JPH10198588A - ファイル表示装置 - Google Patents

ファイル表示装置

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JPH10198588A
JPH10198588A JP9001768A JP176897A JPH10198588A JP H10198588 A JPH10198588 A JP H10198588A JP 9001768 A JP9001768 A JP 9001768A JP 176897 A JP176897 A JP 176897A JP H10198588 A JPH10198588 A JP H10198588A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
file
display
script
dimensional
display device
Prior art date
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Pending
Application number
JP9001768A
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English (en)
Inventor
Satoshi Kojima
聡 小嶋
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現実の世界で管理されるファイルを探すとき
と同じようなイメージをもって電子的に管理されたファ
イルを検索可能なファイル表示装置を提供する。 【解決手段】 クライアント12はファイル検索の検索
条件と、3次元表示を行う場合の視点の座標と、をパラ
メータ送信部16を介してファイルサーバ10に送信す
る。送信されてきたパラメータはパラメータ受信部20
により受信され、検索条件に基づき文書データベース操
作部24がファイルの検索を行う。スクリプト作成部2
6はファイル検索の結果の属性値を見ることにより、検
索結果であるファイルの3次元座標位置を求める。この
3次元の各座標はパラメータ受信部20において受信さ
れたパラメータが用いられる。得られた3次元座標を2
次元平面に投影することによりファイル検索の結果を表
すスクリプトが作成される。作成されたスクリプトはス
クリプト送信部28によってクライアント12に送信さ
れ、スクリプト解析部18による解析を通じてUI表示
部14における表示が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファイルシステ
ム、特に電子ファイリングシステムと呼ばれるシステム
におけるファイルの表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のファイルを集中的に管理し、利用
者が必要とするファイルを検索する機能を備えた電子フ
ァイリングシステムが広く用いられている。
【0003】一般的な電子ファイリングシステムの検索
結果やファイルの一覧の表示方法として、リストや、表
による表示方法、指定要素による2次元表示方法などが
知られている。
【0004】例えば、特開平8−63324号公報に
は、データを3次元的に表示することにより、データの
属性をわかりやすく表示するインターフェースについて
開示されている。また、特開平8−16612号公報に
は、日常業務と同様の感覚でファイルを扱うことが可能
なファイル管理システムが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような表
示方法には、以下のような問題がある。
【0006】(1)まず、物理的なファイリング操作を
ディスプレイ上で再現できないため、ファイルを捜す操
作に違和感が生じる。例えば、物理的なファイリングは
3次元で行われ、「右から何番目」「上から何番目のキ
ャビネットの奥の方」の如き表現でファイルを捜すので
あるが、これに対し、従来のファイル管理装置などにお
いては、このようなイメージ的な処理ができなかった。
【0007】(2)次に、表示されたファイル群の中か
ら、希望するファイルを特定するには、該当すると思わ
れるファイルの属性に目を通し、判断しなければならな
かっった。そのため、希望するファイルの特定に時間が
かかってしまっていた。
【0008】本発明は係る課題に鑑み成されたものであ
り、その目的は、現実の世界で管理されるファイルを捜
すときと同じようなイメージを持って電子的に管理され
たファイルを検索できるようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、クライアントが指定した検索条
件と表示のための分類要素を解析する部分と、検索条件
に基づいて、検索を行う部分と、分類要素に基づいて、
3次元表示のためのデータを作成する部分と、作成した
データをクライアントに送信する部分と、を備えてい
