JPH10204903A - マンホール蓋の転落防止構造 - Google Patents

マンホール蓋の転落防止構造

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JPH10204903A
JPH10204903A JP9007710A JP771097A JPH10204903A JP H10204903 A JPH10204903 A JP H10204903A JP 9007710 A JP9007710 A JP 9007710A JP 771097 A JP771097 A JP 771097A JP H10204903 A JPH10204903 A JP H10204903A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋体のマンホール開口部からの転落が、より
高い信頼性をもって確実に防止され得る構造を提供す
る。 【解決手段】 マンホール開口部27の蓋体12による
覆蓋部分に広げられて配置される、矩形のネット状乃至
はシート状の編織物28を、該矩形の互いに対向位置す
る少なくとも一組の辺縁部に、長手の棒状乃至は板状を
呈し、該編織物28における外部荷重に対する応力を該
長手の方向に分散させ得る応力分散部材30,30を取
り付けて構成すると共に、該応力分散部材30,30を
受枠14の内側部位に沿って延びるように位置させた状
態で、それら応力分散部材30,30と受枠14の内側
部位とを連結部材34の複数にて着脱可能に連結するこ
とにより、該編織物28を該受枠14の内側部位に対し
て着脱可能に取り付けるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、マンホール蓋の転落防止構造に
係り、特に、開蓋状態下において、マンホールの開口部
をネット状乃至はシート状の編織物にて覆うことによ
り、該開口部からの蓋体の転落を防止するようにした構
造に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、上下水道管やガス管等は、暗渠
等に収容されて、地下に埋設されている。また、近年で
は、都市景観の向上を図ることを目的として、地上の電
柱を撤去するために、該電柱に架設される電力線や電話
線等も、上述の如き既設の暗渠や、それら電力線及び電
話線用として地下に新設される共同溝等に収容されて、
地下に埋設されることが多くなってきている。
【0003】そして、そのような暗渠や共同溝等には、
それらの内部に収容せしめられる各種の配管や配線等の
点検、修理等を行なうために人が出入りするマンホール
が設けられており、特に、電力線及び電話線用の暗渠や
共同溝等においては、作業上の理由等から、例えば、幅
が1mで、長さが3mといった大きな開口部を有するマ
ンホールが設けられている。
【0004】また、それら暗渠や共同溝等に設けられる
マンホールの開口部には、該開口部の大きさに拘わら
ず、受枠と、該受枠に嵌合せしめられて、該マンホール
の開口部を開閉可能に覆蓋する蓋体とからなるマンホー
ル蓋装置が設置されているが、大口径のマンホールの開
口部に設置されるマンホール蓋装置にあっては、蓋体
が、その大型化を回避する上で、一般に、複数枚に分割
されて、構成されている。例えば、上述の如き1m×3
m程度の矩形状の大きな開口部を備えたマンホールで
は、通常、0.75m×1.2m程度の大きさの矩形状
の蓋体が4枚用いられて、開口部が覆蓋されるようにな
っているのである。
【0005】ところで、そのような蓋装置が設置されて
なるマンホールにあっては、蓋体がマンホール内に落下
すると、暗渠や共同溝内の各種の配管や配線が損傷した
り、或いはそれら暗渠や共同溝内で作業中の作業員が大
けがを負ったりする恐れがある。そのため、マンホール
蓋装置には、従来から、蓋体の転落を防止するための各
種の対策が、講じられている。
【0006】例えば、上下水道管やガス管用の暗渠等に
設けられる、比較的小さな開口部を有するマンホールの
蓋装置においては、受枠と蓋体とを何れも円形形状と為
したり、受枠と蓋体とをヒンジを介して連結したりする
ことによって、マンホール内への蓋体の転落が防止され
得るようになっている。
【0007】一方、電力線及び電話線用の暗渠や共同溝
等に設けられる開口部の大きなマンホールの蓋装置にあ
っては、上述の如く、受枠と蓋体とが何れも矩形形状を
有しており、また、意図される景観向上の観点から、蓋
体の上面に、インターロッキングやモルタル等が敷設さ
れ、化粧加工されて、1枚の蓋体の重量が、100kg
〜200kg程度の極めて大きなものとなっているため
