JPH10205359A - 空気量制御装置 - Google Patents

空気量制御装置

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JPH10205359A
JPH10205359A JP837297A JP837297A JPH10205359A JP H10205359 A JPH10205359 A JP H10205359A JP 837297 A JP837297 A JP 837297A JP 837297 A JP837297 A JP 837297A JP H10205359 A JPH10205359 A JP H10205359A
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JP
Japan
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throttle valve
throttle
control device
throttle body
air amount
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JP837297A
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English (en)
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Hikari Iio
光 飯尾
Tome Ogawa
止 小川
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D9/00Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
    • F02D9/08Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits
    • F02D9/10Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits having pivotally-mounted flaps
    • F02D9/107Manufacturing or mounting details
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2225/00Synthetic polymers, e.g. plastics; Rubber
    • F05C2225/08Thermoplastics

Landscapes

  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 寒冷地の早朝、エンジン始動時(冷間時)に
発生する氷結およびデポジットによるスロットルバルブ
の固着(貼り付き)および戻り不良の発生、および高温
雰囲気下におけるスロットルバルブとスロットルボディ
の干渉を防止できる空気量制御装置を提供すること。 【解決手段】 合成樹脂をマトリックスとする複合材料
を用いて形成したスロットルバルブ103およびスロッ
トルボディ101を有する空気量制御装置において、雰
囲気温度−40℃以上20℃以下の温度範囲で測定した
スロットルバルブの直径方向の線膨張係数が、前記温度
範囲で測定したスロットルボディの直径方向の線膨張係
数よりも0.00003以上0.00004以下の範囲
で大きいことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関(エンジ
ン)等の吸気通路に設置されているスロットルバルブ
(絞り弁)によって吸気量を制御する装置に関するもの
であり、特に軽量化等の目的からスロットルバルブおよ
びスロットルボディを合成樹脂をマトリックスとする複
合材料を用いて形成した空気量制御装置の氷結またはデ
ポジットによるスロットルバルブの固着(貼り付き)お
よび戻り不良の発生を防止する構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】燃料噴射システムを備えたエンジンで
は、通常吸入空気を暖めることなく外気をそのまま取り
入れている。このため寒冷地走行等において冷たい外気
がそのまま吸気通路内に侵入すると、スロットルバルブ
近傍で氷結が発生する可能性が皆無とは言えない。
【0003】これとは別に、EGR(排気ガス再燃焼)
システムを採用するエンジンの場合には、スロットルバ
ルブ近傍に導かれる排気ガス中の水蒸気によって氷結が
