JPH10206593A - 放射線源 - Google Patents
放射線源Info
- Publication number
- JPH10206593A JPH10206593A JP9011579A JP1157997A JPH10206593A JP H10206593 A JPH10206593 A JP H10206593A JP 9011579 A JP9011579 A JP 9011579A JP 1157997 A JP1157997 A JP 1157997A JP H10206593 A JPH10206593 A JP H10206593A
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- radiation source
- radiation
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 放射線の半減期以降も所定の放射線強度が得
られるようにすることにより、使用期間を長くする。 【解決手段】 放射線源1は、放射能を持った68Ge等
のラインソース2とラインソース2を封入するケース3
よりなり、ケース3内にラインソース2を挿入した後、
蓋4をケース3にねじ込むことによりラインソース2を
ケース3内に封入することができる。この放射線源には
タングステンからなるケースとステンレスからなるケー
スの二つのホルダーが備えられており、使用開始時点で
は、材質がタングステンからなるケースに装着して使用
し、放射能が半分になった時点でケースからラインソー
スを取り出し、ステンレスからなるケースに再装着して
使用する。これにより、その時点での放射能強度は2倍
以上となり更に使用可能となる。
られるようにすることにより、使用期間を長くする。 【解決手段】 放射線源1は、放射能を持った68Ge等
のラインソース2とラインソース2を封入するケース3
よりなり、ケース3内にラインソース2を挿入した後、
蓋4をケース3にねじ込むことによりラインソース2を
ケース3内に封入することができる。この放射線源には
タングステンからなるケースとステンレスからなるケー
スの二つのホルダーが備えられており、使用開始時点で
は、材質がタングステンからなるケースに装着して使用
し、放射能が半分になった時点でケースからラインソー
スを取り出し、ステンレスからなるケースに再装着して
使用する。これにより、その時点での放射能強度は2倍
以上となり更に使用可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、核医学診断におい
て人体等の被写体の断層像を得るために用いるポジトロ
ンECT装置の吸収補正や感度補正等に用いられる放射
線源に関する。
て人体等の被写体の断層像を得るために用いるポジトロ
ンECT装置の吸収補正や感度補正等に用いられる放射
線源に関する。
【0002】
【従来の技術】ポジトロンECT装置は、生体内で放射
された陽電子(ポジトロン)が生体物質を電離及び励起
することによってエネルギーを失い、近傍の電子と結合
する際に陽電子と電子とが消滅し、2つの光子が互いに
正反対の方向へ放出される現象を利用したものである。
これらの光子は消滅γ線(消滅放射線)と呼ばれる。こ
のポジトロンECT装置は、図5に示すように、ガント
リの内部に消滅γ線11を可視光に変換するBGO(Bi
4 Ge3 O 12)、NaI、BaF2 等の結晶を収納したシ
ンチレータ12aと、その光を電子に変換して増幅する
光電子増倍管12bとからなる検出器12を多数リング
状に等配し、かつ、そのようにして構成された検出器リ
ング13aを複数層重ねて構成した多層検出器リング1
3によって構成されている。なお、15は余分な領域か
らの消滅γ線11の入射を遮断する目的で配されている
スライス間シールドである。
された陽電子(ポジトロン)が生体物質を電離及び励起
することによってエネルギーを失い、近傍の電子と結合
する際に陽電子と電子とが消滅し、2つの光子が互いに
正反対の方向へ放出される現象を利用したものである。
これらの光子は消滅γ線(消滅放射線)と呼ばれる。こ
のポジトロンECT装置は、図5に示すように、ガント
リの内部に消滅γ線11を可視光に変換するBGO(Bi
4 Ge3 O 12)、NaI、BaF2 等の結晶を収納したシ
ンチレータ12aと、その光を電子に変換して増幅する
光電子増倍管12bとからなる検出器12を多数リング
状に等配し、かつ、そのようにして構成された検出器リ
ング13aを複数層重ねて構成した多層検出器リング1
3によって構成されている。なお、15は余分な領域か
らの消滅γ線11の入射を遮断する目的で配されている
スライス間シールドである。
【0003】そして、被写体に投与したラジオアイソト
ープ(RI)がβ+壊変を起こして陽電子を放出し、さ
らに、互いに反対方向に走る一対の消滅γ線11が放出
