JPH10208802A - 埋込型情報コンセント - Google Patents

埋込型情報コンセント

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Publication number
JPH10208802A
JPH10208802A JP9012867A JP1286797A JPH10208802A JP H10208802 A JPH10208802 A JP H10208802A JP 9012867 A JP9012867 A JP 9012867A JP 1286797 A JP1286797 A JP 1286797A JP H10208802 A JPH10208802 A JP H10208802A
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JP
Japan
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modular jack
adapter
fixing
twisted pair
modular
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9012867A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Masagaki
善弘 正垣
Hiroshi Umeyama
寛 梅山
Kazuo Nakatoi
和男 中樋
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レバー回動型のモジュラージャックを使用で
きる埋込型情報コンセントを得る。 【解決手段】 一端側にプラグ接続部5を形成し、他端
側にレバーの回動によりツイストペアケーブル2を圧接
するケーブル成端部6を形成したモジュラジャック4
と、モジュラジャック4を挿通する開口を有するプレー
ト40と、壁面に対してモジュラプラグ50の挿入角度
θが0°<θ<90°の範囲となるように、モジュラジ
ャック4を固定する固定手段13と取付枠への固定手段
16とを具備するアダプタ11と、前記アダプタ11及
びプレート40を固定する取付枠20と、取付枠20を
固定すると共にツイストペアケーブル2導入用の孔33
を具備するボックスとからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフィスや住宅等
の屋内の情報配線に用いる情報コンセントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オフィス内等において、情報通信
用の端末機器等へ文字、音声、映像等の信号を伝送する
ための情報配線を壁面から引出しするには、情報コンセ
ントが用いられている。この情報コンセントは、図5に
示すような、モジュラジャック1を使用しており、アダ
プタや、取付枠、プレート、埋込ボックスを用いて、壁
に埋め込んで使用することができるものであった。ま
た、モジュラジャック1とツイストペアケーブル2を接
続する工事は、ツイストペアケーブル2の絶縁被覆を剥
ぎながら芯線を挟み込む方法をとっているので、キャッ
プ状の専用の治具と、治具を押し込む汎用工具等を用い
る必要があった。
【0003】そこで、図6に示すような、レバー3、3
を回動することによりツイストペアケーブルの被覆を剥
ぎながら圧接するタイプのモジュラジャック4が考案さ
れ、工具不要でツイストペアケーブルを簡単に接続でき
るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のレバー回動接続
型のモジュラジャックを、壁面内へ埋め込んで取り付け
る場合、汎用の配線器具の取付枠を用いることができれ
ば至便である。しかし、この種のモジュラジャックを前
記取付枠へ取り付けるためのアダプタがないため、この
種のモジュラジャックを埋込型情報コンセントとして汎
用的に使用することができなかった。
【0005】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、レバー回動
接続型のモジュラジャックに対応するアダプタを有する
埋込型情報コンセントを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明では、一端側にプラグ接続部
を形成し、他端側にレバーの回動によりツイストペアケ
ーブルを圧接するケーブル成端部を形成したモジュラジ
ャックと、モジュラジャックを挿通する開口を有するプ
