JPH10209222A - チップの搭載装置 - Google Patents

チップの搭載装置

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JPH10209222A
JPH10209222A JP933797A JP933797A JPH10209222A JP H10209222 A JPH10209222 A JP H10209222A JP 933797 A JP933797 A JP 933797A JP 933797 A JP933797 A JP 933797A JP H10209222 A JPH10209222 A JP H10209222A
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flip chip
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一雄 有門
Seiichi Sato
聖一 佐藤
Kenichi Otake
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チップ搭載の高速化を図れ、また多品種のチ
ップを基板に搭載できるチップの搭載装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 ヘッド部50のセンターロッド51の周
囲に、3個のヘッド70を設ける。ヘッド70はセンタ
ーロッド51を中心に水平回転する。また水平回転する
際に、ヘッド70は第1のかさ歯車61と第2のかさ歯
車62により上下方向に180°回転する。ヘッド70
のノズル73はウェハシート2b上のフリップチップP
をピックアップし、180°水平回転して移送ヘッド3
1へ向ってフリップチップPを移送するが、その途中で
上下方向に180°回転してフリップチップPを上下反
転させる。移送ヘッド31はこのフリップチップPをヘ
ッド70から受け取り、基板に搭載する。チップの品種
に応じて、ヘッド70や移送ヘッド31は対応するチッ
プに最適のノズルを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェハやトレイな
どのチップ供給部に備えられたチップを上下反転させて
基板に搭載するチップの搭載装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ウェハやトレイなどのチップ供給部に備
えられたフリップチップなどのチップを上下反転させて
基板に搭載するチップの搭載装置として、特開平2−5
6945号公報に記載されたものが知られている。この
ものは、アームの先端部に設けられた吸着部にウェハの
フリップチップを真空吸着してピックアップし、アーム
を180°上下方向に回転させることによりフリップチ
ップを上下反転させ、このフリップチップを移送ヘッド
に受け渡して基板に搭載するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のチップの搭載装置は、アームが上下方向に180°繰
り返し回転することにより、ウェハのチップのピックア
ップと、チップを移送ヘッドに受け渡す動作を行ってい
たため、高速度でチップを基板に搭載することは困難で
あった。
【0004】また基板の品種によっては、多品種のチッ
プを搭載しなければならないが、上記従来のチップの搭
載装置はノズルは1個しか備えていないため、多品種の
チップを効率よく搭載できないという問題点があった。
【0005】したがって本発明は、チップ搭載の高速化
を図れ、また多品種のチップを基板に搭載できるチップ
の搭載装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このために本発明は、チ
ップ供給部と、基板の位置決め部と、このチップ供給部
のチップをピックアップして水平回転と上下回転を行う
ノズルを3個以上の奇数個備えたヘッド部と、前記上下
回転によって上下反転された前記ノズルの上端部のチッ
プをピックアップし前記位置決め部に位置決めされた基
板へ移送する移送手段とを備え、前記奇数個のノズルの
うちの1つのノズルが前記移送手段にチップを受け渡す
