JPH10201883A - ゴルフ用アイアンクラブセット - Google Patents
ゴルフ用アイアンクラブセットInfo
- Publication number
- JPH10201883A JPH10201883A JP9010251A JP1025197A JPH10201883A JP H10201883 A JPH10201883 A JP H10201883A JP 9010251 A JP9010251 A JP 9010251A JP 1025197 A JP1025197 A JP 1025197A JP H10201883 A JPH10201883 A JP H10201883A
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- JP
- Japan
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- iron
- head
- weight
- weight material
- iron club
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アイアンクラブの機能を充分に発揮すること
ができるようにウエイト材のヘッド本体に対する重量比
率およびその配置を決定する。 【解決手段】 各アイアンクラブのヘッド本体１をチタ
ン等から形成するとともにヘッド本体の背面キャビティ
部２下方にチタン等よりも比重が重いウエイト材８を埋
設し、ヘッド本体のソールを夫々のライ角度で接地した
ときの接地面と実質的に平行となるようにウエイト材を
ヘッド本体の背面側から挿入埋設し、ウエイト材のヘッ
ド本体のフェース面に最も近い先端部をフェース面から
２．０〜４．０ｍｍの範囲内まで近接させ、ウエイト材
の各ヘッド全体に対する重量比を１８〜２１％の範囲内
のほとんど同じ比率に設定してなる。
ができるようにウエイト材のヘッド本体に対する重量比
率およびその配置を決定する。 【解決手段】 各アイアンクラブのヘッド本体１をチタ
ン等から形成するとともにヘッド本体の背面キャビティ
部２下方にチタン等よりも比重が重いウエイト材８を埋
設し、ヘッド本体のソールを夫々のライ角度で接地した
ときの接地面と実質的に平行となるようにウエイト材を
ヘッド本体の背面側から挿入埋設し、ウエイト材のヘッ
ド本体のフェース面に最も近い先端部をフェース面から
２．０〜４．０ｍｍの範囲内まで近接させ、ウエイト材
の各ヘッド全体に対する重量比を１８〜２１％の範囲内
のほとんど同じ比率に設定してなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明はロングアイアン、
ミドルアイアン、ショートアイアンからなるゴルフ用ア
イアンクラブセットの改良に関するもので、より具体的
には各アイアンクラブのヘッド本体をチタンまたはチタ
ン合金等の軽金属から形成するとともにヘッド本体の背
面キャビティ部下方にこの軽金属よりも比重が重い真鍮
などのウエイト材を埋設してなるゴルフクラブセットの
改良に関するものである。
ミドルアイアン、ショートアイアンからなるゴルフ用ア
イアンクラブセットの改良に関するもので、より具体的
には各アイアンクラブのヘッド本体をチタンまたはチタ
ン合金等の軽金属から形成するとともにヘッド本体の背
面キャビティ部下方にこの軽金属よりも比重が重い真鍮
などのウエイト材を埋設してなるゴルフクラブセットの
改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来ヘッド本体をチタン合金、純チタン
またはアルミニウムから形成しヘッド本体の後部キャビ
ティの周辺部にヘッド本体の材料より比重の大きいウエ
イト材、例えばベリリウム銅合金、銅合金またはステン
レス鋼、を埋設してなるゴルフ用アイアンクラブは特開
平７ー３１６９７号で示すように公知となっている。
またはアルミニウムから形成しヘッド本体の後部キャビ
ティの周辺部にヘッド本体の材料より比重の大きいウエ
イト材、例えばベリリウム銅合金、銅合金またはステン
レス鋼、を埋設してなるゴルフ用アイアンクラブは特開
