JPH10202557A - 管周面用マーキング装置 - Google Patents

管周面用マーキング装置

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JPH10202557A
JPH10202557A JP844697A JP844697A JPH10202557A JP H10202557 A JPH10202557 A JP H10202557A JP 844697 A JP844697 A JP 844697A JP 844697 A JP844697 A JP 844697A JP H10202557 A JPH10202557 A JP H10202557A
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JP
Japan
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pipe
marking
target
main body
rod
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Application number
JP844697A
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English (en)
Inventor
Shigeki Morioka
茂樹 森岡
Makoto Matsuda
誠 松田
Mikio Nakaoka
幹夫 中岡
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OOOKA SEISAKUSHO KK
Shinwa Sangyo Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
OOOKA SEISAKUSHO KK
Shinwa Sangyo Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マーキングを対象管の表面に記す管周面用マ
ーキング装置において、 作業者が、片方の手だけでマーキング操作ができ、
径の異なる複数のサイズの管に対してマーキング可能
で、しかも、極く小径管から相当に大径の管まで、非
常に広い寸法範囲にわたる対象管に適用できる割に、軽
量でコンパクトな管周面用マーキング装置を提供する。 【解決手段】 対象管100の軸芯に沿った方向で同対
象管100の管端と接当可能な接当部4を有する本体2
を備え、本体2が対象管100に対して所定姿勢を保ち
ながら対象管100の周方向に移動できるように、対象
管100の管壁を対象管の径方向内側と外側から挟持す
るクランプ手段8を本体2に設け、さらに、本体2が対
象管に対して所定姿勢を保っている時に、対象管の管壁
面上にマーキング可能なマーキング手段6を本体2に設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マーキングを対象
管の表面に記す管周面用マーキング装置に関する。例え
ば、対象管が燃料ガスを供給する熱可塑性樹脂製の導管
であって、同導管の管端部に電気ヒータ内蔵型の継手を
外嵌して融着する必要がある場合には、対象管に記され
た前記マーキングとは、前記導管の管端から一定距離だ
け隔たった位置にマーカー等で記された一本の環状指標
(またはその一部)であれば良い。この環状指標は、管
端部表面のどの範囲をスクレーパで削り、同じく、どこ
までが前記継手と重なり合うべき範囲なのかを作業者に
視覚的に示すという重要な働きをする。このスクレーパ
による研削は、導管の構成材料である熱可塑性樹脂の新
鮮な組織を表面に出すことで、より円滑な融着を実現
し、これによって気密性が高く確実な接続を達成するた
めである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の管周面用マーキング装置
としては、添付図面の図4に例示したものが知られてい
る。この図示された従来例は、径の異なる複数の管を同
心状に複合配置しておいて、これらの中心を含む平面で
二つに分割し、これら管の半分体71,72,73,7
4の軸芯方向の一端を、蓋部材76によって一体的に固
定しながら管同士の間隙を閉鎖した構造を持つ(本明細
書では便宜的にこれを複合管タイプと呼ぶ)。使用に際
