JPH1021091A - 情報処理システム - Google Patents

情報処理システム

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Publication number
JPH1021091A
JPH1021091A JP19269496A JP19269496A JPH1021091A JP H1021091 A JPH1021091 A JP H1021091A JP 19269496 A JP19269496 A JP 19269496A JP 19269496 A JP19269496 A JP 19269496A JP H1021091 A JPH1021091 A JP H1021091A
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JP
Japan
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priority
execution
processing
execution priority
unit
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Pending
Application number
JP19269496A
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English (en)
Inventor
Hirohito Shibata
博仁 柴田
Hirofumi Komatsubara
弘文 小松原
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1021091A publication Critical patent/JPH1021091A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システム優先度を支障なく実行優先度へ変換
させ、変換した実行優先度を効果的に使用可能にさせ、
さらには、OSにおいてシステム優先度の優先順序に応
じた順序で効率よく処理を実行させる。 【解決手段】 システム優先度算出部2が処理に対する
システム優先度を算出し、実行優先度算出部4がしきい
値テーブル3によってシステム優先度を当該システム優
先度が属する区間に対応する実行優先度へ変換し、実行
優先度設定部5が変換から得られた実行優先度を処理へ
設定することによってOS6が処理を実行することがで
きる。また、各区間に対応する実行優先度として、高い
システム優先度が含まれる区間から順に高い実行優先度
を対応付けた場合には、しきい値テーブル3によって異
なる区間へ分けられるシステム優先度は、システム優先
度の優先順序に従った違う実行優先度へ変換でき、OS
6が設定された実行優先度に従って処理を実行すると、
システム優先度の実行順序に応じて処理が実行できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、実行優先度に基づ
いて処理を実行するオペレーティングシステム(以下、
OSという。)を備えた情報処理システムに関し、特
に、OSで実行する前段階においてシステムに設定した
実行条件により定められるシステム優先度を実行優先度
に変換する情報処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理システムはOSを備えて、当該
OSによって計算機資源の割り当て等といった処理の実
行に対する管理制御を行っており、例えば、映像や音声
といった連続メディア・データの再生処理、ユーザから
時間の制約を受けたデータベースへの検索処理等といっ
た実時間処理を行う情報処理システムに備えられたOS
は、実行優先度を使用して当該実時間処理に適した管理
制御を行っている。すなわち、指定された終了期限内ま
で或いは早期に終了しなければ処理の価値が無効或いは
低下してしまうといった性質を持った実時間処理に対し
て、OSは実行優先度を使用し、当該実行優先度によっ
て計算機資源の割り当て等を行い、できるだけ多くの処
理を終了期限内或いは早期に終了させている。
【0003】実行優先度を使用したOSによるCPUの
割り当てに対する管理制御は、例えば以下のように行わ
れる。OSで処理を実行させる際に処理に対してCPU
の割り当てに関する実行優先度を与えて、OSは実行優
先度の高い処理から順にCPUを割り当てて実行させ
る。処理が実行された後は、当該処理が終了されるまで
若しくは当該処理よりも実行優先度の高い他の処理の要
求が新たに発生するまで実行を継続させる。したがっ
て、実行優先度の高い処理を早期に終了させることがで
きる。
【0004】上記した実行優先度としては、特開平1−
263759号公報(以下、文献1という。)に記載さ
れた発明及び特開平4−76732号公報(以下、文献
2という。)に記載された発明に記載されている実行優
先度がある。文献1に記載された発明では、予め端末装
置毎に実行重み付けを行っておき、処理に対して当該処
理を要求した端末装置の実行重みを実行優先度としてお
り、また、文献2に記載された発明では、システムの各
利用者に実行重み付けを行うとともに処理の種類に応じ
た実行重み付けを行っておき、処理に対して各利用者の
実行重みと処理に与えられた実行重みとを加えたものを
実行優先度としている。
【0005】一方、上記した実行優先度とは別にシステ
ム優先度があり、このシステム優先度はOSで実行する
前段階においてシステムに設定した実行条件により定め
られるために、処理の実行順序を適切に表した優先度と
なっている。すなわち、処理を実行する順序は、システ
ム優先度の高い処理から順に実行することが望ましいこ
とを表している。このシステム優先度を割り当てる方式
としては実行条件に応じて以下に示す割り当て方式が検
討されている。
【0006】例えば、処理に終了期限が設定されている
システムでのシステム優先度割り当て方式としては、R.
Abbott and H.Garcia-Molina,Scheduling Real-Time Tr
ansactions: A Performance Evaluation,ACM Transacti
ons on Database Systems,Vol.17,No.3,1992.(以下、
文献3という。)にED(Earliest Deadline)方式、L
S(Least Slack)方式と称される方式が提案されてい
る。ED方式は期限の早い処理に高いシステム優先度を
与える方式であり、システム優先度を割り当てるシステ
ム優先度決定関数Pは、終了期限をDとすると以下の式
(1)で表される。
【0007】
【数1】
【0008】一方、LS方式は期限までの猶予時間の短
い処理に対して高いシステム優先度を与える方式であ
り、システム優先度決定関数Pは、終了期限をD、処理
がシステムに到着した時間をA、処理の実行にかかる予
測時間をEとすると以下の式(2)で表される。
【0009】
【数2】
【0010】また、処理を要求した端末装置、利用者、
処理の種類等の実行条件に応じてシステム優先度を割り
当てる方式として、以下のシステム優先度割り当て方式
が考えられる。一の方式としては、予め端末装置毎にシ
ステム重み付けを行っておき、処理に対して当該処理を
要求した端末装置のシステム重みをシステム優先度とす
る方式であり、システム優先度決定関数Pは、端末装置
