JPH10201372A - 苗箱対地処理機の箱取り上げ機構 - Google Patents

苗箱対地処理機の箱取り上げ機構

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JPH10201372A
JPH10201372A JP1164897A JP1164897A JPH10201372A JP H10201372 A JPH10201372 A JP H10201372A JP 1164897 A JP1164897 A JP 1164897A JP 1164897 A JP1164897 A JP 1164897A JP H10201372 A JPH10201372 A JP H10201372A
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JP
Japan
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box
seedling box
hook
seedling
pick
Prior art date
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Pending
Application number
JP1164897A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Goto
義昭 後藤
Takashi Nishijima
尚 西嶋
Masato Yamaguchi
正人 山口
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 掛止具で苗箱の周縁に下方から引っ掛けて昇
降手段で上昇させることにより、苗箱の一端を持ち上げ
るようにすると共に、苗箱の周囲リブに対して干渉を回
避しながら掛止具の掛合動作ができ、苗箱の確実な取り
上げができるようにする。 【解決手段】 作業走行機体A2に前後搬送機構6と共
に支持されていて、地上に展開した苗箱Nの周縁Naを
引っ掛けて持ち上げかつ前後搬送機構6上に受け渡しす
る箱取り上げ機構は、苗箱Nの周縁Naを下方から引っ
掛ける掛止具22と、この掛止具22を昇降する昇降手
段62とを有し、前記掛止具22は苗箱Nの周縁Naを
下方から引っ掛ける複数本の掛け爪153と、各掛け爪
153を苗箱Nの周囲リブNbとの干渉を回避する干渉
回避手段53とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地上に展開した苗
箱を回収するための苗箱対地処理機の箱取り上げ機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】稲や野菜の育苗作業では、発芽後に苗箱
をハウス(硬化ハウス)内に数百〜千枚単位で並べて緑
化及び/又は硬化処理をしており、この苗箱の展開・回
収を狭い敷地内で能率よく行うために機械化する技術が
開発されている。苗箱を展開・回収する技術としては、
特開平7−107817号公報に開示されたものがあ
る。この技術は、機体を前後に進行させる走行装置と、
苗箱台車を載せる台車載置部と、地面上から機体上への
苗箱の搬送と機体上から地面上への苗箱の搬送を選択的
に行える苗箱搬送装置と、機体上の苗箱を台車載置部上
の苗箱台車に積み込む作業と台車載置部上の苗箱台車内
に積まれている苗箱を機体上へ降ろす作業を選択的に行
える苗箱積降ろし装置とを設けて構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、苗
箱搬送装置の前端に分離線材を設けて、この分離線材を
地面と苗箱との間に挿入していくことにより苗箱を取り
上げるように構成されており、線材といえども苗箱の下
側に挿入することは難しく、しかも複数枚の苗箱を同時
に回収させることは極めて困難になっている。
【0004】そこで、苗箱搬送装置の前方に掛止具を配
置して、この掛止具で苗箱Nの周縁を下から引っ掛けて
持ち上げることが考えられるが、複数本の掛け爪を設け
るだけでは、苗箱Nの周囲にはリブが形成されているの
で、その周囲リブに掛け爪が当接すると掛合不能になる
可能性があり、正確な苗箱取り上げが期待し難い。本発
明の第1の目的は、掛止具で苗箱の周縁に下方から引っ
掛けて昇降手段で上昇させることにより、苗箱の一端を
持ち上げるようにすると共に、苗箱の周囲リブに対して
干渉を回避しながら掛止具の掛合動作ができ、苗箱の確
実な取り上げができるようにした苗箱対地処理機の箱取
り上げ機構を提供するにある。
【0005】本発明の第2の目的は、左右方向多数枚の
苗箱に傾斜しているもの、前後に位置ずれいているもの
等があっても、掛け爪を各苗箱に沿わせて正確に掛合し
て取り上げることができるようにした苗箱対地処理機の
箱取り上げ機構を提供するにある。本発明の第3の目的
は、苗箱の周囲リブと干渉する掛け爪をその周囲リブか
ら逃がすことにより、掛合不能になる干渉を回避できる
ようにした苗箱対地処理機の箱取り上げ機構を提供する
にある。
【0006】本発明の第4の目的は、周囲リブと干渉し
て掛合不能になる掛け爪を犠牲にして干渉しない掛け爪
を確保し、この掛け爪だけで苗箱を取り上げできるよう
にした苗箱対地処理機の箱取り上げ機構を提供するにあ
る。本発明の第5の目的は、取り上げ中に苗箱が掛け爪
から離脱するのを防止できるようにした苗箱対地処理機
の箱取り上げ機構を提供するにある。
【0007】本発明の第6の目的は、押さえ部材を昇降
又は揺動するだけで周縁に近接するか、周縁の内側に入
り込むかして、掛け爪から苗箱が離脱するのを防止でき
るようにした苗箱対地処理機の箱取り上げ機構を提供す
るにある。本発明の第7の目的は、掛止具は苗箱を取り
上げるだけにし、前後搬送手段を苗箱の下方まで水平前
方移動して、その苗箱を簡単に受け取ることができるよ
うにした苗箱対地処理機の箱取り上げ機構を提供するに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、作業走行機体A2に前後
搬送機構6と共に支持されていて、地上に展開した苗箱
Nの周縁Naを引っ掛けて持ち上げかつ前後搬送機構6
上に受け渡しする箱取り上げ機構17であって、苗箱N
の周縁Naを下方から引っ掛ける掛止具22と、この掛
止具22を昇降する昇降手段62とを有し、前記掛止具
22は苗箱Nの周縁Naを下方から引っ掛ける複数本の
掛け爪153と、各掛け爪153を苗箱Nの周囲リブN
bとの干渉を回避する干渉回避手段53とを有すること
である。
【0009】これによって、掛止具22を苗箱Nの周縁
Naに下方から引っ掛けて昇降手段62で上昇させるこ
とにより、苗箱Nの一端を持ち上げることができ、苗箱
Nの周囲リブNbに対して、干渉回避手段53でそれと
の干渉を回避しながら掛止具22の掛合動作が行われ
る。本発明における課題解決のための第2の具体的手段
は、第1の具体的手段に加えて、箱取り上げ機構17
は、作業走行機体A2から前方に突設した前フレーム5
6に昇降手段62を設け、この昇降手段62に昇降台6
1を支持して昇降自在とし、この昇降台61に地上の左
右方向多数枚の苗箱Nにそれぞれ対応して取り付け台6
9を支持し、この取り付け台69に、掛止具22を縦軸
147を介して左右揺動自在に支持すると共に、掛止具
22を揺動中立位置に弾力的に保持する弾性受け体14
8を設け、この掛止具22に取り付け台69に対して前
後動自在にかつ前方付勢状態に支持した爪取り付け体1
50を設け、この爪取り付け体150に掛け爪153及
び干渉回避手段53を設けていることである。
【0010】これによって、左右方向多数枚の苗箱Nに
傾斜しているもの、前後に位置ずれいているもの等があ
っても、各苗箱N毎に複数本の掛け爪153が沿い、正
確に掛合して取り上げる。本発明における課題解決のた
めの第3の具体的手段は、第1又は2の具体的手段に加
えて、前記干渉回避手段53は、掛止具22における複
数本の掛け爪153をそれぞれ縦軸回り揺動自在とし、
各掛け爪153の先端を先細り状に形成し、周囲リブN
bと干渉して前向き姿勢から左右一方に揺動した掛け爪
153を前向き姿勢に復帰させる付勢部材158を有す
ることである。
【0011】これによって、掛け爪153は周囲リブN
bから逃げることにより、掛合不能になる干渉を回避す
る。本発明における課題解決のための第4の具体的手段
は、第1又は2の具体的手段に加えて、前記干渉回避手
段53は、掛止具22における多数本の掛け爪153を
それぞれ前後移動自在とし、周囲リブNbと干渉して前
端位置から後方移動した掛け爪153を前端位置に復帰
させる付勢部材158を有することである。
【0012】これによって、周囲リブNbと干渉して掛