レートと、壁面に対するモジュラプラグの挿入角度θが
0<θ<90°の範囲となるように、モジュラジャック
を固定する固定手段と取付枠への固定手段とを具備する
アダプタと、前記アダプタ及びプレートを固定する取付
枠と、取付枠を固定すると共にツイストペアケーブル導
入用の孔を具備するボックスとを有する。
【0007】請求項2記載の発明では、アダプタは、大
角形連用配線器具の1個モジュールに対応して形成して
いる。
【0008】請求項3記載の発明では、アダプタは、モ
ジュラジャックの係合手段と、取付枠への係合手段を有
する。
【0009】請求項4記載の発明では、一端側にプラグ
接続部を形成し、他端側にレバーの回動によりツイスト
ペアケーブルを圧接するケーブル成端部を形成したモジ
ュラジャックと、モジュラジャックを挿通する開口を有
するプレートと、壁面に対するモジュラプラグの挿入角
度θが90°<θ<180°の範囲となるように、モジ
ュラジャックを固定する固定手段と取付枠への固定手段
とを具備するアダプタと、前記アダプタ及びプレートを
固定する取付枠と、取付枠を固定すると共にツイストペ
アケーブル導入用の孔を具備するボックスとからなる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1乃至
図4に基づいて詳細に説明する。なお、従来例と実質的
に同じ機能を有する部材には同じ符号を付してある。
【0011】モジュラジャック4(図3に示す)は、一
端側にプラグ接続部5を有し、他端側にケーブル成端部
6を有している。ケーブル成端部6は、レバー3,3
と、複数の端子片8,…8(図6参照)と、端子片8,
…8へツイストペアケーブル2を導くケーブル固定具7
とを有している。ケーブル固定具7には、複数の隔壁
9,…9(図6参照)が設けてある。この構造のモジュ
ラジャック4に、ツイストペアケーブル2を接続するに
は、ケーブル固定具7の隔壁9,…9間にツイストペア
ケーブル2を挿入し、レバー3,3を押しさげると、ケ
ーブル固定具7が下降し、ツイストペアケーブル2の被
覆が剥がれながら端子片8,…8に圧接され電気的に接
続されるのである。
【0012】モジュラジャック4は、図1、図2、図4
に示すように、アダプタ11に収納するようになってい
る。アダプタ11は、その内部に立脚片12、12が設
けてあり、更にこの立脚片12、12の中央にそれぞれ
係合孔13、13(図4)が設けてある。そして、モジ
ュラジャック4の係合突起10、10が、この係合孔1
3、13に係合する。
【0013】アダプタ11は、図4に示すように、両外
側壁14、14から立設片15、15を延設しており、
この立設片14、14には、4つの突起16,…16が
設けてある。この突起16,…16は、取付枠20の溝
21、21に係合する。前記各突起16,…16は、ア
ダプタ11の前面17との間に、ある角度λ(図1)を
つけて形成され、90°−λ°が、壁面に対するモジュ
ラプラグの挿入角度θとなる。更にアダプタ11の前面
17には、モジュラプラグ50が、挿通する孔18(図
1)が設けてある。
【0014】次に、ボックス30は、上面、底面、背
面、両側面の5面を囲まれた箱状にしてあり、室内等の
壁に埋め込まれるものである。前記両側面のうち、図1
において左側の側面には、ねじ孔31、31が設けてあ
り、ねじ32、32により、柱等に固定される。またボ
ックス30は、ツイストペアケーブル2を挿通する孔3
3、33、33を上面と共に、底面、側面にそれぞれ設
けており、配線敷設工事の際には、少なくとも3方向か
らツイストペアケーブル2を引き入れることができ、ボ
ックス30に至る壁内の配線敷設工事の自由度を高くし
たものである。またボックス30は、取付枠40をねじ
止めするための雌ねじ34、34を有している。
【0015】取付枠20は、ボックス30の雌ねじ3
4、34へ、ねじ23、23でねじ止めするための楕円
孔22、22を有している。さらに、取付枠20は、上
部と下部にプレート40を固定するための雌ねじ24、
24を有している。
【0016】プレート40には、孔42、42が設けて
あり、ねじ43、43により取付枠20へねじ止めされ
る。更に、プレート40には、モジュラジャック4及び
アダプタ11の先端部を挿通するための開口41を形成
している。このプレート40は、配線器具において一般
的に使用している標準1個用プレートを用いる。このプ
レート40は大角形連用配線器具の1個モジュールに対
応したものとする。
【0017】以上の説明したように、取付枠20や、プ
レート40は、一般市販品を用いることができ、新た