る。
【0010】具体的には、本発明は以下の構成を有して
いる。
【0011】第1の本発明は、上記課題を解決するため
に、ファイルを2次元スクリーン上に表示するファイル
表示装置において、表示の対象であるファイルの属性を
複数種類選択し、選択した属性を分類パラメータとして
出力する分類パラメータ決定手段と、表示対象である各
ファイルの属性から、前記分類パラメータに該当する属
性を取り出し、この属性の値の組を3次元座標と定義
し、この定義した3次元座標を前記2次元スクリーン上
の2次元座標に変換する表示位置計算手段と、前記表示
位置計算手段が求めた2次元座標位置に前記各ファイル
を表示する表示手段と、を含むことを特徴とするもので
ある。
【0012】ファイルの属性に基づいて、2次元表示を
したためファイルの分類状況を把握することが容易とな
る。
【0013】第2の本発明は、上記課題を解決するため
に、第1の本発明のファイル表示装置において、前記分
類パラメータ決定手段は、ファイルの作成日、ファイル
の作成者、又は、ファイルの内容が属するプロジェク
ト、の何れか一つの属性を分類パラメータとして出力す
ることを特徴とするものである。
【0014】これらのパラメータを座標軸としたので、
作成日の順番で並んだ状態や、ファイルの属するプロジ
ェクト毎に分類した状態でファイルを表示させることが
可能である。
【0015】第3の本発明は、上記課題を解決するため
に、第1の本発明のファイル表示装置において、前記表
示手段は、前記2次元座標位置に前記各ファイルのアイ
コンを表示することを特徴とするものである。
【0016】アイコンで表示が行われるため、ファイル
をより視覚的に把握しやすい形式で表示可能である。
【0017】第4の本発明は、上記課題を解決するため
に、第1または第3の本発明のファイル表示装置におい
て、前記表示手段は、前記2次元座標位置に前記各ファ
イルを表示する際に、そのファイルの時間に関する属性
の値に基づき、その値の大きさに略比例した大きさでフ
ァイルの表示を行うことを特徴とするものである。
【0018】特に、第5の本発明は、上記課題を解決す
るために、第4の本発明のファイル表示装置において、
前記時間に関する属性は、前記ファイルの作成日又は作
成時刻、若しくは、前記ファイルの内容を実行する日又
は時刻を含む属性であることを特徴とするものである。
【0019】このように、第5の本発明では、アイコン
の大きさが時間の値に略比例しているため、古いファイ
ルほど小さく、新しいファイルほど大きく表示されるた
め、新しいファイルほど選択し易くなり、利便性が向上
する。
【0020】特に、第6の本発明は、上記課題を解決す
るために、第1の本発明のファイル表示装置において、
前記表示位置計算手段は、所定の3次元位置を視点とし
て3次元座標を2次元座標に変換する投影変換手段と、
前記投影変換手段における前記視点の座標を変更する視
点位置変更手段と、を含むことを特徴とするものであ
る。
【0021】視点の位置が変更されるため同じパラメー
タによりファイル検索をした結果に対して種々の見方を
することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0023】図1には、本発明の好適な実施の形態に係
る電子ファイリングシステムの構成ブロック図が示され
ている。図1に示されているように、このシステムは、
ファイルサーバ10と、クライアント12とから構成さ
れている。図1においては、説明の都合上、クライアン
ト12は1個のみ示されているが、一般にはクライアン
ト12は複数個存在する。
【0024】図1に示されているように、クライアント
12はUI表示部14と、パラメータ送信部16と、ス
クリプト解析部18と、を含んでいる。UI表示部14
は、利用者に対し、ファイルの検索条件を入力するため
の画面や、ファイル検索の結果の画面等を表示する部分
である。また、パラメータ送信部16は、利用者が入力
したファイル検索の条件や、ファイルを3次元表示する
際の各座標軸のパラメータを、ファイルサーバ10に対
し送信する部分である。ファイルサーバ10は、このパ
ラメータ送信部16により送信されてきたパラメータな
どに基づきファイル検索等の処理を行い、またクライア
ント12から送信されてきた座標軸に基づいて3次元表
示のデータを作成するのである。
【0025】スクリプト解析部18は、ファイルサーバ
10から送信されてきたスクリプトによる表示情報を解
析する部分である。このスクリプト解析部18における
スクリプトの解析結果はUI表示部14に送られ、利用
者に対し所望の表示が行われるのである。
【0026】ファイルサーバ10は、図1に示されてい
るように、クライアント12から送られてきたパラメー
タを受信するパラメータ受信部20と、受信したパラメ
ータに含まれる操作命令を解析する操作命令解析部22
とを備えている。この操作命令解析部22によって解析
された操作命令に従って文書データベース操作部24が
