JPH10205356A - 多連式スロットルバルブのリンク機構 - Google Patents
多連式スロットルバルブのリンク機構Info
- Publication number
- JPH10205356A JPH10205356A JP1212897A JP1212897A JPH10205356A JP H10205356 A JPH10205356 A JP H10205356A JP 1212897 A JP1212897 A JP 1212897A JP 1212897 A JP1212897 A JP 1212897A JP H10205356 A JPH10205356 A JP H10205356A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pin
- connecting plate
- throttle valve
- ring
- link mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ピンとそれに接触する軸受との軸方向の動き
を無くすことによって、ピンと軸受との摩耗を抑え、各
スロットルバルブの開度の同一性を安定的に確保できる
ようにした多連式スロットルバルブのリンク機構を提供
するものである。 【解決手段】 回動レバー44に環状溝22を形成した
ピン24を固定し、そのピン24に連結プレート20と
スラストリング52とを嵌合させてピン24の環状溝2
2にEリング28を係止させる。その際、前記回動レバ
ー44と前記連結プレート20との間に、互いに離れる
方向に付勢するスプリング48を備える。そのスプリン
グ48によって前記連結プレート20をEリング28側
に付勢して、連結プレート20がピン24の軸方向に移
動しないようにする。
を無くすことによって、ピンと軸受との摩耗を抑え、各
スロットルバルブの開度の同一性を安定的に確保できる
ようにした多連式スロットルバルブのリンク機構を提供
するものである。 【解決手段】 回動レバー44に環状溝22を形成した
ピン24を固定し、そのピン24に連結プレート20と
スラストリング52とを嵌合させてピン24の環状溝2
2にEリング28を係止させる。その際、前記回動レバ
ー44と前記連結プレート20との間に、互いに離れる
方向に付勢するスプリング48を備える。そのスプリン
グ48によって前記連結プレート20をEリング28側
に付勢して、連結プレート20がピン24の軸方向に移
動しないようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のスロットル
バルブの開度を同一にするための多連式スロットルバル
ブのリンク構造に関する。
バルブの開度を同一にするための多連式スロットルバル
ブのリンク構造に関する。
【0002】
【従来の技術】多気筒の機関においては、スロットルバ
ルブを有するスロットルボディが複数個備えられ、各ス
ロットルバルブの開度を同一にして、全ての気筒に同量
の空気量を供給することが要求されている。各スロット
ルバルブの開度を同一にするために、スロットルバルブ
間を連結するリンク機構が従来から提供されている。こ
こで、多連式スロットルバルブのリンク機構の概略基本
構造を図3に示す。2個のスロットルボディ10a,1
0bには、それぞれスロットルシャフト12a,12b
が回転自在に取り付けられ、各スロットルシャフト12
a,12bにはスロットルバルブ14a,14bが固定
されている。各スロットルシャフト12a,12bのそ
れぞれの一端には回動レバー16a,16bが固定され
ている。それら回動レバー16a,16bの自由端には
連結手段18a,18bが取り付けられ、それらの連結
手段18aと連結手段18bとは連結プレート20を介
して接続されている。図示しないスロットルレバーの作
動に応じて、スロットルシャフト12aが回転させら
れ、それに固定されているスロットルバルブ14aの開
度が変化する。そのスロットルシャフト12aの回転に
応じて回動レバー16aが回転し、その回動レバー16
aの回転が連結手段18a,連結プレート20,連結手
段18bを介して他方の回動レバー16bを回転させ、
他方のスロットルシャフト12bを回転させる。このス
ロットルシャフト12bの回転角度と前記スロットルシ
ャフト12aの回転角度を同一にすることで、スロット
ルバルブ14bの開度を前記スロットルバルブ14aの
開度と常に同一にすることができる。この図3は、2つ
のスロットルバルブ14a,14bを連結するリンク機
構を説明するもので、一方のスロットルバルブ14aの
開度と他方のスロットルバルブ14bの開度とを調整す
るための機構を省略したものである。
ルブを有するスロットルボディが複数個備えられ、各ス
ロットルバルブの開度を同一にして、全ての気筒に同量
の空気量を供給することが要求されている。各スロット
ルバルブの開度を同一にするために、スロットルバルブ
間を連結するリンク機構が従来から提供されている。こ
こで、多連式スロットルバルブのリンク機構の概略基本
構造を図3に示す。2個のスロットルボディ10a,1