に、アダプタ11を新設するだけで、この種のモジュラ
ジャック4を情報コンセントとして使用することができ
る。
【0018】次に、接続の工事方法の一例について述べ
る。建物の壁内に配線されたツイストペアケーブル2
を、ボックス30の孔33、33、33の中で、上面の
孔33から、ボックス30内へ引き入れておく。
【0019】次に、モジュラジャック4のプラグ接続部
5側をアダプタ11に挿入係合する。
【0020】更に、ツイストペアケーブル2の外側の被
覆を剥がし、モジュラジャック4のレバー3、3を操作
して、ツイストペアケーブル2の複数のより線をモジュ
ラジャック4に接続する。アダプタ11は、モジュラジ
ャック4を係合しかつツイストペアケーブル2を接続し
た状態となる。この状態のアダプタ11を、突起16,
…16で取付枠20の溝21,…21に係合する。
【0021】次に、取付枠20をボックス30にねじ止
めする。そしてプレート40を取付枠20にねじ止めす
る。
【0022】以上の方法により、モジュラジャック4、
アダプタ11、取付枠40、プレート40を用いて、ツ
イストペアケーブル2を、工具を用いず簡単に接続工事
することができる。工事施工後の状態は、壁面に対する
モジュラプラグの挿入角度θが0°<θ<90°の範囲
となるように、モジュラジャック4が、壁埋込で取り付
けられる。
【0023】このように構成された情報コンセントに、
モジュラプラグ50を接続する。モジュラプラグ50
を、プレート40の開口41内へ挿通し、モジュラジャ
ック4のプラグ接続部5へ接続する。モジュラプラグ5
0の接続後の状態は、アダプタ11が僅かに壁面外に出
た状態となっており、モジュラプラグ50は、壁面との
角度θをなしている。壁面より出たプラグケーブル51
は、情報コンセントから床方向になだらかに垂れ下がる
状態になる。よって、モジュラプラグ50が壁面と直角
方向へ突出することがない。このため、モジュラプラグ
50を誤って引っかけて接続を外してしまったり、モジ
ュラジャック4を破損してしまうことが少なくなる。
【0024】また、通常、壁内におけるボックス30ま
での配線は、上方からの場合が多く、本実施形態のボッ
クス30の上面の孔33を利用すれば、ツイストペアケ
ーブル2の接続工事の際に、モジュラジャック4のケー
ブル成端部6やツイストペアケーブル2に、引っ張りあ
るいは曲げなどの外力が加わらない。このことにより、
ボックス30内において、ツイストペアケーブルの断線
などの事故を少なくすることができ、信号伝送の信頼性
を上げることができる。
【0025】また、モジュラプラグの挿入角度θが0°
<θ<90°の範囲となるように、壁面に対してモジュ
ラジャック4を配設したので、モジュラジャック4が壁
内で専有する奥行き方向の寸法を短くすることができ、
ボックス30の奥行きも小さいものを選択でき、壁内へ
のボックス30の収納が容易である。
【0026】尚、モジュラプラグの挿入角度、0°<θ
<90°の範囲の中で、θが0°に近い部分を実現する
には、配線器具の3個用プレートを利用して、アダプタ
11を最下段に取り付けるようにすればよい。その際、
角度λが大きくなるようアダプタ11を形成しておく。
【0027】また、本実施形態では、取付枠20は、プ
ラスチック成形体で形成した所謂、絶縁ワンタッチ取付
枠の例を示したが、金属製の埋込取付枠を用いてもよ
い。
【0028】更に、本実施形態では、モジュラプラグの
挿入角度θが0<θ<90°の範囲となるように、壁面
に対してモジュラジャック4を配設した。しかし、他の
実施形態として、モジュラプラグの挿入角度θが90°
<θ<180°の範囲となるようにモジュラジャック4
を固定してもよい。そのためには、アダプタ11の立設
片15、15及び突起16,…16を、角度λがマイナ
スとなるように形成すればよい。その場合は、モジュラ
プラグ50は、上向き方向でモジュラジャック4に接続
されることになる。この取り付け方法は、壁面の下方に
情報コンセントが設置され、壁面に当接した机の上に、
パソコン等の端末器が設置されるときに、モジュラプラ
グ50を情報コンセントに接続するようなケースに利用
され得る。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、レバー回
動接続型のモジュラジャックに対応し、かつ汎用の配線
器具の取付枠に取り付けることができるアダプタを有す
る壁埋込型情報コンセントが得られ、この種のモジュラ
ジャックを容易に壁埋込状態で取り付けることができる
効果を奏する。更に、モジュラプラグが、壁面の前方直
