JPH10196533A - ウォッブル式圧縮機用のソケットプレートの製造方法 - Google Patents
ウォッブル式圧縮機用のソケットプレートの製造方法Info
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- JPH10196533A JPH10196533A JP9147010A JP14701097A JPH10196533A JP H10196533 A JPH10196533 A JP H10196533A JP 9147010 A JP9147010 A JP 9147010A JP 14701097 A JP14701097 A JP 14701097A JP H10196533 A JPH10196533 A JP H10196533A
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- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はウォッブル式圧縮機のソケットプレ
ートの製造方法に関するもので、機械的性質及び物理的
性質がお互い違う金属、つまりソケットプレートとイン
サートリングを熱間鍛造により固定する事によってソケ
ットプレートの穴内に挿入・固定されるインサートリン
グの離脱を防止して、熱間鍛造時インサートリングの内
周縁にオイル溝が形成されるようにして、オイル溝の加
工工程を省略できるようにすること。 【構成】 ウォッブル式圧縮機のソケットプレートの製
造方法において、お互い機械的、物理的性質の違うイン
サートリング１０及びソケットプレートの母材２０を圧
出成形機で成形し、前記インサートリング１０の外周に
ソケットプレートの母材２０を挿入して熱間鍛造して成
形することを特徴とする。
ートの製造方法に関するもので、機械的性質及び物理的
性質がお互い違う金属、つまりソケットプレートとイン
サートリングを熱間鍛造により固定する事によってソケ
ットプレートの穴内に挿入・固定されるインサートリン
グの離脱を防止して、熱間鍛造時インサートリングの内
周縁にオイル溝が形成されるようにして、オイル溝の加
工工程を省略できるようにすること。 【構成】 ウォッブル式圧縮機のソケットプレートの製
造方法において、お互い機械的、物理的性質の違うイン
サートリング１０及びソケットプレートの母材２０を圧
出成形機で成形し、前記インサートリング１０の外周に
ソケットプレートの母材２０を挿入して熱間鍛造して成
形することを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上利用の分野】本発明は、ウォッブル式圧縮機の
ソケットプレートの製造方法に関するもので、より詳細
に説明すると圧出加工によるプレート内に機械加工によ
りカッティングされたインサートリングを挿入して、こ
れを熱間鍛造により形成するウォッブル式圧縮機のソケ
ットプレートの製造方法に関するものである。
ソケットプレートの製造方法に関するもので、より詳細
に説明すると圧出加工によるプレート内に機械加工によ
りカッティングされたインサートリングを挿入して、こ
れを熱間鍛造により形成するウォッブル式圧縮機のソケ
ットプレートの製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来】一般的にカー（Ｃａｒ）エアコンはエアコンと
同じく圧縮機、凝縮機、膨張バルブ及び蒸発機から構成
されている。前記圧縮機は冷房サイクル中、冷媒ガスを
圧縮させ圧縮機に送る過程の働きをする。このような作
用により冷媒はサイクル内を循環して、蒸発機で吸収し
た車内の熱を圧縮機が凝縮機に送り、凝縮機を通過する
空気に熱を放出する事になるのである。
同じく圧縮機、凝縮機、膨張バルブ及び蒸発機から構成
されている。前記圧縮機は冷房サイクル中、冷媒ガスを
圧縮させ圧縮機に送る過程の働きをする。このような作
用により冷媒はサイクル内を循環して、蒸発機で吸収し
た車内の熱を圧縮機が凝縮機に送り、凝縮機を通過する
空気に熱を放出する事になるのである。
【０００３】このような圧縮機はウォッブル式圧縮機と
スワッシ型圧縮機及びロータリー型圧縮機がある。本発
明は前記ウォッブル式圧縮機のソケットプレートの製造
方法に関するもので、本発明では前記ウォッブル式圧縮
機に対してのみ説明する。図３は一般的にソケットプレ
ートを装着したカーエアコン用ウォッブル式圧縮機を図
示したもので、圧縮機１００を構成する重要部分として
シリンダー１０１、ピストン１０２、コネクティングロ
ッド１０３、ソケットプレート１０４及び回転軸１０５
から構成されている。
