わせる。
【0060】すなわち、図5に示すように、まず車両1
が切返し点31にて一時停止されていることが確認され
ると(ステップ101)、積込場30の積込領域のすべ
てについて掘削、積込が終了したか否かが判断される
(ステップ102)。
【0061】積込領域のすべてについて掘削、積込が終
了したならば、自動走行、作業を終了させ、手順は再び
ステップ101に移行されるが、未だ、すべての領域に
ついて掘削、積込が完了していない場合には、つぎのス
テップ103に移行され、積込領域の横一列の掘削が終
了したか否かが判断される。
【0062】図14は、積込領域の横一列Q1〜QNを示
しており、この横一列Q1〜QNのN回の掘削、積込が終
了したならば、横一列全体を一定距離Mだけ前進させ
て、この前進した横一列の最初の位置からN+1回目の
掘削、積込を開始されるように予定走行路40が作成さ
れる(ステップ104)。
【0063】一方、ステップ103で積込領域の横一列
Q1〜QNのN回の掘削、積込が終了していないと判断さ
れたならば、積込領域横方向の隣り合う積込位置に順次
(1回目→2回目→3回目→…N回目)、移動するよう
に、予定走行路40が作成される(ステップ105)。
【0064】ここで、予定走行路40を作成する処理に
ついて説明する。
【0065】基本的には、積込場30、切返し点31お
よび排土場32それぞれの車両位置、車両姿勢角の教示
データ(Q、θQ)、(R、θR)、(T、θT)が与え
られると、これら位置Q、R、Tを通り、かつ各位置
Q、R、Tにおいてそれぞれ傾きθQ、θR、θTを有す
る経路を作成するものである。
【0066】各点Q、R、T間は、所定の関数を用いて
補間することができる。
【0067】たとえば、図9に示すように、直線を示す
関数と、曲線部分については円弧を示す関数との組み合
わせによって各点Q、R、T間を補間することができ
る。
【0068】また、図10に示すように、直線を示す関
数と、曲線部分についてはクロソイド曲線を示す関数と
の組み合わせによって各点Q、R、T間を補間すること
ができる。なお、クロソイド曲線は、実際にステアリン
グを操舵したときの軌跡に近い曲線である。
【0069】予定走行路40を構成する直線、曲線の関
数が定まれば、予定走行路40上の各点の位置(X、
Y)を特定することができる。
【0070】ただし、予定走行路40の経路のうち、切
返し点31と積込場30との経路は、積込場30の積込
位置に応じて異ならせる必要がある。
【0071】いま、図13に示すように、積込場30の
教示データとして、当該積込場30の積込領域の横方向
両端を示す第1の位置Q1および第2の位置QNが与えら
れているので、第1の位置Q1と第2の位置QNとの間が
直線補間され、積込場30の積込領域横方向の各積込位
置Q1、Q2、Q3、…Qi…QNが求められる。なお、第
1の位置Q1、第2の位置QNに加えてその中間位置Qi
も教示された場合には、これら第1の位置Q1と中間位
置Qiと第2の位置QNとの間を図7の破線に示すよう
に、曲線補間することで、各積込位置Q1、Q2、Q3、
…Qi…QNを求めることができる。
【0072】ここで、N個の積込位置Q1、Q2、Q3、
…Qi…QNの隣り合う位置間の距離Lは、バケット22
の横巾Wに相当する距離に設定される。このような距離
に設定することで積荷の積み残しを防止することができ
る。
【0073】すなわち、Q1、QN間の距離を(QN−Q
1)としたとき、 (QN−Q1)/W より大きく最も近い整数が積込位置の分割数Nとされ
る。そして、 L=(QN−Q1)/N ないしは余裕率を考慮して、 L=(QN−Q1)/(N+1) が積込位置間距離Lに設定される。
【0074】こうして積込場30の積込領域横方向一列
の各積込位置Q1、Q2、Q3、…Qi…QNが求められ
る。この積込領域横方向一列を縦方向に順次一定距離M
だけ前進させたときの積込領域横方向一列の各積込位置
QN+1、QN+2、QN+3、…QN+i…Q2N、…についても同
様にして求められる(図14参照)。
【0075】各積込位置Q1、Q2、Q3、…Qi…QN、
QN+1、QN+2、QN+3、…QN+i…Q2N、…が演算される
と、これらにそれぞれ対応する予定走行路40を作成す
ることができる。たとえば図13に示すように、積込位
置Q1に対応する予定走行路40-1、積込位置Q2に対応
する予定走行路40-2、積込位置Q3に対応する予定走
行路40-3…積込位置Qiに対応する予定走行路40-i
…積込位置QNに対応する予定走行路40-Nが求められ
る。
【0076】そして、1サイクルごとに予定走行路を4
