JPH10198361A - 電子楽器及び記憶媒体 - Google Patents

電子楽器及び記憶媒体

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JPH10198361A
JPH10198361A JP9013269A JP1326997A JPH10198361A JP H10198361 A JPH10198361 A JP H10198361A JP 9013269 A JP9013269 A JP 9013269A JP 1326997 A JP1326997 A JP 1326997A JP H10198361 A JPH10198361 A JP H10198361A
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JP9013269A
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Akira Totsuka
昭 戸塚
Yasuhiko Asahi
保彦 旭
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小さな表示装置に、自動演奏する曲に関する
多数の情報を表示することができる電子楽器及びそのプ
ログラムを記憶する記憶媒体を提供する。 【解決手段】自動演奏開始前の状態にあるとき、すなわ
ち、パネルスイッチ2の再生ストップスイッチ2bが押
下されている場合又は自動演奏が終了した場合等の停止
時は、表示装置9には曲名(図3(a))、作曲者名
(図3(b))、テンポ(図3(c))、歌い出し歌詞
(図3(d))が所定のタイミングで切り替え表示され
る。自動演奏が開始された状態、すなわち、パネルスイ
ッチ2の再生スタートスイッチ2aが押下されている場
合(再生時)は、自動演奏されている部分に対応する曲
中の歌詞が表示される(図3(e))。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動演奏機能、及
び自動演奏曲に関する情報を表示する表示機能を有する
電子楽器及びそのプログラムを記憶する記憶媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の電子楽器として、例えば自動演奏
する曲の曲名を停止時及び演奏時に表示する表示装置が
設けられているものがすでに知られている。このような
表示装置は、楽器の構成上あまり大きなものは採用でき
ず、一般に小さな表示装置が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電子楽器は、自動演奏する曲に関する情報として小
数の情報、例えば曲名しか表示しておらず、この表示は
停止時及び自動演奏時ともに変化しない。また、電子楽
器の構成上比較的小さい画面を有する表示装置を採用す
ることしかできないので、一画面に多くの情報を表示す
ることはできない。そのため、演奏者は、その表示装置
上の表示から曲名以外の、例えば作曲者名、拍子等の複
数の情報を認識することができなかった。特に、自動演
奏している曲が歌曲の場合、演奏者は、自動演奏してい
る部分の歌詞を認識することができなかった。
【0004】本発明は、上記点に着目してなされたもの
であり、小さな表示装置に、自動演奏する曲に関する多
数の情報を表示することができる電子楽器及び記憶媒体
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、自動演奏データに従って曲
を再生する曲再生手段と、前記曲再生手段により再生さ
れる曲に関する複数の情報を記憶する記憶手段と、前記
曲再生手段の再生状況を判別する判別手段と、前記判別
手段により判別された再生状況に応じて、前記記憶手段
に記憶された複数の情報の中から表示すべき情報を選択
する選択手段と、前記選択手段により選択された情報を
表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、前記選択手段は、
前記判別手段により前記曲再生手段による再生中ではな
いと判別された場合に、前記記憶手段に記憶された前記
複数の情報の全部又は一部を順次選択することを特徴と
する。
【0007】請求項3記載の発明は、前記選択手段は、