に、そのような蓋体と受枠とをヒンジを介して連結する
と、蓋体の開閉が極めて困難となってしまうところか
ら、上述の如く、受枠と蓋体とを円形形状と為したり、
それらをヒンジを介して連結したりする、比較的開口部
の小さなマンホールの蓋装置における蓋体の転落防止策
を、そのまま適用することが出来なかった。
【0008】そのため、そのような大きな重量を有する
矩形の蓋体を含むマンホール蓋装置においては、一般
に、金属板やチェーンをそれぞれ梯子状に連結してなる
金属連結体を受枠の内側部位に着脱可能に取り付けるこ
とによって、開口部からの蓋体の転落防止が図られてい
るのであるが、かかる対策を採用する場合、金属連結体
が金属板やチェーン等にて構成されていることから、耐
食性や耐候性の面において問題を有しており、それらの
問題を克服するには、金属連結体の構成材料として、高
価なステンレス材料(例えばSUS304)等を用いな
ければならず、それがコストの高騰を招いていたのであ
り、また、金属連結体自体の重量が必然的に大きくなる
ために、金属連結体のマンホール開口部への着脱作業に
おいて、多大な労力が要されるといった欠点を有してい
た。
【0009】そこで、そのような金属連結体に代えて、
6−ナイロンや6,6−ナイロン等の一般的なポリアミ
ド繊維等からなる有機合成繊維糸を製織乃至は製編し
た、矩形形状を呈するネット状乃至はシート状の編織物
を用い、これを各蓋体の下方に広げて配置すると共に、
所定の連結部材にて、該編織物の四つの角部と受枠の内
側部位とを着脱可能に連結して、該編織物を受枠の内側
部位に対して着脱可能に取り付けることも、一部で行な
われている。
【0010】かくの如き編織物を用いる場合、該編織物
が、金属板やチェーン等よりも極めて軽量で、且つ格段
に優れた耐食性や耐候性を有する合成繊維糸にて構成さ
れていることから、編織物のマンホール開口部への着脱
作業に要される労力が、金属連結体を用いる場合に比し
て、飛躍的に軽減され得るばかりでなく、コストの高騰
を招くことなしに、優れた耐久性が有利に発揮され得
て、蓋体の転落防止効果が長期にわたって安定的に維持
され得るのであり、それによって、金属連結体を用いた
際に惹起される問題や欠点が、悉く解消され得るのであ
る。
【0011】しかしながら、そのような編織物を用いた
蓋体の転落防止対策にあっては、編織物の、受枠の内側
部位に対する取付構造からして、蓋体の落下による外部
荷重が加わった際に、編織物の、該受枠の内側部位との
取付部位たる各角部等に該外部荷重に対する応力が集中
せしめられて、編織物がかかる取付部位で破断し、その
破断の程度が甚だしい場合には、蓋体がマンホール内に
転落する恐れがあり、その点において、今一つ、蓋体の
転落防止に対する信頼性に欠けるものとなっていたので
ある。
【0012】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景にして為されたものであって、その解決課題とす
るところは、大重量を有する、矩形状の蓋体を備えたマ
ンホール蓋装置が設置されてなるマンホール開口部の内
側部位に、矩形形状を呈するネット状乃至はシート状の
編織物を取り付けることにより、該開口部からの蓋体の
転落を防止するようにした構造において、蓋体の落下に
より外部荷重が加えられた際における、編織物の、受枠
の内側部位に対する取付部位での破断が有利に防止され
得、以て該蓋体のマンホール開口部からの転落が、高い
信頼性をもって確実に防止され得る構造を提供すること
にある。
【0013】
【解決手段】そして、本発明のうち、請求項1に記載の
発明にあっては、上述の如き課題を解決するために、マ
ンホールの開口部の周りに設置される矩形の受枠に、少
なくとも一つの矩形の蓋体を嵌合せしめて、該少なくと
も一つの蓋体により、該マンホールの開口部を開閉可能
に覆蓋するようにした構造のマンホール蓋装置における
前記受枠の内方に、矩形形状を呈するネット状乃至はシ
ート状の編織物を、該受枠に嵌合せしめられる蓋体に対
応して、その下方で、且つ該マンホール開口部の該蓋体
による覆蓋部分に広げた状態で、配置すると共に、該矩
形の編織物における、互いに対向位置する少なくとも一
組の辺縁部のそれぞれの複数箇所において、該受枠の内
側部位に着脱可能に取り付けることにより、該開口部か
らの前記蓋体の転落を防止するようにした構造におい
て、前記受枠の内側部位に取り付けられる前記編織物の
少なくとも一組の辺縁部のそれぞれに、該受枠の内側部
位に沿って延びる長手の棒状乃至は板状を呈し、該編織
物における外部荷重に対する応力を該長手の方向に分散
させる応力分散部材を取り付けると共に、該応力分散部
材と該受枠の内側部位とを、それらの少なくとも何れか
