JPH10209491A - 半導体レーザユニット - Google Patents

半導体レーザユニット

Info

Publication number
JPH10209491A
JPH10209491A JP848697A JP848697A JPH10209491A JP H10209491 A JPH10209491 A JP H10209491A JP 848697 A JP848697 A JP 848697A JP 848697 A JP848697 A JP 848697A JP H10209491 A JPH10209491 A JP H10209491A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
island
lead
resin
chip
receiving element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP848697A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3243193B2 (ja
Inventor
Kenji Bono
憲司 坊野
Isamu Takada
勇 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chichibu Fuji Co Ltd
Original Assignee
Chichibu Fuji Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chichibu Fuji Co Ltd filed Critical Chichibu Fuji Co Ltd
Priority to JP848697A priority Critical patent/JP3243193B2/ja
Publication of JPH10209491A publication Critical patent/JPH10209491A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3243193B2 publication Critical patent/JP3243193B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Lasers (AREA)
  • Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】光源用のLDチップと信号読取用の受光素子を
一つのパッケージ内に配置すると共に、部品点数の削減
と組み立て工程の簡素化をさらに促進し、光応用機器の
さらなる小型軽量化、低価格化に対応可能な半導体レー
ザユニットを提供する。 【解決手段】リードフレーム3が、ベースとなるアイラ
ンド4と端子となるリードピン5を備える。アイランド
4にLDチップ1と受光素子2を搭載した後、リードピ
ン5との電気的接続(ワイヤボンディング7)を行い、
しかる後リードフレーム3をモールド金型にインサート
して樹脂モールドを行う。該樹脂モールドによって、ア
イランド4に対するリードピン5の固定・絶縁、リード
ピン5相互の絶縁、アイランド4を覆うカバー8bの成
形・取り付けが同時になされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクやその
他各種の光応用機器に組み込まれてピックアップを構成
する半導体レーザユニットに関し、詳しくは、ホログラ
ム方式のピックアップにおいて、光源用のレーザダイオ
ードチップ(以下、LDチップと称す)と信号読取用の
受光素子を一つのパッケージ内に配置してなる半導体レ
ーザユニットの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音楽用CDやその他のCD−RO
M,MD等の各種光ディスクシステムにおいて、ビーム
生成,光分岐,誤差信号生成等の機能を有するホログラ
ム素子(HOE)を光学系に採用したホログラム方式の
ピックアップが提案されている。このピックアップは図
13に示すように、光源用のLDチップ102と信号読
取用の受光素子103を一つのパッケージ内に配置した
半導体レーザユニット100と、該レーザユニット10
0の上面に接着固定されたホログラム素子200とを備
えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなホログラム
方式のピックアップは、部品点数を削減すると共に耐環
境性能を向上せしめ、これにより光応用機器の小型軽量
化、低価格化、高速アクセスを可能とする等の多くの効
果を有するが、上記半導体レーザユニットの技術内容に
ついてさらに詳細に検討すると、以下の点に改良の余地
を残していた。
【0004】すなわち、従来の半導体レーザユニット1
00は、コバール等の金属からなるステムをベース10
1とし、そのベース101上にLDチップ102と受光
素子103を搭載すると共に、端子用のピン104はベ
ース101に開穿した複数の孔105に挿入してセット
し、LDチップ102と受光素子103は夫々ワイヤボ
ンディング106により所定のピン104に電気的に接
続してある。107はベース101上面を密閉するため
の金属製カバーで、該カバー107にはLDチップ10
2から出射されるレーザ光が通過するための窓孔108
が形成され、該窓孔108は透明板109で塞いであ
る。光学的理由から、受光素子103はベース101に
突設した台座110上に固定する一方、LDチップ10
2は、受光素子103よりも上位で且つレーザ発光点が
上方を向くようベース101に立設した取付面111の
側面に固定し、且つベース101上面に対してLDチッ
プ102はほぼ垂直を、受光素子103はほぼ水平を各
々維持するように形成してある。
【0005】上記半導体レーザユニット100は所謂キ
ャンタイプと呼ばれるもので、ベース101、端子用ピ
ン104、カバー107等の各構成部材を夫々所定の金
属材料で形成して個別に用意する必要があると共に、ピ
ン104を各々をベース101の孔105に挿入した
後、その孔105にガラス封止剤112等を充填してピ
ン104の固定と絶縁を行うので、ピン104のピッチ
を狭めるには限界が生じる。しかも前記ピン104の固
定作業に加え、カバー107をベース101に溶接等の
固着手段で組み付けるという作業を要し、部品点数が多
く組み立て作業が複雑でこれ以上の小型化は困難であ
る。従って、近年におけるノート型パソコン用のCD−
ROMドライブ、音楽用CD,MD等の持ち運び用や車
搭載用プレーヤ等の光応用機器における、さらなる小型
軽量化、低価格化の要望には対応が難しかった。
【0006】本発明は上述した従来事情に鑑みてなされ
たもので、その目的とする処は、光源用のLDチップと
信号読取用の受光素子を一つのパッケージ内に配置する
と共に、部品点数の削減と組み立て作業の簡素化をさら
に促進し、近年における光応用機器のさらなる小型軽量
化、低価格化の要望に対応可能な半導体レーザユニット
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、リードフレームによって上記した複数の
端子を形成すると共に、LDチップや受光素子を搭載す
るベースは、前記リードフレームに形成したアイラン
ド、又は、モールド樹脂によりリードフレームと一体に
成形した樹脂製アイランド、若しくは、冷間鋳造等によ
り成形した金属製アイランドで構成し、さらに、そのベ