発生することもある。
【0004】また、キャブレター(気化器)仕様のエン
ジンにおいても、スロットルバルブがガソリンによって
冷却されて、スロットルバルブに付着した水分が氷結す
る場合があることが知られている。
【0005】ところで、氷結によってスロットルバルブ
の固着、いわゆる「貼り付き」が発生すると、スロット
ルバルブの円滑な作動が阻害される可能性が皆無とは言
えない。
【0006】氷結以外にも、特にEGRシステムを採用
するエンジンの場合には、スロットルバルブ近傍に導か
れる排気ガス中の燃焼煤やブローバイガス中の(酸性の
劣化)オイル等から構成される燃焼生成物、いわゆる
「デポジット」がスロットルバルブやスロットルボディ
の内面に付着および堆積し、スロットルバルブの固着
(貼り付き)を引き起こす原因となることも知られてい
る。
【0007】デポジットによるスロットルバルブの固着
(貼り付き)は、常温またはそれ以上の温度でも発生し
得るが、デポジットの主たる構成物質であるオイルの固
化が発生する低温環境下で顕著である。
【0008】そこで、従来スロットルボディの周りにエ
ンジン冷却水を循環させる(以下、「温水加熱」と記
す)ことにより、また、キャブレター(気化器)仕様の
エンジンではスロットルバルブの周辺にヒーターを埋設
する(以下、「ヒーター加熱」と記す)ことにより、ス
ロットルボディを加熱して吸気通路内の氷結を防止する
技術がある。
【0009】しかしながら、軽量化等の目的からスロッ
トルバルブおよびスロットルボディを合成樹脂をマトリ
ックスとする複合材料を用いて形成した場合、現在主流
となっているアルミ合金、亜鉛合金、真鍮等の金属材料
を用いて形成したスロットルバルブおよびスロットルボ
ディと比較すると、合成樹脂をマトリックスとする複合
材料は熱伝導率が小さいため、温水加熱やヒーター加熱
を行なってもスロットルボディのボア壁の温度上昇が不
十分であったり、昇温に長時間を要する等の問題が発生
することがある。
【0010】このような問題点を解決する手段として
は、例えば実開平4−119352号公報記載のものが
公知である。
【0011】ここに開示されているものは、図6に示す
ように樹脂製のスロットルチャンバ本体1の、図示しな
いスロットル弁を囲む内壁に、アルミニウム製の円筒体
3が一体に設けられている。そして、この円筒体3の外
周に、アルミニウム製の突起部6を形成しておき、これ
に、凹溝7を形成して、ここに、温水パイプ4を嵌入し
ている。温水パイプ4と円筒体3(凹溝7)との接触面
積が大きいので、熱伝導率が良い。
【0012】氷結によって発生する空気量制御装置のス
ロットルバルブの固着(貼り付き)を防止する構造とし
ては、下記のような技術が公知である。
【0013】(1) 樹脂製のスロットルボディの、ス
ロットルバルブを囲む内壁に、金属製の円筒体を一体に
設け、樹脂製のスロットルボディ内に、円筒体を加熱す
る温水パイプを埋設することにより、アイシングを防止
する。
【0014】これに該当または類似した発明・考案とし
ては、特開平2−91431号公報、実開平3−172
41号公報、実開平4−119338号公報、実開平4
−119352号公報、特開平7−77108号公報が
ある。
【0015】(2) 樹脂製のスロットルボディのボア
内壁近傍にヒータを埋設し、ヒータの発熱によってアイ
シングを防止する(実開平3−17242号公報)。こ
れは前記(1)のものと同様に、樹脂製のスロットルボ
ディの、スロットルバルブを囲む内壁に、熱伝導率の大
きい金属製の円筒体を一体に設ける考案(実開平4−1
19337号公報)も開示されている。
【0016】(3) ボディの内側部に、金属素材から
なるインサートブッシュが一体的に組み込まれ、インサ
ートブッシュの下流側端部を機関側に当接されるフラン
ジに形成することによりアイシングを防止する。(実開
平4−49651号公報) (4) スロットルバルブを導電性材料を含有する合成
樹脂材料で形成することにより、アイシングを防止す
る。(特開平2−40033号公報) (5) スロットルバルブの表面に、樹脂コーティング
または樹脂テープ貼り付けにより、熱伝導率および摩擦
係数の低い樹脂膜を形成し、アイシングを防止する。
(実開平4−134643号公報) また、デポジットによるスロットルバルブの固着(貼り
付き)を防止する手段としては、空気弁本体の内面に摩
擦係数の小さい粘性物質の薄膜を付着させる、またはア
イドル空気量調整に関わる部材を潤滑性の良い材料から
成る皮膜でコーティングすることにより、異物や燃焼
煤、粘着性物質等の燃焼生成物の堆積を防止する方法が