合不能になる掛け爪153を犠牲にして、その他の掛け
爪153は干渉が回避されて、苗箱Nの周縁Naと正確
に掛合する。本発明における課題解決のための第5の具
体的手段は、第1〜4のいずれかの具体的手段に加え
て、前記掛止具22は、掛け爪153を苗箱Nの周縁N
aに下方から引っ掛けたときに、周縁Naの離脱を規制
する離脱規制手段54を有することである。
【0013】これによって、苗箱Nは掛け爪153との
掛合が確実に保持され、取り上げ中に周縁Naが掛け爪
153から離脱することがない。本発明における課題解
決のための第6の具体的手段は、第5の具体的手段に加
えて、前記離脱規制手段54は、掛止具22上に押さえ
部材161を昇降又は揺動自在に設け、この押さえ部材
161は下降又は揺動によって周縁Naに近接する上逃
げ規制部161a及び/又は周縁Naの内側に入り込む
前逃げ規制部161bを有することである。
【0014】これによって、押さえ部材161が下降又
は揺動して、上逃げ規制部161aが周縁Naに近接す
るか、前逃げ規制部161bが周縁Naの内側に入り込
むかして、掛け爪153から苗箱Nが離脱するのを防止
する。本発明における課題解決のための第7の具体的手
段は、第1〜6のいずれかの具体的手段に加えて、前記
前後搬送機構6は、苗箱Nを載置して前後に移動可能な
前後搬送手段18と、この前後搬送手段18を箱取り上
げ機構17によって持ち上げられた苗箱Nの下方まで水
平前方移動させる水平移動手段10とを有することであ
る。
【0015】これによって、掛止具22は苗箱Nを取り
上げるだけで、前後搬送手段18が苗箱Nの下方まで水
平前方移動してきてその苗箱Nを受け取る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜5には、苗箱対地処理機と
して、苗箱展開機と苗箱回収機とに変更可能にした苗箱
展開回収機の全体を示している。この苗箱展開回収機
は、中央に歩道を形成しながら、左右各5〜10枚の苗
箱Nを横並びに同時に展開しかつ回収できる構成であ
る。
【0017】前記苗箱展開回収機は、少なくとも1つの
作業ユニット3とメインユニット4とから構成され、メ
インユニット4上に箱供給機構8と箱収集機構9とを択
一的に取り付け可能になっており、メインユニット4上
に箱供給機構8を取り付けることにより苗箱展開機(図
4に示す)となり、メインユニット4上に箱収集機構9
を取り付けることにより苗箱回収機(図5に示す)とな
り、作業ユニット3だけでもその上に載置できる枚数の
苗箱Nを展開・回収することができ、単独使用可能にな
っている。
【0018】図1〜23において、作業ユニット3は大
別して、苗箱Nを載置して左右方向一側部の基点位置か
ら受け渡し位置への分配と受け渡し位置から基点位置へ
の収集とが可能でかつ受け渡し位置で前後移動可能な縦
横搬送機構5と、苗箱Nを載置して縦横搬送機構5に対
して受け渡し可能でかつ載置した苗箱Nを地面に対して
受け渡し可能な前後搬送機構6と、地面に展開した苗箱
Nを前後搬送機構6上に持ち上げる箱取り上げ機構17
とを有し、これらを作業走行機体A2上に装備してい
る。
【0019】なお、本発明において、前側とは苗箱Nを
展開する側であり、作業ユニット3は展開時に後進し、
回収時に前進する。また、基点位置とは、作業ユニット
3がメインユニット4に連結される場合、縦横搬送機構
5の一側端部外方位置に配置されるメインユニット4の
受渡機構7上の位置となり、作業ユニット3が単独で使
用される場合、縦横搬送機構5の一側端部上の位置とな
り、かつこの縦横搬送機構5の一側端部上で苗箱Nを人
為的に供給しかつ取り出すことになる。
【0020】図1〜13において、作業走行機体A2は
機本体25にキャスタ式の前輪26と後輪27とを有
し、手で縦横に押動可能になっており、図8に示すよう
に、前輪26は前輪支持体131が縦軸132に枢支さ
れ、この前輪支持体131に設けたブラケット133を
ピン134で機本体25に結合することにより、前向き
直進走行をするように設定できる。
【0021】機本体26の左右側部には前後に左右突出
状の連結部24が形成され、作業ユニット3とメインユ
ニット4との連結、作業ユニット3同士の横並び連結が
できるようになっている。前記機本体25上には縦横搬
送機構5が配置されており、この縦横搬送機構5は、5
枚の苗箱Nを同時に前後移動して前後搬送機構6に受け
渡しする縦搬送手段5Aと、この縦搬送手段5Aに対し
て昇降可能であり、かつ縦搬送手段5Aと重合する位置
まで下降して全苗箱Nの受け渡しをすると共に上昇位置
で横移動させる横搬送手段5Bと、この横搬送手段5B
を昇降させる昇降手段5Cとを有する。
【0022】縦搬送手段5Aは5組配置されたベルトコ
ンベヤであり、機本体25上に立設したブラケットを介
して前後3本の回転軸28を支持し、後側回転軸28を
モータ29で駆動し、各回転軸28に設けたプーリにベ
ルト30を巻き掛けて構成され、左右方向間隔をおいて
配置された2本のベルト30で1個の苗箱Nを載置して
搬送するようになっている。
【0023】横搬送手段5Bは縦搬送手段5Aの左右長
さに対応する長さのローラコンベヤであり、コンベヤ枠
31に前後軸回り回転自在なローラ32が多数本支持さ
れており、その内の複数本のローラ32は自転ローラ
(モータ内蔵ローラ)が使用されていて自転可能になっ
ており、全ローラ32にはタイミングベルトが巻き掛け
られていて、自転ローラによって全ローラ32が同期回
転する。
【0024】このローラ32は総て、縦搬送手段5Aの
ベルト30間に対応して配置されており、下降位置でロ
ーラ32はベルト30上面より下位に位置し、ベルト3
0と高さ方向に重合配置状態になり、その昇降で苗箱N
をベルト30と受け渡し可能になっている。昇降手段5
Cはエレベータ式になっていて、前記横搬送手段5Bの
コンベヤ枠31の後部に取り付け体38が立設され、作
業走行機体A2に立設された形鋼材製のガイド支柱33
に取り付け体38がコロを介して昇降自在に案内されて
おり、この取り付け体38にエレベータ駆動具34のチ
ェーン35が連結されている。
【0025】エレベータ駆動具34は、作業走行機体A
2とガイド支柱33の上端連結材とに設けた上下軸36
A、36Bにスプロケットを設け、上下スプロケット間
に巻き掛けたチェーン35を取り付け体38に連結して
おり、機本体25に固定の受け台49にモータ37を搭
載し、このモータ37で下軸36Aを正逆駆動すること
により、チェーン35を押し引きしてコンベヤ枠31を
昇降する。前記受け台49は後輪27の取り付けを兼ね
ている。
【0026】前記昇降手段5Cは、横搬送手段5Bのロ
ーラ32をベルト30の上面より下方に位置する下降位
置から、上方所要高さ(例えば、人の腰高さ又は1m程
度)の上昇位置まで昇降する。そして、横搬送手段5B
に苗箱Nが載置されている状態で下降すると、その苗箱
Nを縦搬送手段5Aに受け渡し、縦搬送手段5Aに苗箱
Nが載置されている状態で下降位置から上昇すると、そ
の苗箱Nを持ち上げ、横搬送手段5Bによる苗箱Nの左
右移動を可能にする。
【0027】前記横搬送手段5Bのコンベヤ枠31の四
角には縦軸39を介してストッパ40が設けられてお
り、図外のモータ又はソレノイド等のアクチュエータを
介して縦軸39を回動することにより、ストッパ40
を、苗箱Nの左右方向移動を規制する姿勢、後方向移動
を規制する姿勢、展開・回収を案内する姿勢等、所要姿
勢に変更配置できるようになっている。
【0028】即ち、図12、13において、受渡機構7
から横搬送手段5Bへ苗箱Nを供給する場合は、横搬送
手段5Bの外端側のストッパ40を40aの規制姿勢に
して、苗箱Nがコンベヤ枠31から外側方へ落ちないよ
うにし、縦搬送手段5Aに受け渡した苗箱Nを前後搬送
機構6へ移載するときは、前側のストッパ40を40b
の先狭まりの展開案内姿勢にして、苗箱Nが前後搬送手
段18の左右方向中央側に寄るように案内し、前後搬送
手段18から縦横搬送機構5へ苗箱Nを受け渡すとき
は、前側のストッパ40を40cの先広がりの回収案内
姿勢にかつ後側ストッパ40を40dの規制姿勢にし
て、苗箱Nが縦搬送手段5Aの左右方向中央側に寄りな
がら縦横搬送機構5から後方へ落ちないようにしてい
る。
【0029】また、コンベヤ枠31の前部には、前後搬
送手段18との苗箱Nの受け渡しを円滑にするための小
径ローラ136(図6、8に示す)が設けられており、
コンベヤ枠31の側部には、横並びに作業ユニット3を
連結したときに、横搬送手段5B間の苗箱Nの受け渡し
を円滑にするための渡りローラ137(図10、12、
13に示す)が着脱自在に設けられており、この渡りロ
ーラ137は不要なときは取り外される。