角方向へ突出することがなく、モジュラケーブルが床面
方向へ下がった状態となるので、モジュラプラグを、誤
って引っかけて、接続を外してしまったり、破損してし
まうことが少なくなる。また、モジュラジャックのケー
ブル成端部やツイストペアケーブルに、引っ張りあるい
は曲げなどの外力が加わらないので、ツイストペアケー
ブルの断線などの事故を少なくし、信号伝送の信頼性を
上げることができる。
【0030】請求項2記載の発明によれば、アダプタ
は、大角形連用配線器具の1個モジュールに対応して形
成したので、汎用の取付枠、プレートを用いることがで
きる。
【0031】請求項3記載の発明によれば、アダプタ
は、モジュラジャックの係合手段と、取付枠への係合手
段を有するので、モジュラジャックの固定、及びアダプ
タの取付枠への固定が容易である。
【0032】請求項4記載の発明によれば、モジュラー
ジャックを壁面に対して上向きに角度をつけることがで
き、特殊な使用形態にも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の情報コンセントの分解斜
視図である。
【図2】同上の情報コンセントを示し、(a)は側面
図、(b)は正面図である。
【図3】同上の情報コンセントに使用するモジュラジャ
ックの側面図である。
【図4】同上の情報コンセントに使用するモジュラジャ
ックとアダプタを示し、(a)は部分断面の上面図、
(b)はアダプタの断面図である。
【図5】従来例のモジュラジャックの斜視図である。
【図6】レバー回動型のモジュラジャックの斜視図
(a)、(b)である。
【符号の説明】
2 ツイストペアケーブル 3 レバー 4 モジュラジャック 5 プラグ接続部 6 ケーブル成端部 10 固定手段 11 アダプタ 13 固定手段、係合手段 16 固定手段、係合手段 30 ボックス 33 孔 40 プレート 50 モジュラプラグ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 埋込型情報コンセント
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフィスや住宅等
の屋内の情報配線に用いる情報コンセントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オフィス内等において、情報通信
用の端末機器等へ文字、音声、映像等の信号を伝送する
ための情報配線を壁面から引出しするには、情報コンセ
ントが用いられている。この情報コンセントは、図5に
示すような、モジュラジャック1を使用しており、アダ
プタや、取付枠、プレート、埋込ボックスを用いて、壁
に埋め込んで使用することができるものであった。ま
た、モジュラジャック1とツイストペアケーブル2を接
続する工事は、ツイストペアケーブル2の絶縁被覆を剥
ぎながら芯線を挟み込む方法をとっているので、キャッ
プ状の専用の治具と、治具を押し込む汎用工具等を用い
る必要があった。
【0003】そこで、図6に示すような、レバー3、3
を回動することによりツイストペアケーブルの被覆を剥
ぎながら圧接するタイプのモジュラジャック4が考案さ
れ、工具不要でツイストペアケーブルを簡単に接続でき
るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のレバー回動接続
型のモジュラジャックを、壁面内へ埋め込んで取り付け
る場合、汎用の配線器具の取付枠を用いることができれ
ば至便である。しかし、この種のモジュラジャックを前
記取付枠へ取り付けるためのアダプタがないため、この
種のモジュラジャックを埋込型情報コンセントとして汎
用的に使用することができなかった。
【0005】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、レバー回動
接続型のモジュラジャックに対応するアダプタを有する
埋込型情報コンセントを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明では、一端側にプラグ接続部
を形成し、他端側にレバーの回動によりツイストペアケ
ーブルを圧接するケーブル成端部を形成したモジュラジ
ャックと、モジュラジャックを挿通する開口を有するプ
レートと、壁面に対するモジュラプラグの挿入角度θが
0<θ<90°の範囲となるように、モジュラジャック
を固定する固定手段と取付枠への固定手段とを具備する
アダプタと、前記アダプタ及びプレートを固定する取付
枠と、取付枠を固定すると共にツイストペアケーブル導