特開昭56−156460号公報および特開昭57−8
6538号公報に開示されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
(1)〜(5)の従来技術のうち、(1)〜(4)はエ
ンジン冷却水またはエンジンおよびエンジン周辺部品を
熱源とするため、あるいはヒーター加熱によってスロッ
トルボディを瞬時に昇温させることは困難である。この
ため、寒冷地の早朝などのような極めて低い気温の場合
には、エンジン始動時(冷間時)に発生するスロットル
バルブの固着(貼り付き)を完全に防止することは難し
いという問題点を有している。
【0018】また、本発明者等の検討では、前記従来技
術(5)および特開昭56−156460号公報、特開
昭57−86538号公報に開示されているデポジット
によるスロットルバルブの固着(貼り付き)を防止する
手段は、スロットルバルブ全閉時の空気の漏れ量を少な
くする目的から、スロットルバルブ/スロットルボディ
間のクリアランスを小さく設定すると十分な効果が得ら
れないことが確認された。
【0019】さらに、合成樹脂をマトリックスとする複
合材料を用いて形成したスロットルバルブ、スロットル
ボディを用いた場合には、スロットルバルブ/スロット
ルボディ間のクリアランスを小さく設定した場合のスロ
ットルバルブの固着(貼り付き)およびスロットルバル
ブの戻り不良が顕著であることも確認された。
【0020】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を鑑みてなされたものであり、従来技術では解決困難で
あった寒冷地の早朝など、エンジン始動時(冷間時)に
発生するスロットルバルブの固着(貼り付き)を防止す
ると共に、スロットルバルブ/スロットルボディ間のク
リアランスを小さく設定してもスロットルバルブの固着
(貼り付き)およびスロットルバルブの戻り不良が発生
しない空気量制御装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、合成樹脂をマトリックスとする複合材料を
用いて形成したスロットルバルブおよびスロットルボデ
ィを有する空気量制御装置において、雰囲気温度−40
℃以上20℃以下の温度範囲で測定したスロットルバル
ブの直径方向の線膨張係数が、前記温度範囲で測定した
スロットルボディの直径方向の線膨張係数よりも0.0
0003以上0.00004以下の範囲で大きいことを
特徴とする。
【0022】また、本発明は、前記空気量制御装置の2
0℃におけるスロットルバルブ全閉時の空気の漏れ量が
150L/min以下であることを特徴とする。
【0023】また、本発明は、前記スロットルバルブお
よびスロットルボディを形成する複合材料のマトリック
スが、スロットルバルブ:ポリフェニレンサルファイド
またはポリフェニレンサルファイド以上のガラス転移温
度を有する合成樹脂、スロットルボディ:40℃以上8
0℃以下の温度範囲にガラス転移温度を有する合成樹脂
の組み合わせであることを特徴とする。
【0024】また、本発明は、前記スロットルバルブお
よびスロットルボディを形成する複合材料のマトリック
スが、スロットルバルブ:ポリフェニレンサルファイ
ド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルケト
ン、ポリエーテルイミド、ポリエーテルサルホン、熱可
塑性ポリイミド、スロットルボディ:ポリアミド6、ポ
リアミド66、ポリエチレンテレフタレート、芳香族ポ
リアミドの中から選ばれた合成樹脂の組み合わせである
ことを特徴とする。
【0025】すなわち、本発明による空気量制御装置
は、雰囲気温度−40℃以上20℃以下の温度範囲で測
定したスロットルバルブの直径方向の線膨張係数を、前
記温度範囲で測定したスロットルボディのそれよりも大
きくすることによって、低温雰囲気下においても十分な
スロットルバルブ/スロットルボディ間のクリアランス
を確保し、氷結およびデポジットによるスロットルバル
ブの固着(貼り付き)および戻り不良の発生を防止する
と共に、スロットルボディの形成に用いる複合材料のマ
トリックスを空気量制御装置の常用温度範囲(40〜8
0℃)にガラス転移温度を有する合成樹脂とし、なおか
つ、スロットルバルブの形成に用いる複合材料のマトリ
ックスに、スロットルボディの形成に用いる複合材料の
マトリックスよりもガラス転移温度の大きい合成樹脂を
用いることによって、高温雰囲気下におけるスロットル
バルブとスロットルボディの干渉を防止することを可能
にしたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明による空気量制御装
置の実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
なお、添付の図面において、図1は本発明の空気量制御
装置の正面図、図2は本発明の空気量制御装置の垂直断
面図、図3は本発明の空気量制御装置の上面図であり、
図4は本発明の空気量制御装置のスロットルボディの上
面図、図5は本発明の空気量制御装置のシャフト支持部
近傍の構造を示す断面図(シャフト支持部はアクセルド
ラム側、反アクセルドラム側、同一構造のため、反アク
セルドラム側の構造のみ図示した。)である。
【0027】まず、本発明の実施の形態における空気量
制御装置構成を説明すると、図1〜5に示すように、ス
ロットルボディ101の吸気通路102を開閉するスロ
ットルバルブ103が、ビス104でスロットルシャフ
ト105に固着されている。このスロットルシャフト1
05はスロットルボディ101の相互に対向する一対の
シャフト支持部106によって回転可能に支承されてい
る。
【0028】スロットルシャフト105の一方の端部は
スロットルボディ101から突出し、その突出部にアク
セルドラム107とアクセルレバー108がワッシャ1
09を介してナット110で締結されている。
【0029】参照番号111はスロットルボディ101
のシャフト支持部106の外周部に緩く巻回したリター
ンスプリングであり、スロットルバルブ103を閉じる
方向にスロットルシャフト105を付勢する。リターン
スプリング111の先端フック部111aは、スロット
ルボディ101から突出するボス状のストッパー112
に係合している。また、リターンスプリング111の他
端フック部111bは、アクセルレバー108に係合し
ている。
【0030】スロットルシャフト105の他方の端部は
スロットルボディ101から突出し、ワッシャ113a
〜113cを介してナット114で締結されている。
【0031】シャフト支持部106においては、スロッ
トルボディ101に圧入されたブッシュ(滑り軸受け)
115がスロットルシャフト105を回転可能に支承し
ており、その外側には気密性を保持するためシール部材
116がスロットルボディ101に圧入され、さらにワ
ッシャ113a〜113cを介してナット114で締結
されている。
【0032】次に、本発明の実施の形態における実施例
(実施例1〜23)を比較例(比較例1〜27)を参照
しながら詳細に説明する。
【0033】本実施例および比較例では、ポリエーテル
サルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテル
ケトン、ポリエーテルイミド、熱可塑性ポリイミド、ポ
リフェニレンサルファイド、ポリアミドMXD6、ポリ
アミド6、ポリアミド66、ポリエチレンテレフタレー
トの中から選ばれた合成樹脂をマトリックスとする複合
材料を用いてスロットルボディ101およびスロットル
バルブ103を形成し、氷結やデポジットによるスロッ
トルバルブの固着(貼り付き)、スロットルバルブの戻
り不良、スロットルバルブの熱膨張によるスロットルバ
ルブとスロットルボディの干渉の発生の有無を調査し
た。
【0034】マトリックスとして用いた合成樹脂のメー
カーおよび商品名・グレードは以下の通りである。ポリ
エーテルサルホン[PES](三井東圧化学(株)製、
商品名「ビクトレックスPES3600G」)、ポリエ
ーテルエーテルケトン[PEEK](三井東圧化学
(株)製、商品名「ビクトレックスPEEK450
G」)、ポリエーテルケトン[PEK](英国ICI社
製、商品名「ビクトレックスPEK220G」)、ポリ
エーテルイミド[PEI](米国GE社製、商品名「ウ
ルテム1000」)、熱可塑性ポリイミド[TPI]
(三井東圧化学(株)製、商品名「オーラム500P
L」)、ポリフェニレンサルファイド[PPS](大日
本インキ化学工業(株)製、商品名「DIC.PPS
FZ−2100」)、ポリアミドMXD6[PA−MX
D6](三菱エンジニアリングプラスチックス(株)
製、商品名「レニー6002」)、ポリアミド6[PA
6](東レ(株)製、商品名「アミランCM101
7」)、ポリアミド66[PA66](旭化成(株)
製、商品名「レオナ1402S」)、ポリエチレンテレ
フタレート[PET](デュポン(株)製、商品名「ラ
イナイト500」)。
【0035】また、スロットルバルブとスロットルボデ
ィの線膨張係数差の影響を明らかにするため、スロット
ルボディを形成する複合材料には、重量分率で60%の