されると、それらは対向する2つの検出器12によって
同時に検出される。従って、両検出器12の出力を同時
計数回路に入力し、両出力が同時に起こったときだけ計
数すれば、両検出器12を結ぶ領域で発生した消滅γ
線、つまりポジトロンの放出を検出することができる。
ープ(RI)がβ+壊変を起こして陽電子を放出し、さ
らに、互いに反対方向に走る一対の消滅γ線11が放出
されると、それらは対向する2つの検出器12によって
同時に検出される。従って、両検出器12の出力を同時
計数回路に入力し、両出力が同時に起こったときだけ計
数すれば、両検出器12を結ぶ領域で発生した消滅γ
線、つまりポジトロンの放出を検出することができる。
【0004】このような、ポジトロンECT装置の吸収
補正を行う場合には、図6に示すように、被写体を挿入
しない状態で、検出器配列円16の内側に68Ge等のラ
ジオアイソトープ(RI)を収納したラインソース(線
状線源)18を置き、これを検出器配列円16の内側に
沿って回転させることにより、同図(B)に示すような
ブランクデータBを得る。また、同図(C)に示すよう
に、検出器配列円16内にRIを投与しない被写体mを
置いた状態で、ラインソース18を回転させて同図
(D)に示すようなトランスミッションデータT(透過
データとも呼ばれる)を得る。そして、ブランクデータ
BをトランスミッションデータTで除算することによ
り、吸収補正用データ(B/T)を得ることができる。
補正を行う場合には、図6に示すように、被写体を挿入
しない状態で、検出器配列円16の内側に68Ge等のラ
ジオアイソトープ(RI)を収納したラインソース(線
状線源)18を置き、これを検出器配列円16の内側に
沿って回転させることにより、同図(B)に示すような
ブランクデータBを得る。また、同図(C)に示すよう
に、検出器配列円16内にRIを投与しない被写体mを
置いた状態で、ラインソース18を回転させて同図
(D)に示すようなトランスミッションデータT(透過
データとも呼ばれる)を得る。そして、ブランクデータ
BをトランスミッションデータTで除算することによ
り、吸収補正用データ(B/T)を得ることができる。
【0005】また、感度補正を行う場合には、図7に示
すように、検出器配列円16の内側にラインソース18
を置き、これを回転することによって同図(B)に示す
ようなノーマライズドデータNを得る。そして、Nの平
均値N´をNで除算することにより同図(C)に示すよ
うな感度補正用データ(N´/N)を得ることができ
る。
すように、検出器配列円16の内側にラインソース18
を置き、これを回転することによって同図(B)に示す
ようなノーマライズドデータNを得る。そして、Nの平
均値N´をNで除算することにより同図(C)に示すよ
うな感度補正用データ(N´/N)を得ることができ
る。
【0006】一方、図8に示すように、補正用データの
収集を複数本のラインソースを用いて行うことも提案さ
れている。図8において、ラインソースを封入した状態
のラインソース収納容器21を、検出器配列円16の開
口部から装置内に挿入し、ラインソース収納容器21の
支持棒22を回転リング23の各貫通孔24内に差し込
む。これでラインソース収納容器21は回転リング23
に装着された状態となる。ラインソース収納容器21を
装着した後に、モータ25を駆動することによりVベル
ト26を介して回転リング23と一体的にラインソース
収納容器21を回転させてブランクデータBを得る。次
に、RIを投与しない被写体を置いた状態でラインソー
ス収納容器21を同様に回転させてトランスミッション
データTを得る。このような吸収補正用データの収集に
おいて、ラインソースを装備したラインソース収納容器
を複数本用いているので、各ラインソースの線源強度は
分散される。したがって、1本のラインソースの線源強
度を極端に大きくせずとも全体での線源強度を大きくす
ることができ、データ収集時間の短縮化が図れる。ま
た、感度補正用データの収集に際しても、上記と同じよ
うにラインソース収納容器21を回転させてデータ収集
を行う。
収集を複数本のラインソースを用いて行うことも提案さ
れている。図8において、ラインソースを封入した状態
のラインソース収納容器21を、検出器配列円16の開
口部から装置内に挿入し、ラインソース収納容器21の
支持棒22を回転リング23の各貫通孔24内に差し込
む。これでラインソース収納容器21は回転リング23
に装着された状態となる。ラインソース収納容器21を
装着した後に、モータ25を駆動することによりVベル
ト26を介して回転リング23と一体的にラインソース
収納容器21を回転させてブランクデータBを得る。次
に、RIを投与しない被写体を置いた状態でラインソー
ス収納容器21を同様に回転させてトランスミッション
データTを得る。このような吸収補正用データの収集に
おいて、ラインソースを装備したラインソース収納容器
を複数本用いているので、各ラインソースの線源強度は
