JPH10196613A - 帯状物用固定具 - Google Patents
帯状物用固定具Info
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- JPH10196613A JPH10196613A JP9004883A JP488397A JPH10196613A JP H10196613 A JPH10196613 A JP H10196613A JP 9004883 A JP9004883 A JP 9004883A JP 488397 A JP488397 A JP 488397A JP H10196613 A JPH10196613 A JP H10196613A
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Abstract
が得られ、更に台座に変形を与えることがない合成樹脂
製固定具を提供する。 【解決手段】 台座と、この台座に枢支されたロックレ
バーとで構成された固定具において、前記台座の底板部
上に突出形成した下横歯によって前記帯状物をL形に折
り曲げ、この帯状物に作用する張力を前記下横歯の折り
曲げ力に変換して支持するように構成する。
Description
ターなどの卓上機器類の地震対策用として、機器類など
の被固定物と机等の支持物を帯状物(バンドあるいはベ
ルト)あるいは紐状物(ロープ)で固縛する時に、被固
定物と支持物にそれぞれ取り付けて、帯状物あるいは紐
状物を把持するための帯状物用固定具(バックル)に関
するものである。
類などの比較的大型の物品に対しては転倒防止用の固定
具が開発され実用化されているが、テレビやコンピュー
ターなどの比較的小型な卓上の機器類などに対しても、
地震時には、転倒・転落・衝突により、機器類自体が破
損するばかりでなく、人体に衝突して危害を与えたり、
また、他の物品に被害を与える恐れがあり、地震対策が
急務となっている。
ても、コンピューターなどのソフトに大きな損害を与え
る場合がある。例えば、コンピューターがON状態の時
に、地震によってコンピューター周辺の物品が転落また
は転倒して、キーボードをたたくと誤指令によりコンピ
ューターの内容が改変されたり、また、転落や衝突など
によりコンピューター本体に強い衝撃力が加わったり、
コンセントが抜けたりして電源が遮断されるとコンピュ
ーターのデータが消滅したりする。
オ機器などの家電製品や機器類がON状態で震災に遭遇
し、転倒や転落によってこれらの機器類が破損した場合
に、そのまま再通電すると、火災が発生して大きな二次
災害を引き起こしたりするので、これらの比較的小型の
機器類などの地震対策も重要な課題となっている。ロッ
カーや家具類などの比較的大型で強度の大きな物品は、
一旦位置決めして固定すると移動することは少ないの
で、家具と天井との間に突張部材を設けて家具を固定す
る方法や、家具と壁・柱の間にL字形金具を使用して固
定する方法などが、実用化されている。
案第3017979 号公報で、吸着盤を有する固定板を机上に
固定し、ディスプレイとコンピュータ本体である被固定
物を2本のベルトで縛り付けて固定するディスクトップ
型電子機器の転倒防止装置が提案されている。また、米
国特許第5,431,365 号によって図11に示すように、卓
上コンピュータと机とにクランプ1yを接着し、両固定
具の間を穴13yの列を持つプラスチック製のベルト2y
で連結し、穴13yにクランプ1yの突起12yを噛み合わ
せて固定し、被固定物を支持物に固定する固定具が提案
されている。
材を使用する方法は家具類には有効であるがOA機器や
家電製品に対しては、機器が弱い上に突張部材を作用さ
せる場所がないこと等から使用が困難である。また、構
造上、L字形金具はビス止めできるような場所がないこ
とから、ビス止め用の金具を止めるためにはケースに特
別な加工が必要となるので、使用が困難である。
電子機器等の形状に合せた吸着盤を有する固定板を用意
しなければならない上に、被固定物を確実に固縛するこ