一方に対して着脱可能とした複数の連結部材にて連結せ
しめることにより、前記編織物を前記受枠の内側部位に
着脱可能に取り付け得るように構成したことを、その特
徴とするものである。
【0014】すなわち、この請求項1記載の発明に従う
マンホール蓋の転落防止構造にあっては、受枠の内方に
おいて、マンホール開口部の蓋体による覆蓋部分に広げ
られて配置される、矩形のネット状乃至はシート状の編
織物を、該矩形の互いに対向位置する少なくとも一組の
辺縁部に、長手の棒状乃至は板状を呈し、該編織物にお
ける外部荷重に対する応力を該長手の方向に分散させる
応力分散部材を取り付けて構成すると共に、該応力分散
部材を前記受枠の内側部位に沿って延びるように位置せ
しめた状態で、それら応力分散部材と受枠の内側部位と
を複数の連結部材にて着脱可能に連結することにより、
該編織物を該受枠の内側部位に対して着脱可能に取り付
けるように為すものであるところから、該矩形の編織物
における四つの角部に、一端部が受枠に固定された所定
の連結部材の他端部を直接に取り付けることにより、該
編織物を受枠に対して取り付けるようにした従来構造と
は異なり、編織物の任意の位置に、蓋体の落下による外
部荷重が加わった際に、該編織物における該外部荷重に
対する応力が、受枠への取付部位たる編織物の角部等の
一点に集中せしめられるようなことが有利に回避され
得、それによって、編織物がかかる取付部位で破断する
ことが、効果的に防止され得るのである。
【0015】従って、本発明のうち、請求項1に記載の
発明に従うマンホール蓋の転落防止構造によれば、大重
量を有する矩形状の蓋体のマンホール開口部からの転落
が、従来構造に比して、高い信頼性をもって、より確実
に防止され得るのであり、その結果として、かかるマン
ホールが設けられる暗渠や共同溝内の各種の配管や配
線、更には該マンホール内で作業中の作業員等が、極め
て有効に保護され得ることとなるのである。
【0016】また、本発明のうち、請求項2に記載の発
明にあっては、前記請求項1に記載のマンホール蓋の転
落防止構造において、前記編織物の前記応力分散部材が
取り付けられていない辺縁部に、長手の棒状乃至は板状
の剛性部材が取り付けられ、該剛性部材と前記応力分散
部材との間で、該編織物の外周部を取り囲む枠組が形成
されていることを、特徴としている。このような発明に
従うマンホール蓋の転落防止構造においては、編織物の
外周部位を取り囲む、応力分散部材と剛性部材とから構
成される枠組にて、編織物の互いに対向する二組の辺縁
部が、何れも略水平に保たれて、中央部分が自重により
凹んだ状態と為され得るのであり、それによって、編織
物の互いに対向する一組の辺縁部のみに、受枠の内側部
位に連結される応力分散部材が取り付けられて、かかる
一組の辺縁部のみが略水平状態に保たれる一方、応力分
散部材が取り付けられていない残りの一組の辺縁部が自
重により弛んだ状態とされる場合とは異なり、蓋体が、
編織物上に落下した際に、かかる弛んだ状態とされた編
織物の辺縁部から、マンホール内に転落してしまうよう
なことが有利に回避され得、その結果、蓋体のマンホー
ル開口部からの転落が、より効果的に防止され得るので
ある。
【0017】さらに、本発明のうち、請求項3に記載の
発明にあっては、前記請求項1又は請求項2に記載のマ
ンホール蓋の転落防止構造において、前記編織物が、芳
香族ポリアミド繊維からなる合成繊維糸を製織乃至は製
編することにより構成されていることを、特徴としてい
る。この発明に従うマンホール蓋の転落防止構造にあっ
ては、編織物において、その構成材料たる芳香族ポリア
ミド繊維が有する特性、即ち、引張強度が非常に高く、
しかも、鋭利な刃物等によって切断され難い性質、所謂
耐切創性に優れるといった特性が極めて有利に発揮され
得、それによって、蓋体がより大きな重量を有するもの
であっても、該蓋体の編織物上への落下時に、該編織物
が破断することがより有利に防止され得るのであり、ま
たそのような大重量の蓋体の落下時に、編織物が、該蓋
体の角部によって切断されるようなことも、極めて有効
に阻止され得、それらの結果として、矩形状の蓋体のマ
ンホール開口部からの転落が、より高い信頼性をもっ
て、更に一層確実に防止され得ることとなるのである。
【0018】また、本発明のうち、請求項4に記載の発
明にあっては、前記請求項1乃至請求項3の何れかに記
載のマンホール蓋の転落防止構造において、前記連結部
材が、弾性体を有して構成され、該弾性体の弾性変形に
より、該連結部材に対して外部から加えられる引張力が
吸収され得るようになっていることを、特徴としてい
る。このような構成を有するマンホール蓋の転落防止構
造においては、編織物上への蓋体の落下により、応力分