分散される。したがって、1本のラインソースの線源強
度を極端に大きくせずとも全体での線源強度を大きくす
ることができ、データ収集時間の短縮化が図れる。ま
た、感度補正用データの収集に際しても、上記と同じよ
うにラインソース収納容器21を回転させてデータ収集
を行う。
【0007】このようなポジトロンECT装置の吸収補
正、感度補正に使用するラインソースは68GeなどのR
Iを細長の円筒容器内に封入したものが使用されてお
り、円筒容器は消滅γ線に対する吸収係数が68Geとほ
ぼ同じ値の物質、例えばアクリル等の材質で形成されて
いる。68GeなどのRIを円筒容器内に封入するのは、
RIが半減期を迎えた際にその交換を容易にするためで
ある。
正、感度補正に使用するラインソースは68GeなどのR
Iを細長の円筒容器内に封入したものが使用されてお
り、円筒容器は消滅γ線に対する吸収係数が68Geとほ
ぼ同じ値の物質、例えばアクリル等の材質で形成されて
いる。68GeなどのRIを円筒容器内に封入するのは、
RIが半減期を迎えた際にその交換を容易にするためで
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来、
放射線源は円筒容器内に封入されて使用されており、こ
の放射線源からの放射線は時間とともに減衰していく。
ポジトロンECT装置で使用される放射線源として、68
Geを使用した場合、その半減期は約280日であり、
通常この減衰のため、一年あまりで買い替えて交換して
いる。しかしながら、この放射線源は高価であり、か
つ、納期も長いので、なるべく長期間使用したいという
要望があった。特に、図8に示すように、複数本のライ
ンソースを使用するような場合には、コストが高くなる
ので、その要望が強かった。
放射線源は円筒容器内に封入されて使用されており、こ
の放射線源からの放射線は時間とともに減衰していく。
ポジトロンECT装置で使用される放射線源として、68
Geを使用した場合、その半減期は約280日であり、
通常この減衰のため、一年あまりで買い替えて交換して
いる。しかしながら、この放射線源は高価であり、か
つ、納期も長いので、なるべく長期間使用したいという
要望があった。特に、図8に示すように、複数本のライ
ンソースを使用するような場合には、コストが高くなる
ので、その要望が強かった。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、放射線の半減期以降も所定の放射線強
度が得られるようにすることにより、使用期間を長くす
ることができる放射線源を提供することを目的とする。
たものであって、放射線の半減期以降も所定の放射線強
度が得られるようにすることにより、使用期間を長くす
ることができる放射線源を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の放射線源は、放射線の減衰係数の異なるケ
ースを複数個備え、放射線が所定量減じた時点でケース
を取り替えることにより、長期間使用できるようにした
ことを特徴とする。
め、本発明の放射線源は、放射線の減衰係数の異なるケ
ースを複数個備え、放射線が所定量減じた時点でケース
を取り替えることにより、長期間使用できるようにした
ことを特徴とする。
【0011】本発明の放射線源は上記のように構成され
ており、68Geラインソースの購入時はかなり強い放射
能のものを購入し、最初は放射線の減衰係数の大きいケ
ースに装着して使用し、一定期間後ラインソースの減衰
に応じて放射線の減衰係数の小さい他のケースと取り替
えることにより、所定の放射線強度を長期間得ることが
できるので、一度購入した放射線源を長期間にわたって
使用することができる。
ており、68Geラインソースの購入時はかなり強い放射
能のものを購入し、最初は放射線の減衰係数の大きいケ
ースに装着して使用し、一定期間後ラインソースの減衰
に応じて放射線の減衰係数の小さい他のケースと取り替
えることにより、所定の放射線強度を長期間得ることが
できるので、一度購入した放射線源を長期間にわたって
使用することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の放射線源の一実施
例を図1〜図4により説明する。図1はポジトロンEC
T装置で使用する放射線源1を示しており、2は放射能
を持った68Ge等のラインソース、3はラインソース2
を封入するケース、4はケース3の蓋であり、ケース3
内にラインソース2を挿入した後、蓋4をケース3にね
じ込むことによりラインソース2をケース3内に封入す
ることができる。この放射線源にはタングステンからな
るケースとステンレスからなるケースの二つのホルダー
が備えられており、使用開始時点では図2に示すよう
に、材質がタングステンからなるケース5に装着して使
用し、放射能が半分になった時点(280日経過時点)
でケース5からラインソースを取り出し、ステンレスか
