JPH1019626A - 流速検出装置 - Google Patents

流速検出装置

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JPH1019626A
JPH1019626A JP8177827A JP17782796A JPH1019626A JP H1019626 A JPH1019626 A JP H1019626A JP 8177827 A JP8177827 A JP 8177827A JP 17782796 A JP17782796 A JP 17782796A JP H1019626 A JPH1019626 A JP H1019626A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、流速センサが故障しているのか否か
ということを流速の測定中に検出できるようにする流速
検出装置の提供を目的とする。 【解決手段】基板上のダイアフラム部材に形成されるヒ
ータエレメント4と、ダイアフラム部材に形成されて、
流体移動に伴う熱移動により抵抗値を変化させる2つの
測温抵抗エレメント5,6と、基板上に形成されて、周囲
温度により抵抗値を変化させる周囲温度測温抵抗エレメ
ント7とで構成される流速センサを使い、ヒータエレメ
ント4と周囲温度測温抵抗エレメント7とを持つブリッ
ジ回路を使ってヒータエレメント4を周囲温度より規定
の高い温度値に加熱し、測温抵抗エレメントを持つブリ
ッジ回路を使って流体の流速に応じた電圧を発生するこ
とで流速を測定する構成を採るときにあって、ブリッジ
中間点の電位を基準値と比較することで、流速センサの
エレメントの故障発生を検出するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒータエレメント
と、そのヒータエレメント上を移動する流体により引き
起こされる熱移動により抵抗値を変化させる測温抵抗エ
レメントとで構成される流速センサを使って流体の流速
を検出する流速検出装置に関し、特に、流速の測定中
に、流速センサが故障しているのか否かを常時検出でき
るようにする流速検出装置に関する。
【0002】流体の流速を測定する流速センサに対して
は、燃焼制御系等に使用される場合、非常に高い信頼性
が要求されることになる。これから、流速の測定中に、
流速センサが故障しているのか否かを常時検出できるよ
うにする構成の構築が叫ばれている。
【0003】
【従来の技術】本出願人は、特願平3-106528 号公報
で、ヒータエレメントと、そのヒータエレメント上を移
動する流体により引き起こされる熱移動により抵抗値を
変化させる測温抵抗エレメントとで構成される流速セン
サとして、高精度かつ高速応答を実現する微細加工ダイ
アフラム構成の流速センサを開示した。
【0004】図10(a)に、この微細加工ダイアフラ
ム構成の流速センサの一例の斜視図、図10(b)に、
その断面図を図示する。この図において、1は例えば単
結晶シリコンからなる約1.7ミリ角、厚さ約0.7ミリの
半導体基板であり、この半導体基板1の中央部には、異
方性エッチングにより空隙部2が形成されており、この
空隙部2の上部は、半導体基板1から空間的に隔離さ
れ、結果的に半導体基板1から熱的に絶縁されたダイア
フラム部3が形成されている。そして、このダイアフラ
ム部3の表面には、薄膜のヒータエレメント4と、それ
を挟む一対の薄膜の測温抵抗エレメント5,6とが形成さ
れ、更に、空隙部2の形成されていない半導体基板1の
表面には、薄膜の周囲温度測温抵抗エレメント7が形成
されている。
【0005】このダイアフラム部3は、窒化シリコンや
酸化シリコンやポリイミド等のような絶縁性材料を使
い、例えば厚さ1ミクロン程度に形成されており、端部
からの熱伝導による損失は極めて小さく熱絶縁が実現さ
れている。ヒータエレメント4、測温抵抗エレメント
5,6、周囲温度測温抵抗エレメント7は、白金、ニッケ
ル、鉄・ニッケル合金、サーミスタ材料などの薄膜で作
られており、測温抵抗エレメント5,6及び周囲温度測温
抵抗エレメント7は、温度変化に応じて抵抗値が変化す
る特性を持つ。
【0006】図11に、この微細加工ダイアフラム構成
の流速センサの温度分布を示す。ヒータエレメント4の
発熱処理を司る制御回路は、ヒータエレメント4を、周
囲温度測温抵抗エレメント7で検出される周囲温度より
もある一定の温度差thを持つ温度になるようにと加熱
する。このとき、流体が流れなければ、測温抵抗エレメ