のシステム重み付けTとすると以下の式(3)で表され
る。
【0011】
【数3】
【0012】また、他の方式としては、システムの各利
用者にシステム重み付けを行うとともに処理の種類に応
じたシステム重み付けを行っておき、処理に対して各利
用者のシステム重みと処理に与えられたシステム重みと
を加えたものをシステム優先度とする方式であり、シス
テム優先度決定関数Pは、利用者のシステム重みをU、
処理の種類によるシステム重みをJとすると以下の式
(4)で表される。
【0013】
【数4】
【0014】
【発明が解決しようとする課題】情報処理システムで
は、処理をシステム優先度に従った優先順序で行うこと
が望ましく、OSの実行優先度にシステム優先度の優先
順序を反映させることでOSにおいて処理を適切な実行
順序で実行することができる。しかしながら、OSの使
用できる実行優先度は、例えばSolaris 2.5(Solarisは
米国Sun Microsystems社の登録商標)では64種類、Wi
ndows NT 3.5(WindowsはMicrosoft社の登録商標)では
4種類といったように有限種類となっているのに対し
て、例えば、式(1)或いは式(2)によって求められ
るシステム優先度は終了期限によって、また、式(3)
或いは式(4)によって求められるシステム優先度は与
えるシステム重みによって、システム優先度が実行優先
度の種類より多くの種類を取る可能性があるために、シ
ステム優先度をそのまま実行優先度として使用できず、
何らかの変換をしなければならないといった問題があっ
た。
【0015】また、システム優先度を実行優先度へ変換
する場合を考えても、ただ単に変換を行うだけでは、全
てのシステム優先度を支障なく実行優先度へ変換するこ
とができないといった問題や、多くのシステム優先度が
同一の実行優先度に変換されてしまって実行優先度を使
用する効果がなくなってしまうといった問題や、システ
ム優先度の優先順序が実行優先度では逆転してしまって
システム優先度の優先順序を実行優先度に反映させるこ
とができないといった問題等が生じてしまう。
【0016】そこで、本発明は上記した従来の事情に鑑
みなされたもので、システム優先度を支障なく実行優先
度へ変換でき、変換した実行優先度を効果的に使用で
き、さらには、OSにおいてシステム優先度の優先順序
に応じた順序で効率よく処理を実行することができる情
報処理システムを提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1に係る情報処理システムは、処理を
実行優先度に基づいて実行するOSを備えた情報処理シ
ステムにおいて、OSで実行する前段階においてシステ
ムに設定した実行条件により定められるシステム優先度
を各処理について算出するシステム優先度算出部と、シ
ステム優先度が取り得る範囲を複数の区間に仕切るしき
い値並びに前記しきい値によって区切られた各区間に対
応する実行優先度を格納したしきい値テーブルと、しき
い値テーブルに基づいてシステム優先度算出部で算出さ
れたシステム優先度を当該システム優先度の属する区間
に対応する実行優先度へ変換する実行優先度算出部と、
実行優先度を前記処理に設定する実行優先度設定部と、
を備えたことを特徴とする。なお、上記した各区間に対
応する実行優先度としては、高いシステム優先度が含ま
れる区間から順に高い実行優先度を対応付けることが好
ましい。
【0018】上記した請求項1に係る情報処理システム
では、システム優先度算出部が処理に対するシステム優
先度を算出し、実行優先度算出部がしきい値テーブルに
よってシステム優先度を当該システム優先度が属する区
間に対応する実行優先度へ変換し、実行優先度設定部が
変換から得られた実行優先度を処理へ設定する。このた
め、システム優先度を実行優先度へと変換することがで
き、OSが処理を実行することができる。
【0019】また、各区間に対応する実行優先度とし
て、高いシステム優先度が含まれる区間から順に高い実
行優先度を対応付けた場合には、しきい値テーブルによ
って異なる区間へ分けられるシステム優先度は、システ
ム優先度の優先順序に従った違う実行優先度へ変換で
き、システム優先度を実行優先度へ反映させることがで
きる。したがって、OSが設定された実行優先度に従っ
て処理を実行すると、システム優先度の実行順序に応じ
た処理の実行が実現できる。
【0020】請求項2に係る情報処理システムは、請求
項1に記載した情報処理システムにおいて、複数の処理
に対するシステム優先度の分布情報を入力する分布情報
入力部と、分布情報に基づいてシステム優先度が取り得
る範囲を複数の区間に仕切るしきい値を決定するしきい
値決定部と、を更に備え、前記しきい値テーブルはしき
い値決定部により決定されたしきい値並び前記しきい値
によって区切られた各区間に対応する実行優先度を格納
したことを特徴とする。
【0021】上記した請求項2に係る情報処理システム
では、分布情報入力部に入力された分布情報に基づいて
しきい値決定部がしきい値テーブルに格納するしきい値
を決定する。このため、しきい値テーブルにおいて、シ
ステム優先度が取り得る範囲を分布情報に基づいた複数
の区間に仕切ることができ、システム優先度を分布情報
に基づいて実行優先度へ変換することができる。したが
って、しきい値決定部のしきい値の決定方法によって、
例えば、異なるシステム優先度を持った処理が同一の実
行優先度へ変換される割合を減らすこと、高い実行優先
度に変換される処理の割合を少なくすること等ができ、
変換された実行優先度を効果的に使用することができる
とともに、システム優先度を実行優先度へ反映させるこ
とができる。
【0022】請求項3に係る情報処理システムは、請求
項1又は請求項2に記載した情報処理システムにおい
て、しきい値テーブルは、更に同一の実行優先度に変換
された処理の個数を各実行優先度毎に格納し、しきい値
テーブルに基づいて同一の実行優先度に変換された処理
の個数が規定値を超えることを検出する優先度変動判定
部と、優先度変動判定部により処理個数が規定値を超え
ることを検出したことに基づいて当該実行優先度が設定
されている処理の中の少なくとも1つを他の実行優先度
に変更する実行優先度変動部と、を更に備えたことを特
徴とする。
【0023】上記した請求項3に係る情報処理システム
では、しきい値テーブルが同一実行優先度に変換された
処理の個数を各実行優先度毎に格納し、優先度変動判定
部がしきい値テーブルに基づいて同一実行優先度に変換
された処理の個数が規定値を超えたことを検出すると、
実行優先度判定部が当該実行優先度が設定されている処
理の中の少なくとも一つを他の実行優先度に変更する。
したがって、異なるシステム優先度を持ちながら同一の
実行優先度へ変換される処理の個数を規定値以下に保つ
ことができ、変換された実行優先度を効果的に使用でき
る。
【0024】請求項4に係る情報処理システムは、処理
を実行優先度に基づいて実行するOSを備えた情報処理
システムにおいて、OSで実行する前段階においてシス
テムに設定した実行条件により定められるシステム優先
度を各処理について算出するシステム優先度算出部と、
システム優先度が算出された処理について最も高いシス
テム優先度を有する処理に実行優先度を設定する実行処
理管理部と、を備え、前記実行処理管理部は、システム
優先度が算出された新たな処理に対して、既にシステム
優先度が算出されている他の処理とシステム優先度を比