入用の孔を具備するボックスとを有する。
【0007】請求項2記載の発明では、アダプタは、大
角形連用配線器具の1個モジュールに対応して形成して
いる。
【0008】請求項3記載の発明では、アダプタは、モ
ジュラジャックの係合手段と、取付枠への係合手段を有
する。
【0009】請求項4記載の発明では、一端側にプラグ
接続部を形成し、他端側にレバーの回動によりツイスト
ペアケーブルを圧接するケーブル成端部を形成したモジ
ュラジャックと、モジュラジャックを挿通する開口を有
するプレートと、壁面に対するモジュラプラグの挿入角
度θが90°<θ<180°の範囲となるように、モジ
ュラジャックを固定する固定手段と取付枠への固定手段
とを具備するアダプタと、前記アダプタ及びプレートを
固定する取付枠と、取付枠を固定すると共にツイストペ
アケーブル導入用の孔を具備するボックスとからなる埋
込型情報コンセントとする。
【0010】請求項5記載の発明では、一端側にプラグ
接続部を形成し、他端側にレバーの回動によりツイスト
ペアケーブルを圧接するケーブル成端部を形成したモジ
ュラジャックと、壁面に対してモジュラプラグを斜めに
挿入できるように、モジュラジャックを固定する固定手
段、及び取付枠への固定手段とを形成したアダプタと、
前記アダプタを固定する取付枠とからなる埋込型情報コ
ンセントとする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1乃至
図4に基づいて詳細に説明する。なお、従来例と実質的
に同じ機能を有する部材には同じ符号を付してある。
【0012】モジュラジャック4(図3に示す)は、一
端側にプラグ接続部5を有し、他端側にケーブル成端部
6を有している。ケーブル成端部6は、レバー3,3
と、複数の端子片8,…8(図6参照)と、端子片8,
…8へツイストペアケーブル2を導くケーブル固定具7
とを有している。ケーブル固定具7には、複数の隔壁
9,…9(図6参照)が設けてある。この構造のモジュ
ラジャック4に、ツイストペアケーブル2を接続するに
は、ケーブル固定具7の隔壁9,…9間にツイストペア
ケーブル2を挿入し、レバー3,3を押しさげると、ケ
ーブル固定具7が下降し、ツイストペアケーブル2の被
覆が剥がれながら端子片8,…8に圧接され電気的に接
続されるのである。
【0013】モジュラジャック4は、図1、図2、図4
に示すように、アダプタ11に収納するようになってい
る。アダプタ11は、その内部に立脚片12、12が設
けてあり、更にこの立脚片12、12の中央にそれぞれ
係合孔13、13(図4)が設けてある。そして、モジ
ュラジャック4の係合突起10、10が、この係合孔1
3、13に係合する。
【0014】アダプタ11は、図4に示すように、両外
側壁14、14から立設片15、15を延設しており、
この立設片14、14には、4つの突起16,…16が
設けてある。この突起16,…16は、取付枠20の溝
21、21に係合する。前記各突起16,…16は、ア
ダプタ11の前面17との間に、ある角度λ(図1)を
つけて形成され、90°−λ°が、壁面に対するモジュ
ラプラグの挿入角度θとなる。更にアダプタ11の前面
17には、モジュラプラグ50が、挿通する孔18(図
1)が設けてある。
【0015】次に、ボックス30は、上面、底面、背
面、両側面の5面を囲まれた箱状にしてあり、室内等の
壁に埋め込まれるものである。前記両側面のうち、図1
において左側の側面には、ねじ孔31、31が設けてあ
り、ねじ32、32により、柱等に固定される。またボ
ックス30は、ツイストペアケーブル2を挿通する孔3
3、33、33を上面と共に、底面、側面にそれぞれ設
けており、配線敷設工事の際には、少なくとも3方向か
らツイストペアケーブル2を引き入れることができ、ボ
ックス30に至る壁内の配線敷設工事の自由度を高くし
たものである。またボックス30は、取付枠40をねじ
止めするための雌ねじ34、34を有している。
【0016】取付枠20は、ボックス30の雌ねじ3
4、34へ、ねじ23、23でねじ止めするための楕円
孔22、22を有している。さらに、取付枠20は、上
部と下部にプレート40を固定するための雌ねじ24、
24を有している。
【0017】プレート40には、孔42、42が設けて
あり、ねじ43、43により取付枠20へねじ止めされ
る。更に、プレート40には、モジュラジャック4及び
アダプタ11の先端部を挿通するための開口41を形成
している。このプレート40は、配線器具において一般
的に使用している標準1個用プレートを用いる。このプ