ント5,6 の温度t1,t2は、この図に示すようにほぼ等し
くなる。
【0007】そして、例えば、測温抵抗エレメント5か
ら測温抵抗エレメント6の配設方向に流体が移動する
と、上流側の測温抵抗エレメント5は、冷却されてΔt1
だけ温度が下がり、下流側の測温抵抗エレメント6は、
熱移動により加熱されてΔt2だけ温度が上昇する。この
結果、測温抵抗エレメント5と測温抵抗エレメント6と
の間に温度差が生じ、これを受けて、測温抵抗エレメン
ト5,6を組み込んだホイーストンブリッジ回路等は、そ
の温度差により生ずる抵抗変化を電圧に変換することで
流体の流速に応じた電圧を出力する。
【0008】このように構成される微細加工ダイアフラ
ム構成の流速センサは、熱絶縁された非常に薄いダイア
フラム部3を使って流速を検出することから、高感度
で、応答速度が速く、かつ低消費電力で流速を測定でき
るという特徴がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、このよ
うな微細加工ダイアフラム構成の流速センサを用いる場
合、その故障を検出する機能を持っていなかった。
【0010】しかしながら、微細加工ダイアフラム構成
の流速センサの持つダイアフラム部3は、厚さが非常に
薄いため、誤った取り扱いや過大な風速への暴露によっ
て破損することが起こる。また、ヒータエレメント4や
測温抵抗エレメント5,6 や周囲温度測温抵抗エレメント
7は、微細パターンの薄膜でできており、過大電流や過
大電圧が印加された場合に焼損してしまう恐れがある。
また、電気的配線のために、電極部が露出した構造にな
っているので、導電性異物の付着・堆積によって電極間
が短絡することで、ヒータエレメント4や測温抵抗エレ
メント5,6 や周囲温度測温抵抗エレメント7が機能しな
くなる恐れがある。
【0011】これから、微細加工ダイアフラム構成の流
速センサを実用化していくには、それが正常であるのか
否かということを常時検出できるようにする構成を構築
していく必要がある。
【0012】特に、高い安全性が要求される工業用燃焼
制御用途に用いる場合には、誤った検出信号による誤っ
た燃焼制御を防止するために、この流速センサの診断機
能を具備していくことが不可欠となる。しかるに、従来
技術では、このような技術的手段を持っていないことか
ら、流速センサの正常/異常の診断ができず、これがた
めに燃焼制御全体の信頼性を低下させてしまうという欠
点があった。
【0013】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、ヒータエレメントと、そのヒータエレメント
上を移動する流体により引き起こされる熱移動により抵
抗値を変化させる測温抵抗エレメントとで構成される流
速センサを使って流体の流速を検出する構成を採るとき
にあって、流速の測定中に、流速センサが故障している
のか否かを常時検出できるようにする新たな流速検出装
置の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の流速検出装置では、基板上に形成される薄
肉状のダイアフラム部材に形成されるヒータエレメント
と、ダイアフラム部材に形成され、ヒータエレメントの
両側に設けられて、ヒータエレメント上を移動する流体
により引き起こされる熱移動により抵抗値を変化させる
2つの測温抵抗エレメントと、基板上のダイアフラム部
材以外の部分に形成されて、周囲温度により抵抗値を変
化させる周囲温度測温抵抗エレメントと、ヒータエレメ
ント/周囲温度測温抵抗エレメント/固定抵抗で構成さ
れるブリッジ回路で構成されて、ヒータエレメントを周
囲温度より規定の高い温度値に加熱するヒータ加熱回路
と、測温抵抗エレメント/固定抵抗で構成されるブリッ
ジ回路で構成されて、ヒータエレメント上を移動する流
体の流速に応じた電圧を発生するセンサ検出回路とを備
える構成を採るときにあって、ヒータ加熱回路を構成す
るブリッジ回路のブリッジ中間点の電位を規定の基準値
と比較することで、ヒータエレメントと周囲温度測温抵
抗エレメントの故障発生を検出する異常検出回路を備え
る構成を採る。
【0015】また、センサ検出回路を構成するブリッジ
回路のブリッジ中間点の電位を規定の基準値と比較する
ことで、測温抵抗エレメントの故障発生を検出する異常
検出回路を備える構成を採る。
【0016】このように構成される本発明の流速検出装
置では、ヒータエレメントや周囲温度測温抵抗エレメン
トが断線したり短絡したりすると、ヒータ加熱回路を構
成するブリッジ回路のブリッジ中間点の電位が、正常状
