JPH10208565A - フラットワイヤーハーネスの製造方法、この製造方法で用いられる固定成形具及び、この製造方法で製造されたフラットワイヤーハーネス - Google Patents

フラットワイヤーハーネスの製造方法、この製造方法で用いられる固定成形具及び、この製造方法で製造されたフラットワイヤーハーネス

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JPH10208565A
JPH10208565A JP9007856A JP785697A JPH10208565A JP H10208565 A JPH10208565 A JP H10208565A JP 9007856 A JP9007856 A JP 9007856A JP 785697 A JP785697 A JP 785697A JP H10208565 A JPH10208565 A JP H10208565A
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wire harness
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electric wires
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Takayuki Kato
孝幸 加藤
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数本の電線を平面状に配列する際に、強固に
かつ容易に平面状態を保持することができ、しかも電線
の長手方向の任意の位置で複数本の電線の平面状態を保
持することができて、かつ製造コストの高騰を防止す
る。 【解決手段】 複数本の電線21を平面状に配列し、こ
れらの電線21の長手方向の任意に位置を、上成形型2
5と下成形型24とからなる固定成形具23により挟み
込み、上成形型25と下成形型24との間に熱可塑性接
着樹脂を注入し、熱可塑性接着樹脂が硬化した後に固定
成形具23を電線21から外して、電線21と一体成形
されて電線21を平面状に集束保持する集束状態保持部
22を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数本の電線を平
面状に配列したフラットワイヤーハーネスの製造方法、
この製造方法に用いられる固定成形具及び、この製造方
法により製造されたフラットワイヤーハーネスに関す
る。
【0002】
【従来の技術】複数本の電線を平面状に配列したフラッ
トワイヤーハーネス及びこのフラットワイヤーハーネス
の製造方法が、実開昭52−137084号公報、特開
昭63−164111号公報で提案されている。
【0003】図6及び図7は、上記実開昭52−137
084号公報に記載されたフラットワイヤーハーネス1
を示す。このフラットワイヤーハーネス1は、複数本の
電線2を平面状に配列し、結束固定具3を用いて平面状
に集束保持させている。この結束固定具3は、一面側に
複数の凹状溝4が形成された2枚の基板5、5で形成さ
れている。そして、基板5、5間に複数本の電線2を平
面状に配列し、基板5、5同士を接着等により一体化す
ることで、複数本の電線2が平面状に結束されるように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この公報に記載された
フラットワイヤーハーネスの製造方法では、凹状溝4を
有する基板5、5を予め成形しておき、これらの基板
5、5を複数本の電線の任意の位置にそれぞれ配置して
一体化するため部品点数が多く、作業工数も多いので製
造コストが高くついていた。また、基板5、5間の電線
は、基板5、5に挟み込まれているだけなので、基板
5、5が電線の長手方向に移動し易く、一定の場所に強
固に位置決めしておくことが困難であった。
【0005】そこで、図8及び図9に示す上記特開昭6
3−164111号公報に記載のフラットワイヤーハー
ネス6では、複数個の電線挿通孔7を有し、熱可塑性樹
脂で形成されたハーネスバンド8を用いている。このハ
ーネスバンド8は、複数個を一体に成形し、複数本の電
線9をそれぞれ電線挿通孔7に通した後に、一つ一つに
切断している。そして、切断したハーネスバンド8をそ
れぞれを電線9の任意の位置に移動させた後に、加熱す
ることで収縮させて、電線9の長手方向の任意の位置に
強固に位置決めする。これにより、複数本の電線9を平
面状に集束することができるようになっている。
【0006】ところが、このハーネスバンド8において
も、複数本の電線9を電線挿通孔7内にそれぞれ挿通さ
せる作業、電線の長手方向の任意の位置に切断したハー
ネスバンドを移動させる作業が必要であり、作業工数が
多く上記後方と同様に製造コストが高くついていた。
【0007】一方、フラットワイヤーハーネスの製造方