らなるケース6に再装着して使用する。
例を図1〜図4により説明する。図1はポジトロンEC
T装置で使用する放射線源1を示しており、2は放射能
を持った68Ge等のラインソース、3はラインソース2
を封入するケース、4はケース3の蓋であり、ケース3
内にラインソース2を挿入した後、蓋4をケース3にね
じ込むことによりラインソース2をケース3内に封入す
ることができる。この放射線源にはタングステンからな
るケースとステンレスからなるケースの二つのホルダー
が備えられており、使用開始時点では図2に示すよう
に、材質がタングステンからなるケース5に装着して使
用し、放射能が半分になった時点(280日経過時点)
でケース5からラインソースを取り出し、ステンレスか
らなるケース6に再装着して使用する。
【0013】ここで、タングステンの全減衰係数を 0.1
36(cm2 /g)、密度を19.3(g/cm3)、ステンレスの全
減衰係数を 0.084(cm2 /g)、密度を 7.8(g/cm3 )と
し、ケースの厚さをそれぞれ 3.6mmとすると、図2に
おいて、ラインソース2の68Ge部分で発生したγ線6
はタングステンケースを通過して減衰する。この時透過
する割合Dwは Dw=e-0.136x19.3x0.36 =0.39 一方、図3のステンレスケースを使用した場合の、透過
割合Dfは Df=e-0.084x7.8x0.36 =0.79 となる。
36(cm2 /g)、密度を19.3(g/cm3)、ステンレスの全
減衰係数を 0.084(cm2 /g)、密度を 7.8(g/cm3 )と
し、ケースの厚さをそれぞれ 3.6mmとすると、図2に
おいて、ラインソース2の68Ge部分で発生したγ線6
はタングステンケースを通過して減衰する。この時透過
する割合Dwは Dw=e-0.136x19.3x0.36 =0.39 一方、図3のステンレスケースを使用した場合の、透過
割合Dfは Df=e-0.084x7.8x0.36 =0.79 となる。
【0014】したがって、図2に示すようにタングステ
ンケースに入れて使用し、放射能が半分になった時点
(280日経過時点)で図3に示すようにステンレスケ
ースに入れ替えると、放射能が倍になり半減するまでに
もう280日使用することができる。
ンケースに入れて使用し、放射能が半分になった時点
(280日経過時点)で図3に示すようにステンレスケ
ースに入れ替えると、放射能が倍になり半減するまでに
もう280日使用することができる。
【0015】図4はこの放射能の減衰特性を図示したも
のであり、280日経過した時点でタンクステンケース
をステンレスケースに取り替えると、その時点で放射能
強度は2倍以上となり更に280日経過した560日ま
で使用可能となる。すなわち、一度購入したラインソー
スを従来の2倍の期間使用することが可能となる。
のであり、280日経過した時点でタンクステンケース
をステンレスケースに取り替えると、その時点で放射能
強度は2倍以上となり更に280日経過した560日ま
で使用可能となる。すなわち、一度購入したラインソー
スを従来の2倍の期間使用することが可能となる。
【0016】なお、上記実施例では、タングステンケー
スとステンレスケースの二つのケースを使用した例を説
明したが、更にモリブデン、鉛、銅、SUSのような他
の材質のケースを用意し、3つ以上のケースを使用し
て、ラインソースをさらに長期間使用できるようにする
こともできる。また、多数の材質の異なるケースを用意
しておいた場合には、放射線源の半減期以前の短い所定
期間毎にケースを交換することにより、放射能強度を所
定の範囲内に長期間にわたって維持することができるの
で、ほぼ所定の時間でポジトロンECT装置の吸収補正
や感度補正を行うことができる。
スとステンレスケースの二つのケースを使用した例を説
明したが、更にモリブデン、鉛、銅、SUSのような他
の材質のケースを用意し、3つ以上のケースを使用し
て、ラインソースをさらに長期間使用できるようにする
こともできる。また、多数の材質の異なるケースを用意
しておいた場合には、放射線源の半減期以前の短い所定
期間毎にケースを交換することにより、放射能強度を所
定の範囲内に長期間にわたって維持することができるの
で、ほぼ所定の時間でポジトロンECT装置の吸収補正
や感度補正を行うことができる。
【0017】さらに、上記実施例では本発明をラインソ
ースに適用した場合を説明したが、ラインソースに限ら
ず点線源にも本発明を適用することができる。
ースに適用した場合を説明したが、ラインソースに限ら
ず点線源にも本発明を適用することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明の放射線源は上記のように構成さ
れており、放射線源の放射能が半分になった時点で材質
の異なるケースに入れ替えることにより、放射線源から
出る放射能強度が大きくなり、更に使用することができ