平７ー３１６９７号で示すように公知となっている。
【０００３】そしてこのクラブでは、このような構成に
よりヘッド全体の重心をより後側にすると共に、ヘッド
の重量配分をフェースに対して周縁部に集中させてスイ
ートエリアを拡大しようとするものである。
よりヘッド全体の重心をより後側にすると共に、ヘッド
の重量配分をフェースに対して周縁部に集中させてスイ
ートエリアを拡大しようとするものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ア
イアンクラブではパターを除きウエイト材はヘッド本体
の後部キャビティの周縁全体に環状に埋設されているた
め、ヘッド全体の重量を増すことができるが、ヘッドの
重心位置は従来一般的なアイアンクラブとほとんど変わ
らないものとなっている。また、この公知のアイアンク
ラブはクラブ単体の改良に関するものであって、ロング
アイアン、ミドルアイアン、ショートアイアンがそれぞ
れ有する機能との関係からウエイト材の考察はなされて
いない。
イアンクラブではパターを除きウエイト材はヘッド本体
の後部キャビティの周縁全体に環状に埋設されているた
め、ヘッド全体の重量を増すことができるが、ヘッドの
重心位置は従来一般的なアイアンクラブとほとんど変わ
らないものとなっている。また、この公知のアイアンク
ラブはクラブ単体の改良に関するものであって、ロング
アイアン、ミドルアイアン、ショートアイアンがそれぞ
れ有する機能との関係からウエイト材の考察はなされて
いない。
【０００５】これに対し、本発明はロングアイアン、ミ
ドルアイアン、ショートアイアンからなるアイアンクラ
ブそれぞれの機能との関係からウエイト材を考察して、
これらのクラブの特性を最大限に発することができるよ
うにウエイト材のヘッド本体に対する重量比率およびそ
の配置を決定したものである。
ドルアイアン、ショートアイアンからなるアイアンクラ
ブそれぞれの機能との関係からウエイト材を考察して、
これらのクラブの特性を最大限に発することができるよ
うにウエイト材のヘッド本体に対する重量比率およびそ
の配置を決定したものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記のような考察により
なされた本発明では、ロングアイアン、ミドルアイア
ン、ショートアイアンからなるゴルフ用アイアンクラブ
セットにおいて、各アイアンクラブのヘッド本体をチタ
ンまたはチタン合金のような軽金属から形成するととも
に該ヘッド本体の背面キャビティ部下方に該軽金属より
も比重が重い真鍮などの帯状のウエイト材を埋設し、該
ヘッド本体のソールを夫々のライ角度で接地したときの
接地面と実質的に平行となるように該ウエイト材を該ヘ
ッド本体の背面側から挿入埋設し、該ウエイト材の該ヘ
ッド本体のフェース面に最も近い先端部を該フェース面
から２．０〜４．０ｍｍの範囲内まで近接させ、該ウエ
イト材の該ロングアイアンからショートアイアンまでの
各ヘッド全体に対する重量比を１８〜２１％の範囲内の
ほとんど同じ比率に設定してなるのである。
なされた本発明では、ロングアイアン、ミドルアイア
ン、ショートアイアンからなるゴルフ用アイアンクラブ
セットにおいて、各アイアンクラブのヘッド本体をチタ
ンまたはチタン合金のような軽金属から形成するととも
に該ヘッド本体の背面キャビティ部下方に該軽金属より
も比重が重い真鍮などの帯状のウエイト材を埋設し、該
ヘッド本体のソールを夫々のライ角度で接地したときの
接地面と実質的に平行となるように該ウエイト材を該ヘ
ッド本体の背面側から挿入埋設し、該ウエイト材の該ヘ
ッド本体のフェース面に最も近い先端部を該フェース面
から２．０〜４．０ｍｍの範囲内まで近接させ、該ウエ
イト材の該ロングアイアンからショートアイアンまでの
各ヘッド全体に対する重量比を１８〜２１％の範囲内の
ほとんど同じ比率に設定してなるのである。
【０００７】このように、ヘッド本体の背面キャビティ
部下方に軽金属よりも比重が重い真鍮などの帯状のウエ
イト材を埋設したので、低重心のアイアンクラブとする
ことができる。そして、ヘッド本体のソールを夫々のラ
