JPH10200711A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH10200711A
JPH10200711A JP9005135A JP513597A JPH10200711A JP H10200711 A JPH10200711 A JP H10200711A JP 9005135 A JP9005135 A JP 9005135A JP 513597 A JP513597 A JP 513597A JP H10200711 A JPH10200711 A JP H10200711A
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JP9005135A
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Inventor
Yoshito Tsuboi
淑人 坪井
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿を原稿台上に固定して読み取る場合で
も、原稿を原稿台上で移動させて読み取る場合でも、濃
度差のない画像を得るようにする。 【解決手段】 原稿停止モードでは原稿台6に沿って副
走査方向に移動しシートスルー型の自動原稿供給装置1
2を用いる原稿移動モードでは原稿台6上を搬送される
原稿の画像を定位置で読み取りCCDイメージセンサに
結像する光学系8と、CCDイメージセンサのアナログ
出力をデジタル信号に変換するA/Dコンバータとを有
し、このA/Dコンバータのリファレンス電圧を、シェ
ーディング補正のための白板11の読取時と、原稿停止
モードにおける原稿読取時と、原稿移動モードでの原稿
読取時とのそれぞれに対応する値に切り替えるようにし
た。これにより、原稿を原稿台6上に固定して読み取る
場合でも、原稿を原稿台6上で移動させて読み取る場合
でも、濃度差のない画像を得るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機、
スキャナ装置に用いられる画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像読取装置においては、シェー
ディング補正の基準となる白板の反射光を読み取ってシ
ェーディングデータを生成し、その後に読み取った原稿
データに対して補正が行われている。特開平4−687
67号公報に記載されているように、読み取られた画像
の各画素の濃度情報に従って自動濃度補正を行うととも
に、指定濃度補正値に応じて濃度補正を行うことで、濃
度の微妙な調整を容易に行い得るようにした提案もあ
る。
【0003】しかし、シェーディング補正の基準となる
白板と原稿台との位置関係によっては、白板の白レベル
と原稿の白レベルとが一致しないことがある。このた
め、CCDイメージセンサからのアナログ出力をA/D
コンバータによりデジタル信号に変換するときに、白板
読取時と、原稿読取時とでA/Dコンバータのリファレ
ンス電圧を切り替えることにより白板と原稿との白レベ
ルを合わせ適正な画像濃度を設定することが行われてい
る。
【0004】ところで、原稿画像を読み取る場合に、原
稿台上に原稿を載置し光学系を原稿台に沿って移動させ
ながら読み取る原稿移動モードと、シートスルー型の自
動原稿供給装置により原稿を移動させながら定位置に位
置させた光学系により読み取る原稿移動モードとがあ
る。しかし、原稿移動モードでは原稿がスキューするこ
とがあるので原稿が読取範囲から逸脱することがある。
【0005】このようなことから、特開平2−1111
58号公報に記載されているように、光学系をプリスキ
ャンする過程で原稿の地肌濃度と、原稿を押える圧板の
地肌濃度との差に基づき原稿台に対する原稿の傾きを検
出し、その原稿の傾きに応じてCCDイメージセンサ等
の光電変換手段を回動させることで、原稿読取装置の取
り扱い上の便宜を図るようにした提案がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、A/
Dコンバータのリファレンス電圧を切り替えることによ