前記判別手段により前記曲再生手段による再生中である
と判別された場合に、前記記憶手段に記憶された前記複
数の情報の中から前記曲再生手段により再生されている
部分の歌詞情報を選択することを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、前記曲に関する情
報は、前記曲再生手段により再生される曲の曲名、作曲
者名、拍子及び歌い出し歌詞の少なくとも一つを含むこ
とを特徴とする。
【0009】請求項5記載の発明は、自動演奏データに
従って曲を再生するステップと、前記曲再生ステップに
おいて再生される曲に関する複数の情報を記憶するステ
ップと、前記曲再生の再生状況を判別するステップと、
前記判別された再生状況に応じて、前記記憶された複数
の情報の中から表示すべき情報を選択するステップと、
前記選択された情報を表示するステップとからなるプロ
グラムを記憶することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0011】図1は、本発明の実施の一形態に係る電子
楽器としての電子鍵盤楽器の概略構成を示すブロック図
である。
【0012】同図に示すように、本実施の形態の電子鍵
盤楽器は、音高情報を入力するための鍵盤1と、各種情
報を入力するための複数のスイッチを備えたパネルスイ
ッチ2と、鍵盤1の各鍵の押鍵状態を検出する押鍵検出
回路3と、パネルスイッチ2の各スイッチの押下状態を
検出するスイッチ検出回路4と、装置全体の制御を司る
CPU5と、該CPU5が実行する制御プログラムやテ
ーブルデータ等を記憶するROM6と、自動演奏デー
タ、各種入力情報および演算結果等を一時的に記憶する
RAM7と、タイマ割り込み処理における割り込み時間
や各種時間を計時するタイマ8と、各種情報等を表示す
る、例えばLCD若しくはCRT及びLED等を備えた
表示装置9と、記憶媒体であるフロッピディスク(F
D)をドライブするフロッピディスクドライブ(FD
D)10と、上記制御プログラムを含む各種アプリケー
ションプログラムや各種データ等を記憶する外部記憶装
置であるハードディスク(HD)をドライブするハード
ディスクドライブ(HDD)11と、上記制御プログラ
ムを含む各種アプリケーションプログラムや各種データ
等を記憶するコンパクトディスク−リード・オンリ・メ
モリ(CD−ROM)をドライブするCD−ROMドラ
イブ12と、外部からのMIDI(Musical Instrument
Digital Interface)信号を入力したり、MIDI信号
を外部に出力したりするMIDIインターフェース(I
/F)13と、通信ネットワーク101を介して例えば
サーバコンピュータ102とデータの送受信を行う通信
インターフェース(I/F)14と、鍵盤1から入力さ
れた演奏データや自動演奏データ等を楽音信号に変換す
る音源回路15と、該音源回路15からの楽音信号に各
種効果を付与するための効果回路16と、該効果回路1
6からの楽音信号を音響に変換する、例えばスピーカ等
のサウンドシステム17とにより構成されている。
【0013】上記構成要素3〜16は、バス18を介し
て相互に接続され、CPU5にはタイマ8が接続され、
MIDII/F13には他のMIDI機器100が接続
され、通信I/F14には通信ネットワーク101が接
続され、効果回路16にはサウンドシステム17が接続
されている。
【0014】HDD11内のハードディスクは、上述し
たように、CPU5により実行される制御プログラムを
記憶している。ROM6に制御プログラムが記憶されて
いない場合は、このHDD11内のハードディスクに制
御プログラムを記憶させておき、それをRAM7に読み
込むことにより、ROM6に制御プログラムを記憶して
いる場合と同様の動作をCPU5に行わせることができ
る。このように構成すると、制御プログラムの追加やバ
ージョンアップ等が容易に行える。
【0015】CD−ROMドライブ12のCD−ROM
から読み出された制御プログラムや各種データは、HD
D11内のハードディスクにストアされる。これによ
り、制御プログラムの新規インストールやバージョンア
ップ等を容易に行うことができる。なお、このCD−R
OMドライブ12以外にも、外部記憶装置として、光磁
気ディスク(MO)装置等の様々な形態のメディアを利