態のときにとり得る値の範囲から外れることになるの
で、ヒータエレメントと周囲温度測温抵抗エレメントの
故障発生を検出する異常検出回路は、そのブリッジ中間
点の電位を規定の基準値と比較することで、ヒータエレ
メントや周囲温度測温抵抗エレメントに故障が発生した
のか否かを検出する。
【0017】また、測温抵抗エレメントが断線したり短
絡したりすると、センサ検出回路を構成するブリッジ回
路のブリッジ中間点の電位が、正常状態のときにとり得
る値の範囲から外れることになるので、測温抵抗エレメ
ントの故障発生を検出する異常検出回路は、そのブリッ
ジ中間点の電位を規定の基準値と比較することで、測温
抵抗エレメントに故障が発生したのか否かを検出する。
【0018】このように、本発明の流速検出装置によれ
ば、流速の測定中に、流速センサが故障しているのか否
かを常時検出できるようになるので、燃焼制御系のよう
な高い信頼性の要求される所にも適用できるようにな
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。図1に、本発明を具備する流速検出
装置10の装置構成を図示する。
【0020】この図に示すように、本発明の流速検出装
置10は、図10に示した微細加工ダイアフラム構成で
構成されるヒータエレメント4/測温抵抗エレメント
5,6/周囲温度測温抵抗エレメント7を持つ流速センサ
20と、流速センサ20の持つヒータエレメント4及び
周囲温度測温抵抗エレメント7を回路要素として有し
て、ヒータエレメント4の加熱処理を制御する発熱制御
回路30と、流速センサ20の持つ測温抵抗エレメント
5,6を回路要素として有して、測温抵抗エレメント5,6
の抵抗値に応じた電圧を発生する温度差増幅回路40
と、ヒータエレメント4/測温抵抗エレメント5,6/周
囲温度測温抵抗エレメント7の断線・短絡故障を検出す
る異常状態検出回路50とを備える。
【0021】このように、本発明の流速検出装置10で
は、新たに異常状態検出回路50を備えることを特徴と
する。図2に、本発明の一実施例を図示する。この実施
例は、発熱制御回路30に対して異常状態検出回路50
を付加した実施例である。
【0022】この発熱制御回路30は、ヒータエレメン
ト4と固定抵抗R1の直列接続と、周囲温度測温抵抗エ
レメント7と固定抵抗R2の直列接続とを並列に接続す
ることで構成されるホイーストンブリッジ回路と、ホイ
ーストンブリッジ回路の持つ2つの直列接続の中間点の
電圧差を増幅するオペアンプU1と、オペアンプU1の
出力に応じてホイーストンブッリジ回路に供給する電流
量を制御するトランジスタQ1と、トランジスタQ1の
バイアス用電圧を発生する固定抵抗R3,4とで構成され
る。ここで、ホイーストンブリッジ回路は、ヒータエレ
メント4及び周囲温度測温抵抗エレメント7の一端を接
地し、固定抵抗R1及び固定抵抗R2の一端に直流電圧
を印加する構成を採っている。
【0023】この構成に従って、トランジスタQ1を介
して、ホイーストンブリッジ回路に電流が供給され、半
導体基板1から熱的に絶縁されているヒータエレメント
4は、温度上昇することで抵抗値RHを増加させる。こ
れに対して、ヒータエレメント4から熱的に絶縁されて
いる半導体基板1は温度上昇せず、これから、半導体基
板1に接している周囲温度測温抵抗エレメント7は、そ
の抵抗値RRを変化させない。従って、この発熱制御回
路30は、「RH×R2=RR×R1」になるところで
安定する。
【0024】このようにして、発熱制御回路30は、ヒ
ータエレメント4の抵抗値RHと、周囲温度測温抵抗エ
レメント7の抵抗値RRとの比“RH/RR”が一定、
すなわち周囲温度に対するヒータエレメント4の温度上
昇が一定になるようにと、ヒータエレメント4の発熱を
制御する。
【0025】この動作のときに、ホイーストンブリッジ
回路の中間点の電圧は、規定の範囲の値を示すことにな
る。具体的に説明するならば、ホイーストンブッリジ回
路に供給される直流電圧が5Vであるときには、この電
圧は、1V〜2Vを示すことになる。すなわち、正常の
動作時には、オペアンプU1には、1V〜2Vの電圧が
入力されることになる。
【0026】このように構成される場合に、ヒータエレ
メント4が断線すると、オペアンプU1の+入力端子の
電圧は−入力端子の電圧よりも大きくなり、これを受け
て、オペアンプU1の出力は+側に増加してトランジス
タQ1はOFFする。これから、オペアンプU1の+入
力端子と−入力端子の電圧は0.1V以下に落ちる。ま
