JPH10208954A - 負荷時タップ切換器 - Google Patents
負荷時タップ切換器Info
- Publication number
- JPH10208954A JPH10208954A JP2090897A JP2090897A JPH10208954A JP H10208954 A JPH10208954 A JP H10208954A JP 2090897 A JP2090897 A JP 2090897A JP 2090897 A JP2090897 A JP 2090897A JP H10208954 A JPH10208954 A JP H10208954A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tap
- current
- load
- transformer
- switching
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 11
- 239000008186 active pharmaceutical agent Substances 0.000 abstract description 13
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 abstract 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 abstract 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 4
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Protection Of Transformers (AREA)
- Control Of Electrical Variables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 負荷時タップ切換器の限流器の限流抵抗の抵
抗値を変更できるようにすることで切換開閉器の接触子
不均等消耗を抑制する。 【解決手段】 タップ切換時の変圧器負荷電流を検出す
る変流器2を設け、切換開閉器DSのタップ切換過程に
おけるタップ間短絡電流の抑制に用いる限流抵抗Ra,
Rbの抵抗値を、前記変流器2の計測値と判定回路3に
より変更できる構造とすることで、切換開閉器DSの主
接触子Ha,Hb及び抵抗接触子Wa,Wbの消耗量を
均等にする。
抗値を変更できるようにすることで切換開閉器の接触子
不均等消耗を抑制する。 【解決手段】 タップ切換時の変圧器負荷電流を検出す
る変流器2を設け、切換開閉器DSのタップ切換過程に
おけるタップ間短絡電流の抑制に用いる限流抵抗Ra,
Rbの抵抗値を、前記変流器2の計測値と判定回路3に
より変更できる構造とすることで、切換開閉器DSの主
接触子Ha,Hb及び抵抗接触子Wa,Wbの消耗量を
均等にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷時タップ切換
器の切換開閉器接触子の不均等消耗を防止する負荷時タ
ップ切換器の限流抵抗の改良に関する。
器の切換開閉器接触子の不均等消耗を防止する負荷時タ
ップ切換器の限流抵抗の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】負荷時タップ切換器は、変圧器の運転中
にタップを切換えることのできる装置で、タップ切換時
には、現在のタップと隣接するタップ間を限流抵抗を介
して橋絡した後、切換開閉器によりタップを切換えてい
る。このタップ切換過程において、現在のタップと隣接
するタップとが橋絡した状態、すなわちタップ間橋絡状
態で発生する短絡電流を、抑制する為に用いられている
限流抵抗は、一般にその負荷時タップ切換器を取り付け
る変圧器の、同相巻線の隣接するタップ間の電圧値と負
荷時タップ切換器を通過して外部回路へ流れる最大電流
値の仕様において、負荷時タップ切換器に要求される、
電気的耐用切換能力を満足する抵抗値を選択している。
にタップを切換えることのできる装置で、タップ切換時
には、現在のタップと隣接するタップ間を限流抵抗を介
して橋絡した後、切換開閉器によりタップを切換えてい
る。このタップ切換過程において、現在のタップと隣接
するタップとが橋絡した状態、すなわちタップ間橋絡状
態で発生する短絡電流を、抑制する為に用いられている
限流抵抗は、一般にその負荷時タップ切換器を取り付け
る変圧器の、同相巻線の隣接するタップ間の電圧値と負
荷時タップ切換器を通過して外部回路へ流れる最大電流