用するための装置を設けるようにしてもよい。
【0016】通信I/F14は、上述したように、LA
N(ローカルエリアネットワーク)、インターネット、
電話回線等の通信ネットワーク101に接続されてお
り、該通信ネットワーク101を介してサーバコンピュ
ータ102と接続される。通信I/F14は、HDD1
1内のハードディスクに上記各プログラムや各種パラメ
ータが記憶されていない場合にサーバコンピュータ10
2からプログラムやパラメータをダウンロードするため
に用いられる。すなわち、クライアントとなるコンピュ
ータ(本実施の形態に係る電子楽器)は、通信I/F1
4及び通信ネットワーク101を介してサーバコンピュ
ータ102へプログラムやパラメータのダウンロードを
要求するコマンドを送信し、サーバコンピュータ102
は、このコマンドを受け、要求されたプログラムやパラ
メータを、通信ネットワーク101を介してコンピュー
タへ配信する。コンピュータが通信I/F14を介して
これらプログラムやパラメータを受信してハードディス
クに蓄積することにより、ダウンロードが完了する。
【0017】この他、外部コンピュータ等との間で直接
データのやり取りを行うためのインターフェースを備え
てもよい。
【0018】図2は、上記構成からなる電子鍵盤楽器に
おいて、自動演奏の際に用いられる自動演奏データのデ
ータフォーマットの一例を示す図である。
【0019】この自動演奏データは、FDD10内のフ
ロッピディスクの所定領域に、例えばSMF(Standard
MIDI File)形式で記憶されている演奏情報(自動演奏
曲データ)を検索して読み出すことにより得られる所定
コードを、RAM7内の所定領域で展開することにより
得られるシーケンス制御用データである。なお、展開さ
れた自動演奏データは、RAM7内の所定位置に確保さ
れる自動演奏データ格納領域に記憶される。
【0020】図2において、自動演奏データは、ヘッダ
データ21と、デルタタイムデータ22と、ノードイベ
ントデータ23と、歌詞データ24と、テンポデータ2
5と、エンドデータ26とから主に構成されている。
【0021】ヘッダデータ21は、自動演奏データ格納
領域の先頭に記憶されるデータであり、本実施の形態で
は曲名データ、作曲者名データ、初期テンポデータ、歌
い出し歌詞データ等、自動演奏される曲に関する情報を
含んでいる。
【0022】デルタタイムデータ22は、イベントデー
タ(ノートイベントデータ23、歌詞データ24及びテ
ンポデータ25)間の間隔を示す時間データである。
【0023】ノートイベントデータ23とは、ノートオ
ンイベントデータ及びノートオフイベントデータの2種
類のデータをいう。ノートオンイベントデータは、ノー
トオン、MIDIチャンネル、ノートナンバ及びベロシ
ティの各データにより構成されており、ノートオフイベ
ントデータは、ノートオフ、MIDIチャンネル及びノ
ートナンバの各データにより構成されている。各ノート
イベント毎にMIDIチャンネルを記憶するのは、本実
施の形態では、ノートイベントデータ23を各イベント
の種類に拘わらず出力順に一列に並べて記憶し実際に読
み出して処理する段階で、当該MIDIチャンネルに基
づいてイベントの種類を判別し、その判別結果に応じて
当該ノートイベントの処理を行うためである。
【0024】なお、上記ノートオフイベントデータはベ
ロシティを含まない構成にしているが、ベロシティを含
む構成にしてもよいことはいうまでもない。
【0025】歌詞データ24は、ノートイベントデータ
23により自動演奏される部分の歌詞を示すデータであ
る。テンポデータ25は、テンポを変更するためのデー
タであり、エンドデータ26は自動演奏データの終わり
を示すデータである。
【0026】なお、自動演奏データには、上述したデー
タ以外のデータも含まれているが、本発明を説明するう
えで必須のものではないため、その説明を省略する。
【0027】また、本実施の形態では、自動演奏フォー
マットを上述したように「イベントデータ+デルタタイ
ムデータ(相対時間データ)」という構成にしている
が、これに限られるものではなく、例えば「イベントデ
ータ+絶対時間データ」等、どのようなフォーマットで
もよい。
【0028】更に、本実施の形態では、自動演奏曲デー
タはSMF形式で記憶されたものを使用しているが、こ