0bには、それぞれスロットルシャフト12a,12b
が回転自在に取り付けられ、各スロットルシャフト12
a,12bにはスロットルバルブ14a,14bが固定
されている。各スロットルシャフト12a,12bのそ
れぞれの一端には回動レバー16a,16bが固定され
ている。それら回動レバー16a,16bの自由端には
連結手段18a,18bが取り付けられ、それらの連結
手段18aと連結手段18bとは連結プレート20を介
して接続されている。図示しないスロットルレバーの作
動に応じて、スロットルシャフト12aが回転させら
れ、それに固定されているスロットルバルブ14aの開
度が変化する。そのスロットルシャフト12aの回転に
応じて回動レバー16aが回転し、その回動レバー16
aの回転が連結手段18a,連結プレート20,連結手
段18bを介して他方の回動レバー16bを回転させ、
他方のスロットルシャフト12bを回転させる。このス
ロットルシャフト12bの回転角度と前記スロットルシ
ャフト12aの回転角度を同一にすることで、スロット
ルバルブ14bの開度を前記スロットルバルブ14aの
開度と常に同一にすることができる。この図3は、2つ
のスロットルバルブ14a,14bを連結するリンク機
構を説明するもので、一方のスロットルバルブ14aの
開度と他方のスロットルバルブ14bの開度とを調整す
るための機構を省略したものである。
【0003】ここで、従来の連結手段18a(18b)
の一例を図4に示す。連結手段18a(18b)は、前
記回動レバー16a(16b)に固定されるものであっ
て環状溝22を形成したピン24と、前記連結プレート
20に固定されるものであって前記ピン24に嵌合され
る金属製で筒状の軸受26と、その軸受26がピン24
から脱落しないようにピン24の環状溝22に取り付け
られる係止手段としてのEリング28とから構成され
る。また、このEリング28と軸受26との間にEリン
グ28の摩耗を防止するためのワッシャ30が介在させ
られる。この図4に示した連結手段18では、前記ピン
24と前記軸受26とは、互いに回転自在でかつ軸方向
に摺動自在な関係になっている。これによって、連結プ
レート20は回動レバー16a(16b)に対して回転
自在でかつピン24に沿って摺動できるようになってい
る。
の一例を図4に示す。連結手段18a(18b)は、前
記回動レバー16a(16b)に固定されるものであっ
て環状溝22を形成したピン24と、前記連結プレート
20に固定されるものであって前記ピン24に嵌合され
る金属製で筒状の軸受26と、その軸受26がピン24
から脱落しないようにピン24の環状溝22に取り付け
られる係止手段としてのEリング28とから構成され
る。また、このEリング28と軸受26との間にEリン
グ28の摩耗を防止するためのワッシャ30が介在させ
られる。この図4に示した連結手段18では、前記ピン
24と前記軸受26とは、互いに回転自在でかつ軸方向
に摺動自在な関係になっている。これによって、連結プ
レート20は回動レバー16a(16b)に対して回転
自在でかつピン24に沿って摺動できるようになってい
る。
【0004】更に、従来の連結手段18a(18b)の
他の例を図5に示す。図5が図4と異なる点は、金属製
の軸受26の内側に潤滑性のある樹脂製の筒状のブッシ
ュ32を固定し、そのブッシュ32が前記ピン24に回
転自在でかつ軸方向に摺動自在に接触するようになって
いる点である。また、このブッシュ32におけるEリン
グ28側に外方に拡がるフランジ34を一体に形成する
ことによって、図3に示したワッシャ30を省略してい
る。この図5においても、連結プレート20は回動レバ
ー16a(16b)に対して回転自在でかつピン24に
沿って摺動できるようになっている。
他の例を図5に示す。図5が図4と異なる点は、金属製
の軸受26の内側に潤滑性のある樹脂製の筒状のブッシ
ュ32を固定し、そのブッシュ32が前記ピン24に回
転自在でかつ軸方向に摺動自在に接触するようになって
いる点である。また、このブッシュ32におけるEリン
グ28側に外方に拡がるフランジ34を一体に形成する
ことによって、図3に示したワッシャ30を省略してい
る。この図5においても、連結プレート20は回動レバ
ー16a(16b)に対して回転自在でかつピン24に
沿って摺動できるようになっている。
【0005】前記連結プレート20はある程度の長さを
有する鉄板で作られており、運転中のエンジンの振動や
凹凸の路面走行等によって、その連結プレート20に振
動が伝わり易くなっている。連結プレート20はピン2
4に対して回転自在かつ軸方向に摺動自在であるので、
この連結プレート20に振動が伝わると、その振動が連
結プレート20の軸方向の動きによって和らげられ、連
結プレート20に生じるおそれのある摩耗や損傷を防止
できるようになっている。
有する鉄板で作られており、運転中のエンジンの振動や
凹凸の路面走行等によって、その連結プレート20に振
動が伝わり易くなっている。連結プレート20はピン2
4に対して回転自在かつ軸方向に摺動自在であるので、