位置まで水平回転した状態で、他のノズルが前記チップ
供給部におけるチップのピックアップ位置から退避した
位置にあり、その状態で次にピックアップされるチップ
を上方から観察してチップの検査を行うカメラを備え
た。
【0007】また望ましくは、前記チップ供給部が寸法
の異なる複数品種のチップを備え、また前記ヘッド部が
チップサイズに応じて使い分けられる複数種の前記ノズ
ルを備え、前記位置決め部に位置決めされた基板に多品
種のチップを搭載できるようにした。
【0008】
【発明の実施の形態】上記構成によれば、奇数個のノズ
ルを用い、チップを上下反転させて基板に高速度で搭載
できる。また単一品種のチップだけでなく、多品種のチ
ップも基板に高速度で搭載できる。
【0009】次に、本発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施の形態のチップの搭
載装置の前面側斜視図、図2は同背面側斜視図、図3は
同側面図、図4は同ヘッド部分の断面図、図5、図6、
図7は同平面図、図8は同要部斜視図、図9,図10,
図11は同ノズルの動作の説明図である。
【0010】図1において、基台1上には以下に述べる
要素が配設されている。2はウェハであり、チップ供給
テーブル3に保持されている。チップ供給テーブル3
は、基台1の前側上面に設置された可動テーブルである
Xテーブル4とYテーブル5上に載置されており、Xモ
ータ(図3)MX1とYモータMY1が駆動してXテー
ブル4とYテーブル5が作動すると、X方向やY方向へ
水平移動する。またチップ供給テーブル3は、チップを
収納した2個のトレイ8をウェハ2と一緒に保持してい
る。
【0011】図1に示すウェハ2は、ノズル(後述)に
よりチップをピックアップするピックアップステーショ
ンにあり、その両側部には第1のマガジン6と2個の第
2のマガジン7が設置されている。第1のマガジン6に
はウェハ2を保持するウェハシートが張られたウェハホ
ルダ2aが段積して収納されている。また2個の第2の
マガジン7にはそれぞれトレイ8が段積して収納されて
いる。トレイ8にはフリップチップなどのチップが収納
されている。ウェハ2のチップおよび2つのトレイ8の
チップは異品種である。第1のマガジン6と第2のマガ
ジン7の側部には、それぞれエレベータ9、10が設け
られており、エレベータ9、10が作動することによ
り、第1のマガジン6と第2のマガジン7は昇降する。
【0012】第1のマガジン6の背後にはプッシャ11
が設けられている。また基台1の前縁上にはX方向に長
尺の搬送部12が設けられている。搬送部12には先端
部にチャック爪13を有するアーム14が連結されてい
る(図3も参照)。アーム14は搬送部12に内蔵され
た回動ベルト12a(図5)に結合されており、回動ベ
ルト12aが図示しないモータの駆動により回動すると
搬送部12に沿ってX方向へ移動する。図5において、
第2のマガジン7の背後にもプッシャ15が設けられて
いる。また第2のマガジン7の前方には、前方へ突出す
るカギ型の回収用アーム16(図1)が設けられてい
る。
【0013】図5〜図7は、ウェハホルダ2aとトレイ
8の交換動作を示している。図5は、ウェハ2が基台1
の中央部のピックアップステーションAの手前に位置し
ている状態を示している。この状態からウェハ2をピッ
クアップステーションAに設けられたダイエジェクタの
ペパーポット81の真上に移動して位置決めし、この状
態で、ウェハ2のチップはヘッド70のノズル(後述)
73にピックアップされた後、このノズル73は受け渡
しステーションBへ移動し、この受け渡しステーション
Bにおいてチップをノズル73から移送ヘッド31のノ
ズル(後述)32へ受け渡し、次いでこの移送ヘッド3
1は搭載ステーションCの基板20へ向かって移動し、
チップは搭載ステーションCに位置決めされた基板20
に搭載される。
【0014】ウェハ2のチップが品切れになったり、ウ
ェハ2の品種交換を行う場合には、ウェハホルダ2aを
第1のマガジン6に出し入れする。すなわちこの場合、
図6に示すようにXテーブル4を駆動してYテーブル5
上のチップ供給テーブル3を第1のマガジン6に接近さ
せ、このチップ供給テーブル3に保持されているウェハ
ホルダ2aをアーム14のチャック爪13で押して第1