【0030】図1〜7、12〜16において、前後搬送
機構6は、苗箱Nを載置して前後に移動可能な前後搬送
手段18と、この前後搬送手段18と作業走行機体A2
との間に設けられていて、前後搬送手段18を前後方向
水平移動させる水平移動手段10とを有する。前後搬送
手段18はベルトコンベヤで形成され、支持フレーム4
1に5列のベルトコンベヤ42が支持され、支持フレー
ム41の下側に設けたモータ43で同時駆動されるよう
になっており、5枚の苗箱Nを載置して同時に前後方向
に搬送可能となっている。
【0031】各列のベルトコンベヤ42はローラ44を
間にして前後2組(42A、42B)を直線配置してい
るが、長い1組のものにしてもよい。但し、前後2組
(42A、42B)にしておくと、側面視への字に屈曲
配置して、前ベルトコンベヤ42Aを下向き急傾斜さ
せ、後ベルトコンベヤ42Bを下向き緩傾斜させ、後ベ
ルトコンベヤ42Bと縦搬送手段5Aとの間で、苗箱N
の衝撃のない円滑な受け渡しが可能になる。
【0032】また、支持フレーム41の下側には、左右
一対の接地輪45が設けられ、前部には各列のベルトコ
ンベヤ42に対応して箱揃え手段16が取り付けられて
いる。この箱揃え手段16は、ベルトコンベヤ42の延
長上で地面に近接して位置されており、側面視略C又は
コ字状の板金で形成された当接具23に後方突出状の複
数本の棒材138を固着し、この棒材138を支持フレ
ーム41の前部に前後移動自在に貫通し、棒材138に
嵌装したスプリング139で当接具23を前方に付勢し
ている。
【0033】前記箱揃え手段16は、前方移動で当接具
23が地上に放出した苗箱Nと当接し、かつ苗箱Nを弾
力的に押し、左右方向複数枚の苗箱Nを押して前後位置
を揃え、既に展開されている苗箱Nとの前後間隔をなく
す。また、当接具23の上面は、ベルトコンベヤ42か
ら地上に苗箱Nを放出するときに落差を少なくする役目
もしている。
【0034】水平移動手段10は、支持フレーム41の
後部にピン連結されたエアシリンダ46と、これと同様
にピン連結された左右一対のガイド杆47とを有し、エ
アシリンダ46は機本体25に取り付けられ、左右一対
のガイド杆47は機本体25に前後摺動自在に案内され
ている。前記前後搬送手段18は水平移動手段10によ
って機本体25に連結され、接地輪45が接地すること
により前下向き傾斜しており、エアシリンダ46の作動
によって前後水平方向に移動可能になっており、箱揃え
手段16及び箱取り上げ機構17の作動を可能にする。
【0035】なお、支持フレーム41と左右一対のガイ
ド杆47との間に支持フレーム41の先端を上方回動さ
せるアクチュエータを設けておいて、作業ユニット3を
ハウス内に搬入・搬出する際に、接地輪45及び当接具
23を上方退避できるようにしておくことが好ましい。
前記前後搬送手段18の支持フレーム41の左右側部上
面には箱案内板48が設けられている。この箱案内板4
8は回収時に苗箱Nを案内すべく前広がりになている。
【0036】前記横搬送手段5B及び前後搬送手段18
は、コンベヤ枠31及び支持フレーム41が必要最低限
の左右方向幅を形成しており、同時に処理する5枚の苗
箱Nは隣接状態で処理され、5枚の苗箱Nの幅に近似の
幅となっている。コンベヤ枠31及び支持フレーム41
のこのような幅内に、モータ29を含む縦搬送手段5
A、受け台49を有する昇降手段5C、前後搬送手段1
8のモータ43、水平移動手段10等が配置されてお
り、左右方向にコンパクトな作業ユニット3を形成して
いる。
【0037】図1〜3、5、7、16、18〜23にお
いて、箱取り上げ機構17は機本体25の左右側部から
前方に突出した前フレーム56に、左右各5組設けられ
ており、苗箱Nの周縁Naを下方から引っ掛ける掛止具
22と、この掛止具22を昇降する昇降手段51とを有
し、前記掛止具22は苗箱Nの周縁Naを下方から引っ
掛ける複数本の掛け爪153と、各掛け爪153を苗箱
Nの周囲リブNbとの干渉を回避する干渉回避手段53
とを有する。
【0038】前記前フレーム56は側面視L字状で平面
視門型状であり、左右両端は機本体25に対して固定又
はボルトもしくはピンを介して着脱自在に取り付けられ
ている。前フレーム56の左右側部には、前フレーム5
6の重量を支持する車輪52が設けられている。箱取り
上げ機構17の昇降手段51において、前記前フレーム
56の前部には左右に5本のガイドレール(ガイド体)
60が固定され、1個のブレーキ付き昇降シリンダ62
が支持され、2本のガイド杆59が上下動可能に案内さ
れており、2本のガイド杆59の下端に昇降台61が取
り付けられていて、この昇降台61を昇降すべく昇降シ
リンダ62のピストンロッドが連結されている。
【0039】昇降台61には側面視L字状の連結具63
が固定され、この連結具63の下部にピンを介して側面
視L字状の揺動具64の中途部が枢支され、この揺動具
64に縦シリンダ67が取り付けられると共に、その上
部にガイドレール60に係合したコロ65が設けられて
いる。ガイドレール60は下部近傍が後方側に屈曲され
ていて、この屈曲部分60Aをコロ65が通過すると
き、揺動具64が揺動して縦シリンダ(縦動手段)67
の姿勢を略垂直姿勢から前傾姿勢に変えるようになって
いる。
【0040】前記昇降シリンダ62、縦シリンダ67等
は昇降手段51のアクチュエータとなっており、ガイド
レール60、連結具63、揺動具64及びコロ65等に
よって掛止具22を前下向き傾斜させる傾動手段が構成
されている。前記縦シリンダ67のピストンロッドの下
部には前後動シリンダ(前後動手段)68が取り付けら
れ、この前後動シリンダ68のピストンロッドの前部に
は取り付け台69が取り付けられている。前記前後動シ
リンダ68及び取り付け台69にはそれぞれ2本のガイ
ド杆70、71が固定されていて、それぞれのガイド杆
70、71は、縦シリンダ67と前後動シリンダ68の
それぞれのシリンダを保持する部材に長手方向移動自在
に案内されている。
【0041】取り付け台69は左右に略三角形状の側板
72が取り付けられ、この側板72には前後に車輪73
A、73Bが設けられ、これら車輪73A、73Bは接
地して地面に倣い、掛け爪153の地面に対する位置及
び姿勢を保持するようになっている。取り付け台69に
は角材状の支持体145が支持されると共にその後方に
裏板146が取り付けられている。前記支持体145は
左右方向中央に縦軸147にナットを螺合することによ
り取り付け台69に取り付けられていて、縦軸147を
中心に若干左右揺動可能であり、裏板146に設けた左
右一対の弾性受け体148により揺動中立位置(左右方
向に沿う姿勢)に弾力的に保持されるようになってい
る。
【0042】前記支持体145には2本の支持杆149
が前後方向に貫通され、その支持杆149の前端に爪取
り付け体150が取り付けられ、支持杆149に嵌装し
たスプリング151によって前方へ付勢されている。爪
取り付け体150は内部が空洞で、上部が上板152で
閉鎖され、前面が開放されており、この爪取り付け体1
50内に4本(4本以外の複数本でもよい)の掛け爪1
53の基部がピン156を介して左右方向揺動可能に枢
支されている。
【0043】前記上板152には各掛け爪153の一方
向の揺動を規制して前向き姿勢に設定するストッパピン
157が設けられ、爪取り付け体150内部には、各掛
け爪153をストッパピン157に当接する方向に付勢
するバネ(付勢部材)158が設けられ、掛け爪153
は他方向に逃げ可能になっている。この掛け爪153
は、側面視において、前端が苗箱Nの周縁Naの下向き
フランジとなっている部分を下側から引っ掛ける上方突
出形状であり、平面視において、ストッパピン157側
の面に傾斜面153aを有する尖端形状(片刃形状)
で、苗箱Nの下向きフランジの裏側の周囲リブNbに傾
斜面153aが当接すると、周囲リブNbを回避して周
縁Naと掛合できるように、バネ158に抗して逃げ方
向に揺動する。バネ158はコイルバネ又は板バネで形
成されている。
【0044】前記支持体145、支持杆149、爪取り
付け体150、スプリング151、上板152及び掛け
爪153等は共に掛止具22を構成しており、前記掛け
爪153を揺動自在にした構成、傾斜面153a、スト
ッパピン157、バネ158等によって、掛け爪153
が周囲リブNbと衝突しても側方に逃げて干渉を回避し
て周縁Naと掛合するための干渉回避手段53が構成さ
れている。
【0045】154は取り付け台69に取り付け板15
5を介して設けらけれた苗箱検出センサであり、掛け爪
153が苗箱Nと当接して爪取り付け体150が後方移
動したときにそれを検出して、苗箱Nの存在を検出する
ようになっている。この苗箱検出センサ154は前後位