しては、対象管200の管端部をこの複合管タイプの管
周面用マーキング装置の開放端側から挿入し、蓋部材7
6に接当した状態に維持しておいて、対象導管200の
外表面と前記装置の開放端(図4の例では73a)との
境界にマーカー等を係入して円周方向に引き回せば、一
本の環状指標M(またはその一部)が対象導管200の
外表面上にマーキングされる。
【0003】図4の例では、三本以上の管が複合されて
いるので、管同士の間隙も同心状に複数生じており、し
たがって、径が互いに異なる種々の対象管に対してマー
キング可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上に例
示した従来の管周面用マーキング装置では、マーキン
グに際して作業者は、片方の手で装置を対象管の管端面
に押し付けつつ、別の手に握ったマーカーを対象管の外
周に沿って動かすという面倒な操作を余儀なくされるこ
と、対象とできる管の径が一種類に限られること、ま
た、仮に三本以上の管を複合した場合には、径の異な
る複数のサイズの管に適用できるものの、対象にできる
管の径の種類が増せば増すほど装置が重く嵩張ったもの
になってしまうこと等、幾つかの改善すべき余地が見ら
れた。本発明の目的は、上に例示した従来構造の管周面
用マーキング装置に見られる上記欠点に鑑み、作業者
は、片方の手だけでマーキング操作ができ、径の異な
る複数のサイズの管に対してマーキング可能で、しか
も、極く小径管から相当に大径の管まで、非常に広い
寸法範囲にわたる対象管に適用できる割に、軽量でコン
パクトな管周面用マーキング装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る管周面用マーキング装置では、マー
キングの対象管100の軸芯に沿った方向で同対象管の
管端と接当可能な接当部4を有する本体2を備え、本体
が対象管に対して所定姿勢を保ちながら同対象管の周方
向に移動できるように、対象管の管壁を対象管の径方向
内側と外側から挟持するクランプ手段8を本体に設け、
さらに、本体が対象管に対して所定姿勢を保っている時
に、対象管の管壁面上にマーキング可能なマーキング手
段6を本体に設けてあることを特徴構成としている。
【0006】〔発明の効果〕上記の特徴構成のために、
本発明に係る管周面用マーキング装置では、一旦、対
象管の管壁をクランプ手段に挟持せしめれば、前記装置
を対象管に対して所定姿勢に保とうとする力がクランプ
手段によって働くので、マーキングを行う作業者として
は、後は、本体の接当部を同対象管の管端面に押し付
け、且つ、マーキング手段を対象管の管壁面上に押し付
けながら、同時に、本体を対象管の円周に沿って回転さ
せるという操作を片方の手で行うことができ、この操作
によって、対象管の管端から一定距離だけ隔たった位置
に一本の環状指標(またはその一部)がマーキングされ
るという特有の効果が生じる。さらに、クランプ手段
の本来有する性質に基づいて、対象管をその管壁厚みや
管壁の曲率半径に拘らず挟持できるので、互いに径や管
壁厚さの異なる種々の対象管にマーキングを施すことが
できるという特有の効果も得られる。また、本体に対
して、本体を対象管に対して所定姿勢に保つためのクラ
ンプ手段と、マーキング手段とを設けた構造であり、対
象管の管端部を全周で覆う管状部材などのない簡単な構
造であるので、極く小径管から相当に大径の管まで、非
常に広い寸法範囲にわたる対象管に適用できる割に、軽
量でコンパクトな管周面用マーキング装置が提供される
という特有の効果も得られる。
【0007】上記の特徴構成に対して、さらに、請求項
2に記載の発明のように、本体の接当部を対象管の管端
に接当させた状態でマーキング手段によって管壁面上に
形成されるマーキング箇所から対象管の管端までの対象
管の軸芯向きの距離を変更可能に構成すれば、例えば対
象管が燃料ガスを供給する熱可塑性樹脂製の導管であっ
て、同導管の管端部に電気ヒータ内蔵型の継手を外嵌し
て融着する必要がある場合などには、管端部表面におけ
るスクレーパで削るべき範囲、前記継手と重なり合わせ
るべき範囲を必要に応じて自在に変更することができる
ので、尚都合が良い。
【0008】また、請求項2に記載された発明を実現す
るための具体的な手法としては、請求項3に記載された
発明のように、本体が対象管に対して前記所定姿勢を保
っている時に本体から対象管の軸芯向きに延び、且つ、