のマガジン6内に収納する。次にエレベータ9を駆動し
て第1のマガジン6内の所望のウェハホルダ2aをプッ
シャ11やチャック爪13と同一レベルとする。そこで
プッシャ11により第1のマガジン6内のウェハホルダ
2aをチャック爪13側へ押し出してチャック爪13で
チャックし、次いでチャック爪13を右方へ移動させる
ことより、ウェハホルダ2aをチップ供給テーブル3に
セットする。次にチャック爪13によるチャック状態を
解除するとともに、Xテーブル4を駆動して、新たなウ
ェハホルダ2aを図5に示すピックアップステーション
Aへ移動させる。
【0015】トレイ8の交換を行うときは、図7に示す
ようにチップ供給テーブル3上のトレイ8を第2のマガ
ジン7に接近させる。そこで回収用アーム16に上下動
作やX方向への移動動作を行わせてトレイ8を第2のマ
ガジン7の内部に回収するとともに、第2のマガジン7
内の新たなトレイ8をプッシャ15によりYテーブル5
上へ押し出す。この場合も、エレベータ10を駆動し
て、第2のマガジン7を昇降させる。このように、ピッ
クアップステーションAの左右に、第1のマガジン6お
よび第2のマガジン7を配置し、またウェハ2やトレイ
8の交換手段である搬送部12、プッシャ11、15、
アーム14、回収用アーム16などを配設することによ
り、ウェハホルダ2aやトレイ8の交換を迅速に行え
る。
【0016】図2において、基台1の背後側の上面に
は、基板20の位置決め部としてのガイドレール21が
2本平行に配設されている。基板20はガイドレール2
1に沿ってX方向に搬送され、またガイドレール21に
クランプされてチップの搭載ステーションCに位置決め
される。基台1上の両側部に設けられた左右1対のY軸
フレーム1a上には第1フレーム22と第2フレーム2
3が架設されている。第1フレーム22と第2フレーム
23の間にはYネジ24が設けられている。MY2はY
ネジ24を回転させるモータである。
【0017】Yネジ24にはナット25が螺合してい
る。またナット25の下面にはX方向に長尺のフレーム
26が結合されている。フレーム26の内部にはXネジ
27が収納されており、XモータMX2に駆動されて回
転する。フレーム26の両側部のスライダ26aはY軸
フレーム1aに固定されたY方向のガイドレール28に
スライド自在に装着されている。Xネジ27にはナット
29(図5)が螺合しており、ナット29には移送ヘッ
ド31(移送手段)が結合されている。移送ヘッド31
はチップを真空吸着するノズル32を有している。した
がってXモータMX2とYモータMY2が駆動すると、
移送ヘッド31はX方向やY方向に移動する。
【0018】図2および図5において、移送ヘッド31
の移動路の下方には、チップ認識用のカメラ33と、ノ
ズルストッカ34と、フラックス塗布部35が配設され
ている。移送ヘッド31はカメラ33の上方へ移動し、
カメラ33によりノズル32の下端部に真空吸着された
チップを観察してチップの位置認識などを行う。またチ
ップの品種変更のためにノズル交換を行うときは、移送
ヘッド31はノズルストッカ34の上方へ移動し、ノズ
ル交換を行う。ノズル交換の方法としては、例えば特開
平2−36600号公報に記載された方法が適用でき
る。またチップが半田バンプを備えたフリップチップの
場合には、移送ヘッド31はフラックス塗布部35の上
方へ移動し、フリップチップの下面に突出する半田バン
プにフラックスを付着させる。
【0019】また移送ヘッド31の側面には基板認識用
のカメラ36が一体的に設けられている(図3)。この
カメラ36は基板20の上方へ移動して、基板認識マー
クや基板20の特徴部を観察し、基板20の位置を検出
する。図3において、37はガイドレール21に内蔵さ
れた基板搬送コンベアを駆動するためのモータ、38は
ガイドレール21の幅寄せ用モータ、39は幅寄せ用ボ
ールねじであり、基板20の品種変更に応じて、ガイド
レール21間の間隔調整が行われる(図3も参照)。
【0020】図3において、49は、第2フレーム23
の下方に設けられた水平フレームでありその両端部はY
軸フレーム1aに結合されている。水平フレーム49に
は、ヘッド部50が装着されている。次に、図4を参照
してヘッド部50の詳細な構造を説明する。51は上端