文書データベース30の内容を走査するのである。係る
操作は、例えばファイルの検索であったり、内容の表示
などである。ファイルサーバ10は、文書データベース
操作部24における操作の結果をクライアント12に送
信すべく、操作結果を表すスクリプトを作成するスクリ
プト作成部26を備えている。このスクリプトはクライ
アント12におけるUI表示部14において表示される
ものであり、スクリプト解析部18が解析し得るスクリ
プトで作成される。具体的なスクリプトとしては、たと
えばVRML(バーチャルリアリティモデリングランゲ
イジ)を作成するのが好適である。なお、VRMLは、
シリコングラフィックス社が作成したコンピュータ言語
であり、WWWサーバ上で3Dグラフィックスをリアル
タイムで動かすことが可能な言語である。
【0027】このように、3Dグラフィックスを表示し
得る言語によるスクリプトを作成し、これをクライアン
ト12に送信すれば、クライアント12において利用者
は3次元的な表示を見ることが可能である。
【0028】スクリプト作成部26が作成したスクリプ
トは、スクリプト送信部28によってクライアント12
に送信されるのである。スクリプト送信部28が送信す
るスクリプトは、上述したようにクライアント12にお
けるスクリプト解析部18において解析され、その解析
結果がUI表示部14により利用者に対して表示が行わ
れるのである。
【0029】クライアント12におけるUI表示部1
4、パラメータ送信部16、そしてスクリプト解析部1
8、はいずれも実質的にはソフトウエアにより構成され
ており、所定のプロセッサーがソフトウエアを実行する
ことにより各部分が実現されているのである。
【0030】また、ファイルサーバ10においても、パ
ラメータ受信部20、操作命令解析部22、文書データ
ベース操作部24、スクリプト作成部26、スクリプト
送信部28、のいずれの部分もソフトウエアにより構成
されている。そして、所定のプロセッサーがこれらのソ
フトウエアを実行することにより、各部の機能が実現さ
れている。
【0031】本実施の形態において特徴的なことは、ス
クリプト作成部26で作成される表示のための言語であ
るスクリプトが3D表示可能な言語により構成されてい
ることである。このように、3D表示可能な言語を使う
ことにより、クライアント12におけるUI表示部14
において3D表示を行うことが可能となるのである。こ
のスクリプト作成部26は、例えば操作命令解析部によ
り解析されたパラメータに基づいて、これらのパラメー
タを利用した検索において得られた文書ファイル(文書
データベースから得られた)のそれぞれが表示される表
示位置を計算し、この表示位置に各文書ファイルのアイ
コン(叉はファイル名自体でも良い)が表示されるスク
リプトを生成するのである。なお、このファイルの検索
は文書データベース操作部24において行われる。
【0032】このような構成の下、本実施の形態に係る
電子ファイリングシステムにおいては、ファイルサーバ
10とクライアント12との間で予め決められているフ
ォーマットに従って3次元表示/操作がクライアント1
2から可能である。クライアント12においては利用者
に対して上記スクリプトを用いた3次元表示が行われ
る。この3次元表示によって、利用者は3次元操作を行
うことが可能である。
【0033】このクライアント12からファイルサーバ
10に対し、アクセスが行われ、このファイルサーバ1
0が文書データベース30を利用して管理しているファ
イル管理の空間がクライアント12において表示される
のである。このファイル管理の空間は、所定のスクリプ
トデータを、スクリプト解析部18が解析することによ
り表示が行われる。この所定のスクリプトデータは、3
次元操作が可能なフォーマットに則った形式で、ファイ
ルサーバ10の中のスクリプト作成部26において生成
されるのである。
【0034】クライアント12においてはUI表示部1
4がファイルの管理空間を3次元表示しており、利用者
は縦、横、といった要素に加え更に奥行きに対する操作
も可能となる。具体的な操作については後に詳述する。
本実施の形態における電子ファイリングシステムにおい
ては、ファイル検索操作の結果が3次元空間上にファイ
ルが配置されている様子で示されている。3次元空間に
存在する各ノードに対するアクションを設定することに
より、例えばこのノードを文書(ファイル)に割り当て
た場合には、この3次元空間に選択した文書(ファイ
ル)に対する取り出し閲覧を行うなどの種々の操作が可
能となる。
【0035】本実施の形態に係る電子ファイリングシス
テムのファイル表示の動作を具体的に説明する。
【0036】図2には、ファイル名などに基づくファイ
ル検索のユーザインタフェース(UI)であるファイル
検索画面の例が示されている。
【0037】図2に示されている例においては、ファイ
ル管理テーブルの「ファイル名」、「作成者名」「作成
日」を検索項目とした検索が可能である。検索条件の指
定方法はメニュー50により「=」「≧」「≦」「>」