この連結プレート20に振動が伝わると、その振動が連
結プレート20の軸方向の動きによって和らげられ、連
結プレート20に生じるおそれのある摩耗や損傷を防止
できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】連結プレート20に生
じる摩耗や損傷を防止するために、ピン24に対して連
結プレート20(軸受26やブッシュ32)が軸方向に
摺動すると、ピン24と軸受26やブッシュ32との摺
接箇所が摩耗されて、その接触箇所に隙間が生じる。そ
の結果、2つのスロットルバルブ14を同一開度で開閉
できなくなり、各気筒に供給する空気量の差が大きくな
るという欠点が生じていた。
じる摩耗や損傷を防止するために、ピン24に対して連
結プレート20(軸受26やブッシュ32)が軸方向に
摺動すると、ピン24と軸受26やブッシュ32との摺
接箇所が摩耗されて、その接触箇所に隙間が生じる。そ
の結果、2つのスロットルバルブ14を同一開度で開閉
できなくなり、各気筒に供給する空気量の差が大きくな
るという欠点が生じていた。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、ピンとそれに接触する軸受との軸方向の動きを無く
すことによって、ピンと軸受との摩耗を抑え、各スロッ
トルバルブの開度の同一性を安定的に確保できるように
した多連式スロットルバルブのリンク機構を提供するこ
とを目的とする。
で、ピンとそれに接触する軸受との軸方向の動きを無く
すことによって、ピンと軸受との摩耗を抑え、各スロッ
トルバルブの開度の同一性を安定的に確保できるように
した多連式スロットルバルブのリンク機構を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、スロットルバルブを固定したスロットルシ
ャフトの回転に応じて回転する回動レバーと、その回動
レバーに固定されるもので外周に溝を形成したピンと、
そのピンに対して回転自在かつ軸方向に摺動自在に取り
付けられる連結プレートと、前記溝に係止するものであ
って連結プレートがピンから抜けるのを防止するための
係止手段とを有する多連式スロットルバルブ用リンク機
構において、前記回動レバーと前記連結プレートの間に
それらを互いに離れる方向に付勢するスプリングを備え
るようにしたものである。
に本発明は、スロットルバルブを固定したスロットルシ
ャフトの回転に応じて回転する回動レバーと、その回動
レバーに固定されるもので外周に溝を形成したピンと、
そのピンに対して回転自在かつ軸方向に摺動自在に取り
付けられる連結プレートと、前記溝に係止するものであ
って連結プレートがピンから抜けるのを防止するための
係止手段とを有する多連式スロットルバルブ用リンク機
構において、前記回動レバーと前記連結プレートの間に
それらを互いに離れる方向に付勢するスプリングを備え
るようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明に係る多連式スロットルバルブの
リンク機構の一実施形態を示す断面図である。図1にお
いて、図3〜図5と同一符号は同一部分を示す。スロッ
トルバルブ40を固定したスロットルシャフト42に、
回動レバー44が直接また間接的に固定される。その回
動レバー44に、環状溝22を形成したピン24が固定
される。前記連結プレート20には、筒状で耐摩耗性の
ある材料からなる軸受46が固定されている。この軸受
46は前記ピン24の外周に嵌合され、ピン24と軸受
46とは回転自在でしかも軸方向に摺動自在となってい
る。なお、この軸受46には、円筒形の金属の内周に樹
脂を焼き付けたいわゆるドライベアリングを用いてもよ
い。ピン24の周囲で、かつ回動レバー44と連結プレ
ート20との間にスプリング48を備える。即ち、スプ
リング48によって、回動レバー44と連結プレート2
0とは離れる方向に付勢されている。スプリング48の
一端と回動レバー44との間にスプリング受け50を備
える。図1では、スプリング受け50を回動レバー44
側にのみ備えたが、連結プレート20側にも備えるよう
にしても良い。
する。図1は、本発明に係る多連式スロットルバルブの
リンク機構の一実施形態を示す断面図である。図1にお
いて、図3〜図5と同一符号は同一部分を示す。スロッ
トルバルブ40を固定したスロットルシャフト42に、
回動レバー44が直接また間接的に固定される。その回
動レバー44に、環状溝22を形成したピン24が固定
される。前記連結プレート20には、筒状で耐摩耗性の
ある材料からなる軸受46が固定されている。この軸受
46は前記ピン24の外周に嵌合され、ピン24と軸受
46とは回転自在でしかも軸方向に摺動自在となってい
る。なお、この軸受46には、円筒形の金属の内周に樹
脂を焼き付けたいわゆるドライベアリングを用いてもよ
い。ピン24の周囲で、かつ回動レバー44と連結プレ
ート20との間にスプリング48を備える。即ち、スプ
リング48によって、回動レバー44と連結プレート2
0とは離れる方向に付勢されている。スプリング48の
一端と回動レバー44との間にスプリング受け50を備