り白板と原稿との白レベルを合わせ適正な画像濃度を設
定するようにした従来技術は、静止する原稿を圧板によ
り押えて読み取る場合には効果がある。しかしながら、
原稿を自動原稿供給装置で搬送させる原稿移動モードで
の読み取りに際しては、原稿が腰の強さによって原稿台
から浮き易い。この結果、原稿からCCDイメージセン
サに入射される反射光が少なくなり白レベルが暗レベル
側にシフトしてしまう。これにより、原稿停止モードと
原稿移動モードとでは得られる画像が異なるという問題
がある。
【0007】また、自動原稿供給装置を用いることによ
り発生するスキューについては、前述したように光電変
換手段を回動させる方法があるが、この方法は構造が複
雑化する問題がある。さらに、スキューが発生しなくて
も、原稿のレジスト位置のずれや原稿搬送精度の影響等
により原稿の給紙タイミングが狂うことがあり、この場
合には原稿の読取開始時期、読取終了時期のタイミング
がずれるため、原稿の全画像を読み取ることができない
場合がある。
【0008】そこで、原稿の搬送精度を高めたり、原稿
の位置を補正するための原稿レジストセンサの検出精度
を高めたりしているが装置としてのコストが高くなる。
さらに、スキュー等が発生した場合には原稿の背景にあ
る圧板等の情報が取り込まれてしまうので、これを防止
するために原稿の先端部を強制的にマスキングし、原稿
外の情報を読み取ってもこれを白データとして出力する
ことが行われているが、このような方法はコストが高く
なるだけでなく、原稿データを削除してしまうおそれが
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
原稿停止モードでは原稿台に沿って副走査方向に移動し
シートスルー型の自動原稿供給装置を用いる原稿移動モ
ードでは前記原稿台上を搬送される原稿の画像を定位置
で読み取りCCDイメージセンサに結像する光学系と、
前記CCDイメージセンサのアナログ出力をデジタル信
号に変換するA/Dコンバータとを有し、シェーディン
グ補正のための白板読取時と、原稿停止モードにおける
原稿読取時とでは前記A/Dコンバータのリファレンス
電圧を切り替えることにより画像濃度を設定するように
した画像読取装置において、原稿移動モードでの原稿読
取時には前記A/Dコンバータのリファレンス電圧を原
稿移動モードに対応する値に切り替えて画像濃度を設定
するようにした。
【0010】従って、CCDイメージセンサからのアナ
ログ出力はA/Dコンバータによりデジタル信号に変換
される。この場合、A/Dコンバータのリファレンス電
圧は、シェーディング補正のための白板読取時と、原稿
停止モードにおける原稿読取時と、原稿移動モードにお
ける原稿読取時とで切り替えられるため、読取モードの
違いに拘らず一定の濃度補正が可能となる。
【0011】請求項2記載の発明は、シートスルー型の
自動原稿供給装置を用いる原稿移動モードでは原稿台上
を搬送される原稿の画像を定位置で読み取りCCDイメ
ージセンサに結像する光学系と、前記CCDイメージセ
ンサのアナログ出力をデジタル信号に変換するA/Dコ
ンバータとを有する画像読取装置において、原稿移動モ
ードでは主走査方向のある定められた複数の画素毎の濃
度データを副走査方向に位置を変えて複数回読み取り、
主走査方向の定められた複数の画素毎の濃度レベルが全
て原稿の白レベルとなったときに原稿画像の読み取りを
開始するようにした。
【0012】従って、主走査方向の定められた複数の画
素毎の濃度レベルが全て原稿の白レベルとなった状態を
もって、原稿の主走査方向の全領域が読取範囲に含まれ
る瞬間が認識され、この時点をもって原稿画像の読み取
りが開始される。
【0013】請求項3記載の発明は、シートスルー型の
自動原稿供給装置を用いる原稿移動モードでは原稿台上
を搬送される原稿の画像を定位置で読み取りCCDイメ
ージセンサに結像する光学系と、前記CCDイメージセ
ンサのアナログ出力をデジタル信号に変換するA/Dコ
ンバータとを有する画像読取装置において、原稿移動モ
ードでは主走査方向のある定められた複数の画素毎の濃
度データを副走査方向に位置を変えて複数回読み取り、