較し、当該新たな処理のシステム優先度が最も高い場合
には当該新たな処理に対して前記他の処理より高い実行
優先度を設定することを特徴とする。
【0025】上記した請求項4に係る情報処理システム
では、システム優先度算出部が処理のシステム優先度を
算出し、算出されたシステム優先度が最も高い処理に対
して実行処理管理部が実行優先度を設定する。そして、
実行処理管理部は新たな処理に対して既にシステム優先
度が算出されている他の処理より高いシステム優先度が
算出された場合に、当該新たな処理に対して前記他の処
理より高い実行優先度を設定する。したがって、システ
ム優先度を実行優先度に反映させることができ、OSに
おいてシステム優先度に忠実な実行順序で処理を実行す
ることができる。 また、新たな処理のシステム優先度
が最も高い場合に実行優先度を設定するので、限られた
種類数の実行優先度を有効に使用することができる。
【0026】請求項5に係る情報処理システムは、処理
を実行優先度に基づいて実行するOSを備えた情報処理
システムにおいて、OSで実行する前段階においてシス
テムに設定した実行条件により定められるシステム優先
度を各処理について算出するシステム優先度算出部と、
システム優先度が算出された処理について最も高いシス
テム優先度を有する処理に実行優先度を設定する実行処
理管理部と、を備え、前記実行処理管理部は、実行中の
処理が終了した場合に、既にシステム優先度が算出され
ている処理の中でシステム優先度が最も高い処理に対し
て他の処理より高い実行優先度を維持又は設定すること
を特徴とする。
【0027】上記した請求項5に係る情報処理システム
では、システム優先度算出部が処理のシステム優先度を
算出し、算出されたシステム優先度が最も高い処理に対
して実行処理管理部が実行優先度を設定する。そして、
実行処理管理部は実行中の処理が終了した場合に、既に
システム優先度が算出されている処理の中でシステム優
先度が最も高い処理に対して他の処理より高い実行優先
度を維持または設定する。したがって、システム優先度
が高い処理に高い実行優先度を設定することができ、O
Sにおいてシステム優先度に忠実な実行順序で処理を実
行することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例に係る情報処
理システムを図1を参照して説明する。この情報処理シ
ステムは、処理要求を受け付ける処理要求受け付け部1
と、処理に対するシステム優先度を算出するシステム優
先度算出部2と、システム優先度の取り得る区間を仕切
るしきい値と、仕切られた区間に対応する実行優先度と
を格納するしきい値テーブル3と、しきい値テーブル3
に基づいてシステム優先度を実行優先度に変換する実行
優先度算出部4と、変換された実行優先度を処理に設定
にする実行優先度設定部5と、実行優先度の設定された
処理を実行するOS6と、処理の終了を行う終了処理部
7と、を備えている。
【0029】処理要求受け付け部1は、処理を実行させ
る要求を複数格納する待ち行列を有しており、定期的に
OS6に割込をかけて起動され、処理要求を受け取った
場合には、受け取った処理要求を順次待ち行列に格納
し、格納している処理要求を順次システム優先度算出部
2へ渡す。
【0030】システム優先度算出部2は、処理要求受け
付け部1から受け取った処理に対して、システム優先度
を算出し、処理をシステム優先度ととも実行優先度算出
部4へ渡す。なお、本実施例では、システム優先度割り
当て方式としてシステム優先度決定関数Pを1/D(期
限)としたED方式を使用しており、システム優先度の
値の大きいものほど優先度が高いことを表している。
【0031】しきい値テーブル3は、システム優先度か
ら実行優先度へ変換するために必要な情報を格納してお
り、例えば、図2に示すように、テーブル番号と、シス
テム優先度の取り得る範囲を複数の区間に仕切るしきい
値と、しきい値によって仕切られた区間に対応する実行
優先度と、を格納している。ここで、区間に対応する実
行優先度として、高いシステム優先度が含まれる区間か
ら順に高い実行優先度を対応付けている。なお、テーブ
ル番号1のテーブルは、システム優先度が5より大きく
10以下の区間に属するシステム優先度は実行優先度1
と対応することを表している。
【0032】実行優先度算出部4は、システム優先度算
出部2から渡された処理のシステム優先度に基づいて、
しきい値テーブル3によって当該システム優先度の属す
る区間を探し、区間に対応する実行優先度を実行優先度
設定部5に渡す。すなわち、しきい値テーブル3のしき
い値の中で前記システム優先度より小さいしきい値の中
で最大のしきい値を探し、当該しきい値と同一のテーブ
ルに属する実行優先度を処理とともに実行優先度設定部
5に渡す。
【0033】実行優先度設定部5は、実行優先度算出部
4から渡された処理に対して、渡された実行優先度を設
定し、OS6に渡す。なお、実行優先度設定部5は、他
の処理が実行要求受け付け部1に格納されているか否か
をチェックして、処理が格納されていない場合にはOS
6に制御を移す一方、処理が格納されている場合には処
理要求受け付け部1に制御を移す。
【0034】OS6は、実行優先度設定部5から渡され
た処理を格納する実行待ち処理保持部6aと、処理に対
して実行権を与える処理実行決定部6bと、実行権が与
えられた処理を実行する処理実行部6cと、新たな処理
に実行権を奪われた処理を格納する中断処理保持部6d
と、を有しており、本実施例では、0〜63までの64
種類を実行優先度として使用することが可能となってい
る。なお、実行優先度は値の大きい方が優先度が高いこ
とを表している。
【0035】実行待ち処理保持部6aは、処理を一時格
納させるための待ち行列を備え、当該待ち行列には実行
優先度が設定され実行待ち状態にある処理が格納され、
実行優先度の高い処理から順に並んだ状態となってい
る。
【0036】実行処理決定部6bは、実行待ち処理保持
部6aに新たな処理が格納された直後、若しくは、処理
実行部6cが実行している処理が終了した直後に起動さ
れ、実行待ち処理保持部6aに格納されている処理、処
理実行部6cで実行されている処理、中断処理保持部6
dに格納されている処理、から最も実行優先度の高い処
理を検出し、その処理に実行権を与える。例えば、実行
待ち処理保持部6aに格納されている処理へ実行権が与
えられた場合には、当該処理を実行待ち処理保持部6a
の待ち行列から取り出して、処理実行部6cに渡す。こ
の時に処理実行部6cが処理を実行中であれば、実行中
の処理を中断処理保持部6dに格納する。また、中断処
理保持部6dに格納されている処理へ実行権が与えられ
た場合には、当該処理を中断処理保持部6dの待ち行列
から取り除き、処理実行部6cに渡す。
【0037】処理実行部6cは、実行処理決定部6bか
ら渡された処理を実行し、処理要求受け付け部1によっ
て割り込まれるまで、若しくは実行している処理が終了
するまで継続して実行する。なお、処理が正常に終了し
た場合には、終了処理部7に処理が正常終了したことを
通知する。
【0038】中断処理保持部6dは、処理実行部6cで
実行がされていたが、実行途中で新たな処理要求のあっ
た実行優先度の高い処理に実行権を奪われたことによ
り、実行が中断された処理を格納させる待ち行列であ
り、当該待ち行列では実行優先度の高い処理から順に格
納した状態となっている。
【0039】終了処理部7は、処理実行部6cから処理