える。図1では、スプリング受け50を回動レバー44
側にのみ備えたが、連結プレート20側にも備えるよう
にしても良い。
【0010】前記連結プレート20をピン24から外れ
ないようにするには、ピン24に連結プレート20を嵌
合した後、ピン24にすべり係数の小さい材質から成る
スラストリング52を嵌合し、ピン24の環状溝22に
係止手段としてのEリング28を係止させる。、Eリン
グ28を環状溝22に係止させた状態では、スプリング
48のばね力によって、連結プレート20とスラストリ
ング52がEリング28側に付勢される。
ないようにするには、ピン24に連結プレート20を嵌
合した後、ピン24にすべり係数の小さい材質から成る
スラストリング52を嵌合し、ピン24の環状溝22に
係止手段としてのEリング28を係止させる。、Eリン
グ28を環状溝22に係止させた状態では、スプリング
48のばね力によって、連結プレート20とスラストリ
ング52がEリング28側に付勢される。
【0011】本発明では、スプリング48によって、連
結プレート20がEリング28側へ常に付勢されている
ため、連結プレート20に振動が伝わっても、連結プレ
ート20(軸受46)はピン24の軸方向に移動しな
い。これによって、ピン24と軸受46とが摺動するこ
とが無くなり、ピン24と軸受46との接合面の摩耗の
発生を防止することができる。
結プレート20がEリング28側へ常に付勢されている
ため、連結プレート20に振動が伝わっても、連結プレ
ート20(軸受46)はピン24の軸方向に移動しな
い。これによって、ピン24と軸受46とが摺動するこ
とが無くなり、ピン24と軸受46との接合面の摩耗の
発生を防止することができる。
【0012】ここで、前記スラストリング52を、平面
部54とその平面部54に対して直角方向に立ち上がる
外壁部56とから構成するようにしてもよい。この外壁
部56の内径D1 は、ピン24を環状溝22に係止した
状態のEリング28の外径D2 よりも若干大きい寸法と
し、環状溝22から外す際のEリング28の外径よりも
小さくする。環状溝22にEリング28を係止する場合
には、スラストリング52と連結プレート20(軸受4
6)をスプリング48に抗して回動レバー44側に押
す。この際、ピン24の環状溝22がスラストリング5
2の外壁部56によって隠されることがないような位置
まで、連結プレート20とスラストリング52を回動レ
バー44側に押す(図2)。この図2に示す状態で、E
リング28を環状溝22に係止させる。その後、スプリ
ング48を押す力を無くすと、環状溝22位置がスラス
トリング52の外壁部56によって隠された状態(図
1)となる。図1に示す通常状態では、Eリング28の
外側はスラストリング52の外壁部56で覆われるの
で、Eリング28がスラストリング52から外れないよ
うにすることができる。
部54とその平面部54に対して直角方向に立ち上がる
外壁部56とから構成するようにしてもよい。この外壁
部56の内径D1 は、ピン24を環状溝22に係止した
状態のEリング28の外径D2 よりも若干大きい寸法と
し、環状溝22から外す際のEリング28の外径よりも
小さくする。環状溝22にEリング28を係止する場合
には、スラストリング52と連結プレート20(軸受4
6)をスプリング48に抗して回動レバー44側に押
す。この際、ピン24の環状溝22がスラストリング5
2の外壁部56によって隠されることがないような位置
まで、連結プレート20とスラストリング52を回動レ
バー44側に押す(図2)。この図2に示す状態で、E
リング28を環状溝22に係止させる。その後、スプリ
ング48を押す力を無くすと、環状溝22位置がスラス
トリング52の外壁部56によって隠された状態(図
1)となる。図1に示す通常状態では、Eリング28の
外側はスラストリング52の外壁部56で覆われるの
で、Eリング28がスラストリング52から外れないよ
うにすることができる。
【0013】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る多連式スロ
ットルバルブのリンク機構によれば、スプリングが連結
プレートをEリング側に付勢しているので、連結プレー
トに発生した振動によって、ピンと連結プレートに固定
した軸受との接触箇所が摺動しないようにしたものであ
る。この結果、ピンと連結プレートの間の隙間の発生に
よるスロットルバルブの開度の差の発生を防止すること
ができ、全てのスロットルバルブの開度を同一に保つこ
とができる。また、ピンと軸受と摩耗による隙間の発生
を防止できるため、リンク機構の耐久性を高めることが
できる。更に、スラストリングに外壁部を形成すること
によって、通常時には、Eリングの外側に外壁部を存在
させ、手動の操作以外にEリングがピンから外れないよ
うにすることができる。
ットルバルブのリンク機構によれば、スプリングが連結
プレートをEリング側に付勢しているので、連結プレー
トに発生した振動によって、ピンと連結プレートに固定
した軸受との接触箇所が摺動しないようにしたものであ