軸芯方向に沿って出退可能なマーキングロッドを設け、
マーキング手段としてのマーカーをこのマーキングロッ
ドに取り付け可能としておけば、マーキングロッドに取
り付られたマーカーがマーキングロッドの出退操作によ
って軸芯方向で位置変更可能となるので都合が良い。し
かも、マーキングロッドの出退可能という構造のため
に、軸芯方向でのペンの位置をきめ細かく、例えば無段
階に変更可能なものとすることもできる等、設計上の自
由度が高まるので都合が良い。
【0009】さらに、ペン手段を対象管の管壁面に押し
付け可能なマーカー付勢手段を設けておけば、対象管の
管壁がクランプ手段に挟持されさえすれば、マーカー付
勢手段がマーカーを対象管の管壁面上に押し付ける操作
をいわば自動的に行うので、マーキングを行う作業者と
しては、後は、本体の接当部を同対象管の管端面に押し
付けながら(ここで、作業者はマーカー手段を対象管の
管壁面上に押し付ける操作をする必要がない)、同時
に、本体を対象管の円周に沿って回転させるという操作
を片方の手で行えばマーキングができる。マーカー付勢
手段を設ける位置は、特に制限はないが例えば、マーキ
ング手段に設ければ良い。
【0010】また、クランプ手段が、本体から対象管の
軸芯向きに延びるように本体に固定された固定ロッド
と、固定ロッドに対して平行に延び、且つ、固定ロッド
との距離を変更可能に本体に取り付けられた可動ロッド
と、可動ロッドを固定ロッド側に付勢するクランプ用付
勢手段とを備えるように構成すれば、作業者としては、
可動ロッドをクランプ用付勢手段に抗して固定ロッドか
ら引き離して、両ロッド間の間隙を広げた状態で、ここ
に対象管の管壁を挟み込めば良く、マーキングの作業能
率が高まり都合が良い。さらに、固定ロッドと可動ロッ
ドの双方に両部材の軸芯回りで遊転可能なローラを各々
設けてあり、対象管の管壁がローラを介して固定ロッド
と可動ロッドの間に挟持されるように構成すれば、固定
ロッドや可動ロッドと管壁が対象管の壁面上を移動する
際に、固定ロッドや可動ロッドが壁面から受ける摩擦抵
抗が減少するので、本体を対象管に対して周方向に沿っ
て移動させてマーキングを行う作業が円滑に行われて都
合が良い。
【0011】尚、上記特徴構成の記載において、図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて解説する。図1、2および3に示すように、
管周面用マーキング装置1は、平面状の基準面を構成す
る接当部4を備えた鋼製の円盤状の本体2を備え、この
本体2からは、いずれも主に鋼で形成された、マーキン
グロッド16、固定ロッド26、可動ロッド32の各々
が、接当部4の基準面に対して垂直に設けられている。
固定ロッド26は六角穴付きボルト40によって本体2
に固着されている。マーキングロッド16は本体2に形
成された貫通孔2aに挿通されており、本体2に対して
摺動可能である。他方、本体2には、その軸芯付近から
径方向に延びた長穴44が形成されており、この長穴4
4内に挿通された可動ロッド32は長穴44の長手方向
に沿って摺動可能である。また、可動ロッド32は、ク
ランプ用付勢手段46によって固定ロッド26やマーキ
ングロッド16に向けて付勢されている。このようにし
て、固定ロッド26と、クランプ用付勢手段46によっ
て固定ロッド26向きに近接付勢されている可動ロッド
32とは、互いに協働し合うことによって、対象管の管
壁を挟持して本体2の前記対象管の管壁に対する姿勢を
一定に保つことの可能なクランプ手段8を構成してい
る。可動ロッド32の基端には回転ノブ42の細い先端
が螺着されており、一方、可動ロッド32の基端よりも
先端側に離間した位置には大径のフランジ部32aが形
成されており、回転ノブ42の大径部と可動ロッド32
のフランジ部32aで本体2を挟み込むことによって、
可動ロッド32は本体2に対して長穴44内を摺動可能
に連結されている。作業者は回転ノブ42を持って操作
することによって、クランプ用付勢手段46の付勢力に
抗して、可動ロッド32を長穴44内にて摺動操作する
ことができる。クランプ用付勢手段46は、本体2内を
径方向に延びる空洞内に挿入された圧縮バネ48と圧縮
バネ48を前記空洞内に押し込み固定するための圧縮バ
ネカバー52とを備えており、圧縮バネ48はその先端
に係止されたバネ受け駒50を介して可動ロッド32の