イ角度で接地したときの接地面と実質的に平行となるよ
うにウエイト材をヘッド本体の背面側から挿入埋設して
いるので、打球時におけるフェースの打球点とウエイト
材との間の距離が各アイアンクラブでほぼ同じになり、
ボールに対する打球感がほぼ一定となる。
部下方に軽金属よりも比重が重い真鍮などの帯状のウエ
イト材を埋設したので、低重心のアイアンクラブとする
ことができる。そして、ヘッド本体のソールを夫々のラ
イ角度で接地したときの接地面と実質的に平行となるよ
うにウエイト材をヘッド本体の背面側から挿入埋設して
いるので、打球時におけるフェースの打球点とウエイト
材との間の距離が各アイアンクラブでほぼ同じになり、
ボールに対する打球感がほぼ一定となる。
【０００８】また、ウエイト材のフェース面に最も近い
先端部をフェース面から２．０〜４．０ｍｍの範囲内ま
で近接させたので、ウエイト材がフェース面から大きく
離れた後方にある場合に比べて重心位置がフェース面側
に近づき、振り抜きやすいアイアンクラブとすることが
できる。
先端部をフェース面から２．０〜４．０ｍｍの範囲内ま
で近接させたので、ウエイト材がフェース面から大きく
離れた後方にある場合に比べて重心位置がフェース面側
に近づき、振り抜きやすいアイアンクラブとすることが
できる。
【０００９】アイアンクラブヘッドは通常ショートアイ
アンになればなるほど重量が増し、単一の金属からなる
アイアンクラブヘッドの場合にはヘッドの大きさ（体
積）はショートアイアンになればなるほど大きくなって
振り抜きにくくなっているが、本発明の上記構成では、
ウエイト材のロングアイアンからショートアイアンまで
の各ヘッド全体に対する重量比をほとんど同じ比率に設
定しており、これはヘッド本体の重量がショートアイア
ンに移行するに連れて増大するが、これに連れてウエイ
ト材の重量も増大していると言うことで、本発明ではヘ
ッド本体の体積増加を抑えて振り抜きやすいアイアンク
ラブヘッドとすることができる。
アンになればなるほど重量が増し、単一の金属からなる
アイアンクラブヘッドの場合にはヘッドの大きさ（体
積）はショートアイアンになればなるほど大きくなって
振り抜きにくくなっているが、本発明の上記構成では、
ウエイト材のロングアイアンからショートアイアンまで
の各ヘッド全体に対する重量比をほとんど同じ比率に設
定しており、これはヘッド本体の重量がショートアイア
ンに移行するに連れて増大するが、これに連れてウエイ
ト材の重量も増大していると言うことで、本発明ではヘ
ッド本体の体積増加を抑えて振り抜きやすいアイアンク
ラブヘッドとすることができる。
【００１０】また、ウエイト材のロングアイアンからシ
ョートアイアンまでの各ヘッド全体に対する重量比をほ
とんど同じ比率に設定してあるということは、単一の軽
金属から各アイアンクラブヘッドを形成した場合の重心
をウエイト材によってほぼ一定の距離だけ下方に下げる
と言うことで、各アイアンヘッドの重心を一定の低重心
に設定することが容易に可能となり、使用勝手のよいア
イアンクラブセットとすることができる。
ョートアイアンまでの各ヘッド全体に対する重量比をほ
とんど同じ比率に設定してあるということは、単一の軽
金属から各アイアンクラブヘッドを形成した場合の重心
をウエイト材によってほぼ一定の距離だけ下方に下げる
と言うことで、各アイアンヘッドの重心を一定の低重心
に設定することが容易に可能となり、使用勝手のよいア
イアンクラブセットとすることができる。
【００１１】そして好ましくは、上記のゴルフ用アイア
ンクラブセットにおいて、各アイアンクラブの前記ウエ
イト部材を前記接地面から１３ｍｍ以下の部位に挿入埋
設して、各アイアンクラブヘッドの重心をソール側に近
付けて従来よりも低重心とすることができる。
ンクラブセットにおいて、各アイアンクラブの前記ウエ
イト部材を前記接地面から１３ｍｍ以下の部位に挿入埋
設して、各アイアンクラブヘッドの重心をソール側に近
付けて従来よりも低重心とすることができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な実施形態に
ついて添付図面を参照にして説明すると、図１（ａ）は