とが困難であり、更に一周するベルトが機器の操作の邪
魔になるなどの問題がある。さらに、米国特許第5,431,
365 号のクランプは、押出成形したプラスチック製の穴
あきベルトを使用する必要がある。しかも、このベルト
は押出した平ベルトに穴をあける工程が必要であり、コ
スト高にならざるを得ない。また、この押出成形による
プラスチック製のベルトは経年変化により脆くなった
り、伸び易い上に、平ベルトに穴を設けるためベルトの
引張り強度がこの穴の部分で低下するという問題があ
る。
ンプの突起が噛み合う位置になるように、定める必要が
あり、必ずしも美観や固縛効果を考えた最適な位置に取
付けることができるとは限らず、前記のように経年変化
によりベルトが少しでも延びると固縛が緩み、被固定物
の固定効果が減少するという問題がある。合成樹脂製ク
ランプの問題は、ベルトの把持部に大きな押圧力をクラ
ンプに長期間発生させていると、その押圧力の反力によ
って台座が次第に上向きに反り、それと共にこの台座が
接着剤で固定されている場合は、気付かない間に接着部
が次第に剥離してしまうことである。
易いことから把持力を大きくするために、台座やロック
レバーに突起や凹凸を形成しているが、これでも十分な
把持力が得られなく、これを改善するためにはクランプ
を大型にせざるを得ない。本発明は上記従来の各種固定
具、特に合成樹脂製クランプ、即ち固定具の有する問題
点を解消し、押圧力を大きくしなくても十分な把持力が
得られ、更に台座に変形を与えることがない合成樹脂製
の帯状物用固定具を提供することを目的とするものであ
る。
するために、台座と、この台座に枢支されたロックレバ
ーとで構成された固定具において、前記台座の底板部上
に突出形成した下横歯によって前記帯状物をL形に折り
曲げ、この帯状物に作用する張力を前記下横歯の折り曲
げ力に変換して支持するように構成した帯状物用固定具
を提供する。
ロックレバーとで構成された固定具において、前記台座
に上横歯を、ロックレバーに下横歯をそれぞれ設け、両
横歯の間で帯状物をL形に曲げてこの帯状物に作用する
張力に対抗する力を発生させるように構成する。また、
底板部の両側に側壁部を設けた台座の前記側壁部にロッ
クレバーを枢支し、該ロックレバーをロック位置で固定
できるように構成した帯状物用固定具において、前記ロ
ックレバーの裏面に上横歯を設け、前記底板部の上面で
あって前記上横歯よりわずかに前記ロックレバーの枢支
側に寄った位置に下横歯を設け、前記下横歯で帯状物の
裏面を支持して、該下横歯と前記上横歯とで前記帯状物
をL形に屈曲させた状態で張力を負担すると共に、前記
ロックレバーの枢支部の近傍で前記底板部側に突設され
た第1押圧部と、前記底板部側の前記第1押圧部に対面
する第1把持部とを形成して帯状物用固定具を構成す
る。
押圧部の押圧位置よりも前記下横歯の頂面が前記底板部
より前記ロックレバーの軸側に接近する高い位置に形成
する。また、これらの帯状物固定具において、前記台座
の前記底板部の中央部にビス穴を設け、このビス穴の底
面を薄板で閉止して両面接着テープの接着剤を保護する
ように構成する。
施の形態について説明する。図1に示すように、帯状物
用固定具3、即ちバックルは、底板部7の両側に側壁部
8をコの字形に設けた台座6と、前記両側壁部8に設け
た軸受け孔61で軸51を図2に示すように嵌合枢支したロ
ックレバー5で構成されており、このロックレバー5を
矢印A−B方向に揺動自在に支持している。なお、この
帯状物用固定具3は、工業用プラスチック、不燃性ある
いは難燃性プラスチックを使用して成形される。
部7の上面に、軸受け孔61の下方に位置する部分に小突
起70を多数配設した第1凹部69を有する第1把持部62
と、この第1把持部62の隣りであってロックレバー5の
第1押圧部52の背面に位置するように、後述のクランク
部Kを形成するための下横歯75を設けている。そして上
記底板部7の中程に皿状の凹部で形成したビス穴64を設
け、このビス穴64の底面を薄板67で閉止している。ま