の正常終了の通知若しくは以上終了の通知を受け取った
場合に、受け取った通知をアプリケーション又はユーザ
に連絡する。
【0040】次に、本発明の第一実施例に係る情報処理
システムの動作を説明する。或る処理を実行させる要求
が発せられると、処理要求受け付け部1が当該処理を受
け取って格納し、順次格納している処理をシステム優先
度算出部2に渡す。そして、優先度算出部2は処理要求
受付部1から渡された処理のシステム優先度を算出し、
当該処理とともに算出したシステム優先度を実行優先度
算出部3へ渡す。
【0041】実行優先度算出部4はシステム優先度算出
部2から処理とともにシステム優先度を受け取ると、図
3に示すようにしきい値テーブル3を使用してシステム
優先度から実行優先度へ変換し、実行優先度決定部5が
当該実行優先度を処理に設定する。
【0042】すなわち、実行優先度算出部4が渡された
システム優先度がしきい値テーブル3に格納されている
最低のしきい値以下か否かを検出し(ステップS1)、
最低のしきい値以下の場合には、”0”を実行優先度決
定部5に渡し、実行優先度決定部5が処理に対して実行
優先度”0”を設定する(ステップS2)。
【0043】一方、最低のしきい値を超える場合には、
実行優先度算出部4がしきい値テーブル3内で当該シス
テム優先度より小さいしきい値の中で最も大きいしきい
値を探し(ステップS3)、当該しきい値と対応する実
行優先度を処理とともに実行優先度決定部5へ渡し、実
行優先度決定部5が渡された処理に対して渡された実行
優先度を設定する(ステップS4)。したがって、上記
処理によってどのような値のシステム優先度であっても
実行優先度へ変換され、また、システム優先度が高い処
理を高い実行優先度へ変換することができる。次いで、
実行優先度を設定した後(ステップS2、S4)に、実
行優先度設定部5は実行優先度が設定された処理をOS
6へ渡す(ステップS5)。
【0044】上記した処理では、例えば、システム優先
度が”12”と算出された処理があった場合には、当該
システム優先度がしきい値テーブル3の最低のしきい
値”5”より大きいので、当該システム優先度より小さ
いしきい値の中で最大のしきい値”10”が探知され
る。この結果、しきい値”10”に対応する実行優先
度”2”が優先度設定部5へと渡されて、当該処理には
実行優先度”2”が設定される。なお、ステップS3に
おけるしきい値の探索方法としては、システム優先度を
小さいしきい値から順に比較していく方法や、2分探索
法として知られている方法等があり、前者はしきい値の
個数が少ない場合に適しており、後者はしきい値の個数
が多い場合に適している。
【0045】上記した動作によって、実行優先度の設定
された処理をOS6が受け取ると、OS6は処理に設定
された前記実行優先度に基づいて以下に示す動作を行
う。実行優先度の設定された処理は実行権決定部6bに
よって実行権が与えられるまで実行待ち処理保持部6a
に格納される。
【0046】前記実行権は実行処理決定部6bが図4及
び図5に示す動作を行うことによって与えられる。ま
ず、実行処理決定部6bは処理実行部6cに実行中の処
理があるか否かを検出する(ステップS6)。
【0047】処理実行部6cに実行中の処理がない場合
には、実行待ち処理保持部6aに処理があるか否か(ス
テップS7)、更に、中断処理保持部6dに処理がある
か否かを検出する(ステップS8、S9)。実行待ち処
理保持部6a、中断処理保持部6dの両方に処理が格納
されていると検出した場合には、実行待ち処理保持部6
aに格納されている中で最も実行優先度の高い処理t
waitと、中断処理保持部6dに格納されている中で最も
実行優先度の高い処理tintとの優先度を比較し(ステ
ップS10)、実行優先度の高い方の処理に実行権を与
える(ステップS11、S12)。
【0048】一方、実行待ち処理保持部6a、中断処理
保持部6dのいずれか一方に処理が格納されていると検
出した場合には、実行待ち処理保持部6a或いは中断処
理保持部6dに格納されている処理の中で最も実行優先
度の高い処理に実行権を与える(ステップS11、S1
2)。なお、実行待ち処理保持部6a、中断処理保持部
6dの両方に処理が格納されていないと検出した場合に
は、実行する処理が存在しないので実行権を与えない。
【0049】一方、処理実行部6cに実行中の処理があ
る場合には、実行待ち処理保持部6aに処理が格納され
ているか否かを検出する(ステップS13)。実行待ち
処理保持部6aに処理が格納されていると検出した場合
には、実行中の処理trunの実行優先度と、実行待ち処
理保持部6aに格納された処理の中で最も実行優先度の
高い処理twaitの実行優先度とを比較し(ステップS1
4)、実行待ち処理保持部5に格納された処理twait
実行優先度が実行中の処理trunの実行優先度より高い
ときには、実行中の処理trunを中断処理保持部6dに
格納し(ステップS15)、実行待ち処理保持部6aに
格納された処理twaitに実行権を与える(ステップS1
6)。一方、実行待ち処理保持部6aに処理が格納され
ていないと検出した場合或いは、処理が格納されている
と検出して、実行待ち処理保持部6aに格納された処理
waitより実行中の処理trunの実行優先度が高いと検
出した場合には、実行中の処理trunに実行権を継続し
て与える(ステップS17)。
【0050】処理に対して実行権が与えられると、処理
実行部6cによって前記処理が実行される。なお、処理
が正常に終了した場合には終了処理部7に処理が正常終
了したことを通知する。
【0051】処理実行部6cから処理に対する正常終了
の通知を受け取った場合には、終了処理部7は、ユーザ
或いはアプリケーションへ受け取った通知に基づく情報
を知らせる。
【0052】上記のように、システム優先度がどのよう
な値を取っても実行優先度へ変換でき、変換された実行
優先度に従ってOS6が支障なく処理を実行することが
できる。さらに、システム優先度が高い処理に対して高
い実行優先度を設定できるために、OS6では実行優先
度に従って処理を実行すると、システム優先度に応じた
実行順序で処理を実行することができる。
【0053】本発明の第2実施例に係る情報処理システ
ムを図6を参照して説明する。なお、図1で示した第1
実施例に係る情報処理システムと同一部分には同一符号
を付して重複する説明を省略する。この情報処理システ
ムは、第1実施例で示した情報処理システムにおいて、
しきい値テーブル3に格納するしきい値を処理に与えら
れたシステム優先度の分布情報に基づいて決定したもの
であり、処理に与えられたシステム優先度の分布を入力
する分布情報入力部8と、分布情報によってしきい値を
決定するしきい値決定部9と、を新たに備えたものであ
る。
【0054】分布情報入力部8は、例えば、或るアプリ
ケーションでの利用状況において処理に与えられたシス
テム優先度の分布情報を入力する。なお、本実施例では
分布情報として分布関数σ(x)を保持しておき、当該
分布関数σ(x)を使用している。
【0055】しきい値決定部9は、処理要求が発生する
前、例えば、システム起動時或いはOS6を立ち上げた
時に起動され、分布情報入力部8から入力される分布情
報に基づいてシステム優先度を複数の区間に仕切るしき
い値を決定する。なお、本実施例では、しきい値決定部
9は、分布関数σ(x)に基づいて同一の実行優先度が
設定される処理の個数を均等化させるしきい値を決定し