本発明に係るアイアンクラブのヘッド本体の正面、断面
および背面を示し、図示の例は５番アイアンを示してい
る。このヘッド本体１はチタン、またはチタン合金から
形成され、その背面には図１（ｃ）に示すように背面輪
郭形状とほぼ相似形でかつ図１（ｂ）に示すように下方
部が上方部よりも深いキャビティ部２が形成されてい
る。このキャビティ部２の内奥面２ａとフェース面３と
の間は略平行でその間に均一な肉厚部を形成している。
ついて添付図面を参照にして説明すると、図１（ａ）は
本発明に係るアイアンクラブのヘッド本体の正面、断面
および背面を示し、図示の例は５番アイアンを示してい
る。このヘッド本体１はチタン、またはチタン合金から
形成され、その背面には図１（ｃ）に示すように背面輪
郭形状とほぼ相似形でかつ図１（ｂ）に示すように下方
部が上方部よりも深いキャビティ部２が形成されてい
る。このキャビティ部２の内奥面２ａとフェース面３と
の間は略平行でその間に均一な肉厚部を形成している。
【００１３】キャビティ部２の内下面２ｂとソール面４
との間には図１（ｂ）に示すような断面コ字状の凹陥部
５が形成され、この凹陥部５は図２に示すようにヘッド
本体１のソール面３を夫々のライ角度で接地したときの
接地面と実質的に平行となるようにヘッド本体１の背面
側を開口して形成されている。この凹陥部５はヘッド本
体の内部深くまで形成され、この凹陥部５の内奥上端角
部５ａとフェース面３との距離（ｄ）は全てのアイアン
クラブヘッドにおいてほぼ同じの２．０〜４．０ｍｍの
範囲内とし、好ましくは約３．０ｍｍとすることであ
る。
との間には図１（ｂ）に示すような断面コ字状の凹陥部
５が形成され、この凹陥部５は図２に示すようにヘッド
本体１のソール面３を夫々のライ角度で接地したときの
接地面と実質的に平行となるようにヘッド本体１の背面
側を開口して形成されている。この凹陥部５はヘッド本
体の内部深くまで形成され、この凹陥部５の内奥上端角
部５ａとフェース面３との距離（ｄ）は全てのアイアン
クラブヘッドにおいてほぼ同じの２．０〜４．０ｍｍの
範囲内とし、好ましくは約３．０ｍｍとすることであ
る。
【００１４】また、この凹陥部は図１（ｃ）に示すよう
にキャビティ部２の内下面２ｂ全体に沿って延出し、そ
の一端はトー部６の近傍にまで延出し、他端部はヒール
部７近傍までほぼ水平に延出している。そして、この凹
陥部５は各アイアンクラブの前記接地面から１３ｍｍ以
下の下方で接地面に露出しないように形成される。そし
て、この凹陥部５には図１（ｂ）に示すように真鍮等か
らなる帯状のウエイト材８がヘッド本体に一体的に埋設
されている。このウエイト材８はチタンまたはチタン合
金より比重が大きく且つ硬度が低い物質から選択し、上
記真鍮以外に銅またはベリリウムカッパーが好適な物質
として使用される。この、ウエイト材８の上記埋設に当
たっては、予めウエイト材を上記凹陥部よりも僅かに大
きな寸法に形成し、凹陥部内面に接着剤を塗布した状態
でこのウエイト材を凹陥部の内奥まで圧入することによ
ってヘッド本体１内に埋設し、その後ヘッド本体１と面
一となるように両者の背面部を研磨する。このため、ウ
エイト材はヘッド本体よりも高度が充分に低い金属から
選択され、真鍮の場合にはビッカース硬度が１１５程度
で、純チタンの１７０〜１８０、チタン合金の３００〜
３５０より充分に低くなっている。
にキャビティ部２の内下面２ｂ全体に沿って延出し、そ
の一端はトー部６の近傍にまで延出し、他端部はヒール
部７近傍までほぼ水平に延出している。そして、この凹
陥部５は各アイアンクラブの前記接地面から１３ｍｍ以
下の下方で接地面に露出しないように形成される。そし
て、この凹陥部５には図１（ｂ）に示すように真鍮等か
らなる帯状のウエイト材８がヘッド本体に一体的に埋設
されている。このウエイト材８はチタンまたはチタン合
金より比重が大きく且つ硬度が低い物質から選択し、上
記真鍮以外に銅またはベリリウムカッパーが好適な物質
として使用される。この、ウエイト材８の上記埋設に当
たっては、予めウエイト材を上記凹陥部よりも僅かに大
きな寸法に形成し、凹陥部内面に接着剤を塗布した状態
でこのウエイト材を凹陥部の内奥まで圧入することによ
