JPH10197538A - 分析装置用液体試料調製装置 - Google Patents

分析装置用液体試料調製装置

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JPH10197538A
JPH10197538A JP35864896A JP35864896A JPH10197538A JP H10197538 A JPH10197538 A JP H10197538A JP 35864896 A JP35864896 A JP 35864896A JP 35864896 A JP35864896 A JP 35864896A JP H10197538 A JPH10197538 A JP H10197538A
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JP
Japan
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waste liquid
vial
liquid
light
analyzer
Prior art date
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Pending
Application number
JP35864896A
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English (en)
Inventor
Satoshi Miyoshi
聡 三好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃液バイアル内の廃液の量を確実に検出し、
それが溢れないような対策を講ずることができるように
する。 【解決手段】 廃液ビン17自体を、反射型光検出器2
0の使用光を反射しないものとしておき、その内部に、
廃液の液面とともに上下するフロート25を設け、フロ
ート25が使用光を反射するようにしておく。廃液の液
面が上昇し、フロート25が光検出器20の高さに至る
と、反射光が光検出器20の受光部により検出されるよ
うになる。これにより廃液ビン17内で廃液が一杯にな
ったことが検出され、操作者に知らせたり、連続分析を
自動的に停止する等の措置を講ずることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスクロマトグラ
フ、液体クロマトグラフ等の分析装置に適合するように
液体試料を調製する試料調製装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一例として、ガスクロマトグラフ用液体
試料調製装置の概略の構成を図1により説明する。試料
調製装置10は、スタンド11と、スタンド11に対し
て横方向に移動可能なターレット12から構成される。
スタンド11にはシリンジホルダ13が固定され、そこ
にシリンジ14が保持されている。シリンジ14を図2
に拡大して示す。また、ターレット12の下のシリンジ
14の真下の位置には気化器の試料注入口15が配置さ
れている。ターレット12には試料等を入れたビン(バ
イアル)を載置するための穴が複数設けられており、そ
の中の予め定められた箇所に廃液バイアル17、溶媒バ
イアル18、試料バイアル19等が載置される。
【0003】この試料調製装置10には図示せぬコント
ローラが設けられており、ターレット12の所定位置に
廃液、溶媒及び分析目的試料のバイアル17、18、1
9を予め載置しておき、コントローラに所定の指示を与
えておくことにより、複数の試料を連続的に自動的に分
析することができる。
【0004】しかし、このように連続的に分析を行なう
場合、1つの試料を分析した後、次の試料を分析する前
にシリンジ14を洗浄する必要がある。図1の試料調製
装置においてシリンジ14の洗浄は次のように行なわれ
る。
【0005】まず、ターレット12を移動させ、溶媒バ
イアル18がシリンジ14の真下の位置(ここをホーム
ポジションと呼ぶ)に来るようにする。ここで、スタン
ド11の正面には反射型光検出器20が設けられてい
る。反射型光検出器20は発光部と受光部からなり、ホ
ームポジションに何も無いときは発光部から出た光はそ
のまま向こうへ行き、受光部には戻らない。これがOF
Fの状態である。一方、何らかのバイアルがホームポジ
ションに在るときは、発光部から送出された光はバイア
ル17、18、19の蓋により反射され、受光部に戻っ
てくる。これがONの状態である。これにより、光検出
器は何らかのバイアル17、18、19がホームポジシ
ョンの位置に来たことを検出する。上記の通り、ターレ
ット12における廃液バイアル17、溶媒バイアル18
及び各試料のバイアル19の位置の情報は予めコントロ
