JPH1020867A - 口対向型消音装置 - Google Patents

口対向型消音装置

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JPH1020867A
JPH1020867A JP8195292A JP19529296A JPH1020867A JP H1020867 A JPH1020867 A JP H1020867A JP 8195292 A JP8195292 A JP 8195292A JP 19529296 A JP19529296 A JP 19529296A JP H1020867 A JPH1020867 A JP H1020867A
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mouth
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microphone
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JP8195292A
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Masanobu Kujirada
雅信 鯨田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 街頭や電車その他の公共施設内において音楽
やゲームなどに反応して声を出しても周囲の人々の迷惑
なることがない口対向型消音装置を提供する。 【解決手段】 人の口に対向して備えられ、人の口から
発せられる音声を、それと逆位相の音を発生させること
により消音又は減音する消音部と、この消音部を人の口
の前方に対向させて支持する支持部とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はユーザーの口の前方
に対向して備えられ、ユーザーの口からの声を消音又は
減音させることができる口対向型消音装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、頭部にヘッドホンを
付けた携帯型テープレコーダや頭部に支持部を有する頭
部搭載型LCD(液晶表示装置)等の頭部搭載型ディス
プレイなどが知られている。これらは特に、若者の間
で、ロックなどの音楽やゲームなどに利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような音楽やゲー
ムを携帯型のテープレコーダや携帯型ディスプレイで利
用する場合、その音楽やゲームに興奮して思わず声を発
してしまいそうになることもあるが、周囲の人々への迷
惑にならないように自制しているのが通常である。しか
し、このような自制をしなくてはならない状況では十分
に音楽やゲームを楽しむことができない。
【0004】本発明はこのような従来技術の問題点に着
目してなされたもので、街頭や電車その他の公共施設内
において音楽やゲームなどに反応して声を出しても周囲
の人々の迷惑となることがない口対向型消音装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するための本発明による消音装置は、次のようなもので
ある。 (1)人の口に対向して備えられ、人の口から発せられる
音声を、それと逆位相の音を発生させることにより消音
又は減音する消音部と、この消音部を人の口の前方に対
向するように支持する支持部と、を含むことを特徴とす
る口対向型消音装置である。 (2)人の眼の前方にこれと対向するように備えられたデ
ィスプレイと、人の口の前方にこれと対向するように備
えられ、人の口から発せられる音声を、それと逆位相の
音を発生させることにより消音又は減音する消音部と、
前記ディスプレイ及び消音部を互いに連結する連結部
と、前記ディスプレイ及び消音部を予め決められた位置
に支持する支持部と、を含むことを特徴とする口対向型
消音装置である。 (3)また、上記(1)又は(2)において、さらに、ユーザー
の声を入力するためのマイクと、このマイクにより入力
された音声を出力するためのイヤホンと、を含むように
してもよい。 (4)また、上記(1)、(2)又は(3)において、さらに、ユー
ザーの音声を入力するためのマイクと、このマイクから
入力された音声を文字データに変換する音声認識部と、
含むようにしてもよい。 (5)また、上記(4)において、さらに、前記音声認識部か
らの文字データに基づいて翻訳を行う翻訳部を含むよう
にしてもよい。 (6)また本発明は、上記(1)〜(5)までのいずれかにおい
て、さらに、外部の景色を撮像するための撮像部を含
み、この撮像部が撮像した映像は、前記ディスプレイに
又はこのディスプレイと近傍の位置に設けられた別のデ
ィスプレイに表示されるようにしてもよい。 (7)また本発明は、上記(1)〜(6)までのいずれかにおい
て、ユーザーからの音声を無線で送信する送信部と、他