「<」「≠」を選択することが可能である。また、テキ
ストフィールド52には検索する文字列を入力する。さ
らに、検索条件が文字列を対象とする場合(ファイル名
や作成者である場合に)は、「=」と「≠」のみがメニ
ュー選択できるように設定されている。
【0038】テキストフィールド52に何も入力しない
場合には、その要素は検索の条件としては用いない。ま
た、各要素はすべてAND条件によって結合されて検索
が行われる。
【0039】なお、図2に示されている画面の例におい
ては検索開始ボタン54と、リセットボタン56とが示
されている。検索開始ボタン54は、テキストフィール
ド52に入力したデータに基づき検索を開始するための
ボタンであり、リセットボタン56はテキストフィール
ド52に入力した内容をクリアするためのボタンであ
る。
【0040】本実施の形態において特徴的なことは、図
2の検索画面において表示パラメータの指定が利用者に
とって可能なことである。この表示パラメータは、図2
に示されているようにX、Y、Z方向のそれぞれについ
て指定することが可能である。このように、本実施の形
態における3個の表示パラメータは表示画面における座
標軸を表す。例えば、図2に示された例においてはX軸
として「アクセス頻度」が選ばれており、Y軸として
「アクセス日時」が選択されている。またZ軸として
「作成日時」が選ばれている。それぞれの座標軸の指定
はメニュー58から所望の項目を利用者が選択すること
により行う。利用者がメニュー58の下向きの矢印のマ
ークをマウスなどによりクリックすると、選択可能なパ
ラメータのリスト表示が行われ、利用者はそのリスト表
示から所望のパラメータを座標軸として選択するのであ
る。このようなパラメータの指定をメニューにより行う
技術については従来よく知られている技術である。この
メニュー58から選択可能な項目は予め電子ファイリン
グシステムにおいて用意されているものである。
【0041】図2に示されているようなファイル検索画
面の指定によりファイル検索を行った結果の画面の例が
図3に示されている。図2のファイル検索画面において
指定されたファイル検索条件や表示パラメータは、パラ
メータ送信部16からファイルサーバ10のパラメータ
受信部20に送信される。送信されてきたデータの中の
ファイル検索命令が操作命令解析部22において解析さ
れ、文書データベース操作部24が文書データベース3
0を検索するのである。そこで、この検索操作の結果が
スクリプト作成部26において3D表示のためのスクリ
プトに変換されるのである。このスクリプトのデータは
スクリプトのデータはスクリプト送信部28からクライ
アント12のスクリプト解析部18に送信され、その内
容が解析されてUI表示部14において表示が行われ
る。このようにして、ファイル検索の結果を3D表示し
た結果の例が図3に示されている。図3に示されている
表示の例は、図2において指定した表示パラメータに従
って、X軸はファイルの「アクセス頻度」を表す座標軸
であり、Y軸(縦方向)はファイルの「アクセス日時」
を表す座標軸である。また、Z方向(奥行き方向)はフ
ァイルの「作成日時」を表す座標軸である。
【0042】このように、奥行き方向(Z軸)のパラメ
ータとして「作成日時」を設定することにより、より新
しく作成されたファイルが前面に大きく強調されて表示
される。図3に示されているように、ファイル検索の結
果のファイルは本実施の形態における電子ファイリング
システムにおいてはアイコンの形で示される。そして、
そのファイルのZ軸の差表値の大きさに比例(叉は反比
例)した大きさでアイコンを表示している。従って、よ
り前面にあるファイル(手前にあるファイル)を表すア
イコンが大きく表示され、奥側(作成日時の古いファイ
ル)のファイルほどこのアイコンの大きさが小さく表示
されるのである。
【0043】このように本実施の形態に係る電子ファイ
リングシステムにおいては単に3次元表示のための言語
を用いて3次元空間を2次元平面に投影し、各ファイル
を表すアイコンを配置しただけはなく、各ファイルの3
次元位置に応じて、視点から遠い位置にあるファイルの
アイコンほど小さく表示したのである。このように、3
次元位置に応じてアイコンの大きさを変化させたため、
利用者にとってよりリアルな表示が可能となる。
【0044】図3に示されている表示結果においては、
横軸(X軸)に「アクセス頻度」を取り、縦軸(Y軸)
に「アクセス日時」を指定することにより、アクセス頻
度が高くかつより最近にアクセスされたファイルは相対
的に左下方向の領域に固まって表示される。利用者は、
図3に示されているような仮想的な3次元空間の中を自
由に動き、即ち視点を変えることによって同じパラメー
タ(アクセス日時、作成日時、アクセス頻度)を利用し
た検索結果の表示においてもより違った見方をすること
が可能となる。
【0045】例えば、図3に示されているように、本実
施の形態においては検索結果の表示画面中に奥行き操作