た、ヒータエレメント4が短絡すると、オペアンプU1
の+入力端子の電圧は0Vになる。
【0027】そして、周囲温度測温抵抗エレメント7が
断線すると、オペアンプU1の−入力端子の電圧は+入
力端子の電圧よりも大きくなり、これを受けて、オペア
ンプU1の出力は−側に減少してトランジスタQ1は飽
和状態となる。これから、オペアンプU1の−入力端子
の電圧は4.9V〜5Vになる。また、周囲温度測温抵抗
エレメント7が短絡すると、オペアンプU1の−入力端
子の電圧は0Vになる。
【0028】すなわち、、オペアンプU1の+入力端子
や−入力端子に入力される電圧は、正常動作時には
“1.5±0.5V”を示すのに対して、ヒータエレメント
4や周囲温度測温抵抗エレメント7が断線したり短絡す
ると、この範囲を外れた値を示すことになる。
【0029】異常状態検出回路50は、このオペアンプ
U1に入力される電圧を監視することで、ヒータエレメ
ント4や周囲温度測温抵抗エレメント7の断線・短絡故
障を検出するものであり、ヒータエレメント4の断線・
短絡故障を検出するために用意されて、オペアンプU1
の+入力端子の電圧を入力とする第1のウィンドウコン
パレータ51と、周囲温度測温抵抗エレメント7の断線
・短絡故障を検出するために用意されて、オペアンプU
1の−入力端子の電圧を入力とする第2のウィンドウコ
ンパレータ52と、第1のウィンドウコンパレータ51
が異常を出力するときと、第2のウィンドウコンパレー
タ52が異常を出力するときには、外部に対して異常を
出力するOR回路53とを備える。
【0030】この第1のウィンドウコンパレータ51や
第2のウィンドウコンパレータ52は、図3に示すよう
に、直列に接続される固定抵抗R5〜R7の抵抗分割に
より生成される基準値“VN+Vth”と、発熱制御回路
30から入力されるホイーストンブリッジ回路の中間点
の電圧Vinとを入力として、「Vin>VN+Vth」のと
きにハイレベルを出力するコンパレータU3と、直列に
接続される固定抵抗R5〜R7の抵抗分割により生成さ
れる基準値“VN−Vth”と、発熱制御回路30から入
力されるホイーストンブリッジ回路の中間点の電圧Vin
とを入力として、「Vin<VN−Vth」のときにハイレ
ベルを出力するコンパレータU4と、2つのコンパレー
タU3,U4の出力値の論理和値を算出して出力するOR
回路U5とで構成される。
【0031】この構成に従って、第1のウィンドウコン
パレータ51や第2のウィンドウコンパレータ52は、
図4に示すように、発熱制御回路30から入力されるホ
イーストンブリッジ回路の中間点の電圧Vinが、「VN
−Vth≦Vin≦VN+Vth」の範囲にあるときにはロー
レベルを出力し、それ以外のときにはハイレベルを出力
するよう動作する。
【0032】これから、図2に示した実施例では、正常
動作時には、発熱制御回路30のオペアンプU1の+入
力端子には“1.5±0.5V”が入力され、ヒータエレメ
ント4の断線・短絡故障時には、それ以外の電圧が入力
されるという特性を考慮して、第1のウィンドウコンパ
レータ51は、“VN”を1.5Vに設定するとともに、
“Vth”を0.5Vに設定しておくことで、ヒータエレメ
ント4が断線・短絡故障するときにはハイレベルを出力
し、正常動作しているときにローレベルを出力する。そ
して、これを受けて、異常状態検出回路50は、外部に
対して、ヒータエレメント4に故障が発生しているのか
否かを通知していくよう処理する。
【0033】また、正常動作時には、発熱制御回路30
のオペアンプU1の−入力端子には“1.5±0.5V”が
入力され、周囲温度測温抵抗エレメント7の断線・短絡
故障時には、それ以外の電圧が入力されるという特性を
考慮して、第2のウィンドウコンパレータ52は、“V
N”を1.5Vに設定するとともに、“Vth”を0.5Vに
設定しておくことで、周囲温度測温抵抗エレメント7が
断線・短絡故障するときにはハイレベルを出力し、正常
動作しているときにローレベルを出力する。そして、こ
れを受けて、異常状態検出回路50は、外部に対して、
周囲温度測温抵抗エレメント7に故障が発生しているの
か否かを通知していくよう処理する。
【0034】このようにして、本発明の流速検出装置1
0は、ヒータエレメント4が断線・短絡故障したり、周
囲温度測温抵抗エレメント7が断線・短絡故障すると、
その旨を外部に出力できるようになる。
【0035】なお、上述したように、ヒータエレメント
4が断線すると、オペアンプU1の+入力端子の電圧は