スワッシ型圧縮機及びロータリー型圧縮機がある。本発
明は前記ウォッブル式圧縮機のソケットプレートの製造
方法に関するもので、本発明では前記ウォッブル式圧縮
機に対してのみ説明する。図３は一般的にソケットプレ
ートを装着したカーエアコン用ウォッブル式圧縮機を図
示したもので、圧縮機１００を構成する重要部分として
シリンダー１０１、ピストン１０２、コネクティングロ
ッド１０３、ソケットプレート１０４及び回転軸１０５
から構成されている。
【０００４】前記ソケットプレート１０４は回転軸１０
５に一定の傾斜角を有して設置されており、前記コネク
ティングロッド１０３はソケットプレート１０４の設置
部位に前後左右及び円周方向に動けるように設置され、
前記ピストン１０２は前記コネクティングロッド１０３
と連結され、前記ピストンはシリンダー１０１に差し込
まれている。
５に一定の傾斜角を有して設置されており、前記コネク
ティングロッド１０３はソケットプレート１０４の設置
部位に前後左右及び円周方向に動けるように設置され、
前記ピストン１０２は前記コネクティングロッド１０３
と連結され、前記ピストンはシリンダー１０１に差し込
まれている。
【０００５】従って、前記回転軸１０５が回転する事に
よりソケットプレート１０４が回転し、このソケットプ
レート１０４に設置されているコネクティングロッド１
０３は前記ソケットプレート１０４の設置傾斜角だけ
上、下移動させピストン１０２をシリンダー１０１内で
往復運動させる。従って、前記ソケットプレート１０４
によりピストン１０２は冷媒ガスを圧出させ圧力を高め
ると同時に冷媒ガスを吸入させる事により冷媒をサイク
ル内で循環させるのである。
よりソケットプレート１０４が回転し、このソケットプ
レート１０４に設置されているコネクティングロッド１
０３は前記ソケットプレート１０４の設置傾斜角だけ
上、下移動させピストン１０２をシリンダー１０１内で
往復運動させる。従って、前記ソケットプレート１０４
によりピストン１０２は冷媒ガスを圧出させ圧力を高め
ると同時に冷媒ガスを吸入させる事により冷媒をサイク
ル内で循環させるのである。
【０００６】前記ソケットプレート１０４にコネクティ
ングロッド１０３の設置されている胴体部が装着され、
またソケットプレート１０４の内側に回転軸１０５が装
着され、回転を円滑にするためにソケットプレート１０
４の穴にインサートリングが設置されている。
ングロッド１０３の設置されている胴体部が装着され、
またソケットプレート１０４の内側に回転軸１０５が装
着され、回転を円滑にするためにソケットプレート１０
４の穴にインサートリングが設置されている。
【０００７】一般的にソケットプレートの製造方法はソ
ケットプレートの材料となる溶融されたアルミニウム合
金を鋳造して鋼材を成形した後、これを焼鈍熱処理と加
熱過程を経た後、圧出作業で母材を成形し、この母材を
矯正作業でその形状を正し一定の大きさに切断して鍛造
作業に相応しくする。前記母材を鍛造金型にいれて加圧
・加工してソケットプレートの形状に鍛造して、これを
機械加工してソケットプレートを加工する。
ケットプレートの材料となる溶融されたアルミニウム合
金を鋳造して鋼材を成形した後、これを焼鈍熱処理と加
熱過程を経た後、圧出作業で母材を成形し、この母材を
矯正作業でその形状を正し一定の大きさに切断して鍛造
作業に相応しくする。前記母材を鍛造金型にいれて加圧
・加工してソケットプレートの形状に鍛造して、これを
機械加工してソケットプレートを加工する。
【０００８】そして、前記ソケットプレートの穴に強制
に組み込まれるインサートリングを機械加工により完成
させると同時に前記ソケットプレートの穴からインサー
トリングが離脱されないように外周縁にノーリング（Ｋ
ｎｕｒｌｉｎｇ）加工してインサートリングを完成す
る。
に組み込まれるインサートリングを機械加工により完成
させると同時に前記ソケットプレートの穴からインサー
トリングが離脱されないように外周縁にノーリング（Ｋ
ｎｕｒｌｉｎｇ）加工してインサートリングを完成す
る。
【０００９】その後、前記ソケットプレートの穴に外周
縁にノーリング（Ｋｎｕｒｌｉｎｇ）されたインサート
リングを強制に組み込みソケットプレートを完成するの
である。しかし、上述のような製造工程は強度の高いソ
ケットプレートを製造できる効果があるが、多くの工程
を必要とするので製作時間が多く所要され、製造に必要
な装備が高価であり、エネルギー消費に於いて生産原価
が高いだけでなく、作業能率が低下する問題点があっ
た。
縁にノーリング（Ｋｎｕｒｌｉｎｇ）されたインサート
リングを強制に組み込みソケットプレートを完成するの