部が水平フレーム49に固定されたセンターロッドであ
り、その内部には吸引孔52がヘッド70と同じ数だけ
形成されている(図4では1つの吸引孔52のみ図
示)。センターロッド51の上部には、ベアリング部5
3を介して回転筒54が装着されている。回転筒54に
はプーリ55が装着されており、プーリ55にはタイミ
ングベルト56が調帯されている。図3に示すように、
タイミングベルト56はモータ57の回転軸に調帯され
ている(図7も参照)。したがってモータ57が駆動す
ると、回転筒54はその軸心を中心に水平回転する。
【0021】図4において、センターロッド51の下部
には第1のかさ歯車61が装着されている。第1のかさ
歯車61には第2のかさ歯車62が1:1のギヤ比で係
合している。第2のかさ歯車62の外側には、回転ブロ
ック63が連結されている。上述した回転筒54と回転
ブロック63は、ベアリング部64を介して水平軸NA
を中心に上下方向に回転自在に結合されている。モータ
57が駆動して回転筒54が水平回転すると、ベアリン
グ部64を介して回転筒54に結合された回転ブロック
63もセンターロッド51の軸心線を中心に水平回転す
る。このとき、第2のかさ歯車62は第1のかさ歯車6
1(第1のかさ歯車61はセンターロッド51に固着さ
れているので回転しない)の周囲を水平回転し、これに
より第2のかさ歯車62は水平軸NAを中心に上下方向
に180°回転する。すなわち回転ブロック63は、モ
ータ57が駆動すると、水平回転と上下回転を並行して
行う。
【0022】図4において、回転ブロック63の外側に
はコの字形のブラケット69が装着されている。ブラケ
ット69にはヘッド70が装着されている。ヘッド70
は垂直なノズルシャフト71を有している。ウェハシー
ト2b上にはフリップチップPがバンプBを上面側にし
て貼着されている。ノズルシャフト71はコイルばね7
2により上方へ弾発されている。ブラケット69にはL
字形のレバー75がピン76により上下方向へ回転自在
に軸着されている。レバー75の両端部にはローラ7
7、78が装着されている。下方のローラ78はノズル
シャフト71に結合された座板79に当接している。ま
た上方のローラ77の側部には、押圧子65(図1も参
照)が設けられている。この押圧子65は、水平フレー
ム49に固定された図示しないモータやカムなどの駆動
部に駆動されて、横方向Nへ移動する。
【0023】図4において、押圧子65が右方へ移動す
ると、ローラ77は押圧子65に押され、レバー75は
時計方向に回転する。するとローラ78はコイルばね7
2を圧縮しながら座板79を押し下げ、ノズルシャフト
71は下降する。また押圧子65が左方へ移動してロー
ラ77の押圧状態を解除すると、レバー75は反時計方
向へ回転し、ノズルシャフト71はコイルばね72のバ
ネ力により上昇する。このようにしてノズルシャフト7
1およびノズル73が上下動作を行うことにより、ノズ
ル73はウェハ2のフリップチップPを真空吸着してピ
ックアップする。
【0024】図4において、52はセンターロッド51
に穿孔された吸引孔である。図4では1個の吸引孔52
しか図示していないが実際にはヘッド70と同じ数だけ
形成されている。51aは、センターロッド51の下部
に回転自在に装着された外筒であり、その内周面には複
数の円筒溝51bが形成されている。複数の円筒溝51
bは、それぞれに対応する吸引孔52に連通しておりさ
らにこの円筒溝51bは、外筒51aの外周面に取り付
けられたチューブ86に連通している。チューブ86は
回転筒54の下部に接続している。
【0025】回転筒54のベアリング部64の間には、
リング状のリング部材54aが装着されており、このリ
ング部材54aの外周面と内周面には、円筒溝54b,
54cが形成されている。この円筒溝54bと54cは
リング部材54aに穿孔された穴によって連通してい
る。また円筒溝54bはチューブ86に連通し円筒溝5
4cは回転ブロック63内に形成された吸引孔67に連
通している。また吸引孔67にはノズル73に連通する
チューブ66が接続されている。従ってノズル73はチ
ューブ66、吸引孔67、リング部材54a、チューブ
86、外筒51a、吸引孔52を介して吸引装置(図
外)に接続されている。
