JPH10206919A - 光周波数の広波長域連続可変方法およびその装置 - Google Patents
光周波数の広波長域連続可変方法およびその装置Info
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- JPH10206919A JPH10206919A JP9014155A JP1415597A JPH10206919A JP H10206919 A JPH10206919 A JP H10206919A JP 9014155 A JP9014155 A JP 9014155A JP 1415597 A JP1415597 A JP 1415597A JP H10206919 A JPH10206919 A JP H10206919A
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Abstract
せずに、光源の連続可変波長域を拡大するとともに、広
波長域の波長掃引を複数の側帯波を交番させて行ない、
これによって光源自身をそれが単体で動作可能な範囲以
内の波長掃引で済ます。 【解決手段】 コヒーレント光源2によって得られたコ
ヒーレント光を光コム変調器6に入射させて、光コム波
を生成させた後、帯域通過光フィルタ6によって前記光
コム波の中から、指定された波長の光を選択的に取り出
すという周波数の粗調整を行なった後、コヒーレント光
源2から出射されるコヒーレント光の波長を調整して、
帯域通過光フィルタ6から出射される光の波長を微調整
する。
Description
送で使用される光局発光源のチューニング技術、波長デ
マンドアサインによる波長多重光ネットワーク、光AT
Mなどに好適な光周波数の広波長域連続可変方法および
その装置に係わり、特に光フィルタと光周波数コム変調
器とを用いて、光源そのものの可変波長範囲を狭くした
まま、かつ光源のコヒーレンスを劣化させることなく、
光局発用光源の光周波数または波長の連続可変範囲など
を広い波長域に拡大する光周波数の広波長域連続可変方
法およびその装置に関する。
伝送など、波長多重技術を用いたシステムの中で、広い
波長域にわたって任意の発振波長の光を必要となる場合
に使用される光周波数の広波長域連続可変方法およびそ
の装置に関し、光周波数(または、波長)を電気的にわ
ずかに(1nm程度)可変のコヒーレント光源の出力光
を外部変調素子を用いて変調して、複数の光側帯波(光
コム波)を生成し、光フィルタで前記光コム波の1波を
抜き出して利用することにより、数十nmという広波長
域にわたり、連続的に波長ないし周波数を可変のコヒー
レント光を発生するものである。
を用いて光波長を変化させる場合には、広波長域可変の
ものを用いても、スペクトル線幅などのコヒーレンスに
劣化やモード跳びが生じるため、実際に利用できる連続
的な可変波長範囲が限られる。
24,pp.2124-2125(1993))に記述されているTTG(Tunab
le Twin-Guide)DFBレーザは、比較的有能な半導体レ
ーザであるが、10nmの可変範囲が得られる代わり
に、スペクトル線幅が10数MHzから30MHz程度
劣化してしまう。また、文献(IEEE J.Quantum Electro
n.,V0l.29,No.6,pp.1817-1823(1993))に記述されている
SSG(Super StructureGrating)DBRレーザという半
導体レーザでは、50nm以上の可変波長範囲があるも
のの、スペクトル線幅が狭く、かつその波長変化が連続
的でなく、とびとびの値でのみ発振するという問題があ
る。また、コヒーレント光源(スペクトル線幅が1MH
z以下の高スペクトル純度の光源)として使えるものと
なると、せいぜい2〜3nmというところである。
として、源発振器の高周波を用いるものがあるが、高次
のものほど、位相雑音などが増加してしまうため、これ
を周波数可変発振器として利用する技術は考えられてい
ない。また、広義の「変調」を考えると、ダブル・バラ
ンス・ミキサ(DBM)などのミキサも、これに例えら
れるが、これらは強度変調を主体とし、位相変調や周波
数変調を利用するものではない。
l.29,No.10,pp.2693-2701)では、図2に示すように、約
60GHzのミリ波発振器101によって得られたミリ
波を使用して、ファブリーペロー共振器などを有する光
位相変調器102を変調しながら、半導体レーザ103
によって生成されたレーザ波を光位相変調器102に入