ている。すなわち、システム優先度の分布が大きいとこ
ろに対しては仕切る区間を短くするしきい値を決定し、
システム優先度の分布が小さいところに対しては仕切る
区間を長くするしきい値を決定する。
【0056】次に、この情報処理システムの動作を説明
する。なお、第1実施例と同様な動作の説明を省略す
る。この情報処理システムは処理の実行要求が発生する
前にしきい値テーブル3に格納するしきい値を図7に示
す処理によって決定する。まず、分布情報入力部8から
入力されたシステム優先度の分布関数σ(x)をしきい
値決定部9が受け取り(ステップS18)、しきい値決
定部9は、カウンタ(counter)を”0”に変数aを”
−∞”に初期化する(ステップS19)。次いで、以下
に示す式(5)を満たすしきい値bを決定する(ステッ
プS20)。
【0057】
【数5】
【0058】そして、決定したしきい値bをしきい値テ
ーブル3のテーブル番号”counter+1”のしきい値の
欄に格納し(ステップS21)、counterに1を加算
し、変数aにしきい値bの値を代入する(ステップS2
2)。上記した処理(ステップS20〜S22)をしき
い値テーブル3に格納するしきい値を全て決定するま
で、すなわち、counterが63になるまで繰り返し行う
(ステップS23)。なお、上記説明で用いた−∞、∞
は、それぞれシステム優先度の取り得る可能性のないほ
ど小さな値と、システム優先度の取り得る可能性のない
ほど大きな値を用いればよい。
【0059】上記したように、分布情報に基づいてしき
い値を決定するために、同一の実行優先度に変換される
処理の割合を、例えばすべての実行優先度に対して均一
化させる等といったことができ、実行優先度を効果的に
使用することができる。
【0060】また、上記した第2実施例では、しきい値
決定部9が同一実行優先度に変換される処理の割合を均
等化させるしきい値を決定していたが、例えば、高い実
行優先度に変換される処理の割合を少なくするととも
に、低い実行優先度に変換される処理の割合を多くする
しきい値を決定してもよく、この場合にはシステム優先
度の優先順序を実行優先度へ反映させることができる。
なお、上記した第2実施例では、分布情報入力部8は予
め格納されていた分布情報を使用していたが、例えば、
ユーザーによるキー入力によって分布情報の入力を行う
ようにしてもよい。
【0061】本発明の第3実施例に係る情報処理システ
ムを図8を参照して説明する。なお、図1で示した第1
実施例に係る情報処理システムと同一部分には同一符号
を付して重複する説明を省略する。この情報処理システ
ムは、第1実施例で示した情報処理システムにおいて、
同一実行優先度へ変換される処理の数を規定値以下に抑
えるようにしたものであり、処理の実行優先度とシステ
ム優先度とを保持する優先度テーブル10と、同一の実
行優先度に変更された処理の個数が規定値を超えたこと
を検出する実行優先度変動判定部11と、実行優先度を
変動させる処理を検出する変動処理検出部12と、処理
の実行優先度を変更する実行優先度変動部13と、を新
たに備え、それにともなって、しきい値テーブル3は更
に実行優先度毎に当該実行優先度に変換された処理の個
数を格納し、処理要求受け付け部1と、システム優先度
算出部2と、実行優先度算出部4と、実行優先度設定部
5と、終了処理部7と、に機能を追加したものである。
【0062】優先度テーブル10は、図9に示すように
処理の識別子(ID)と、システム優先度と、実行優先
度と、実行優先度を設定するか否かを表す優先度設定フ
ラグと、を格納する。処理要求受け付け部1は、処理要
求を受け取った際に当該処理に対するテーブルを優先度
テーブル10に追加し、当該処理の識別子を格納すると
ともに、優先度設定フラグを設定してオンにする。
【0063】システム優先度算出部2は、算出した処理
に対するシステム優先度を優先度テーブル10の当該処
理に関するテーブルのシステム優先度の項目に格納す
る。しきい値テーブル3は、図10に示すように各実行
優先度毎に変換されている処理の個数を格納する項目を
新たに備えている。実行優先度算出部4は、処理に対す
るシステム優先度を実行優先度へ変換し、変換した実行
優先度を優先度テーブル10に格納し、変換された実行
優先度に対応するしきい値テーブル3の処理個数の項目
に”1”を加算する。
【0064】実行優先度変動判定部11は、実行優先度
算出部4若しくは実行優先度変動部13から渡された実
行優先度と同一の実行優先度を与えられた処理個数をし
きい値テーブルから読み出し、規定値と比較する。比較
によって規定値より小さいことを検出した場合には、実
行優先度設定部5に制御を渡す一方、規定値以上である
ことを検出した場合には、変動処理検出部12に前記実
行優先度を通知する。
【0065】なお、実行優先度算出部4若しくは実行優
先度変動部13から渡された実行優先度が”0”の場合
には、規定値以上であるか否かの検出はせずに実行優先
度設定部5に制御を渡す。このように実行優先度”0”
に対して規定値以上の処理を認めるのは、実行優先度”
0”を規定値以上の処理に対して与えない場合に発生す
る実行優先度を設定できずに処理等が停止するといった
事態を回避するためである。
【0066】変動処理検出部12は、実行優先度変動判
定部11から受け取った実行優先度を持つ処理の中で最
もシステム優先度の低い処理を、優先度テーブル10か
ら検出し、当該処理の識別子と実行優先度とを実行優先
度変動部13に渡す。
【0067】実行優先度変動部13は、変動処理検出部
12から受け取った処理の識別子に対応する優先度テー
ブル10の実行優先度から”1”を減算するとともに、
実行優先度の再設定を表す優先度設定フラグをオンにす
る。更に、実行優先度変動部13は、変動処理検出部1
2から受け取った実行優先度に対応するしきい値テーブ
ルの処理個数から”1”を減算し、前記実行優先度よ
り”1”低い実行優先度に対応するしきい値テーブルの
処理個数に”1”を加算し、変動処理検出部12から受
け取った実行優先度から”1”を減算して実行優先度変
動判定部11に渡す。
【0068】実行優先度設定部5は、優先度テーブル1
0において優先度設定フラグがオンになっている処理に
対して、当該処理に対応する実行優先度を設定する。な
お、優先度設定フラグがONになっている処理に対して
既に実行優先度が設定されている場合には、優先度テー
ブル10に格納されている当該処理に対応する実行優先
度を再設定する。
【0069】終了処理部7は、OS6から正常終了の通
知を受け取った場合には、終了した処理に関するテーブ
ルを優先度テーブル10から削除し、当該処理に設定さ
れていた実行優先度を持ったしきい値テーブル3の処理
個数から”1”を減算する。
【0070】次に、第3実施例に係る情報処理システム
の動作を説明する。なお、第1実施例と同様な動作の説
明を省略する。この情報処理システムにおいては、実行
優先度算出部4が算出した実行優先度に対して図11に
示す動作を行うことによって処理に設定する実際の実行
優先度を求めている。
【0071】実行優先度変動判定部11は、実行優先度
算出部4から実行優先度pを受け取ると(ステップS2
4)、実行優先度pが”0”か否か、を検出し(ステッ
プS25)、”0”と検出されなかった場合には、更
に、しきい値テーブル3から当該実行優先度pを持つ処
理の個数mを読みとり(ステップS26)、個数mが規
定値より小さいか否かを検出する(ステップS27)。