散部材が受枠の内側部位から離隔移動せしめられた際
に、連結部材に対して加えられる引張力が有利に吸収さ
れ得、それによって、それら応力分散部材と受枠の内側
部位との良好な連結状態が効果的に確保され得ると共
に、前記編織物における該応力分散部材の取付部位と該
応力分散部材との間に生ずる引張応力も有利に低減せし
められ得て、該応力分散部材の編織物に対する取付状態
も良好に維持され得るのである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に具体的に明ら
かにするために、本発明に係るマンホール蓋の転落防止
構造の構成について、図面に示される具体例を参照しつ
つ、詳細に説明することとする。
【0020】先ず、図1及び図2には、本発明に従うマ
ンホール蓋の転落防止構造が採用されてなるマンホール
蓋装置の一例が、概略的に示されている。また、それら
の図においては、かかるマンホール蓋装置をマンホール
の開口部に設置せしめた状態が示されている。それら図
1及び図2からも明らかなように、マンホール蓋装置1
0は、二つの蓋体12,12と受枠14とを有して、構
成されている。
【0021】より具体的には、このマンホール蓋装置1
0を構成する二つの蓋体12,12は、従来と同様に、
全体として、略長手の矩形皿形形状を呈しており、前記
受枠14の開口部の半分を覆蓋し得る大きさを有する底
壁部16の上面の周縁部に、側壁部18が、またその内
周部に、格子状形態を有する複数の補強リブ20が、そ
れぞれ、一体的に立設せしめられて、構成されている。
更に、各蓋体12にあっては、補強リブ20の格子のそ
れぞれのマス内に、モルタル22が充填せしめられて、
化粧加工が施されている。
【0022】一方、受枠14は、長手矩形状の全体形状
を有しており、各内面の高さ方向略中央部には、内向フ
ランジ部24が、また、各外面の下端部には、外向フラ
ンジ部26が、それぞれ、所定高さをもって周方向に連
続して延びるようにして、一体形成されている。更に、
かかる受枠14においては、互いに対向する二組の内面
のうち、長さの短い一組の内面における前記内向フラン
ジ部24の形成部位の下方に、後述する連結部材34が
着脱可能に取り付けられる取付突起42が、各々四つず
つ、一体的に突設されている。
【0023】そして、そのような二つの蓋体12,12
と受枠14とを有するマンホール蓋装置10にあって
は、受枠14が、外向フランジ部26の下面においてマ
ンホールの開口部27の上面に載置されて、ボルト固定
等されることにより、該開口部27の周りに設置される
ようになっており、また、そのような受枠14の設置状
態下で、二つの蓋体12,12のそれぞれが、互いに隣
り合って位置せしめられつつ、受枠14の内向フランジ
部24上において、該受枠14の内側に嵌合せしめられ
ることによって、前記マンホール開口部27を、それら
二つの蓋体12,12にて開閉可能に覆蓋し得るように
なっている。
【0024】ところで、そのようなマンホール開口部2
7の覆蓋構造を有するマンホール蓋装置10において
は、受枠14の内側に、ネット状編成物たる蓋体転落防
止ネット28が、二つ並んで配置されている。この蓋体
転落防止ネット28は、全体として、長手矩形形状を呈
しており、蓋体12よりも一周り小さく、且つ一つの蓋
体12にて覆蓋される受枠14の開口部の半分を略覆い
得る大きさを有して、構成されている。
【0025】そして、ここでは、特に、かかる蓋体転落
防止ネット28が、ポリフェニレンテレフタルアミド等
の芳香族ポリアミド繊維からなる合成繊維糸を、比較的
細かい網の目を有するように編網することにより構成さ
れている。この芳香族ポリアミド繊維は、よく知られて
いるように、6−ナイロンや6,6−ナイロンに代表さ
れるポリアミド繊維等の一般的な有機合成繊維の繊維構
造とは異なって、分子鎖が繊維軸に沿って高度に結晶化
された状態で配列した繊維構造をもっており、それによ
って、一般的な有機合成繊維の3倍程度の極めて高い引
張強度を示し、しかも、耐切創性にも優れるといった特
性を有するものである。なお、ここで用いられる芳香族
ポリアミド繊維については、その表面が、塩化ビニル樹
脂等にてコーティングされており、それによって、芳香
族ポリアミド繊維特有の耐光劣化の問題や強アルカリに
よる強度低下の欠点等の改善が図られている。
【0026】また、かかる矩形の蓋体転落防止ネット2
8においては、前記受枠14の各内面に沿って延びるよ
うに位置する四つの辺縁部が、それぞれ、該辺縁部に沿
って延びる筒形の袋状に製編されている。そして、その
ような袋状の四つの辺縁部において、互いに対向する二
組の辺縁部のうち、長さの短い一組の辺縁部には、一対