るので、高価な68Geラインソースを長い期間使用する
ことができるため、費用を削減することができる。ま
た、最初に放射能の強い放射線源が購入できるため、半
減期が長くなり使用期間が延長される。このような放射
線源は放射能が強くとも、価格はそれほどアップしない
ため、コストが有利となる。さらに、放射線の遮蔽がコ
ントロールでき、必要な放射線強度を容易に設定できる
ため、検査時間をコントロールすることができる。
れており、放射線源の放射能が半分になった時点で材質
の異なるケースに入れ替えることにより、放射線源から
出る放射能強度が大きくなり、更に使用することができ
るので、高価な68Geラインソースを長い期間使用する
ことができるため、費用を削減することができる。ま
た、最初に放射能の強い放射線源が購入できるため、半
減期が長くなり使用期間が延長される。このような放射
線源は放射能が強くとも、価格はそれほどアップしない
ため、コストが有利となる。さらに、放射線の遮蔽がコ
ントロールでき、必要な放射線強度を容易に設定できる
ため、検査時間をコントロールすることができる。
【図1】本発明の放射線源の一実施例を説明するための
図である。
図である。
【図2】タングステンケースを使用した放射線源を示す
図である。
図である。
【図3】ステンレスケースを使用した放射線源を示す図
である。
である。
【図4】本発明の放射線源から出る放射能の減衰特性を
示す図である。
示す図である。
【図5】ポジトロンECT装置の構成を示す図である。
【図6】ポジトロンECT装置の吸収補正を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図7】ポジトロンECT装置の感度補正を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図8】複数本の放射線源による補正を説明するための
図である。
図である。
【符号の説明】 1 放射線源 2 ラインソース 3 収納ケース 4 蓋 5 タングステンケース 6 ステンレスケース 7 γ線
Claims (1)
- 【請求項1】 放射線の減衰係数の異なるケースを複数
個備え、放射線が所定量減じた時点でケースを取り替え
ることにより、長期間使用できるようにしたことを特徴
とする放射線源。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9011579A JPH10206593A (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | 放射線源 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9011579A JPH10206593A (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | 放射線源 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10206593A true JPH10206593A (ja) | 1998-08-07 |
Family
ID=11781833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9011579A Withdrawn JPH10206593A (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | 放射線源 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10206593A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102382994A (zh) * | 2011-07-18 | 2012-03-21 | 原子高科股份有限公司 | 一种放射性68Ge溶液的制备方法 |
KR101237773B1 (ko) | 2011-10-31 | 2013-03-11 | 한국표준과학연구원 | 방사성 물질 계측기 교정용 표준선원 및 그 제조방법 |
-
1997
- 1997-01-24 JP JP9011579A patent/JPH10206593A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102382994A (zh) * | 2011-07-18 | 2012-03-21 | 原子高科股份有限公司 | 一种放射性68Ge溶液的制备方法 |
KR101237773B1 (ko) | 2011-10-31 | 2013-03-11 | 한국표준과학연구원 | 방사성 물질 계측기 교정용 표준선원 및 그 제조방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20040203 |