1画素でも濃度レベルが原稿の白レベルである状態では
原稿画像の読み取りを終了しないようにした。
【0014】従って、全画素の濃度レベルが原稿の白レ
ベルでなくなった状態をもって、原稿画像の読取終了の
時期が認識される。
【0015】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明の実施の一形
態を図1ないし図4に基づいて説明する。まず、主に図
1を参照してスキャナ1の全体構造を示す。このスキャ
ナ1はデジタル複写機やファクシミリ等に組み込まれる
もの、OA機器の周辺機器として独立的に用いられるも
のを含む。スキャナ1は、スキャナ本体2と、このスキ
ャナ本体2に開閉自在に取り付けられた圧板3とを有
し、スキャナ本体2の内部にはガイドレール4に沿って
往復駆動されるキャリッジ5が設けられ、このキャリッ
ジ5には、透明な原稿台(コンタクトガラス)6上の原
稿7の画像を読み取る光学系8が設けられている。この
光学系8は、原稿台6上の原稿7を照明し、原稿7から
の反射光を受光するCCDイメージセンサ9(図4参
照)を有する。また、スキャナ本体2にはキャリッジ5
の位置を検出する位置センサ10と、シェーディング補
正用の白板11とが設けられている。そして、圧板3の
端部にはこの圧板3の表面に積層される原稿7を一枚ず
つ原稿台6上に搬送し、画像読取後には原稿台6の延長
面上に排出するシートスルー型の自動原稿供給装置12
が装着されている。
【0016】図2は原稿停止モードでの読取状態を示す
模式図であり、図3は原稿移動モードでの読取状態を示
す模式図である。原稿停止モードでは、図1において、
圧板3を開放し原稿台6の所定位置に原稿7をセット
し、この原稿7を圧板3で押えた状態で、キャリッジ5
を仮想線で示す領域で移動させながら原稿台6上の原稿
7の画像を光学系8により読み取る。また、原稿移動モ
ードでは、キャリッジ5を図1において実線で示す定位
置に位置させ、圧板3に載置した原稿7を自動原稿供給
装置12により原稿台6上を搬送させながら光学系8に
より読み取る。
【0017】図4に示すように、光学系8のCCDイメ
ージセンサ9のアナログ出力は、増幅器13により増幅
され、A/Dコンバータ14によりデジタル信号に変換
された後に、CPU15を備えた画像処理ブロック16
により画像処理されて出力される。
【0018】ここで、読取画像の濃度を適性化するため
に、原稿読取動作前にシェーディング補正を行う。すな
わち、キャリッジ5をホームポジションから白板11の
真下に移動させて光学系8のCCDイメージセンサ9に
より白板11の白データを読み取り、続いて原稿画像の
読み取りを行う。
【0019】この場合、白板11と原稿7との反射率の
バラツキや、白板11と原稿7との位置関係によって検
出する白レベルに差が生ずることがあるので、この差を
A/Dコンバータ14のリファレンス電圧を切り替える
ことによって調整し、デジタルデータとして見掛け上同
一レベルにする。
【0020】以下、そのための手段を図4を参照して説
明する。この例では、A/Dコンバータ14のリファレ
ンス電圧を、電源17により定められた固定電圧と、D
/Aコンバータ18に設定する電圧との何れかに切り替
える切替手段(この例ではスイッチ)19が設けられて
いる。白板11の白データを読み取るときは、電源17
に定められた固定電圧をA/Dコンバータ14のリファ
レンス電圧として用い、CCDイメージセンサ9の主走
査上の任意の3画素のデータを読み取り、平均値AV1
を算出する。
【0021】原稿停止モードで原稿画像を読み取るとき
は、切替手段19によりA/Dコンバータ14をD/A
コンバータ18に接続し、白板11のデータを読み取る
場合と同じ主走査上の3画素を読み取り、平均値AV2
を算出する。そして、AV1とAV2とが等しくなるよ
うに、画像処理ブロック16のCPU15の制御により
D/Aコンバータ18の出力電圧を設定し、これをA/
Dコンバータ14のリファレンス電圧とする。このよう
にして、原稿停止モードの読み取りでの原稿7の白レベ
ルと白板11の白レベルとを等しくすることにより適性
濃度の画像を得ることができる。