置を調整可能である。前記掛止具22は、掛け爪153
を苗箱Nの周縁Naに下方から引っ掛けたときに、苗箱
Nの離脱を防止すべく周縁Naの逃げを規制する離脱規
制手段54を有する。
【0046】この離脱規制手段54は、各上板152に
ブラケット159を立設し、このブラケット159にエ
アシリンダ160又はソレノイド等で形成された昇降ア
クチュエータを取り付け、このエアシリンダ160のロ
ッド下端に押さえ部材161を設けており、この押さえ
部材161は下降によって周縁Naの上面に近接する上
逃げ規制部161aと、周縁Naの内側(苗側)に入り
込む前逃げ規制部161bとを有しており、前逃げ規制
部161bは押さえ部材161に左右一対のピンを取り
付けて形成している。この前逃げ規制部161bの下端
は平坦であってもよいが、先細り形状にしておくことが
好ましい。
【0047】従って、掛け爪153を苗箱Nの周縁Na
に下方から引っ掛けて上昇させながら、エアシリンダ1
60を作動して押さえ部材161を下降すると、この押
さえ部材161は周縁Naの上面に近接して、上逃げ規
制部161aが掛け爪153と相まって周縁Naを挟持
し、又は少なくとも周縁Naの上方向の逃げを規制する
位置となり、かつ前逃げ規制部161bが周縁Naの内
側に入り込んで、苗箱Nが前方向に逃げるのを阻止し、
掛け爪153と苗箱Nの周縁Naとの引っ掛かりを確実
にする。
【0048】この実施形態の箱取り上げ機構17は、昇
降シリンダ62の下限位置まで昇降台61を下降し、縦
シリンダ67の自重下降で掛止具22を下降して、各掛
止具22の車輪73を独立して地面に接地させ、車輪7
3を接地した状態で前後動シリンダ68を突出作動させ
るか、又は前後動シリンダ68を突出作動状態にしてお
いて作業走行機体2Aを前進させるかすると、掛止具2
2の前端の掛け爪153が展開状態の苗箱Nと当接して
爪取り付け体150が弾力的に後方移動し、苗箱検出セ
ンサ154がそれを検出して前後動シリンダ68の突出
作動又は走行機体2Aの前進を停止する(図20、22
の状態)。
【0049】このとき、展開状態の苗箱Nの前後位置が
左右で不揃いになっていても、スプリング151を介し
て爪取り付け体150が前後動することにより吸収し、
苗箱Nが傾いていても、縦軸147及び左右一対の弾性
受け体148を介して支持体145が揺動することによ
り吸収され、4本の掛け爪153が苗箱Nの周縁Naと
掛合する。
【0050】この4本の掛け爪153のいずれかが苗箱
Nの周囲リブNbに当接すると、干渉回避手段53の傾
斜面153aの作用によって、掛け爪153はバネ15
8に抗して揺動し、周囲リブNbを回避して周縁Naの
下側に入る。掛止具22が前進を停止した状態で縦シリ
ンダ67を作動して掛止具22を少し上昇し、これによ
り全掛け爪153で苗箱Nの周縁Naの下向きフランジ
となっている部分を下側から掛合し、かつ昇降シリンダ
62で掛止具22を上昇して苗箱Nの後部を持ち上げ
る。
【0051】これと平行して又は苗箱Nの後部を持ち上
げた後に、離脱規制手段54を作動して押さえ部材16
1を下降し、この押さえ部材161を周縁Naの上面に
近接させて掛け爪153と苗箱Nの周縁Naとの引っ掛
かりを確保する。掛止具22の上昇に伴って、コロ65
がガイドレール60の屈曲部分60Aに入るため、揺動
具64が上昇しながら揺動し、前後動シリンダ68及び
掛止具22を前後搬送手段18の上面に略沿うように前
下向き傾斜させる。
【0052】次に、前後搬送手段18を水平移動手段1
0で全掛止具22の下方まで掬い込むように挿入移動す
る(図22の状態)。このとき、苗箱Nに前後搬送手段
18が接触するため、周縁Naが掛け爪153から離脱
するような動きがあっても、離脱規制手段54がそれを
防止する。、前後搬送手段18の上に苗箱Nの略後半分
を掬うように配置した状態で、縦シリンダ67を下降動
作しかつ離脱規制手段54を解除動作させて、全苗箱N
を前後搬送機構6の上に載置しかつ掛け爪153と苗箱
Nの周縁Naとの掛合を解除し、その後、掛止具22を
前後動シリンダ68で前後搬送手段18の上面に略沿わ
せながら後方移動して、苗箱Nから離脱させると共に昇
降シリンダ62を作動して上昇させる(図23の状
態)。
【0053】箱取り上げ機構17は作業走行機体A2に
装着したままでも苗箱展開作業をすることができる。な
お、箱取り上げ機構17としては、多数の掛止具22を
昇降台61又は揺動具64に取り付け、苗箱Nに対する
掛け爪153の係脱を昇降シリンダ62の作動と作業走
行機体2Aの走行とで行うようにしてもよく、また、傾
動手段のガイドレール60の代わりに、連結具63と揺
動具64との間にシリンダを設けたり、昇降シリンダ6
2を前傾姿勢に設けたりしてもよい。
【0054】前フレーム56に苗箱検出センサを設けて
おいて、掛け爪153より前方で苗箱Nを検出して、作
業ユニット3の前進移動を停止するようにしてもよい。
前記車輪73を地面の凹凸に倣わせるために、前後動シ
リンダ68のピストンロッドに対して取り付け台69を
前後軸回りに若干上下揺動できるようにしておくことが
好ましい。
【0055】また、前記作業ユニット3は苗箱Nを1〜
4枚又は6枚以上の枚数を同時に処理する大きさに形成
することができ、3枚以上同時処理の作業ユニット3は
単独で又はメインユニット4に連結して使用できるが、
1、2枚処理用のものはメインユニット4に連結した作
業ユニット3に連結して使用する。メインユニット4は
図1〜6、10〜13、24〜32に示されており、メ
イン走行機体B2の前部に受渡機構7を、後部に箱受持
体支持機構12を、それらの中途部に箱供給機構8と箱
収集機構9とを択一使用可能に備えている。
【0056】前記メインユニット4の左右少なくとも一
方に作業ユニット3を同伴走行可能に連結されており、
実施形態では、作業ユニット3を左右に一対と、左右ど
ちらかの作業ユニット3の側方に、同じ又は異なる枚数
の苗箱Nを処理する作業ユニット3を横並び状態に連結
したものを示しており、両作業ユニット3は横搬送手段
5B同士で苗箱Nを受け渡しする。
【0057】前記メイン走行機体B2は機本体76に電
動モータ等の駆動源、油圧ポンプ、エアコンプレッサ、
操作盤等を搭載し、左右クローラ走行部77を油圧モー
タで駆動するようになっており、自走装置13Bを備え
て単独で走行・操縦可能である。受渡機構7は、図1〜
6、10〜13に示すように、左右一対の作業ユニット
3の中央、即ち、上昇位置の横搬送手段5Bの一側基点
位置に配置され、横搬送手段5Bと苗箱Nを1枚づつ受
け渡しする分配手段7Aと、この分配手段7Aとそれよ
り後側の位置との間で苗箱Nを移動する送り手段7Bと
を有する。
【0058】前記分配手段7Aは、機本体76の前部の
前方突出部76aに設けた分配フレーム115に、モー
タを内蔵した自転ローラ116を複数本有するローラコ
ンベヤ117と、爪118を有するチェーンコンベヤ1
19とを設けている。自転ローラ116は軸芯が前後方
向に向いていてローラ32と平行に配置されており、横
搬送手段5Bが上昇位置にあるとき、ローラ32はこの
自転ローラ116と略同一となって、苗箱Nの受け渡し
が行われる。
【0059】チェーンコンベヤ119のチェーン120
は自転ローラ116間に配置され、分配フレーム115
に支持された前スプロケット121と送り手段7Bの送
りフレーム122に支持された後スプロケット123と
に巻き掛けられており、1個又は間隔をおいて複数個の
爪118が設けられ、図外のモータで駆動可能になって
いる。
【0060】送り手段7Bは、送りフレーム122に支
持されたコロコンベヤで形成されており、コロ124は
図外のモータ及びチェーン伝動手段等を介して駆動され
ており、自転ローラ116と同一高さに位置し、苗箱N
を載置して前後方向に搬送可能であり、前記チェーンコ
ンベヤ119の後部はこの送り手段7Bの前部とオーバ
ラップ配置されている。
【0061】後方から送り手段7B上に供給された苗箱
Nは、コロ124でチェーンコンベヤ119にかかるま
で送られ、そしてチェーンコンベヤ119の爪118で
押動して、分配フレーム115前部に設けたストッパ1
25に当接するまで移動される。この状態で苗箱Nは、
ローラコンベヤ117上に完全に移載され、ローラコン
ベヤ117を正逆転させることにより、左右各作業ユニ
ット3の横搬送手段5B上に分配供給される。
【0062】横搬送手段5Bから送り手段7Bへの苗箱
Nの搬送は、前記動作と逆になり、ローラコンベヤ11
7によって取り込まれた苗箱Nを、チェーンコンベヤ1
19が爪118でコロ124上へ押動する。前記メイン
走行機体B2の受渡機構7を支持している前方突出部7
6aには、左右に前後一対の連結部127が設けられて