る。この結果、ピンと連結プレートの間の隙間の発生に
よるスロットルバルブの開度の差の発生を防止すること
ができ、全てのスロットルバルブの開度を同一に保つこ
とができる。また、ピンと軸受と摩耗による隙間の発生
を防止できるため、リンク機構の耐久性を高めることが
できる。更に、スラストリングに外壁部を形成すること
によって、通常時には、Eリングの外側に外壁部を存在
させ、手動の操作以外にEリングがピンから外れないよ
うにすることができる。
【図1】本発明に係る多連式スロットルバルブのリンク
機構の一実施形態を示す断面図である。
機構の一実施形態を示す断面図である。
【図2】図1の状態からスプリングに抗して連結プレー
トを回動プレート側に移動させた状態を示す断面図であ
る。
トを回動プレート側に移動させた状態を示す断面図であ
る。
【図3】多連式スロットルバルブ用リンク機構の基本構
造を示す概略平面図である。
造を示す概略平面図である。
【図4】従来の多連式スロットルバルブのリンク機構の
一例を示す断面図である。
一例を示す断面図である。
【図5】従来の多連式スロットルバルブのリンク機構の
その他の例を示す断面図である。
その他の例を示す断面図である。
20 連結プレート 22 環状溝 24 ピン 28 Eリング 40 スロットルバルブ 42 スロットルシャフト 44 回動レバー 46 軸受 48 スプリング 52 スラストリング 56 外壁部
Claims (2)
- 【請求項1】 スロットルバルブを固定したスロットル
シャフトの回転に応じて回転する回動レバーと、その回
動レバーに固定されるもので外周に溝を形成したピン
と、そのピンに対して回転自在かつ軸方向に摺動自在に
取り付けられる連結プレートと、前記溝に係止するもの
であって連結プレートがピンから抜けるのを防止するた
めの係止手段とを有する多連式スロットルバルブ用リン
ク機構において、前記回動レバーと前記連結プレートの
間にそれらを互いに離れる方向に付勢するスプリングを
備えたことを特徴とする多連式スロットルバルブのリン
ク機構。 - 【請求項2】 前記連結プレートと前記係止手段との間
に、前記ピンに対して軸方向に移動自在なものであって
環状の板状部と外壁部とから成るスライドリングを介在
させ、通常時は前記係止手段の外側に前記外壁部が位置
し、前記スプリングに抗して連結プレートとスライドリ
ングとを前記回動レバー側に近接させた際に前記係止手
段の外側に外壁部が位置しないことを可能にしたことを
特徴とする請求項1記載の多連式スロットルバルブのリ
ンク機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1212897A JPH10205356A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | 多連式スロットルバルブのリンク機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1212897A JPH10205356A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | 多連式スロットルバルブのリンク機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10205356A true JPH10205356A (ja) | 1998-08-04 |
Family
ID=11796906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1212897A Pending JPH10205356A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | 多連式スロットルバルブのリンク機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10205356A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016504533A (ja) * | 2013-01-24 | 2016-02-12 | マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテルハフツングMAHLE International GmbH | 内燃エンジン用復元ユニット |
-
1997
- 1997-01-27 JP JP1212897A patent/JPH10205356A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016504533A (ja) * | 2013-01-24 | 2016-02-12 | マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテルハフツングMAHLE International GmbH | 内燃エンジン用復元ユニット |
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