【0022】自動原稿供給装置12で原稿7を搬送する
原稿移動モードでの読み取りに際しては、原稿7が自ら
の腰の強さによって原稿台6から浮き易いためにCCD
イメージセンサ9の受光量が少なくなり、原稿7の白レ
ベルが暗方向にシフトするので、前述したように、白板
11のデータを読み取る場合と同じ主走査上の3画素を
読み取り、平均値AV3を算出する。現状では、AV1
=AV2に調整されているので、AV3はAV1及びA
V2と同等又はそれ以下となることが推測される。
【0023】ここで、原稿移動モードに対応する第3番
目のリファレンス電圧を設定するが、そのための回路を
別個に設けることもできる。しかし、本実施の形態で
は、図4に示す回路をそのまま用いて第3番目のリファ
レンス電圧を設定することができる。すなわち、AV3
を算出した後に、 REF3=(AV3/AV2)・REF2 を求める。ここで、REF2は、原稿停止モードでのリ
ファレンス電圧(D/Aコンバータ18の設定値)、R
EF3は原稿移動モードリファレンス電圧(D/Aコン
バータ18の設定値)を示す。画像処理ブロック16の
CPU15は、その時点での画像の読み取りが原稿停止
モードか原稿移動モードかを判断してD/Aコンバータ
18に設定する値を切り替えることにより、どの場合に
おいても適性濃度の画像を得ることができる。
【0024】次いで、請求項2記載の発明の実施の一形
態を図1ないし図5を参照して説明する。本実施の形態
及びこれに続く実施の形態において、前実施の形態と同
一部分は同一符号を用い説明も省略する。
【0025】シートスルー型の自動原稿供給装置12を
用いて原稿7を搬送する場合、副走査方向のレジスト位
置がずれたり、スキューが発生した場合には、原稿7が
読取位置に達していないにも拘らず読み取りを開始して
しまうことがある。この場合、読取時期が早過ぎるた
め、原稿7の背景(圧板3の内面)を読み取ってしま
う。
【0026】そこで、本実施の形態は、原稿移動モード
では主走査方向のある定められた複数の画素毎の濃度デ
ータを副走査方向に位置を変えて複数回読み取り、主走
査方向の定められた複数の画素の濃度レベルが全て原稿
7の白レベルとなったときに原稿画像の読み取りを開始
するようにした。
【0027】具体的には、原稿7を光学系8の前面に供
給するときに、図5に示すように、原稿7の先端部の主
走査方向の定められたA,B,Cの3箇所の画素毎の濃
度データを副走査方向に複数ライン(Lで示す領域)読
み取り、指定された画素に対応するCCDイメージセン
サ9の出力を調べる。この場合、原稿7の先端には少な
くとも1ライン以上の白レベルの領域(余白)が存在す
ることが前提である。その白レベルを圧板3の内面のレ
ベル(最大値)H(K)より高く設定すると、原稿7の
先端がCCDイメージセンサ9の前面に到達するまで
は、3画素のデータA(K),B(K),C(K)は圧
板3の内面のレベルH(K)と同等である。
【0028】原稿7の先端がCCDイメージセンサ9の
前面に到達すると、原稿7の白レベルは圧板3の内面の
レベルよりり高いのでH(K)以上になる筈である。こ
の場合、3画素のデータA(K),B(K),C(K)
のうちの一部のみがH(K)より高い場合はスキューが
発生していることを意味するので読み取りは開始しな
い。A(K),B(K),C(K)の白レベルの値が全
てH(K)より高くなったときに原稿画像の読み取りを
開始する。このようにすることにより、原稿7がスキュ
ーし、或いは原稿7の供給タイミングが遅れたとして
も、原稿7の背景(圧板3)の情報を読み取ることなく
原稿7の画像を読み取ることができ、読取画像の欠落も
最小限に抑制することができる。これに伴い、原稿7の
搬送精度やレジストセンサの検出精度を高める必要がな
くなるため、装置のコストダウンを図ることができる。
【0029】さらに、請求項3記載の発明の実施の一実
施の形態について説明する。シートスルー型の自動原稿
供給装置12により原稿7を搬送しながら原稿画像を読
み取る場合、原稿7の供給がレジスト位置のずれや搬送
精度の悪さによって狂うと、原稿7の後端部がCCDイ
メージセンサ9の前面を通過しきっていないにも拘ら