【0072】実行優先度が”0”であると検出した場
合、或いは個数mが規定値以下であると検出した場合に
は、実行優先度設定部5に制御が移される(ステップS
28)。一方、個数mが規定値以上であると検出した場
合には、実行優先度変動判定部11が実行優先度pを変
動処理検出部12に渡す。変動処理検出部12は優先度
テーブル10から受け取った実行優先度pを持つ処理の
中でシステム優先度の最小の処理aを探し、当該処理a
の処理IDと実行優先度pを実行優先度変動部13へ渡
す(ステップS29)。そして、処理IDと実行優先度
pを受け取った実行優先度変動部13は、優先度テーブ
ル10における処理aの実行優先度から”1”を減算し
(ステップS30)、優先度設定フラグをオンにする
(ステップS31)。
【0073】次いで、実行優先度変動部13はしきい値
テーブル3における実行優先度pを持っている処理個数
から”1”を減算し(ステップS32)、実行優先度p
より1低い実行優先度を持つ処理個数に”1”加算する
(ステップS33)。その後、実行優先度変動部13は
実行優先度pから”1”減算した実行優先度を新たな実
行優先度pとして実行優先度変動部11に渡す(ステッ
プS34)。なお、上記した処理(ステップS29〜S
34)は、実行優先度pが”0”になるか、或いはしき
い値テーブル3の実行優先度pを持つ処理個数が規定値
より小さくなるまで繰り返し行われ、いずれか一方を満
たした場合には、実行優先度設定部5に制御が移される
(ステップS28)。
【0074】上記した処理によって、実行優先度設定部
5に制御が移されると、図12に示す実行優先度設定処
理が行われる。実行優先度設定部5は、優先度テーブ1
0からテーブルを読み込み(ステップS35)、当該読
み込んだテーブルに優先度設定フラグがオンされている
場合には、当該テーブルが優先度テーブルの最下段にあ
るか否かを検出する(ステップS37)。
【0075】優先度テーブルの最下段にあると検出され
た場合には、当該処理は新たな実行要求が行われた処理
であるので、当該処理に優先度テーブル10に格納され
ている実行優先度を設定してOS6へ渡す(ステップS
38、S39)。一方、最下段にない場合には、既にO
S6に渡されている、実行待ち処理保持部6a、処理実
行部6c、中断処理保持部6d、に格納されている処理
であるので、OS6から一度取り出して、優先度テーブ
ル10に格納されている実行優先度を再設定した後にO
S6へ渡す(ステップS40)。
【0076】優先度設定フラグがオンされていない場
合、又は、実行優先度を設定した場合には、次の処理の
テーブルがなくなるまで上記した処理(ステップS36
〜S40)を行う(ステップS41)。
【0077】上記したように、同一の実行優先度が与え
られる処理の個数を規定値以下に保つことができるため
に、規定値以上の異なったシステム優先度を持った処理
が同一の実行優先度に変換されることを防ぐことがで
き、実行優先度を効果的に使用することができる。ま
た、規定値以上のシステム優先度を持った処理が同一の
実行優先度に変換されることを防ぐ対応において、シス
テム優先度に基づいて実行優先度の変更を行っているた
めに、システム優先度をより効果的に実行優先度へ反映
させることができる。
【0078】なお、上記した第3実施例では、同一実行
優先度となる処理の個数が規定値以上になることを防ぐ
ために、同一実行優先度の処理中で最もシステム優先度
の低い1つの処理に対して、実行優先度を”1”低く変
更することを行っていたが、変更する処理の数、変更す
る実行優先度の値も上記に限らず、また、同一実行優先
度の処理中で最もシステム優先度の高い処理に対して、
実行優先度を高くするようにしてもよく、要は、同一の
実行優先度となる処理が規定値以上となることを防げれ
ばよい。また、上記した第3実施例は、第1実施例と組
み合わせた例として説明したが、第2実施例と組み合わ
せても同様の効果を得ることができる。
【0079】なお、上記した第1実施例乃至第3実施例
では、しきい値テーブル3に格納する各区間に対応する
実行優先度として、高いシステム優先度を含む区間から
高い実行優先度を対応付けていたが、これに限らず、各
区間に対して実行優先度の中のいずれかの値の実行優先
度を対応付けておくことによって、どのような値のシス
テム優先度であっても実行優先度へ支障なく変換でき
る。また、上記した第1実施例乃至第3実施例では、O
S6に備えられた処理実行部6は、処理を占有して実行
していたがこれに限らず、複数の処理を分散して実行す
るようにしてもよい。
【0080】本発明の第4実施例に係る情報処理システ
ムを図12を参照して説明する。なお、図1で示した第
1実施例に係る情報処理システムと同一部分には同一符
号を付して重複する説明を省略する。この情報処理シス
テムは、処理要求受け付け部1と、システム優先度算出
部2と、実行優先度未設定処理保持部14と、処理テー
ブル15と、実行処理管理部16と、OS6と、終了処
理部7とを備えている。
【0081】実行優先度未設定処理保持部14は、シス
テム優先度算出部2によってシステム優先度が与えられ
た処理をシステム優先度の優先順序に従って保持する待
ち行列であり、システム優先度が算出されてから実行処
理管理部16によって取り出されるまで処理を保持す
る。処理テーブル15は、OS6が扱っている処理情報
を保持するテーブルであり、処理情報としては図14に
示すように、処理の識別子と、処理のシステム優先度
と、処理の実行優先度と、”実行”、”中断”といった
処理の状態と、同一の実行優先度を持つ他の処理がある
ことを示す重複フラグと、を有している。
【0082】実行処理管理部16は、実行処理第一管理
部16aと、実行処理第二管理部16bと、を備えてい
る。実行処理第一管理部16aは、実行優先度未設定処
理保持部14に新たに保持された処理tnewが、実行優
先度未設定処理保持部14において先頭に位置するとき
のみ、すなわち処理tnewが実行優先度未設定処理保持
部14の中で最高のシステム優先度を持つときのみに起
動される。そして、実行処理第一管理部16aは、処理
テーブル15において状態が”実行”となっているOS
6で実行中の処理trunningと、上記した新たな処理t
newとのシステム優先度を比較し、新たな処理tnewのシ
ステム優先度が高い場合には,実行中の処理trunning
の実行優先度より高い実行優先度を処理tnewに設定
し、OS6に処理を渡す。
【0083】実行処理第二管理部16bは、実行してい
た処理が終了した際に起動される。そして、実行処理第
二管理部16bは、実行優先度未設定処理保持部14の
先頭の処理twaitingと、処理テーブル内で最高のシス
テム優先度を持つ処理tinteruptedと、のシステム優先
度を比較する。この比較によって処理twaitingのシス
テム優先度が高い場合には、twaitingの実行優先度を
処理tinteruptedの実行優先度より高く設定してOS6
に渡す。一方、処理tinteruptedのシステム優先度が高
い場合には、重複フラグがONであれば、実行優先度
を”1”に設定し、重複フラグがOFFであれば、その
ままの実行優先度を維持しておく。
【0084】終了処理部7は、処理の終了通知を受けた
場合には、制御を実行処理第二管理部16bへ渡す。
【0085】次に、第4実施例に係る情報処理システム
の動作を説明する。なお、第1実施例と同様な動作の説
明を省略する。この情報処理システムでは、システム優