ーラに与えられているため、コントローラはターレット
12の位置と光検出器20の検出結果により、溶媒バイ
アル18がホームポジションに来たことを検出すること
ができる。
【0006】溶媒バイアル18がホームポジションに来
たことを検出した後、コントローラはシリンジ14を下
げ、ニードル14aの先端を溶媒中に入れる。そして、
プランジャ14bを引き上げて十分な量の溶媒をシリン
ジ本体14c内に吸引した後、シリンジ14を溶媒バイ
アル18から引き上げる。次に、ターレット12を移動
し、廃液バイアル17をホームポジションにもってきて
プランジャ14bを下げ、シリンジ14中の液を廃液バ
イアル17に吐出する。これにより、シリンジ本体14
cの内部及びニードル14aが洗浄される。なお、これ
らの操作を複数回繰り返す場合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に、分析に用いら
れる試料の量は僅かであり、シリンジを洗浄するに必要
な溶媒の量も1回当たり数μL〜数十μL(マイクロリ
ットル)程度であるのに対し、廃液バイアルの容量は数
mL(ミリリットル)と十分な量が確保されている。し
かし、多数の試料に対する分析を繰り返していると、い
つかは廃液バイアルも一杯となり、溢れてしまうことに
なる。廃液が溢れると、試料調製装置の内部あるいはそ
の周辺を汚し、また、廃液の種類によっては発錆あるい
は発火の危険性もある。
【0008】従来、このような廃液が溢れることに対す
る対策はなんらなされておらず、多数の試料を連続分析
する前に操作者が廃液バイアル中の廃液の量を確認し、
連続分析中に廃液が溢れる可能性がある場合には廃液バ
イアル内の廃液を廃棄するようにしていた。しかし、廃
液バイアルの容量が十分に大きいだけに却って廃液バイ
アル内の廃液の量の確認を怠りがちとなり、溢れさせて
しまう事故が発生しやすいという問題がある。
【0009】本発明はこのような課題を解決するために
成されたものであり、その目的とするところは、廃液バ
イアル内の廃液の量を確実に検出することにより、それ
が溢れないような対策を講ずることのできる液体試料調
製装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明は、液体試料を分析装置に適合した状
態に調製するための分析装置用液体試料調製装置におい
て、 a)廃液を収容するための、後記反射型光検出器の使用光
を反射しない廃液ビンと、 b)廃液を受け入れる位置における廃液ビンの上部付近を
照射位置とするように配置された反射型光検出器と、 c)廃液ビン中の廃液の液面とともに上下する、上記使用
光を反射する液面標示手段と、を備えることを特徴とす
るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】反射型光検出器は、従来の試料調
製装置で用いられているものをそのまま用いることがで
きる。廃液ビン内の廃液の量が未だ少ない場合は、液面
標示手段も下方にあり、反射型光検出器の使用光は廃液
ビンにより反射されることがないため、受光部には戻っ
てこない。しかし、廃液の液面が廃液ビンの上部に至る
と、液面標示手段もその位置に至るため、液面標示手段
が使用光を反射し、反射光が光検出器の受光部に戻る。
これにより、廃液ビン内で廃液が一杯になっていること
が検出され、適切な措置を講ずることができる。例え
ば、音・光等による警報を発して操作者に伝えるとか、
自動分析を中止して、それ以上廃液が廃液ビンに廃棄さ
れるのを防止する等の対策を講ずる。
【0012】
【発明の効果】本発明に係る液体試料調製装置では、廃
液ビン内の廃液が所定量以上になったとき、それを自動
的に検出することができるため、それを操作者に報知し
たり、或いは、現在行なわれている多数の試料の自動分
析を停止して、廃液が溢れるという事故を防止すること
ができる。このため、分析装置を夜間等に無人で連続運
転する場合も、不慮の事故を未然に防ぐことができる。
また、本発明に係る液体試料調製装置で用いる光検出器
には、従来から用いられているものをそのまま用いるこ
とができるため、本発明は低コストで実施することがで
きるという特長を有する。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例であるガスクロマトグラフ
用液体試料調製装置を図1により説明する。本実施例の
液体試料調製装置の全体としての構成は図1に示した従
来の装置と同じであるが、廃液バイアル17が特別の構
造を有している。図3に示すように、本実施例の試料調
製装置で用いる廃液バイアル17の内部には円筒状の中
空シャフト23が設けられており、その中空シャフト2
3にはフロート25が上下に移動可能に挿通されてい