れに限る必要はないことはいうまでもない。これは、ど
のような形式の自動演奏曲データであっても、本実施の
形態の電子楽器が認識できるシーケンス制御用データに
変換可能であればよいからである。
【0029】図3は、表示装置9の表示の一例を示す図
であり、パネルスイッチ2の一部も図示している。
【0030】同図に示すように、本実施の形態では、自
動演奏開始前の状態にあるとき、すなわち、パネルスイ
ッチ2の再生ストップスイッチ2bがオンされている場
合又は自動演奏が終了した場合等の停止時は、表示装置
9には曲名(図3(a))、作曲者名(図3(b))、
テンポ(図3(c))、歌い出し歌詞(図3(d))が
所定のタイミングで切り替え表示される。また、自動演
奏が開始された状態、すなわち、パネルスイッチ2の再
生スタートスイッチ2aがオンされている場合(再生
時)は、自動演奏されている部分に対応する曲中の歌詞
が表示される(図3(e))。
【0031】以上のように構成された電子鍵盤楽器が実
行する処理を、以下、図4〜図8を参照して説明する。
【0032】図4は、CPU5により実行されるメイン
ルーチンの手順を示すフローチャートである。
【0033】同図において、まず、表示装置9の表示制
御のために使用するRAM7、MIDII/F13、通
信I/F14、タイマ8等のクリアや、自動演奏曲のデ
ータファイルのオープン等の初期設定を行う(ステップ
S1)。次いで、演奏者の指示に応じて、SMF形式で
FDD10内のフロッピディスク等に記憶されている1
つ又は複数の自動演奏曲データファイルを読み出し、R
AM7上で図2に示したシーケンス制御用データに変換
し、上述した自動演奏データ格納領域に記憶する(ステ
ップS2)。
【0034】なお、自動演奏曲データを予めROM6に
複数個格納しておき、その中から選択するように構成し
てもよく、また、CD−ROMドライブ12から、或い
はMIDII/F13や通信I/F14を介して外部か
ら自動演奏曲データを供給するように構成してもよい。
【0035】次に、パネルスイッチ2のスイッチイベン
トがあるか否かを判別する(ステップS3)。ここで、
スイッチイベントがあると判別したときは、当該スイッ
チイベントに応じた処理を行うパネルスイッチイベント
処理サブルーチンを実行し(ステップS4)、ステップ
S5に進む。パネルスイッチイベント処理サブルーチン
については、図5を用いて後述する。一方、ステップS
3で、スイッチイベントがないと判別したときは、ステ
ップS4をスキップしてステップS5に進む。
【0036】ステップS5では、自動演奏データを再生
するために、RAM7の所定位置に確保されたソフトタ
イマである再生処理タイマの値が「0」以下であるか否
かを判別し、再生処理タイマの値が「0」以下のとき
は、図6を用いて後述する再生処理サブルーチンを実行
し(ステップS6)、ステップS7に進む。一方、ステ
ップS5で、再生処理タイマの値が「0」より大きいと
判別したときは、ステップS6をスキップしてステップ
S7に進む。
【0037】ステップS7では、図7を用いて後述する
表示処理サブルーチンを実行する。表示処理サブルーチ
ン終了後、ステップS8においてその他の処理を実行
し、上述したステップS3の手順に戻る。
【0038】図5は、上述したステップS4においてC
PU5により実行されるパネルスイッチイベント処理サ
ブルーチンを示すフローチャートである。
【0039】同図において、まず、演奏者により再生ス
タートスイッチ2aが押下されたか否かを判別し(ステ
ップS11)、再生スタートスイッチ2aが押下された
ときは、自動演奏データの先頭をシークし、その位置に
読み出しポインタを合わせるシーク処理を行う(ステッ
プS12)。本実施の形態では、自動演奏データはRA
M7内の自動演奏データ格納領域に記憶されており、読
み出しポインタは、当該自動演奏データの演奏開始位
置、すなわちヘッダデータ21の直後のデータ(本実施
の形態ではデルタタイムデータ22)のアドレス位置を
示すことになる。そして、自動演奏中(再生中)である
ことを「1」で示すフラグFPLAYをセット
(「1」)し(ステップS13)、その後本サブルーチ
ンを終了する。
【0040】一方、ステップS11の判別で、再生スタ
ートスイッチ2aが押下されていないときは、再生スト