射させて、光コム波を生成する技術が開示されている。
p.410-412(1995))では、光コム波を用いた技術の1つが
開示されている。
源110によって基準となるレーザ光(基準レーザ光)
を生成しながら、コム変調器111によって基準光源1
10から出射される基準レーザ光を光位相変調して光コ
ム波を生成し、この光コム波を鏡112により偏向し
て、ハーフミラー113に入射させる。そして、別の市
販波長計を用いて、被測定光源114から出射される被
測定光波(光周波数の測定対象となる光)の波長をある
程度、測定した後、この被測定光波をハーフミラー11
3に入射させて、前記光コム波とミキシングさせなが
ら、光波長計115によってミキシング済みの被測定光
波の波長を計測するとともに、受光器116によってミ
キシング済みの被測定光波を電気信号に変換し、RFス
ペクトルアナライザ117でその差周波数nf+Δf
(但し、n:波長計から読み取った波長に基づき、予測
された値、f:コムの間隔、Δf:ビート周波数)を計
測する。
(光コム波)を複数、並べたままの状態で、被測定光波
とビートを取り、帯域の限られた光検出器でΔfを観測
することで、波長計の測定精度よりも高い精度で光周波
数を読み取る。
ルタで抜き出して、広波長域に波長掃引可能な、コヒー
レント光伝送の局発用などの光源として利用する技術に
ついては、これまで、何らの報告も無い。
重あるいは波長多重方式の光伝送において、多重数の多
いシステムの場合には、広い可変波長域を持つ光源が必
要とされる。特に、コヒーレント光伝送の局発用光源で
は、任意の発振波長を選択できることが、システムの実
用性を求める上で望ましい。
ーザで利用できる連続可変範囲は、せいぜい10nm程
度と限られており、エルビウム添加光ファイバ増幅器の
ゲイン幅約30nm全域を連続掃引できるものではな
い。また、スペクトル線幅の増大は致命的であった。
であり、その目的は、既存の狭い波長可変範囲のコヒー
レント光源に光コム変調器と、波長可変光フィルタとを
付加することにより、スペクトル線幅を増加させること
なく、数十nmもの広波長範囲を連続波長可変のコヒー
レント光を発生することができる光周波数の広波長域連
続可変方法およびその装置を提供することにある。
めに、本発明による光周波数の広波長域連続可変方法
は、コヒーレント光源からコヒーレント光を出射させる
とともに、外部変調素子によって前記コヒーレント光源
の光周波数の可変範囲以下で、かつ光フィルタにより分
離可能な変調周波数で、前記コヒーレント光を位相変調
または周波数変調して、複数の光側帯波を発生させた
後、所要の帯域を持つ光フィルタによって前記各光側帯
波の中から、任意の1波を抜き出しつつ、限られた範囲
で、前記コヒーレント光源から出射されるコヒーレント
光の光周波数を変化させることで、広波長域にわたり、
光周波数を連続的に可変自在にすることを特徴としてい
る。
コヒーレント光発生装置は、コヒーレント光を発生する
とともに、入力された周波数指示信号に応じて、光周波
数の可変範囲内で、前記コヒーレント光の光周波数を掃
引させるコヒーレント光源と、このコヒーレント光源か
ら出射されるコヒーレント光を取り込んで、前記コヒー
レント光源の光周波数の可変範囲以下で、かつ光フィル
タにより分離可能な変調周波数で、前記コヒーレント光
を位相変調または周波数変調して、複数の光側帯波を発
生させる外部変調素子と、入力された周波数の粗調整信
号に応じた波長を中心波長とする所定幅の通過帯域を持
ち、前記各光側帯波の中から、通過帯域内にある任意の
1波を抜き出す光フィルタと、入力された周波数の微調
整信号に応じて、限られた範囲で、前記コヒーレント光
源の光周波数を変化させるレーザ駆動回路とを備えたこ
とを特徴としている。
数の広波長域連続可変方法では、コヒーレント光源から
コヒーレント光を出射させるとともに、外部変調素子に
よって前記コヒーレント光源の光周波数の可変範囲以下
で、かつ光フィルタにより分離可能な変調周波数で、前
記コヒーレント光を位相変調または周波数変調して、複
数の光側帯波を発生させた後、所要の帯域を持つ光フィ
ルタによって前記各光側帯波の中から、任意の1波を抜
き出しつつ、限られた範囲で、前記コヒーレント光源か
ら出射されるコヒーレント光の光周波数を変化させるこ
とで、広波長域にわたり、光周波数を連続的に可変自在
にすることにより、スペクトル線幅を増加させることな
く、数十nmもの広波長範囲を連続波長可変のコヒーレ
ント光を発生させる。
コヒーレント光発生装置は、コヒーレント光源によって
