JPH10199669A - 高周波加熱装置 - Google Patents
高周波加熱装置Info
- Publication number
- JPH10199669A JPH10199669A JP104197A JP104197A JPH10199669A JP H10199669 A JPH10199669 A JP H10199669A JP 104197 A JP104197 A JP 104197A JP 104197 A JP104197 A JP 104197A JP H10199669 A JPH10199669 A JP H10199669A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetron
- waveguide
- heating chamber
- heating device
- frequency heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
- Electric Ovens (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 マグネトロンを取り付ける金具を導波管とは
別に接合しており、製造上、品質上、またコスト面から
も高価で、冗長な構成となっている。即ち、予めプロジ
ェクション溶接などで接合したマグネトロン取り付け板
と導波管との二部品を、さらにカシメや溶接などで加熱
室側壁に接合した構成となっている。 【解決手段】 導波管３の外周端部に折り返し部３-aを
設けて、マグネトロン取り付け板５の機能を持たせるこ
とで、マグネトロン取り付け板５を廃止することがで
き、安価で、かつ信頼性の高い簡単な構成とする。
別に接合しており、製造上、品質上、またコスト面から
も高価で、冗長な構成となっている。即ち、予めプロジ
ェクション溶接などで接合したマグネトロン取り付け板
と導波管との二部品を、さらにカシメや溶接などで加熱
室側壁に接合した構成となっている。 【解決手段】 導波管３の外周端部に折り返し部３-aを
設けて、マグネトロン取り付け板５の機能を持たせるこ
とで、マグネトロン取り付け板５を廃止することがで
き、安価で、かつ信頼性の高い簡単な構成とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品を加熱する高
周波加熱装置に関するもので、特に高周波電磁波を発生
させるマグネトロンを取り付ける構成に関するものであ
る。
周波加熱装置に関するもので、特に高周波電磁波を発生
させるマグネトロンを取り付ける構成に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来この種の高周波加熱装置は、図１０
〜図１２に示されているように、マグネトロン２からの
高周波電磁波を加熱室内に導く導波管３と、マグネトロ
ン２を取り付けるためのマグネトロン取り付け板５とが
別々に構成されていた。即ち、被加熱物を出し入れする
加熱室の側壁１ａに、プロジェクション溶接などでマグ
ネトロン取り付け板５を接合された導波管３がプロジェ
クション溶接、あるいはカシメ等で接合されている。そ
してマグネトロン取り付けネジ４にてマグネトロン２が
マグネトロン取り付け板５に締結され、マグネトロン２
からの高周波電磁波を漏洩することなく、導波管３を介
して加熱室内に安定して供給できる構成となっている。
〜図１２に示されているように、マグネトロン２からの
高周波電磁波を加熱室内に導く導波管３と、マグネトロ
ン２を取り付けるためのマグネトロン取り付け板５とが
別々に構成されていた。即ち、被加熱物を出し入れする
加熱室の側壁１ａに、プロジェクション溶接などでマグ
ネトロン取り付け板５を接合された導波管３がプロジェ
クション溶接、あるいはカシメ等で接合されている。そ
してマグネトロン取り付けネジ４にてマグネトロン２が
マグネトロン取り付け板５に締結され、マグネトロン２
からの高周波電磁波を漏洩することなく、導波管３を介
して加熱室内に安定して供給できる構成となっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の高周波加熱装置
では、マグネトロンを取り付けるために、高周波電磁波
を導くための導波管と、マグネトロンを取り付けるため
の取り付け板とを予めプロジェクション溶接などで接合
してから、被加熱物を出し入れする加熱室にプロジェク
ション溶接、あるいはカシメ等で、接合していた。その
為に、二部品が必要となり、また溶接などの工程が余分
に必要であり、また取り付け精度・強度や溶接部の密着
度や溶接条件の管理など品質に関する課題も余計に考慮
する必要があった。
では、マグネトロンを取り付けるために、高周波電磁波
を導くための導波管と、マグネトロンを取り付けるため
の取り付け板とを予めプロジェクション溶接などで接合
してから、被加熱物を出し入れする加熱室にプロジェク
ション溶接、あるいはカシメ等で、接合していた。その
為に、二部品が必要となり、また溶接などの工程が余分
に必要であり、また取り付け精度・強度や溶接部の密着
度や溶接条件の管理など品質に関する課題も余計に考慮
する必要があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、前記導波管の形状を新規に設計することで
マグネトロン取り付け板の機能を持たせたものである。
即ち、前記導波管の外周端部をさらに折り返すことでマ
グネトロンの取り付け部を構成するものである。
するために、前記導波管の形状を新規に設計することで
マグネトロン取り付け板の機能を持たせたものである。