0.1V以下に落ち、ヒータエレメント4が短絡すると、
オペアンプU1の+入力端子の電圧は0Vになる。従っ
て、第1のウィンドウコンパレータ52については、ウ
ィンドウ機能を持つ必要はなく、単なるコンパレータ機
能があれば足りる。
【0036】図2の実施例では、発熱制御回路30のホ
イーストンブリッジ回路が、ヒータエレメント4及び周
囲温度測温抵抗エレメント7の一端を接地し、固定抵抗
R1及び固定抵抗R2の一端に直流電圧を印加する構成
を採ったが、固定抵抗R1及び固定抵抗R2の一端を接
地し、ヒータエレメント4及び周囲温度測温抵抗エレメ
ント7の一端に直流電圧を印加する構成を採ることも可
能である。
【0037】この構成を採ると、ヒータエレメント4が
断線するときには、オペアンプU1の+入力端子の電圧
は0Vになり、ヒータエレメント4が短絡するときに
は、トランジスタQ1がOFFすることで、オペアンプ
U1の+入力端子の電圧は0.1V以下になる。そして、
周囲温度測温抵抗エレメント7が断線するときには、オ
ペアンプU1の−入力端子の電圧は0Vになり、周囲温
度測温抵抗エレメント7が短絡するときには、トランジ
スタQ1が飽和状態になることで、オペアンプU1の−
入力端子の電圧は4.9V〜5Vになる。従って、図2に
示した異常状態検出回路50を使って、ヒータエレメン
ト4及び周囲温度測温抵抗エレメント7の故障を出力で
きる。
【0038】また、図2の実施例では、発熱制御回路3
0のホイーストンブリッジ回路が、ヒータエレメント4
と固定抵抗R1の直列接続と、周囲温度測温抵抗エレメ
ント7と固定抵抗R2の直列接続とを並列的に接続する
構成を採ったが、図5に示すように、ヒータエレメント
4と周囲温度測温抵抗エレメント7の直列接続と、固定
抵抗R1と固定抵抗R2の直列接続とを並列的に接続す
る構成を採ることも可能である。この構成を採ると、異
常状態検出回路50は、ヒータエレメント4と周囲温度
測温抵抗エレメント7との接続点の電圧VRHを入力とす
る1つのコンパレータ54を備えるだけで足りる。
【0039】図5の実施例について簡単に説明するなら
ば、オペアンプU1の+入力端子の電圧VRHは、正常動
作時には“1.5±0.5V”であるのに対して、ヒータエ
レメント4が断線するときには、トランジスタQ1がO
FFすることで0.1V以下となり、ヒータエレメント4
が短絡するときには0Vとなる。そして、周囲温度測温
抵抗エレメント7が断線するときには0Vとなり、周囲
温度測温抵抗エレメント7が短絡するときには、トラン
ジスタQ1がOFFすることで0.1V以下となるので、
コンパレータ54は、この電圧VRHの値を判断すること
で、外部に対して、ヒータエレメント4及び周囲温度測
温抵抗エレメント7に故障が発生しているのか否かを通
知していくよう処理することになる。
【0040】図6に、本発明の一実施例を図示する。こ
の実施例は、温度差増幅回路40に対して異常状態検出
回路50を付加した実施例である。この温度差増幅回路
40は、測温抵抗エレメント5と固定抵抗R11の直列接
続と、測温抵抗エレメント6と固定抵抗R12の直列接続
とを並列に接続することで構成されるホイーストンブリ
ッジ回路と、このホイーストンブリッジ回路の持つ2つ
の直列接続の中間点の電圧差を増幅する計測アンプ41
とで構成される。ここで、ホイーストンブリッジ回路
は、測温抵抗エレメント5,6の一端を接地し、固定抵抗
R11,R12の一端に直流電圧を印加する構成を採ってい
る。
【0041】この構成に従って、温度差増幅回路40
は、流体の流速により変化する測温抵抗エレメント5,6
の抵抗値に応じた電圧を発生する。この動作のときに、
ホイーストンブリッジ回路の中間点の電圧は、規定の範
囲の値を示すことになる。具体的に説明するならば、ホ
イーストンブッリジ回路に供給される直流電圧が2Vで
あるときには、この電圧は、0.5V〜1.5Vを示すこと
になる。
【0042】このように構成される場合に、測温抵抗エ
レメント5が断線すると、測温抵抗エレメント5と固定
抵抗R11との接続点の電圧Vuは2Vになる。また、測
温抵抗エレメント5が短絡すると、この電圧Vuは0V
になる。
【0043】そして、測温抵抗エレメント6が断線する
と、測温抵抗エレメント6と固定抵抗R12との接続点の
電圧Vdは2Vになる。また、測温抵抗エレメント6が
短絡すると、この電圧Vdは0Vになる。
【0044】すなわち、測温抵抗エレメント5と固定抵
抗R11との接続点の電圧Vuは、、正常動作時には
“1.0±0.5V”となるのに対して、測温抵抗エレメン
