JPH10203600A - 充填装置 - Google Patents

充填装置

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JPH10203600A
JPH10203600A JP2221197A JP2221197A JPH10203600A JP H10203600 A JPH10203600 A JP H10203600A JP 2221197 A JP2221197 A JP 2221197A JP 2221197 A JP2221197 A JP 2221197A JP H10203600 A JPH10203600 A JP H10203600A
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JP
Japan
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nozzle
fluid
valve
tip
arm
Prior art date
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Pending
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JP2221197A
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English (en)
Inventor
Haruo Ikeda
治男 池田
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  • Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 簡単な機構で、ノズルを上下方向にも固定で
きるようにする。 【解決手段】 上下移動アーム片10はスライドシャフ
ト14に沿って移動可能に支持され、エアーシリンダ1
6により上下方向に駆動される。先端側のアーム片8c
の先端にはスライドシャフト22がピン20によって水
平面内で回転可能に取りつけられて、スライドシャフト
22にはスライドフレーム26が上下方向に移動可能に
取りつけられ、スライドフレーム26にノズル2が固定
されている。ノズル2をスライドシャフト22に沿った
所望の位置で位置決めして固定するために、スライドシ
ャフト22に沿って固定用穴28が複数個あけられてお
り、スライドフレーム26にはストッパとしてその穴2
8に差し込んでスライドフレーム26を位置決め固定す
る固定ピン30が挿脱可能に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化学薬品や石油など
の液体又は粉体など(これらを総称して流体という)を
ノズルから吐出してタンクなどの容器に充填するための
充填装置に関するものであり、特にそのノズルを容器に
移送する機構に特徴をもつ充填装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】容器に化学薬品や石油などの液体を供給
してその容器を充填する充填装置は、貯蔵タンクからポ
ンプにより供給されてきた液体を吐出するノズルを備え
ている。ノズルを容器の位置まで移送する機構として種
々の機構が用いられている。
【0003】ノズルを手動で容器まで持っていくもので
は特に移送機構というものは必要としないが、自動充填
機構をもつ充填装置ではノズルを上下及び左右に移動さ
せる作動機構を備えており、ノズルを任意の位置に位置
決めし固定することができるようになっている。他にロ
ーディングアームやバランサー機構も使用されており、
そのような機構でもノズルを位置決めし固定することが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】手動でノズルを充填容
器へ持っていく方法では、ノズルを固定することはでき
ず、流体を吐出している間は作業者がノズルを持ってい
る必要があり、充填作業に手数を要する。自動充填機構
は装置が大型で、かつ複雑なものとなる。
【0005】ローディングアームやバランサー機構は、
ノズルを容器の位置まで自由に移送することはできる
が、上下方向の位置を固定することができないため、や
はり充填作業中は作業者がノズルをもっている必要があ
る。そこで、本発明は比較的簡単な機構で、しかも上下
方向の固定もできるようにすることにより、ノズルから
容器への充填作業を容易にすることを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の充填装置は、少
なくとも3つの可動アーム片が水平面内で回転可能に順
次連結されたアーム機構と、そのアーム機構の基端部を
垂直方向に移動可能に支持する第1の案内部と、そのア
ーム機構を第1の案内部に沿って上下方向に移動させる
駆動部と、そのアーム機構の先端部に設けられ、流体を
吐出して容器に充填するためのノズルと、そのアーム機
構の先端部でノズルを垂直方向に移動可能に支持する第
2の案内部と、ノズルを第2の案内部に沿った所望の位
置で固定するストッパとを備えている。
【0007】ノズルには流体吐出終了後に、ノズルの先
端部に残った流体を吸引して除去するたれ防止機構が設
けられていることが好ましい。そのようなノズルの一例
では、ノズル先端に設けられた流体出口を開閉する弁が
設けられ、その弁の表面で、その弁が前記流体出口を閉
じた状態で外部に露出している部分には、残った流体を
回収する穴が複数個あけられ、それらの穴が負圧により
流体を吸引する流路につながっている。
【0008】
【実施例】図1は一実施例の正面図、図2は平面図であ
る。化学薬品など充填しようとする流体は、貯蔵タンク
からポンプで送られ、流量計で流量が一定にされてノズ
ル2からタンクなどの容器4へ吐出される。吐出量はノ
