JP2542958B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents
高周波加熱装置Info
- Publication number
- JP2542958B2 JP2542958B2 JP2219482A JP21948290A JP2542958B2 JP 2542958 B2 JP2542958 B2 JP 2542958B2 JP 2219482 A JP2219482 A JP 2219482A JP 21948290 A JP21948290 A JP 21948290A JP 2542958 B2 JP2542958 B2 JP 2542958B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power supply
- microwave
- supply port
- reflection plate
- port
- Prior art date
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- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
- Electric Ovens (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は電子レンジ等の高周波加熱装置に関する。
（ロ）従来の技術 マイクロ波発生手段からのマイクロ波を導波管及び給
電口を介して加熱室内へ供給する電子レンジは、実開昭
60−32794号公報等に開示されている。
電口を介して加熱室内へ供給する電子レンジは、実開昭
60−32794号公報等に開示されている。
第４図はこのような電子レンジの給電口付近の具体的
構造を示す。加熱室の壁20に給電口21が形成されてお
り、この給電口21の周縁部からは給電口21内に向かって
マイクロ波反射板22が延びている。この反射板22の存在
により加熱室内での加熱むらが改善される。そして、上
記給電口21はマイクロ波透過性カバー23で塞がれ、この
カバーは一辺が給電口周辺の上記壁20に設けられた金具
24、24に引掛けられ他辺がネジ25、25で留められること
により装着されている。
構造を示す。加熱室の壁20に給電口21が形成されてお
り、この給電口21の周縁部からは給電口21内に向かって
マイクロ波反射板22が延びている。この反射板22の存在
により加熱室内での加熱むらが改善される。そして、上
記給電口21はマイクロ波透過性カバー23で塞がれ、この
カバーは一辺が給電口周辺の上記壁20に設けられた金具
24、24に引掛けられ他辺がネジ25、25で留められること
により装着されている。
しかし乍ら、このような構造においては、反射板22が
電界強度の強い給電口21にあるため反射板22の先端で放
電が発生しやすい。
電界強度の強い給電口21にあるため反射板22の先端で放
電が発生しやすい。
また、マイクロ波透過性カバー装着のために設けられ
ている上記金具24、24が給電口21にまで突出している
と、この金具が邪魔して加熱むらの改善に悪影響を及ぼ
す。このため、上記金具24、24は給電口21へ突出しない
ように給電口21から或る程度離れたところに設けられて
いるのであるが、この場合上記カバー23は給電口21から
離れた金具24、24に引掛かるように給電口21の寸法以上
にかなり大きな寸法を有することとなっている。而し
て、このようにカバー23の寸法が大きいと、加熱室外に
ある赤外線センサ（図示しない）へ加熱室内の食品から
の赤外線を導くべく壁20に赤外線通過開口26を設けるに
しても、かなりの困難を伴う。
ている上記金具24、24が給電口21にまで突出している
と、この金具が邪魔して加熱むらの改善に悪影響を及ぼ
す。このため、上記金具24、24は給電口21へ突出しない
ように給電口21から或る程度離れたところに設けられて
いるのであるが、この場合上記カバー23は給電口21から
離れた金具24、24に引掛かるように給電口21の寸法以上
にかなり大きな寸法を有することとなっている。而し
て、このようにカバー23の寸法が大きいと、加熱室外に
ある赤外線センサ（図示しない）へ加熱室内の食品から
の赤外線を導くべく壁20に赤外線通過開口26を設けるに
しても、かなりの困難を伴う。
（ハ）発明が解決しようとする課題 本発明は、構造簡単にして、給電口付近のマイクロ波
反射板での放電発生を防止でき、更に給電口を塞ぐマイ
クロ波透過性カバーの小型化を可能にして赤外線通過開
口等を困難なく設けることができる、高周波加熱装置を
提供することにある。
反射板での放電発生を防止でき、更に給電口を塞ぐマイ
クロ波透過性カバーの小型化を可能にして赤外線通過開
口等を困難なく設けることができる、高周波加熱装置を
提供することにある。
（ニ）課題を解決するための手段 本発明は、マイクロ波発生手段からのマイクロ波を加
熱室の壁に設けた給電口を介して上記加熱室内に供給す
る高周波加熱装置において、上記給電口の周縁部から該
周縁部に対向する周縁部に向かって延設させた単一のマ