値の仕様において、負荷時タップ切換器に要求される、
電気的耐用切換能力を満足する抵抗値を選択している。
【0003】この従来装置について、図4により説明す
る。DSは電流切換の為の主接触子Ha,Hb及び抵抗
接触子Wa,Wbを備えた切換開閉器,TSは変圧器の
タップ巻線1より引き出したタップT1〜Tnを選択、
接続するタップ選択器である。前記タップ選択器TSは
タップ巻線1より引き出した複数のタップT1〜Tn
に、その変圧器の負荷状況に応じたタップ位置にタップ
選択器TSの接点TSbが接続され、変圧器の運転中に
タップ切換を行う為に現在接続しているタップに隣接す
る位置のタップにタップ選択器TSのもう一方の接点T
Saが接続されている。これらのタップ選択器TSの接
点TSa,TSbは前記切換開閉器DSの電流切換の為
の主接触子Ha,Hbにそれぞれ接続されている。ま
た、タップ選択器TSの接点TSa,TSbと切換開閉
器DSの主接触子Ha,Hbが接続されている中間位置
から、限流抵抗Ra,Rbを介して切換開閉器DSの抵
抗接触子Wa,Wbに接続する回路を備えている。
る。DSは電流切換の為の主接触子Ha,Hb及び抵抗
接触子Wa,Wbを備えた切換開閉器,TSは変圧器の
タップ巻線1より引き出したタップT1〜Tnを選択、
接続するタップ選択器である。前記タップ選択器TSは
タップ巻線1より引き出した複数のタップT1〜Tn
に、その変圧器の負荷状況に応じたタップ位置にタップ
選択器TSの接点TSbが接続され、変圧器の運転中に
タップ切換を行う為に現在接続しているタップに隣接す
る位置のタップにタップ選択器TSのもう一方の接点T
Saが接続されている。これらのタップ選択器TSの接
点TSa,TSbは前記切換開閉器DSの電流切換の為
の主接触子Ha,Hbにそれぞれ接続されている。ま
た、タップ選択器TSの接点TSa,TSbと切換開閉
器DSの主接触子Ha,Hbが接続されている中間位置
から、限流抵抗Ra,Rbを介して切換開閉器DSの抵
抗接触子Wa,Wbに接続する回路を備えている。
【0004】このように構成された回路の動作順序を図
4及び図3のシーケンス図で説明する。主接触子Haが
オンすなわち閉じており、タップT2に接続され変圧器
が運転されている。まず、抵抗接触子Waが閉じ、負荷
電流は、主接触子Haと抵抗接触子Wa,限流抵抗Ra
とを通して流れる。次に主接触子Haがオフすなわち開
き、負荷電流は抵抗接触子Wa,限流抵抗Raを通して
流れる。次に抵抗接触子Wbが閉じ、タップT2とタッ
プT3間で橋絡状態となり、短絡電流が流れる。次に抵
抗接触子Waが開き、次いで主接触子Hbが閉じて、負
荷電流はタップT3に移る。次に抵抗接点Wbが開き、
1タップの切換動作を終わる。以上の説明のように負荷
時タップ切換器は、変圧器が運転された状態でタップ切
換を行う為、その変圧器が開路にならないように、タッ
プ切換過程において主接触子Ha,Hbと抵抗接触子W
a,Wbがそれぞれ重なり合うように開閉して、切換動
作を行っている。
4及び図3のシーケンス図で説明する。主接触子Haが
オンすなわち閉じており、タップT2に接続され変圧器
が運転されている。まず、抵抗接触子Waが閉じ、負荷
電流は、主接触子Haと抵抗接触子Wa,限流抵抗Ra
とを通して流れる。次に主接触子Haがオフすなわち開
き、負荷電流は抵抗接触子Wa,限流抵抗Raを通して
流れる。次に抵抗接触子Wbが閉じ、タップT2とタッ
プT3間で橋絡状態となり、短絡電流が流れる。次に抵
抗接触子Waが開き、次いで主接触子Hbが閉じて、負
荷電流はタップT3に移る。次に抵抗接点Wbが開き、
1タップの切換動作を終わる。以上の説明のように負荷
時タップ切換器は、変圧器が運転された状態でタップ切
換を行う為、その変圧器が開路にならないように、タッ
プ切換過程において主接触子Ha,Hbと抵抗接触子W
a,Wbがそれぞれ重なり合うように開閉して、切換動
作を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術における負荷
時タップ切換器の問題点は、タップ切換過程における、
現在のタップと隣接するタップが橋絡した状態すなわち
タップ間橋絡状態で発生する短絡電流を抑制する為に用
いられている限流抵抗の抵抗値を、その負荷時タップ切
換器を取り付けた変圧器の、同相巻線の隣接するタップ
間の電圧値と、負荷時タップ切換器を通過して外部回路
へ流れる最大電流値の仕様において、負荷時タップ切換
器に要求される電気的耐用切換能力を満足するように任
意の値で選択されているが、その負荷時タップ切換器を
取り付けた変圧器が軽負荷で長期間にわたり運転される
と、タップ切換時に切換開閉器DSの電流切換の為の主