基端部を固定ロッド26向きに押し付け付勢している。
【0013】具体的には、作業者がクランプ用付勢手段
46の付勢力に抗して可動ロッド32を固定ロッド26
から引き離し、そのままの状態で対象管100の管壁を
可動ロッド32を固定ロッド26の間に挿入しておいて
可動ロッド32から手を放せば、対象管100の管壁
は、クランプ用付勢手段46の付勢力によって、可動ロ
ッド32を固定ロッド26の間に挟持され、本体2の対
象管100の管壁に対する姿勢は図1に示された所定姿
勢(すなわち、可動ロッド32と固定ロッド26が対象
管の軸芯に対して平行な状態)に維持される。管周面用
マーキング装置1は、このクランプ用付勢手段46の発
揮する弾性的な挟持機構のために、管壁の厚さが互いに
異なる種々の対象管100に対してマーキングが可能と
なる。尚、本実施形態の管周面用マーキング装置1で
は、主に直径が約150mm、ならびに約200mmの
ポリエチレン製ガス導管を対象としており、これらの対
象管では、マーキングすべき箇所から対象管の管端まで
の(対象管の軸芯向きの)距離は一般に150φの場合
には、100〜130mm、200φの場合には、15
0〜160mmである。マーキングロッド16の先端に
はマーキング手段6が設けられている。マーキング手段
6は、マーキングロッド16の先端に固着されたマーカ
ーホルダー12を含み、マーカーホルダー12にはマー
カーカートリッジ10が着脱可能に取り付けられてい
る。マーカーカートリッジ10は液状のインキ(赤色)
を貯蔵したタンク部と、これにキャピラリーまたは細い
チューブによって連通連結されたフェルト製などのマー
カー芯10aからなり、このマーカーカートリッジ10
はネジ14の締め付けによってマーカーホルダー12に
固定される。また、マーカーホルダー12はコイルバネ
で構成されたマーカー付勢手段20を介してマーキング
ロッド16に連結されているので、本体2が対象管10
0の管壁に対して前記所定姿勢に維持されていれば、マ
ーカー芯10aの先端が、マーカー付勢手段20の働き
によって、人の通常の筆圧程度の力で対象管100の管
壁に押し付けられるように構成されている。
【0014】また、マーキングロッド16は断面が矩形
のロッドで、その一側面の所定箇所には凹状のボール座
22,22..が形成されており、他方、本体2には、
図2に最も良く示されているように、ボールプランジャ
ー56が貫通孔2a内に突出付勢するように設けられて
いる。ボールプランジャー56はボール座22,2
2..内に係入可能となっており、ボールプランジャー
56とボール座22,22..とは互いに協働してボー
ルデテント機構を構成しているので、マーキングロッド
16の本体2に対する挿通深さは、特に前記ボールデテ
ント機構の働く位置で安定的(少なくとも、通常のマー
キング作業の際にマーカー芯10aが負担する応力では
マーキングロッド16が不用意に摺動移動しない程度
に)に固定されることになる。したがって、マーキング
ロッド16上におけるボール座22,22..の位置
は、マーカーカートリッジ10上のマーカー10aの先
端位置から接当部4の基準面までの距離が通常用いる研
削長さと一致するように、事前に定めておけば良い。マ
ーキングロッド16の基端にはロッド本体よりも大径の
球形の操作ハンドル18が固着されており、マーキング
ロッド16の本体2に対する挿通深さを変更するため
の、本体2に対する(前記ボールデテント機構による位
置決め作用に抗しての)移動操作を容易にしている。ま
た、マーキングロッド16の側面の一箇所にはスプリン
グピン24が立設固定されており、作業者がマーキング
ロッド16を不用意に移動操作して、マーカー付勢手段
20の備えられた小径部位が貫通孔2aと交わり、マー
キングロッド16と貫通孔2aとが本来の係合状態を失
うことを未然に防止している。
【0015】さらに、固定ロッドや可動ロッドと管壁が
対象管の壁面上を移動する際に、固定ロッドや可動ロッ
ドが壁面から受ける摩擦抵抗が減少するように、固定ロ
ッド26の、接当部4に隣接する基端部と先端部の二カ
所には、各部材の軸芯回りで遊転可能な一対のローラ2
8,28が設けられており、同様に、可動ロッド32
の、接当部4に隣接する基端部と先端部の二カ所にも、
各部材の軸芯回りで遊転可能な一対のローラ34,34
が設けられている。ローラ28,28とローラ34,3
4は、いずれも、固定ロッドや可動ロッドに対する円滑