ースに対する端子の固定と絶縁、及びカバーの取り付け
等はモールド樹脂による樹脂封止、或いはインサート成
形による樹脂成形でなすものとして、従来よりもさらに
小型軽量で且つ安価に量産することが可能な半導体レー
ザユニットを提供することをなし得たものである。
【0008】すなわち本発明の半導体レーザユニット
は、請求項1記載のように、アイランドと、該アイラン
ドの周囲に多指配列状に形成される複数のリードピンと
を備えたリードフレームを基材とし、前記アイランドに
光源用のLDチップと信号読取用の受光素子を搭載する
と共に、該LDチップと受光素子を各々所定のリードピ
ンに対して電気的に接続せしめ、且つ前記アイランドに
対する夫々のリードピンの固定及び絶縁と、該アイラン
ドの上面周囲を囲むカバーの成形とを樹脂モールドによ
り行うようにしたことを要旨とする。
【0009】基材となるリードフレームは、帯状の金属
板にプレス成型あるいはエッチング等の手段を施して成
形される、この種の技術分野において従来から知られた
ものであるが、本発明においてはそのアイランド(通
常、マウント部、パッド等と称する場合もある)を、上
記LDチップや受光素子等を搭載可能な形状、大きさに
形成する。またリードピンは、前記アイランドに搭載し
たLDチップ,受光素子に対しワイヤボンディング等に
よる電気的接続がなされ、さらに上記樹脂モールドがな
された後に、前記アイランドに対してほぼ垂直に折り曲
げるをもって端子として機能するようになす。
【0010】前述の通り、受光素子はベース上面に対し
てほぼ水平に設置する一方、LDチップは、レーザ発光
点が上方を向くようベース上面に対してほぼ垂直に設置
する必要があるが、本発明においては、そのベースを形
成するアイランドが、アイランド本体に対してほぼ垂直
に折り曲げ可能なLDチップ搭載片を有し、該搭載片上
にLDチップを固定した後該搭載片をほぼ垂直に折り曲
げ、これによりLDチップを所定位置に設置するものと
すれば、組み立て工程がより簡素化されるため好まし
い。
【0011】樹脂モールドは、リードフレームに半導体
パッケージ等を形成する際に用いられる、この種技術分
野において従来から知られたものであるが、本発明で
は、上述したリードフレームにLDチップ、受光素子等
を搭載し、リードピンとの電気的接続等を行った後、そ
のリードフレームを成形金型にインサートしてモールド
樹脂を注入して硬化させ、これにより、リードピンの固
定及び絶縁のための樹脂成形部と、アイランドの上面周
囲を囲むカバーとを成形する方法を取り入れた。
【0012】上記樹脂モールドで形成されるカバーは、
例えばアイランドの外周縁に沿って立ち上がる囲繞壁状
に形成されるが、該カバーで囲まれる区域の上面は、そ
の一部にレーザ光が通過するための透明部を残して、樹
脂製の蓋部材等で後から塞ぐようにすると良い。
【0013】而して、請求項1記載の半導体レーザユニ
ットは、リードフレームがベース(アイランド)と端子
(リードピン)を備え、且つ樹脂モールドによって、ベ
ースに対する端子の固定及び絶縁、端子同士の絶縁、ベ
ースを覆うカバーの成形と取り付けが同時になされるの
で、樹脂モールド終了後にカバーの開口部を別部材で覆
ったり、樹脂モールドの外側に延出する各リードピンを
所定箇所で折り曲げる等の極めて簡単な作業で組み立て
可能であって、ベース、端子用ピン、カバー等の各構成
部材を個別に成形して用意したり、ベースに対して複数
のピンやカバーを個々に取り付けたり、各ピンの絶縁を
一本づつ行う等の面倒な作業が一切必要ない。また、ア
イランドの周囲に形成するリードピンを端子として用い
るので、ベースに形成した複数の孔に夫々ピンを挿入し
樹脂等を充填してピンの固定と絶縁を行う従来技術に比
べ、ベースとなるアイランドを可能な限り小さくするこ
とができ、しかも各リードピンの折り曲げ箇所の調整に
より端子のピッチ変更が容易に行えるので、さらなる小
型化が可能になる。さらに、リードフレームを基材とし
て用いるので、基板となる1枚の帯状金属板に複数製品
分の基材を成形可能であり、またこの基材に対する樹脂
モールドも複数製品分を一度に若しくは連続して成形で
きるので、部品点数の大幅な削減に加え、精度のばらつ
きが少ない製品を量産することができる。
【0014】また本発明の半導体レーザユニットは、請
求項2記載のように、光源用のLDチップ及び信号読取
用の受光素子を搭載する樹脂製のアイランドと、該アイ
ランドの周囲に多指配列状に配置される複数のリードピ
ンを備えたリードフレームとを基材とし、前記アイラン
ドは樹脂モールドによって成形すると共に、前記各リー
ドピンは前記アイランドの成形時に該アイランドに対す
る固定及び絶縁を行うことを要旨とする。
【0015】上記樹脂製のアイランドは、請求項1にお
いてリードフレームに形成したアイランドに相当するも
ので、請求項2では、該樹脂製アイランドの周囲に多指
配列状に配置される複数のリードピンを備えたリードフ
レームを成形金型にインサートし、モールド樹脂を注入
して硬化させることで該樹脂製アイランドを成形する。
またアイランドは、LDチップ取付用の垂直面部や受光
素子取付用の水平面部となる隆起部や凹み部等を有する
所定形状に成形するようにすれば、それら部品の取付精
度、特に光学的理由から高い精度を要求されるLDチッ
プと受光素子の精度出しが容易になり、且つ組み立て作
業の簡素化が顕著になるため好ましい。
【0016】また請求項2では、前記樹脂製アイランド
の上面周囲は、該アイランドに搭載したLDチップと受
光素子を各々所定のリードピンに対して電気的に接続せ
しめた後にカバーで覆うことが好ましく、該カバーは、
アイランドとは別途に成形した樹脂成形品や金属製品を
接着等により固定することもできるが、前記アイランド
にLDチップと受光素子を搭載し、且つ所定のリードピ
ンに対して電気的に接続せしめたリードフレームを成形
金型にインサートし、モールド樹脂を注入して硬化させ
ることで成形することがより好ましい。この場合、アイ
ランドを成形するためのモールド樹脂と、カバーを成形
するためのモールド樹脂は、その成形温度等を考慮して
適宜樹脂材料を選択することはいうまでもない。
【0017】而して、請求項2記載の半導体レーザユニ
ットは、リードフレームが、樹脂製アイランドからなる
ベースと、前記リードフレームに形成したリードピンか
らなる複数の端子を備えるものとなり、且つ樹脂モール
ドによって、前記ベースの成形とベースに対する端子の
固定、端子同士の絶縁が同時になされるので、LDチッ
プ,受光素子と各リードピンとの電気的接続を行った
後、カバーの取り付けや樹脂モールドの外側に延出する
各リードピンを所定箇所で折り曲げる極めて簡単な作業
で組み立て可能であって、ベース、端子用ピン等の構成
部材を個別に成形して用意したり、ベースに対して複数
のピンを個々に取り付けたり、各ピンの絶縁を一本づつ
行う等の面倒な作業が一切必要ない。また、リードフレ
ームに形成したリードピンを端子として用いるので、ベ
ースに形成した複数の孔に夫々ピンを挿入し且つガラス
封止剤等を充填してピンの固定と絶縁を行う従来技術に
比べ、ベースとなるアイランドを可能な限り小さくする
ことができ、しかも請求項1のようにリードフレームに
形成したアイランドをさらに樹脂で覆うような構成では
ないので、大幅な小型化が可能になる。さらに、リード
フレームを基材として用いるので、基板となる1枚の帯
状金属板に複数製品分の基材を成形可能であり、またこ
の基材に対する樹脂モールドも複数製品分を一度に若し