接触子Ha,Hbが遮断する電流値Iは、タップ切換時
の負荷電流値をILとすると、 I=IL となり、負荷電流値ILが低下する程、すなわち変圧器
が軽負荷で運転される程主接触子Ha,Hbが遮断する
電流値Iは低下し、主接触子Ha,Hbの消耗量は減少
するのに対して、切換開閉器DSの抵抗接触子Wa,W
bが遮断する電流値Iは、タップ切換時の負荷電流値を
IL、タップ間橋絡時の短絡電流値をIcとすると、 I=(IL/2)±Ic となり、ここで短絡電流値のIcの正負符号は、短絡電
流値Icと負荷電流ILとが和あるいは差の方向である
ことを意味している。また、短絡電流値Icは、変圧器
の同相巻線の隣接するタップ間の電圧値をVs、限流抵
抗値をRとすると、 Ic=Vs/(2×R) となる。以上の説明より、抵抗接触Wa,Wbは、変圧
器が軽負荷で運転され負荷電流値ILが低下しても、短
絡電流値Icを遮断する為、全体的な遮断電流値Iは、
通称の負荷で運転された状態でのタップ切換時の遮断電
流値と比較して変化が少ない。すなわち、変圧器軽負荷
運転状態でのタップ切換時の主接触子Ha,Hbの遮断
電流値Iの減少値程、抵抗接触子Wa,Wbの遮断電流
値は減少しないので、主接触子HaあるいはHbと抵抗
接触子WaあるいはWbの消耗量が不均等になり、負荷
時タップ切換器の切換開閉器における図3に示すような
所定の切換シーケンスが満足できない状態、すなわちタ
ップ切換過程において主接触子Ha,Hbと抵抗接触子
Wa,Wbの開閉が重なり合わない状態になり、変圧器
が開路となり、電力供給において瞬間的に停電となる状
況が発生する。
時タップ切換器の問題点は、タップ切換過程における、
現在のタップと隣接するタップが橋絡した状態すなわち
タップ間橋絡状態で発生する短絡電流を抑制する為に用
いられている限流抵抗の抵抗値を、その負荷時タップ切
換器を取り付けた変圧器の、同相巻線の隣接するタップ
間の電圧値と、負荷時タップ切換器を通過して外部回路
へ流れる最大電流値の仕様において、負荷時タップ切換
器に要求される電気的耐用切換能力を満足するように任
意の値で選択されているが、その負荷時タップ切換器を
取り付けた変圧器が軽負荷で長期間にわたり運転される
と、タップ切換時に切換開閉器DSの電流切換の為の主
接触子Ha,Hbが遮断する電流値Iは、タップ切換時
の負荷電流値をILとすると、 I=IL となり、負荷電流値ILが低下する程、すなわち変圧器
が軽負荷で運転される程主接触子Ha,Hbが遮断する
電流値Iは低下し、主接触子Ha,Hbの消耗量は減少
するのに対して、切換開閉器DSの抵抗接触子Wa,W
bが遮断する電流値Iは、タップ切換時の負荷電流値を
IL、タップ間橋絡時の短絡電流値をIcとすると、 I=(IL/2)±Ic となり、ここで短絡電流値のIcの正負符号は、短絡電
流値Icと負荷電流ILとが和あるいは差の方向である
ことを意味している。また、短絡電流値Icは、変圧器
の同相巻線の隣接するタップ間の電圧値をVs、限流抵
抗値をRとすると、 Ic=Vs/(2×R) となる。以上の説明より、抵抗接触Wa,Wbは、変圧
器が軽負荷で運転され負荷電流値ILが低下しても、短
絡電流値Icを遮断する為、全体的な遮断電流値Iは、
通称の負荷で運転された状態でのタップ切換時の遮断電
流値と比較して変化が少ない。すなわち、変圧器軽負荷
運転状態でのタップ切換時の主接触子Ha,Hbの遮断
電流値Iの減少値程、抵抗接触子Wa,Wbの遮断電流
値は減少しないので、主接触子HaあるいはHbと抵抗
接触子WaあるいはWbの消耗量が不均等になり、負荷
時タップ切換器の切換開閉器における図3に示すような
所定の切換シーケンスが満足できない状態、すなわちタ
ップ切換過程において主接触子Ha,Hbと抵抗接触子
Wa,Wbの開閉が重なり合わない状態になり、変圧器
が開路となり、電力供給において瞬間的に停電となる状
況が発生する。
【0006】本発明においては、負荷時タップ切換器を
取り付けた変圧器の運転状況を検出し、タップ切換にお
ける切換開閉器の主接触子及び抵抗接触子の不均等消耗
を抑制することにより、効率よく運用できる負荷時タッ
プ切換器を提供することを課題としている。
取り付けた変圧器の運転状況を検出し、タップ切換にお
ける切換開閉器の主接触子及び抵抗接触子の不均等消耗
を抑制することにより、効率よく運用できる負荷時タッ
プ切換器を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の負荷時タップ切
換器では、タップ切換時の変圧器負荷電流を検出する変
流器を設け、切換開閉器のタップ切換過程におけるタッ
プ間短絡電流の抑制に用いる限流抵抗の抵抗値を前記変