である。しかし、上述のような製造工程は強度の高いソ
ケットプレートを製造できる効果があるが、多くの工程
を必要とするので製作時間が多く所要され、製造に必要
な装備が高価であり、エネルギー消費に於いて生産原価
が高いだけでなく、作業能率が低下する問題点があっ
た。
【００１０】また、前記ソケットとインサートリングは
機械的な性質及び物理的な性質がお互い違う金属を強制
に組み込み固定したため、使用中ソケットプレートの穴
でインサートリングが緩くなり離脱する問題点があっ
た。また、前記のような問題点を解決するために、本発
明の出願人が先に大韓民国特許出願（特許願第１９９５
−３９８９３号）が提案されたが、その製造方法は内側
のベアーリングをソケットプレート金型に安着させる第
１工程と、前記内側ベアーリングの安着された前記ソケ
ットプレート金型に溶融金属を注入する第２工程と、前
記溶融金属の注入されたソケットプレートにプレス圧を
加える第３工程と、前記プレス圧が加えられながら凝固
されたソケットプレートをノックアウトさせる第４工程
を経てソケットプレートを完成させるのである。
機械的な性質及び物理的な性質がお互い違う金属を強制
に組み込み固定したため、使用中ソケットプレートの穴
でインサートリングが緩くなり離脱する問題点があっ
た。また、前記のような問題点を解決するために、本発
明の出願人が先に大韓民国特許出願（特許願第１９９５
−３９８９３号）が提案されたが、その製造方法は内側
のベアーリングをソケットプレート金型に安着させる第
１工程と、前記内側ベアーリングの安着された前記ソケ
ットプレート金型に溶融金属を注入する第２工程と、前
記溶融金属の注入されたソケットプレートにプレス圧を
加える第３工程と、前記プレス圧が加えられながら凝固
されたソケットプレートをノックアウトさせる第４工程
を経てソケットプレートを完成させるのである。
【００１１】しかし上述のようなソケットプレートの製
造方法は、製造工程を減らす事により製造時間を短縮さ
せ生産性向上の効果はあるが、これもやはり、ソケット
プレートと内側ベアーリングは機械的性質及び物理的性
質がお互い違う金属、つまり内側ベアーリングにソケッ
トを鋳造により固定したため、使用中ソケットプレート
の穴で内側ベアーリングが緩くなる問題点があった。
造方法は、製造工程を減らす事により製造時間を短縮さ
せ生産性向上の効果はあるが、これもやはり、ソケット
プレートと内側ベアーリングは機械的性質及び物理的性
質がお互い違う金属、つまり内側ベアーリングにソケッ
トを鋳造により固定したため、使用中ソケットプレート
の穴で内側ベアーリングが緩くなる問題点があった。
【００１２】
【発明が解決しようとする技術的課題】本発明は前記の
ような諸般の問題点を解決するために発明されたもの
で、ソケットプレートの穴内に挿入・固定されるインサ
ートリングの離脱を防止するようにしたウォッブル式圧
縮機のソケットプレートの製造方法を提供するのにその
目的がある。
ような諸般の問題点を解決するために発明されたもの
で、ソケットプレートの穴内に挿入・固定されるインサ
ートリングの離脱を防止するようにしたウォッブル式圧
縮機のソケットプレートの製造方法を提供するのにその
目的がある。
【００１３】また、本発明は、機械的性質及び物理的性
質がお互い違う金属を、即ちソケットプレートとインサ
ートリングを熱間鍛造により固定する事により、製造工
程が単純化されるだけでなく、大量生産が可能なように
したウォッブル式圧縮機のソケットプレートの製造方法
を提供するのにその目的がある。また、熱間鍛造時、イ
ンサートリング内周縁にオイル溝が形成されるようにし
てオイル溝の加工工程を省略できるようにしたウォッブ
ル式圧縮機のソケットプレートの製造方法を提供するの
にその目的がある。
質がお互い違う金属を、即ちソケットプレートとインサ
ートリングを熱間鍛造により固定する事により、製造工
程が単純化されるだけでなく、大量生産が可能なように
したウォッブル式圧縮機のソケットプレートの製造方法
を提供するのにその目的がある。また、熱間鍛造時、イ
ンサートリング内周縁にオイル溝が形成されるようにし
てオイル溝の加工工程を省略できるようにしたウォッブ
ル式圧縮機のソケットプレートの製造方法を提供するの
にその目的がある。
【００１４】
【課題を解決する為の手段】前記のような目的を達成す
るてめの本発明は、ウォッブル式圧縮機のソケットプレ
ートの製造方法において、お互い機械的・物理的性質の
違うインサートリング及びソケットプレートの母材を圧
出成形機き成形して、前記インサートリングの外周にソ
ケットプレートの母材を挿入して熱間鍛造して成形する
ことを特徴とする。また本発明は、前記インサートリン