の応力分散部材30,30が、また、該長さの短い一組
の辺縁部に隣り合って位置する、長さの長い辺縁部に
は、一対の剛性部材32,32が、それぞれ、挿通せし
められている。なお、この一対の応力分散部材30,3
0と一対の剛性部材32,32は、何れも、それぞれが
挿通せしめられる辺縁部に対応した長さを有する中実の
金属棒からなっているが、各応力分散部材30の方が、
各剛性部材32よりも太くなるように構成されている。
【0027】これにより、一対の応力分散部材30,3
0と一対の剛性部材32,32とが、各蓋体転落防止ネ
ット28の互いに対向する二組の辺縁部にそれぞれ取り
付けられて、蓋体転落防止ネット28の外周部を取り囲
む枠組を形成しつつ、前記受枠14の各内面に沿って延
びるように位置せしめられているのであり、以て各蓋体
転落防止ネット28が、受枠14の内方において、広げ
られた状態で、配置されているのである。
【0028】さらに、そのような配置状態とされた蓋体
転落防止ネット28において、前記一組の辺縁部に取り
付けられた一対の応力分散部材30,30の両端部に
は、合計四つの連結部材34が、それぞれ取り付けられ
ている。この連結部材34は、図3からも明らかなよう
に、両端が鉤状の引掛け部とされた引張コイルバネ36
と、全体として、鉤形形状を呈し、基部側において、該
引張コイルバネ36の一方の引掛け部に対して離脱不能
に引っ掛けられて、該引張コイルバネ36に固定される
と共に、該基部側から先端側に向かって延びる離脱防止
片38を押圧操作することにより、所定部位に対して着
脱可能に引っ掛けられ得るように構成された金属製のフ
ック40とからなっている。
【0029】そして、かくの如き構成とされた各連結部
材34の引張コイルバネ36が、フック40に対する固
定側とは反対側の引掛け部において、前記応力分散部材
30のそれぞれの端部に、離脱不能に引っ掛けられて、
取り付けられており、また、フック40が、前記受枠1
4の互いに対向する一組の内面のそれぞれにおいて、前
記内向フランジ部24の下方に設けられた前記四つの取
付突起42に対して、各々着脱可能に取り付けられてい
る。即ち、各連結部材34にあっては、引張コイルバネ
36の側において、各応力分散部材30に対して位置固
定に取り付けられている一方、フック40の側におい
て、受枠14に対して着脱可能に取り付けられているの
であり、また、各応力分散部材30と受枠14とが離隔
せしめられる等して、各連結部材34に引張力が加えら
れた際に、引張コイルバネ36が伸長せしめられること
により、かかる引張力が吸収されるようになっている。
このことから明らかなように、本具体例では、連結部材
34に備えられた弾性体が、引張コイルバネ36にて構
成されているのである。
【0030】かくして、本具体例に係るマンホール蓋装
置10にあっては、矩形形状を呈する二つの蓋体転落防
止ネット28,28が、受枠14の内方において、該受
枠14に嵌合せしめられる二つの蓋体12,12にそれ
ぞれ対応して、各蓋体12の下方で、且つマンホール開
口部27の各蓋体12による覆蓋部分に広げられた状態
で、配置されているのであり、また、そのような配置状
態下で、互いに対向する一組の辺縁部のそれぞれにおい
て、応力分散部材30の両端部に固定された連結部材3
4の複数により、受枠14の内面に対して着脱可能に取
り付けられているのである。
【0031】それ故、かかるマンホール蓋装置10にあ
っては、開蓋時に、マンホール開口部27が、略全域に
わたって、二つの蓋体転落防止ネット28,28により
覆われ得、それによって、蓋体12の開閉操作時等に、
該蓋体12が誤って落下しても、該蓋体12が、二つの
蓋体転落防止ネット28,28にて確実に受け止められ
得るのである。
【0032】しかも、かかるマンホール蓋装置10にあ
っては、蓋体12が蓋体転落防止ネット28にて受け止
められた際に、該蓋体転落防止ネット28に加えられる
外部荷重に対して、該蓋体転落防止ネット28において
生ぜしめられる応力が、該蓋体転落防止ネット28の受
枠14への取付部位たる前記一組の辺縁部において、そ
こに取り付けられた、金属棒からなる剛性のある一対の
応力分散部材30,30により、その長さ方向に有利に
分散せしめられ得、それによって、蓋体転落防止ネット
28の四つの角部に、一端部が受枠14に固定された所
定の連結部材の他端部を直接に取り付けて、蓋体転落防
止ネット28が受枠14に対して取り付けられるように
した構造を有する従来装置とは異なり、前記応力が、受
枠14への取付部位たる蓋体転落防止ネット28の角部
等の一点に集中せしめられるようなことが効果的に回避
され得るのである。そして、その結果として、蓋体12
