JPH10197768A - 光ファイバケーブルの製造方法 - Google Patents

光ファイバケーブルの製造方法

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JPH10197768A
JPH10197768A JP8358229A JP35822996A JPH10197768A JP H10197768 A JPH10197768 A JP H10197768A JP 8358229 A JP8358229 A JP 8358229A JP 35822996 A JP35822996 A JP 35822996A JP H10197768 A JPH10197768 A JP H10197768A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
speed
groove
pitch
take
Prior art date
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Pending
Application number
JP8358229A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimi Uchiyama
義実 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH10197768A publication Critical patent/JPH10197768A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一方向巻きのつるまき線状溝を持つ溝付き線
条体に光ファイバ心線を落とし込むときのピッチ変動に
対処調整する。 【解決手段】 ピッチpの一方向巻きのつるまき線状溝
2を有する溝付き線条体1を回転速度Nで回転させなが
ら、引取速度V=pNをもって走行させ、前記溝2の中
に光ファイバ心線5を落としこんで光ファイバケーブル
を製造する製造方法において、製造工程中に溝2のピッ
チpがap(aは正数)となる変動が生じたとき、ab
=cとなる2つの正数b,cを選定して、回転速度Nお
よび引取速度Vを同時に、それぞれbN、およびcVに
変化させて調整することを特徴とする光ファイバケーブ
ルの製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ファイバケー
ブルの製造方法、特に一方向巻きのつるまき線状溝を有
する線条体に光ファイバ心線を落とし込む形式の、光フ
ァイバケーブルの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】わが国においては光ファイバケーブルと
して一つの典型的な形式が推奨され広く実用されてい
る。これはSZ溝付き線条体またはつるまき線状溝付き
線条体の溝の中に所望数の光ファイバ心線を落とし込
み、これに押さえ巻きを施し、その上から外部被覆を押
出形成したものである。
【0003】このうち一方向巻きのつるまき線状溝の中
に光ファイバ心線を落とし込む技術は、溝付き線条体1
を溝2の巻き方向と同方向に回転速度Nで回転させなが
ら、このつるまき線のピッチをpとするとき、引取速度
V=pNをもって引き取る方法によっておこなわれる。
【0004】その理由を、図2参照して説明すると、集
合ダイスの中のA点で落とし込む場合、その溝2の上流
の一つの点Pは、回転させずに単に引き取るだけではA
点に達せずにQ点に行ってしまうからであり、目的を達
するためにはこの区間で溝付き線条体1の方をQAだけ
回転させねばならないことがわかる。
【0005】この間の走行に要する時間をtとすれば、
PQ=Vt、またQAの回転角の大きさはNtであるか
ら、これらの比V/Nが1ピッチpだけの走行に対して
丁度1回転することと等しい、つまりV/N=p/1の
比例式が得られ、ここから上記の関係式V=pNが導か
れるのである。
【0006】従来の方法では、つるまき線状溝付き線条
体の溝に、送り出しの際のねじれなどによるピッチ誤差
や、製作の際のピッチ誤差が現れた場合、たとえば図2
で破線で示したような誤差(この場合はピッチpが増大
する誤差)は、通常、引取速度Vをこれに応じて上げる
か、あるいは回転速度Nを同様に下げるかして前記の関
係式V=pNの成立を保つようにして調整されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述のい
ずれの調整方法にしても比較的大きいエネルギーを必要
とし、このために調整の際の応答性の速さの問題がある
ために、これを解決する方法の開発が求められていたの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の課題を
解決するためになされたものであって、その解決のため
に請求項1に示す発明がとる手段は、ピッチpの一方向
巻きのつるまき線状溝を有する溝付き線条体を回転速度
Nで回転させながら、引取速度V=pNをもって走行さ
せ、前記溝の中に光ファイバ心線を落としこんで光ファ
イバケーブルを製造する製造方法において、製造工程中
に前記溝のピッチpがap(aは正数)となる変動が生
じたとき、ab=cとなる2つの正数b,cを選定し
て、前記回転速度Nおよび引取速度Vを同時に、それぞ
れbN、およびcVに変化させて調整することを特徴と