流器の計測値により変更できる構造とすることで前記切
換開閉器の接触子消耗を均等にすることを特徴とする。
換器では、タップ切換時の変圧器負荷電流を検出する変
流器を設け、切換開閉器のタップ切換過程におけるタッ
プ間短絡電流の抑制に用いる限流抵抗の抵抗値を前記変
流器の計測値により変更できる構造とすることで前記切
換開閉器の接触子消耗を均等にすることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は本発明の回路構成図であっ
て、電流切換の為の主接触子Ha,Hb及び抵抗接触子
Wa,Wbを備えた切換開閉器DSと変圧器のタップ巻
線1より引き出したタップT1〜Tnを選択、接続する
タップ選択器TSより構成される負荷時タップ切換器に
おいて、前記タップ切換器TSはタップ巻線1より引き
出した複数のタップT1〜Tnにその変圧器の負荷状況
に応じたタップ位置にタップ選択器TSの接点TSbが
接続され、変圧器の運転中にタップ切換を行う為に現在
接続されているタップに隣接する位置のタップにタップ
選択器TSのもう一方の接点TSaが接続されている。
これらのタップ選択器TSの接点TSa,TSbは、前
記切換開閉器DSの電流切換の為の主接触子Ha,Hb
にそれぞれ接続されている。また、タップ選択器TSの
接点TSa,TSbと切換開閉器DSの主接触子Ha,
Hbが接続されている中間位置から、限源流抵抗Ra,
Rbを介して切換開閉器DSの抵抗接触子Wa,Wbに
接続する回路を備え、前記限流抵抗Ra,Rbの抵抗値
を変更できるようにスイッチ4を設け限流抵抗Ra,R
bをそれぞれRa1,Ra2とRb1,Rb2の2段階
構造とする。そして変圧器負荷電流を計測する変流器2
を任意線路端位置に設け、この変流器2で計測した電流
値により前記スイッチ4を動作させる為の判定回路3を
変流器2とスイッチ4の間に設ける。また、負荷時タッ
プ切換器の動作有無を検出する為、負荷時タップ切換器
の動力伝達部の任意位置に、伝達部に生じる歪を検出す
る歪センサ5を設ける。
参照して説明する。図1は本発明の回路構成図であっ
て、電流切換の為の主接触子Ha,Hb及び抵抗接触子
Wa,Wbを備えた切換開閉器DSと変圧器のタップ巻
線1より引き出したタップT1〜Tnを選択、接続する
タップ選択器TSより構成される負荷時タップ切換器に
おいて、前記タップ切換器TSはタップ巻線1より引き
出した複数のタップT1〜Tnにその変圧器の負荷状況
に応じたタップ位置にタップ選択器TSの接点TSbが
接続され、変圧器の運転中にタップ切換を行う為に現在
接続されているタップに隣接する位置のタップにタップ
選択器TSのもう一方の接点TSaが接続されている。
これらのタップ選択器TSの接点TSa,TSbは、前
記切換開閉器DSの電流切換の為の主接触子Ha,Hb
にそれぞれ接続されている。また、タップ選択器TSの
接点TSa,TSbと切換開閉器DSの主接触子Ha,
Hbが接続されている中間位置から、限源流抵抗Ra,
Rbを介して切換開閉器DSの抵抗接触子Wa,Wbに
接続する回路を備え、前記限流抵抗Ra,Rbの抵抗値
を変更できるようにスイッチ4を設け限流抵抗Ra,R
bをそれぞれRa1,Ra2とRb1,Rb2の2段階
構造とする。そして変圧器負荷電流を計測する変流器2
を任意線路端位置に設け、この変流器2で計測した電流
値により前記スイッチ4を動作させる為の判定回路3を
変流器2とスイッチ4の間に設ける。また、負荷時タッ
プ切換器の動作有無を検出する為、負荷時タップ切換器
の動力伝達部の任意位置に、伝達部に生じる歪を検出す
る歪センサ5を設ける。
【0009】次に本発明の作用について、図1,図3及
び図2の前記判定回路の一例を示すブロック図で説明す
る。変流器2で計測した変圧器負荷電流のデータが判定
回路3の入力部11に入力され、このデータより判定回
路3の演算部12で変圧器負荷率を算出し、この変圧器
負荷率の状態でタップ切換を行う場合に最適の限流抵抗
値と現状の限流抵抗値との比較を判定回路3の判定部1
3で行い、限流抵抗値を変更する必要が無い場合は入力
部11に戻り、新たな変圧器負荷電流のデータの入力待
機状態になる。また、限流抵抗値を変更する必要が有る
場合は、さらに負荷時タップ切換器の動力伝達部に設け
た歪センサ5により歪を検出し、負荷時タップ切換器の
動作有無を判定回路3の判定部14で行い、負荷時タッ
プ切換器の動作有りの場合、すなわち負荷時タップ切換
器動作中の時は、限流抵抗値を変更する為のスイッチ4
の動作と切換開閉器DSのタップ切換が同時になると、
スイッチ4の動作中に変圧器が開路になる可能性がある
為、スイッチ4の動作は行わずに入力部11に戻り新た