先度算出部2によってシステム優先度を算出された処理
newが、実行優先度未設定処理保持部14において先
頭に格納された場合、すなわち、処理tnewが実行優先
度未設定処理保持部14内で最も高いシステム優先度を
持っていた場合に、実行処理第一管理部16aが図15
に示す動作を開始する。なお、実行優先度未設定処理保
持部14において先頭に格納されない場合には、実行処
理第一管理部16aは動作を行なわずに、OS6が処理
の実行をすることができる。
【0086】まず、実行処理第一管理部16aは、処理
テーブル15から実行状態の処理があるか否かを検出し
(ステップS42)、実行状態の処理trunを検出した
場合には、当該処理trunと前記処理tnewとのシステム
優先度を比較し(ステップS43)、処理tnewのシス
テム優先度がtrunのシステム優先度以下であると検出
した場合は、そのまま実行処理第一管理部16aの動作
を終了させてOS6を動作させる一方、処理tnewのシ
ステム優先度がtrunのシステム優先度より高いと検出
した場合には、以下に示す実行優先度の設定処理を行
う。
【0087】この実行優先度設定処理では、処理trun
の実行優先度が実行優先度の中で最高の優先度である”
63”より小さいか否か比較し(ステップS44)、”
63”より小さい場合には処理tnewに対して処理trun
より高い実行優先度設定することができるので、処理t
newの実行優先度をtrunの実行優先度より”1”上の実
行優先度を設定する(ステップS45)。
【0088】一方、処理trunの実行優先度が”63”
である場合には、処理tnewに対して処理trunの実行優
先度より高い実行優先度を設定することができないの
で、まず、実行優先度”0”以外の実行優先度を与えら
れている全ての処理の実行優先度から”1”を減算して
設定し(ステップS46)、減算によって実行優先度
が”1”から”0”に変更された処理に対して同一の実
行優先度を持った処理が存在することを表す重複フラグ
をONに設定する(ステップS47)。その後、処理t
newの実行優先度を最高の実行優先度”63”に設定す
る(ステップS48)。
【0089】処理tnewに実行優先度が設定されると、
処理trunは中断されることとなるので、実行処理第一
管理部16aは処理テーブル15での処理trunの処理
状態を”中断”に設定し(ステップS49)、を処理テ
ーブル15での処理tnewの処理状態を”実行”にし
(ステップS50)、当該処理tnewをOS6に渡す
(ステップS51)。
【0090】一方、実行中の処理が検出されなかった場
合には、処理tnewの実行優先度を”0”に設定し、処
理tnewを処理テーブルへと追加するとともに処理状態
を”実行”に設定してOS6に渡す(ステップS52、
S53)。
【0091】この情報処理システムでは、上記説明した
場合だけでなく、OS6で実行されている処理が終了し
た場合にも、処理に対して実行優先度を設定しており、
この場合には実行処理第二管理部16bが図16及び1
7に示す動作を行っている。実行処理制第二管理部16
bは、処理テーブル15内での最高のシステム優先度を
持つ処理tintを探し(ステップS54)、当該処理t
intと実行優先度未設定処理保持部14の先頭の処理t
waitとの実行優先度を比較する(ステップS55)。処
理tintより処理twaitのシステム優先度が高い場合に
は、twaitの実行優先度をtintの実行優先度より”
1”高い実行優先度を設定し(ステップS56)、t
waitの処理状態を”実行”に設定してOS6に渡す(ス
テップS57、S58)。
【0092】一方、処理twaitより処理tintのシステ
ム優先度が高い場合には、処理tintに重複フラグがO
Nに設定されいるか否かを検出する(ステップS5
9)。重複フラグが設定されていると検出した場合に
は、他の処理に重複フラグが設定されているか否かを検
出し(ステップS60)、複数ある場合には、処理t
intの実行優先度を”1”に設定し(ステップS6
1)、処理tintの重複フラグをOFFにする(ステッ
プS62)。一方、他に重複フラグを設定されている処
理がない場合には、当該処理の重複フラグをOFFにす
る(ステップS62)。次いで、重複フラグをOFFに
した処理或いは、予め重複フラグが設定されていないと
検出された処理は、OS6で実行されることとなるので
処理テーブル15内の処理状態を”実行”に設定し、O
S6へ渡す(ステップS63)。
【0093】上記したように、新たな実行要求のあった
処理のシステム優先度がシステム優先度を与えられた処
理の中で最も高い場合に、他の処理に比べて高い実行優
先度を設定するために、実行優先度が設定される処理個
数を抑えられ、実行優先度を効率よく使用することがで
きるとともに、システム優先度を適切に実行優先度へ反
映させることができる。また、新たな実行要求のあった
処理のシステム優先度がシステム優先度を与えられた処
理の中で最も高くない場合に、実行優先度を設定する処
理を行わないために、OS6へより多くの計算機資源が
提供でき、処理の実行を効率よく行うことができる。
【0094】さらに、OS6で実行されていた処理が終
了した場合に、システム優先度の算出された処理の中で
最も高いシステム優先度が与えられた処理に対して他の
処理より高い実行優先度を設定または維持させるため
に、システム優先度を適切に実行優先度へ反映させるこ
とができる。
【0095】なお、上記した第4実施例では、処理実行
管理部16に処理実行第一管理部16aと処理実行第二
管理部16bとを備えていたが、いずれか一方を備えて
いる場合でも、システム優先度を実行優先度へ反映させ
ることができる。また、上記した第4実施例では、OS
6において処理を占有して実行することによって、実行
優先度を設定する処理をできるだけ少なくして実行優先
度をより効果的に使用できるようにしていたが、処理を
占有して実行しない場合でも上記した効果を得ることが
できる。
【0096】なお、上記した第1実施例乃至第4実施例
に記載した各機能部1〜16は、CPUがプログラムに
従って動作することにより構成されるが、これら機能部
を独立したハードウエア回路として構成してもよい。ま
た、上記した第1実施例乃至第4実施例において、シス
テム優先度算出部2では、ED方式によってシステム優
先度を割り当てていたが、EL方式を使用してもよく、
要は、システムに設定した実行条件により処理の実行順
序を適切に表した優先度を算出できればよい。
【0097】また、上記した第1実施例乃至第4実施例
のOS6は、Solaris 2.5、WindowsNT 3.5等といったO
Sでもよく、要は、実行優先度によって処理を実行する
OSであればよい。また、上記した第1実施例乃至第4
実施例では、OS6は1つの処理実行部6cを備えた所
謂シングルプロセッサを例に取って説明したが、複数の
処理実行部6cを備えたマルチプロセッサの場合におい
ても本発明の効果を得ることができる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る情報処
理システムでは、システム優先度が取り得る範囲を区切
った区間に対して実行優先度を対応させておき、前記対
応によってシステム優先度を実行優先度へ変換したため
に、システム優先度を支障なく実行優先度へ変換するこ
とができる。さらに、システム優先度の取り得る範囲を
システム優先度の分布情報によって区切ることによっ