する光ファイバケーブルの製造方法である。
【0009】また請求項2の発明によるその解決手段
は、請求項1記載の発明において、前記正数bとして1
より小さい正数を選定することを特徴とする光ファイバ
ケーブルの製造方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は請求項1の発明方法を実施
するための装置例を示すものであるが、これについて請
求項1の発明の工程を説明する。装置の各要素を説明す
れば、符号3は溝付き線条体1を回転しながら送り出す
送出装置、同8は溝2の誤差を検出する検出手段、同4
は光ファイバ心線5が溝2の中に落とし込まれる位置に
配設される集合ダイス、同6は送出装置3と同一の回転
速度Nで回転されながら速度Vでケーブルを引き取る引
取装置、同7は同じくNで回転する巻取装置である。
【0011】またD1、D2はそれぞれ第1差動歯車装
置、第2差動歯車装置であって、それぞれ駆動モータM
1,M2によって調整用の回転が入力される。第1差動
歯車装置D1の出力軸10は回転速度Nを、また第2差
動歯車装置D2の出力軸は引取装置6の引取速度Vを変
化させる。
【0012】つぎに本発明の工程を説明する。いま図1
に示すように、溝付き線条体1の溝2のピッチpがたと
えば5%大きくなるような誤差が出たとする。つまりp
の係数である正数aが1.05の値となったとする。
【0013】この調整のために回転速度Nの係数bの値
として0.9を選び、また引取速度Vの係数cの値とし
て0.945を選定すれば、1.05×0.9=0.9
45であるから、1.05p×0.9N=0.945V
が成立し、図1の製造装置は問題なく作動する。
【0014】具体的に言えば、第1差動歯車装置D1を
用いて回転速度Nを10%下げ、同時に第2差動歯車装
置D2を用いて引取速度Vを5.5%下げる調整をすれ
ば、はじめに現れた溝2のピッチ変動に完全に対応でき
ることが分かるのである。
【0015】別の例を挙げよう。こんどはピッチpが5
%小さくa=0.95となるように変動したとする。こ
のときは回転速度Nの係数bの値として1.1を選び、
また引取速度Vの係数cの値として1.045を選定す
るように調整すればよい。つまり具体的に言えば、第1
差動歯車装置D1を用いて回転速度Nを10%上げ、同
時に第2差動歯車装置D2を用いて引取速度Vを4.5
%上げる調整をすれば溝2のピッチpの変動に完全に対
応できることが分かるのである。
【0016】ピッチpが5%小さくa=0.95となる
ように変動したとき、回転速度Nの係数bの値として
0.9を選び、また引取速度Vの係数cの値として0.
855を選定するように調整することもできる。この調
整においては調整変動に際して大きいエネルギーを要す
る回転速度Nの方を下げる調整のため、調整の場合のエ
ネルギーが少なくてすむ利点がある。
【0017】ピッチpの誤差の大きさは検出装置8によ
って測定でき、その値を中央演算処理装置CPUに送っ
て、ここで上述したようなap・Nb=cVを満足する
ようなbおよびcを決定すればよいのである。
【0018】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、溝付き線条体
1の回転速度Nと、その引取速度Vを共に変化調整する
ことによって、調整に要するエネルギーを小さく、した
がって調整のレスポンスを良好にできる効果がある。ま
た特に請求項2の発明による場合はこの効果がさらに顕
著となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明方法を実施するための一装置例を示す
側断面図である。
【図2】溝付き線条体の溝のピッチ変動を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1 溝付き線条体 2 溝 3 送出装置 4 集合ダイス 5 光ファイバ心線 6 引取装置 7 巻取装置 8 ピッチ変動検出手段 9 主モータ 10 ラインシャフト D1 第1差動歯車装置 D2 第2差動歯車装置 M1,M2 調整回転の入力用モータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピッチ(p)の一方向巻きのつるまき線
    状溝(2)を有する溝付き線条体(1)を回転速度Nで
    回転させながら、引取速度V=pNをもって走行させ、
    前記溝(2)の中に光ファイバ心線(5)を落としこん
    で光ファイバケーブルを製造する製造方法において、製
    造工程中に前記溝(2)のピッチpがap(aは正数)
    となる変動が生じたとき、ab=cとなる2つの正数
    b,cを選定して、前記回転速度Nおよび引取速度Vを
    同時に、それぞれbN、およびcVに変化させて調整す
    ることを特徴とする光ファイバケーブルの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記正数bとして1より小さい正数を選
    定することを特徴とする請求項1記載の光ファイバケー
    ブルの製造方法。
JP8358229A 1996-12-27 1996-12-27 光ファイバケーブルの製造方法 Pending JPH10197768A (ja)

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