くは連続して成形できるので、部品点数の大幅な削減に
加え、精度のばらつきが少ない製品を量産することがで
きる。
【0018】また本発明の半導体レーザユニットは、請
求項3記載のように、光源用のLDチップ及び信号読取
用の受光素子を搭載する金属製のアイランドと、該アイ
ランドの周囲に多指配列状に配置される複数のリードピ
ンを備えたリードフレームとを基材とし、前記各リード
ピンは、成形樹脂により前記アイランドに対する固定及
び絶縁を行うことを要旨とする。
【0019】上記金属製のアイランドは、請求項2にお
ける樹脂製アイランドに相当するもので、請求項3では
該金属製アイランドを冷間鋳造等によりリードフレーム
とは別個に成形し、該金属製アイランドと、その周囲に
多指配列状に配置される複数のリードピンを備えたリー
ドフレームとを成形金型内にて組み合わせ、成形樹脂を
注入するインサート成形を行い、硬化した成形樹脂によ
って、前記アイランドに対する各リードピンの固定及び
絶縁を行うように構成したものである。
【0020】また、上記金属製アイランドは冷間鋳造等
により、LDチップ取付用の垂直面部や受光素子取付用
の水平面部となる隆起部や凹み部等を有する所定形状に
成形するようにすれば、それら部品の取付け精度出しが
容易になり、且つ組み立て作業の簡素化が顕著になるた
め好ましい。特に光学的理由から高い取付精度を要求さ
れるLDチップは、金属製アイランドの垂直面部に直接
取り付けるようにすれば、より高い垂直精度、取付け精
度を得ることが可能になる。またこの場合、レーザ光の
出射により発熱するLDチップの放熱性にも優れ、熱変
形による寸法変化への対応も向上するので、寸法安定性
が向上して作動時の誤差発生率が低減し、且つ高出力の
LDチップに対応可能になるため好ましい。
【0021】また請求項3において、前記金属製アイラ
ンドの上面周囲は、該アイランドに対する各リードピン
の固定及び絶縁と、該アイランドに搭載したLDチッ
プ,受光素子をリードピンに対して電気的に接続せしめ
た後にカバーで覆うことが好ましく、該カバーは、請求
項2に係る具体的説明と同様、アイランドとは別途に成
形した樹脂成形品,金属成形品を接着等により固定する
こと、インサート成形により樹脂成形すること等が例示
できる。
【0022】而して、請求項3記載の半導体レーザユニ
ットは、リードフレームが、金属製アイランドからなる
ベースと、前記リードフレームに形成したリードピンか
らなる複数の端子を備えるものとなり、且つインサート
成形等の樹脂成形によって、前記ベースに対する各端子
の固定、各端子同士の絶縁が同時になされるので、LD
チップ,受光素子と各リードピンとの電気的接続を行っ
た後、カバーの取り付けやベースの外側に延出する各リ
ードピンを所定箇所で折り曲げる極めて簡単な作業で組
み立て可能であって、必要数の端子用ピンを別途成形し
て用意したり、ベースに対して複数のピンを個々に取り
付けたり、各ピンの絶縁を一本づつ行う等の面倒な作業
が一切必要ない。また、リードフレームのリードピンを
端子とするのでベースとなるアイランドを可能な限り小
さくすることができる、リードフレームを基材とするの
で複数製品分を一度に若しくは連続して成形でき、部品
点数の大幅な削減に加え、精度のばらつきが少ない製品
を量産することができるといった、請求項1,2におい
て得られる作用と同様の作用が得られる。
【0023】さらに請求項3では、LDチップ等のよう
な高い取付け精度を要求される部品を、冷間鋳造等によ
り成形した金属製アイランドの垂直面部に直接取り付け
るようにすることが出来るので、より高い垂直精度、取
付け精度を得ることが出来る。加えてこの場合、レーザ
光の出射により発熱するLDチップの放熱性にも優れ、
熱変形による寸法変化への対応も向上するので、寸法安
定性が向上して作動時の誤差発生率が低減し、且つ高出
力のLDチップに対応可能になる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例を
図面を参照して説明する。図1〜図3に示す半導体レー
ザユニットAは、光源用のLDチップ1と信号読取用の
受光素子2を一つのパッケージ内に配置してなり、その
パッケージ上面部分に固定されるホログラム素子Bと共
に、ホログラム方式のピックアップを構成するようにな
っており、前記LDチップ1と受光素子2はリードフレ
ーム3のアイランド4に搭載されている。
【0025】リードフレーム3は、図3中に示すよう
に、基板15となる帯状の極薄金属板、例えば42アロ
イ板や銅板等にプレス成型あるいはエッチング等の周知
の手段を施して成形されるもので、上記LDチップ1と
受光素子2を搭載するためのアイランド4と、該アイラ
ンド4の周囲に多指配列状に形成される複数のリードピ
ン5を備えている。
【0026】前記基板15には複数製品分のリードフレ
ーム3が形成され、該基板15内にある各リードフレー
ム3(換言すれば、半導体レーザユニットAとして組み
立て完了前の各リードフレーム3)のアイランド4,リ
ードピン5は吊りリード6によって相互に連結する状態
で基板15に接続している。
【0027】アイランド4は、上記LDチップ1と受光
素子2等を搭載可能で、且つ後述する樹脂成形部8a,
8bを成形可能な所定形状に形成されるが、本例では図
3(b)の如く、平面視左右両側部分に形成される幅広
状の耳部4a,4aと、それら耳部4aから中心方向へ
向けて各々延出する耳部4aよりも幅狭な矩形部4b,
4bと、左右の矩形部4b,4bの境界付近から幅方向
へ延出するLDチップ搭載片4cを有するように形成さ
れている。
【0028】上記搭載片4cの先端部には、モニタ用の
フォトダイオード1aを介してLDチップ1が接着等に
より固定され、固定後に該搭載片4cをアイランド4に
対してほぼ垂直に折り曲げ、これによりLDチップ1を
所定位置に設置するようになっている。上記左右の矩形
部4bのいずれか一方には、受光素子2が接着等により
固定される。
【0029】上記左右の矩形部4b,4bの周囲には抉
り部4dが形成され、夫々のリードピン5はそのインナ
ーリード部5aが前記抉り部4dに入り込むように形成
し、各インナーリード部5aは、ワイヤボンディング7
によってLDチップ1,受光素子2に電気的に接続され
ている。
【0030】また上記LDチップ搭載片4cの側方に形
成されるリードピン5は、インナーリード部5aを内側
に折り返して延出形成し、その折り返し部5bはLDチ
ップ搭載片4cと共に略垂直に折り曲げ、ワイヤボンデ
ィング7によってLDチップ1に電気的に接続されてい
る。
【0031】アイランド4,各リードピン5は前述の如
く、上記基板15内にある時点では吊りリード6によっ
て相互に連結されており、半導体レーザユニットAの組
み立て工程中においてその吊りリード6が切断されて個
々に分離されるが、夫々のリードピン5は、樹脂成形部
8a,8bによって、アイランド4に対する固定と絶
縁、及びリードピン5同士の絶縁がなされる。
【0032】樹脂成形部8a,8bは、上記基板15中
のリードフレーム3のアイランド4にLDチップ1,受
光素子2を搭載し、且つ各リードピン5との間のワイヤ
ボンディング7を行った後、そのリードフレーム3を成
形金型にインサートし、モールド樹脂を注入し硬化させ
て成形される。
【0033】上記樹脂成形部8aはアイランド4の下面
側の外周縁に沿って成形され、樹脂成形部8bはアイラ
ンド4の上面側に外周縁に沿って成形され、それら樹脂
成形部8a,8bは、上述した抉り部4dや各リードピ