ト5が断線したり短絡すると、この範囲を外れた値とな
る。また、測温抵抗エレメント6と固定抵抗R12との接
続点の電圧Vdは、正常動作時には“1.0±0.5V”と
なるのに対して、測温抵抗エレメント6が断線したり短
絡すると、この範囲を外れた値となる。
【0045】異常状態検出回路50は、この電圧Vu,
Vdを監視することで、測温抵抗エレメント5,6の断線
・短絡故障を検出するものであり、測温抵抗エレメント
5の断線・短絡故障を検出するために用意され、測温抵
抗エレメント5と固定抵抗R11との接続点の電圧Vuを
入力とする図3に示した回路構成を採る第1のウィンド
ウコンパレータ55と、測温抵抗エレメント6の断線・
短絡故障を検出するために用意され、測温抵抗エレメン
ト6と固定抵抗R12との接続点の電圧Vdを入力とする
図3に示した回路構成を採る第2のウィンドウコンパレ
ータ56と、第1のウィンドウコンパレータ55が異常
を出力するときと、第2のウィンドウコンパレータ56
が異常を出力するときには、外部に対して異常を出力す
るOR回路57とを備える。
【0046】図3で説明したように、第1のウィンドウ
コンパレータ55や第2のウィンドウコンパレータ56
は、図4に示すように、温度差増幅回路40から入力さ
れるホイーストンブリッジ回路の中間点の電圧Vinが、
「VN−Vth≦Vin≦VN+Vth」の範囲にあるときに
ローレベルを出力し、それ以外のときにハイレベルを出
力するよう動作する。
【0047】これから、図6に示した実施例では、測温
抵抗エレメント5と固定抵抗R11との接続点の電圧Vu
は、正常動作時には“1.0±0.5V”を示し、測温抵抗
エレメント5の断線・短絡故障時には、それ以外の電圧
を示すという特性を考慮して、第1のウィンドウコンパ
レータ55は、“VN”を1.0Vに設定するとともに、
“Vth”を0.5Vに設定しておくことで、測温抵抗エレ
メント5が断線・短絡故障するときにはハイレベルを出
力し、正常動作しているときにローレベルを出力する。
そして、これを受けて、異常状態検出回路50は、外部
に対して測温抵抗エレメント5に故障が発生しているの
か否かを通知していくよう処理する。
【0048】また、測温抵抗エレメント6と固定抵抗R
12との接続点の電圧Vdは、正常動作時には“1.0±
0.5V”を示し、測温抵抗エレメント6の断線・短絡故
障時には、それ以外の電圧を示すという特性を考慮し
て、第2のウィンドウコンパレータ55は、“VN”を
1.0Vに設定するとともに、“Vth”を0.5Vに設定し
ておくことで、測温抵抗エレメント6が断線・短絡故障
するときにはハイレベルを出力し、正常動作していると
きにローレベルを出力する。そして、これを受けて、異
常状態検出回路50は、外部に対して、測温抵抗エレメ
ント6に故障が発生しているのか否かを通知していくよ
う処理する。
【0049】このようにして、本発明の流速検出装置1
0は、測温抵抗エレメント5,6が断線・短絡故障する
と、その旨を外部に出力できるようになる。図6の実施
例では、温度差増幅回路40のホイーストンブリッジ回
路が、測温抵抗エレメント5,6の一端を接地し、固定抵
抗R11,R12の一端に直流電圧を印加する構成を採った
が、固定抵抗R11,R12の一端を接地し、測温抵抗エレ
メント5,6の一端に直流電圧を印加する構成を採ること
も可能である。
【0050】この構成を採ると、測温抵抗エレメント5
が断線するときには、測温抵抗エレメント5と固定抵抗
R11との接続点の電圧Vuは0Vとなり、測温抵抗エレ
メント5が短絡するときには、この電圧Vuは2Vとな
る。そして、測温抵抗エレメント6が断線するときに
は、測温抵抗エレメント6と固定抵抗R12との接続点の
電圧Vdは0Vとなり、測温抵抗エレメント6が短絡す
るときには、この電圧Vdは2Vとなる。従って、図6
に示した異常状態検出回路50を使って、測温抵抗エレ
メント5,6の故障を出力できる。
【0051】また、図6の実施例では、温度差増幅回路
40のホイーストンブリッジ回路が、測温抵抗エレメン
ト5と固定抵抗R11の直列接続と、測温抵抗エレメント
6と固定抵抗R12の直列接続とを並列的に接続する構成
を採ったが、図7に示すように、測温抵抗エレメント5
と測温抵抗エレメント6の直列接続と、固定抵抗R11と
固定抵抗R12の直列接続とを並列的に接続する構成を採
ることも可能である。この構成を採ると、異常状態検出
回路50は、測温抵抗エレメント5と測温抵抗エレメン
ト6との接続点の電圧Vudを入力とする1つのウィンド