法ではないが、複数本の電線からなるワイヤーハーネス
の途中を所定の形状に保持させておくための技術が、実
開昭64−48212号公報に記載されている。
【0008】この方法は、図10に示すように、ワイヤ
ーハーネスの中間部を、上型10と下型11とからなる
金型13を用いて、樹脂による被覆層を複数本の電線1
4と一体に成形して、ワイヤーハーネスを所定の形状に
保持している。
【0009】そして、この製造方法をフラットワイヤー
ハーネスの製造方法に用いて、複数本の電線を平面状に
配列し、樹脂15の被覆層を一体に成形することで、複
数本の電線を平面状に配列保持することが考えられる。
【0010】ところが、この場合には、電線の長手方向
の任意の位置にそれぞれ対応した金型をそれぞれ容易す
る必要があり、特定の部分におけるワイヤーハーネスの
形態を保持する場合には効果的であるが、任意の位置で
複数本の電線を平面状に配列して保持する場合には多く
の金型を必要とし、製造コストが大幅に上昇してしま
い、実用的でない。
【0011】そこで、特開平6−251638号公報で
は、図11及び図12に示すように、複数本の電線16
を並列させ、その長手方向のところどころを熱融着テー
プ17で接着することにより、フラットワイヤーハーネ
ス18を製造することが提案されている。
【0012】しかしながら、熱融着テープ17を使用し
た場合、加熱により電線16に融着したテープ17が冷
却されると、収縮するため、図12に示すように、電線
16がテープ17の収縮により引っ張られて、凹凸状に
なり、平面状態を確実に保持することができないという
問題が生じていた。
【0013】そこで、本発明は、複数本の電線を平面状
に配列する際に、強固にかつ容易に平面状態を保持する
ことができ、しかも電線の長手方向の任意の位置で複数
本の電線の平面状態を保持することができて、かつ製造
コストがたかくなることのないフラットワイヤーハーネ
スの製造方法、この製造方法に用いられる固定成形具及
び、この製造方法で製造されたワイヤーハーネスの提供
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、複数本の電線を平面状に配列
し、これらの電線の長手方向の任意の位置を、上成形型
と下成形型とからなる固定成形具により挟み込み、前記
上成形型と下成形型との間に熱可塑性接着樹脂を注入し
て加熱し、前記熱可塑性接着樹脂が硬化した後に固定成
形具を前記電線から外して、前記電線と一体成形されて
前記電線を平面状に集束保持する集束状態保持部を形成
することを特徴としている。
【0015】このフラットワイヤーハーネスの製造方法
では、複数本の電線の長手方向の任意の位置を固定成形
具の上成形型と下成形型で挟み込み、これらの上成形型
と下成形型との間に熱可塑性接着樹脂を注入して加熱す
る。そして、熱可塑性接着樹脂が硬化した後に、固定成
形具を電線から取り外す。これにより、集束状態保持部
が電線と一体成形されて、複数本の電線が平面状に集束
保持される。
【0016】請求項2の発明は、請求項1記載のワイヤ
ーハーネスの製造方法に用いられる固定成形具であっ
て、平面状に配列された複数本の電線の長手方向の任意
の位置の下面側を覆う下成形型と、任意の位置の上面側
を覆うとともに下成形型とで電線の任意の位置を挟持す
る上成形型と、上成形型又は下成形型のいずれか一方に
設けられて上成形型と下成形型との間の前記電線の周囲
に熱可塑性接着樹脂が注入される注入口とからなること
を特徴としている。
【0017】この固定成形具を用いてフラットワイヤー
ハーネスを製造するには、複数本の電線を平面状に配列
し、電線の長手方向の任意の位置の下面側を下成形型で
覆い、任意の位置の上面側を上成形型で覆う。そして、
上成形型と下成形型との間で任意の位置を挟持する。次
に、注入口から、熱可塑性接着樹脂を上成形型と下成形
型との間の電線の周囲に注入し、加熱する。これによ
り、熱可塑性接着樹脂が硬化して集束状態保持部が形成
されて、電線の長手方向の任意に位置で複数本の電線を
平面状に集束保持することができる。
【0018】請求項3の発明は、請求項2記載の発明で
あって、前記上成形型と下成形型とがヒンジを介して連
結されて開閉自在であることを特徴としている。
【0019】この固定成形具では、上成形型と下成形型
とがヒンジを介して連結されているので、電線の長手方
向の任意の位置の下面側に下成形型を位置決めすると、
同時に上成形型も任意の位置の周囲に位置することにな
り、下成形型で任意の位置の下面側を覆った後に、上成
形型を下成形型上に閉じることで電線の任意の位置を上
成形型と下成形型とで挟持することができる。
【0020】請求項4の発明は、請求項2又請求項3記
載の発明であって、前記上成形型と下成形型との合わせ
状態で前記電線が挿通される挿通孔を形成する弧状の電
線載置凹部が前記上成形型と前記下成形型にそれぞれ形