0-1、40-2、40-3…40-i…40-N…と順次代えて
いき(ステップ104、105)、この予定走行路40
上の各点(目標位置)(X、Y)に沿って車両1が移動
されるように制御される。
【0077】すなわち、図8に示すように、切返し点3
1の位置Rに存在する車両1は、切返し点31と積込場
30との間の経路(1)を推測航法によって移動し、今
回のサイクルの積込位置Qに到着する。たとえば、今回
のサイクルが第1回目のサイクルであれば、図13に示
すように予定走行路40-1を移動して積込位置Q1に到
着する(ステップ106)。
【0078】積込場30に到着した車両1は、その積込
(開始)位置(たとえばQ1)からその積込(開始)位
置に対応する方位(たとえばθQ1)に、切羽33に向か
って前進し始め(ステップ107)、自動掘削作業を行
う(ステップ108〜)。
【0079】図6は上記ステップ107〜で実行される
自動掘削作業の処理を詳しく説明するフローチャートで
ある。この場合、ブーム角度センサ2、バケット角度セ
ンサ3の検出角度に基づき作業機の位置を確認するとと
もに、ブームシリンダ油圧センサ5、バケットシリンダ
油圧センサ4の検出負荷に基づき作業機にかかる負荷を
確認しつつ、掘削作業が自動的に実行される。
【0080】すなわち、バケット22を接地させる作業
機姿勢にして(ステップ201)、掘削場所である切羽
33に、図8の経路(2)を通ってアプローチする(ス
テップ202)。そして、バケット22に加わる水平方
向の負荷が所定のしきい値以上であるか否かが判断され
る(ステップ203、ステップ108)。
【0081】バケット22に加わる負荷が所定のしきい
値よりも小さい場合には、掘削、すくい込みによって積
荷の積込みが可能であると判断され、変速(スリップ検
出開始)を行い(ステップ204)、ブーム23を上昇
させ(ステップ205)、バケット22をチルトさせる
ことで(ステップ206)、掘削、すくい込みを行い、
自動掘削を終了させる(ステップ207)。
【0082】そして、つぎの掘削場所まで移動して積込
(開始)位置を更新する(ステップ211)。
【0083】このように手順はステップ107、108
からステップ111に移行される。ステップ111で
は、図8の経路(3)に沿って車両1を移動させて(経
路(2)とは逆向きに移動させて)、元の積込(開始)
位置まで戻す処理が実行される。その後、車両1は、積
込場30、切返し点31間の経路(4)を移動され(経
路(1)とは逆向きに移動させて)、切返し点31に到
着する。切返し点31で一時停止され、車両1は、切返
し点31、排土場32間の経路(5)に沿って排土場3
2まで移動される(ステップ112)。
【0084】排土場32に到着した車両1は、自動排土
作業を行う。この場合、ブーム角度センサ2、バケット
角度センサ3の検出角度に基づき作業機の位置を確認し
つつ、排土作業が自動的に実行される。
【0085】すなわち、排土場32に到着した時点で、
車両1の作業機は、ティーチング時に教示された自動走
行時の作業機姿勢にされているので、この姿勢からティ
ーチング時に教示された排土時の作業機姿勢に変化され
る。こうして教示された排土時のバケット高さまでバケ
ット22が上昇されると、その高さで積荷(土砂)が排
土され、しかる後、作業機の姿勢が、ティーチング時に
教示された自動走行時の姿勢に再び戻される(ステップ
113)。
【0086】ついで、排土場32から車両1は、経路
(5)とは逆向きの経路(6)に沿って切返し点31ま
で移動される(ステップ114)。
【0087】こうして、1サイクルの積込運搬作業が終
了すると、手順は再びステップ101に移動され、つぎ
の1サイクルの作業が同様にして行われる。
【0088】すなわち、すべての積込領域の掘削が完了
したか否かを確認した後(ステップ102)、積込(開
始)位置を更新する(ステップ103、104、10
5、ステップ211)。
【0089】ここで、前回のサイクルでの積込(開始)
位置が、たとえばQ1であったものとすると、今回のサ
イクルでの積込(開始)位置は、Q1に隣り合うQ2にさ
れ、以下同様に予定走行路40-2に沿っての移動が実行
される(ステップ106〜、図13参照)。
【0090】一方、上記ステップ203、108におい
て、バケット22に加わる水平方向の負荷が所定のしき
い値以上であるとの判断がされた場合には、作業機が
「壁」に到達し、掘削、すくい込みによっては積荷の積
込みが不可能であるものと判断され、自動掘削作業をそ
の時点で強制終了させ、経路(3)に沿って元の積込
(開始)位置まで車両1を戻し(ステップ109、ステ
ップ208)、さらに経路(4)に沿って積込場30か