ず、読み取りを終了してしまうことがある。これによ
り、読取画像に欠落が発生する。
【0030】そこで、本実施の形態では、原稿移動モー
ドでは主走査方向のある定められた複数の画素毎の濃度
データを副走査方向に位置を変えて複数回読み取り、1
画素でも濃度レベルが原稿7の白レベルである状態では
原稿画像の読み取りを終了しないようにした。
【0031】具体的には、原稿7の画像を読み取っても
原稿7の後端が全幅に渡ってCCDイメージセンサ9の
前面を通過するまでは、原稿7の後端部の主走査方向の
定められたA,B,Cの3画素のデータを副走査方向に
複数ライン(Lで示す領域)読み取り、指定された画素
に対応するCCDイメージセンサ9の出力を調べる。こ
の場合、原稿7の後端には少なくとも1ライン以上の白
レベルの領域(余白)が存在することが前提である。そ
の白レベルを圧板3の内面のレベル(最大値)H(K)
より高くすると、原稿7の後端がCCDイメージセンサ
9の前面に通過するまでは、3画素のデータA(K),
B(K),C(K)のレベルは圧板3の内面のレベルH
(K)より高い。
【0032】原稿7の後端がCCDイメージセンサ9の
前面に通過すると、CCDイメージセンサ9の出力はH
(K)と同等になる筈である。この場合、3画素のデー
タA(K),B(K),C(K)のうちの一部のみがH
(K)と同等になった場合はスキューが発生しているこ
とを意味するが、原稿7の全領域がCCDイメージセン
サ9の前面を通過していないものとして判断するので読
み取りは終了しない。A(K),B(K),C(K)の
全てがH(K)と同等(原稿7の白レベル以下)になっ
たときに原稿画像の読み取りを終了する。このようにす
ることにより、原稿7がスキューし、或いは供給のタイ
ミングが遅れたとしても、原稿7の画像を欠落すること
なく読み取ることができる。これに伴い、原稿7の搬送
精度やレジストセンサの検出精度を高める必要がなくな
るため、装置のコストダウンを図ることができる。
【0033】なお、原稿7の画像画像の読取開始時期は
前実施の形態で述べた場合と同様である。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、CCDイ
メージセンサの出力を変換するA/Dコンバータのリフ
ァレンス電圧を、シェーディング補正のための白板読取
時と、原稿停止モードにおける原稿読取時と、原稿移動
モードでの原稿読取時とのそれぞれに対応する値に切り
替えるようにしたので、原稿を原稿台上に固定して読み
取る場合でも、原稿を原稿台上で移動させて読み取る場
合でも、濃度差のない画像を得ることができる。また、
リファレンス電圧の切り替えはソフトウェアによって行
うこともできるので、新たな回路を追加せずに実現する
ことができる。
【0035】請求項2記載の発明によれば、原稿移動モ
ードでは主走査方向のある定められた複数の画素毎の濃
度データを副走査方向に位置を変えて複数回読み取り、
主走査方向の定められた複数の画素毎の濃度レベルが全
て原稿の白レベルとなったときに原稿画像の読み取りを
開始するようにしたので、主走査方向の定められた複数
の画素毎の濃度レベルが全て原稿の白レベルとなった状
態をもって、原稿の主走査方向の全領域が読取範囲に含
まれる瞬間を認識することができ、この時点をもって原
稿画像の読み取りを開始することがにより、原稿がスキ
ューし、或いは原稿の供給タイミングが遅れたとして
も、原稿の背景の情報を読み取ることなく原稿の画像を
読み取ることができ、読取画像の欠落も最小限に抑制す
ることができる。これに伴い、原稿の搬送精度やレジス
トセンサの検出精度を高める必要がなくなるため、装置
のコストダウンを図ることができる。
【0036】請求項3記載の発明によれば、原稿移動モ
ードでは主走査方向のある定められた複数の画素毎の濃
度データを副走査方向に位置を変えて複数回読み取り、
1画素でも濃度レベルが原稿の白レベルである状態では
原稿画像の読み取りを終了しないようにしたので、全画
素の濃度レベルが原稿の白レベルでなくなった状態をも
って、原稿画像の読取終了の時期を認識することができ
る。これにより、原稿がスキューし、或いは原稿の供給
