JPH10211143A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JPH10211143A
JPH10211143A JP1496597A JP1496597A JPH10211143A JP H10211143 A JPH10211143 A JP H10211143A JP 1496597 A JP1496597 A JP 1496597A JP 1496597 A JP1496597 A JP 1496597A JP H10211143 A JPH10211143 A JP H10211143A
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JP
Japan
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electric blower
resistor
circuit
current
variable resistor
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JP1496597A
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English (en)
Inventor
正樹 ▲高▼橋
Masaki Takahashi
Hidetoshi Imai
秀利 今井
Tadashi Matsushiro
忠 松代
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風量に応じて吸い込み量を制御し、使い勝手
の良い電気掃除機を提供する。 【解決手段】 電動送風機2の出力を可変する可変抵抗
5と、電動送風機2の位相制御を行う双方向性サイリス
タ28と、双方向性サイリスタ28のトリガ回路81
と、可変抵抗5、抵抗14及びコンデンサ18からな
り、トリガ回路81に接続される充電回路19と、電動
送風機2に流れる電流を検出する電流検出手段31と、
この電流検出手段31の出力値に応じて抵抗14に並列
接続した開閉スイッチ33を制御する開閉制御手段34
を備え、電流検出手段31により電動送風機2の電流低
下(風量低下)を検出すると、開閉スイッチ33をオン
し固定14を短絡するので、充電回路19の充電時定数
が短くなりトリガ回路18の制御位相を早まる。よっ
て、風量が低下しても吸い込み力を維持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動送風機に流れ
る電流を検出して吸い込み力を制御する電気掃除機に関
する。
【0002】
【従来の技術】電気掃除機の性能の尺度の一つに「吸い
込み仕事率」がある。吸い込み仕事率は、常数*風量*
真空度で現され、ある風量の時に仕事率はピークにな
り、放物線を描くように、風量がより増える場合と、真
空度が増えた場合とで仕事率は低下していく。さらに、
実際の掃除はこの吸い込み仕事率がピークになる付近の
風量で行われるように設計されている。
【0003】近年では、吸い込み仕事率が最大となる風
量で、消費電力も最大となるように電力制御する掃除機
が提案され主流となってきている。
【0004】従来、この種の電気掃除機は図9、10に
示すような構成が一般的であった。以下、その構成につ
いて説明する。
【0005】図に示すように、電気掃除機本体(以下、
本体という)1は電動送風機2を内蔵しており、吸い込
み口3には可変抵抗5を設けた手元操作部6を有するホ
ース4を接続し、ホース4の先には延長管7及び吸い込
み具8を接続している。交流電源10間に電動送風機2
と双方向性サイリスタ28とが直列に接続され、また、
交流電源10にはダイオードブリッジからなる整流回路
11が接続され、この整流回路11の出力には抵抗14
と手元操作部6に設けた可変抵抗5とコンデンサ18に
よる充電回路19が接続され、可変抵抗5とコンデンサ
18の接続点にはトランジスタ20のエミッタを接続
し、さらに整流回路11の出力には抵抗22と23を直
列に接続し、抵抗22と抵抗23の接続点よりダイオー
ド24を介し、トランジスタ20のベースに接続され
る。
【0006】さらに、前記整流回路11の出力にはフォ
トトライアックカプラ26の1次側、抵抗25、トラン
ジスタ21とを直列に接続し、前記トランジスタ20の