コヒーレント光を発生するとともに、入力された周波数
指示信号に応じて、光周波数の可変範囲内で、前記コヒ
ーレント光の光周波数を掃引させるとともに、外部変調
素子によって前記コヒーレント光源から出射されるコヒ
ーレント光を取り込んで、前記コヒーレント光源の光周
波数の可変範囲以下で、かつ光フィルタにより分離可能
な変調周波数で、前記コヒーレント光を位相変調または
周波数変調して、複数の光側帯波を発生させた後、入力
された周波数の粗調整信号に応じた波長を中心波長とす
る所定幅の通過帯域を持つ光フィルタによって、前記各
光側帯波の中から、通過帯域内にある任意の1波を抜き
出しつつ、入力された周波数の微調整信号に応じて、レ
ーザ駆動回路により、前記コヒーレント光源を制御し
て、限られた範囲で、前記コヒーレント光源の光周波数
を変化させることにより、スペクトル線幅を増加させる
ことなく、数十nmもの広波長範囲を連続波長可変のコ
ヒーレント光を発生させる。
波長域連続可変方法およびその装置の実施の形態を示す
広波長域連続波長可変コヒーレント光発生装置のブロッ
ク図である。
レント光発生装置1は、半導体レーザなどによって構成
され、1.5μmのコヒーレント光を発生するコヒーレ
ント光源2と、このコヒーレント光源2を駆動しなが
ら、入力された周波数の微調整信号に基づき、コヒーレ
ント光源2から出射されるコヒーレント光の波長をΔλ
1の範囲で微調整するレーザ駆動回路3と、コヒーレン
ト光源2から出射されるコヒーレント光を光位相変調し
て光コム波を生成する光コム変調器4と、60GHz
(=Δλ2)のミリ波を発生して、光コム変調器4に光
位相変調を行なわせるミリ波信号源5と、入力された制
御信号に基づき、光コム変調器4から出射される光コム
波のうち、指定された波長を中心にして、Δλ3の範囲
内にある1波長の光(例えば、波長λkの光)を選択的
に通過させる波長可変型の帯域通過光フィルタ6と、こ
の帯域通過光フィルタ6から出射される光のレベルを検
出する光検出器7と、この光検出器7の検出結果および
入力される周波数の粗調信号などに基づき、帯域通過光
フィルタ6の通過波長を調整する光フィルタ制御回路8
とを備えている。
レント光発生装置1から出射されるコヒーレント光を特
定の目的、例えばコヒーレント光伝送で使用される局発
用光源として使用するときには、レーザ駆動回路3によ
ってコヒーレント光源2が駆動されて、コヒーレント光
が生成されるとともに、ミリ波信号源5によって駆動さ
れている光コム変調器4によって前記コヒーレント光か
ら、60GHz(=Δλ2)間隔の光側帯波(光コム
波)が生成される。
される周波数の粗調整信号に基づき、帯域通過光フィル
タ6が制御されて、通過帯域の位置(破線範囲)が決定
され、この破線範囲内にある波長の光(例えば、波長λ
kの光)が選択的に通過させられるとともに、光検出器
7によって帯域通過光フィルタ6から出射される光のレ
ベルが検出され、この検出結果に基づき、光フィルタ制
御回路8によって帯域通過光フィルタ6の中心波長が微
調整されて、帯域通過光フィルタ6から出射される光の
レベルが最大にされる。
波数の微調整信号が調整されて、コヒーレント光源2か
ら出射されるコヒーレント光の波長がΔf1の範囲で微
調整されて、帯域通過光フィルタ6から出射される光の
波長が局発用光として必要な波長に完全に一致させら
れ、これが次段回路に出射される。
の分布帰還形(DFB)レーザを用いれば、摂氏数度の
温度変化により、0.5nm以上(Δλ1>Δλ2)が
得られ、さらに多電極のものを用いれば、駆動電流値の
切り換え選択により、高速に、かつ簡単に周波数を調整
することができる。
する条件を容易に達成することができ、ユーザの光チャ
ネル要求に応じて、粗調整、微調整という2つの操作を
行なうだけで、光コム変調器4から出射される光サイド
バンドの範囲内で、任意の発振波長を連続的に選択する
ことができる。
レント光源2によって得られたコヒーレント光を光コム
変調器6に入射させて、光コム波を生成させた後、帯域
通過光フィルタ6によって前記光コム波の中から、指定
された波長の光を選択的に取り出すという周波数の粗調
整を行なった後、コヒーレント光源2から出射されるコ
ヒーレント光の波長を調整して、帯域通過光フィルタ6
から出射される光の波長を微調整するようにしたので、
コヒーレント光源2自身のコヒーレンスを劣化させず
に、光源の連続可変波長域を拡大することができるとと
もに、広波長域の波長掃引を複数の側帯波を交番させて