ン5のインナーリード部5aにおけるリードピン間隔で
相互に連設されて、アイランド4,各リードピン5と共
に一体化しており、これにより、アイランド4に対する
各リードピン5の固定と絶縁、リードピン5相互の絶縁
がなされる。
【0034】さらに樹脂成形部8bは、アイランド4の
上面周囲を所定の高さをもって囲むように形成されてお
り、これにより該樹脂成形部8bが、アイランド4に搭
載されたLDチップ1,受光素子2及びそれらに接続さ
れる各インナーリード部5aとワイヤボンディング7を
囲むカバーが形成される。
【0035】樹脂成形部8aで囲まれる区域の下面、及
び樹脂成形部(カバー)8bで囲まれる区域の上面は図
示するような開口部9a,9bとなし、それら開口部9
a,9bは樹脂製の蓋部材10a,10bで塞ぐように
する。カバー8bの上面開口部9bを塞ぐ蓋部材10b
には、LDチップ1から出射されるレーザ光、受光素子
2に受光されるレーザ光が通過するための窓孔11を形
成し、該窓孔11はガラス板12で塞ぐようにする。
【0036】開口部9a,9bの内周縁には、各蓋部材
10a,10bが嵌入する段部13を上記樹脂モールド
時に形成して、蓋部材10a,10bの取り付けを容易
に行えるようになす。
【0037】以下、上述した半導体レーザユニットAの
組み立て工程を、図4〜図8を参照して簡単に説明す
る。まず図3に示すような、上記リードフレーム3が複
数製品分形成されたリードフレーム基板15を作製し、
該基板15の各リードフレーム3において、アイランド
4のLDチップ搭載片4cに、モニタ用フォトダイオー
ド1aを介してLDチップ1を接着等により固定し、該
LDチップ1とインナーリード部5bとをワイヤボンデ
ィング7により電気的に接続する(図4参照)。
【0038】次に、上記搭載片4cとインナーリード部
5bとをアイランド4に対してほぼ垂直に折り曲げ、L
Dチップ1を所定位置に設置する(図5参照)。
【0039】次に、アイランド4における一方の矩形部
4bに受光素子2を接着等により固定し、該受光素子2
と各インナーリード部5aとをワイヤボンディング7に
より電気的に接続する(図6参照)。
【0040】上記ボンディング作業が終了した後、基板
15を成形金型にインサートし、モールド樹脂を注入し
硬化させて樹脂成形部8a,8bを成形する。これによ
り、各リードフレーム3において、アイランド4に対す
る各リードピン5の固定及び絶縁、リードピン5相互の
絶縁と、該アイランド4の上面周囲を囲むカバー8bの
成形が同時になされる(図7,図8参照)。
【0041】樹脂モールド終了後、吊りリード6を切断
して各リードフレーム3を基板15から切り離すと共
に、アイランド4とリードピン5、及びリードピン5相
互を分離させ、さらに、各リードフレーム3ごとに各リ
ードピン5を所定箇所で折り曲げると共に、開口部9
a,9bに蓋部材10a,10bを接着等により固定
し、LDチップ1,受光素子2が搭載されたアイランド
4の上面部分を密閉するようにする(図1参照)。
【0042】而して、以上の構成からなる本例の半導体
レーザユニットAは、リードフレーム3がベースである
アイランド4と端子であるリードピン5を備え、且つ樹
脂モールドによって、アイランド4に対するリードピン
5の固定と絶縁、リードピン5相互の絶縁をなすと同時
に、アイランド4を覆うカバー8bの成形がなされるの
で、樹脂モールド終了後に、リードフレーム3を基板1
5から切り離し、樹脂モールドの外側に延出する各リー
ドピン5を所定箇所で折り曲げ、カバー8bの開口部9
a,9bを蓋部材10a,10bで覆う等の極めて簡単
な作業の追加で組み立てが完了する。よって、従来のこ
の種半導体レーザユニットのように、ベース、端子用ピ
ン、カバー等の各構成部材を個別に成形して別途用意し
たり、ベースに対して複数のピンやカバーを個々に取り
付けたり、各ピンの絶縁を一本づつ行う等の面倒な組み
立て作業は一切必要ない。
【0043】また、アイランド4の周囲に形成するリー
ドピン5を端子として用いるので、ベースに形成した複
数の孔に夫々ピンを挿入し樹脂等を充填してピンの固定
と絶縁を行う従来技術に比べ、ベースとなるアイランド
4を可能な限り小さくすることができ、しかも各リード
ピン5の折り曲げ箇所の調整により端子のピッチ変更が
容易に行えるので、さらなる小型化が可能になる。
【0044】さらに、リードフレーム3を基材として用
いるので、基板15となる1枚の帯状金属板に複数製品
分の基材を成形可能であり、またこの基材に対する樹脂
モールドも、モールド金型により複数製品分を一度に若
しくは連続して成形できるので、部品点数の大幅な削減
に加え、精度のばらつきが少ない製品を量産することが
できる。
【0045】次に、図9〜図10に示す実施の形態を説
明する。この例の半導体レーザユニットA’は、LDチ
ップ1と受光素子2を搭載するアイランド20を樹脂モ
ールドにより成形すると共に、該アイランド20と、該
アイランド20の周囲に多指配列状に配置される複数の
リードピン5を備えたリードフレーム30とを基材とし
た例を示す。尚、この例において、図1〜図8で示す例
と同様の構成部分は図中に上記と同一の符号を用い、重
複する説明は省略する。
【0046】このリードフレーム30も上記リードフレ
ーム3と同様の手段で基板15’に成形されるが、該リ
ードフレーム30は、LDチップ1と受光素子2を搭載
するアイランド20の周囲に多指配列状に配置される複
数のリードピン5は備えているが、アイランド20は備
えていない。
【0047】この例のアイランド20は、LDチップ1
と受光素子2等を搭載可能なように樹脂モールドにより
成形されており、その成形は、上記リードフレーム30
を成形金型にインサートし、モールド樹脂を注入し硬化
させてなされる。アイランド20の平面形状は上述した
アイランド4とほぼ同様であるが、詳しくは図10に示
すように、平面視左右両側部分に形成する幅広状の耳部
20a,20aと、それら耳部20a,20aにわたっ
て形成され耳部20aよりも若干幅狭な下面部20b
と、該下面部20bの上側に前記耳部20aとほぼ同一
幅をもって形成される上面部20cと、該上面部20c
上に形成される隆起部20dとを一体に備えた所定の厚
みを有する立体形状に成形される。
【0048】上記下面部20bは、アイランド20を囲
むように左右に対峙するリードピン5群の各インナーリ
ード部5aの下面間にわたって形成する一方、上記上面
部20cは、前記各インナーリード部5aの上面間にわ
たって形成し、且つそれら上,下面部20b,20c
は、各インナーリード部5aにおけるリードピン間隔等
で相互に連設されて一体化しており、これにより、アイ
ランド20に対する各リードピン5の固定及び各リード
ピン5同士の絶縁がなされる。
【0049】上記隆起部20dは、上面部20c上に所
定の立体形状をもって隆起し、その側面及び上面の所定
箇所には夫々凹み部を設けることで、LDチップ取付用
の垂直面部20fと、受光素子取付用の水平面部20g
が形成され、LDチップ1,受光素子2はそれら面部2
0f,20g内に接着等により固定される。
【0050】隆起部20d、上面部20cの各左右両側
縁間には段部20eを形成する。該段部20eは、後述
するカバー40を別途成形しこれを接着等によりアイラ
ンド20に固定する場合のガイドとなる。
【0051】上記夫々のリードピン5は、そのインナー
リード部5aが前記アイランド20内に埋没するように
なるが、インナーリード部5aはアイランド20の成形
に先立って所定方向に折り曲げられ、その先端部位の上