コレクタはトランジスタ21のベースに接続される。
【0007】また、前記電動送風機2に流れる電流を検
出する電流検出手段31は、この検出結果を整流する整
流回路32と、整流波形を平滑する平滑手段71を介し
て、この平滑手段71からの平滑信号とある基準値を比
較する比較手段72に接続される。この比較手段72
と、交流電源10のゼロヴォルト信号(ZVS)に同期
した三角波を発生する発振手段73は、前記比較結果と
三角波から位相制御信号を設定する位相設定手段74に
接続され、位相制御手段74には、第2のフォトトライ
アックカプラ75の1次側に接続される。フォトトライ
アックカプラ26の2次側は、第2のフォトトライアッ
クカプラ75の2次側と抵抗27を介し、双方向性サイ
リスタ28のゲートに接続される。
【0008】以上の構成により、動作を説明する。可変
抵抗5は操作により抵抗値が0Ωから無限大まで変化す
る。充電回路19は可変抵抗5の操作により時定数が変
化し、コンデンサ18の充電時間が変化する。コンデン
サ18が充電され、コンデンサ18の電位が抵抗22、
23で設定される電位より高くなるとトランジスタ20
及びトランジスタ21がオンし、フォトトタイアックカ
プラ26がオンする。よって、手元操作部6に設けた可
変抵抗5の操作により、トランジスタ20、21のオン
タイミングが変わる。この間、電流検出手段31は、電
動送風機2に流れる電流を検出し、その値に応じて位相
制御量を設定する。この設定値から第2のフォトトライ
アックカプラ75はオンする。従って、可変抵抗5の操
作で定めた位相制御量と電流検出結果から定まった位相
制御量のうち、入力の低い(位相制御量の遅い)方で、
双方向性サイリスタ28にゲート電流が流れ、双方向性
サイリスタ28が点弧し、電動送風機2が通電され、入
力が制御される。
【0009】このように、可変抵抗5で吸込力を調整で
きるとともに、電流検出手段31で電流値を検出して位
相制御することにより、吸込力、すなわち吸込仕事率を
高めて電動送風器2を駆動するようにしていた。
【0010】また、上記電流検出手段31の検出結果
と、手元操作の内容を入力し、これらの内容から位相制
御量を定めるまでの動作をマイクロコンピュータで行う
構成としたものもある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の構成では、回路
構成が複雑であり、またこの複雑な回路の内、可変抵抗
5以外を掃除機本体1内に設けるので、回路規模が大き
くなり掃除機本体も大きく重くなり、掃除作業時の使用
性が悪くなるとともに、商品の価格が高価なものとなる
等の課題があった。
【0012】本発明は、上記課題を解決するものであっ
て、簡単な構成で電流検出手段により、電動送風機の電
流を検出し、風量が低下すると吸い込み力を高めるよう
に電動送風機を制御する使い勝手の向上を図った電気掃
除機を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、交流電源間に電動送風機に直列に接続され
た双方向性サイリスタと、前記双方向性サイリスタをト
リガ制御するトリガ回路と、整流回路と、抵抗とコンデ
ンサからなり、前記トリガ回路に接続される充電回路
と、前記電動送風機に流れる電流を検出する電流検出手
段とを備え、前記充電回路の抵抗を、前記可変抵抗と、
この可変抵抗に直列接続された固定抵抗と、この固定抵
抗に並列接続された開閉スイッチとで構成したので、電
流検出手段により電動送風機の電流を検出し、検出した
電流値が小さくなると、開閉スイッチを閉じ、充電回路
の固定抵抗を短絡状態とするので、充電回路により動作
するトリガ回路の位相制御が早まり、吸い込み力を持続
させることができ、また、可変抵抗で充電回路の充電速
度を可変できるので、充電回路に接続されるトリガ回路
の位相角を制御でき、使用者の好みに合わせて吸込力を
調整できる。さらに、回路構成も従来例のような発振手
段、位相制御手段、フォトトライアックカプラ等が不要
となり、簡素化、軽量化、省スペース化が図れる。
【0014】
【発明の実態の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
吸引力を発生させる電動送風機と、この電動送風機を内
蔵した本体と、手元操作部に電動送風機の出力を可変す