いる。この連結部127には作業走行機体A2の連結部
24が連結可能になっている。
【0063】即ち、図2、6、8、10に示すように、
これら連結部127、24は、左側前後が二股形状であ
り、右側前後が1枚板で形成され、右側前に前開放の溝
aが形成され、その他はボルト孔bが形成されている。
メイン走行機体B2に対して作業走行機体A2を連結す
る場合、それぞれの左側前のボルト孔bにボルト(ピン
でもよい)を挿入しておいて、このボルトにそれぞれの
右側前の溝aを係合しながら後側のボルト孔bを合わせ
てボルトを挿入する。
【0064】メイン走行機体B2に連結した作業走行機
体A2に更に作業走行機体A2を連結する場合も、前記
と同様に行う。また、作業走行機体A2はメイン走行機
体B2又は他の作業走行機体A2の左右どちらにも連結
できる。図17には、ハウス内への搬入・搬出時に、前
記連結部127、24を利用して、メインユニット4の
走行動力で作業ユニット3を移動させるための連結具1
28、129を示している。
【0065】第1連結具128は、メイン走行機体B2
に対して作業走行機体A2を前方直列状に連結するもの
で、前方突出部76aに前側から嵌合して左右前側の連
結部127とボルト連結する後連結部128aと、作業
走行機体A2に後側から嵌合して左右後側の連結部24
とボルト連結する前連結部128bとを有する。第2連
結具129は、作業走行機体A2に対して作業走行機体
A2を前方直列状に連結するもので、メイン走行機体B
2に連結した作業走行機体A2に前側から嵌合して左右
前側の連結部24とボルト連結する後連結部129a
と、第2の作業走行機体A2に後側から嵌合して左右後
側の連結部24とボルト連結する前連結部129bとを
有する。
【0066】この第1、2連結具128、129を利用
することにより、メインユニット4に複数台の作業ユニ
ット3を直列に連結することができ、入口の狭いハウス
内へ、メインユニット4の駆動動力だけで搬入すること
ができ、作業ユニット3はハウス内で直列連結が解除さ
れて、手動で押し動かして、メインユニット4に対して
連結部127、24を利用して左右横並びに連結され
る。
【0067】前記箱供給機構8は、苗箱Nを積層状態に
収納していて受渡機構7へ苗箱Nを1枚ずつ供給する機
構であり、機本体76に着脱自在に取り付けられる機台
74と、この機台74の上部に配置されたホイールコン
ベヤ又はローラコンベヤ等で形成された搬送コンベヤ手
段75と、この搬送コンベヤ手段75に跨がって配置さ
れた枠フレーム78に設けた箱保持手段79と、搬送コ
ンベヤ手段75上の苗箱Nを箱保持手段79で保持する
位置まで昇降するリフト手段80とを備えている。
【0068】枠フレーム78は後方側が開放されてい
て、例えば30段に積層された苗箱Nを、搬送コンベヤ
手段75に載置した状態で後方から挿入可能になってい
る。箱保持手段79は枠フレーム78に支持された左右
一対の板形状の保持具81と、この左右保持具81を枠
フレーム78内方に出退させる出退手段82とを有す
る。
【0069】前記左右保持具81は苗箱Nの周縁Naを
受持可能であり、搬送コンベヤ手段75から苗箱N1枚
分より離れた高さで積層苗箱Nを保持することができ、
出退手段82で後退させることにより、保持している積
層苗箱Nを開放可能になっている。出退手段82は保持
具81を先端に取り付けたネジ軸をモータで軸方向移動
するもので、エアシリンダ等で構成することもできる。
【0070】リフト手段80は搬送コンベヤ手段75の
下方に位置し、搬送コンベヤ手段75のホイール間から
上方へ突出可能なリフト台83と、このリフト台83を
昇降するリフト駆動手段84とを有している。前記リフ
ト台83は機台74に昇降が案内されており、リフト駆
動手段84はリフト台83の下面のカムフォロアと当接
するカム板85をモータ等で駆動して、リフト台83を
昇降するようになっている。このリフト駆動手段84は
油圧シリンダ等で構成することも可能である。
【0071】前記リフト手段80は、左右保持具81を
後退しておいて、搬送コンベヤ手段75で枠フレーム7
8内に搬入された積層苗箱Nを、リフト駆動手段84を
作動してリフト台83を上昇させることにより持ち上
げ、下降するときに下から2枚目の苗箱Nを保持具81
を突出させることにより受持し(図27、29の状
態)、リフト台83を搬送コンベヤ手段75より下方へ
降下することにより最下位置の苗箱Nを搬送コンベヤ手
段75に再度載せて前方へ搬送する。
【0072】次に、リフト台83を上昇させると、保持
具81に受持されている積層苗箱Nが持ち上げられ、下
降するときに保持具81を1度後退させて最下苗箱Nを
降下させ、その後の保持具81の進出で下から2枚目の
苗箱Nを受持させる。箱受持体支持機構12は、箱受持
体14を載置して横移動可能な横移動機構97と、横移
動機構97上の箱受持体14から積層苗箱Nを持ち上げ
かつ前方へ送り出す積層苗箱送り手段92とを有する。
【0073】箱受持体14は緑化行程で使用されている
フォーク爪挿入可能なパレットで、苗箱Nを例えば30
段積み重ねたものを左右方向に5列載置可能に形成され
ている。この箱受持体14はフォークリフトで運搬可能
な枠体又は車輪付きの運搬車等でもよい。横移動機構9
7は、機本体76の後部上面に固定のフレーム89の前
後部に左右方向多数の車輪90が設けられ、この車輪9
0に係合する前後レール体を有する載置移動台91が左
右方向移動自在に配置され、フレーム89上に載置移動
台91を駆動する駆動手段168が設けられている。
【0074】この駆動手段168はフレーム89に支持
されたスプロケットにチェーン169を巻き掛け、この
チェーン169を載置移動台91に連結し、モータ17
0でスプロケットを駆動するようになっており、駆動手
段168を移動させずに前後レール体を有する載置移動
台91をチェーン169で引っ張って移動するようにな
っている。
【0075】載置移動台91の上面には、図28に示す
ように、載置した箱受持体14を前後方向及び左右方向
の適正位置に保持する位置決め部材100が設けられて
いる。箱受持体14上から搬送コンベヤ手段75への積
層苗箱Nの供給は、フレーム89の内部に配置された積
層苗箱送り手段92で行う。この積層苗箱送り手段92
は、昇降台93にモータ94で駆動されるベルトコンベ
ヤ95を支持し、昇降台93を昇降手段96で昇降する
ようになっている。昇降手段96は昇降台93に固定の
ロッドをラック・ピニオンを介してモータで上下駆動す
るものである。
【0076】前記駆動手段168及び昇降手段96は、
電動モータを用いているが、エアシリンダ又は油圧シリ
ンダで作動するように構成してもよい。前記箱受持体1
4は5組の積層苗箱Nを載置可能であり、各苗箱載置位
置に対応してベルトコンベヤ95が顔出し可能な窓14
Aが形成されており、積層苗箱送り手段92は、図27
実線で示す状態から昇降手段96で昇降台93を上昇さ
せると、窓14Aからベルトコンベヤ95が上昇して積
層苗箱Nを持ち上げ(図27の2点鎖線、図28実線の
状態)、そして持ち上げ状態で駆動すると積層苗箱Nを
前方へ送ることができ、搬送コンベヤ手段75に移載で
きる。
【0077】横移動機構97は、積層苗箱Nを取り出す
ときの左右バランスを採るため、箱受持体14上の積層
苗箱Nの取り出し順序は端から5、3、1、2、4番と
なっている。また、載置移動台91が機本体76から左
右に大きくオーバハングするので、左右支持をするため
に機本体76の左右後部には支持アーム98を介して接
地輪99が設けられている。この接地輪99はキャスタ
輪が使用され、支持アーム98は外側方突出姿勢から後
方向に姿勢変更可能になっていて、メインユニット4の
後部の支持ができるようになっている。
【0078】前記箱受持体14には、積層状態の苗箱N
に代えて、苗箱Nを上下間隔をおいて多段に収納する箱
収集枠体15を載置可能になっており、苗箱回収時には
この箱収集枠体15を載置して、前述と同様に横移動機
構97による横移動が行われる。箱収集機構9は、図
5、30〜32に示されており、受渡機構7から苗箱N
を1枚ずつ供給されてその苗箱Nを上下多段に回収する
機構であり、箱供給機構8に代えて機本体76上に搭載
される。
【0079】箱収集機構9は、機本体76に着脱自在に
取り付けられる機フレーム101にホイールコンベヤ、
ローラコンベヤ等で形成された搬送コンベヤ手段102
と、この搬送コンベヤ手段102に跨がって配置された
枠フレーム103と、この枠フレーム103に支持され
ていて搬送コンベヤ手段102上の成長苗を有する苗箱
Nを1枚ずつ間隔を空けて持ち上げる箱多段持上手段1
04と、この箱多段持上手段104上の全苗箱Nを後方