た、前記ビス穴64の隣りに小突起70の列を配設した第2
凹部71を有する第2把持部65を設けている。
らした板状に形成されており、一端部の両側に軸51を突
設し、この軸51の近傍に第1押圧部52を突設し、更に固
定具の作動状態で前記ロックレバー5の下面に前記下横
歯75の側方に平行して位置する上横歯75aを設けるとと
もに前記第2凹部71側に添うように突出してレバー部を
形成している。
75とは側面視で角形に形成しており、これらの2枚の歯
75,75aの間に、帯状物をL形ないしはZ形に折り曲げ
る部分であるクランク部Kを形成している。そして第1
把持部62側より挿入された図示しない帯状物をこの第1
把持部62と第1押圧部52との間で把持すると共に、前記
クランク部Kの入口側で下横歯75の頂面の角部でL形に
折り曲げながら下横歯75の側面に帯状物を上横歯75aで
押付けるように押下げ、そして第2把持部65側に案内す
るようになっている。
角部75bは本発明において重要な部分であって、帯状物
に張力が作用した場合、第1把持部62側から下横歯75の
頂面に至り、更に上横歯75aでビス穴64側に押し下げら
れた帯状物は上横歯75aと下横歯75の両側壁の間隙に沿
って下横歯75の頂面側に延びた状態で固定されることに
なる。従って帯状物は下横歯75の頂面の角部75bで曲げ
られ、上横歯75aで下方に引張られて前記角部75bに帯
状物の張力に応じて強く押付けられることになる。
持部62と第1押圧部52の把持力に対して直交する方向の
力として作用するのに対して、前記下横歯75の角部75b
においては剪断力として作用することになり、この張力
に対応する大きな抵抗力を発揮することになる。本発明
においては特に下横歯75が重要であって、図2あるいは
図12に示すように角部75bを鋭角的に形成したり、頂
面を山形に形成して帯状物に対して食い付きを良好にす
ることによって滑りを防止できると共に、この帯状物に
対して瞬間的に張力が発生した際に帯状物の滑りを防止
するストッパーとして有効に作用する。
は、第1押圧部52が第1把持部62側を押して帯状物を押
圧挟持する際に発生する底板部7を曲げる力に比較して
著しく小さい力で、帯状物の張力に抵抗する大きな力を
発生する点に着目する必要がある。 前記第1押圧部52
は、ロック時に台座6側の小突起70を持つ第1把持部62
と協働して帯状物の両面を強く押圧すると共に第1凹部
69の角部による屈曲により、張力が作用するとそれに応
じた把持力を発揮する。
7に小突起70の列を設けた第2凹部71で形成した第2把
持部65と、ロックレバ─5の先端側下面に数列の突起帯
(凸部)を形成した第2押圧部56を設けており、この第
2押圧部56は、ロック時に台座6の第2把持部65と共に
帯状物を曲げた状態に押圧して保持力を強化する機能を
果している。なお、この第2押圧部56は、表面側の滑り
止め部57とともに、ロックレバー5を操作する時の滑り
止めの役割もしている。
レバー5の第1押圧部52の中央部分に、紐溝54を設ける
ことにより、帯状物(バンド)だけでなく、紐状物(ロ
ープ)も使用できるようにしている。この紐状の連結部
材は、端部を結ぶなどして拡張部を設け、この紐溝54に
挿通して、ロックレバー5をロックすると拡張部が引っ
掛かり、引張りに対して確実に固定され抜けなくなる。
取り外しは、ロックレバー5のロックを解除して、紐溝
54からこの紐状の連結部材を外して行う。
紙66を貼着した両面接着テープ9を接着し、この接着を
利用し、更にビス穴64にビスを挿入して固定する。この
ビス穴64の底面は底板部7と一体に形成した薄板67で閉
止されているのでビス穴64の開口にかかわらず接着剤が
空気と直接接触して劣化するのを防止できる。また、図
3〜図5に示すように、ロックレバー5 の軸51の端部の
下側半分を斜めに切り欠いた切欠き部55を設けると共
に、図6〜図8に示すように台座6の軸受け孔61の上部
を傾斜状に切り欠いた案内溝68を設け、軸51の斜面を案
内溝68の斜面の合わせて軸51を上から押しつけることに