ガラスビーズ(東芝バロティーニ(株)製、商品名「極
小フィラービーズMB−10」)を配合した前記合成樹
脂を用い、スロットルバルブについては表1−1、表1
−2に示した実施例・比較例の線膨張係数差になるよう
に前記ガラスビーズの重量分率を適宜変更した。
【0036】表1−1、表1−2に空気量制御装置の評
価結果を示す。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】氷結によるスロットルバルブの固着(貼り
付き)および戻り不良の評価は、霧吹きを用いて5ml
の水をスロットルボディ内に散布した後、−40℃の冷
蔵庫内に30分間放置し、スロットルバルブの開き始め
トルクを測定すると共に、スロットルバルブの戻り不良
発生の有無を調べた。
【0040】デポジットによるスロットルバルブの固着
(貼り付き)および戻り不良の評価は、廃車に搭載され
ていたガソリンエンジンから回収したデポジットをスロ
ットルバルブの外周およびスロットルボディの内面に塗
布した後、−40℃の冷蔵庫に30分間放置し、スロッ
トルバルブの開き始めトルクを測定すると共に、スロッ
トルバルブの戻り不良発生の有無を調べた。
【0041】スロットルバルブの熱膨張によるスロット
ルバルブとスロットルボディの干渉の評価は、120℃
のオーブン内に30分間放置し、スロットルバルブの開
き始めトルクを測定すると共に、スロットルバルブの戻
り不良発生の有無を調べた。
【0042】なお、実施例・比較例ともに各5個の空気
量制御装置を評価に供した。
【0043】スロットルバルブの戻り不良が発生した場
合、およびスロットルバルブの固着(貼り付き)やスロ
ットルバルブとスロットルボディの干渉によってスロッ
トルバルブの開き始めトルクがスロットルバルブの全開
トルクを上回った場合は、当該空気量制御装置は実用性
がないと判断し、全数(5個)実用性があると判断され
た場合は○、全数(5個)実用性がないと判断された場
合は×、それ以外の場合を△と判定した。
【0044】表1−1、表1−2に示したように、ポリ
エーテルサルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリ
エーテルケトン、ポリエーテルイミド、熱可塑性ポリイ
ミド、ポリフェニレンサルファイドをマトリックスとす
る複合材料を用いて形成したスロットルバルブに対し
て、ポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミドMXD
6、ポリエチレンテレフタレートの中から選ばれた合成
樹脂をマトリックスとする複合材料を用いて形成したス
ロットルボディを組み合わせて用いる空気量制御装置
は、スロットルバルブの熱膨張によるスロットルバルブ
とスロットルボディの干渉という弊害を伴うこと無く、
氷結やデポジットによるスロットルバルブの固着(貼り
付き)、スロットルバルブの戻り不良という従来の空気
量制御装置の問題点を解決していることが分かる。
【0045】また、表1−1、表1−2から、スロット
ルバルブの直径方向の線膨張係数がスロットルボディの
それよりも0.00003〜0.00004の範囲で大
きい場合、本発明の効果が顕著であることが分かる。
【0046】近年、アイドリング時の燃費の向上を図る
目的から、スロットルバルブ全閉時の空気の漏れ量を少
なくする傾向が強まっている。
【0047】このため、所望の漏れ量の範囲に収まるよ
うに空気量制御装置組み立て時に管理・調整を実施する
のが通例であり、前記のような観点からスロットルバル
ブ/スロットルボディ間のクリアランスを小さくするこ
とが望まれている。
【0048】ところで、射出成形、押し出し成形、圧縮
成形等で製造する、合成樹脂をマトリックスとする複合
材料を用いて形成したスロットルバルブおよびスロット
ルボディは、仕上加工を実施している金属製のそれらと
比較すると概して真円度が劣る。
【0049】このため金属製の空気量制御装置と同レベ
ルの漏れ量になるように管理・調整を行なうと、スロッ
トルバルブ/スロットルボディ間のクリアランスが大き
い部位と小さい部位が発生する。
【0050】この結果、雰囲気温度が低下すると、スロ
ットルバルブとスロットルボディの線膨張係数または温
度分布の僅かな相違によって、スロットルバルブとスロ
ットルボディが干渉したり、スロットルバルブ/スロッ
トルボディ間のクリアランスが小さい部位においてデポ
ジットが強く圧縮されて、スロットルバルブの固着(貼
り付き)や戻り不良が発生すること、また、氷結による
スロットルバルブの固着(貼り付き)はスロットルバル
ブ/スロットルボディ間のクリアランスが小さい部位に