レート40は大角形連用配線器具の1個モジュールに対
応したものとする。
【0018】以上の説明したように、取付枠20や、プ
レート40は、一般市販品を用いることができ、新た
に、アダプタ11を新設するだけで、この種のモジュラ
ジャック4を情報コンセントとして使用することができ
る。
【0019】次に、接続の工事方法の一例について述べ
る。建物の壁内に配線されたツイストペアケーブル2
を、ボックス30の孔33、33、33の中で、上面の
孔33から、ボックス30内へ引き入れておく。
【0020】次に、モジュラジャック4のプラグ接続部
5側をアダプタ11に挿入係合する。
【0021】更に、ツイストペアケーブル2の外側の被
覆を剥がし、モジュラジャック4のレバー3、3を操作
して、ツイストペアケーブル2の複数のより線をモジュ
ラジャック4に接続する。アダプタ11は、モジュラジ
ャック4を係合しかつツイストペアケーブル2を接続し
た状態となる。この状態のアダプタ11を、突起16,
…16で取付枠20の溝21,…21に係合する。
【0022】次に、取付枠20をボックス30にねじ止
めする。そしてプレート40を取付枠20にねじ止めす
る。
【0023】以上の方法により、モジュラジャック4、
アダプタ11、取付枠40、プレート40を用いて、ツ
イストペアケーブル2を、工具を用いず簡単に接続工事
することができる。工事施工後の状態は、壁面に対する
モジュラプラグの挿入角度θが0°<θ<90°の範囲
となるように、モジュラジャック4が、壁埋込で取り付
けられる。
【0024】このように構成された情報コンセントに、
モジュラプラグ50を接続する。モジュラプラグ50
を、プレート40の開口41内へ挿通し、モジュラジャ
ック4のプラグ接続部5へ接続する。モジュラプラグ5
0の接続後の状態は、アダプタ11が僅かに壁面外に出
た状態となっており、モジュラプラグ50は、壁面との
角度θをなしている。壁面より出たプラグケーブル51
は、情報コンセントから床方向になだらかに垂れ下がる
状態になる。よって、モジュラプラグ50が壁面と直角
方向へ突出することがない。このため、モジュラプラグ
50を誤って引っかけて接続を外してしまったり、モジ
ュラジャック4を破損してしまうことが少なくなる。
【0025】また、通常、壁内におけるボックス30ま
での配線は、上方からの場合が多く、本実施形態のボッ
クス30の上面の孔33を利用すれば、ツイストペアケ
ーブル2の接続工事の際に、モジュラジャック4のケー
ブル成端部6やツイストペアケーブル2に、引っ張りあ
るいは曲げなどの外力が加わらない。このことにより、
ボックス30内において、ツイストペアケーブルの断線
などの事故を少なくすることができ、信号伝送の信頼性
を上げることができる。
【0026】また、モジュラプラグの挿入角度θが0°
<θ<90°の範囲となるように、壁面に対してモジュ
ラジャック4を配設したので、モジュラジャック4が壁
内で専有する奥行き方向の寸法を短くすることができ、
ボックス30の奥行きも小さいものを選択でき、壁内へ
のボックス30の収納が容易である。
【0027】尚、モジュラプラグの挿入角度、0°<θ
<90°の範囲の中で、θが0°に近い部分を実現する
には、配線器具の3個用プレートを利用して、アダプタ
11を最下段に取り付けるようにすればよい。その際、
角度λが大きくなるようアダプタ11を形成しておく。
【0028】また、本実施形態では、取付枠20は、プ
ラスチック成形体で形成した所謂、絶縁ワンタッチ取付
枠の例を示したが、金属製の埋込取付枠を用いてもよ
い。
【0029】更に、本実施形態では、モジュラプラグの
挿入角度θが0<θ<90°の範囲となるように、壁面
に対してモジュラジャック4を配設した。しかし、他の
実施形態として、モジュラプラグの挿入角度θが90°
<θ<180°の範囲となるようにモジュラジャック4
を固定してもよい。そのためには、アダプタ11の立設
片15、15及び突起16,…16を、角度λがマイナ
スとなるように形成すればよい。その場合は、モジュラ
プラグ50は、上向き方向でモジュラジャック4に接続
されることになる。この取り付け方法は、壁面の下方に
情報コンセントが設置され、壁面に当接した机の上に、
パソコン等の端末器が設置されるときに、モジュラプラ
グ50を情報コンセントに接続するようなケースに利用
され得る。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、レバー回
動接続型のモジュラジャックに対応し、かつ汎用の配線
器具の取付枠に取り付けることができるアダプタを有す