【0026】図5に示すように、ヘッド部50は、3個
のヘッド70を有している。3個のヘッド70は平面視
して120°の等間隔で設けられている。またピックア
ップステーションAの上方には、チップ認識用のカメラ
68が設けられている(図3参照)。このカメラ68
は、ノズル73がウェハ2のフリップチップPをピック
アップするのに先立って、このフリップチップPを観察
し、欠けなどのない良品のフリップチップPであるか否
かあるいはバッドマークがないかを検査したりフリップ
チップPの位置を検出するために使用される。
【0027】図3において、ピックアップステーション
Aの下方にはダイジェクタ80が設置されている。ダイ
エジェクタ80のペパーポット81はウェハ2の直下に
あり、ノズル73がフリップチップPをピックアップす
るときには、ペパーポット81の上面からピン82が突
出し、ウェハシート2bを突き破ってフリップチップP
を下方から突き上げる(図4も参照)。また図4におい
て、85はセンターロッド51の下端部に装着されたカ
バー板であり、ごみがウェハ2やトレイ8に落下してフ
リップチップPを汚すのを防止する。
【0028】このチップの搭載装置は上記のような構成
より成り、次に全体の動作を説明する。まずピックアッ
プしようとするフリップチップPをピックアップステー
ションAへ移動させる(動作1)。次にペパーポット8
1を上昇させてウエハシート2bの下面に当接させる
(動作2)。なおトレイからフリップチップをピックア
ップする場合はこの動作は行わない。次にカメラ68で
ピックアップステーションAのフリップチップPを撮像
してこのフリップチップPの位置を認識する。またフリ
ップチップPに欠けやバットマークが付与されていない
かを検査する(以上、動作3)。検査の結果NGの場合
は他のフリップチップPをピックアップステーションA
へ移動させ動作3を再び行なう。上記認識で求めたフリ
ップチップPの位置に基づいてチップ供給テーブル3の
位置を補正し、フリップチップPをピックアップステー
ションAに正確に位置決めする(動作4)。
【0029】次にモータ57を駆動してこのフリップチ
ップPをピックアップするヘッド70をピックアップス
テーションAへ移動させる(動作5)。次に押圧子65
を矢印N方向(図4)へ移動させてノズル73を下降上
昇させてフリップチップPをノズル73で吸着してピッ
クアップする。このときウェハシート2bからフリップ
チップPをピックアップする場合はペパーポット81か
らピン82を突き出す(動作6)。次にモータ57を駆
動してヘッド70を180°水平回転させてピックアッ
プステーションAから受け渡しステーションBへ移動さ
せる。このとき上下反転も行われる(動作7)。またこ
のとき次にピックアップされるフリップチップPがピッ
クアップステーションAへ移動される(動作8)。
【0030】次に受け渡しステーションBにおいて、移
送ヘッド31のノズル32でノズル73の上端部に吸着
されたフリップチップPをピックアップする(動作
9)。このときピックアップステーションAのフリップ
チップPに対して上述した動作3が行われる。次に移送
ヘッド31はカメラ33の上方へ移動するそしてカメラ
33によってフリップチップPの位置認識がおこなわれ
る(動作10)。このとき上述した動作4、5が行われ
る。移載ヘッド31はフラックス塗布部35へ移動して
バンプにフラックスを付着させる。次に移送ヘッド31
は搭載ステーションCへ移動し、予め行われた基板認識
によってその位置が求められた基板の電極にフリップチ
ップPのバンプを搭載する(動作11)。なお基板認識
は動作1〜7の工程を行なう間にカメラ36によって予
め行われる。また動作10の工程中に次のフリップチッ
プPに対して動作6〜7の動作が行われる。移送ヘッド
31は動作9〜11の動作をくり返すことにより次々と
フリップチップPを基板20に搭載していく。
【0031】図5は、フリップチップPをピックアップ
したヘッド70が、基板20側の受け渡しステーション
Bへ移動して移載ヘッド31にフリップチップPを受け
渡す状態を示している。この状態で、3つのヘッド70
はいずれもカメラ68の直下から退避している。そこで
このときXテーブル4とYテーブル5を駆動して、次に
ピックアップされるウェハ2のフリップチップPをカメ