へ押し出すプッシャ手段105とを有する。
【0080】前記箱多段持上手段104は、枠フレーム
103の左右に支持された上下軸107、108に固定
の前後複数のスプロケットにチェーン109を巻き掛
け、前後チェーン109に苗箱Nの側部を受持する受持
金具110を一定間隔で取り付け、これらを左右に対向
配置して、搬送コンベヤ手段102上から苗箱Nを左右
受持金具110で持ち上げるように構成されており、苗
箱Nを上下に間隔をおいて例えば30段に収集可能にな
っている。
【0081】前記プッシャ手段105は2段押動式にな
っており、枠フレーム103に箱多段持上手段104で
収集された全苗箱Nと当接するプッシャ体112と、こ
のプッシャ体112を前後動させる上下第1エアシリン
ダ113と、この上下エアシリンダ113を取り付けて
いて枠フレーム103にガイドレールを介して前後移動
自在に支持されたプッシャ枠114と、枠フレーム10
3又は機フレーム101に支持されていてプッシャ枠1
14を前後移動させる左右第2エアシリンダ111とを
有している。
【0082】前記箱多段持上手段104内に所要数の苗
箱Nが収納されると、第2エアシリンダ111が伸長作
動してプッシャ枠114を後方移動させ(図30の実線
位置から2点鎖線位置への移動)、プッシャ体112で
全苗箱Nを同時に箱長さの略半分だけ押し出した後又は
同時に、第1エアシリンダ113を伸長作動させて、プ
ッシャ枠114に対してプッシャ体112を後方移動さ
せて(図30の2点鎖線位置から1点鎖線位置への移
動)、全多段苗箱Nを枠フレーム103の後方まで押し
出し、箱収集枠体15に移載する。
【0083】箱収集枠体15は箱受持体14に搭載され
てフォークリフト等で運搬されるもので、苗箱Nを上下
間隔を空けて例えば30段配置する受け片15aを有
し、この受け片15aを左右方向に5列配置して5列の
収集部を形成している。各収集部は多段苗箱Nをその前
面側から挿入可能であり、プッシャ手段105で箱収集
機構9から押し出されてくる多段苗箱Nを、上下間隔を
空けたまま収納する。
【0084】前記プッシャ手段105は、搬送コンベヤ
手段102上の苗箱Nを押動することができないので、
その苗箱Nは、搬送コンベヤ手段102と積層苗箱送り
手段92とを利用して、箱収集枠体15の最下段に挿入
する。但し、箱収集枠体15の最下段は、苗箱Nを入れ
ずに空白にしておいてもよい。なお、前記機本体76上
に左右移動可能な台車を設けておき、その台車上に箱供
給機構8と箱収集機構9とを併設し、台車を移動して受
渡機構7の後方に箱供給機構8を配置する態様と、箱収
集機構9を配置する態様とを採らせるようにしておいて
も、箱供給機構8と箱収集機構9の選択使用が可能にな
る。
【0085】次に、前記実施の形態で示した苗箱対地処
理機を、メインユニット4に箱供給機構8を使用可能状
態にセットして苗箱展開機とした場合の苗箱展開方法を
説明する。メインユニット4の前部に必要な数の作業ユ
ニット3を連結具128、129を介して直列接続し、
メインユニット4の自走装置で移動してハウス内に搬入
し、ハウス内でメインユニット4から作業ユニット3を
分離して横並びに連結し、発芽処理後の苗箱Nを多数載
置した箱受持体14をリフト車両で運搬して、箱受持体
支持機構12の載置移動台91上に載置する。
【0086】箱受持体支持機構12の積層苗箱送り手段
92を作動して、箱受持体14上の積層苗箱Nを搬送コ
ンベヤ手段75に移載し、箱供給機構8内に供給する。
5列の積層苗箱Nは、箱受持体14の中央側のものから
供給に共され、横移動機構97を介して箱受持体14を
左右に移動して、左右バランスを崩さないように順次供
給される。
【0087】箱供給機構8内に入った積層苗箱Nはリフ
ト手段80を介して箱保持手段79で保持し、下段の苗
箱Nから搬送コンベヤ手段75上に順次取り出し、搬送
コンベヤ手段75で受渡機構7へ供給する。この受渡機
構7では、苗箱Nは送り手段7Bで分配手段7Aに送ら
れ、この分配手段7Aのチェーンコンベヤ119で前端
位置まで移動され、この前端位置でローラコンベヤ11
7によって左右の作業ユニット3における縦横搬送機構
5に分配搬送される。
【0088】縦横搬送機構5では、横搬送手段5Bが上
昇位置に待機しており、分配手段7Aから1枚ずつ搬入
された苗箱Nを横移動しながら、その上の受け渡し位置
まで分配搬送する。横搬送手段5B上に5枚の苗箱Nを
供給したら、昇降手段5Cを作動して横搬送手段5Bを
縦搬送手段5Aと略オーバラップする位置まで下降し、
即ち、ローラ32をベルト30の上面より下位まで下降
し、ローラ32上の苗箱Nを縦搬送手段5Aのベルト3
0に載置する。
【0089】これにより、苗箱Nは縦搬送手段5Aに受
け渡され、縦搬送手段5Aの作動によって全苗箱Nが同
時に前送りされ、これと同時に前後搬送機構6の前後搬
送手段18を作動して、前後搬送手段18に全苗箱Nを
同時に受け渡しする。前下向き傾斜した前後搬送手段1
8を作動しながら作業ユニット3及びメインユニット4
を後進させ、全苗箱Nを地上に放出し、放出した苗箱N
から前後搬送手段18が一定距離離れた状態で作業ユニ
ット3の後進を停止する。
【0090】その後に、水平移動手段10を作動して前
後搬送手段18を水平前方移動させ、その前部に配置し
た箱揃え手段16の当接具23を放出した全苗箱Nに当
接して全苗箱Nの前後位置を揃え、先行展開苗箱Nに当
接するまで前方に押動し、前後苗箱間隔を詰める。その
間に、後続の苗箱Nをメインユニット4から分配手段7
Aを介して縦横搬送機構5へ導入しておき、水平移動手
段10を逆作動して前後搬送手段18を後退させ、後続
苗箱Nの受け渡しを行って再び前記行程を繰り返す。
【0091】展開された左右各5枚の苗箱N間には、分
配手段7Aの幅に略相当する幅の歩道が形成される。苗
箱展開機がハウス内の端部まで移動してくると、作業ユ
ニット3からメインユニット4を分離し、作業ユニット
3の縦横搬送機構5及び前後搬送手段18上に残ってい
る苗箱Nを作業ユニット3のみで展開し、その後にメイ
ンユニット4を方向転換して、別のハウス又は展開域へ
移動させ、移動後に作業ユニット3を再度連結する。
【0092】次に、前記実施の形態で示した苗箱対地処
理機を、メインユニット4に箱収集機構9を使用可能状
態にセットして、苗箱回収機とした場合の苗箱回収方法
を説明する。ハウス内の展開域端部に作業ユニット3の
みを移動し、展開されている横1列計5枚の苗箱Nに箱
取り上げ機構17を対向させ前進し、掛止具22の掛け
爪153を苗箱Nに当接して作業ユニット3の移動を停
止する。このとき、前後動シリンダ68で掛け爪153
を突出させておく。
【0093】掛止具22が苗箱Nを検出した後に、縦シ
リンダ67の上昇作動で掛止具22を上昇させ、掛け爪
153を苗箱Nの周縁Naに下側から掛止し、これと同
時又は後に離脱規制手段54を作動して押さえ部材16
1で周縁Naを上側及び内側から位置規制をし、周縁N
aに対する掛け爪153の掛合を確実にする。その状態
で、昇降シリンダ62を作動して苗箱Nの後側を持ち上
げ、その持ち上げた苗箱Nの下側に前後搬送機構6の前
後搬送手段18を水平移動手段10の前進動作で挿入
し、苗箱Nの裏面が前後搬送手段18の先端に載るよう
に掬う。このとき、前後搬送手段18によって苗箱Nが
押し上げられたりするが、離脱規制手段54によって、
周縁Naから掛け爪153が離脱するのが防止される。
【0094】苗箱Nを掬った状態から縦シリンダ67を
逆作動して掛け爪153を降下させ、離脱規制手段54
も逆作動して押さえ部材161の押さえを解除し、苗箱
Nを前後搬送手段18に受け渡し、更に前後動シリンダ
68を後退作動させると共に昇降シリンダ62又は縦シ
リンダ67を上昇作動させて、掛け爪153を苗箱Nの
周縁Naから離脱させ、その後に前後搬送手段18のコ
ンベヤ42を後方移動させて、前後搬送手段18上に苗
箱Nが完全に載置されるようにする。
【0095】全苗箱Nを載置した前後搬送手段18が水
平移動手段10の後進動作で後方移動した後、再び前後
搬送手段18を後方移動すると共に縦搬送手段5Aを作
動させて、苗箱Nを縦搬送手段5Aに受け渡し、オーバ
ラップ位置でそれより若干下位に待機している横搬送手
段5Bを上昇させて苗箱Nを持ち上げ、上昇位置に達し
た後に横搬送手段5Bに横送り動作をさせて、同一高さ
に位置する受渡機構7の分配手段7Aのローラコンベヤ
117上に1枚ずつ受け渡す。
【0096】ローラコンベヤ117上の苗箱Nは、チェ
ーンコンベヤ119の爪118によって押されて送り手
段7Bに移載され、この送り手段7Bによって後方の箱
収集機構9の搬送コンベヤ手段102上まで移動する。
前記箱収集機構9内の搬送コンベヤ手段102上に搬入