人からの音声信号を無線で受信する受信部と、を含むよ
うにしてもよい。 (8)また本発明は、上記(7)において、前記受信部で受信
した他人からの音声を文字データに変換する音声認識部
を含むようにしてもよい。 (9)また本発明では、上記(8)において、さらに、前記音
声認識部からの文字データを他の言語に翻訳する翻訳部
を含むようにしてもよい。 (10)また本発明では、上記(10)において、さらに、ユー
ザーと直接に対話できる場所に位置する他人からの音声
を収集して電気信号に変換する外部マイクと、この外部
マイクからの他人の音声を文字データに変換する音声認
識部と、を含むようにしてもよい。 (11)さらに本発明では、さらに、前記音声認識部からの
文字データを他の言語に翻訳する翻訳部を含むようにし
てもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】
実施形態1.図1は本発明の実施形態1を示す消音装置
である。図1において、21は人の頭部に載置する頭部
載置部、20はこの頭部載置部21の両端に連結されユ
ーザーの両耳にそれぞれ対向させられるイヤホン、22
は前記の頭部載置部21の一端に連結された棒状部、2
3はこの棒状部22の下端部22aに連結された消音部
である。
【0007】図2〜図4は、この図1の消音部23の構
成及び動作を示す図である(なお、図2〜図4は、特開
平6−113002号に開示されている図面を、部分的
に変更を加えた上で、引用したものである)。
【0008】図2は消音部23の概略構成を示す図であ
る。図2において、5はユーザーの口に近い側に備えら
れ、ユーザーの口から発せられた音声2を入力して、そ
の音声2を電気信号に変換するためのマイクロフォンで
ある。また、6はユーザーの口から遠い側に備えられ、
前記のマイクロフォン5からの電気信号(入力音声2を
表す信号)の逆位相信号を音声4に変換して外部に発振
するスピーカである。このスピーカ6から発せられる逆
位相音声4は、ユーザーが発する音声の中の、前記マイ
クロフォン5に入力される入力音声2とマイクロフォン
5に入力されない漏れ音声3とを、共に打ち消して音量
を消す又は減らすように作用する。
【0009】図3は前記消音部23の内部の電気回路を
示す図である。ユーザーからの音声の中の入力音声2
は、マイクロフォン5により電気信号7に変換され、逆
位相変換回路9で逆位相信号に変換されて、スピーカ6
から逆位相音声4(前記入力音声2と逆位相の音声)と
して出力される。この逆位相音声4が出力されることに
より、ユーザーが発した音声の中の前記消音部23に入
力される入力音声2と入力されない漏れ音声3(図4
(a)参照)は、前記スピーカ6より発せられた逆位相
音声4を重ねられる(図4(b)参照)。これにより、
ユーザーが発した音声2及び3と前記逆位相音声4とが
互いに打ち消し合うことになり、前記ユーザーからの音
声は、その周囲の人に対してほとんど聞こえなくなる。
【0010】なお、この実施形態1では、図3に示すよ
うに、前記ユーザーが発した音声は、マイクロフォン5
を介して電気信号7に変換され、ユーザーの両耳に対向
された前記イヤホン20に送信され、ユーザーの両耳に
届けられる。これにより、ユーザー自身は、自分の音声
を有効に聞き取ることが可能になる(このようにイヤホ
ン20を介して自己の音声を聞くようにしないと、ユー
ザー自身も、前記逆位相音声4によって、自己の音声を
聞き取れなくなってしまう)。
【0011】また、図3に示すように、この実施形態1
に無線電話機(携帯電話又はPHS(パーソナル・ハン
ディホン・システム)などの携帯型電話機)を接続させ
て、前記マイクロフォン5からの電気信号を無線で送信
(図3の符号8参照)するようにすれば、無線電話機を
使用しながら、自己の音声を周囲に聞こえないようにす
ることができる。
【0012】実施形態2.次に、本発明の実施形態2を
図5に基づいて説明する。図5において、31はユーザ
ーの口の周囲を覆い、その中央に消音部23を備えた口
カバーである。また、32a及び32bは、前記口カバ
ー31の左右両側部にそれぞれ取り付けられた紐状部
で、マスクと同様のやり方で、ユーザーの両耳にそれぞ
れ掛けられるようになっている。よって、この実施形態
2では、前記口カバー31と紐状部32a、32bとに
よって、消音部23をユーザーの口の前方に対向するよ
うに支持する支持部が構成されている。なお、この口カ
バー31を防音効果のある素材、例えば多数の微小な空
気層を含む素材(例えば、発泡スチロール製のシート、
天然木質繊維であるセルローズ・ファイバー製のシー
ト)で形成するようにすれば、ユーザーの音声をより確
実に消音又は減音できるようになる。
【0013】実施形態3.また、図6も図5とほぼ同様
の構成を有する口対向型消音装置である。この実施形態
3では、図6に示すように、口カバー31aを、口の周
囲をほぼ覆うマスク状に形成している。また、この口カ
バー31aには、多数の小さな穴31bが形成されてお
り、この穴31bを通してユーザーの口と外界との間で