ラ68の直下に移動させ、カメラ68で観察して不良品
でないかどうかを検定する。もし不良品であれば、ウェ
ハ2の他のフリップチップPをカメラ68の直下に移動
させて同様の検査を行う。
【0032】ところで搭載されるフリップチップPの品
種又はサイズが変更される場合には、ピックアップステ
ーションAにこのフリップチップPに適したノズル73
を備えたヘッド70を停止させる。このヘッド70の選
択はモータ57の駆動を制御することで行われる。また
移載ヘッド31のノズル32は交換される。
【0033】図8および図9,図10,図11は、上述
したウェハ2のフリップチップPを基板20に搭載する
動作をわかり易く示している。図9,図10,図11は
ノズル73の回転動作を順に示している。ヘッド部50
には3本のノズル73が平面視して120°の間隔で備
えられており、3本のノズル73はフリップチップPの
品種(殊にチップサイズ)に応じて選択的に使い分けら
れるが、図8では現在使用中のノズル73のみを示して
おり、また図9,図10,図11では現在使用中のノズ
ル73は黒マルで示し、使用していない他の2本のノズ
ルは白マルで示している。また図8は、図10の状態を
示している。
【0034】さて、図9に示すように、受け渡しステー
ジBにおいてノズル(黒マル)73の上端部に吸着され
たフリップチップPを移送ヘッド31のノズル32がピ
ックアップしている状態で、他の2つのノズル(白マ
ル)73はカメラ68の視野Qの外に位置しており、こ
の状態でカメラ68は次にピックアップされる予定のフ
リップチップPを視野Qに入れて観察する。
【0035】受け渡しステーションBにおいて、移送ヘ
ッド31のノズル32がノズル73の上端部に吸着され
たフリップチップPをピックアップすると、図10に示
すようにノズル73は受け渡しステージBからピックア
ップステージAへ180°水平回転して移動する(矢印
b)。この水平回転の動作中に、ノズル73は上下方向
へ180゜回転し(矢印b’)、ノズル73は先程カメ
ラ68で観察したウェハ2のフリップチップPの上方へ
移動し、このフリップチップPをピックアップする(図
8も参照)。この間、フリップチップPをピックアップ
したノズル32は、カメラ33の上方へ移動し、カメラ
33でフリップチップPの位置を認識した後、フラック
ス塗布部35を経由してフリップチップPを搭載ステー
ジCの基板20の上方へ移送し、このフリップチップP
を基板20の所定の座標位置に搭載する(矢印c)。
【0036】次に図11に示すようにノズル73はピッ
クアップステージAから受け渡しステージBへ180°
水平回転して移動する(矢印a)。この水平回転動作中
に、ノズル73は上下方向へ180°回転し(矢印
a’)、フリップチップPを上向きにする。またこの動
作中に、フリップチップPを基板20に搭載した移送ヘ
ッド31のノズル32は受け渡しステージBへ復帰し
(矢印d)、当初の図9の状態に戻る。次にピックアッ
プされる予定のウェハ2のフリップチップPをカメラ6
8の視野Qに入れてこのフリップチップPを観察し、以
下、上述した動作が繰り返される。
【0037】以上のように本装置は、図9および図11
に示す状態で、カメラ68によるウェハ2のフリップチ
ップPの観察と受け渡しステージBにおける一方のノズ
ル73から他方のノズル32へのフリップチップPの受
け渡しを同時に並行して行うことができる。また図10
に示すようにピックアップステージAにおけるノズル7
3によるウェハ2のフリップチップPのピックアップ
と、移送ヘッド31のノズル32によるフリップチップ
Pの基板20への移送搭載を同時に並行して行うことが
できる。このように複数の作業を同時並行的に行うこと
により、ウェハ2やトレイ8のフリップチップPを基板
20に移送搭載する作業を高速度で作業性よく行うこと
ができる。
【0038】なお本実施の形態では、図9に示すように
ヘッド50は3個のノズル73を120°の間隔で備え
ているが、要は図9および図11に示すように使用中の
ノズル(黒マル)73が受け渡しステージBにおいて移
送ヘッド31のノズル32にフリップチップPを受け渡
しているときに、不使用中の他のノズル(白マル)がカ
メラ68の視野Qの外にあってカメラ68によるフリッ