ってヘッド本体１内に埋設し、その後ヘッド本体１と面
一となるように両者の背面部を研磨する。このため、ウ
エイト材はヘッド本体よりも高度が充分に低い金属から
選択され、真鍮の場合にはビッカース硬度が１１５程度
で、純チタンの１７０〜１８０、チタン合金の３００〜
３５０より充分に低くなっている。
【００１５】本発明ではウエイト材８のヘッド本体１に
対する重量比率をロングアイアン、ミドルアイアン、シ
ョートアイアンの間で１８〜２１％の範囲内となるよう
に、ほとんど同じ比率に設定している。なお、この実施
態様では、３番〜５番アイアンをロングアイアンと言
い、６番〜８番アイアンをミドルアイアンと言い、９番
およびウエッジをショートアイアンと言うこととする。
そして、ウエイト材８のヘッド本体１に対する重量比率
をロングアイアンでは１８〜２１ｗｔ％、ミドルアイア
ンでは２０ｗｔ％、ショートアイアンでは１８〜１９ｗ
ｔ％とほとんど同じ比率に設定している。特にミドルア
イアンの６番〜８番では２０ｗｔ％と全く同じ比率に保
っている。
対する重量比率をロングアイアン、ミドルアイアン、シ
ョートアイアンの間で１８〜２１％の範囲内となるよう
に、ほとんど同じ比率に設定している。なお、この実施
態様では、３番〜５番アイアンをロングアイアンと言
い、６番〜８番アイアンをミドルアイアンと言い、９番
およびウエッジをショートアイアンと言うこととする。
そして、ウエイト材８のヘッド本体１に対する重量比率
をロングアイアンでは１８〜２１ｗｔ％、ミドルアイア
ンでは２０ｗｔ％、ショートアイアンでは１８〜１９ｗ
ｔ％とほとんど同じ比率に設定している。特にミドルア
イアンの６番〜８番では２０ｗｔ％と全く同じ比率に保
っている。
【００１６】本発明のアイアンクラブセットでは、上記
のように、ヘッド本体のソールを夫々のライ角度で接地
したときの接地面と実質的に平行となるようにウエイト
材をヘッド本体の背面側から挿入埋設しているので、打
球時におけるフェースの打球点とウエイト材との間の距
離が各アイアンクラブでほぼ同じになり、ボールに対す
る打球感がほぼ一定となる。
のように、ヘッド本体のソールを夫々のライ角度で接地
したときの接地面と実質的に平行となるようにウエイト
材をヘッド本体の背面側から挿入埋設しているので、打
球時におけるフェースの打球点とウエイト材との間の距
離が各アイアンクラブでほぼ同じになり、ボールに対す
る打球感がほぼ一定となる。
【００１７】また、ウエイト材のフェース面に最も近い
先端部をフェース面から２．０〜４．０ｍｍの範囲内ま
で近接させたので、ウエイト材がフェース面から大きく
離れた後方にある従来のアイアンクラブに比べて重心位
置がフェース面側に近づき、振り抜きやすいアイアンク
ラブとすることができる。
先端部をフェース面から２．０〜４．０ｍｍの範囲内ま
で近接させたので、ウエイト材がフェース面から大きく
離れた後方にある従来のアイアンクラブに比べて重心位
置がフェース面側に近づき、振り抜きやすいアイアンク
ラブとすることができる。
【００１８】また、ヘッド本体をチタンまたはチタン合
金のように軽量金属から構成した場合には従来のスチー
ルアイアンヘッドと比べてそのヘッドの重量を同一にし
た場合には、当然のことながらその体積は増すが、真鍮
のようなウエイト材をヘッド本体内に埋設することによ
って、その体積を減少させることができる。そして、ア
イアンクラブヘッドは通常ショートアイアンになればな
る程重量が増し、これ故、単一の素材からなるアイアン
クラブヘッドの場合にはヘッドの大きさ（体積）はショ
ートアイアンになればなるほど大きくなっているが、上
記のようにウエイト材のヘッド本体に対する重量比率を
ほとんど同じ比率に設定することによって、体積変化の
度合いを少なくしている。そしてまた、上記のことは、
単一の軽金属から各アイアンクラブヘッドを形成した場
合の重心をウエイト材によってほぼ一定の距離だけ下方
に下げると言うことで、各アイアンヘッドの重心を一定
の低重心に設定することが容易に可能となり、使用勝手
のよいアイアンクラブセットとすることができる。
金のように軽量金属から構成した場合には従来のスチー