成されていることを特徴としている。
【0021】この固定成形具では、複数本の電線の任意
の位置の下面側を下成形型の電線載置凹部上にそれぞれ
載置し、任意の位置の上面側を上成形型で覆う際に上成
形型の電線載置凹部上に載置することで、挿通孔内を電
線が平面状に配列されて挿通されることになる。
【0022】請求項5の発明は、請求項1記載のワイヤ
ーハーネスの製造方法により製造され、複数本の電線の
長手方向の任意の位置で、複数本の電線と一体に成形さ
れ、複数本の電線を平面状に配列し、集束保持する集束
状態保持部を有することを特徴としている。
【0023】このフラットワイヤーハーネスは、電線の
長手方向の任意の位置に固定成形具により熱可塑性接着
樹脂で形成された集束状態保持部が形成される。これに
より、複数本の電線が平面状に配列された状態で保持さ
れる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るフラットワイ
ヤーハーネスの製造方法、この製造方法に用いられる固
定成形具及び、この製造方法により製造されたフラット
ワイヤーハーネスの実施形態について説明する。
【0025】図1(a)に示すように、フラットワイヤ
ーハーネス20は、複数本の電線21が平面状に配列さ
れ、電線21の長手方向の任意の位置に集束状態保持部
22が設けられている。この集束状態保持部22は、図
1(b)に示すように、固定成形具23により、熱可塑
性接着樹脂と複数本の電線21とを一体に成形して形成
されている。
【0026】固定成形具23は、図2に示すように、平
面上に配列された複数本の電線21の長手方向の任意の
位置の下面側を覆う下成形型24と、複数本の電線21
の長手方向の任意の位置の上面側を覆う上成形型25と
からなり、上成形型25の上面側には、注入口26が形
成されている。下成形型24と上成形型25とは、一側
部がヒンジ27で連結されており、下成形型24に対し
て上成形型25が回動自在となっている。
【0027】下成形型24は、直方体形状で、一側に熱
可塑性接着樹脂が充填される樹脂充填室28が形成さ
れ、他側に上成形型25との合わせ壁29が形成されて
いる。また、樹脂充填室28を形成する両側壁31、3
2には、複数個の弧状凹部33がそれぞれ形成されてい
る。これらの弧状凹部33上に複数本の電線21が載置
されることで複数本の電線21が平面状に配列される。
【0028】一方、上成形型25は、下成形型24と同
形状で、同様に、樹脂充填室34と、合わせ壁35が形
成され、樹脂充填室34を形成する両側壁36、37に
は、下成形型24と同様に弧状凹部38が形成されてい
る。そして、下成形型24と上成形型25との合わせ状
態で、合わせ壁29、35同士が当接するとともに、下
成形型24の弧状凹部33と上成形型25の弧状凹部3
8とがそれぞれ対向して電線挿通孔39を形成する。
【0029】さらに、下成形型24と上成形型25と
は、合わせ壁29、35の反対側の側部同士が上記ヒン
ジ27で連結されている。また、上成形型25の樹脂充
填室34と下成形型24の樹脂充填室28とが対向した
状態で樹脂注入空間40すなわち、上成形型25と下成
形型24とのキャビティが構成される。この樹脂注入空
間内には、上成形型25の樹脂充填室34の底壁に設け
た注入口26から熱可塑性接着樹脂が注入される。
【0030】以下に上記固定成形具を用いて、フラット
ワイヤーハーネスを製造する製造方法について説明す
る。
【0031】上成形型25と下成形型24とを図2に示
すように、開いた状態で、複数本の電線21の長手方向
の任意の位置に固定成形具23を配置する。次に、各電
線21を下成形型24の弧状凹部33内にそれぞれ載置
する。これにより複数本の電線21が平面状に配列され
る。次に、上成形型25を回動させて下成形型24上に
移動させ、複数本の電線21の上面側を覆う。このと
き、上成形型25の両側壁36、37の弧状凹部38が
下成形型24の両側壁31、32の弧状凹部33上に載
置された電線21の上半分を覆う。これにより、図3に
示すように、弧状凹部33と弧状凹部38とで電線挿通
孔39が構成され、これらの電線挿通孔40を挿通した
各電線21は、樹脂注入空間40内を通過して、他方の
電線挿通孔39を通過して固定成形具23の外側へ引き
出される。
【0032】この状態から、図4に示すように、注入口
16から液体状の熱可塑性接着樹脂41を樹脂注入空間
40内に注入する。樹脂注入空間40内に注入された熱
可塑性接着樹脂41は、各電線21の周囲に入り込む。
【0033】そして、熱可塑性接着樹脂41が硬化する
と集束状態保持部22が成形される。この集束状態保持
部22が完全に硬化した後に、上成形型25と下成形型
24との間から取り出す。これにより、複数本の電線2
1を平面状に配列した状態が保持される。
【0034】次に、複数本の電線21の長手方向の他の