タイミングが遅れたとしても、原稿の画像を欠落するこ
となく読み取ることができる。これに伴い、原稿の搬送
精度やレジストセンサの検出精度を高める必要がなくな
るため、装置のコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態におけるスキャナの内部
構造を示す縦断側面図である。
【図2】原稿停止モードでの読取状態を示す模式図であ
る。
【図3】原稿移動モードでの読取状態を示す模式図であ
る。
【図4】CCDイメージセンサの出力を処理するための
回路図である。
【図5】原稿の先端部を示す平面図である。
【符号の説明】
6 原稿台 7 原稿 8 光学系 9 CCDイメージセンサ 12 自動原稿供給装置 14 A/Dコンバータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿停止モードでは原稿台に沿って副走
    査方向に移動しシートスルー型の自動原稿供給装置を用
    いる原稿移動モードでは前記原稿台上を搬送される原稿
    の画像を定位置で読み取りCCDイメージセンサに結像
    する光学系と、前記CCDイメージセンサのアナログ出
    力をデジタル信号に変換するA/Dコンバータとを有
    し、シェーディング補正のための白板読取時と、原稿停
    止モードにおける原稿読取時とでは前記A/Dコンバー
    タのリファレンス電圧を切り替えることにより画像濃度
    を設定するようにした画像読取装置において、原稿移動
    モードでの原稿読取時には前記A/Dコンバータのリフ
    ァレンス電圧を原稿移動モードに対応する値に切り替え
    て画像濃度を設定するようにしたことを特徴とする画像
    読取装置。
  2. 【請求項2】 シートスルー型の自動原稿供給装置を用
    いる原稿移動モードでは原稿台上を搬送される原稿の画
    像を定位置で読み取りCCDイメージセンサに結像する
    光学系と、前記CCDイメージセンサのアナログ出力を
    デジタル信号に変換するA/Dコンバータとを有する画
    像読取装置において、原稿移動モードでは主走査方向の
    ある定められた複数の画素毎の濃度データを副走査方向
    に位置を変えて複数回読み取り、主走査方向の定められ
    た複数の画素毎の濃度レベルが全て原稿の白レベルとな
    ったときに原稿画像の読み取りを開始するようにしたこ
    とを特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】 シートスルー型の自動原稿供給装置を用
    いる原稿移動モードでは原稿台上を搬送される原稿の画
    像を定位置で読み取りCCDイメージセンサに結像する
    光学系と、前記CCDイメージセンサのアナログ出力を
    デジタル信号に変換するA/Dコンバータとを有する画
    像読取装置において、原稿移動モードでは主走査方向の
    ある定められた複数の画素毎の濃度データを副走査方向
    に位置を変えて複数回読み取り、1画素でも濃度レベル
    が原稿の白レベルである状態では原稿画像の読み取りを
    終了しないようにしたことを特徴とする画像読取装置。
JP9005135A 1997-01-16 1997-01-16 画像読取装置 Pending JPH10200711A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6975435B1 (en) 1999-03-15 2005-12-13 Sharp Kabushiki Kaisha Image reader and method for correcting the quantity of light source
JP2017220806A (ja) * 2016-06-08 2017-12-14 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置、画像形成装置、調整値設定方法

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