ズル2に至る流路(図示略)に設けられた定量弁によ
り、設定された量になるように制御される。
【0009】ノズル2を容器4の位置に移送するための
機構として、ノズル2を水平面内で容器4上の位置へ位
置決めするアーム機構6を備えている。アーム機構6は
3つの可動アーム片8a〜8cと基端部の上下移動アー
ム片10からなる4つのアーム片を備え、各アーム片間
が順次連結されている。各アーム片間は回転用のピン1
2と連結板13を用いて水平面内で回転可能に枢着され
ている。
【0010】支持台15には第1の案内部である垂直方
向に延びるスライドシャフト14が固定され、アーム機
構6の基端部の上下移動アーム片10はそのスライドシ
ャフト14に沿って移動可能に支持されている。アーム
片10の下面には駆動部であるエアーシリンダ16のロ
ッド18の先端が取りつけられ、そのエアーシリンダ1
6によりスライドシャフト14に沿って垂直方向の上下
方向に駆動される。
【0011】先端側のアーム片8cの先端には第2の案
内部としての垂直方向に延びるスライドシャフト22が
ピン20によって水平面内で回転可能に取りつけられて
いる。そのスライドシャフト22には、上下にスプリン
グ24a,24bをそれぞれ介在させてスライドフレー
ム26が上下方向に移動可能に取りつけられている。ノ
ズル2はそのスライドフレーム26固定されている。
【0012】ノズル2をスライドシャフト22に沿った
所望の位置で位置決めして固定するために、スライドシ
ャフト22に沿って設けられた板にはスライドシャフト
22に沿って固定用穴28が複数個あけられており、ス
ライドフレーム26にはストッパとしてその穴28に差
し込んでスライドフレーム26を位置決めし固定する固
定ピン30が挿脱可能に設けられている。
【0013】アーム機構6の可動アーム片8a〜8c
は、アーム片8aと8cが同じ長さに設定され、アーム
片8bはそれよりも短かく設定されている。アーム機構
6は、アーム片8a〜8cを直線状に伸ばした状態で基
端部を中心とする円内であればノズル2を任意の位置に
移送することができる。図3はアーム片8aと8bの連
結部を詳細に示したものであるが、いま、アーム片8a
と8cのピン12が差し込まれる穴間の長さをC、アー
ム片8bの同じく穴間の長さをA、各アーム片の水平面
内での幅をBとしたとき、 A≧2B 3A≦C の関係が成立するように、各アーム片の長さを設定する
と、アーム機構6をコンパクトに構成することができ
る。
【0014】アーム機構6の高さはエアーシリンダ16
により位置決めされ、ノズル2を容器4に入れたり容器
4から取り出すための上下方向の短かい距離の移動はノ
ズル2をスライドシャフト22に沿って手動で動かすこ
とによりなされる。
【0015】次に、この実施例の動作について説明する
と、充填しようとする容器4をアーム機構6の移動範囲
内におき、エアーシリンダ16でアーム機構6の高さを
固定する。ノズル2を手で持って水平面内で移動させ、
ノズル2を容器4上へ位置決めする。アーム機構6はア
ーム片間の枢着により水平面内で自由に移送することが
できる。ノズル2が容器4上に来たところで、ノズル2
をスライドシャフト22に沿って下げて、ノズル2の先
端を容器4に挿入し、その高さの位置で固定ピン30を
穴28に差し込んでノズル2の高さを固定する。その状
態で制御盤からバルブを開け、所定量の流体を容器4に
吐出する。容器4への充填終了後、固定ピン30を抜
き、再びノズル2を手で持って上に移動させ、容器4か
ら取り出す。
【0016】充填されるものが化学薬品など液体である
場合には、充填作業を終えてバルブを閉じてもノズル2
の先端から液が垂れることがある。そのため、ノズル2
としてはノズル先端に付着した液体を回収するたれ防止
機構を備えたものを使用するのが好ましい。
【0017】図4はそのようなたれ防止機構を備えたノ
ズル2の具体的な構造を示したものである。図4(A)
は流体を吐出する状態を示したもの、(B)はノズルを
閉じた後、先端に付着した液体を回収する状態を示した
ものである。ノズル本体40の先端には流体入口42か
ら供給された流体が吐出される流体出口44が設けられ
ており、流体出口44にはノズル本体40の軸方向に沿
って上下方向に移動して流体出口44を開閉する弁46
が設けられている。弁46はノズル本体40の中心軸を
中心とする回転体である。弁46はその側部の周囲にO
リング48が設けられ、弁46が引き上げられることに
よって流体出口46をそのOリング48で閉じ、弁46
が押し下げられることによって流体出口44が開かれ
る。
【0018】弁46を上下方向に移動させるために、弁
が取りつけられている軸50にはシリンダ56内を移動
するピストン52が設けられている。シリンダ56内で
ビストン52はエアーポートにつながる空気出入口54
aと54bの間のストロークを移動する。空気出入口5
4aから圧縮空気を供給することにより弁46が押し下
げられて下降し、空気出入口54bから圧縮空気を供給
することにより弁46が引き上げられて上昇する。
【0019】弁46により流体出口44を閉じた後、ノ
ズル2の先端に付着した流体を回収するために、たれ回
収用連絡通路58が軸50の中心を通って設けられてお
り、その通路58は弁46の先端まで貫通し、その先端
で開口が広がっている。また、弁46の先端部で、回転
体状の弁46の先端付近の周面には円周に沿ったスリッ
ト60が設けられており、そのスリット60につながる
複数の回収穴62が通路58に通じるように設けられて
いる。弁46での通路58の先端の広がり部と円周状の
スリット60により、(B)のように流体出口44が閉
じられた状態で、ノズル先端部に回収ホールを構成する
ことができる。シリンダ56の付近には圧縮空気が漏れ
るのを防ぐためのOリング64,66,68が設けられ
ている。