ルアイアンヘッドと比べてそのヘッドの重量を同一にし
た場合には、当然のことながらその体積は増すが、真鍮
のようなウエイト材をヘッド本体内に埋設することによ
って、その体積を減少させることができる。そして、ア
イアンクラブヘッドは通常ショートアイアンになればな
る程重量が増し、これ故、単一の素材からなるアイアン
クラブヘッドの場合にはヘッドの大きさ（体積）はショ
ートアイアンになればなるほど大きくなっているが、上
記のようにウエイト材のヘッド本体に対する重量比率を
ほとんど同じ比率に設定することによって、体積変化の
度合いを少なくしている。そしてまた、上記のことは、
単一の軽金属から各アイアンクラブヘッドを形成した場
合の重心をウエイト材によってほぼ一定の距離だけ下方
に下げると言うことで、各アイアンヘッドの重心を一定
の低重心に設定することが容易に可能となり、使用勝手
のよいアイアンクラブセットとすることができる。
【００１９】
【発明の効果】以上のように、本発明のゴルフクラブセ
ットでは、各アイアンクラブのヘッド本体をチタンまた
はチタン合金のような軽金属から形成するとともにヘッ
ド本体の背面キャビティ部下方に該軽金属よりも比重が
重い真鍮などの帯状のウエイト材を埋設したので、低重
心のアイアンクラブとすることができる。そして、打球
時におけるフェースの打球点とウエイト材との間の距離
が各アイアンクラブでほぼ同じになるので、ボールに対
する打球感がほぼ一定となる。
ットでは、各アイアンクラブのヘッド本体をチタンまた
はチタン合金のような軽金属から形成するとともにヘッ
ド本体の背面キャビティ部下方に該軽金属よりも比重が
重い真鍮などの帯状のウエイト材を埋設したので、低重
心のアイアンクラブとすることができる。そして、打球
時におけるフェースの打球点とウエイト材との間の距離
が各アイアンクラブでほぼ同じになるので、ボールに対
する打球感がほぼ一定となる。
【００２０】また、ウエイト材がフェース面から大きく
離れた後方にある従来のアイアンクラブに比べて重心位
置がフェース面側に近づき、振り抜きやすいアイアンク
ラブとすることができる。
離れた後方にある従来のアイアンクラブに比べて重心位
置がフェース面側に近づき、振り抜きやすいアイアンク
ラブとすることができる。
【００２１】また、ウエイト材のヘッド本体に対する重
量比率をほとんど同じ比率に設定することによって、体
積変化の度合いを少なくし、単一の軽金属から各アイア
ンクラブヘッドを形成した場合の重心をウエイト材によ
ってほぼ一定の距離だけ下方に下げると言うことで、各
アイアンヘッドの重心を一定の低重心に設定することが
容易に可能となり、使用勝手のよいアイアンクラブセッ
トとすることができる。
量比率をほとんど同じ比率に設定することによって、体
積変化の度合いを少なくし、単一の軽金属から各アイア
ンクラブヘッドを形成した場合の重心をウエイト材によ
ってほぼ一定の距離だけ下方に下げると言うことで、各
アイアンヘッドの重心を一定の低重心に設定することが
容易に可能となり、使用勝手のよいアイアンクラブセッ
トとすることができる。
【図１】本発明のアイアンクラブのヘッド部を示し、
（ａ）はその正面図、（ｂ）は中央縦断面図、（ｃ）は
背面図である。
（ａ）はその正面図、（ｂ）は中央縦断面図、（ｃ）は
背面図である。
【図２】本発明の実施態様に係るロングアイアンからシ
ョートアイアンまでのヘッド本体を示す断面図。
ョートアイアンまでのヘッド本体を示す断面図。
１ ヘッド本体 ２ キャビティ部 ３ フェース面 ４ ソール面 ５ 凹陥部 ６ トー部 ７ ヒール部 ８ ウエイト材
Claims (2)
- 【請求項１】 ロングアイアン、ミドルアイアン、ショ
ートアイアンからなるゴルフ用アイアンクラブセットに
おいて、各アイアンクラブのヘッド本体をチタンまたは
チタン合金のような軽金属から形成するとともに該ヘッ
ド本体の背面キャビティ部下方に該軽金属よりも比重が
重い真鍮などの帯状のウエイト材を埋設し、該ヘッド本
体のソールを夫々のライ角度で接地したときの接地面と
実質的に平行となるように該ウエイト材を該ヘッド本体
の背面側から挿入埋設し、該ウエイト材の該ヘッド本体