ップスイッチ2bが押下されたか否かを判別し(ステッ
プS14)、再生ストップスイッチ2bが押下されたと
きは、再生終了処理を実行する(ステップS15)。そ
して、フラグFPLAYをリセット(「0」)し(ステ
ップS16)、その後本サブルーチンを終了する。
【0041】また、ステップS14で、再生ストップス
イッチ2bが押下されていないと判別したときは、演奏
者により押下された他のパネルスイッチに応じたイベン
ト処理を実行し(ステップS17)、その後本サブルー
チンを終了する。
【0042】図6は、上述したステップS6において実
行される再生処理サブルーチンを示すフローチャートで
ある。
【0043】同図において、まず、自動演奏データを再
生するために、上述した読み出しポインタが示す領域に
格納されているデータを一つ読み出し(ステップS2
1)、読み出しポインタを「1」だけ進める(ステップ
S22)。そして、そのデータがデルタタイムデータで
あるか否かを判別する(ステップS23)。
【0044】ステップS23において、読み出されたデ
ータがデルタタイムデータであると判別した場合は、次
式により再生処理タイマの値をセットし(ステップS2
4)、その後本再生処理サブルーチンを終了する。
【0045】再生処理タイマ=デルタタイム値×テンポ
係数値 ここで、テンポ係数値は、RAM7の所定位置に確保さ
れたテンポ係数値格納領域に記憶された値である。この
テンポ係数値格納領域には、初期値として前記ヘッダデ
ータ21の初期テンポが書き込まれており、曲の再生中
にテンポが変更されるときには、この値が書き換えられ
る(後述するステップS30参照)。
【0046】一方、ステップS23で、読み出されたデ
ータがデルタタイムデータでないと判別したときは、そ
のデータがノートイベントデータであるか否かを判別す
る(ステップS25)。
【0047】ステップS25において、読み出されたデ
ータがノートイベントデータであると判別したときは、
当該ノートイベントデータに応じた処理を実行し(ステ
ップS26)、その後本再生処理サブルーチンを終了す
る。一方、ステップS25において読み出されたデータ
がノートイベントデータではないと判別したときは、そ
の読み出されたデータが歌詞データであるか否かを判別
し(ステップS27)、読み出されたデータが歌詞デー
タであるときは、その歌詞データをRAM7内に設けら
れている表示処理用のメモリ領域に記憶し(ステップS
28)、その後本再生処理サブルーチンを終了する。
【0048】一方、ステップS27で、読み出されたデ
ータが歌詞データではないと判別したときは、その読み
出されたデータがテンポデータであるか否かを判別する
(ステップS29)。ここで、読み出されたデータがテ
ンポデータであると判別したときは、当該テンポデータ
に応じて上述したテンポデータ格納領域のテンポ係数値
を変更し(ステップS30)、その後本再生処理サブル
ーチンを終了する。
【0049】ステップS29において、読み出されたデ
ータがテンポデータではないと判別したときは、そのデ
ータがエンドデータであるか否かを判別し(ステップS
31)、読み出されたデータがエンドデータではないと
きは直ちに本再生処理サブルーチンを終了する。また、
ステップS31において、読み出されたデータがエンド
データであると判別したときは、フラグFPLAYをリ
セットし(ステップS32)、その後本再生処理サブル
ーチンを終了する。
【0050】図7は、上述したステップS7において実
行される表示処理サブルーチンを示すフローチャートで
ある。
【0051】同図において、まず、フラグFPLAYが
「0」であるか否かを判別し(ステップS41)、フラ
グFPLAYが「0」であるときは、表示タイマの値が
「0」以下であるか否かを判別する(ステップS4
2)。ここで、表示タイマの値が「0」より大きいとき
は直ちに本処理手順を終了し、表示タイマの値が「0」
以下であるときは、RAM7上の所定位置に設けられて
いる、表示装置9に表示すべき内容を示すカウンタCD
ISPの値を取り出す(ステップS43)。
【0052】カウンタCDISPは「0」〜「3」の数
値をとるカウンタであり、CDISP値が「0」である
ときは表示装置9に曲名を表示するタイミングであるこ
とを示し、CDISP値が「1」であるときは表示装置