【0020】次に、このノズル2の動作について説明す
る。流体を容器に供給するときは、図4(A)のように
弁46が下げられてノズル先端の流体出口44が開き、
流体入口42から流体が供給されて容器に吐出される。
流体の供給を停止するときは、空気出入り口54bから
圧縮空気が供給されて弁46が引き上げられ、図4
(B)の状態となって流体出口44が閉じられる。その
後、連絡通路58がポンプやシリンダなどの吸引手段に
よって負圧にされ、ノズル先端部に残っていた流体がス
リット60から回収穴62を経て、又は連絡通路58の
先端部から吸引され、連絡通路58を経て回収される。
【0021】
【発明の効果】本発明では少なくとも3つの可動アーム
片を備えてノズルを水平面内の任意の位置に移送できる
アーム機構をもうけ、そのアーム機構の上下方向の移動
及び固定と、アーム機構の先端部でのノズルの上下方向
の移動と固定により、ノズルを水平面内での任意の位置
と所望の高さ位置とに固定できるようにしたので、簡単
な機構でありながらノズルを充填容器の位置まで自在に
移送し、しかも上下方向の位置も固定できるので、充填
作業中はノズルを作業者が抑えている必要もなくなり、
作業が容易になる。また、ノズルには流体吐出終了後
に、ノズル内の流路に残った流体を吸引して除去するた
れ防止機構を設けた場合には、吐出終了後のたれにより
環境が汚されるのを防ぐことができるようになる。ノズ
ルとして、ノズル先端に設けられた流体出口を開閉する
弁が設けられ、その弁の表面で、その弁が流体出口を閉
じた状態で外部に露出している部分に、残った流体を回
収する穴が複数個あけられ、それらの穴が負圧により流
体を吸引する流路につながっているものを用いることに
より、たれ防止機構を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を示す正面図である。
【図2】同実施例の平面図である。
【図3】同実施例におけるアーム片の連結部を示す分解
斜視図である。
【図4】たれ防止機構を備えたノズルを示す断面図であ
り、(A)は流体を供給する状態、(B)はたれを回収
する状態である。
【符号の説明】
2 ノズル 6 アーム機構 8a〜8c,10 アーム片 12 回転用ピン 14,22 スライドシャフト 16 エアーシリンダ 28 固定用穴 30 固定ピン 42 流体入口 44 流体出口 46 弁 56 シリンダ 58 たれ回収用連絡通路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも3つの可動アーム片が水平面
    内で回転可能に順次連結されたアーム機構と、 前記アーム機構の基端部を垂直方向に移動可能に支持す
    る第1の案内部と、 前記アーム機構を前記第1の案内部に沿って上下方向に
    移動させる駆動部と、 前記アーム機構の先端部に設けられ、流体を吐出して容
    器に充填するためのノズルと、 前記アーム機構の先端部で前記ノズルを垂直方向に移動
    可能に支持する第2の案内部と、 前記ノズルを前記第2の案内部に沿った所望の位置で固
    定するストッパと、を備えたことを特徴とする充填装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ノズルには流体吐出終了後に、ノズ
    ルの先端部に残った流体を吸引して除去するたれ防止機
    構が設けられている請求項1に記載の充填装置。
  3. 【請求項3】 前記ノズルにはノズル先端に設けられた
    流体出口を開閉する弁が設けられ、その弁の表面で、そ
    の弁が前記流体出口を閉じた状態で外部に露出している
    部分には、残った流体を回収する穴が複数個あけられ、
    それらの穴が負圧により流体を吸引する流路につながっ
    ている請求項2に記載の充填装置。
JP2221197A 1997-01-20 1997-01-20 充填装置 Pending JPH10203600A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2221197A JPH10203600A (ja) 1997-01-20 1997-01-20 充填装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2221197A JPH10203600A (ja) 1997-01-20 1997-01-20 充填装置

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Publication Number Publication Date
JPH10203600A true JPH10203600A (ja) 1998-08-04

Family

ID=12076476

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2221197A Pending JPH10203600A (ja) 1997-01-20 1997-01-20 充填装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH10203600A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013011305A1 (de) * 2013-07-02 2015-01-08 Dürr Somac GmbH Befülladapter

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013011305A1 (de) * 2013-07-02 2015-01-08 Dürr Somac GmbH Befülladapter

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