おいて顕著なことが本発明者等の検討により判明した。
【0051】前記課題を解決するため、本発明では雰囲
気温度−40℃以上20℃以下の温度範囲で測定したス
ロットルバルブの直径方向の線膨張係数を、前記温度範
囲で測定したスロットルボディのそれよりも大きくする
ことによって、雰囲気温度が低下するにしたがってスロ
ットルバルブ/スロットルボディ間のクリアランスが大
きくなるように設定し、氷結やデポジットによるスロッ
トルバルブの固着(貼り付き)や戻り不良を防止する。
【0052】しかしながら、スロットルバルブの直径方
向の線膨張係数をスロットルボディのそれよりも大きく
しただけでは、正規の使用温度範囲(40〜80℃)に
おいて、線膨張係数の大きいスロットルバルブの熱膨張
によってスロットルバルブとスロットルボディの干渉が
発生し、スロットルバルブの円滑な開閉が損なわれる可
能性が皆無ではない。
【0053】このような不具合を防止するため、スロッ
トルバルブおよびスロットルボディを形成する複合材料
のマトリックスとして用いる合成樹脂の組み合わせの最
適化を図ることが望ましい。
【0054】即ち、合成樹脂をマトリックスとする複合
材料の熱膨張・熱収縮は低温領域では線形挙動を示す
が、高温領域では非線形挙動に転じる。
【0055】線形挙動から非線形挙動に転じる温度はマ
トリックスとして使用する合成樹脂によって異なり、ま
た、その温度を厳密に定義することは容易ではないが、
ガラス転移温度をおおよその目安とすることが可能と考
えられる。
【0056】したがって、空気量制御装置の正規の使用
温度範囲(40〜80℃)にガラス転移温度を有する合
成樹脂をマトリックスとする複合材料を用いてスロット
ルボディを形成すれば、スロットルバルブの熱膨張によ
るスロットルバルブとスロットルボディの干渉を防止す
ることが可能である。
【0057】この場合、空気量制御装置の正規の使用温
度範囲(40〜80℃)にガラス転移温度を有する合成
樹脂をマトリックスとする複合材料を用いてスロットル
バルブを形成することも不可能ではないが、スロットル
ボディを形成する複合材料のマトリックスとして用いる
合成樹脂よりもガラス転移温度が低い場合には、スロッ
トルバルブの熱膨張によるスロットルバルブとスロット
ルボディの干渉を防止する効果が得られない場合があ
る。
【0058】したがって、スロットルバルブを形成する
複合材料のマトリックスとしては、空気量制御装置の正
規の使用温度範囲(40〜80℃)よりもガラス転移温
度が大きい合成樹脂が望ましい。
【0059】スロットルバルブおよびスロットルボディ
の形成に用いる複合材料のマトリックスとしては、例え
ばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系
樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート等のポリエステル系樹脂、ポリアミド6、ポ
リアミド66、透明ポリアミド、ポリアミドMXD6、
ポリアミド46、ポリアミド610、ポリアミド61
2、ポリアミド11、ポリアミド12等のポリアミド系
樹脂、AS樹脂、ABS樹脂、ポリカーボネート、ポリ
アセタール等の汎用樹脂および変性ポリフェニレンエー
テル、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、
ポリメチルペンテン、ふっ素樹脂、ポリアミドイミド、
ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリエーテルケ
トン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアリルエーテ
ルケトン、ポリエーテルケトンケトン、ポリエーテルケ
トンエーテルケトンケトン、ポリエーテルニトリル、ポ
リエーテルイミド、熱可塑性ポリイミド、ポリオキシベ
ンゾイルエステル、液晶ポリエステル等の耐熱性エンジ
ニアリングプラスチックや超耐熱性エンジニアリングプ
ラスチック、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、エポキシ樹脂、ジアリルフタレート樹脂、シリコー
ン、ポリイミド等の熱硬化性樹脂等の合成樹脂が考えら
れるが、本発明の空気量制御装置のスロットルボディを
形成する複合材料のマトリックス(空気量制御装置の正
規の使用温度範囲(40〜80℃)にガラス転移温度を
有する合成樹脂)としては、例えばポリアミド6、ポリ
アミド66等のポリアミド系樹脂、ポリアミドMXD6
等の芳香族ポリアミド系樹脂、ポリエチレンテレフタレ