ら切返し点31まで車両1を移動させる(ステップ11
0)。
【0091】ここで、作業機が「壁」に到達し、積荷の
積込みが不可能であると判断される場合とは、 ・砕石場等において発破を破砕した原石の掘削がすすみ
地山(図8の35)に到達した場合、 ・材料ストックヤードのように積荷である材料がかこい
壁内に山積みされる現場において、材料の掘削がすす
み、かこい壁に到達した場合、などである。
【0092】このように、作業機が「壁」に到達したた
め、積込作業を行わなかった場合には、積荷を排土する
必要はないので、切返し点31から排土場32まで移動
させることなく、手順は再びステップ101に移行さ
れ、切返し点31からつぎの積込位置に向けて再度移動
させるべく当該切返し点31で車両1を待機させる。
【0093】ここで、つぎの積込(開始)位置が存在し
ない場合には、自動作業を終了させるが(ステップ10
2の判断NO、ステップ209の判断NO、ステップ2
10)、つぎの積込(開始)位置が存在する場合には、
積込(開始)位置を更新する(ステップ103、10
4、105、ステップ211)。
【0094】ここで、前回のサイクルでの積込(開始)
位置が、たとえばQ2であったものとすると、今回のサ
イクルでの積込(開始)位置は、Q2に隣り合うQ3にさ
れ、以下同様に予定走行路40-3に沿っての移動が実行
される(ステップ106〜、図13参照)。
【0095】以下、同様にして1サイクルごとに予定走
行路40を更新して積込運搬作業が同様にして実行され
ることになるが、積込場30に、予め掘削、積込が不可
能な積込位置が存在することが明らかな場合には、その
積込位置をとばして処理をすすめてもよい。
【0096】たとえば、ティーチング時に、積込場30
に、 ・大塊34(図7参照)が存在する、 ・質の悪い層があり掘削しないで残す必要がある、 などの場所があれば、これに対応する積込(開始)位置
から始める掘削、積込を禁止するように予め教示してお
けばよい。
【0097】こうした掘削禁止領域が、操作スイッチ・
表示部21の表示器に表示されたものを図4に例示す
る。
【0098】同図4に示すように、図14と同様に、積
込領域が各積込位置に分割され、各積込位置にそれぞれ
「掘削済み」(これを黒丸印で示す)、「掘削禁止」
(これを×丸印で示す)、「未掘削」(これを白丸印で
示す)のいずれかが対応づけられて表示される。
【0099】たとえば、積込領域の縦方向第1列の横方
向第(4)番目、第(5)番目の積込位置では、「掘削
禁止」であるので、今回のサイクルで第(3)番目の積
込位置Q3での掘削、積込が終了した後は、これら掘削
禁止の積込位置Q4、Q5を飛ばして、積込位置Q6の掘
削、積込を行うべく、次回のサイクルでは車両1は積込
位置Q6に対応する予定走行路40-6に沿って移動され
ることになる。
【0100】なお、こうした掘削禁止領域を一たび設定
した後でもそれを解除できるようにしてもよい。
【0101】掘削禁止領域の設定によって、積込位置を
とばす処理は図5のステップ105で実行される。
【0102】以上説明したように本実施形態によれば、
積込場30、切返し点31および排土場32それぞれの
車両位置、車両方位(姿勢角)の教示データ(Q、θ
Q)、(R、θR)、(T、θT)を入力し、これら入力
された教示データに基づいて、積込場30と切返し点3
1と排土場32とを結ぶ予定走行路40上の各点の位置
を演算し、この演算された予定走行路40上の各点に沿
って積込運搬車両1を移動させ、積込運搬作業が行われ
るように積込運搬車両1を制御するようにしたので、従
来のように誘導線を実際に現場に敷設し直すことなく、
教示データを入力し直すだけで予定走行路40を変更す
ることができる。このため、容易に走行路のレイアウト
変更に対処でき、レイアウト変更に対する柔軟性が飛躍
的に向上する。
【0103】また、積込場30の教示データとして、当
該積込場30の積込領域の横方向両端を示す第1の位置
Q1および第2の位置QNを入力し、これら第1の位置Q
1と第2の位置QNとの間を補間し、積込場30の積込領
域横方向の各積込位置Q1、Q2、Q3、…Qi…QNを求
め、1サイクルごとに積込運搬車両1が積込領域横方向
の隣り合う積込位置Q1、Q2、Q3、…Qi…QNに順次
移動するように、1サイクルごとの予定走行路40-1、
40-2、40-3…40-i…40-Nを演算し、この演算結
果に基づき、1サイクルごとに予定走行路を40-1、4
0-2、40-3…40-i…40-Nと順次代えて、積込運搬
車両1を制御するようにしたので、積込場30にて積荷
を積込む場所が作業の進行に伴い流動的に変化したとし