された苗箱Nは、1枚ずつ箱多段持上手段104で持ち
上げられ、これにより上下間隔を空けて多段に収集され
る。
【0097】前記箱多段持上手段104内に所定枚数の
苗箱Nが収納されると、プッシャ手段105の第1、2
エアシリンダ111、113が作動して、全苗箱Nを同
時に後方へ押し、箱受持体14上の箱収集枠体15内に
収納する。箱受持体支持機構12では、横移動機構97
を介して箱収集枠体15を左右に位置変更して、箱収集
枠体15の5列の収集部に多段苗箱Nが収納される。こ
の箱収集枠体15は箱受持体14に載置したままリフト
車両で降ろし、代わりに空の箱収集枠体15及び箱受持
体14が載置される。
【0098】前記前後搬送手段18から縦横搬送機構5
へ苗箱Nが受け渡された後に、作業ユニット3を前進さ
せて次の展開苗箱Nを回収するための動作を行う。な
お、最初の1〜3列の展開苗箱Nの回収は作業ユニット
3のみで行い、ハウス内でメインユニット4を連結でき
るようになってから作業ユニット3にメインユニット4
を連結して、取り上げた苗箱Nをメインユニット4上に
回収する。
【0099】但し、ハウス内が充分に広い場合は、最初
からメインユニット4に1又は複数の作業ユニット3を
連結しておいてもよい。なお、前記実施の形態は種々変
形することができる。例えば、苗箱展開回収機の1度に
展開・回収する苗箱Nの枚数は、中央歩道を挟んで各5
枚以外の多数枚に設定してもよく、その場合、縦横搬送
機構5の長さ、前後搬送手段18の組数、箱揃え手段1
6の当接具23及び箱取り上げ機構17の掛止具22の
数等が苗箱Nの枚数に応じて設定される。
【0100】箱供給機構8及び箱受持体14、箱収集機
構9及び箱収集枠体15でそれぞれ取り扱う苗箱Nの枚
数は、30段を例示しているが、1度に展開・回収する
苗箱Nの枚数に応じてその倍数に設定しておくことが好
ましい。苗箱Nを回収する際、箱取り上げ機構17で取
り上げた苗箱Nの下方に前後搬送手段18を水平移動し
て受け取りに行かせているが、前フレーム56を作業走
行機体A2に対して前後移動可能に支持し、駆動装置で
箱取り上げ機構17を後方移動させて、掛止具22で苗
箱Nを吊り上げながら前後搬送手段18上に搬送するよ
うにしてもよい。
【0101】各機構に設けたシリンダ46、62、6
7、68、111、113等はエアシリンダが用いられ
ているが、油圧シリンダ、又はその他の機械式、電気式
アクチュエータでもよい。メインユニット4はハウス内
で使用できるように駆動源に電動モータを用いている
が、屋外で使用する場合はエンジンを用いてもよく、ク
ローラ走行部77の代わりに車輪を用いてもよい。
【0102】図33は作業ユニット3の変形例を示して
おり、この作業ユニット3は自走装置13A及び操舵機
構187を備えていて、メインユニット4に連結しなく
とも自走ができるようになっている。自走装置13A
は、作業走行機体A2の機本体25に駆動軸184を支
持し、この駆動軸184に前輪26を取り付け、機本体
25の後部のガイド支柱33の背面に上受け台185を
固定し、この上受け台185にモータ186、電源コー
ド接続部(又はバッテリ)、モータ186によって駆動
されるエアポンプ、エアタンク等を搭載し、モータ18
6から駆動軸184まで軸及びギヤ等を使用した伝動手
段で動力を伝達するようになっている。
【0103】操舵機構187は、受け台49に支持され
た後輪27の支軸に円弧ギヤ188を設け、受け台49
に支持された回動軸189に円弧ギヤ188と噛合する
ネジギヤを形成し、上受け台185に支持されたハンド
ル軸190から回動軸189まで軸及びギヤ等を介して
動力伝達可能に構成しており、ハンドル191を回転操
作することにより、左右後輪27を同時に操舵できるよ
うになっている。
【0104】この変形例によれば、作業ユニット3はメ
インユニット4がなくとも、単独でハウス内へ搬入し
て、苗箱Nの展開・回収ができ、別途苗箱運搬車を使用
して、展開時は、作業ユニット3の側方に苗箱Nを運搬
配置し、その苗箱運搬車上から人為的に苗箱Nを取り出
して横搬送手段5B上に苗箱Nを供給し、回収時は横搬
送手段5B上から人為的に苗箱Nを取り出して苗箱運搬
車上の箱収集枠体に収納し、苗箱運搬車でハウスから搬
出する。横搬送手段5B上への苗箱Nの供給・取り出し
は横搬送手段5Bが上昇位置のときであり、人の腰の高
さ程度であるので、作業が楽にできる。
【0105】なお、自走装置13Aは後輪27を駆動す
るようにしたり、前輪26又は後輪27に直接にモータ
を設けて駆動してもよく、また、操舵機構187はピッ
トマンアーム及びタイロッド等を用いたものでもよい。
図34は箱取り上げ機構17の干渉回避手段53の第1
変形例を示しており、左右方向4本の掛け爪153は傾
斜面153aが左右外方向に向けられ、ストッパピン1
57は掛け爪153の左右外側に配置され、バネ158
は掛け爪153を左右外方向に揺動させるように設けら
れている。
【0106】この第1変形例の掛け爪153は、傾斜面
153aが周囲リブNbに当接すると、前向き姿勢から
中央側に揺動して逃げることができる。苗箱Nは左右側
端の周囲リブNbが袋形状になっており、箱取り上げ機
構17の左右中心が苗箱Nの中心から大きくずれて、側
端の掛け爪153がこの袋形状周囲リブNbと当接した
場合、その掛け爪153は左右外方向に逃げることがで
きないことになる。
【0107】この問題を解消するために、4本の掛け爪
153の内少なくとも両端のものは、前記第1変形例の
ように、傾斜面153aを左右外方向に向けて、掛け爪
153を中央側に揺動するように設定しておくことが好
ましい。図35は箱取り上げ機構17の干渉回避手段5
3の第2変形例を示しており、前記実施の形態で示した
ものと、左右方向4本の掛け爪153を不等ピッチに配
置した点で異なる。
【0108】苗箱Nの周囲リブNbは等ピッチに配置さ
れているので、不等ピッチの掛け爪153は、2又は3
本が常に苗箱Nの周囲リブNbと衝突することなく周縁
Naと係合できるようになっており、周囲リブNbの間
隔の異なるあらゆる苗箱Nに対応できる。図36は箱取
り上げ機構17の干渉回避手段53の第3変形例を示し
ており、等ピッチ(又は不等ピッチ)に配置された左右
方向4本の掛け爪153をストッパピンを設けずに左右
揺動自在とし、先端の傾斜面153aを左右両面に形成
して両刃状に形成し、各掛け爪153を左右一対のバネ
158で引っ張って前向き姿勢に中立保持している。左
右バネ158は前記実施の形態で示したコイルバネ又は
板バネでもよい。
【0109】この第3変形例の掛け爪153は、両刃状
傾斜面153aにより、周囲リブNbに当接すると、前
向き姿勢から左右どちらにでも揺動して逃げることがで
きる。図37は箱取り上げ機構17の干渉回避手段53
の第4変形例を示しており、左右方向7本(又は3本以
上の複数本)の掛け爪153を爪取り付け体150内に
独立出退自在に配置し、各掛け爪153の長孔164に
貫通した棒材165で抜け止めをし、バネ(付勢手段)
166によって突出方向に付勢しており、その先端は傾
斜面がなく角棒状に形成され、押さえ部材161の前逃
げ規制部161bで周縁Naを掛止するようになってい
る。
【0110】この第4変形例の掛け爪153は、周囲リ
ブNbに当接したものは周縁Naと関係を持てなく犠牲
となり、周囲リブNbに当接しないものだけで周縁Na
と掛合するようになっており、非掛合の掛け爪153が
発生するため、掛け爪153の本数を多くしている。図
38は箱取り上げ機構17の離脱規制手段54の変形例
を示しており、上板152に立設したブラケット159
に枢支軸172を介して押さえ支持体173を枢支し、
この押さえ支持体173に棒材(又は板材)で形成した
押さえ部材161を設け、また、押さえ支持体173の
後部にエアシリンダ(又はソレノイド)160を連結し
て揺動するように構成している。
【0111】押さえ部材161の前部には、苗箱Nと係
合したときに周縁Naの上面と略当接する上逃げ規制部
161aと、先端で周縁Naの内周側に入って係合する
前逃げ規制部161bとを有し、この前逃げ規制部16
1bの下端は後下向き傾斜面161cとなっている。前
記変形例の離脱規制手段54は、掛け爪153を周縁N
aと掛合するために上昇させる前に、エアシリンダ16
0を作動して押さえ部材161の前部を下降させ、後下
向き傾斜面161cを周縁Naの内周に当接して苗箱N
を引き寄せて、その後、周縁Naに前逃げ規制部161
bを係合しかつ上逃げ規制部161aを近接させ、ま
た、掛け爪153を上昇させる。
【0112】これにより、掛け爪153に対する苗箱N
の前後位置関係は掛合に最良になるように修正され、横
並びの苗箱Nに前後方向のずれがあっても、確実に掛け