る可変抵抗を有するホースと、交流電源間に電動送風機
に直列に接続された双方向性サイリスタと、前記双方向
性サイリスタをトリガ制御するトリガ回路と、整流回路
と、抵抗とコンデンサからな利、前記トリガ回路が接続
される充電回路と、前記電動送風機に流れる電流を検出
する電流検出手段とを備え、前記充電回路の抵抗を、前
記可変抵抗と、この可変抵抗に直列接続された固定抵抗
と、この固定抵抗に並列接続された開閉スイッチとで構
成したので、電流検出手段により電動送風機の電流を検
出し、検出した電流値が小さくなる(風量が小さくな
る)と、開閉スイッチを閉じ、充電回路の固定抵抗を短
絡状態とするので、充電回路により動作するトリガ回路
の位相制御が早まり、吸い込み力を持続させることがで
き、また、可変抵抗で充電回路の充電速度を可変できる
ので、充電回路に接続されるトリガ回路の位相角を制御
でき、使用者の好みに合わせて吸込力を調整できる。
【0015】本発明の請求項2記載の発明は、吸引力を
発生させる電動送風機と、この電動送風機を内蔵した本
体と、手元操作部に電動送風機の出力を可変する可変抵
抗を有するホースと、交流電源間に電動送風機に直列に
接続された双方向性サイリスタと、前記双方向性サイリ
スタをトリガ制御するトリガ回路と、整流回路と、抵抗
とコンデンサからなり、前記トリガ回路に接続される充
電回路と、前記電動送風機に流れる電流を検出する電流
検出手段と、この電流検出手段の出力を整流及び平滑処
理する信号処理手段と、前記信号処理手段の出力値とあ
る所定値を比較する比較手段とを備え、前記充電回路の
抵抗を可変抵抗とこの可変抵抗に直列接続された固定抵
抗と、この固定抵抗に並列接続された開閉スイッチとか
ら構成し、前記比較手段の比較値をツェナーダイオード
で設定している。
【0016】本発明の請求項3記載の発明は、吸引力を
発生させる電動送風機と、この電動送風機を内蔵した本
体と、手元操作部に電動送風機の出力を可変する可変抵
抗を有するホースと、前記本体は交流電源間に電動送風
機に直列に接続された双方向性サイリスタと、前記双方
向性サイリスタをトリガ制御するトリガ回路と、整流回
路と、抵抗とコンデンサからなり、前記トリガ回路に接
続される充電回路と、前記電動送風機に流れる電流を検
出する電流検出手段と、この電流検出手段の出力を整流
及び平滑処理する信号処理手段とを備え、前記充電回路
の抵抗を第1の可変抵抗と、この第1の可変抵抗に直列
接続された第2の可変抵抗とから構成し、前記第2の可
変抵抗の値を前記信号処理手段の出力値に応じて可変し
ている。
【0017】本発明の請求項4記載の発明は、吸引力を
発生させる電動送風機と、この電動送風機を内蔵した本
体と、手元操作部に電動送風機の出力を可変する可変抵
抗を有するホースと、前記本体は交流電源間に電動送風
機に直列に接続された双方向性サイリスタと、前記双方
向性サイリスタをトリガ制御するトリガ回路と、整流回
路と、抵抗とコンデンサからなり、前記トリガ回路に接
続される充電回路と、前記電動送風機に流れる電流を検
出する電流検出手段と、この電流検出手段の出力を整流
後、コンデンサと抵抗とからなるフィルターを介して周
波数による検出値を平滑補正する信号補正手段とを備
え、前記充電回路の抵抗を第1の可変抵抗と、この第1
の可変抵抗に直列接続された第2の可変抵抗とから構成
し、前記第2の可変抵抗の値を前記信号補正手段の出力
値に応じて可変している。
【0018】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の一実施例について図1、図
2を用いて説明する。なお、上記従来例と同一構成部品
については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0019】図1において、31は電動送風機2に流れ
る電流を検出する電流検出手段、32はこの電流検出手
段31の出力を整流及び平滑処理する信号処理手段、3
3は抵抗14に並列に接続された開閉スイッチ、34は
この開閉スイッチ33の開閉を信号処理手段32の出力
値に応じて制御する開閉制御手段である。また、81は
抵抗22、23、トランジスタ20、21、ダイオード
24、フォトトライアックカプラ26から構成されるト
リガ回路で、双方向性サイリスタのゲートに信号を供給
するものである。
【0020】また、図2において(a)は風量に対する