イクロ波反射板を設け、上記給電口を塞ぐマイクロ波透
過性カバーを上記反射板と上記給電口の周辺壁とで挟ん
だことを特徴とする。
熱室の壁に設けた給電口を介して上記加熱室内に供給す
る高周波加熱装置において、上記給電口の周縁部から該
周縁部に対向する周縁部に向かって延設させた単一のマ
イクロ波反射板を設け、上記給電口を塞ぐマイクロ波透
過性カバーを上記反射板と上記給電口の周辺壁とで挟ん
だことを特徴とする。
（ホ）作用 マイクロ波反射板と電界強度が強い給電口とが、間に
位置するマイクロ波透過性カバーにより実質的に絶縁さ
れ、上記反射板での放電発生が防止される。
位置するマイクロ波透過性カバーにより実質的に絶縁さ
れ、上記反射板での放電発生が防止される。
更に、上記カバーは給電口周縁部から延びた上記反射
板と上記給電口の周辺壁とで挟まれるもので、給電口よ
り僅かに大きい寸法で済み、上記カバーの実質的な小型
化が図られている。
板と上記給電口の周辺壁とで挟まれるもので、給電口よ
り僅かに大きい寸法で済み、上記カバーの実質的な小型
化が図られている。
（ヘ）実施例 第１図乃至第３図は本発明実施例の電子レンジを示
す。加熱室１の上壁２には給電口３が形成されており、
加熱室１はこの給電口３及び導波管４を介してマイクロ
波発生手段即ちマグネトロン５に連なっており、このマ
グネトロン５からのマイクロ波は上記導波管４内を伝わ
り上記給電口３から加熱室１内へ供給され、加熱室内で
食品のマイクロ波加熱が実行される。
す。加熱室１の上壁２には給電口３が形成されており、
加熱室１はこの給電口３及び導波管４を介してマイクロ
波発生手段即ちマグネトロン５に連なっており、このマ
グネトロン５からのマイクロ波は上記導波管４内を伝わ
り上記給電口３から加熱室１内へ供給され、加熱室内で
食品のマイクロ波加熱が実行される。
上記給電口３の周縁部からは、折曲形成されたマイク
ロ波反射板６が給電口３に対向するところまで延びてお
り、この反射板６により食品の加熱むらが改善される。
即ち、上記給電口３の周縁部のうち、後述する赤外線通
過開口11に近接する側から、対向する上記給電口３の周
縁部の方向にマイクロ波反射板６が延設されることにな
る。
ロ波反射板６が給電口３に対向するところまで延びてお
り、この反射板６により食品の加熱むらが改善される。
即ち、上記給電口３の周縁部のうち、後述する赤外線通
過開口11に近接する側から、対向する上記給電口３の周
縁部の方向にマイクロ波反射板６が延設されることにな
る。
そして、上記給電口３を塞ぐマイクロ波透過性カバー
７が設けられており、このカバーは一辺８が上記反射板
６と上記給電口周辺の上壁２とで挟まれ他辺９がネジ1
0、10で留められることにより装着されている。
７が設けられており、このカバーは一辺８が上記反射板
６と上記給電口周辺の上壁２とで挟まれ他辺９がネジ1
0、10で留められることにより装着されている。
このような構成において、上記給電口３の電界強度は
強い。しかも、上壁２に赤外線通過開口11を形成し、こ
の開口11を介して食品からの赤外線を検知する赤外線検
出器12を上壁２上に設けた場合は、この赤外線検出器の
配置場所を確保するために、上記導波管４の上記給電口
３に対向する導波管壁を凹ませ、この部分の導波管幅を
小さくする必要があるが、このように導波管幅を小さく
することにより上記給電口３の電界強度は更に強くな
る。
強い。しかも、上壁２に赤外線通過開口11を形成し、こ
の開口11を介して食品からの赤外線を検知する赤外線検
出器12を上壁２上に設けた場合は、この赤外線検出器の
配置場所を確保するために、上記導波管４の上記給電口
３に対向する導波管壁を凹ませ、この部分の導波管幅を
小さくする必要があるが、このように導波管幅を小さく
することにより上記給電口３の電界強度は更に強くな
る。
而して、このように電界強度が強い給電口３に対向し
て上記反射板６が設けられていると、そのままであると
反射板６にて放電が発生するのであるが、上記実施例に
あっては、反射板６と給電口３とが、間に位置するカバ
ー７により実質的に絶縁され、反射板６での放電発生が
防止される。
て上記反射板６が設けられていると、そのままであると
反射板６にて放電が発生するのであるが、上記実施例に
あっては、反射板６と給電口３とが、間に位置するカバ
ー７により実質的に絶縁され、反射板６での放電発生が
防止される。
更に、上記カバー７は、給電口周縁部から延びた上記
反射板６と上記給電口３の周辺部とで挟まれるもので、
従来のような金具が必要でなくこの金具に引掛かるほど
に大きな寸法を有さなくてよく、給電口３より僅かに大
きい寸法で済み、従って上記カバー７の実質的な小型化
が図られている。これにより、上壁２において上記カバ
ー７が占める割合は小さく、赤外線通過開口11を上壁２
に設けるに際し困難を伴わない。
反射板６と上記給電口３の周辺部とで挟まれるもので、
従来のような金具が必要でなくこの金具に引掛かるほど
に大きな寸法を有さなくてよく、給電口３より僅かに大
きい寸法で済み、従って上記カバー７の実質的な小型化
が図られている。これにより、上壁２において上記カバ
ー７が占める割合は小さく、赤外線通過開口11を上壁２