ボタン60と上下左右操作ボタン62とが備えられてい
る。奥行き操作ボタン60を操作することにより、Z軸
方向で視点の位置を変更することが可能である。この奥
行き操作ボタン60は、上向き矢印ボタン60aと下向
き矢印ボタン60bとから構成されており、上向き矢印
ボタン60aをクリックなどすることにより、利用者の
視点を古いファイルに向かって移すことができる。即
ち、3次元空間を見る視点の位置をZ軸方向で古い日時
の方向に移動させることができるのである。逆に、下向
き矢印ボタン60bをクリックなどすればZ軸方向で視
点をより若い方向に移動させることが可能である。
【0046】更に、上下左右操作ボタン62を操作する
ことによって、利用者の視点をX軸、Y軸方向で変更す
ることが可能である。この上下左右操作ボタン62は、
上矢印ボタン62aと、右矢印ボタン62cと、下矢印
ボタン62bと、左矢印ボタン62dとからなるボタン
である。例えば、右矢印ボタン62cをクリックなどす
ることにより、アクセス頻度の低いファイルに向かって
視点を移動させることが可能である。また、上矢印ボタ
ン62aをクリックなどすることにより、アクセス日時
の古いファイルに向かって視点を移動させることが可能
である。
【0047】これらの奥行き操作ボタン60や上下左右
操作ボタン62の操作の内容が、パラメータ送信部16
からファイルサーバ10のパラメータ受信部20に対し
て視点のパラメータとして送信が行われる。パラメータ
受信部20は受信した(視点の)パラメータ、即ち3D
表示を行う場合の視点の座標位置をスクリプト作成部2
6に供給する。スクリプト作成部26は、送信されてき
た視点の座標位置に基づき3次元表示を行うスクリプト
を作成する。この作成したスクリプトがスクリプト送信
部28を介してクライアント12に対し送信されること
により、利用者は視点の異なる3D表示を得ることが可
能である。
【0048】次に、ファイルサーバ10における処理の
流れをフローチャートに基づいて説明する。
【0049】図4には、ファイルサーバ10における処
理の流れを表すフローチャートが示されている。
【0050】まず、ステップS4−1において、クライ
アント12から送信されてきたパラメータの受信が行わ
れる。この受信は、上記図1において説明したようにパ
ラメータ受信部20において行われる。
【0051】ステップS4−2においては、上記ステッ
プS4−1で受信したパラメータの解析が行われる。こ
のパラメータの解析は、上述したように操作命令解析部
22において行われる。
【0052】ステップS4−3においては、解析したパ
ラメータに基づき、検索条件式を文書データベース30
に対して発行する。そして、それぞれの文書に対する3
次元表示を行うためそれぞれの文書の属性値の獲得が行
われる。この検索条件式の発行や属性値の獲得は、いず
れも文書データベース操作部24において行われる。ス
テップS4−4においては検索条件によってふるいにか
けられた文書(検索の条件に合致する文書)のそれぞれ
の属性値を参照し、表示空間中のどの位置に表示される
か、その表示位置を計算する。この計算は、上述したス
クリプト作成部26において行われる。
【0053】ステップS4−5においては、この計算結
果に基づき、クライアント12との間で予め定められて
いる3次元表示/操作のためのスクリプトを作成する。
例えば、このスクリプトはVRMLなどを利用して記述
することが好適である。このスクリプトの作成も上述し
たスクリプト作成部26において行われる。
【0054】ステップS4−6においては、スクリプト
送信部28が、スクリプト作成部26において作成され
たスクリプトをクライアント12へ送信する。クライア
ント12においては送信されてきたVRMLなどの3次
元表示可能なスクリプトの解析を行って、利用者に対し
ファイル検索の結果などをいわゆる3次元表示すること
ができるのである。
【0055】
【発明の効果】第1の本発明によれば、ファイルの属性
を3次元座標の各座標に割り当て、2次元スクリーン上
にこの3次元座標を投影することにより、2次元スクリ
ーン上で3次元表示を行うファイル表示装置が提供され
る。従って、ファイルの作成日やアクセス頻度など複数
のパラメータを用いて立体的にファイル検索の結果など
を表示することができ、ファイルの属性を把握し易いフ
ァイル表示が可能となる。
【0056】第2の本発明によれば、ファイルの作成日
や、ファイルの作成者などを座標軸を表す分類パラメー
タとしているため、作成者別にファイルの表示位置を変
えたり、プロジェクト毎にファイルの表示位置を変える
ことが可能なファイル表示装置が得られる。
【0057】第3の本発明によれば、ファイルを表示す
る際に、ファイルのアイコンが表示されるため、ファイ
ルの位置をより把握しやすいファイル表示装置が得られ
る。第4に本発明によれば、奥の方に表示されているフ
ァイルはそのアイコンを小さく表示したため、より立体
感のある表示を行うことが可能となる。