な回転を確保するために、各々固定ロッドおよび可動ロ
ッド上にインナーレースを外嵌固定されたボールベアリ
ングのアウタレースという形態をとっている。各ローラ
28,28の固定ロッド26の軸芯向きの不用意な移動
を防止し、各ローラ28,28の距離を所定以上に保つ
ための樹脂製(ポリペンコアセタール)のスリーブが介
装されている。また、ローラ34,34の間にも、同様
の目的でスリーブが介装されている。使用に際しては、
先ず操作ハンドル18を持って、マーキングロッド16
のボール座22の近傍に記された数値(マーカーによっ
て記されるマーキングから対象管の端面までの距離をm
m表示で表した数値)を参考にしながら、マーキングロ
ッド16の出退加減を調節し、次に、回転ノブ42を持
って可動ロッド32を長穴44に沿って固定ロッド26
から引き離し、そのままの状態で対象管100の管壁を
可動ロッド32を固定ロッド26の間に挿入して回転ノ
ブ42から手を放せば、対象管100の管壁を挟み込む
クランプ手段8の作用によって、本体2の対象管100
の管壁に対する姿勢は、図1に示される、或いは図3の
実線で示される所定姿勢に維持されるので、後は、図3
に一点鎖線で例示されるように、本体2を対象管100
の管壁に沿って円周方向に移動させれば、マーキング手
段6によるマーキングが完了する。
【0016】〔別実施形態〕 〈1〉本体が対象管に対して所定姿勢を保っている時に
本体から対象管の軸芯向きに延びるマーキングロッドを
設け(本体に対して出退自在に設ける必要はない)、マ
ーカー等をこのマーキングロッド上に、マーキングロッ
ドの軸芯方向で異なる複数の位置のいずれかに択一的に
取り付け可能にしても良い。この場合、マーキングロッ
ドに、前記軸芯方向に摺動移動可能なマーカー受入れ部
を設け、このペン受入れ部の摺動移動によってマーカー
の位置を変更することが可能な形態にすることができ
る。
【0017】〈2〉他方、前項〈1〉のマーキングロッ
ドに、前記軸芯方向での位置の異なる複数のマーカー受
入れ孔等を設け、これらの位置の決まった複数のマーカ
ー受入れ孔の中から適宜選択された孔にマーカーを装着
することによってマーカーの位置を変更することが可能
な形態にすることができる。この場合のマーカーは通常
の軸状のペンとし、前記マーカー受入れ孔は前記ペンの
軸径に対応した内径を持ち前記軸芯方向に沿って並設さ
れたものなどにすれば良い。すなわち、管壁面上に形成
されるマーキング箇所から対象管の管端までの距離のバ
リエーションが事前に予測可能な特定の数種類に限ら
れ、前記軸芯方向でのペンの位置を細かく微調整する必
要がない場合には、このような比較的簡単な構造で対応
可能である。
【0018】〈3〉ペン手段は着脱式である必要はな
く、固定式のものにしても良い。この時、インキ等の消
耗物のみを、例えば、カートリッジ式貯蔵タンクなどの
形態で補充可能としておけば良い。また、この場合にも
ペン先を対象管の管壁面に押し付ける付勢手段を設ける
ことができる。
【0019】〈4〉ペン付勢手段は、マーキングロッド
に設ける方法の他に、本体を対象管の端面に向けて管の
軸芯方向に沿って押し付ければ、ペンが強制的に対象管
の管壁に押し付けられるように、ペン先の径方向の位置
を若干内側に偏位した姿勢に固定できるようにしたり、
マーキングロッドをペンの付けられた先端側ほど対象管
の管壁に近接するように傾斜させたりする等の手法で実
現しても良い。この場合、装置の本体を対象管に対して
所定姿勢に保とうとするクランプ手段の力が充分に強け
れば、本体を対象管の端面に向けて管の軸芯方向に沿っ
て押し付けるという操作無しに、対象管の管壁をクラン
プ手段に挟持させさえすれば、ペンが強制的に対象管の
管壁に押し付けられ、操作が更に簡単になる。
【0020】〈5〉ペン等のマーキング手段を備えたマ
ーキングロッドは、固定ロッドと別に設けるのでなく、
これと一体に設けても良い。一方、これとは逆に、ペン
等のマーキング手段を備えたマーキングロッドを設け
て、これに固定ロッドの本来の機能を兼ねさせても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る管周面用マーキング装置の断面図
【図2】本発明に係る管周面用マーキング装置の一部破
断分解図
【図3】本発明に係る管周面用マーキング装置の使用例
【図4】管周面用マーキング装置の従来例
【符号の説明】