プチップPの観察の邪魔にならない位置にあればよいも
のである。したがって上記実施の形態のように、ノズル
73は3個もしくは5個などの3個以上の奇数個を平面
視して120°,72°などの等間隔で設けることがノ
ズル73の水平回転や上下回転の動作機構上有利であ
り、ヘッド部50のノズルは3個以上の奇数個設けるこ
とが望ましい。
【0039】更には、このチップの搭載装置は様々な運
転方法が可能である。すなわち例えば図1において、ピ
ックアップステーションAにはウェハ2またはトレイ8
のみを配設し、このウェハ2またはトレイ8に備えられ
た単一品種のチップのみを基板20に搭載してもよい。
またピックアップステーションAに、それぞれ異品種の
チップを備えたウェハ2と2個のトレイ8を配置しても
よい。あるいは移送手段を、移送ヘッド31から他の移
送ヘッドもしくは圧着ヘッドにフリップチップPを受け
渡し、この移送ヘッドもしくは圧着ヘッドでフリップチ
ップPを基板20に搭載する構成としてもよい。このよ
うにヘッド部50に複数個のヘッド70を設け、またチ
ップ供給部に複数種のチップを備えることにより、多品
種の基板20に所望のチップ搭載を作業性よく搭載する
ことができる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、チップ供給部のチップ
を上下反転させて高速度で作業性よく基板に搭載するこ
とができ、また多品種のチップを同時に基板に搭載する
こともでき、殊にフリップチップを基板に搭載する手段
としてその長所を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のチップの搭載装置の前
面側斜視図
【図2】本発明の一実施の形態のチップの搭載装置の背
面側斜視図
【図3】本発明の一実施の形態のチップの搭載装置の側
面図
【図4】本発明の一実施の形態のチップの搭載装置のヘ
ッド部分の断面図
【図5】本発明の一実施の形態のチップの搭載装置の平
面図
【図6】本発明の一実施の形態のチップの搭載装置の平
面図
【図7】本発明の一実施の形態のチップの搭載装置の平
面図
【図8】本発明の一実施の形態のチップの搭載装置の要
部斜視図
【図9】本発明の一実施の形態のチップの搭載装置のノ
ズルの動作の説明図
【図10】本発明の一実施の形態のチップの搭載装置の
ノズルの動作の説明図
【図11】本発明の一実施の形態のチップの搭載装置の
ノズルの動作の説明図
【符号の説明】
2 ウェハ 2a ウェハホルダ 4 Xテーブル 5 Yテーブル 8 トレイ 20 基板 21 ガイドレール 31 移送ヘッド 32 ノズル 34 ノズルストッカ 50 ヘッド部 51 センターロッド 57 モータ 61 第1のかさ歯車 62 第2のかさ歯車 68 カメラ 70 ヘッド 73 ノズル P フリップチップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チップ供給部と、基板の位置決め部と、こ
    のチップ供給部のチップをピックアップして水平回転と
    上下回転を行うノズルを3個以上の奇数個備えたヘッド
    部と、前記上下回転によって上下反転された前記ノズル
    の上端部のチップをピックアップし前記位置決め部に位
    置決めされた基板へ移送する移送手段とを備え、前記奇
    数個のノズルのうちの1つのノズルが前記移送手段にチ
    ップを受け渡す位置まで水平回転した状態で、他のノズ
    ルが前記チップ供給部におけるチップのピックアップ位
    置から退避した位置にあり、その状態で次にピックアッ
    プされるチップを上方から観察してチップの画像を取り
    込んでその位置の認識を行うカメラを備えたことを特徴
    とするチップの搭載装置。
  2. 【請求項2】前記チップ供給部が寸法の異なる複数品種
    のチップを備え、また前記ヘッド部がチップサイズに応
    じて使い分けられる複数種の前記ノズルを備え、前記位
    置決め部に位置決めされた基板に多品種のチップを搭載
    できるようにしたことを特徴とする請求項1記載のチッ
    プの搭載装置。
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