グを下部金型の載置部に載置して、前記インサートリン
グの外周にソケットプレートの母材の穴を差し込み下部
金型に載置した後、上部金型プレス圧力を加圧してソケ
ットプレートを成形することを特徴とする。
るてめの本発明は、ウォッブル式圧縮機のソケットプレ
ートの製造方法において、お互い機械的・物理的性質の
違うインサートリング及びソケットプレートの母材を圧
出成形機き成形して、前記インサートリングの外周にソ
ケットプレートの母材を挿入して熱間鍛造して成形する
ことを特徴とする。また本発明は、前記インサートリン
グを下部金型の載置部に載置して、前記インサートリン
グの外周にソケットプレートの母材の穴を差し込み下部
金型に載置した後、上部金型プレス圧力を加圧してソケ
ットプレートを成形することを特徴とする。
【００１５】また本発明は、前記インサートリングの内
周縁に多数個のオイル溝えお成形させ、このオイル溝の
形成された分だけインサートリングの外周縁に押し出さ
れる凸部により母材に密着・固定させることを特徴とす
る。
周縁に多数個のオイル溝えお成形させ、このオイル溝の
形成された分だけインサートリングの外周縁に押し出さ
れる凸部により母材に密着・固定させることを特徴とす
る。
【００１６】
【実施例】以下、添付の図面により本発明の正しい実施
例を説明すると次のようである。図１は本発明のウォッ
ブル式圧縮機用のソケットプレートの製造方法を示した
工程図である。
例を説明すると次のようである。図１は本発明のウォッ
ブル式圧縮機用のソケットプレートの製造方法を示した
工程図である。
【００１７】図１ａは圧出加工によりインサートリング
を成形させる第１工程を示したもので、後述するソケッ
トプレートの穴に差し込まれるように圧出成形機で一定
の直径を有するパイプ１形状に圧出成形する。そして、
パイプ１形状に圧出された母材を図示されてない切断機
で切断してインサートリング１０を成形するのである。
また、前記インサートリング１０はソケットプレートの
穴の内径よりその直径が小さいのが好ましく、これは前
記穴内に簡単に差し込まれるようにするものである。
を成形させる第１工程を示したもので、後述するソケッ
トプレートの穴に差し込まれるように圧出成形機で一定
の直径を有するパイプ１形状に圧出成形する。そして、
パイプ１形状に圧出された母材を図示されてない切断機
で切断してインサートリング１０を成形するのである。
また、前記インサートリング１０はソケットプレートの
穴の内径よりその直径が小さいのが好ましく、これは前
記穴内に簡単に差し込まれるようにするものである。
【００１８】図１ｂに図示したように圧出加工によりソ
ケットプレートの母材を成形させる第２工程で、アルミ
ニウム合金の中央に圧出成形機で穴１１が成形され、一
定の形状を有するプレートバー１２を圧出成形する。そ
して、前記圧出成形されたプレートバー１２を図示され
ていない切断機で切断してソケットプレートの母材２０
を成形するのである。
ケットプレートの母材を成形させる第２工程で、アルミ
ニウム合金の中央に圧出成形機で穴１１が成形され、一
定の形状を有するプレートバー１２を圧出成形する。そ
して、前記圧出成形されたプレートバー１２を図示され
ていない切断機で切断してソケットプレートの母材２０
を成形するのである。
【００１９】図１ｃはソケットプレートを熱間鍛造させ
る金型を示した断面図で、ソケットプレートの鍛造金型
３０は上部金型３２から構成されている。前記上部金型
３１はプレスの駆動により加圧され、中央部に押圧棒３
３が形成され、その外周縁に多数の突出部３４が形成さ
れている。この突出部３４により鍛造時前記インサート
リング１０の内周縁にオイル溝２が形成されるのであ
る。従って、前記オイル溝２を加工するための別途の工
程が必要ないのである。前記下部金型３２は中央に前記
インサートリング１０が載置される載置部３５か形成さ
れている。
る金型を示した断面図で、ソケットプレートの鍛造金型
３０は上部金型３２から構成されている。前記上部金型
３１はプレスの駆動により加圧され、中央部に押圧棒３
３が形成され、その外周縁に多数の突出部３４が形成さ
れている。この突出部３４により鍛造時前記インサート
リング１０の内周縁にオイル溝２が形成されるのであ
る。従って、前記オイル溝２を加工するための別途の工
程が必要ないのである。前記下部金型３２は中央に前記
インサートリング１０が載置される載置部３５か形成さ
れている。
【００２０】従って、本発明の上部金型３１は製品と接
する面にソケットプレート１０４の底面と相応する形状
に加工されており、下部金型３２はソケットプレート１
０４の上面と相応する形状に加工されている。図１ｄ乃