即ち、前記導波管の外周端部をさらに折り返すことでマ
グネトロンの取り付け部を構成するものである。
【０００５】上記発明によれば、マグネトロン取り付け
板を新たに取り付ける必要がなく、部品点数を減らすこ
とができ、コストも削減でき、かつ品質も向上すること
ができる。
板を新たに取り付ける必要がなく、部品点数を減らすこ
とができ、コストも削減でき、かつ品質も向上すること
ができる。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明は、被加熱物を出し入れす
る加熱室と、前記加熱室壁にマグネトロンからの高周波
電磁波を加熱室内に導く導波管と、前記導波管に直接締
結したマグネトロンとを有するものである。前記導波管
の外周端部には折り返しを設けた構造である。
る加熱室と、前記加熱室壁にマグネトロンからの高周波
電磁波を加熱室内に導く導波管と、前記導波管に直接締
結したマグネトロンとを有するものである。前記導波管
の外周端部には折り返しを設けた構造である。
【０００７】そして、前記導波管の外周端部に折り返し
を設けることでマグネトロン取り付け板の機能を持たせ
ることができる。
を設けることでマグネトロン取り付け板の機能を持たせ
ることができる。
【０００８】また、被加熱物を出し入れする加熱室と、
前記加熱室壁にマグネトロンからの高周波電磁波を加熱
室内に導く導波管と、前記導波管の外周端部折り返し部
に設けた係合片に係合させて、マグネトロンを係合片と
マグネトロン取り付けネジとで固定する構成とした。
前記加熱室壁にマグネトロンからの高周波電磁波を加熱
室内に導く導波管と、前記導波管の外周端部折り返し部
に設けた係合片に係合させて、マグネトロンを係合片と
マグネトロン取り付けネジとで固定する構成とした。
【０００９】そして、係合片を用いることによりマグネ
トロンを導波管に直接取り付けるマグネトロン締め付け
ネジを削減することができる。
トロンを導波管に直接取り付けるマグネトロン締め付け
ネジを削減することができる。
【００１０】また、被加熱物を出し入れする加熱室と、
前記加熱室壁にマグネトロンからの高周波電磁波を加熱
室内に導く導波管と、前記導波管の外周端部折り返し部
に設けた嵌合片に嵌合させてマグネトロンを回転させな
がら嵌合片のみで固定する構成とした。
前記加熱室壁にマグネトロンからの高周波電磁波を加熱
室内に導く導波管と、前記導波管の外周端部折り返し部
に設けた嵌合片に嵌合させてマグネトロンを回転させな
がら嵌合片のみで固定する構成とした。
【００１１】そして、嵌合片を用いることにより、マグ
ネトロンを導波管に直接取り付ける締め付けネジを廃止
することができる。
ネトロンを導波管に直接取り付ける締め付けネジを廃止
することができる。
【００１２】以下、本発明の実施例について図面を用い
て説明する。なお、従来例と同一構成または同一部品に
は同一符号を付した。
て説明する。なお、従来例と同一構成または同一部品に
は同一符号を付した。
【００１３】（実施例１）図１は本発明の実施例１の高
周波加熱装置の要部側面図である。また図２は高周波加
熱装置の要部正面図である。また図３は高周波加熱装置
の要部下面半断面図である。
周波加熱装置の要部側面図である。また図２は高周波加
熱装置の要部正面図である。また図３は高周波加熱装置
の要部下面半断面図である。
【００１４】図１〜図３において、１は被加熱物を出し
入れする加熱室、２は被加熱物を加熱するための高周波
電磁波を発生させるマグネトロン、３はマグネトロン２
からの高周波電磁波を加熱室１内に導く導波管で、外周
端部に折り返し部３-aを有する形状になっている。４は
導波管３にマグネトロン２を取り付けるためのマグネト
ロン締め付けネジである。なお、導波管３の根本に締り
部を設けると機械的強度が強くなる。
入れする加熱室、２は被加熱物を加熱するための高周波
電磁波を発生させるマグネトロン、３はマグネトロン２
からの高周波電磁波を加熱室１内に導く導波管で、外周
端部に折り返し部３-aを有する形状になっている。４は
導波管３にマグネトロン２を取り付けるためのマグネト
ロン締め付けネジである。なお、導波管３の根本に締り
部を設けると機械的強度が強くなる。
【００１５】本発明によれば、マグネトロン取り付け板
を介在せずにマグネトロンを導波管に直接取り付けるこ
とができるため、部品点数およびプロジェクション溶接
の工程を削減でき、さらに品質も向上できる。
を介在せずにマグネトロンを導波管に直接取り付けるこ
とができるため、部品点数およびプロジェクション溶接
の工程を削減でき、さらに品質も向上できる。
【００１６】（実施例２）図４は本発明の実施例２の高
周波加熱装置の要部側面図である。また図５は高周波加
熱装置の要部正面図である。また図６は高周波加熱装置
の要部下面半断面図である。
周波加熱装置の要部側面図である。また図５は高周波加
熱装置の要部正面図である。また図６は高周波加熱装置
の要部下面半断面図である。
【００１７】なお実施例１と同一符号のものは同一構成
を有し、説明は省略する。図４〜図６において、３-bは
導波管３の外周端部に形成された係合片でマグネトロン
２を係合させるものである。４は導波管３にマグネトロ
ン２を固定するための締め付けネジである。
を有し、説明は省略する。図４〜図６において、３-bは
導波管３の外周端部に形成された係合片でマグネトロン
２を係合させるものである。４は導波管３にマグネトロ
ン２を固定するための締め付けネジである。
【００１８】以上説明したように請求項２によれば、マ
グネトロンを導波管に直接取り付けるマグネトロン締め
付けネジを削減することができ、部品点数を削減でき