面側が上記上面部20c又は隆起部20d表面に露出す
るように形成する。各インナーリード部5aはワイヤボ
ンディング7によってLDチップ1,受光素子2に電気
的に接続される。
【0052】アイランド20の上面周囲にはカバー40
を設けて、アイランド20に搭載されたLDチップ1,
受光素子2及びそれらに接続される各インナーリード部
5aとワイヤボンディング7を囲むようにする。
【0053】この例のカバー40は、樹脂モールドによ
り成形したアイランド20へのLDチップ1,受光素子
2の搭載やワイヤボンディング7等の作業終了後に設け
ることが好ましい。該カバー40の設置は、アイランド
20とは別途に成形した樹脂成形品,金属品を接着等に
より固定する場合と、ワイヤボンディング7終了後のリ
ードフレーム30を成形金型にインサートし、モールド
樹脂を注入して硬化させることで成形する場合とが選択
でき、樹脂モールドでなす場合、アイランド20を成形
するモールド樹脂とカバー40を成形するモールド樹脂
は、その成形温度等を考慮して適宜樹脂材料を選択する
ことはいうまでもない。
【0054】またこの例のカバー40にも、レーザ光が
通過するための窓孔11を設けると共に該窓孔11をガ
ラス板12で塞ぐようにする。
【0055】以下、この例の半導体レーザユニットA’
の組み立て工程を簡単に説明する。まず、上記リードフ
レーム30が複数製品分形成されたリードフレーム基板
15’を作製し、その基板15’を成形金型にインサー
トし、モールド樹脂を注入し硬化させてアイランド20
を成形する。これにより、各リードフレーム30におい
て、アイランド20に対する各リードピン5の固定及び
絶縁と、リードピン5相互の絶縁が同時になされる。次
いで該基板15’の各リードフレーム30において、ア
イランド20の垂直面部20f,水平面部20gにLD
チップ1,受光素子2を接着等により固定し、さらにL
Dチップ1,受光素子2とインナーリード部5aとをワ
イヤボンディング7により電気的に接続する(図10参
照)。
【0056】ボンディング終了後、カバーを樹脂モール
ドで成形する場合は、上記基板15’を別の成形金型に
インサートし、モールド樹脂を注入し硬化させる。この
場合のカバーは、前述した実施形態における樹脂成形部
8bと同様の形状とし、該カバー成形後に上面開口部9
bを蓋部材10bで覆うようになす。
【0057】カバーを別途成形した樹脂成形品40とす
る場合、該カバー40は図9に示す如く下面を開口し上
面側は窓孔11以外を覆った形状とし、接着等によりア
イランド20に固定する。
【0058】カバー設置前若しくは設置後に吊りリード
6を切断して、各リードフレーム30を基板15’から
切り離すと共にリードピン5相互を分離させ、さらに各
リードピン5を所定箇所で折り曲げれば、この例の半導
体レーザユニットA’が完成する。
【0059】而して、以上の構成からなるこの例の半導
体レーザユニットA’は、リードフレーム30が、樹脂
製アイランド20からなるベースと、リードフレーム3
0のリードピン5からなる複数の端子を備えるものとな
り、且つ樹脂モールドによってアイランド20の成形、
該アイランド20に対するリードピン5の固定及び絶縁
が同時になされるので、LDチップ1,受光素子2と各
リードピン5との電気的接続を行った後、カバー40の
取り付けや各リードピン5を所定箇所で折り曲げる極め
て簡単な作業の追加で組み立て可能である。
【0060】また、リードフレーム30のリードピン5
を端子とするので、ベースとなるアイランド20を可能
な限り小さくすることができ、しかもリードフレームに
形成したアイランドをさらに樹脂で覆うような構成では
ないので、大幅な小型化が期待できる。具体的にはアイ
ランドの幅寸法Wに関し、従来品は4.8mm程度であ
るのに対し、この例においては3.6mm程度にまで縮
小可能であることが試作品により確認されており、リー
ドフレーム30の形状変更,リードピン5のピッチ縮小
等によりさらなる縮小も可能な構造である。尚、前記幅
寸法Wは、半導体レーザユニットを組み込む各種光応用
機器の厚み寸法に大きく影響し、特にノート型パソコン
用のCD−ROMドライブ、音楽用CD,MD等の持ち
運び用や車搭載用プレーヤ等の光応用機器の薄型化に極
めて有用である。
【0061】さらに、リードフレーム30を基材として
用いるので、1枚の基板15’に複数製品分を成形可能
であり、またこの基材に対する樹脂モールドも複数製品
分を一度に若しくは連続して成形できるので、部品点数
の大幅な削減に加え、精度のばらつきが少ない製品を量
産することができる。
【0062】次に、図11〜図12に示す実施の形態を
説明する。この例の半導体レーザユニットは、図9〜図
10を参照して説明した半導体レーザユニットA’とほ
ぼ同様の外観形状、構造を呈するが、アイランド50、
リードフレーム60を下記の如く構成した点で前述の半
導体レーザユニットA’とは異なっている。
【0063】すなわちこの例では、LDチップ1と受光
素子2を搭載するアイランド50をリードフレーム60
とは別途に成形した金属製とし、該アイランド50と、
該アイランド50の周囲に多指配列状に配置される複数
のリードピン5を備えたリードフレーム60とを組み合
わせて基材とし、前記各リードピン5は、インサート成
形等による成形樹脂によりアイランド50に対する固定
及び絶縁をなすようにした例を示す。
【0064】尚、この例においても、図1〜図8、図9
〜図10で示す例と同様の構成部分は図中に上記と同一
の符号を用い、重複する説明は省略する。
【0065】このリードフレーム60も上記リードフレ
ーム3と同様の手段で基板15”に成形されるが、該リ
ードフレーム60は、LDチップ1と受光素子2を搭載
するアイランド50の周囲に多指配列状に配置される複
数のリードピン5は備えているが、アイランド50は備
えていない。また、任意のリードピン5のインナーリー
ド部を先端方向へさらに延出して、アイランド50との
仮固定を図るための取付片5cを備えている。
【0066】各リードピン5のインナーリード部5a,
取付片5cは図11に示すように、アイランド50との
組み合わせに先立って中途部を上方へ向けてほぼ垂直に
折り曲げ、さらにその先端部をほぼ水平に折り曲げて、
後述するワイヤボンディング7やアイランド50との仮
固定が適正になされるようにする。LDチップ1の側方
に位置するインナーリード部の先端はさらに上方へ向け
てほぼ垂直に折り返し、その折り返し部5dはワイヤボ
ンディング7によってLDチップ1に電気的に接続する
ようにする。
【0067】アイランド50は、LDチップ1と受光素
子2等を搭載可能なように、銅若しくは鉄系等の金属材
料によって冷間鋳造等により成形されている。アイラン
ド50は上述したアイランド20を一回り小さくしたよ
うな形状であるが、詳しくは図11に示すように、平面
視左右両側部分に形成する幅広状の耳部50a,50a
と、それら耳部50a,50aにわたって形成され耳部
50aよりも若干幅狭な横長矩形状の中間部50bと、
該中間部50b上に形成される隆起部50cとを一体に
備えた所定の高さを有する立体形状に成形される。
【0068】上記中間部50b,隆起部50cは、アイ
ランド50を囲むように左右に対峙して上記の如く折り
曲げられた夫々のインナーリード部5a,折り返し部5
d等の間に遊挿され、且つ隆起部50cの上面側端に設
けた凹所50dに上記取付片5cが当接するように形成
される。
【0069】また隆起部50cは、中間部50b上に略
