JPH1019488A - 管形熱交換器 - Google Patents

管形熱交換器

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Publication number
JPH1019488A
JPH1019488A JP17004596A JP17004596A JPH1019488A JP H1019488 A JPH1019488 A JP H1019488A JP 17004596 A JP17004596 A JP 17004596A JP 17004596 A JP17004596 A JP 17004596A JP H1019488 A JPH1019488 A JP H1019488A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
water chamber
heating medium
outlet
inlet
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP17004596A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Okumura
敦史 奥村
Masao Kurokawa
眞佐夫 黒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH1019488A publication Critical patent/JPH1019488A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温大容量の熱交換器において、被加熱媒体
用入口水室の管板の熱衝撃を防止する。 【解決手段】 胴11の底部を閉じる下部鏡板15に複
数の下部管板18が分布して形成され、下部管板18の
外側に給水の入口水室19が形成され、下部鏡板15に
加熱媒体の出口ノズル25が形成された蒸気発生器10
において、出口ノズル25に胴11の内部に延びる延長
管26を接続している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管形熱交換器に関
する。
【0002】
【従来の技術】高温高容量の管形熱交換器においては、
胴の厚さは薄いものが好まれる。胴の肉厚が大きいと温
度勾配が大きくなり、過大な熱応力が発生しやすいから
である。又伝熱管の数も多くなるが、これらの端部が接
合される管板も前述のような胴を考慮すると一つの大き
な管板を使用するよりは複数の相対的に小形の管板を設
けるほうが良い場合がある。又伝熱管も熱膨張が大きく
なる傾向にあるので、それを吸収できる螺旋形伝熱管も
しばしば採用され、熱媒体の流し方も向流形とするのが
選択肢となる。従って図2に示すような管形熱交換器が
蒸気発生器として用いられている。
【0003】図2において、従来型の蒸気発生器50の
円筒形胴51の上下は上部鏡板53及び下部鏡板55で
閉じられ、これらには小形の管板57が一体的に接合さ
れている。そして各管板57に隣接して給水用の入口水
室59及び出口水室61が形成されている。一方加熱媒
体は胴51の側部の入口ノズル63から流入し、下部鏡
板55に形成された出口ノズル65から配管67に流出
するように構成されている。このような構造において入
口水室59に流入した給水は伝熱管69に流入し、螺旋
管部71を通って出口水室61に至り、ここから流出す
るが、その給水は伝熱管69を流れる間に前述の加熱媒
体により加熱され沸騰蒸発する。尚、低温給水に接する
入口水室59の管板57は、熱遮蔽板73により加熱媒
体から遮蔽されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の蒸気発生器50
において、入口水室59の中の給水は未だ加熱されてい
ないので低温であるのに対し、加熱媒体の出口流は熱交
換により降温したといっても相対的には高い温度を有し
ているので、熱遮蔽板があるといっても入口水室59の
管板57ではかなりの熱勾配が生じやすい。更に蒸気発
生器の負荷の変動等により、出口ノズル67に向かう加
熱媒体出口流の温度が大きく変動すると、管板に熱衝撃
を与えるという問題がある。更に多数の伝熱管69が螺
旋管部から直線部に移行しつつ管板59に接合している
ので、熱遮蔽板73の取り付け部の構造は錯綜してお
り、その熱遮蔽板の構造が複雑になると共に空間的制限
から十分な数の熱遮蔽板73を取り付けるのが困難であ
った。従って、本発明は、給水のような被加熱媒体の入
口水室管板に過大な熱応力が発生しない高温大容量の管
形熱交換器を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】如上の課題を解決するた
め、本発明によれば、管形熱交換器は、胴の底部を閉じ
る下部鏡板に複数の管板が分布して形成され、その管板
の外側に被加熱媒体の入口水室が形成されると共に下部
鏡板に加熱媒体の出口ノズルが形成されており、更にそ
の出口ノズルに胴の内部に延びる延長管を接続すること
により入口水室の管板に隣接して加熱媒体の滞留域を形