【0058】第5の本発明によれば、奥行き方向として
ファイルの作成日や作成時刻を定義したため、より古い
作成日のファイルはアイコンを小さく表示し、より新し
いファイルほど大きなアイコンで示されるため、利用さ
れる可能性の高いファイルを大きく示すことが可能とな
る。
【0059】第6の本発明によれば、3次元座標を2次
元座標に変換する場合の視点の位置が変更されるため、
同じファイルの検索の結果に対しても、見る視点を変え
ることによりより見易いファイル表示が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施の形態に係る電子ファイ
リングシステムの機能を表す機能ブロック図である。
【図2】 ファイルの検索条件を入力する検索画面の様
子を表す説明図である。
【図3】 ファイル検索の結果を表示した例を表す説明
図である。
【図4】 ファイルサーバの動作を表すフローチャート
である。
【符号の説明】
10 ファイルサーバ、12 クライアント、14 U
I表示部、16 パラメータ送信部、18 スクリプト
解析部、20 パラメータ受信部、22 操作命令解析
部、24 文書データベース操作部、26 スクリプト
作成部、28スクリプト送信部、30 文書データベー
ス、50,58 メニュー、52 テキストフィール
ド、54 検索開始ボタン、56 リセットボタン、6
0 奥行き操作ボタン、60a 上向き矢印ボタン、6
0b 下向き矢印ボタン、62上下左右操作ボタン、6
2a 上矢印ボタン、62b 下矢印ボタン、62c右
矢印ボタン、62d 左矢印ボタン。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファイルを2次元スクリーン上に表示する
    ファイル表示装置において、 表示の対象であるファイルの属性を複数種類選択し、選
    択した属性を分類パラメータとして出力する分類パラメ
    ータ決定手段と、 表示対象である各ファイルの属性から、前記分類パラメ
    ータに該当する属性を取り出し、この属性の値の組を3
    次元座標と定義し、この定義した3次元座標を前記2次
    元スクリーン上の2次元座標に変換する表示位置計算手
    段と、 前記表示位置計算手段が求めた2次元座標位置に前記各
    ファイルを表示する表示手段と、 を含むことを特徴とするファイル表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のファイル表示装置におい
    て、 前記分類パラメータ決定手段は、ファイルの作成日、フ
    ァイルの作成者、又は、ファイルの内容が属するプロジ
    ェクト、の何れか一つの属性を分類パラメータとして出
    力することを特徴とするファイル表示装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のファイル表示装置におい
    て、 前記表示手段は、前記2次元座標位置に前記各ファイル
    のアイコンを表示することを特徴とするファイル表示装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1又は3記載のファイル表示装置に
    おいて、 前記表示手段は、前記2次元座標位置に前記各ファイル
    を表示する際に、そのファイルの時間に関する属性の値
    に基づき、その値の大きさに略比例した大きさでファイ
    ルの表示を行うことを特徴とするファイル表示装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載のファイル表示装置におい
    て、 前記時間に関する属性は、前記ファイルの作成日又は作
    成時刻、若しくは、前記ファイルの内容を実行する日又
    は時刻を含む属性であることを特徴とするファイル表示
    装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載のファイル表示装置におい
    て、 前記表示位置計算手段は、 所定の3次元位置を視点として3次元座標を2次元座標
    に変換する投影変換手段と、 前記投影変換手段における前記視点の座標を変更する視
    点位置変更手段と、 を含むことを特徴とするファイル表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008112262A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Sony Computer Entertainment Inc 無線id管理装置および無線idナビゲーション方法
JP4917667B1 (ja) * 2010-12-07 2012-04-18 株式会社ピーエスシー クライアント制御方法及びクライアント制御システム

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