爪153で引っ掛けて取り上げることができる。前記後
下向き傾斜面161cは苗箱Nの前後位置を修正する手
段を構成している。
【0113】
【発明の効果】以上詳述した本発明の請求項1によれ
ば、掛止具22を苗箱Nの周縁Naに下方から引っ掛け
て昇降手段62で上昇させることにより、苗箱Nの一端
を持ち上げることができ、苗箱Nの周囲リブNbに対し
て、干渉回避手段53でそれとの干渉を回避しながら掛
止具22の掛合動作ができ、苗箱Nの正確かつ確実な持
ち上げができる。
【0114】請求項2によれば、左右方向多数枚の苗箱
Nに傾斜しているもの、前後に位置ずれいているもの等
があっても、苗箱N毎の掛止具22が左右に揺動し前後
に移動することにより、掛け爪153を各苗箱Nに沿わ
せることができ、苗箱Nを掛止具22で正確に掛合して
取り上げることができる。請求項3によれば、周囲リブ
Nbと干渉する掛け爪153を周囲リブNbから逃がし
て、掛合不能になる干渉を回避することができる。
【0115】請求項4によれば、周囲リブNbと干渉し
て掛合不能になる掛け爪153を犠牲にすると、干渉し
ないその他の掛け爪153は苗箱Nの周縁Naと正確に
掛合できる。請求項5によれば、掛け爪153に下方か
ら引っ掛けられた苗箱Nは、離脱規制手段54によって
掛合が確実に保持され、取り上げ中に周縁Naが掛け爪
153から離脱するのが防止できる。
【0116】請求項6によれば、離脱規制手段54の押
さえ部材161が昇降又は揺動することによって、上逃
げ規制部161aが周縁Naに近接するか、前逃げ規制
部161bが周縁Naの内側に入り込むかして、掛け爪
153から苗箱Nが離脱するのを防止できる。請求項7
によれば、掛止具22は苗箱Nを取り上げるだけで、前
後搬送手段18が苗箱Nの下方まで水平前方移動してき
てその苗箱Nを受け取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す苗箱対地処理機とし
ての苗箱展開回収機の分離状態の側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同正面図である。
【図4】苗箱展開機の全体側面図である。
【図5】苗箱回収機の全体側面図である。
【図6】苗箱対地処理機の前中央部の平面図である。
【図7】作業ユニットの側面図である。
【図8】作業ユニットの縦横搬送機構の平面図である。
【図9】作業ユニットの縦横搬送機構の背面図である。
【図10】図6のX−X線断面図である。
【図11】図6のY−Y線断面図である。
【図12】苗箱の展開を示す平面説明図である。
【図13】苗箱の回収を示す平面説明図である。
【図14】前後搬送機構の平面図である。
【図15】前後搬送機構の断面側面図である。
【図16】前後搬送手段の水平移動を示す断面側面図で
ある。
【図17】作業ユニットとメインユニットとの直列接続
用連結具を示す平面図である。
【図18】箱取り上げ機構の要部を示す断面平面図であ
る。
【図19】箱取り上げ機構の正面図である。
【図20】箱取り上げ動作の爪掛け時を示す箱取り上げ
機構下部の断面側面図である。
【図21】箱取り上げ機構下部の平面図である。
【図22】箱取り上げ動作の取り上げ時の側面説明図で
ある。
【図23】箱取り上げ動作の苗箱受け渡し時の側面説明
図である。
【図24】箱供給機構を備えたメインユニットの側面図
である。
【図25】同平面図である。
【図26】同背面図である。
【図27】同断面側面図である。
【図28】箱受持体横移動機構の断面背面図である。
【図29】箱供給機構の箱保持手段及びリフト駆動装置
の断面正面図である。
【図30】箱収集機構を備えたメインユニットの断面側
面図である。
【図31】箱収集機構の断面背面図である。
【図32】箱収集機構の平面図である。
【図33】作業ユニットの変形例を示す側面図である。
【図34】干渉回避手段の第1変形例を示す断面平面図
である。
【図35】干渉回避手段の第2変形例を示す断面平面図
である。
【図36】干渉回避手段の第3変形例を示す断面平面図
である。
【図37】干渉回避手段の第4変形例を示す断面平面図
である。
【図38】離脱規制手段の変形例を示す側面図である。
【符号の説明】
A2 作業走行機体 B2 メイン走行機体 3 作業ユニット 4 メインユニット 5 縦横搬送機構 6 前後搬送機構 8 箱供給機構 9 箱収集機構 10 水平移動手段 16 箱揃え手段 17 箱取り上げ機構 18 前後搬送手段 22 掛止具 53 干渉回避手段 54 離脱規制手段 N 苗箱 Na 周縁 Nb 周囲リブ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業走行機体(A2)に前後搬送機構
    (6)と共に支持されていて、地上に展開した苗箱
    (N)の周縁(Na)を引っ掛けて持ち上げかつ前後搬
    送機構(6)上に受け渡しする箱取り上げ機構(17)
    であって、 苗箱(N)の周縁(Na)を下方から引っ掛ける掛止具
    (22)と、この掛止具(22)を昇降する昇降手段
    (62)とを有し、前記掛止具(22)は苗箱(N)の
    周縁(Na)を下方から引っ掛ける複数本の掛け爪(1
    53)と、各掛け爪(153)を苗箱(N)の周囲リブ
    (Nb)との干渉を回避する干渉回避手段(53)とを
    有することを特徴とする苗箱対地処理機の箱取り上げ機
    構。
  2. 【請求項2】 箱取り上げ機構(17)は、作業走行機
    体(A2)から前方に突設した前フレーム(56)に昇
    降手段(62)を設け、この昇降手段(62)に昇降台
    (61)を支持して昇降自在とし、この昇降台(61)
    に地上の左右方向多数枚の苗箱(N)にそれぞれ対応し
    て取り付け台(69)を支持し、この取り付け台(6
    9)に、掛止具(22)を縦軸(147)を介して左右
    揺動自在に支持すると共に、掛止具(22)を揺動中立
    位置に弾力的に保持する弾性受け体(148)を設け、
    この掛止具(22)に取り付け台(69)に対して前後
    動自在にかつ前方付勢状態に支持した爪取り付け体(1
    50)を設け、この爪取り付け体(150)に掛け爪
    (153)及び干渉回避手段(53)を設けていること
    を特徴とする請求項1に記載の苗箱対地処理機の箱取り
    上げ機構。
  3. 【請求項3】 前記干渉回避手段(53)は、掛止具
    (22)における複数本の掛け爪(153)をそれぞれ
    縦軸回り揺動自在とし、各掛け爪(153)の先端を先
    細り状に形成し、周囲リブ(Nb)と干渉して前向き姿
    勢から左右一方に揺動した掛け爪(153)を前向き姿
    勢に復帰させる付勢部材(158)を有することを特徴
    とする請求項1又は2に記載の苗箱対地処理機の箱取り
    上げ機構。
  4. 【請求項4】 前記干渉回避手段(53)は、掛止具
    (22)における多数本の掛け爪(153)をそれぞれ
    前後移動自在とし、周囲リブ(Nb)と干渉して前端位
    置から後方移動した掛け爪(153)を前端位置に復帰
    させる付勢部材(158)を有することを特徴とする請
    求項1又は2に記載の苗箱対地処理機の箱取り上げ機
    構。
  5. 【請求項5】 前記掛止具(22)は、掛け爪(15
    3)を苗箱(N)の周縁(Na)に下方から引っ掛けた
    ときに、周縁(Na)の離脱を規制する離脱規制手段
    (54)を有することを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載の苗箱対地処理機の箱取り上げ機構。
  6. 【請求項6】 前記離脱規制手段(54)は、掛止具
    (22)上に押さえ部材(161)を昇降又は揺動自在
    に設け、この押さえ部材(161)は下降又は揺動によ
    って周縁(Na)に近接する上逃げ規制部(161a)
    及び/又は周縁(Na)の内側に入り込む前逃げ規制部
    (161b)を有することを特徴とする請求項5に記載
    の苗箱対地処理機の箱取り上げ機構。
  7. 【請求項7】 前記前後搬送機構(6)は、苗箱(N)
    を載置して前後に移動可能な前後搬送手段(18)と、
    この前後搬送手段(18)を箱取り上げ機構(17)に
    よって持ち上げられた苗箱(N)の下方まで水平前方移
    動させる水平移動手段(10)とを有することを特徴と
    する請求項1〜6のいずれかに記載の苗箱対地処理機の
    箱取り上げ機構。
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