な変圧器負荷電流のデータ入力待機状態になる。また、
負荷時タップ切換器の動作無しの場合、すなわち負荷時
タップ切換器停止中の時は、判定回路3の指示によりス
イッチ4が動作し、限流抵抗Ra,Rbの抵抗値が、そ
れぞれRa1,Rb1からRa1+Ra2,Rb1+R
b2へと変更される。以上の動作を実施した後に、図3
のシーケンスに示すタップ切換を行い、1タップ切換動
作を完了する。
び図2の前記判定回路の一例を示すブロック図で説明す
る。変流器2で計測した変圧器負荷電流のデータが判定
回路3の入力部11に入力され、このデータより判定回
路3の演算部12で変圧器負荷率を算出し、この変圧器
負荷率の状態でタップ切換を行う場合に最適の限流抵抗
値と現状の限流抵抗値との比較を判定回路3の判定部1
3で行い、限流抵抗値を変更する必要が無い場合は入力
部11に戻り、新たな変圧器負荷電流のデータの入力待
機状態になる。また、限流抵抗値を変更する必要が有る
場合は、さらに負荷時タップ切換器の動力伝達部に設け
た歪センサ5により歪を検出し、負荷時タップ切換器の
動作有無を判定回路3の判定部14で行い、負荷時タッ
プ切換器の動作有りの場合、すなわち負荷時タップ切換
器動作中の時は、限流抵抗値を変更する為のスイッチ4
の動作と切換開閉器DSのタップ切換が同時になると、
スイッチ4の動作中に変圧器が開路になる可能性がある
為、スイッチ4の動作は行わずに入力部11に戻り新た
な変圧器負荷電流のデータ入力待機状態になる。また、
負荷時タップ切換器の動作無しの場合、すなわち負荷時
タップ切換器停止中の時は、判定回路3の指示によりス
イッチ4が動作し、限流抵抗Ra,Rbの抵抗値が、そ
れぞれRa1,Rb1からRa1+Ra2,Rb1+R
b2へと変更される。以上の動作を実施した後に、図3
のシーケンスに示すタップ切換を行い、1タップ切換動
作を完了する。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明の負荷時タッ
プ切換器は、タップ切換を行う時の変圧器負荷状況に応
じて、限流抵抗Ra,Rbの抵抗値を変更することがで
きる為、タップ切換過程のタップ間橋絡時に発生する短
絡電流を調整することが可能となって、切換開閉器DS
の主接触子Ha,Hb及び抵抗接触子Wa,Wbの不均
等消耗を抑制することにより、負荷時タップ切換器を効
率よく運用することができる。
プ切換器は、タップ切換を行う時の変圧器負荷状況に応
じて、限流抵抗Ra,Rbの抵抗値を変更することがで
きる為、タップ切換過程のタップ間橋絡時に発生する短
絡電流を調整することが可能となって、切換開閉器DS
の主接触子Ha,Hb及び抵抗接触子Wa,Wbの不均
等消耗を抑制することにより、負荷時タップ切換器を効
率よく運用することができる。
【図1】本発明の負荷時タップ切換器の回路構成図。
【図2】本発明の負荷時タップ切換器の限流抵抗を変更
する為に用いる判定回路の一実施例を示すブロック図。
する為に用いる判定回路の一実施例を示すブロック図。
【図3】負荷時タップ切換器の動作を示すシーケンス
図。
図。
【図4】従来の負荷時タップ切換器の回路構成図。
1 変圧器タップ巻線 2 変流器 3 判定回路 4 抵抗値切換スイッチ 5 動力伝達部歪センサ DS 切換開閉器 TS タップ選択器 Ha,Hb 主接触子 Wa,Wb 抵抗接触子 TS1,TS2 接点 Ra1,Ra2,Rb1,Rb2,Ra,Rb 限流抵
抗器 T1,T2,T3,Tn 変圧器タップ巻線のタップ
抗器 T1,T2,T3,Tn 変圧器タップ巻線のタップ
Claims (1)
- 【請求項1】 変圧器負荷電流を遮断し、タップ切換を
行う切換開閉器を有する負荷時タップ切換器において、
タップ切換時の変圧器負荷電流を検出する変流器を設
け、前記切換開閉器のタップ切換過程におけるタップ間
短絡防止に用いる限流抵抗の抵抗値を、前記変流器の計
測値により可変できる構造とすることで、前記切換開閉
器の接触子消耗が均等になることを特徴とする負荷時タ
ップ切換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2090897A JPH10208954A (ja) | 1997-01-21 | 1997-01-21 | 負荷時タップ切換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2090897A JPH10208954A (ja) | 1997-01-21 | 1997-01-21 | 負荷時タップ切換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10208954A true JPH10208954A (ja) | 1998-08-07 |