成するように構成されている。
【0006】
【発明の実施の形態】次に添付の図面を参照して本発明
の実施形態を説明する。図1において、蒸気発生器10
の薄肉の円筒形胴11の上下は,上部鏡板13及び下部
鏡板15で閉じられ、これらにはそれぞれ小形の上部管
板17及び下部管板18が複数一体的に接合されてい
る。更に上部管板17及び下部管板18に隣接して被加
熱媒体である給水の入口水室19及び蒸気の出口水室2
1が形成されている。一方胴11の側部には加熱媒体
(1次熱媒体)の入口ノズル23が形成され、更に下部
鏡板15にはその出口ノズル25が一体的に形成され、
これが出口配管27に継合している。そしてその出口ノ
ズル25には、延長管26が胴11の内方に向かって延
出し、後述の実質的熱交換部の下方で終端している。更
に又、下部管板18に接合し入口水室19に開口した多
数の伝熱管29は、入口ノズル31の下方で螺旋管部3
1を形成し 実質的熱交換部としている。そして伝熱管
29は更に上方に延びて上部管板17に接合し、出口水
室21に開口している。
【0007】以上のような構成の蒸気発生器10におい
て、高温の加熱媒体例えば液体ナトリウムは胴11の側
部の入口ノズル23から流入し、実質的熱交換部を通
り、最後に下部鏡板15に立設された延長管26に入
り、それから出口ノズル25を通って出口配管27に流
出する。このように胴11の中で流れる加熱媒体は、図
においておおよそ矢印に示すように流れるから、延長管
26の上端入口より下方の部分では加熱媒体が滞留し、
滞留域33を形成して下部管板18の上面を覆ってい
る。一方入口水室19に流入した給水は、伝熱管29に
流入し、螺旋管部31を通り出口水室21に至り流出す
る。そして給水は伝熱管29特に螺旋管部31を流れる
間に前述の加熱媒体により加熱されて沸騰し、蒸気とな
り出口水室21から流出する。このような蒸気は適宜な
蒸気使用施設例えば蒸気タービンへ運ばれて使用され
る。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
熱交換器の下部鏡板に入口水室に隣接して形成された加
熱媒体用出口ノズルに延長管を形成し、入口水室の管板
に隣接して加熱媒体の滞留域を形成して加熱媒体の出口
流から管板を隔離したので、管板には熱衝撃が作用しな
くなり過大な熱応力の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の全体構造を示す立断面図で
ある。
【図2】従来の熱交換器の立断面図である。
【符号の説明】
10 蒸気発生器 11 胴 13 上部鏡板 15 下部鏡板 17 上部管板 18 下部管板 19 入口水室 21 出口水室 23 入口ノズル 25 出口ノズル 26 延長管 29 伝熱管 31 螺旋管部 33 滞留域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴の底部を閉じる下部鏡板に複数の管板
    が分布して形成され、前記管板の外側に被加熱媒体の入
    口水室が形成され、前記下部鏡板に加熱媒体の出口ノズ
    ルが形成された管形熱交換器において、前記出口ノズル
    に前記胴内部に延びる延長管を接続したことを特徴とす
    る管形熱交換器。
JP17004596A 1996-06-28 1996-06-28 管形熱交換器 Withdrawn JPH1019488A (ja)

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JP17004596A JPH1019488A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 管形熱交換器

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JP17004596A JPH1019488A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 管形熱交換器

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JPH1019488A true JPH1019488A (ja) 1998-01-23

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ID=15897601

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019035671A1 (en) * 2017-08-16 2019-02-21 Korea Atomic Energy Research Institute STEAM GENERATOR L-SHAPED MANIFOLD COMPRISING A SPIRAL TUBE AND A L-SHAPED AND TUBE-TYPE COLLECTOR COUPLING STRUCTURE

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030902