ート等のポリエステル系樹脂等が該当する。
【0060】また、本発明の空気量制御装置のスロット
ルバルブを形成する複合材料のマトリックスとしては、
ポリフェニレンサルファイド、ポリアミドイミド、ポリ
サルホン、ポリエーテルサルホン、ポリエーテルケト
ン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアリルエーテル
ケトン、ポリエーテルケトンケトン、ポリエーテルケト
ンエーテルケトンケトン、ポリエーテルニトリル、ポリ
エーテルイミド、熱可塑性ポリイミド等、空気量制御装
置の正規の使用温度範囲(40〜80℃)よりも高い温
度領域にガラス転移温度を有する合成樹脂が該当する。
【0061】本発明の空気量制御装置は、前記の合成樹
脂をマトリックスとする複合材料を用いて形成したスロ
ットルバルブおよびスロットルボディによって構成され
るが、スロットルバルブおよびスロットルボディを形成
する複合材料のマトリックスの組み合わせによっては、
スロットルバルブとスロットルボディの線膨張係数の差
が後述する条件を満たしていないと氷結やデポジットに
よるスロットルバルブの固着(貼り付き)や戻り不良を
防止する効果が不十分であったり、スロットルバルブの
熱膨張によるスロットルバルブとスロットルボディの干
渉が発生する可能性が皆無ではない。
【0062】スロットルバルブとスロットルボディの線
膨張係数の差を制御する手段としては、例えばガラス繊
維、炭素繊維、セラミックス繊維、鉱物繊維等の無機繊
維、ステンレス、黄銅、ニッケル等の金属繊維、ポリア
クリロニトリル繊維、セルロース繊維、ポリベンゾチア
ゾール繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維、液晶芳
香族ポリエステル繊維、ポリビニルアルコール繊維、ア
ラミド等の有機繊維等の補強用の繊維、炭酸カルシウ
ム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、
水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、タルク、珪
酸、珪酸カルシウム、マイカ、ガラス、ガラスバルン、
石英バルン、黒鉛、ホウ素、アルミナ、炭化珪素、炭化
ホウ素、ボリア、窒化ホウ素、窒化珪素、窒化アルミニ
ウム、シリカ、ベリリウム、酸化ベリリウムの無機粉
末、アスベスト、チタン酸カリ、炭素、黒鉛、ホウ素、
アルミナ、炭化珪素、炭化ホウ素、ボリア、石英、シリ
カ、ベリリウム、窒化ほう素等の無機ウイスカ、アラミ
ドパルプ、マイクロセルロース、熱硬化性樹脂粉末の配
合が有効であり、難燃剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、
潤滑剤、着色剤、熱安定剤等の各種安定剤や充填剤、高
級脂肪酸の低級アルコールエステル、脂肪酸の多価アル
コールエステル、流動パラフィン、流動バリウム、シラ
ス、酸化アンチモン等の離型剤や無機フィラー、結晶化
促進剤としてアルキレングリコール誘導体、ポリアルキ
レングリコール誘導体、アイオノマー、雲母、二酸化チ
タン等を成形性や機械的特性等を損なわない範囲内で添
加しても良い。
【0063】なお、本明細書中の空気量制御装置とは、
燃料噴射システムを備えたエンジンに使用される空気量
制御装置、通常スロットルチャンバおよびキャブレター
(気化器)に組み込まれた空気量制御装置のうち、スロ
ットルバルブおよびスロットルボディを合成樹脂をマト
リックスとする複合材料で形成したものと同義であり、
スロットルチャンバに関しては、20℃におけるスロッ
トルバルブ全閉時の空気の漏れ量が150L/min以
下のガソリンエンジン用スロットルチャンバを主たる対
象としている。
【0064】ディーゼルエンジン用スロットルチャンバ
は、スロットルバルブ/スロットルボディ間のクリアラ
ンスを比較的大きく設定可能なため、氷結およびデポジ
ットによるスロットルバルブの固着(貼り付き)および
戻り不良が発生する可能性は非常に小さいが、スロット
ルバルブ/スロットルボディ間のクリアランスが十分に
確保されていない場合、あるいはスロットルバルブおよ
びスロットルボディの真円度が不十分な場合には、前記
不具合が発生する可能性は皆無とは言い切れず、この場
合、本発明の対象となることは言うまでもない。
【0065】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
空気量制御装置は、雰囲気温度−40℃以上20℃以下
の温度範囲で測定したスロットルバルブの直径方向の線