空気が容易に流通できるようにしているので、ユーザー
は発音するときに口カバー31aにより息苦しく感じる
ことがなくなる。
【0014】実施形態4.次に本発明の実施形態4を図
7に基づいて説明する。図7において、41は頭部搭載
型のLCDなどから成るディスプレイ、42はこのディ
スプレイ41をユーザーの眼前に眼と対向するように支
持するために頭部に被せる頭部用ベルト、43は前記頭
部用ベルト42に連結された帯状部である。この帯状部
43にはイヤホン20(図1参照)と消音部23が備え
られている。この帯状部43により、イヤホン20がユ
ーザーの両耳に対向させられている。また、この帯状部
43の下端部には、消音部23を含む口カバー44が備
えられており、この帯状部43により、消音部23がユ
ーザーの口に対向させられている。
【0015】実施形態5.次に本発明の実施形態5を図
8に基づいて説明する。この実施形態5では、ユーザー
が頭部に被るヘルメット型(帽子型)の支持部50によ
り、ユーザーの口に対向する消音部23とユーザーの眼
に対向する頭部搭載型ディスプレイとが、支持されてい
る。図8に示すように、この頭部搭載型ディスプレイ
は、小型CRT(ブラウン管)又はLCDから成る小型
表示装置51と、光路を変える反射板52と、上記表示
装置51の画像を拡大するレンズ53とより構成され
る。また、この実施形態5では、図示は省略している
が、前記支持部50の内側のユーザーの両耳に対向する
位置に、イヤホン(図1の符号20参照)が備えられて
いる。またこの実施形態5では、前記ヘルメット型支持
部50の図示右側外面に、前記支持部50の外部の景色
(ユーザーの前方の景色)を撮像するためのビデオカメ
ラ55と、前記支持部50の外部の音声又は音響を入力
するためのマイクロホン51とが、備えられている。
【0016】以上のような構成により、ユーザーは、外
部の景色を前記ビデオカメラ55で取り込んで、その取
り込んだ映像を前記表示装置51で表示して外部の状況
を把握することができる。また同様に、ユーザーは、外
部の音声又は音響を前記マイクロホン56で取り込ん
で、その取り込んだ音声又は音響を前記イヤホン(図示
せず)から聞いて外部の状況を把握することができる。
【0017】実施形態6.次に、図9のブロック図を参
照して本発明の実施形態6を説明する。この実施形態6
の外観構成は、実施形態8とほぼ同様な形状のヘルメッ
ト型の支持部50を採用している。そして、このヘルメ
ット型の支持部に、消音部、外部の景色を撮像するビデ
オカメラ55、及び、外部の音声・音響を収集する外部
マイク56などを備えている。
【0018】図9は、実施形態6の電気的構成を示すブ
ロック図である。この実施形態6では、前述のようにヘ
ルメット型の支持部の外側に、ビデオカメラ55と外部
マイク56が備えられている。また、この支持部の内側
には、ユーザーの口に対向する位置に消音部が備えられ
ている。この消音部は、ユーザーの口から発する音声を
収集して電気信号に変換するための消音用及び電話用マ
イク59(消音用と後述の電話用とを兼ねる)と、CP
U62と、このマイク59からの音声と逆位相の音声を
生成するための逆位相音声生成部71と、この逆位相音
声生成部71からの逆位相音声を出力するためのスピー
カ67とから、構成されている。
【0019】また、前記支持部のユーザーの眼に対向す
る位置には、頭部搭載型液晶表示装置(LCD)65が
備えられている。また、この支持部の内側には、電話部
が備えられている。この電話部は、ユーザーの声を収集
して電気信号に変換する電話用及び消音用マイク59
と、CPU62と、このユーザーの声を無線で送信する
ための送信部68と、他人からの音声を無線で受信する
受信部60と、この受信した他人からの音声を出力する
ためのイヤホン66とから構成されている。
【0020】このように、この実施形態6では、前記支
持部により消音部、液晶表示装置65、及び電話部が備
えられているので、ユーザーは両手をフリーにしたま
ま、これらを使用することができる。
【0021】また図9において、61は、前記の受信部
60、及び、電話用及び消音用マイク61及び外部マイ
ク56からのアナログ信号をデジタル信号に変換するた
めのA/D変換器である。また、62は、所定のプログ
ラムに従って情報処理を行うために前記のA/D変換器
61又は前記デジタルビデオカメラ55などの機器を制
御するためのCPU(中央処理装置)である。また、6
3はCPU62に接続されたハードディスクなどの外部
記録装置、64はCPU62からのデジタル信号をアナ
ログ信号に変換するD/A変換器、65はCPUにより
制御される頭部搭載型液晶表示装置(LCD)、66は
前記D/A変換器64からの音声信号を出力するイヤホ
ン、67は前記D/A変換器64からの信号に基づいて
ユーザーが発した音声を消音するための逆位相音声を発
生させるための消音用スピーカ(前記消音部の一部を構
成する)、68は前記D/A変換器64からのユーザー