ても、その変化に応じて柔軟に走行路40を変化させる
ことができる。このため、積込運搬作業の作業効率が飛
躍的に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施形態で想定している積込運
搬車両であるホイールローダの斜視透視図である。
【図2】図2は図1に示すホイールローダの制御系の構
成を示すブロック図である。
【図3】図3は図2に示す制御系のうち、車両位置およ
び車両方位を演算する構成を取り出して示すブロック図
である。
【図4】図4は積込場の掘削禁止領域の表示例を示す図
である。
【図5】図5は図2に示す演算処理装置で実行される処
理の手順を示すフローチャートである。
【図6】図6は図5の一部の処理である自動掘削作業の
処理を詳しく説明するフローチャートである。
【図7】図7は本実施形態の予定走行路を説明する図で
ある。
【図8】図8は図7に示す予定走行路を構成する各経路
を説明する図である。
【図9】図9は予定走行路の各点の補間演算例を説明す
る図である。
【図10】図10は予定走行路の各点の他の補間演算例
を説明する図である。
【図11】図11は車両の逐次の位置および方位角の演
算処理を説明する図である。
【図12】図12は推測航法によって誘導走行される車
両の位置が間欠的に補正される様子を示す図である。
【図13】図13は積込場の積込領域横一列の各積込位
置を示す図である。
【図14】図14は積込場の積込領域横一列が縦方向に
移動する様子を示す図である。
【符号の説明】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高杉 信爾 神奈川県平塚市四之宮1144ー1 コマツエ ンジニアリング株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積込場の積込位置にて積荷を積み込
    んだ後、切返し点を経由して排土場まで戻り、該排土場
    にて積荷を排出してから、再び前記排土場から前記切返
    し点を経由して前記積込場まで移動する1サイクルの積
    込運搬作業を繰り返し行う積込運搬車両の作業制御装置
    において、 前記積込場、前記切返し点および前記排土場それぞれの
    車両位置、車両姿勢角の教示データを入力する入力手段
    と、 前記入力手段で入力された教示データに基づいて、前記
    積込場と前記切返し点と前記排土場とを結ぶ予定走行路
    上の各点の位置を演算する演算手段と、 前記演算手段で演算された予定走行路上の各点に沿って
    前記積込運搬車両が移動し、前記積込運搬作業が行われ
    るように前記積込運搬車両を制御する制御手段とを具え
    た積込運搬車両の作業制御装置。
  2. 【請求項2】 前記入力手段には、前記積込場の教
    示データとして、当該積込場の積込領域の横方向両端を
    示す第1の位置および第2の位置が入力され、 前記演算手段は、前記第1の位置と前記第2の位置との
    間を補間して、積込場の積込領域横方向の各積込位置を
    求め、1サイクルごとに前記積込運搬車両が前記積込領
    域横方向の隣り合う積込位置に順次移動するように、1
    サイクルごとの予定走行路を演算するものであり、 前記制御手段は、前記演算手段の演算結果に基づき、1
    サイクルごとに予定走行路を順次代えて、前記積込運搬
    車両を制御するものである請求項1記載の積込運搬車両
    の作業制御装置。
  3. 【請求項3】 前記積込場の積込領域横方向一列の
    すべての積込位置について積込みが終了した場合に、前
    記演算手段は、前記積込領域の縦方向に所定距離だけ進
    んだ積込領域横方向一列について同様な演算を行うよう
    にした請求項2記載の積込運搬車両の作業制御装置。
  4. 【請求項4】 前記積込運搬車両は、積込作業機の
    負荷を検出する負荷検出手段を具えており、 前記制御手段は、前記積込場の積込位置で積荷を積込む
    際、前記負荷検出手段の検出負荷が所定のしきい値以上
    である場合に、当該積込位置での積荷の積込を中止し
    て、つぎの積込位置にて積荷の積込が行われるように前
    記積込運搬車両を制御するものである請求項2または3
    記載の積込運搬車両の作業制御装置。
JP1398497A 1997-01-28 1997-01-28 積込運搬車両の作業制御装置 Pending JPH10212035A (ja)

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