膨張係数を、前記温度範囲で測定したスロットルボディ
のそれよりも大きくすることによって、低温雰囲気下に
おいても十分なスロットルバルブ/スロットルボディ間
のクリアランスを確保し、寒冷地の早朝、エンジン始動
時(冷間時)に発生する氷結およびデポジットによるス
ロットルバルブの固着(貼り付き)および戻り不良の発
生を防止すると共に、スロットルボディの形成に用いる
複合材料のマトリックスを空気量制御装置の常用温度範
囲(40〜80℃)にガラス転移温度を有する合成樹脂
とし、なおかつ、スロットルバルブの形成に用いる複合
材料のマトリックスに、スロットルボディの形成に用い
る複合材料のマトリックスよりもガラス転移温度の大き
い合成樹脂を用いることによって、高温雰囲気下におけ
るスロットルバルブとスロットルボディの干渉を防止す
ることを可能にした。
【0066】さらに、従来金属製の空気量制御装置では
必須であった温水加熱を廃止することが可能になり、軽
量化およびコスト低減をも可能にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気量制御装置の正面図である。
【図2】本発明による空気量制御装置の垂直断面図であ
る。
【図3】本発明の空気量制御装置の上面図である。
【図4】本発明の空気量制御装置のスロットルボディの
上面図である。
【図5】本発明の空気量制御装置のシャフト支持部近傍
の構造を示す断面図である。
【図6】従来技術のスロットルチャンバの氷結防止装置
を示す図である。
【符号の説明】
101 スロットルボディ 102 吸気通路 103 スロットルバルブ 104 ビス 105 スロットルシャフト 106 シャフト支持部 107 アクセルドラム 108 アクセルレバー 109 ワッシャ 110 ナット 111 リターンスプリング 111a,111b リターンスプリングフック部 112 ストッパー 113a,113b,113c ワッシャ 114 ナット 115 ブッシュ(滑り軸受け) 116 シール部材 117 スロットルバルブ開度調整ねじ 118 カラー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂をマトリックスとする複合材料
    を用いて形成したスロットルバルブおよびスロットルボ
    ディを有する空気量制御装置において、 雰囲気温度−40℃以上20℃以下の温度範囲で測定し
    たスロットルバルブの直径方向の線膨張係数が、前記温
    度範囲で測定したスロットルボディの直径方向の線膨張
    係数よりも0.00003以上0.00004以下の範
    囲で大きく設定されていることを特徴とする空気量制御
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の空気量制御装置におい
    て、 前記空気量制御装置の20℃におけるスロットルバルブ
    全閉時の空気の漏れ量が150L/min以下に設定さ
    れていることを特徴とする空気量制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の空気量制御装置におい
    て、 前記スロットルバルブおよびスロットルボディを形成す
    る複合材料のマトリックスが、スロットルバルブ:ポリ
    フェニレンサルファイドまたはポリフェニレンサルファ
    イド以上のガラス転移温度を有する合成樹脂、スロット
    ルボディ:40℃以上80℃以下の温度範囲にガラス転
    移温度を有する合成樹脂の組み合わせであることを特徴
    とする空気量制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の空気量制御装置におい
    て、 前記スロットルバルブおよびスロットルボディを形成す
    る複合材料のマトリックスが、スロットルバルブ:ポリ
    フェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケト
    ン、ポリエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリエ
    ーテルサルホン、熱可塑性ポリイミド、スロットルボデ
    ィ:ポリアミド6、ポリアミド66、ポリエチレンテレ
    フタレート、芳香族ポリアミドの中から選ばれた合成樹
    脂の組み合わせであることを特徴とする空気量制御装
    置。
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