る。フロート25は、溶媒として一般に用いられるアセ
トン、ヘキサン等に侵されない材質で作成し、それらの
液面に浮上するようなものとする。材料の比重自体をそ
れらの溶媒よりも小さいものとしてもよいし、空洞を設
ける等して構造的に浮上するようなものとしてもよい。
【0014】従来の試料調製装置では、通常、光検出器
20はバイアルのキャップの高さに配置され、キャップ
には光検出器20の使用光を反射するようなもの(例え
ば白色のキャップ)が用いられている。本発明を適用す
るに際して、光検出器20をそのままの位置で用いる場
合には、バイアル本体22及びキャップ24には透明な
ものを使用し、フロート25の表面は使用光を十分反射
するような明色とし、又は金属光沢を有するようにして
おく。
【0015】もちろん、光検出器20の高さを変え、キ
ャップ24より下の方を照射するようにしてもよい。こ
の場合には、キャップ24にはどのようなものを使用し
てもよく、フロート25が使用光を反射するようにして
おきさえすればよい。図3はこのようにした状態を示し
ている。なお、他のバイアル(溶媒バイアル18及び試
料バイアル19)の該当箇所には、使用光を反射するよ
うなシール等を貼付しておけばよい。
【0016】本発明の別の実施例を図4により説明す
る。この例では、図3のようなシャフト23やフロート
25を用いることなく、最初に廃液バイアル17内に白
色等の明色の顔料を入れておく。すると、図4(b)に
示すように液面が高くなった時点で、顔料を含む廃液2
7自体が使用光を反射し、光検出器20の受光部に戻す
ようになるため、廃液27が一杯になったことを検出す
ることができる。本実施例では、バイアル17自体の構
造を変える必要がないため、より低コストで本発明を実
施することができる。本実施例においては、予め廃液バ
イアル17に入れておく顔料が「使用光を反射する液面
標示手段」となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 分析装置用液体試料調製装置の概略構成図。
【図2】 シリンジの外観図。
【図3】 本発明の第1の実施例である廃液バイアルの
側面図。(a)は廃液が少ない状態、(b)は廃液がバ
イアル内で一杯になった状態を示す。
【図4】 本発明の第2の実施例である廃液バイアルの
側面図。同じく、(a)は廃液が少ない状態、(b)は
廃液がバイアル内で一杯になった状態を示す。
【符号の説明】
10…試料調製装置 11…スタンド 12…ターレット 13…シリンジホルダ 14…シリンジ 15…ガスクロマトグラフの試料注入口 17、18、19…バイアル 20…反射型光検出器 22…バイアル本体 23…中空シャフト 24…キャップ 25…フロート 27…廃液

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体試料を分析装置に適合した状態に調
    製するための分析装置用液体試料調製装置において、 a)廃液を収容するための、後記反射型光検出器の使用光
    を反射しない廃液ビンと、 b)廃液を受け入れる位置における廃液ビンの上部付近を
    照射位置とするように配置された反射型光検出器と、 c)廃液ビン中の廃液の液面とともに上下する、上記使用
    光を反射する液面標示手段と、 を備えることを特徴とする分析装置用液体試料調製装
    置。
JP35864896A 1996-12-27 1996-12-27 分析装置用液体試料調製装置 Pending JPH10197538A (ja)

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JP35864896A JPH10197538A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 分析装置用液体試料調製装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006278795A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Nikon Corp 検出装置及び露光装置、並びにデバイス製造方法
WO2007111708A2 (en) * 2005-12-01 2007-10-04 Cytyc Corporation Fluid level regulator
JP2014145774A (ja) * 2009-08-13 2014-08-14 Siemens Healthcare Diagnostics Inc 臨床分析機によって分析される液体サンプルおよび容器の中の干渉物質および物理的寸法を確定するための方法ならびに装置

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