入力の特性図、(b)は風量に対する電流の特性図であ
り、(1)は手元操作部で高入力とした場合、(2)は
低入力とした場合である。
【0021】上記構成による作用は以下の通りである。
まず、手元操作部6で、入力が最大となるように可変抵
抗5の値を0Ωに設定する。図2(b)の(1)に示す
ように、風量Qが多い時は電動送風機2の負荷が大きい
為、電流が多く流れる。この時、開閉制御手段34は開
閉スイッチ33をオフする信号を出す。このため固定抵
抗14と可変抵抗5との値とコンデンサ18による充電
時定数にて双方向性サイリスタ28を点弧し、電動送風
機2を所定の位相で制御する。
【0022】風量が少なくなると電動送風機2の負荷が
軽くなり、電動送風機2に流れる電流値も少なくなる。
さらに風量が図2(b)のQ1まで少なくなると、すな
わち、電流検出手段31で検出する電流値が所定値(I
1)になる信号を信号処理手段32が出力すると、開閉
制御手段34は入力が少なくなったと判断し、開閉スイ
ッチ33を短絡(オン)する信号を出力する。そして開
閉スイッチ33はオンし抵抗14は短絡される。その結
果、充電回路19の時定数は可変抵抗5とコンデンサ1
8によって決まり、充電時定数が短くなり、双方向性サ
イリスタ28の点弧タイミングが早くなる。つまり電動
送風機2の制御位相が早くなり、入力が増大し、吸い込
み力が高まる。上述した制御を行った結果、図2(a)
の(1)に示すような入力特性となる。つまり、開閉制
御手段34が動作すると充電回路19の充電時定数が短
くなるので、入力が大きくなり、風量Qが少ない場合に
も大きな吸込力が得られる。
【0023】また、手元操作部6で入力を下げた場合
は、図2(b)の(2)に示すように、風量Qが多い場
合も、信号処理手段32からの信号が所定値(I1)に
達しないので、開閉制御手段34は、開閉スイッチ33
は常にオンしている。つまり、充電回路19の抵抗14
が開閉スイッチ33で短絡した状態であるが、可変抵抗
5の抵抗値が充電回路の充電時定数を長くし、電動送風
機2の制御位相を遅くしているので、風量Qが大きくな
っても電流値が(1)の場合のように大きくならないの
である。よって、図2(a)の(2)に示すように、制
御位相量は一定だとしても風量Qの増加にともない電流
が増加するので、電流のカーブと同じように入力も増加
する。
【0024】このように電流検出手段31により電動送
風機2に流れる電流を検出し、風量が少なくなると吸い
込み力を高めるように電動送風機2を制御し、吸い込み
力を持続させる効果を有する。
【0025】また、従来例と比較して、発振手段73、
位相制御手段74、第2のフォトトライアックカプラ7
5が不要となり、回路構成が簡素化でき、この回路を配
置する掃除機本体の軽量化、さらに回路配置部分の省ス
ペース化による小型化なども図れる。
【0026】(実施例2)次に、本説明の第2の実施例
を図3を用いて説明する。なお、上記第1の実施例と同
一構成部品については同一符号を付して、その説明を省
略する。
【0027】図3において、41は信号処理手段32の
出力値をある所定値で比較する比較手段であり、この比
較手段41はツェナーダイオード42、抵抗43、及び
トランジスタ44で構成されている。また、45,46
は前記開閉スイッチ33を構成する抵抗とトランジスタ
である。前記信号処理手段32の出力をツェナーダイオ
ード42、抵抗43を介してトランジスタ44のベース
に入力し、トランジスタのエミッタはグランドライン
に、コレクタは抵抗45を介してトランジスタ46のベ
ースに接続されている。このトランジスタ46は充電回
路19の抵抗14に並列にコレクタとエミッタを接続し
ている。
【0028】上記構成による作用は以下の通りである。
風量が多い時は電動送風機2の負荷が大きく電流が多く
流れる。この時、信号処理手段32の出力値がツェナー
ダイオード42の比較値を越えた場合、トランジスタ4
4はオンし、トランジスタ46はオフする。このため固
定抵抗14と可変抵抗5との値とコンデンサ18による
充電時定数にて双方向性サイリスタ28を点弧し、電動
送風機2を所定の位相で制御する。風量が少なくなると
電動送風機の負荷が軽くなり、電動送風機2に流れる電
流値が少なくなり、信号処理手段32の出力値がツェナ
ーダイオード42の比較値より少なくなると、トランジ