L字形を呈する立体形状をもって隆起し、その側面には
LDチップ取付用の垂直面部50eを、上面には受光素
子取付用の水平面部50fを有する。垂直面部50eに
はモニタ用のフォトダイオード1aを介してLDチップ
1が接着等により固定される。水平面部50fは後述す
る成形樹脂部70で覆われ、その上に受光素子2が接着
等により固定される。
【0070】上記アイランド50は冷間鋳造等により成
形する金属製であることから、前記中間部50bに対す
る垂直面部50eの垂直精度を大幅に向上し得、LDチ
ップ1の垂直精度、取付位置精度を極めて高いものとす
ることが出来る。
【0071】アイランド50は上記の如く、左右に対峙
する各インナーリード部5aの間に遊挿され、且つ凹所
50dに対して取付片5cを溶接,接着等により固定
し、さらに必要に応じて所定の治具80等を用いてリー
ドフレーム60に対して移動不能に仮固定して両者を組
み合わせる。
【0072】このようにして組み合わせた金属製アイラ
ンド50とリードフレーム60を成形金型にインサート
し樹脂を注入後硬化させるインサート成形を行い、硬化
した成形樹脂部70により、アイランド50に対する各
リードピン5の固定及び絶縁を行うように構成する。
【0073】すなわち成形樹脂部70は、上記垂直面部
50eとこれに固定したフォトダイオード1a,LDチ
ップ1を残してアイランド50周囲を封止し、且つ各リ
ードピン5におけるインナーリード部5a,取付片5
c,折り返し部5dの間及びそれらとアイランド50と
の間に充填固化して、アイランド50に対する各リード
ピン5の固定及び絶縁をなす。
【0074】成形樹脂部70は、上述した樹脂製アイラ
ンド20とほぼ同様の外観形状を呈するが、詳しくは図
12に示すように、アイランド50の左右耳部50aと
中間部50bの周囲及び各インナーリード部5aの基端
側を被覆するように形成される台座部70aと、上記垂
直面部50eとこれに固定したフォトダイオード1a,
LDチップ1を残して隆起部50cの周囲及び各インナ
ーリード部5aの先端側を被覆するよう台座部70a上
面に形成される隆起部70bとを一体に備えるよう成形
される。隆起部70bの上面には受光素子2が、接着等
により固定される。
【0075】尚、上記各インナーリード部5a及び取付
片5c,折り返し部5d、治具80等は前記成形樹脂部
70内に埋没するようになるが、LDチップ1,受光素
子2とのボンディング部となる各インナーリード部5
a,折り返し部5dの先端箇所は、その上面側が成形樹
脂部70表面に露出するように形成する。各インナーリ
ード部5aはワイヤボンディング7によってLDチップ
1,受光素子2に電気的に接続される。
【0076】上記成形樹脂部70で覆われたアイランド
50の上面周囲にはカバー40を設けて、アイランド5
0に搭載されたLDチップ1,受光素子2及びそれらに
接続される各インナーリード部5aとワイヤボンディン
グ7等を覆うようにする。
【0077】ここで用いるカバー40は、合成樹脂或い
は金属により別途成形した別部品で、接着等により上記
台座部70aの上面周囲に固定されるようになってい
る。このカバー40も前述した窓孔11と、これを塞ぐ
ガラス板12を備えることはいうまでもない。
【0078】図11中に示す治具80は、前述の如く組
み合わせるリードフレーム60とアイランド50の間に
介在して、両者をインサート成形型内にて安定して位置
させるためのもので、該インサート成形に対応可能な樹
脂材料により別途成形されている。該治具80は図示の
如く、アイランド50に上方から被さるカバー部80a
と、このカバー部80aの左右下辺縁に連設された左右
の脚部80bとを一体に備えている。
【0079】カバー部80aの上面側は、前述の如く折
曲して立ち上がる各リードピンのインナーリード部5a
や取付片5c,折り曲げ部5d等が上方から被さって所
定箇所に位置するよう複数の凹所を備え、さらに、ボン
ディング部となる各インナーリード部5a,折り返し部
5dの先端箇所、LDチップ1周囲、受光素子2取付箇
所周囲を露出させるための開口部80cを備えた形状と
する。また左右の脚部80bは、カバー部80aの左右
下辺縁から下方へ延出し、且つその下端部をリードフレ
ーム60の上面に沿って外側へ折曲するよう形成され
る。
【0080】以下、この例の半導体レーザユニットの組
み立て工程を簡単に説明する。まず、上記リードフレー
ム60が複数製品分形成されたリードフレーム基板1
5”と必要数の金属製アイランド50、治具80を用意
する。各アイランド50にはLDチップ1を固定し、且
つ上方から治具80を被せておく。このようにして治具
80と組み合わせたアイランド50を、夫々のリードフ
レーム60における各リードピン5のインナーリード部
5a間に下方から挿入し、さらに取付片5cを凹所50
dに対して溶接,接着等により固定する(図11参
照)。
【0081】このようにしてアイランド50と組み合わ
せた基板15”を成形金型にインサートし、樹脂を注入
し硬化させて成形樹脂部70を成形する。これにより、
各リードフレーム60において、アイランド50に対す
る各リードピン5の固定及び絶縁と、リードピン5相互
の絶縁が同時になされる。次いで各リードフレーム60
において、成形樹脂部70で覆われたアイランド50の
水平面部50fに受光素子2を固定し、さらにLDチッ
プ1,受光素子2と各インナーリード部5a,折り曲げ
部5b等をワイヤボンディング7により電気的に接続す
る。ボンディング終了後、カバー40を接着等により固
定して、アイランド50に搭載されたLDチップ1,受
光素子2,ワイヤボンディング7等を覆う(図12参
照)。
【0082】しかる後、吊りリード6を切断して、各リ
ードフレーム60を基板15”から切り離すと共にリー
ドピン5相互を分離させ、さらに各リードピン5を所定
箇所にて下方へ折り曲げれば、この例の半導体レーザユ
ニットが完成する。完成した半導体レーザユニットは、
図9(a)で示す例とほぼ同様の外観形状を呈する。
【0083】而して、以上の構成からなるこの例の半導
体レーザユニットは、リードフレーム60が、金属製ア
イランド50からなるベースと、リードフレーム60の
リードピン5からなる複数の端子を備えるものとなり、
且つ成形樹脂部70によってアイランド50に対するリ
ードピン5の固定及び絶縁が同時になされるので、LD
チップ1,受光素子2と各リードピン5との電気的接続
を行った後、カバー40の取り付けや各リードピン5を
所定箇所で折り曲げる極めて簡単な作業の追加で組み立
て可能である。
【0084】また、リードフレーム60のリードピン5
を端子とするので、ベースとなるアイランド50を可能
な限り小さくすることができる。さらに、リードフレー
ム60を基材とするので、1枚の基板15”に複数製品
分を成形可能であり、またこの基材に対する樹脂部70
の成形も複数製品分を一度に若しくは連続して可能なの
で、部品点数の大幅な削減に加え、精度のばらつきが少
ない製品を量産することができる。
【0085】さらにこの例では、LDチップ1のような
高い取付け精度を要求される部品を、冷間鋳造等により
成形した金属製アイランド50の垂直面部50eに直接
取り付けたので、より高い垂直精度、取付け精度を得ら
れることに加えて、レーザ光の出射により発熱するLD
チップ1の放熱性にも優れ、熱変形による寸法変化への
対応も向上する。よって、寸法安定性が向上して作動時
の誤差発生率が低減し、且つ高出力のLDチップに対応
可能である。
【0086】以上、本発明に係る半導体レーザユニット