て、処理が同一の実行優先度へと変換される割合を抑え
ることができる。さらに、同一の実行優先度となる処理
が規定値以上となる場合に他の実行優先度へ変更するた
めに、処理に与える実行優先度を分散させることができ
る。したがって、OSにおいて実行優先度を効果的に使
用することができる。また、高いシステム優先度を含む
区間から順に高い実行優先度を対応付けておくことよっ
て、システム優先度を実行優先度へ反映させることがで
き、OSにおいてシステム優先度の優先順序に従った処
理の実行ができる。
【0099】また、本発明に係る情報処理システムで
は、システム優先度が最も高い処理に対して、他の処理
より高い実行優先度を設定するようにしたために、限ら
れた種類数の実行優先度を効率よく使用することがで
き、システム優先度を的確に実行優先度へ反映させるこ
とができる。さらに、新たな処理のシステム優先度が最
も高くない場合には、当該処理に対して実行優先度を設
定する処理を行わずにOSへ計算機資源を提供するため
に、OSにおける処理の実行効率も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例に係る情報処理システムの構成図
である。
【図2】 第1実施例に係るしきい値テーブルを説明す
る図である。
【図3】 第1実施例に係る実行優先度算出部が行う処
理を説明するフローチャートである。
【図4】 第1実施例に係る実行処理決定部が行う動作
を説明する第1フローチャートである。
【図5】 第1実施例に係る実行処理決定部が行う動作
を説明する第2フローチャートである。
【図6】 第2実施例に係る情報処理システムの構成図
である。
【図7】 第2実施例に係るしきい値決定部の処理を説
明するフローチャートである。
【図8】 第3実施例に係る情報処理システムの構成図
である。
【図9】 第3実施例に係る優先度テーブルを説明する
図である。
【図10】 第3実施例に係るしきい値テーブルを説明
する図である。
【図11】 第3実施例に係る情報処理システムにおい
て処理に対する実行優先度を決定する動作を説明するフ
ローチャートである。
【図12】 第3実施例に係る実行優先度設定部が行う
実行優先度を設定する動作を説明する図である。
【図13】 第4実施例に係る情報処理システムの構成
図である。
【図14】 第4実施例に係る処理テーブルを説明する
図である。
【図15】 第4実施例に係る実行処理第一管理部が行
う実行優先度を設定する動作を説明する図である。
【図16】 第4実施例に係る実行処理第二管理部が行
う実行優先度を設定する動作を説明する第1フローチャ
ートである。
【図17】 第4実施例に係る実行処理第二管理部が行
う実行優先度を設定する動作を説明する第2フローチャ
ートである。
【符号の説明】
2・・システム優先度算出部、 3・・しきい値テーブル、 4・・実行優先度算出部、 5・・実行優先度設定部、 6・・オペレーティングシステム、

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理を実行優先度に基づいて実行するオ
    ペレーティングシステムを備えた情報処理システムにお
    いて、 オペレーティングシステムで実行する前段階においてシ
    ステムに設定した実行条件により定められるシステム優
    先度を各処理について算出するシステム優先度算出部
    と、 システム優先度が取り得る範囲を複数の区間に仕切るし
    きい値並びに前記しきい値によって区切られた各区間に
    対応する実行優先度を格納したしきい値テーブルと、 しきい値テーブルに基づいてシステム優先度算出部で算
    出されたシステム優先度を当該システム優先度の属する
    区間に対応する実行優先度へ変換する実行優先度算出部
    と、 実行優先度を前記処理に設定する実行優先度設定部と、
    を備えたことを特徴とする情報処理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した情報処理システムに
    おいて、 複数の処理に対するシステム優先度の分布情報を入力す
    る分布情報入力部と、分布情報に基づいてシステム優先
    度が取り得る範囲を複数の区間に仕切るしきい値を決定
    するしきい値決定部と、を更に備え、前記しきい値テー
    ブルはしきい値決定部により決定されたしきい値並び前
    記しきい値によって区切られた各区間に対応する実行優
    先度を格納したことを特徴とする情報処理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載した情報処
    理システムにおいて、 しきい値テーブルは、更に同一の実行優先度に変換され
    た処理の個数を各実行優先度毎に格納し、 しきい値テーブルに基づいて同一の実行優先度に変換さ
    れた処理の個数が規定値を超えることを検出する優先度
    変動判定部と、優先度変動判定部により処理個数が規定
    値を超えることを検出したことに基づいて当該実行優先
    度が設定されている処理の中の少なくとも1つを他の実
    行優先度に変更する実行優先度変動部と、を更に備えた
    ことを特徴とする情報処理システム。
  4. 【請求項4】 処理を実行優先度に基づいて実行するオ
    ペレーティングシステムを備えた情報処理システムにお
    いて、 オペレーティングシステムで実行する前段階においてシ
    ステムに設定した実行条件により定められるシステム優
    先度を各処理について算出するシステム優先度算出部
    と、 システム優先度が算出された処理について最も高いシス
    テム優先度を有する処理に実行優先度を設定する実行処
    理管理部と、を備え、 前記実行処理管理部は、システム優先度が算出された新
    たな処理に対して、既にシステム優先度が算出されてい
    る他の処理とシステム優先度を比較し、当該新たな処理
    のシステム優先度が最も高い場合には当該新たな処理に
    対して前記他の処理より高い実行優先度を設定すること
    を特徴とする情報処理システム。
  5. 【請求項5】 処理を実行優先度に基づいて実行するオ
    ペレーティングシステムを備えた情報処理システムにお
    いて、 オペレーティングシステムで実行する前段階においてシ
    ステムに設定した実行条件により定められるシステム優
    先度を各処理について算出するシステム優先度算出部
    と、 システム優先度が算出された処理について最も高いシス
    テム優先度を有する処理に実行優先度を設定する実行処
    理管理部と、を備え、 前記実行処理管理部は、実行中の処理が終了した場合
    に、既にシステム優先度が算出されている処理の中でシ
    ステム優先度が最も高い処理に対して他の処理より高い
    実行優先度を維持又は設定することを特徴とする情報処
    理システム。
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JP2010141912A (ja) * 2001-10-19 2010-06-24 Interdigital Technol Corp 高速ダイナミックリンクアダプテーションのためのシステムおよび方法

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