に設けるに際し困難を伴わない。
（ト）発明の効果 本発明によれば、給電口の周縁部から該周縁部に対向
する周縁部に向かって延設させた単一のマイクロ波反射
板を設け、上記給電口を塞ぐマイクロ波透過性カバーを
上記反射板と上記給電口の周辺壁とで挟んだものであ
り、従って、構造簡単にして、給電口付近のマイクロ波
反射板での放電発生を防止できるとともに、給電口を塞
ぐマイクロ波透過性カバーの小型化を可能にして赤外線
通過開口等を困難なく設けることができる。
する周縁部に向かって延設させた単一のマイクロ波反射
板を設け、上記給電口を塞ぐマイクロ波透過性カバーを
上記反射板と上記給電口の周辺壁とで挟んだものであ
り、従って、構造簡単にして、給電口付近のマイクロ波
反射板での放電発生を防止できるとともに、給電口を塞
ぐマイクロ波透過性カバーの小型化を可能にして赤外線
通過開口等を困難なく設けることができる。
第１図乃至第３図は本発明実施例の電子レンジを示し、
第１図は断面図、第２図はマイクロ波透過性カバーを装
着した状態の給電口付近の下面図、第３図はマイクロ波
透過性カバーを取外した状態の給電口付近の下面図であ
り、第４図は第２図に対応する従来例の下面図である。 １……加熱室、３……給電口、５……マグネトロン、６
……マイクロ波反射板、７……マイクロ波透過性カバ
ー。
第１図は断面図、第２図はマイクロ波透過性カバーを装
着した状態の給電口付近の下面図、第３図はマイクロ波
透過性カバーを取外した状態の給電口付近の下面図であ
り、第４図は第２図に対応する従来例の下面図である。 １……加熱室、３……給電口、５……マグネトロン、６
……マイクロ波反射板、７……マイクロ波透過性カバ
ー。
Claims (1)
- 【請求項１】マイクロ波発生手段からのマイクロ波を加
熱室の壁に設けた給電口を介して上記加熱室内に供給す
る高周波加熱装置において、上記給電口の周縁部から該
周縁部に対向する周縁部に向かって延設させた単一のマ
イクロ波反射板を設け、上記給電口を塞ぐマイクロ波透
過性カバーを上記反射板と上記給電口の周辺壁とで挟ん
だことを特徴とする高周波加熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2219482A JP2542958B2 (ja) | 1990-08-20 | 1990-08-20 | 高周波加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2219482A JP2542958B2 (ja) | 1990-08-20 | 1990-08-20 | 高周波加熱装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04101388A JPH04101388A (ja) | 1992-04-02 |
| JP2542958B2 true JP2542958B2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=16736132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2219482A Expired - Lifetime JP2542958B2 (ja) | 1990-08-20 | 1990-08-20 | 高周波加熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2542958B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6994565B2 (en) | 2003-07-14 | 2006-02-07 | Fci Americas Technology, Inc. | Electrical contact assembly with insulative carrier, stapled contact attachment and fusible element |
| JP4973988B2 (ja) | 2006-06-12 | 2012-07-11 | 山一電機株式会社 | コンタクト及びこれを用いたｉｃソケット |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5253450U (ja) * | 1975-09-04 | 1977-04-16 | ||
| JPS56146395U (ja) * | 1980-04-03 | 1981-11-04 | ||
| JPS6127878A (ja) * | 1984-07-16 | 1986-02-07 | Sankyo Seiki Mfg Co Ltd | 全舞巻上げ装置 |
-
1990
- 1990-08-20 JP JP2219482A patent/JP2542958B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04101388A (ja) | 1992-04-02 |
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