スタ44はオフし、トランジスタ46はオンする。抵抗
14はトランジスタ46によって短絡される。
【0029】その結果、充電回路19の時定数は可変抵
抗5とコンデンサ18によって決まり、充電時定数が短
くなり、双方向性サイリスタ28の点弧タイミングが早
くなる。つまり電動送風機2の制御位相が早くなり、入
力が増大し、吸い込み力が高まる。
【0030】このように電流検出手段31により電動送
風機2に流れる電流を検出し、風量が少なくなると吸い
込み力を高めるように電動送風機2を制御し、吸い込み
力を持続させる効果を有する。また、開閉スイッチ33
としてトランジスタ46を用いているので、リレー等の
開閉スイッチ33と比較して軽量化、省スペース化が図
れる。さらに、電流値を比較する手段としてツェナーダ
イオードを用いたことにより電動送風機の制御回路構成
を安価に実現できる。
【0031】(実施例3)次に、本説明の第3の実施例
を、図4、図5を用いて説明する。なお、上記第1、第
2の実施例と同一構成部品については同一符号を付し
て、その説明を省略する。
【0032】図4において、51は信号処理手段32の
出力値に応じて値を可変する第2の可変抵抗であり、充
電回路19’は可変抵抗5とこの第2の可変抵抗51と
コンデンサ18とからなっている。52はこの第2の可
変抵抗の抵抗値を信号処理手段32の出力値に応じて可
変する第2の制御手段である。
【0033】また、図5において(a)は風量に対する
入力の特性図、(b)は風量に対する電流の特性図、
(c)は風量に対する第2の可変抵抗の値である。
【0034】上記構成による作用は以下の通りである。
図2に示すように、風量がある一定の値Q1を越えた場
合、電動送風機2の負荷が大きく電流が多く流れる。こ
の時、信号処理手段32の出力を入力した第2の制御手
段52は図5(c)に示すように可変抵抗51の抵抗値
を大きくする。よって、この第2の可変抵抗51と可変
抵抗5との値とコンデンサ18による充電時定数が大き
くなり、この値で双方向性サイリスタ28を点弧し、電
動送風機2を所定の位相で制御する。
【0035】風量をQmからQ1へかけて少なくしてい
くと電流値は低くなり、それに応じて第2の可変抵抗5
1の値も小さくする。この間、第2の可変抵抗51の抵
抗値が風量Qに応じて小さくなり、充電時定数が短くな
って行く。その結果、電動送風機2の入力は図2(a)
に示すようにQmからQ1へ向けて大きくなる。そして
風量Q1以下になると第2の可変抵抗52の値を0にす
る。この結果、充電回路19’の時定数は可変抵抗5と
コンデンサ18によって決まり、充電時定数が短くな
り、双方向性サイリスタ28の点弧タイミングが早くな
る。
【0036】このように電流検出手段31により電動送
風機2に流れる電流を検出し、風量に応じて充電時定数
をリニアに可変することにより違和感なく電動送風機2
を制御し、吸い込み力を持続させる効果を有する。ま
た、風量が少ない場合には、第2の可変抵抗51の抵抗
値はゼロなので、可変抵抗5で設定する最大限の入力が
得られるように制御され、吸い込み力を維持することが
できる。
【0037】(実施例4)次に、本発明の第4の実施例
を、図6、図7、図8を用いて説明する。なお、上記第
1〜第3の実施例と同一構成部品については同一符号を
付して、その説明を省略する。
【0038】本実施例は、充電回路の充電特性が50H
zと60Hzとの周波数の違いで、同一位相制御量では
入力が異なる。この入力差を補正する一実施例である。
通常50Hzが入力が高く60Hzが低くなっている。
【0039】図6において、61は50/60Hzによ
る電流信号の出力値を補正する信号補正手段であり、整
流回路62、抵抗63、及びコンデンサ64から構成さ
れている。抵抗63とコンデンサ63は整流回路62の
出力端に並列に接続されている。
【0040】また、図7において(a)は風量に対する
入力の特性図、(b)は風量に対する電流の特性図であ
る。さらに、図8は位相制御時の電動送風機に供給され
る電圧と電流の波形図である。
【0041】上記構成による作用は以下の通りである。
図7に示すように、風量がある一定の値Q1を越えた場
合、あるいは手元操作部6を操作し、電動送風機2を位
相制御した場合、電流波形は図8に示すようにある位相
T0から流れる。そして、この電流を整流した後、抵抗
62とコンデンサ63で平滑し、この値に応じて位相制