9に作曲者名を表示するタイミングであることを示し、
CDISP値が「2」であるときは表示装置9にテンポ
を表示するタイミングであることを示し、CDISP値
が「3」であるときは歌い出し歌詞を表示するタイミン
グであることを示す。
【0053】ここで、カウンタCDISPの値が「0」
〜「3」のいずれであるかを判別し(ステップS4
4)、カウンタCDISPの値が「0」であるときは、
図2に示したヘッダ21内の曲名データを取り出し、そ
の曲名を表示装置9に表示する処理を実行する(ステッ
プS45)。また、カウンタCDISPの値が「1」で
あると判別したときは、ヘッダ21内の作曲者名データ
を取り出し、その作曲者名を表示装置9に表示する処理
を実行する(ステップS46)。また、カウンタCDI
SPの値が2であると判別したときは、ヘッダ21内の
初期テンポデータを取り出し、その初期テンポを表示装
置9に表示する処理を実行する(ステップS47)。ま
た、カウンタCDISPの値が3であると判別したとき
は、ヘッダ21内の歌い出し歌詞データを取り出し、そ
の歌い出し歌詞を表示装置9に表示する処理を実行する
(ステップS48)。
【0054】ステップS45〜S48のいずれかの処理
が終了すると、カウンタCDISPを「1」だけインク
リメントし(ステップS49)、カウンタCDISPの
値が3より大きいか否かを判別する(ステップS5
0)。ステップS50において、カウンタCDISPの
値が「3」より大きいと判別したときは、カウンタCD
ISPの値を「0」にし(ステップS51)、表示タイ
マに所定の表示時間をセットして(ステップS52)、
本表示処理サブルーチンを終了する。
【0055】一方、ステップS41において、フラグF
PLAYが「1」であると判別したときは、自動演奏中
であるので、図6に示した再生処理サブルーチンのステ
ップS28でRAM7の所定位置に記憶された歌詞デー
タを表示装置9に転送し、再生箇所の歌詞を表示装置9
に表示させる処理を実行し(ステップS53)、その後
本表示処理サブルーチンを終了する。
【0056】図8は、タイマ割り込み処理手順を示すフ
ローチャートである。本タイマ割り込み処理は、上述し
たタイマ8が10msec毎にCPU5に対して発生す
る割り込み信号に応じて、CPU5により実行される。
【0057】同図において、まず、図4に示したメイン
のルーチンにおいて用いられる再生処理タイマを「1」
だけデクリメントする(ステップS61)。そして、図
7に示した表示処理サブルーチンにおいて用いられる表
示タイマをデクリメントし(ステップS62)、その
後、本タイマ割り込み処理手順を終了する。
【0058】なお、タイマ割り込み処理は、実際にはこ
の他にも各種処理を行っているが、それらの処理は本発
明を説明する上で必須の処理ではないため、その説明は
省略する。
【0059】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、自動演奏の再生状況を判別し、停止中は曲名、作曲
者名、テンポ及び歌い出し歌詞等の再生される曲に関す
る情報を順次交互に表示し、再生中は再生箇所の歌詞を
表示するようにしたので、電子楽器に小さな表示装置し
か設けることができない場合であっても、再生される曲
に関する多数の情報を表示することができる。
【0060】なお、順次交互に表示される情報は、上述
の情報に限る必要はなく、例えば、拍子等自動演奏曲に
関する情報であればどのような情報であってもよい。
【0061】また、本実施の形態では、交互表示する情
報はヘッダ21から直接読み出して表示するようにした
が、これに限らず、ヘッダ21の情報を読み出してRA
M7の所定領域に記憶しておき、この記憶した内容を参
照して表示するように構成してもよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、選択手段により、判別手段により判別され
た再生状況に応じて、前記記憶された複数の情報の中か
ら表示すべき情報が選択され、選択された情報が表示手
段により表示されるので、電子楽器に小さな表示装置し
か設けることができない場合であっても、再生される曲
に関する多数の情報を表示することができる。
【0063】請求項2記載の発明又は請求項4記載の発
明によれば、判別手段により前記曲再生手段による再生