の実施の形態の三例を図面を基に説明したが、本発明は
これら実施形態に限定されず、請求項1〜3のいずれか
1項に記載された技術的思想の範囲内であれば、他の異
なる実施形態とすることも可能である。
【0087】
【発明の効果】本発明の半導体レーザユニットは以上説
明したように構成したことから、光源用のレーザダイオ
ードチップと信号読取用の受光素子を一つのパッケージ
内に配置することで得られる従来の効果はそのまま奏し
つつ、部品点数の大幅な削減と製品の小型化に加え、精
度のばらつきが少ない製品を量産することが可能にな
る。従って、近年さらなる小型軽量化、低価格化を求め
られている光応用機器、例えばノート型パソコン用のC
D−ROMドライブ、音楽用CD,MD等の持ち運び用
や車搭載用プレーヤ等の光ディスクシステムのピックア
ップ構成用として極めて好適に用いることができる。
【0088】さらに請求項1では、レーザダイオードチ
ップと受光素子を搭載するベースをリードフレームのア
イランドで形成し、該アイランドに対するリードピンの
固定・絶縁、リードピン相互の絶縁と、該アイランドの
上面周囲を囲むカバーの成形とを樹脂モールドによって
同時になすので、組み立て作業の簡素化、部品点数の削
減が顕著である等の特有の効果を奏する。
【0089】一方、請求項2では、レーザダイオードチ
ップと受光素子を搭載するベース(アイランド)を樹脂
モールドで成形するので、リードフレームに形成したア
イランドをさらに樹脂で覆うような構成に比べ、製品の
小型化がより顕著であり、さらにアイランド成形時にレ
ーザダイオードチップや受光素子の取付部を一体成形す
るようにすれば、それら部品の取付精度、特に光学的理
由から高い精度を要求されるレーザダイオードチップと
受光素子の精度出しが容易になり、組み立て作業の簡素
化が顕著になる等の特有の効果を奏する。
【0090】また請求項3では、LDチップのような高
い取付け精度を要求される部品を、冷間鋳造等により成
形した金属製アイランドの垂直面部に直接取り付けるこ
とが可能になり、より高い垂直精度、取付け精度を得る
ことが出来る。加えてこの場合、レーザ光の出射により
発熱するLDチップの放熱性にも優れ、熱変形による寸
法変化への対応も向上するので、寸法安定性が向上して
作動時の誤差発生率が低減し、信頼性の高い製品を提供
できる。さらに高出力のLDチップにも対応可能になる
ので、より幅広い需要が望める等、多くの効果を奏す
る。
【0091】尚、請求項2,3においても、樹脂製アイ
ランドに搭載したレーザダイオードチップと受光素子を
所定のリードピンに対して電気的に接続せしめたリード
フレームに、前記アイランドの上面周囲を囲むカバーを
樹脂モールドによって成形することは可能であり、この
ように構成した場合、組み立て作業の簡素化、部品点数
の削減が向上できるためより好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体レーザユニットの実施の形
態の一例を示す分解斜視図。
【図2】(a)は図1に係る半導体レーザユニットを組
み立てた状態の斜視図、(b)は(a)の(X)−
(X)線に沿う拡大断面図。
【図3】(a)は図1に係る半導体レーザユニットを形
成するリードフレームの平面図、(b)は(a)の要部
拡大図。
【図4】図1に係る半導体レーザユニットの製造工程を
示す斜視図。
【図5】図1に係る半導体レーザユニットの製造工程を
示す斜視図。
【図6】図1に係る半導体レーザユニットの製造工程を
示す斜視図。
【図7】図1に係る半導体レーザユニットの製造工程を
示す斜視図。
【図8】図7の(Y)−(Y)線に沿う断面図。
【図9】本発明の半導体レーザユニットの実施形態の他
例を示し、(a)は斜視図、(b)は(a)の(Z)−
(Z)線に沿う拡大断面図。
【図10】図9に係る半導体レーザユニットの製造工程
を示す斜視図。
【図11】本発明の半導体レーザユニットの実施形態の
他例に係る製造工程を示す斜視図。
【図12】本発明の半導体レーザユニットの実施形態の
他例に係る製造工程を示す斜視図。
【図13】従来の半導体レーザユニットを示す縦断面
図。
【符号の説明】
A,A’:半導体レーザユニット 1:レーザダイオードチップ 2:受光素子 3,30,60:リードフレーム 4,20,50:アイランド 5:リードピン 7:ワイヤボンディング 8a:樹脂成形部 8b:樹脂成形部(カバー) 10b:蓋部材 40:カバー 70:成形樹脂部 B:ホログラム素子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源用のレーザダイオードチップと信号
    読取用の受光素子を一つのパッケージ内に配置してなる
    半導体レーザユニットであって、アイランドと、該アイ
    ランドの周囲に多指配列状に形成される複数のリードピ
    ンとを備えたリードフレームを基材とし、前記アイラン
    ドに上記レーザダイオードチップと受光素子を搭載する
    と共に、該レーザダイオードチップと受光素子を各々所
    定のリードピンに対して電気的に接続せしめ、且つ前記
    アイランドに対する夫々のリードピンの固定及び絶縁
    と、該アイランドの上面周囲を囲むカバーの成形とを樹
    脂モールドによりなすことを特徴とする半導体レーザユ
    ニット。
  2. 【請求項2】 光源用のレーザダイオードチップと信号
    読取用の受光素子を一つのパッケージ内に配置してなる
    半導体レーザユニットであって、前記レーザダイオード
    チップ及び受光素子を搭載する樹脂製のアイランドと、
    該アイランドの周囲に多指配列状に配置される複数のリ
    ードピンを備えたリードフレームとを基材とし、前記ア
    イランドは樹脂モールドによって成形すると共に、前記
    各リードピンは前記アイランドの成形時に該アイランド
    に対する固定及び絶縁をなすことを特徴とする半導体レ
    ーザユニット。
  3. 【請求項3】 光源用のレーザダイオードチップと信号
    読取用の受光素子を一つのパッケージ内に配置してなる
    半導体レーザユニットであって、前記レーザダイオード
    チップ及び受光素子を搭載する金属製のアイランドと、
    該アイランドの周囲に多指配列状に配置される複数のリ
    ードピンを備えたリードフレームとを基材とし、前記各
    リードピンは、成形樹脂により前記アイランドに対する
    固定及び絶縁をなすことを特徴とする半導体レーザユニ
    ット。
JP848697A 1997-01-21 1997-01-21 半導体レーザユニット Expired - Fee Related JP3243193B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP848697A JP3243193B2 (ja) 1997-01-21 1997-01-21 半導体レーザユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP848697A JP3243193B2 (ja) 1997-01-21 1997-01-21 半導体レーザユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10209491A true JPH10209491A (ja) 1998-08-07
JP3243193B2 JP3243193B2 (ja) 2002-01-07