の音声信号を無線で送信するための送信部である。
【0022】また図9において、69は、前記CPU6
2に接続された音声認識装置(音声文字変換装置。専用
回路により実現してもよいが、コンピュータのソフトウ
ェアにより実現してもよい。)である。また70は、C
PU62に接続された翻訳装置(専用回路により実現し
てもよいが、コンピュータのソフトウェアにより実現し
てもよい。)である。
【0023】この図9に示す実施形態6は、電話用に使
用することもできるし、直接の対話用に使用することも
できる。
【0024】(A)実施形態6を電話用として使用する
場合 例えば、実施形態6を電話用として使用する場合は、相
手方からの音声(無線で送信される)は、前記受信部6
0で受信されて、A/D変換器61でデジタル信号に変
換され、前記CPU62により、前記イヤホン66から
発生される。またこの実施形態6では、CPU62は、
前記A/D変換器61からの音声データを前記音声認識
装置64にも送り、ここで音声データが文字データに変
換される。この音声認識装置64で変換された文字デー
タは、CPU62により、前記頭部搭載型LCD65に
表示される。また、電話の相手方が外国人でその相手方
からの音声が外国語の場合に、この音声を翻訳して聞き
たいとユーザーが希望するときは、CPU62は、前記
音声認識装置69からの文字データを翻訳部70に送っ
て翻訳させる。そして、CPU62は、この翻訳された
文字データを前記頭部搭載型LCD65に送ってそこに
表示させる。また、ユーザーが前記の翻訳データ(文字
データ)の内容を音声で聞きたいと希望するときは、前
記CPU62は、前記翻訳部70からの翻訳データ(文
字データ)を前記音声認識部69に送り、ここで文字デ
ータを音声データに変換して(前記音声認識装置69
は、音声データを文字データに変換できると共に、その
逆の処理である文字データを音声データに変換すること
もできる)、前記D/A変換器64を介してイヤホン6
6から音声として出力することもできる。また、この場
合、ユーザーは、前記の音声データから変換された文字
データや翻訳データを外部記録装置63に記録しておく
こともできる。また、この場合、ユーザーが希望すると
きは、前記ビデオカメラ55により対話の相手方の顔や
その周囲の景色などを撮像して、その画像データを前記
頭部搭載型LCD65に表示することもできる。
【0025】また、この実施形態6において、ユーザー
が発する音声は、前記電話用及び消音用マイク59で収
集されて、CPU62により、前記送信部68から相手
方に無線で送信される。なお、この場合、前記マイク5
9及び消音用スピーカ67などから構成される消音部に
より、ユーザーの音声は消音又は減音されるので、電話
の会話を周囲の他人に聞かれることがなく、また電話の
会話の音により周囲の他人に迷惑を掛けることもなくな
る。
【0026】また、実施形態6を電話として使用する場
合、ユーザーが発する音声は、前記マイク59から収集
され、CPU62により、音声認識装置69に送られて
文字データに変換され、この変換された文字データは、
前記翻訳部70により所定の外国語に翻訳される。この
翻訳された文字データは、そのまま前記送信部68から
送信されてもよい。また、この翻訳部70で翻訳された
文字データは、いったん音声認識装置69で音声データ
に変換されて、外国語の音声として前記送信部68から
送信されるようにしてもよい。
【0027】(B)実施形態6を相手方との直接の対話
用に使用する場合 例えば、実施形態6を相手方との直接の対話用に使用す
る場合は、相手方からの音声は、前記外部マイク56で
収集されて、A/D変換器61を介してCPU62に送
られる。この送られた音声は、CPU62により、前記
イヤホン66からユーザーに出力される。またこの実施
形態6では、CPU62は、前記A/D変換器61から
の音声データを前記音声認識装置64に送り、ここで音
声データが文字データに変換される。この音声認識装置
64で変換された文字データは、CPU62により、前
記頭部搭載型LCD65に表示される。また、対話の相
手方が外国人でその相手方からの音声が外国語の場合
に、この音声を翻訳して聞きたいとユーザーが希望する
ときは、CPU62は、前記音声認識装置69からの文
字データを翻訳部70に送って翻訳させる。そして、C
PU62は、この翻訳された文字データを前記頭部搭載
型LCD65に送ってそこに表示させる。
【0028】また、ユーザーが前記の翻訳データ(文字
データ)の内容を音声で聞きたいと希望するときは、前
記CPU62は、前記翻訳部70からの翻訳データ(文
字データ)を前記音声認識部69に送り、ここで文字デ
ータを音声データに変換して(前記音声認識装置69
は、音声データを文字データに変換できると共に、その
逆の処理である文字データを音声データに変換すること
もできる)、前記D/A変換器64を介してイヤホン6
6から音声として出力することもできる。また、この場
合、会話の内容となる前記の音声データから変換された