より、合成樹脂成形品である側壁部8の弾性変形により
軸51を軸受け孔61に容易に嵌合し、脱出できないように
してある。また、ロックレバー5を締め付け側に揺動し
た時に、台座6にロックするために、台座6の内側にレ
バー止め63を設けている。
と支持部2とを引張によって固定できればよいので、引
張に強い汎用品の帯状物(バンド)や紐状物(ロープ)
を使用することができるが、さらにゴム状材料のように
弾力性があって衝撃を吸収できる連結部材を使用すると
地震発生時の衝撃力を緩和できるのでより好ましい。こ
の帯状物としては、例えば、合成繊維などの各種繊維材
料を編組したものや、ゴムや合成樹脂などの材料を併用
した帯状や紐状の物品などがある。この連結部材も不燃
性や難燃性の性質を持つものであることが火災対策上好
ましい。
物用固定具3を使用して被固定物1(コンピュータ)を
支持物2(机)上に固定する方法について説明する。第
1の帯状物用固定具3aの裏面の離型紙66を剥がしてコ
ンピュータ1の固定に効果のある場所を選んで、その表
面に張り付けて固定する。次いで第2の帯状物用固定具
3bを同様にして机2に接着で張り付けるか、更にビス
止めして固定する。
結部材4aを配置し、一端を帯状物用固定具3aに他端
を帯状物用固定具3bに緩みの無いように固定する。同
様にしてディスプレイを被固定物1cにコンピューター
本体部分を支持物2cとして帯状物用固定具3c,3d
間を帯状物4cで連結固定する。このようにして、OA
機器や家庭用製品など比較的小型の物品を机上や別の機
器類に直接または間接に固定できるので、地震等による
被固定物の転倒・転落を防止できる。また、簡単に連結
部材4を着脱できるので、機器類1のレイアウトの変更
に伴う移動に柔軟に対応できる。
力を説明するための引張応力分布を模式的に示す。実線
で示すσaが本発明の固定具の引張応力を、点線で示す
σpが図13に示すようなクランク部Kを持たない固定
具に於ける引張応力をそれぞれ示している。本発明の帯
状物用固定具3においては、帯状物4の張力Tに対応し
て引張応力σ1が発生するが、この引張応力σ1は第1
把持部62と第1押圧部52との間の把持力によって応力σ
2と低下し、更に下横歯75の頂面において応力σ3とな
る。そして帯状物4は下横歯75の角部75bでL形に曲げ
られてクランク部Kにおいて応力σKとなってゼロない
しはこれに近い状態σ4となる。
力によって帯状物4に作用する張力Tに直交する押圧力
で滑りを防止して応力σ2のように傾斜した線を描いて
いるが、この応力σ2の終端部をゼロないしはこれに近
い状態とするためにはロックレバー5に大きな力を作用
させ、大きな押圧力によって把持力を発生させなければ
ならない。しかし、この押圧力によって第1把持部62側
に圧縮応力が作用して底板部7を上方に反るように曲げ
る力が発生する。この曲げる力は台座6を被固定物1よ
り離す力となり、徐々にではあるが帯状物用固定具3が
被固定物1より剥離することになる。
が反らない程度に保ち、この把持力で減少させた残りの
張力の分を、下横歯75の角部75bでL形に曲げて引掛け
ることによって応力σKで負担して、その後の応力σ4
をゼロとすることができる。この応力σKによる力は、
下横歯75に張力Tに近い方向に台座6に対して剪断力と
して作用するものであり、底板部7を曲げる力にならな
い。下横歯75の角部75bに帯状物4を積極的に食い付か
せるためには、下横歯75の頂面に爪あるいは歯を形成す
るのが効果的である。
は第1把持部62と第1押圧部52との間の把持力だけであ
るので、前記応力σ1より遙かに低い値の応力しか発生
させることができない。つまり、従来の固定具3Aでは
大きな張力Tに対応させたものを得ることができず、も
し、大きな張力Tを得ようとすると大型の固定具3Aと
するか、底板部7の板厚をかなり厚くして把持力によっ
て底板部7が変形しないようなものとする必要がある。
においては、第1把持部62と第1押圧部52との間で帯状
物4を把持し、更に上横歯75aによって下横歯75bの角