のフェース面に最も近い先端部を該フェース面から２．
０〜４．０ｍｍの範囲内まで近接させ、該ウエイト材の
該ロングアイアンからショートアイアンまでの各ヘッド
全体に対する重量比を１８〜２１％の範囲内のほとんど
同じ比率に設定してなることを特徴とするゴルフ用アイ
アンクラブセット。 - 【請求項２】 各アイアンクラブの前記ウエイト部材を
前記接地面から１３ｍｍ以下の部位に挿入埋設してなる
ことを特徴とする請求項１記載のゴルフ用アイアンクラ
ブセット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9010251A JPH10201883A (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | ゴルフ用アイアンクラブセット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9010251A JPH10201883A (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | ゴルフ用アイアンクラブセット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10201883A true JPH10201883A (ja) | 1998-08-04 |
Family
ID=11745103
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9010251A Pending JPH10201883A (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | ゴルフ用アイアンクラブセット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10201883A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2403659A (en) * | 2003-07-08 | 2005-01-12 | Karsten Mfg Corp | Iron type golf club head with low profile tuning port |
| US20100279794A1 (en) * | 2007-07-25 | 2010-11-04 | Karsten Manufacturing Corporation | Club Head Sets With Varying Characteristics And Related Methods |
| US8342985B2 (en) * | 2008-06-06 | 2013-01-01 | Sri Sports Limited | Iron-type golf club head |
| US9079080B2 (en) | 2007-07-25 | 2015-07-14 | Karsten Manufacturing Corporation | Club head sets with varying characteristics and related methods |
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| US9849354B2 (en) | 2007-07-25 | 2017-12-26 | Karsten Manufacturing Corporation | Club head sets with varying characteristics and related methods |
| US11465018B2 (en) | 2007-07-25 | 2022-10-11 | Karsten Manufacturing Corporation | Club head sets with varying characteristics and related methods |
-
1997
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