文字データや翻訳データを、外部記録装置63に記録し
ておくこともできる。また、この場合、ユーザーが希望
するときは、前記ビデオカメラ55により対話の相手方
の顔やその周囲の景色などを撮像して、その画像データ
を前記頭部搭載型LCD65に表示することもできる。
【0029】また、ユーザーは、外国人と直接に会話を
するときは、自己の話す音声を前記マイク59で収集し
て、CPU62により、前記音声認識装置69に送り、
そこで文字データに変換し、この変換した文字データを
翻訳部70に送り、ここで所定の外国語に翻訳し、その
翻訳された文字データをそのまま相手方に送信部68か
ら送信さてもよい。またユーザーは、前記の翻訳された
文字データを前記音声認識装置69で音声データに変換
し、その所定の外国語に翻訳された音声データを前記送
信部68から、会話の相手が保有している実施形態6と
同様の装置に送信するようにしてもよい。
【0030】なお、この実施形態6において、前記頭部
搭載型LCD65に隣接する位置に別個の頭部搭載型L
CDを設けて、このLCDに前記ビデオカメラ55から
の映像や前記翻訳部からの翻訳データ、前記音声認識装
置69からの文字データなどを表示させるようにしても
よい。
【0031】
【発明の効果】
(1)前記の本発明(1)によれば、ユーザーの発する音声を
消音又は減音させられる消音部をユーザーの口に対向す
るように備えたので、アパートやマンションや戸外で
も、周囲の人々に騒音の迷惑を及ぼすことなくカラオケ
の練習をしたり、大きな声を発することができる。ま
た、電車内や公園などの公共の場所などでゲームに興じ
て大声を発しても、周囲に音声がほとんど漏れないの
で、他人に迷惑をかけることがなくなる。また、どこで
も場所を選ばず、大声を発してストレス解消を図ること
もできる。例えば、隣室との間で防音が不十分であるア
パートなどでも、隣室の人に迷惑を掛けることなく、大
きな声を出すことができる。 (2)前記の本発明(2)によれば、消音部とディスプレイを
それぞれユーザーの口と眼に対向するように備えたの
で、ユーザーは、公共の場所や自宅など場所を選らばす
に、ディスプレイのゲームやカラオケの歌詞などを見な
がら、声を自由に張り上げることができる。 (3)また本発明(3)によれば、ユーザー自身の声を入力す
るためのマイクと、このマイクにより入力された音声を
出力するためのイヤホンと、を備えたので、前記消音部
によりユーザーの音声を消した場合でも、ユーザー自身
は自己の音声を前記イヤホンから聞くことができる。例
えば、カラオケを練習する場合でも、ユーザーは、自己
の声をイヤホンから聞きながら、周囲には音声を聞かさ
ないまま、声を張り上げることができる。 (4)また、本発明(4)によれば、マイクから入力されたユ
ーザーの音声を音声認識部で文字データに変換するよう
にしているので、この文字データをデジタルデータとし
て記録したり、ディスプレイに表示したり、翻訳したり
などの、ユーザー自身の音声の多目的な利用が可能にな
る。 (5)また本発明(5)によれば、上記(4)で述べた音声認識
部からの文字データを翻訳部で他の言語に翻訳すること
により、外国人と電話や直接合って会話することが容易
になる。 (6)また本発明(6)によれば、撮像部により外部の景色を
撮像し、この撮像した映像データを前記ディスプレイに
又はこのディスプレイと近傍の位置に設けられた別のデ
ィスプレイに表示するようにしている。これにより、ユ
ーザーは、前記ディスプレイで例えばゲームやカラオケ
に熱中している最中でも、前記撮像部からの映像をディ
スプレイに写して見ることにより、外部の景色や状況を
明確に把握できるようになる。 (7)また本発明(7)によれば、ユーザーからの音声を無線
で送信する送信部と、他人からの音声信号を無線で受信
する受信部とを備えたので、消音部や頭部搭載型ディス
プレイを備えながら同時に電話機としても使用できるよ
うになる。 (8)また本発明(8)によれば、前記受信部で受信した他人
(相手方)からの音声を音声認識部で文字データに変換
するようにしたので、相手方の音声を、文字データとし
てディスプレイに表示したり、記録したり、翻訳するな
どの多目的に利用することが可能になる。 (9)また本発明(9)によれば、音声認識部からの文字デー
タを翻訳部により他の言語に翻訳するようにしたので、
外国人との電話や直接での会話がより容易になる。 (10)また本発明(10)によれば、外部マイクにより、ユー
ザーと直接に対話できる場所に位置する他人からの音声
を収集し、この外部マイクからの他人の音声を前記音声
認識部により文字データに変換するようにしたので、前
記他人の音声を、文字データとして表示したり、記録し
たり、翻訳したりなどの多様な目的に利用できるように
なる。 (11)また本発明(11)によれば、前記音声認識部からの文
字データを他の言語に翻訳する翻訳部を備えたので、外
国人との電話や直接の会話がよりスムーズに進むように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の概略図である。