御をしている。この方法では50Hzと60HzでZV
Pからの位相遅れは同一のT0となる。例えば図8の例
では、T0が約4.17msecであり、図8(a)に示す
ように60Hzでは約90度の位相遅れで電動送風機2
に電圧が供給されるが、図8(b)に示すように50H
zでは約75度の位相遅れで電圧供給される。
【0042】結果、図7(b)に示すように電流検出手
段31が検出する電流値が50Hzと60Hzで異な
り、図7(a)に示すように50Hzと60Hzとで、
位相制御時の電動送風機2の入力も同一風量で異なって
しまうという不具合が生じていた。これを補正するため
に、平滑後の電圧レベルが50Hzのほうが60Hzよ
り低くなるように設定する。
【0043】風量が多い時は電動送風機2の負荷が大き
く電流が多く流れる。この時、信号補正手段61の出力
値がツェナーダイオード42の比較値を越え、トランジ
スタ44に電流が流れる。この時トランジスタ44はツ
ェナーダイオード42に流れる電流を増幅し、この増幅
した値をトランジスタ46に送る。この信号を受けたト
ランジスタ46はその値に応じてコレクタ・エミッタ間
の電圧(以下Vceと称す)を可変する。このためトラ
ンジスタ46のVceによる疑似抵抗と可変抵抗5との
値と、コンデンサ18による充電時定数にて双方向性サ
イリスタ28を点弧し、電動送風機2を所定の位相で制
御する。
【0044】この時、50Hzの方が平滑後の値が低い
ことから、トランジスタ44の増幅度が低くなり、トラ
ンジスタ46のVceが大きくなるため、Vceの疑似
抵抗値が大きくなる。結果50Hzの方が60Hzより
も抵抗値が大きくなり、充電回路19のズレ分を補正で
きる。
【0045】このように信号補正手段61により電流検
出手段31の検出値を補正することにより、50/60
Hzによる入力差をなくすように電動送風機2を制御
し、吸い込み力を持続させる効果を有する。
【0046】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明によると、
電動送風機に流れる電流を検出することにより風量が多
い場合は吸い込み力を低くし、風量が少ない場合は高め
るように電動送風機を制御し、吸い込み力を持続させる
効果を有し、また回路構成も簡素化でき、軽量化、省ス
ペース化を実現でる。
【0047】本発明の請求項2記載の発明によると、電
流値を比較する手段としてツェナーダイオードを用いた
ことにより電動送風機の制御回路構成を安価で、かつ軽
量化することができる。
【0048】本発明の請求項3記載の発明によると、電
流値に応じて充電回路の抵抗値を可変しており、風量に
よる電動送風機の制御をリニアに変化させ使用性の向上
を安価に実現している。
【0049】本発明の請求項4記載の発明によると、検
出した電流値を充電回路における50/60Hzでのズ
レ分だけ異なるように補正しており、使用性の向上を図
っている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気掃除機の回路
【図2】(a)同電気掃除機の入力Wと風量Qとの特性
図 (b)同電気掃除機の電流Iと風量Qとの特性図
【図3】本発明の第2の実施例を示す電気掃除機の回路
【図4】本発明の第3の実施例を示す電気掃除機の回路
【図5】(a)同電気掃除機の入力Wと風量Qとの特性
図 (b)同電気掃除機の電流Iと風量Qとの特性図 (c)同電気掃除機の第2の可変抵抗の抵抗値Rと風量
Qとの特性図
【図6】本発明の第4の実施例を示す電気掃除機の回路
【図7】(a)同電気掃除機の入力Wと風量Qとの特性
図 (b)同電気掃除機の電流Iと風量Qとの特性図
【図8】(a)同電気掃除機の60Hz時の電圧及び電
流波形図 (b)同電気掃除機の50Hz時の電圧及び電流波形図
【図9】従来の電気掃除機の回路図
【図10】同電気掃除機の断面図
【符号の説明】
1 電気掃除機本体 2 電動送風機 5 可変抵抗 6 手元操作部 10 交流電源 11 整流回路 14,22,23,25,27 抵抗 18 コンデンサ 19,19’ 充電回路 20,21 トランジスタ 24 ダイオード 26 フォトトライアックカプラ 28 双方向性サイリスタ 31 電流検出手段 32 信号処理手段 33 開閉スイッチ 34 開閉制御手段 41 比較手段 42 ツェナーダイオード 43 抵抗 44 トランジスタ 45 抵抗 46 トランジスタ 51 第2の可変抵抗 52 第2の制御手段 61 信号補正手段 81 トリガ回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸引力を発生させる電動送風機と、この