ウコンパレータ58を備えるだけで足りる。
【0052】図7の実施例について簡単に説明するなら
ば、測温抵抗エレメント5と測温抵抗エレメント6との
接続点の電圧Vudは、正常動作時には“1.0±0.5V”
となるのに対して、測温抵抗エレメント5が断線すると
きには2Vとなり、測温抵抗エレメント5が短絡すると
きには0Vとなる。そして、測温抵抗エレメント6が断
線するときには0Vとなり、測温抵抗エレメント6が短
絡するときには2Vとなるので、ウィンドウコンパレー
タ58は、この電圧Vudの電圧値を判断することで、外
部に対して、測温抵抗エレメント5,6に故障が発生して
いるのか否かを通知していくよう処理することになる。
【0053】異常状態検出回路50で用いるウィンドウ
コンパレータは、図3に示す回路構成のものに限られる
ものではなく、別のアナログ回路でも実現できるし、デ
ィジタル的に実現することも可能である。
【0054】図8(a)に、アナログ回路で実現するウ
ィンドウコンパレータの他の実施例を図示する。この図
8(a)に示すウィンドウコンパレータは、ボルテージ
フォロワU2でもって入力電圧Vinのインピーダンスを
下げた後、図8(b)に示す回路構成で実現される2つ
の定電圧回路Vthで、“Vin+Vth”と“Vin−Vth”
とを生成し、コンパレータU3で、抵抗分割により生成
される電圧VNと、この“Vin+Vth”とを比較して、
「VN>Vin+Vth」のときにハイレベルを出力させる
とともに、コンパレータU4で、抵抗分割により生成さ
れる電圧VNと、この“Vin−Vth”とを比較して、
「Vin−Vth>VN」のときにハイレベルを出力させ
て、これらのハイレベル出力をOR回路U5を介して出
力することで、図4に示したウィンドウコンパレータ特
性を得るものである。
【0055】また、図9に、ディジタル的に実現する異
常状態検出回路50の他の実施例を図示する。この実施
例の異常状態検出回路50は、マイクロコンピュータM
PUと、マルチプレクサMPXと、A/Dコンバータと
で構成されるものであり、マイクロコンピュータMPU
が、n個の基準電圧VNi とn個の閾値電圧Vth-iとを
記憶する構成を採って、マルチプレクサMPXを制御す
ることで、検出対象となるn個の入力電圧Vin-iを選択
し、それをA/Dコンバータを使ってディジタル値に変
換して読み込み、“Vin-i−VNi ”の絶対値が閾値V
th-iよりも大きいのか否かを判断して、1つでも大きい
ものがあることを判断するときに、エラーメッセージを
出力する構成を採っている。ここで、既知の電圧Vpを
読み込む構成を採っているのは、これを使って、読み込
んだ入力電圧Vin-iの正しい電圧値を得る構成を採って
いるからである。
【0056】図9の異常状態検出回路50を上述の実施
例に適用する場合には、図2に示したヒータエレメント
4と固定抵抗R1との接続点の電圧VHをVin-1として
入力し、図2に示した周囲温度測温抵抗エレメント7と
固定抵抗R2との接続点の電圧VRをVin-2として入力
し、図6に示した測温抵抗エレメント5と固定抵抗R11
との接続点の電圧VuをVin-3として入力し、図6に示
した測温抵抗エレメント6と固定抵抗R12との接続点の
電圧VdをVin-4として入力する。
【0057】そして、電圧VHに対する基準電圧VN1
として1.5Vを設定し、電圧VRに対する基準電圧VN
2として1.5Vを設定し、電圧Vuに対する基準電圧V
N3として1.0Vを設定し、電圧Vdに対する基準電圧
VN4として1.0Vを設定するとともに、電圧VHに対
する閾値電圧Vth-1として0.5Vを設定し、電圧VRに
対する閾値電圧Vth-2として0.5Vを設定し、電圧Vu
に対する閾値電圧Vth-3として0.5Vを設定し、電圧V
dに対する閾値電圧Vth-4として0.5Vを設定する。
【0058】これを受けて、マイクロコンピュータMP
Uは、電圧VHが1.5±0.5Vを外れるか、電圧VRが
1.5±0.5Vを外れるか、電圧Vuが1.0±0.5Vを外
れるか、電圧Vdが1.0±0.5Vを外れるときに、エラ
ーメッセージを出力することで、ヒータエレメント4/
測温抵抗エレメント5,6/周囲温度測温抵抗エレメント
7に故障が発生したことを外部に出力することになる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ヒータエレメントと、そのヒータエレメント上を移動す
る流体により引き起こされる熱移動により抵抗値を変化