位置に集束状態保持部22を成形する場合には、固定成
形具23を集束状態保持部22を成形しようとする位置
に移動させ、上記と同様な手順により集束状態保持部2
2を成形する。
【0035】本実施形態におけるフラットワイヤーハー
ネスの製造方法によれば、複数本の電線21の長手方向
の任意の位置に固定成形具23を配置し、下成形型24
と上成形型25とで電線を挟み、熱可塑性接着樹脂41
を上成形型25と下成形型24との間に注入するだけで
集束状態保持部22を複数本の電線21と一体に成形す
ることができるので、強固にかつ容易にフラットワイヤ
ーハーネス20の平面状態を保持することができる。す
なわち、熱可塑性接着樹脂が硬化しても、収縮によりそ
の形態が変化することがないので、複数本の電線の平面
状に配列された状態を確実に保持することができる。
【0036】しかも、電線の長手方向の任意の位置で複
数本の電線21の平面状態を保持することができる。
【0037】さらに、固定成形具23と、熱可塑性接着
樹脂41により容易に集束状態保持部22を複数本の電
線21と一体に成形することができるので製造コスト高
となることがなく、比較的安価に製造することができ
る。
【0038】また、本実施形態では、上成形型25と下
成形型24とがヒンジ27で連結されているので、複数
本の電線21の任意の位置に下成形型24を配置し、上
成形型25を下成形型24の上面側に被せるだけで、固
定成形具23を電線21の長手方向の任意の位置にセッ
トすることができる。これにより、多くの金型を必要と
しないのでコスト高となることがなく実用的となる。ま
た、作業手順が容易になるとともに、上成形型25と下
成形型24とが常に一体となっているので、いずれか一
方を紛失したりすることが防止される。
【0039】また、本形態の固定成形具23は、単純な
形状で構成されているので製造費用も安価であり、これ
によってもフラットワイヤーハーネスの製造コストが高
くなることがない。
【0040】また、複数本の電線21の任意の位置に同
じ形状の集束状態保持部22を容易に形成することがで
きるので、電線21のばらつきを防止することが可能と
なる。
【0041】なお、本実施形態における熱可塑性接着樹
脂としては、ホットメルト接着樹脂等が用いられる。
【0042】また、本実施形態では、上成形型25と下
成形型24とをヒンジ27で連結した例を示したが、上
成形型25と下成形型24とが各々別々に形成されてい
ても良い。
【0043】また、本実施形態では、熱可塑性の樹脂の
性質に加えて接着性も有している樹脂を用いたことで、
樹脂と電線の例えば被覆材とが接着されることにより、
集束状態保持部22が電線の軸方向へ移動することがな
い。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、複数本の電線を平面状に配列する際に、強固にか
つ容易に平面状態を保持することができ、しかも電線の
長手方向の任意の位置で複数本の電線の平面状態を保持
することができて、かつ製造コストがたかくなることが
ない。
【0045】請求項2の発明によれば、平面状に配列さ
れた複数本の電線の下面側を下成形型で覆い、電線の上
面側を上成形型で多い、これらの上成形型と下成形型と
の間に熱可塑性接着樹脂を注入することで、複数本の電
線を平面状に集束する集束状態保持部を電線の長手方向
の任意の位置に容易に形成することができる。
【0046】請求項3の発明によれば、上成形型と下成
形型とがヒンジを介して連結されているので、電線の長
手方向の任意の位置の下面側に下成形型を位置決めする
と、同時に上成形型も任意の位置の周囲に位置すること
になり、下成形型で任意の位置の下面側を覆った後に、
上成形型を下成形型上に閉じることで電線の任意の位置
を上成形型と下成形型とで挟持することができる。
【0047】請求項4の発明によれば、複数本の電線を
下成形型の電線載置凹部上に載置し、上成形型の電線載
置凹部で電線の上面側を覆うことで複数本の電線を平面
状に容易に配列することができる。
【0048】請求項5の発明によれば、複数本の電線を
平面状に配列する際に、強固にかつ容易に平面状態を保
持することができ、しかも電線の長手方向の任意の位置
で複数本の電線の平面状態を保持することができて、か
つ製造コストがたかくなることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフラットワイヤーハーネスを示
し、(a)は平面図、(b)は固定成形具で複数本の電
線を挟持した状態を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る固定成形具を示し上成形型と下成
形型とを開いた状態を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る固定成形具により複数本の電線の