    電動送風機を内蔵した電気掃除機本体と、手元操作部に
    電動送風機の出力を可変する可変抵抗を有するホース
    と、交流電源間に電動送風機に直列に接続された双方向
    性サイリスタと、前記双方向性サイリスタをトリガ制御
    するトリガ回路と、整流回路と、抵抗とコンデンサから
    なる充電回路と、前記電動送風機に流れる電流を検出す
    る電流検出手段とを備え、前記充電回路の抵抗を、前記
    可変抵抗と、この可変抵抗に直列接続された固定抵抗と
    から構成し、この固定抵抗の両端に前記電流検出手段の
    出力に応じて開閉する開閉スイッチを設けるとともに、
    前記トリガ回路に充電回路を接続した電気掃除機。
  2. 【請求項2】 吸引力を発生させる電動送風機と、この
    電動送風機を内蔵した電気掃除機本体と、手元操作部に
    電動送風機の出力を可変する可変抵抗を有するホース
    と、交流電源間に電動送風機に直列に接続された双方向
    性サイリスタと、前記双方向性サイリスタをトリガ制御
    するトリガ回路と、整流回路と、抵抗とコンデンサから
    なり、前記トリガ回路に接続される充電回路と、前記電
    動送風機に流れる電流を検出する電流検出手段と、この
    電流検出手段の出力を整流及び平滑処理する信号処理手
    段と、前記信号処理手段の出力値とある所定値を比較す
    る比較手段とを設け、前記充電回路の抵抗を可変抵抗と
    この可変抵抗に直列接続された固定抵抗と、この固定抵
    抗に並列接続された開閉スイッチとを備え、前記比較手
    段の比較値をツェナーダイオードで設定してなる電気掃
    除機。
  3. 【請求項3】 吸引力を発生させる電動送風機と、この
    電動送風機を内蔵した電気掃除機本体と、手元操作部に
    電動送風機の出力を可変する可変抵抗を有するホース
    と、交流電源間に電動送風機に直列に接続された双方向
    性サイリスタと、前記双方向性サイリスタをトリガ制御
    するトリガ回路と、整流回路と、抵抗とコンデンサから
    なり、前記トリガ回路に接続される充電回路と、前記電
    動送風機に流れる電流を検出する電流検出手段と、この
    電流検出手段の出力を整流及び平滑処理する信号処理手
    段とを備え、前記充電回路の抵抗を第1の可変抵抗と、
    この第1の可変抵抗に直列接続された第2の可変抵抗と
    から構成し、前記第2の可変抵抗の値を前記信号処理手
    段の出力値に応じて可変してなる電気掃除機。
  4. 【請求項4】 吸引力を発生させる電動送風機と、この
    電動送風機を内蔵した電気掃除機本体と、手元操作部に
    電動送風機の出力を可変する可変抵抗を有するホース
    と、交流電源間に電動送風機に直列に接続された双方向
    性サイリスタと、前記双方向性サイリスタをトリガ制御
    するトリガ回路と、整流回路と、抵抗とコンデンサから
    なり、前記トリガ回路が接続される充電回路と、前記電
    動送風機に流れる電流を検出する電流検出手段と、この
    電流検出手段の出力を整流後、コンデンサと抵抗とから
    なるフィルターを介して周波数による検出値を平滑補正
    する信号補正手段とを備え、前記充電回路の抵抗を第1
    の可変抵抗と、この第1の可変抵抗に直列接続された第
    2の可変抵抗とから構成し、前記第2の可変抵抗の値を
    前記信号補正手段の出力値に応じて可変してなる電気掃
    除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7477302B2 (en) 2003-12-05 2009-01-13 Sony Corporation Solid-state image pickup apparatus and image pickup method

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