至図１ｆはソケットプレート金型によりソケットプレー
トを製造する第３工程を示したもので、この第３工程で
は前記第１工程で成形されるインサートリング１０を下
部金型３２の載置部３５に載置して、前記インサートリ
ング１０の外周に第２工程で成形されるソケットプレー
トの母材２０の穴１１を差し込み下部金型３２に載置さ
せる（図１ｄ参照）。
する面にソケットプレート１０４の底面と相応する形状
に加工されており、下部金型３２はソケットプレート１
０４の上面と相応する形状に加工されている。図１ｄ乃
至図１ｆはソケットプレート金型によりソケットプレー
トを製造する第３工程を示したもので、この第３工程で
は前記第１工程で成形されるインサートリング１０を下
部金型３２の載置部３５に載置して、前記インサートリ
ング１０の外周に第２工程で成形されるソケットプレー
トの母材２０の穴１１を差し込み下部金型３２に載置さ
せる（図１ｄ参照）。
【００２１】その後、上部金型３１にプレス圧力を加圧
して、この時前記上部金型３１の押圧棒３３は下部金型
３２の載置部３５に載置されているインサートリング１
０の内周縁側に挿入されると同時に、前記プレスの圧力
により押圧棒３３の外周に突出された突出部３４により
インサートリング１０の内周縁に多数個のオイル溝２を
形成させ、このオイル溝２の形成された分だけインサー
トリング１０の外周縁に押し出され凸部が形成される。
して、この時前記上部金型３１の押圧棒３３は下部金型
３２の載置部３５に載置されているインサートリング１
０の内周縁側に挿入されると同時に、前記プレスの圧力
により押圧棒３３の外周に突出された突出部３４により
インサートリング１０の内周縁に多数個のオイル溝２を
形成させ、このオイル溝２の形成された分だけインサー
トリング１０の外周縁に押し出され凸部が形成される。
【００２２】また、ソケットプレートの母材２０は上、
下部金型３１、３２によりソケットプレートの形状通り
成形させると同時に、この母材２０はインサートリング
１０の外周縁に密着固定され、前記上部金型３１からプ
レス圧力を除去して図１ｄに図示したように元位置さ
せ、下部金型から離脱させソケットプレート１０４を形
成するのである（図１ｅ及び図１ｆ参照）。
下部金型３１、３２によりソケットプレートの形状通り
成形させると同時に、この母材２０はインサートリング
１０の外周縁に密着固定され、前記上部金型３１からプ
レス圧力を除去して図１ｄに図示したように元位置さ
せ、下部金型から離脱させソケットプレート１０４を形
成するのである（図１ｅ及び図１ｆ参照）。
【００２３】また、前記第３工程は熱間鍛造により行わ
れ、その加熱温度は２００°Ｃ〜４５０°Ｃで行うのが
好ましく、これは加工度を大きくできるため、同じ時間
内に多くの量を加工でき生産性を高めるだけでなく組織
を微細化できるのである。そして、図２に図示したよう
にソケットプレート１０４が完成された状態の断面図
で、前記インサートリング１０の凸部によりソケットプ
レート１０４に揺之不動に固定され使用中ソケットプレ
ート１０４の穴から離脱されないのである。
れ、その加熱温度は２００°Ｃ〜４５０°Ｃで行うのが
好ましく、これは加工度を大きくできるため、同じ時間
内に多くの量を加工でき生産性を高めるだけでなく組織
を微細化できるのである。そして、図２に図示したよう
にソケットプレート１０４が完成された状態の断面図
で、前記インサートリング１０の凸部によりソケットプ
レート１０４に揺之不動に固定され使用中ソケットプレ
ート１０４の穴から離脱されないのである。
【００２４】
【発明の効果】上述のように本発明は機械的性質及び物
理的性質がお互い違う金属を、即ち、ソケットプレート
とインサートリングを熱間鍛造により固定する事によ
り、ソケットプレートの穴内に挿入・固定されるインサ
ートリングの離脱を防止し、熱間鍛造時、インサートリ
ングの内周縁にオイル溝が形成されるようにしておいる
溝の加工工程を省略できるようにする事により、製造工
程が単純化されるだけでなく、大量生産が可能な効果も
ある。
理的性質がお互い違う金属を、即ち、ソケットプレート
とインサートリングを熱間鍛造により固定する事によ
り、ソケットプレートの穴内に挿入・固定されるインサ
ートリングの離脱を防止し、熱間鍛造時、インサートリ
ングの内周縁にオイル溝が形成されるようにしておいる
溝の加工工程を省略できるようにする事により、製造工
程が単純化されるだけでなく、大量生産が可能な効果も
ある。
【図１】本発明のウォッブル式圧縮機のソケットプレー
トの製造方法を示した工程図である。
トの製造方法を示した工程図である。
【図１ａ】第１工程で圧出加工によりインサートリング