させる測温抵抗エレメントとで構成される流速センサを
使って流体の流速を検出する構成を採るときにあって、
流速の測定中に、その流速センサが故障しているのか否
かということを常時検出できるようになる。
【0060】これから、燃焼制御系等のような劣悪な環
境で使用されるのにもかかわらず、高い信頼性が要求さ
れるようなシステムに対しても、この流速センサを使っ
て流体の流速を高精度かつ高速応答で測定できるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置構成図である。
【図2】本発明の一実施例である。
【図3】ウィンドウコンパレータの一実施例である。
【図4】ウィンドウコンパレータの特性説明図である。
【図5】本発明の他の実施例である。
【図6】本発明の一実施例である。
【図7】本発明の他の実施例である。
【図8】ウィンドウコンパレータの他の実施例である。
【図9】異常状態検出回路の他の実施例である。
【図10】微細加工ダイアフラム構成の流速センサの説
明図である。
【図11】微細加工ダイアフラム構成の流速センサの説
明図である。
【符号の説明】
4 ヒータエレメント 5 測温抵抗エレメント 6 測温抵抗エレメント 7 周囲温度測温抵抗エレメント 10 流速検出装置 20 流速センサ 30 発熱制御回路 40 温度差増幅回路 50 異常状態検出回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成される薄肉状のダイアフラ
    ム部材に形成されるヒータエレメントと、 上記ダイアフラム部材に形成され、上記ヒータエレメン
    トの両側に設けられて、上記ヒータエレメント上を移動
    する流体により引き起こされる熱移動により抵抗値を変
    化させる2つの測温抵抗エレメントと、 基板上の上記ダイアフラム部材以外の部分に形成され
    て、周囲温度により抵抗値を変化させる周囲温度測温抵
    抗エレメントと、 上記ヒータエレメントと、上記周囲温度測温抵抗エレメ
    ントと、固定抵抗とで構成されるブリッジ回路で構成さ
    れて、上記ヒータエレメントを周囲温度より規定の高い
    温度値に加熱するヒータ加熱回路と、 上記測温抵抗エレメントと、固定抵抗とで構成されるブ
    リッジ回路で構成されて、上記ヒータエレメント上を移
    動する流体の流速に応じた電圧を発生するセンサ検出回
    路と、 上記ヒータ加熱回路を構成するブリッジ回路のブリッジ
    中間点の電位を規定の基準値と比較することで、上記ヒ
    ータエレメントと上記周囲温度測温抵抗エレメントの故
    障発生を検出する異常検出回路とを備えることを、 特徴とする流速検出装置。
  2. 【請求項2】 基板上に形成される薄肉状のダイアフラ
    ム部材に形成されるヒータエレメントと、 上記ダイアフラム部材に形成され、上記ヒータエレメン
    トの両側に設けられて、上記ヒータエレメント上を移動
    する流体により引き起こされる熱移動により抵抗値を変
    化させる2つの測温抵抗エレメントと、 基板上の上記ダイアフラム部材以外の部分に形成され
    て、周囲温度により抵抗値を変化させる周囲温度測温抵
    抗エレメントと、 上記ヒータエレメントと、上記周囲温度測温抵抗エレメ
    ントと、固定抵抗とで構成されるブリッジ回路で構成さ
    れて、上記ヒータエレメントを周囲温度より規定の高い
    温度値に加熱するヒータ加熱回路と、 上記測温抵抗エレメントと、固定抵抗とで構成されるブ
    リッジ回路で構成されて、上記ヒータエレメント上を移
    動する流体の流速に応じた電圧を発生するセンサ検出回
    路と、 上記センサ検出回路を構成するブリッジ回路のブリッジ
    中間点の電位を規定の基準値と比較することで、上記測
    温抵抗エレメントの故障発生を検出する異常検出回路と
    を備えることを、 特徴とする流速検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の流速検出装置にお
    いて、 異常検出回路は、基準値として、第1の基準値と第2の
    基準値とを生成する構成を採って、ブリッジ中間点の電
    位が、該第1の基準値と該第2の基準値との間の範囲に
    入るのか否かを判断することで、故障発生を検出するよ
    う処理することを、 特徴とする流速検出装置。
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