る壁埋込型情報コンセントが得られ、この種のモジュラ
ジャックを容易に壁埋込状態で取り付けることができる
効果を奏する。更に、モジュラプラグが、壁面の前方直
角方向へ突出することがなく、モジュラケーブルが床面
方向へ下がった状態となるので、モジュラプラグを、誤
って引っかけて、接続を外してしまったり、破損してし
まうことが少なくなる。また、モジュラジャックのケー
ブル成端部やツイストペアケーブルに、引っ張りあるい
は曲げなどの外力が加わらないので、ツイストペアケー
ブルの断線などの事故を少なくし、信号伝送の信頼性を
上げることができる。
【0031】請求項2記載の発明によれば、アダプタ
は、大角形連用配線器具の1個モジュールに対応して形
成したので、汎用の取付枠、プレートを用いることがで
きる。
【0032】請求項3記載の発明によれば、アダプタ
は、モジュラジャックの係合手段と、取付枠への係合手
段を有するので、モジュラジャックの固定、及びアダプ
タの取付枠への固定が容易である。
【0033】請求項4記載の発明によれば、モジュラー
ジャックを壁面に対して上向きに角度をつけることがで
き、特殊な使用形態にも対応できる。
【0034】請求項5記載の発明によれば、モジュラー
ジャックを壁面に対して上向き又は下向き等の斜めに取
り付けることができるので、特殊な使用形態に対応でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の情報コンセントの分解斜
視図である。
【図2】同上の情報コンセントを示し、(a)は側面
図、(b)は正面図である。
【図3】同上の情報コンセントに使用するモジュラジャ
ックの側面図である。
【図4】同上の情報コンセントに使用するモジュラジャ
ックとアダプタを示し、(a)は部分断面の上面図、
(b)はアダプタの断面図である。
【図5】従来例のモジュラジャックの斜視図である。
【図6】レバー回動型のモジュラジャックの斜視図
(a)、(b)である。
【符号の説明】 2 ツイストペアケーブル 3 レバー 4 モジュラジャック 5 プラグ接続部 6 ケーブル成端部 10 固定手段 11 アダプタ 13 固定手段、係合手段 16 固定手段、係合手段 30 ボックス 33 孔 40 プレート 50 モジュラプラグ
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側にプラグ接続部を形成し、他端側
    にレバーの回動によりツイストペアケーブルを圧接する
    ケーブル成端部を形成したモジュラジャックと、モジュ
    ラジャックを挿通する開口を有するプレートと、壁面に
    対してモジュラプラグの挿入角度θが0°<θ<90°
    の範囲となるように、モジュラジャックを固定する固定
    手段と取付枠への固定手段とを具備するアダプタと、前
    記アダプタ及びプレートを固定する取付枠と、取付枠を
    固定すると共にツイストペアケーブル導入用の孔を具備
    するボックスとからなる埋込型情報コンセント。
  2. 【請求項2】 前記アダプタは、大角形連用配線器具の
    1個モジュールに対応して形成した請求項1記載の埋込
    型情報コンセント。
  3. 【請求項3】 前記アダプタは、モジュラジャックの係
    合手段と、取付枠への係合手段を有する請求項1記載の
    埋込型情報コンセント。
  4. 【請求項4】 一端側にプラグ接続部を形成し、他端側
    にレバーの回動によりツイストペアケーブルを圧接する
    ケーブル成端部を形成したモジュラジャックと、モジュ
    ラジャックを挿通する開口を有するプレートと、壁面に
    対するモジュラプラグの挿入角度θが90°<θ<18
    0°の範囲となるように、モジュラジャックを固定する
    固定手段と取付枠への固定手段とを具備するアダプタ
    と、前記アダプタ及びプレートを固定する取付枠と、取
    付枠を固定すると共にツイストペアケーブル導入用の孔
    を具備するボックスとからなる埋込型情報コンセント。
JP9012867A 1997-01-27 1997-01-27 埋込型情報コンセント Withdrawn JPH10208802A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112038825A (zh) * 2020-09-27 2020-12-04 吴敬鑫 一种可调节插孔角度的安全插座

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