中ではないと判別された場合、選択手段により、記憶手
段に記憶された複数の情報の全部又は一部が順次選択さ
れるので、電子楽器に小さな表示装置しか設けることが
できない場合であっても、停止中は再生される曲に関す
る複数の情報を順次交互に表示することができる。
【0064】請求項3記載の発明によれば、判別手段に
より曲再生手段による再生中であると判別された場合、
選択手段により、記憶手段に記憶された複数の情報の中
から曲再生手段により再生されている部分の歌詞情報が
選択されるので、電子楽器に小さな表示装置しか設ける
ことができない場合であっても、再生中は再生されてい
る部分の歌詞情報を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る電子楽器としての
電子鍵盤楽器の概略構成を示すブロック図である。
【図2】自動演奏データのデータフォーマットの一例を
示す図である。
【図3】表示装置の表示の一例を示す図である。
【図4】CPUにより実行されるメインルーチンの手順
を示すフローチャートである。
【図5】図4のステップS4において実行されるパネル
スイッチイベント処理サブルーチンを示すフローチャー
トである。
【図6】図4のステップS6において実行される再生処
理サブルーチンを示すフローチャートである。
【図7】図4のステップS7において実行される表示処
理サブルーチンを示すフローチャートである。
【図8】タイマ割り込み処理手順を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
5 CPU 9 表示装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動演奏データに従って曲を再生する曲
    再生手段と、 前記曲再生手段により再生される曲に関する複数の情報
    を記憶する記憶手段と、 前記曲再生手段の再生状況を判別する判別手段と、 前記判別手段により判別された再生状況に応じて、前記
    記憶手段に記憶された複数の情報の中から表示すべき情
    報を選択する選択手段と、 前記選択手段により選択された情報を表示する表示手段
    と、 を備えることを特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】 前記選択手段は、前記判別手段により前
    記曲再生手段による再生中ではないと判別された場合
    に、前記記憶手段に記憶された前記複数の情報の全部又
    は一部を順次選択することを特徴とする請求項1に記載
    の電子楽器。
  3. 【請求項3】 前記選択手段は、前記判別手段により前
    記曲再生手段による再生中であると判別された場合に、
    前記記憶手段に記憶された前記複数の情報の中から前記
    曲再生手段により再生されている部分の歌詞情報を選択
    することを特徴とする請求項1に記載の電子楽器。
  4. 【請求項4】 前記曲に関する情報は、前記曲再生手段
    により再生される曲の曲名、作曲者名、拍子及び歌い出
    し歌詞の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項
    2に記載の電子楽器。
  5. 【請求項5】 自動演奏データに従って曲を再生するス
    テップと、前記曲再生ステップにおいて再生される曲に
    関する複数の情報を記憶するステップと、前記曲再生の
    再生状況を判別するステップと、前記判別された再生状
    況に応じて、前記記憶された複数の情報の中から表示す
    べき情報を選択するステップと、前記選択された情報を
    表示するステップとからなるプログラムを記憶すること
    を特徴とする記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6979769B1 (en) 1999-03-08 2005-12-27 Faith, Inc. Data reproducing device, data reproducing method, and information terminal

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