の蓋体転落防止ネット28上への落下時において、該蓋
体転落防止ネット28が、受枠14への取付部位で破断
するようなことが、効果的に防止され得ることとなるの
である。
【0033】従って、本具体例に係るマンホール蓋装置
10においては、大重量を有する矩形状の蓋体12の、
マンホール開口部27からの転落が、従来装置に比し
て、高い信頼性をもって、より確実に防止され得るので
あり、その結果として、かかるマンホールが設けられる
暗渠や共同溝内の各種の配管や配線、更には該マンホー
ル内で作業中の作業員等が、安全に保護され得ることと
なるのである。
【0034】また、かかるマンホール蓋装置10にあっ
ては、蓋体転落防止ネット28の互いに対向する二組の
辺縁部において、応力分散部材30,30が取り付けら
れる一組の辺縁部に隣り合って位置する別の一組の辺縁
部に、それらに対応した長さを有する中実の金属棒から
なる剛性部材32,32が取り付けられて、それら応力
分散部材30,30と剛性部材32,32とにより、蓋
体転落防止ネット28の外周部を取り囲む枠組が形成さ
れているところから、蓋体転落防止ネット28は、その
互いに対向する二組の辺縁部を何れも弛ませることな
く、略水平に保持される一方、中央部分を自重により凹
ませた状態で、受枠14の内方に配置されることとなる
のであり、それによって、蓋体12が蓋体転落防止ネッ
ト28上に落下した際に、その弛んだ状態とされた辺縁
部から、マンホール内に転落してしまうようなことが有
利に回避され得、その結果、蓋体12の、マンホール開
口部27からの転落が、より効果的に防止され得るので
ある。
【0035】さらに、本具体例に係るマンホール蓋装置
10においては、蓋体転落防止ネット28が、極めて高
度な引張強度と優れた耐切創性を有する芳香族ポリアミ
ド繊維からなる有機合成繊維糸を編網することにより構
成されていることから、該蓋体転落防止ネット28にお
いて、芳香族ポリアミド繊維の有する優れた特性が有利
に発揮され得、それによって、蓋体12がより大きな重
量を有していても、該蓋体12の蓋体転落防止ネット2
8上への落下時に蓋体転落防止ネット28が破断してし
まうことがより有利に防止され得るのであり、またその
ような蓋体12の落下時に、蓋体転落防止ネット28
が、該蓋体12の角部によって切断されるようなこと
も、極めて効果的に阻止され得るのである。
【0036】また、かかるマンホール蓋装置10にあっ
ては、上述の如き優れた特徴を発揮する蓋体転落防止ネ
ット28が、比較的細かい網の目をもって構成されてい
るところから、小石や工具等のマンホール内への落下も
有利に防止され得、それによって、該マンホール内で作
業中の作業員等の安全が、より一層効果的に確保され得
るのである。
【0037】さらに、かかるマンホール蓋装置10にあ
っては、蓋体転落防止ネット28の一組の辺縁部に取り
付けられた応力分散部材30のそれぞれと受枠12の内
面に設けられた取付突起42のそれぞれとを連結する連
結部材34が、引張コイルバネ36を有して構成され、
該連結部材34に引張力が加えられた際に、引張コイル
バネ36が伸長せしめられることにより、かかる引張力
が吸収されるようになっていることから、蓋体転落防止
ネット28上への蓋体12の落下時の衝撃等により、応
力分散部材30が受枠14の内面から離隔移動せしめら
れた際にも、それに伴って該連結部材34に加えられる
引張力が有利に吸収され得、それによって、それら応力
分散部材30と受枠14の内面との連結部材34による
連結状態が、良好に確保され得るのであり、また、蓋体
転落防止ネット28における応力分散部材30の取付部
位と該応力分散部材30との間に生ずる引張応力も、有
利に低減せしめられ得て、該応力分散部材30の蓋体転
落防止ネット28に対する取付状態が良好に維持され得
るのである。
【0038】更にまた、かかるマンホール蓋装置10に
おいては、蓋体転落防止ネット28が、二つの蓋体1
2,12の下方にそれぞれ一つずつ配置されて、受枠1
4に対して各々着脱可能に取り付けられているところか
ら、作業員等がマンホールに出入りする際に、受枠14
から除去された蓋体12に対応する蓋体転落防止ネット
28のみを受枠14内から取り除くことが出来、それに
よって、かかる作業員等のマンホール内への出入り、ひ
いては該作業員等による、該マンホールが設けられた暗
渠や共同溝内の各種の配管や配線等の点検作業や修理作
業が、より円滑に行なわれ得るといった利点が得られる
こととなる。
【0039】ところで、本具体例では、受枠の内側部位
に着脱可能に取り付けられる編織物が、芳香族ポリアミ
ド繊維からなる合成繊維糸を編網した蓋体転落防止ネッ