る。
グネトロンを導波管に直接取り付けるマグネトロン締め
付けネジを削減することができ、部品点数を削減でき
る。
【００１９】（実施例３）図７は本発明の実施例３の高
周波加熱装置の要部側面図である。また図８は高周波加
熱装置の要部正面図である。また図９は高周波加熱装置
の要部下面半断面図である。
周波加熱装置の要部側面図である。また図８は高周波加
熱装置の要部正面図である。また図９は高周波加熱装置
の要部下面半断面図である。
【００２０】なお実施例１と同一符号のものは同一構成
を有し、説明は省略する。図７〜図９において、３-cは
導波管３の外周端部に形成された嵌合片でマグネトロン
２を回転させながら固定するものである。
を有し、説明は省略する。図７〜図９において、３-cは
導波管３の外周端部に形成された嵌合片でマグネトロン
２を回転させながら固定するものである。
【００２１】以上説明したように請求項３によれば、マ
グネトロンを導波管に直接取り付ける締め付けネジを廃
止することができ、部品点数を削減できる。
グネトロンを導波管に直接取り付ける締め付けネジを廃
止することができ、部品点数を削減できる。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、マ
グネトロン取り付け板を介在せずにマグネトロンを導波
管に直接取り付けることができ、部品点数およびプロジ
ェクション溶接の工程を削減でき、さらに品質も向上で
きる。
グネトロン取り付け板を介在せずにマグネトロンを導波
管に直接取り付けることができ、部品点数およびプロジ
ェクション溶接の工程を削減でき、さらに品質も向上で
きる。
【００２３】即ち、マグネトロン取り付け板と導波管の
接合を行なう必要がないために、溶接部の密着度や溶接
条件の管理などの品質課題も減少し、かつ安価で、信頼
性の高い構造を提供できるものである。
接合を行なう必要がないために、溶接部の密着度や溶接
条件の管理などの品質課題も減少し、かつ安価で、信頼
性の高い構造を提供できるものである。
【図１】本発明の実施例１の高周波加熱装置の要部側面
図
図
【図２】同高周波加熱装置の要部正面図
【図３】同高周波加熱装置の要部一部断面図
【図４】本発明の実施例２の高周波加熱装置の要部側面
図
図
【図５】同高周波加熱装置の要部正面図
【図６】同高周波加熱装置の要部一部断面図
【図７】本発明の実施例３の高周波加熱装置の要部側面
図
図
【図８】同高周波加熱装置の要部正面図
【図９】同高周波加熱装置の要部一部断面図
【図１０】従来の高周波加熱装置の要部側面一部断面図
【図１１】同高周波加熱装置の要部正面図
【図１２】同高周波加熱装置の要部一部断面図
１ 加熱室 ２ マグネトロン ３ 導波管 ３-a 左右端部折り返し部（外周端部折り返し部） ３-b 係合片 ３-c 嵌合片 ４ マグネトロン締め付けネジ
Claims (3)
- 【請求項１】被加熱物を出し入れする加熱室と、前記加
熱室壁にマグネトロンからの高周波電磁波を加熱室内に
導く導波管と、前記導波管の外周端部折り返し部に直接
マグネトロンを締結する構成とした高周波加熱装置。 - 【請求項２】被加熱物を出し入れする加熱室と、前記加
熱室壁にマグネトロンからの高周波電磁波を加熱室内に
導く導波管と、前記導波管の外周端部折り返し部に設け
た係合片に係合させて、マグネトロンを係合片とマグネ
トロン取り付けネジとで固定する構成とした高周波加熱
装置。 - 【請求項３】被加熱物を出し入れする加熱室と、前記加
熱室壁にマグネトロンからの高周波電磁波を加熱室内に
導く導波管と、前記導波管の外周端部折り返し部に設け
た嵌合片に嵌合させてマグネトロンを回転させながら嵌
合片のみで固定する構成とした高周波加熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP104197A JPH10199669A (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | 高周波加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP104197A JPH10199669A (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | 高周波加熱装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10199669A true JPH10199669A (ja) | 1998-07-31 |
Family
ID=11490487
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP104197A Pending JPH10199669A (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | 高周波加熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10199669A (ja) |
-
1997
- 1997-01-08 JP JP104197A patent/JPH10199669A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20041227 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050111 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050510 |