行なうことができ、これによって光源自身をそれが単体
で動作可能な範囲以内の波長掃引で済ますことができ
る。
光源を用いることにより、帯域通過光フィルタ6の波長
選択速度のみで、波長の切り換えに要する時間を決定す
ることができることから、側帯波を抜き出す可変波長光
フィルタの波長掃引速度を改善するだけで、より高速の
光周波数あるいは波長チューニングを行なうことができ
る。
ヒーレント光源自身のコヒーレンスを劣化させずに、光
源の連続可変波長域を拡大することができるとともに、
広波長域の波長掃引を複数の側帯波を交番させて行なう
ことができ、これによって光源自身をそれが単体で動作
可能な範囲以内の波長掃引で済ますことが可能となる。
およびその装置の実施の形態を示す広波長域連続波長可
変コヒーレント光発生装置のブロック図である。
の一例を示すブロック図である。
の一例を示すブロック図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 コヒーレント光源からコヒーレント光を
出射させるとともに、外部変調素子によって前記コヒー
レント光源の光周波数の可変範囲以下で、かつ光フィル
タにより分離可能な変調周波数で、前記コヒーレント光
を位相変調または周波数変調して、複数の光側帯波を発
生させた後、所要の帯域を持つ光フィルタによって前記
各光側帯波の中から、任意の1波を抜き出しつつ、限ら
れた範囲で、前記コヒーレント光源から出射されるコヒ
ーレント光の光周波数を変化させることで、広波長域に
わたり、光周波数を連続的に可変自在にすることを特徴
とする光周波数の広波長域連続可変方法。 - 【請求項2】 コヒーレント光を発生するとともに、入
力された周波数指示信号に応じて、光周波数の可変範囲
内で、前記コヒーレント光の光周波数を掃引させるコヒ
ーレント光源と、 このコヒーレント光源から出射されるコヒーレント光を
取り込んで、前記コヒーレント光源の光周波数の可変範
囲以下で、かつ光フィルタにより分離可能な変調周波数
で、前記コヒーレント光を位相変調または周波数変調し
て、複数の光側帯波を発生させる外部変調素子と、 入力された周波数の粗調整信号に応じた波長を中心波長
とする所定幅の通過帯域を持ち、前記各光側帯波の中か
ら、通過帯域内にある任意の1波を抜き出す光フィルタ
と、 入力された周波数の微調整信号に応じて、限られた範囲
で、前記コヒーレント光源の光周波数を変化させるレー
ザ駆動回路と、 を備えたことを特徴とする広波長域連続波長可変コヒー
レント光発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9014155A JPH10206919A (ja) | 1997-01-28 | 1997-01-28 | 光周波数の広波長域連続可変方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9014155A JPH10206919A (ja) | 1997-01-28 | 1997-01-28 | 光周波数の広波長域連続可変方法およびその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10206919A true JPH10206919A (ja) | 1998-08-07 |
Family
ID=11853273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9014155A Pending JPH10206919A (ja) | 1997-01-28 | 1997-01-28 | 光周波数の広波長域連続可変方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10206919A (ja) |
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1997
- 1997-01-28 JP JP9014155A patent/JPH10206919A/ja active Pending
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A521 | Written amendment |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060705 |
|
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