部75bにこの帯状物4をL形に曲げた状態で引っ掛けて
応力を発生させていることから、前者の把持力に比較し
て大きな応力を負担させることができる。
ーと台座との間で帯状物を押圧把持し、更に台座側に設
けた下横歯とロックレバーに設けた上横歯とで帯状物を
L形に折り曲げて下横歯の角部に食い付かせるようにし
たので、この下横歯と上横歯との間の帯状物に大きな応
力を発生させて固定することができる。
転換してこの帯状物を下横歯の角部に食い付かせるよう
にしているので、瞬間的な張力変動にも充分に対応して
固定することができる。更に付言すれば、従来の固定具
は台座とロックレバーとの押圧による把持力で帯状物の
張力を負担するようにしている関係で、台座が反って接
着剤が剥離しやすかったが、本発明の固定具はクランク
部による引っ掛け作用で、大きな張力を発生させるので
このような問題を発生せず、耐久性と安全性のある固定
具を提供することができる。
視図である。
ック時の断面側面図である。
ックレバーの正面図である。
ックレバーの平面図である。
ックレバーの側面図である。
座の正面図である。
座の平面図である。
支持物に固定する方法を示す説明用の斜視図である。
を支持物に固定する方法を示す説明用の部分拡大斜視図
である。
の斜視図である。
る。
の側断面図である。
ューター 1c… ディスプレイ 2 … 支持物 2a… 机 2c… コンピ
ューター 3,3a,3b,3c,3d… 帯状物用固定具 4,4a,4c… 帯状物(連結部材) 5 … ロックレバー 6 … 台座 7 … 底板部 8 … 側壁部 9 … 接着部 51 … 軸 52 … 第1押圧部 56 … 第2押
圧部 62 … 第1把持部 64 … ビス穴 65 … 第2把持部 67 … 薄板 75 … 下横歯 75a… 上横歯
Claims (5)
- 【請求項1】 台座(6)と、この台座(6)に枢支さ
れたロックレバー(5)とで構成された固定具におい
て、前記台座(6)の底板部(7)上に突出形成した下
横歯(75)によって前記帯状物をL形に折り曲げ、この
帯状物に作用する張力を前記下横歯(75)の折り曲げ力に
変換して支持するように構成した帯状物用固定具。 - 【請求項2】 台座(6)と、この台座(6)に枢支さ
れたロックレバー(5)とで構成された固定具におい
て、前記台座(6)に上横歯(75a)を、ロックレバー
(5)に下横歯(75)をそれぞれ設け、両横歯(75,75
a)の間で帯状物をL形に曲げてこの帯状物に作用する
張力に対抗する力を発生させるように構成した帯状物用
固定具。 - 【請求項3】 底板部(7)の両側に側壁部(8)を設
けた台座(6)の前記側壁部(8)にロックレバー
(5)を枢支し、該ロックレバー(5)をロック位置で
固定できるように構成した帯状物用固定具(3)におい
て、前記ロックレバー(5)の裏面に上横歯(75a)を
設け、前記底板部(7)の上面であって前記上横歯(75
a)よりわずかに前記ロックレバー(5)の枢支側に寄
った位置に下横歯(75)を設け、前記下横歯(75)で帯
状物の裏面を支持して、該下横歯(75)と前記上横歯
(75a)とで前記帯状物をL形に屈曲させた状態で張力
を負担すると共に、前記ロックレバー(5)の枢支部の
近傍で前記底板部(7)側に突設された第1押圧部(5
2)と、前記底板部(7)側の前記第1押圧部(52)に
対面する第1把持部(62)とを形成した帯状物用固定
具。 - 【請求項4】 前記第1把持部(62)と前記第1押圧部
(52)の押圧位置よりも前記下横歯(75)の頂面が前記
底板部(7)より前記ロックレバー(5)の軸(51)側
に接近する高い位置に形成した請求項3記載の帯状物用
固定具。 - 【請求項5】 前記台座(6)の前記底板部(7)の中
央部にビス穴(64)を設け、このビス穴(64)の底面を
薄板(67)で閉止して両面接着テープ(9)の接着剤を
保護するように構成した請求項1〜4のいずれかに記載
の帯状物用固定具。
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