を成形させたものである。
を成形させたものである。
【図１ｂ】第２工程で圧出加工によりソケットプレート
の母材を成形させたものである。
の母材を成形させたものである。
【図１ｃ】ソケットプレート鍛造金型を示した断面図で
ある。
ある。
【図１ｄ】第３工程で下金型にインサートリング及びソ
ケットプレートの母材が載置された状態の断面図であ
る。
ケットプレートの母材が載置された状態の断面図であ
る。
【図１ｅ】下金型にインサートリング及びソケットプレ
ートの母材が載置された状態で上金型が下降する状態の
断面図である。
ートの母材が載置された状態で上金型が下降する状態の
断面図である。
【図１ｆ】第３工程で下金型にインサートリング及びソ
ケットプレートの母材が載置された状態でプレス圧力が
加えられた状態の断面図である。
ケットプレートの母材が載置された状態でプレス圧力が
加えられた状態の断面図である。
【図２】本発明の製造方法により完成されたソケットプ
レートの断面図である。
レートの断面図である。
【図３】ソケットプレートを設置したウォッブル式圧縮
機の断面図である。
機の断面図である。
２：オイル溝 １０：インサートリング ２０：ソケットプレートの母材 ３０：鍛造金型 ３１：上部金型 ３２：下部金型 ３３：押圧部 ３４：突出部 ３５：載置部 １０４：ソケットプレート
Claims (3)
- 【請求項１】 ウォッブル式圧縮機のソケットプレート
の製造方法に於いて、お互い機械的・物理的性質の違う
インサートリング１０及びソケットプレートの母材２０
を圧出成形機で成形して、前記インサートリング１０の
外周にソケットプレートの母材２０を挿入して熱間鍛造
して成形することを特徴とするウォッブル式圧縮機用の
ソケットプレートの製造方法。 - 【請求項２】 前記インサートリング１０を下部金型３
２の載置部３５に載置して、前記インサートリング１０
の外周にソケットプレートの母材２０の穴１１を差し込
み下部金型３２に載置させた後、上部金型３１にプレス
圧力を加えソケットプレート１０４を成形することを特
徴とする特許請求の範囲第１項記載のウォッブル式圧縮
機用のソケットプレートの製造方法。 - 【請求項３】 前記インサートリング１０の内周縁に多
数個のオイル溝２を形成させ、このオイル溝２の形成さ
れた分だけインサートリング１０の外周縁に押出される
凸部により母材２０に密着・固定されることを特徴とす
る特許請求の範囲第１項記載のウォッブル式圧縮機用の
ソケットプレートの製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| KR1019960077603A KR100222099B1 (ko) | 1996-12-30 | 1996-12-30 | 와불식 압축기용 소켓플레이트의 제조방법 |
| KR1996P77603 | 1996-12-30 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10196533A true JPH10196533A (ja) | 1998-07-31 |
| JP3028784B2 JP3028784B2 (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=19492606
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9147010A Expired - Fee Related JP3028784B2 (ja) | 1996-12-30 | 1997-04-30 | 圧縮機用のソケットプレートの製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3028784B2 (ja) |
| KR (1) | KR100222099B1 (ja) |
-
1996
- 1996-12-30 KR KR1019960077603A patent/KR100222099B1/ko active IP Right Grant
-
1997
- 1997-04-30 JP JP9147010A patent/JP3028784B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3028784B2 (ja) | 2000-04-04 |
| KR19980058280A (ko) | 1998-09-25 |
| KR100222099B1 (ko) | 1999-10-01 |
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