【図2】 本発明の実施形態1の消音部を説明するため
の図である。
【図3】 本発明の実施形態1の消音部の電気的構成を
示す回路図である。
【図4】 本発明の実施形態1の消音部の動作を説明す
るための図である。
【図5】 本発明の実施形態2を示す概略図である。
【図6】 本発明の実施形態3を示す概略図である。
【図7】 本発明の実施形態4を示す概略図である。
【図8】 本発明の実施形態5を示す概略図である。
【図9】 本発明の実施形態6を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
21 頭部載置部 20,66 イヤホン 22 棒状部 23 消音部 5 マイクロフォン 6,67 スピーカ 9 逆位相変換回路 31,31a 口カバー 32a,32b 紐状部 41,65 頭部搭載型ディスプレイ 42 頭部用ベルト 43 帯状部 50 ヘルメット型(帽子型)支持部 55 ビデオカメラ 51,56,59 マイク 68 送信部 60 受信部 61 A/D変換器 62 CPU(中央処理装置) 63 外部記録装置 64 D/A変換器 65 頭部搭載型液晶表示装置(LCD) 67 消音用スピーカ 68 送信部 69 音声認識装置 70 翻訳部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人の口に対向して備えられ、人の口から
    発せられる音声を、それと逆位相の音を発生させること
    により消音又は減音する消音部と、 この消音部を人の口の前方に対向するように支持する支
    持部と、を含むことを特徴とする口対向型消音装置。
  2. 【請求項2】 人の眼の前方にこれと対向するように備
    えられたディスプレイと、 人の口の前方にこれと対向するように備えられ、人の口
    から発せられる音声を、それと逆位相の音を発生させる
    ことにより消音又は減音する消音部と、 前記ディスプレイ及び消音部を互いに連結する連結部
    と、 前記ディスプレイ及び消音部を予め決められた位置に支
    持する支持部と、を含むことを特徴とする口対向型消音
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、さらに、 ユーザーの声を入力するためのマイクと、このマイクに
    より入力された音声を出力するためのイヤホンと、を含
    む口対向型消音装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3において、さらに、 ユーザーの音声を入力するためのマイクと、 このマイクから入力された音声を文字データに変換する
    音声認識部と、を含む口対向型消音装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、さらに、 前記音声認識部からの文字データを他の言語に翻訳する
    翻訳部を含む口対向型消音装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれかにおい
    て、さらに、 外部の景色を撮像するための撮像部を含み、この撮像部
    が撮像した映像は、前記ディスプレイに又はこのディス
    プレイと近傍の位置に設けられた別のディスプレイに表
    示されるものである、口対向型消音装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6までのいずれかにおい
    て、さらに、 ユーザーからの音声情報を無線で送信する送信部と、他
    人からの音声情報を無線で受信する受信部と、を含む口
    対向型消音装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、さらに、前記受信部
    で受信した他人からの音声を文字データに変換する音声
    認識部を含む口対向型消音装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、さらに、前記音声認
    識部からの文字データを他の言語に翻訳する翻訳部を含
    む口対向型消音装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から6までのいずれかにおい
    て、さらに、 ユーザーと直接に対話できる場所に位置する他人からの
    音声を収集して電気信号に変換する外部マイクと、この
    外部マイクからの他人の音声を文字データに変換する音
    声認識部と、を含む口対向型消音装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、さらに、前記音
    声認識部からの文字データを他の言語に翻訳する翻訳部
    を含む口対向型消音装置。
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