ト28にて構成されていたが、蓋体12の落下による外
部荷重に耐え得るものであれば、かかる編織物の材質や
形態が何等これに限定されるものではなく、一般的なポ
リアミド系やポリエステル系等の合成繊維や、金属繊維
等の無機繊維等を始めとする各種の化学繊維からなる化
学繊維糸、或いは天然繊維からなる天然繊維糸等をネッ
ト状に製編したり、シート状に製織したりすることによ
って得られる編織物が、例示の蓋体転落防止ネット28
に代えて、何れも有利に採用され得るものである。
【0040】また、本具体例では、そのような編織物と
しての蓋体転落防止ネット28の各辺縁部に取り付けら
れる応力分散部材30と剛性部材32とが、何れも、中
実の金属棒からなっていたが、それら応力分散部材30
と剛性部材32の材質や形状も、決してこれに限定され
るものではなく、例えば、長手の金属板や合成樹脂製の
長手の棒状体乃至は板状体等のうち、蓋体転落防止ネッ
ト28における外部荷重に対する応力を、該応力分散部
材30の長手方向に分散させ得る、一般に剛性のあるも
のが、応力分散部材30として、また、蓋体12との接
触乃至は衝突等によって破損乃至は破断され得ないもの
が、剛性部材32として、それぞれ、何れも有利に適用
され得るのである。
【0041】なお、剛性部材32は、本発明において必
須のものではない。それ故、蓋体転落防止ネット28の
互いに対向する二組の辺縁部のうち一組の辺縁部のみ
に、例示の一対の応力分散部材30,30を取り付け
て、残りの一組の辺縁部には、応力分散部材30と剛性
部材32の何れの部材も、何等取り付けないようにして
も良く、また、該二組の辺縁部の全べてに対して、応力
分散部材30をそれぞれ取り付けても、何等差し支えな
い。
【0042】さらに、それら応力分散部材30と剛性部
材32の蓋体転落防止ネット28に対する取付構造も、
本具体例に示される如きものに特に限定されるものでな
いことは、勿論である。
【0043】更にまた、本具体例では、応力分散部材3
0と剛性部材32とが別部材にて構成され、それら応力
分散部材30と剛性部材32の一対ずつが、蓋体転落防
止ネット28の四つの辺縁部に取り付けられることによ
って、該応力分散部材30と剛性部材32との間で、蓋
体転落防止ネット28の外周部を取り囲む枠組が形成さ
れるようになっていたが、応力分散部材30と剛性部材
32とにて矩形の枠体を一体的に形成せしめ、この枠体
に対して、その内側部分を覆うように、蓋体転落防止ネ
ット28を取り付けるようにしても良い。また、蓋体転
落防止ネット28の四つの辺縁部の全べてに、合計四つ
の応力分散部材30がそれぞれ取り付けられる場合にあ
っては、それら四つの応力分散部材30にて、矩形の枠
体を一体形成し、この四つの応力分散部材30からなる
枠体に対して、蓋体転落防止ネット28を取り付けるよ
うにすることも、可能である。何れにしろ、それらの構
成を採用することによって、応力分散部材30や剛性部
材32の蓋体転落防止ネット28からの離脱が効果的に
阻止され得ることとなる。
【0044】さらに、本具体例では、蓋体転落防止ネッ
ト28の一組の辺縁部に取り付けられた応力分散部材3
0,30と受枠14とを着脱可能に連結して、蓋体転落
防止ネット28を受枠14に対して着脱可能に取り付け
る連結部材34が、引張コイルバネ36とフック40と
から構成されて、該引張コイルバネ36の先端におい
て、各応力分散部材30に位置固定に取り付けられる一
方、該フック40の先端において、受枠14の内面に一
体形成された各取付突起42に着脱可能に取り付けられ
るようになっていたが、それとは反対に、引張コイルバ
ネ34の先端を受枠14に対して位置固定に取り付ける
一方、フック40の先端を各応力分散部材30に対して
着脱可能に取り付けるようにしても良く、また、単に、
フック40だけからなる連結部材を用いて、各応力分散
部材30と受枠14とを連結するようにしても良いので
ある。更に、そのような金属製の連結部材34に代え
て、各種のロープ等にて、各応力分散部材30と受枠1
4とを着脱可能に連結するように為すことも、勿論可能
である。
【0045】また、かかる連結部材34の配設個数も、
本具体例に示される如きものに、決して限定されるもの
でないことは、言うまでもないところである。
【0046】加えて、本具体例では、二つの蓋体を受枠
に嵌合せしめて、該二つの蓋体により、該受枠が設置さ
れるマンホールの開口部を開閉可能に覆蓋するようにし
た構造のマンホール蓋装置における蓋体の転落防止構造
に対して、本発明を適用したものの具体例を示したが、
本発明は、その他、蓋体を一つだけ、或いは三つ以上有
するマンホール蓋装置における蓋体の転落防止構造にも
有利に適用されるものであることは、勿論である。