長手方向の任意の位置を挟持した状態を示す斜視図であ
る。
【図4】固定成形具により複数本の電線を平面状に挟持
し、上成形型と下成形型との間に熱可塑性接着樹脂を注
入した状態を示す断面図である。
【図5】複数本の電線の平面状態を保持する集束状態保
持部を示す断面図である。
【図6】結束固定具を用いて複数本の電線を平面状に保
持した従来のフラットワイヤーハーネスを示す斜視図で
ある。
【図7】図6に示す従来のフラットワイヤーハーネスに
用いられる結束固定具を示す斜視図である。
【図8】ハーネスバンドを用いて複数本の電線を平面状
に保持した従来のフラットワイヤーハーネスを示す斜視
図である。
【図9】図8に示すフラットワイヤーハーネスに用いら
れるハーネスバンドを示す斜視図である。
【図10】ワイヤーハーネスの一部を樹脂と共に所定の
形状に成形する製造方法を示す斜視図である。
【図11】熱融着テープを用いて複数本の電線を平面状
に保持した従来のフラットワイヤーハーネスを示す平面
図である。
【図12】図11に示すフラットワイヤーハーネスに用
いられる熱融着テープが収縮により変形した状態を示す
側面図である。
【符号の説明】
20 フラットワイヤーハーネス 21 電線 22 集束状態保持部 23 固定成形具 24 下成形具 25 上成形具 33、38 弧状凹部 41 熱可塑性接着樹脂

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の電線を平面状に配列し、これら
    の電線の長手方向の任意の位置を、上成形型と下成形型
    とからなる固定成形具により挟み込み、前記上成形型と
    下成形型との間に熱可塑性接着樹脂を注入し、前記熱可
    塑性接着樹脂が硬化した後に固定成形具を前記電線から
    外して、前記電線と一体成形されて前記電線を平面状に
    集束保持する集束状態保持部を形成することを特徴とす
    るフラットワイヤーハーネスの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフラットワイヤーハーネ
    スの製造方法に用いられる固定成形具であって、平面状
    に配列された複数本の電線の長手方向の任意の位置の下
    面側を覆う下成形型と、任意の位置の上面側を覆うとと
    もに下成形型とで電線の任意の位置を挟持する上成形型
    と、上成形型又は下成形型のいずれか一方に設けられて
    上成形型と下成形型との間の前記電線の周囲に熱可塑性
    接着樹脂が注入される注入口とからなることを特徴とす
    る固定成形具。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の発明であって、前記上成
    形型と下成形型とがヒンジを介して連結されて開閉自在
    であることを特徴とする固定成形具。
  4. 【請求項4】 請求項2又請求項3記載の発明であっ
    て、前記上成形型と下成形型との合わせ状態で前記電線
    が挿通される挿通孔を形成する弧状の電線載置凹部が前
    記上成形型と前記下成形型にそれぞれ形成されているこ
    とを特徴とする固定成形具。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のフラットワイヤーハーネ
    スの製造方法により製造され、複数本の電線の長手方向
    の任意の位置で、複数本の電線と一体に成形され、複数
    本の電線を平面状に配列し、集束保持する集束状態保持
    部を有することを特徴とするフラットワイヤーハーネ
    ス。
JP9007856A 1997-01-20 1997-01-20 フラットワイヤーハーネスの製造方法、この製造方法で用いられる固定成形具及び、この製造方法で製造されたフラットワイヤーハーネス Pending JPH10208565A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1262999A1 (de) * 2001-06-01 2002-12-04 Siemens Aktiengesellschaft Leitungsbündel, insbesondere zur Kontaktierung mit elektrischen Klemmen

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1262999A1 (de) * 2001-06-01 2002-12-04 Siemens Aktiengesellschaft Leitungsbündel, insbesondere zur Kontaktierung mit elektrischen Klemmen

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