2 本体 4 接当部 6 マーキング手段 8 クランプ手段 16 マーキングロッド 18 操作ハンドル 20 マーカー付勢手段 26 固定ロッド 32 可動ロッド 46 クランプ用付勢手段 100 対象管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森岡 茂樹 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 松田 誠 愛媛県喜多郡内子町城廻424 株式会社大 岡製作所愛媛工場内 (72)発明者 中岡 幹夫 大阪府大阪市住之江区南加賀屋2丁目10番 16号 新和産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マーキングの対象管の軸芯に沿った方向
    で同対象管の管端と接当可能な接当部を有する本体を備
    え、前記本体が前記対象管に対して所定姿勢を保ちなが
    ら同対象管の周方向に移動できるように、前記対象管の
    管壁を前記対象管の径方向内側と外側から挟持するクラ
    ンプ手段を前記本体に設け、さらに、前記本体が前記対
    象管に対して前記所定姿勢を保っている時に、前記対象
    管の管壁面上にマーキング可能なマーキング手段を前記
    本体に設けてある管周面用マーキング装置。
  2. 【請求項2】 前記本体の前記接当部を前記対象管の前
    記管端に接当させた状態で前記マーキング手段によって
    前記管壁面上に形成される前記マーキング箇所から前記
    対象管の前記管端までの前記対象管の軸芯向きの距離が
    変更可能に構成されている請求項1に記載の管周面用マ
    ーキング装置。
  3. 【請求項3】 前記本体が前記対象管に対して前記所定
    姿勢を保っている時に前記本体から前記対象管の軸芯向
    きに延び、且つ、前記軸芯方向に沿って出退可能なマー
    キングロッドが設けられており、前記マーキング手段と
    してのマーカーを前記マーキングロッドに取り付け可能
    となっている請求項1または2に記載の管周面用マーキ
    ング装置。
  4. 【請求項4】 前記マーカーを前記対象管の前記管壁面
    に押し付け可能なマーカー付勢手段が設けられている請
    求項3に記載の管周面用マーキング装置。
  5. 【請求項5】 前記クランプ手段が、前記本体から前記
    対象管の軸芯向きに延びるように前記本体に固定された
    固定ロッドと、前記固定ロッドに対して平行に延び、且
    つ、前記固定ロッドとの距離を変更可能に前記本体に取
    り付けられた可動ロッドと、前記可動ロッドを前記固定
    ロッド側に付勢するクランプ用付勢手段とを備えてお
    り、さらに、前記固定ロッドと前記可動ロッドの双方に
    両部材の軸芯回りで遊転可能なローラを各々設けてあ
    り、前記対象管の前記管壁は前記ローラを介して前記固
    定ロッドと前記可動ロッドの間に挟持される請求項3ま
    たは4に記載の管周面用マーキング装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010221339A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Higashio Mech Co Ltd パイプ用目印形成治具
JP2011088249A (ja) * 2009-10-23 2011-05-06 Nhk Spring Co Ltd エアサスペンション用位置決め装置
JP2013193144A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Kyokuto Kogyo Kk マーキング冶具
CN106737533A (zh) * 2016-12-07 2017-05-31 葛洲坝机械工业有限公司 一种压力钢管加劲环(阻水环)组装的划线装置
CN106965145A (zh) * 2017-04-18 2017-07-21 中国葛洲坝集团第工程有限公司 一种压力钢管加劲环安装线的划线装置及划线方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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