Family
ID=12040336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2090897A Pending JPH10208954A (ja) | 1997-01-21 | 1997-01-21 | 負荷時タップ切換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10208954A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102891480A (zh) * | 2011-07-22 | 2013-01-23 | Ls产电株式会社 | 保护协调系统 |
-
1997
- 1997-01-21 JP JP2090897A patent/JPH10208954A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102891480A (zh) * | 2011-07-22 | 2013-01-23 | Ls产电株式会社 | 保护协调系统 |
JP2013027306A (ja) * | 2011-07-22 | 2013-02-04 | Ls Industrial Systems Co Ltd | 保護協調システム |
US8830646B2 (en) | 2011-07-22 | 2014-09-09 | Lsis Co., Ltd. | Protection coordination system |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2662434B2 (ja) | サイリスタ転換スイッチ | |
JPH11191514A (ja) | 負荷時タップ切換器 | |
CA2291832C (en) | Source-transfer switching system and method | |
JPH10208954A (ja) | 負荷時タップ切換器 | |
CN111799076A (zh) | 一种真空有载分接开关单电阻交替型过渡电路及调压方法 | |
JPH10270266A (ja) | 負荷時タップ切換器 | |
CA2545827A1 (en) | Method for monitoring contact consumption in multiple contact switches | |
JP4633951B2 (ja) | 単相3線式電路の電灯負荷制限器 | |
CN110768212B (zh) | 一种变压器内部短路故障保护装置及其控制方法 | |
US3813503A (en) | Transfer switch for tap-changing regulating transformers | |
JPS6245106A (ja) | 中間タツプ付負荷時タツプ切換変圧器 | |
AU2015282647A1 (en) | Method and device for testing a tap changer of a transformer | |
JP2006211759A (ja) | 交流電圧調整装置 | |
JPH0767269A (ja) | 無停電電源システムの負荷給電切換方法 | |
US3805087A (en) | Tap-changing transfer switch having series breaks and means for controlling the recovery voltage between breaks | |
JP2001037228A (ja) | 電圧制御装置 | |
US20240029966A1 (en) | On-load tap changer and method for actuating an on-load tap changer | |
JPS58175813A (ja) | 負荷時タツプ切換器 | |
JPH0463411A (ja) | 多段開閉器のタップ切換器に対して負荷時タップ切換を行う装置と方法 | |
JPH02198366A (ja) | 過電流検出回路 | |
JPH10208953A (ja) | 負荷時タップ切換変圧器のタップ切換制御装置 | |
JPS59207613A (ja) | 負荷時タツプ切換器 | |
JP3655546B2 (ja) | 網終端装置 | |
JPH056651Y2 (ja) | ||
CN111986902A (zh) | 一种带隔离触头的真空有载分接开关过渡电路及调压方法 |