【0047】以上、本発明の具体的な構成について詳述
してきたが、本発明が、そのような説明によって、何等
の制約をも受けるものでないことは、言うまでもないと
ころである。また、本発明には、上記の具体例の他に
も、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の
知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を加え得る
ものであることが、理解されるべきである。
【0048】
【発明の効果】上述の説明からも明らかなように、本発
明に従うマンホール蓋の転落防止構造にあっては、大重
量を有する、矩形状の蓋体のマンホール開口部からの転
落が、従来構造に比して、高い信頼性をもって、より確
実に防止され得るのであり、その結果として、かかるマ
ンホールが設けられる暗渠や共同溝内の各種の配管や配
線、更には該マンホール内で作業中の作業員等が、極め
て有効に保護され得ることとなるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うマンホール蓋の転落防止構造の一
例が採用されてなるマンホール蓋装置の平面説明図であ
って、蓋体の一つが受枠内から離脱させられた状態を示
している。
【図2】図1におけるII−II断面説明図である。
【図3】図2における要部拡大説明図である。
【符号の説明】
10 マンホール蓋装置 12 蓋体 14 受枠 28 蓋体転落防
止ネット 30 応力分散部材 32 剛性部材 34 連結部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホールの開口部の周りに設置される
    矩形の受枠に、少なくとも一つの矩形の蓋体を嵌合せし
    めて、該少なくとも一つの蓋体により、該マンホールの
    開口部を開閉可能に覆蓋するようにした構造のマンホー
    ル蓋装置における前記受枠の内方に、矩形形状を呈する
    ネット状乃至はシート状の編織物を、該受枠に嵌合せし
    められる蓋体に対応して、その下方で、且つ該マンホー
    ル開口部の該蓋体による覆蓋部分に広げた状態で、配置
    すると共に、該矩形の編織物における、互いに対向位置
    する少なくとも一組の辺縁部のそれぞれの複数箇所にお
    いて、該受枠の内側部位に着脱可能に取り付けることに
    より、該開口部からの前記蓋体の転落を防止するように
    した構造において、 前記受枠の内側部位に取り付けられる前記編織物の少な
    くとも一組の辺縁部のそれぞれに、該受枠の内側部位に
    沿って延びる長手の棒状乃至は板状を呈し、該編織物に
    おける外部荷重に対する応力を該長手の方向に分散させ
    る応力分散部材を取り付けると共に、該応力分散部材と
    該受枠の内側部位とを、それらの少なくとも何れか一方
    に対して着脱可能とした複数の連結部材にて連結せしめ
    ることにより、前記編織物を前記受枠の内側部位に着脱
    可能に取り付け得るように構成したことを特徴とするマ
    ンホール蓋の転落防止構造。
  2. 【請求項2】 前記編織物の前記応力分散部材が取り付
    けられていない辺縁部に、長手の棒状乃至は板状の剛性
    部材が取り付けられ、該剛性部材と前記応力分散部材と
    の間で、該編織物の外周部を取り囲む枠組が形成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載のマンホール蓋の
    転落防止構造。
  3. 【請求項3】 前記編織物が、芳香族ポリアミド繊維か
    らなる合成繊維糸を製織乃至は製編することにより構成
    されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載のマンホール蓋の転落防止構造。
  4. 【請求項4】 前記連結部材が、弾性体を有して構成さ
    れ、該弾性体の弾性変形により、該連結部材に対して外
    部から加えられる引張力が吸収され得るようになってい
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記
    載のマンホール蓋の転落防止構造。
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KR102610725B1 (ko) * 2022-08-29 2023-12-06 강명석 맨홀의 안전 구조물 및 이를 이용한 맨홀의 시공방법

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