Family

ID=11694453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP848697A Expired - Fee Related JP3243193B2 (ja) 1997-01-21 1997-01-21 半導体レーザユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3243193B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100590991B1 (ko) * 1998-12-08 2006-06-19 로무 가부시키가이샤 레이저 유니트 및 이에 사용되는 절연블록
JP2006351567A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Sharp Corp 半導体レーザ装置
JP2007194437A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Sharp Corp 半導体レーザ装置およびその製造方法ならびに光ピックアップ装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102542322B1 (ko) * 2016-12-19 2023-06-13 한국단자공업 주식회사 전자 부품

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100590991B1 (ko) * 1998-12-08 2006-06-19 로무 가부시키가이샤 레이저 유니트 및 이에 사용되는 절연블록
JP2006351567A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Sharp Corp 半導体レーザ装置
JP2007194437A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Sharp Corp 半導体レーザ装置およびその製造方法ならびに光ピックアップ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3243193B2 (ja) 2002-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7456552B2 (en) Piezo-electric oscillator and method of manufacturing the same
US8754534B2 (en) Semiconductor device
US6777789B1 (en) Mounting for a package containing a chip
US5399804A (en) Semiconductor device and method of producing the same
KR100457380B1 (ko) 광마우스용 칩 온 보드 리드 패키지 및 그에 사용되는렌즈커버
CN100446201C (zh) 半导体器件
JPS5966157A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20090072334A1 (en) Semiconductor device, pre-mold package, and manufacturing method therefor
JP2009506539A (ja) マイクロ電子デバイスおよびマイクロ電子支持デバイスならびに関連するアセンブリおよび方法
US7629660B2 (en) Semiconductor sensor component including a sensor chip and methods for the manufacturing thereof
JP2881733B2 (ja) ボトムリード型半導体パッケージ
US6713677B2 (en) Housing assembly for an electronic device and method of packaging an electronic device
JP3243193B2 (ja) 半導体レーザユニット
KR20060051374A (ko) 광학 디바이스 및 그 제조 방법
JP3128206B2 (ja) 半導体レーザユニット
US6057595A (en) Integrated semiconductor circuit housing
US7929076B2 (en) Optical module and optical pickup apparatus
JP3209721B2 (ja) 半導体レーザユニット
JP3128207B2 (ja) 半導体レーザユニット
US20040004276A1 (en) Optical apparatus and method for making the same
KR100520409B1 (ko) 볼 그리드 어레이 타입의 멀티 칩 패키지
JP3327522B2 (ja) 半導体レーザユニット
KR100444170B1 (ko) 반도체패키지
JP2642074B2 (ja) ボールグリッドアレイ型半導体装置およびその製造方法
KR20030083561A (ko) 수지밀봉형 반도체장치

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081019

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081019

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091019

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101019

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111019

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111019

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121019

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121019

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131019

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees