JPH10194236A - パッケージの起立装置 - Google Patents

パッケージの起立装置

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JPH10194236A
JPH10194236A JP35137196A JP35137196A JPH10194236A JP H10194236 A JPH10194236 A JP H10194236A JP 35137196 A JP35137196 A JP 35137196A JP 35137196 A JP35137196 A JP 35137196A JP H10194236 A JPH10194236 A JP H10194236A
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JP
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package
bucket
conveyor
final
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Application number
JP35137196A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Konno
秀俊 近野
Shigehiro Kinoshita
滋弘 木下
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NIPPON TETRAPACK KK
Original Assignee
NIPPON TETRAPACK KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水平状に供給されたパッケージを簡単な構造
で起立させる。 【解決手段】 水平状態から起立方向に回動するバケッ
ト37にパッケージ5を挿入する。バケット37の回動
領域に湾曲状のガイド部材42を配置し、バケット37
の回動時のパッケージ5の抜け落ちを防止する。バケッ
ト37が直立方向に回動するだけで、パッケージ5が起
立するため、構造が簡単となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジュースなどの飲
料水、その他の内容物が封入されたパッケージを製造す
る製造装置に組み込まれ、パッケージを次工程に送出す
るために水平状態から起立状態とするパッケージの起立
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】牛乳、ジュース等の内容物が封入された
パッケージの包材には、パッケージの軽量化、価格の低
廉化の目的で、プラスチックフィルムがラミネートされ
た紙製の包材が使用されている。このパッケージの製造
は、包材を長手方向に供給しながら、縦シールして筒体
とし、この筒体内に内容物を充填し、その後、横断方向
の横シール及び切断を行って内容物が充填された中間体
であるセミパッケージとする。
【0003】このセミパッケージに対して、折曲による
成形を行って、六角形、八角形等の多角形の外形とする
と共に、横シールして両端に位置するシール部を端面側
に折り畳んで形状が整ったファイナルパッケージとす
る。
【0004】このような製造では、セミパッケージを水
平状に搬送しながら上述した加工を行うが、最終のファ
イナルパッケージを箱詰めするのに際して、ファイナル
パッケージを起立状態とし、この起立状態で箱詰め工程
や検査工程等の次工程に送り出している。このため、フ
ァイナルパッケージを水平状態から起立状態とする必要
がある。
【0005】従来、このような起立装置は水平に配置さ
れたコンベアベルトの一端のプーリの曲面を利用してそ
れまでベルトの上方で水平に搬送されてきた搬送物(こ
の場合ファイナルパッケージ)を下方に落としこみ、起
立させる方法や上下のコンベアにより搬送路を屈曲させ
て形成し、その中を搬送することで起立させる方法が用
いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構造では次の様な問題を惹起する。
【0007】すなわち、前者の方法では、特に搬送物た
るパッケージが長い(高い)場合、この落とし込み部分
のベルトのレイアウトもそれに適合させてプーリを大き
くするか或いは複数設けねばならず、また必然的に起立
させる場所がそれまでの搬送路より低い位置となるた
め、後工程で再度上方へ搬送路を引き上げる必要がある
など構成が複雑でしかも前後の工程とのマッチングをと
るのが困難であった。しかも、パッケージが長ければ
(高ければ)落差を大きくとる必要が生じるため、起立
の際にベルトと擦れてパッケージの側面に傷がついたり
起立の際の衝撃で底部が変形してパッケージの商品価値
が低下してしまうことがある。
【0008】また後者の方法では、コンベアベルトで挟
持した際にパッケージに傷がつくのを防止しつつ十分な
挟持力を維持するためコンベアベルトの張力の調整が困
難である等の問題も有している。
【0009】そこで、本発明は、コンベアベルトによる
挟み込みをなくした新たな構造とすることにより、上述
した問題の発生のないパッケージの起立装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、水平状に搬送されたパッケージ
が水平状態で挿入されるバケットと、このバケットを直
立方向に回動させる回動機構と、バケットの回動終端に
設けられ、バケットからパッケージを受け取る受取部材
と、バケットの回動軌跡に沿った湾曲状に形成され、バ
ケットの回動領域に配置されたガイド部材とを備えてい
ることを特徴とする。
【0011】この構造では、バケットが直立方向に回動
することによって、バケット内のパッケージが一体的に
回動して直立状態となり、受取部材がパッケージを受け
取る際に起立状態となる。ガイド部材はバケットの回動
領域に配置されることにより、バケットの回動の際にパ
ッケージがバケットから脱落しないように作用する。
【0012】このような構造では、コンベアベルトによ
る挟み込みが不要となり、不良品の発生が減少すると共
に、コンベアベルトの交換、挟み込み力の調整が必要な
くなる。
【0013】請求項2の発明は、請求項1記載の発明で
あって、バケットに挿入されたパッケージの後方側への
跳ね返りを防止する跳ね返り防止手段を有していること
を特徴とする。
【0014】跳ね返り手段がパッケージの跳ね返りを防
止するため、パッケージをバケット内の所定の位置に確
実に挿入させることができ、信頼性のある作動が可能と
なる。
【0015】請求項3の発明は、請求項2記載の発明で
あって、前記跳ね返り防止手段は、バケットとガイド部
材との間に設けられ、バケットに挿入されたパッケージ
の後端側に臨むストッパ部材であることを特徴とする。
【0016】ストッパ部材がバケットとガイド部材との
間に配置されることにより、バケットがガイド部材に達
するまでの回動当初に、パッケージがバケットから抜け
落ちることを阻止する。
【0017】請求項4の発明は、請求項3記載の発明で
あって、前記ストッパ部材は、バケットへのパッケージ
の挿入時に搬送路から退避し、パッケージの挿入直後に
搬送路に進出することを特徴とする。
【0018】パッケージのバケットへの挿入時にストッ
パ部材が退避するため、バケットへの挿入の邪魔となる
ことがない。又、パッケージがバケットに挿入された後
は、パッケージの後端に臨むため、上述したパッケージ
の抜け落ちを防止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパッケージの
起立装置の実施形態について図面を用いて説明する。図
1は、この実施形態の起立装置が組み込まれたパッケー
ジ製造装置1の全体の構成を示す斜視図であり、図2は
側面図である。
【0020】このパッケージ製造装置1は、前工程であ
る充填工程の充填機(不図示)により、ジュースやお茶
等の内容物が所定量、充填されたセミパッケージ2(図
3(a)参照)を、内容物に充填状態のままで所定の形
状に成形してファイナルパッケージ5(図3(c)参
照)とし、箱詰め工程あるいは検査工程等の次工程へ送
り出す。
【0021】図1及び図2に示すように、基台3上に
は、前記充填機側に位置する待機部4と、この待機部4
から搬送されたセミパッケージ2を所定の形状に成形し
て完成品である最終形状のファイナルパッケージ5を形
成する成形部6と、成形部6で形成されたファイナルパ
ッケージ5を次工程へ送り出す送出部7とが順に配置さ
れている。さらに、基台3上には、成形部6で所定の形
状に成形されたファイナルパッケージ5を送出部7に搬
送するファイナルパッケージ搬送機構9が設けられてい
る。本実施形態のパッケージの起立装置は、後述するよ
うに送出部7に設けられる。
【0022】充填機から待機部4に供給されるセミパッ
ケージ2は、図3(a)で示すように、内容物が充填さ
れることによって筒状となっていると共に、両端部に
は、横方向に伸びるシール部2a、2bが形成されてい
る。
【0023】セミパッケージ2を搬送するミパッケージ
搬送機構8には、図1及び図4に示すように、待機部4
から成形部6にかけてセミパッケージ2の搬送方向(図
1の矢印A方向)に向かう複数本のセミパッケージコン
ベア(但し、図1及び図4には2本のみ図示)10が配
置されている。このセミパッケージコンベア10は待機
部4の充填機側に配置されたスプロケット11と、成形
部6の送出部7側に配置されたスプロケット12との間
にループ状に巻き掛けられており、セミパッケージ2の
搬送方向に駆動される。同様に、他のセミパッケージコ
ンベア10もスプロケット11、12間に巻き掛けられ
ている。
【0024】セミパッケージコンベア10が巻き掛けら
れた一側の複数個のスプロケット11は、セミパッケー
ジ2の搬送方向に対して略直交する方向に沿って配設さ
れた待機部側シャフト13に固定されている。この待機
部側シャフト13の一端は、基台3上に固定された搬送
モータ14の駆動軸に連結され、他端は基台3上に固定
された軸受15に回転自在に支持されている。
【0025】セミパッケージコンベア10が巻き掛けら
れた他側の複数個のスプロケット12は、セミパッケー
ジ2の搬送方向に対して略直交する方向に沿って配設さ
れた成形部6側のシャフト16に固定されている。この
成形部6側のシャフト16の両端は、軸受17、17に
回転自在に支持されている。そして搬送モータ14の駆
動により、複数本のセミパッケージコンベア10がセミ
パッケージ2の搬送方向に同時に、移動する。
【0026】セミパッケージコンベア10には、図4に
示すように側方に突出する複数のキャリア23が固定さ
れている。キャリア23は一端がセミパッケージコンベ
ア10に固定された状態で、隣接するセミパッケージコ
ンベア10にそれぞれ向けて、すなわち待機部側シャフ
ト13及び成形部側シャフト16と同方向に沿ってそれ
ぞれ突設されている。一のセミパッケージコンベア10
における隣接するキャリア23の間隔は、セミパッケー
ジ2の長さに対応しており、搬送方向の上流側及び下流
側で隣接するキャリア23がセミパッケージ2の両端部
のシール部2a、2b(図3参照)を支持するようにな
っている。
【0027】キャリア23は図5に示すように、一側に
セミパッケージコンベア10への取付部24が設けら
れ、他側にセミパッケージ2のシール部2a、2bを支
持する支持部25が設けられている。支持部25の両側
には、支持爪29、29が突設されている。このような
キャリア23では、支持爪29、29上に、セミパッケ
ージ2の一方のシール部2aが載置され、隣接するキャ
リア23の支持爪29に、他方のシール部2bが載置さ
れることで、セミパッケージ2を支持し、このキャリア
23の支持状態で、待機部4で待機する。そして、セミ
パッケージコンベア10が駆動することにより、セミパ
ッケージ2が待機部4から成形部6へ搬送される。な
お、キャリア23へのセミパッケージ2の供給は、充填
機側に設けられた送りコンベア31によって行われる。
【0028】成形部6では、図3(b)で示すように、
図示しない装置によって両端部のシール部2a、2bを
それぞれ両端面側に折曲させた後、折り線2dに沿って
筒部2cを折曲して多角形とする。これにより、図3
(c)で示すような多角形筒状のファイナルパッケージ
5が作製される。このように成形されたファイナルパッ
ケージ5はファイナルパッケージ搬送機構9によって、
送出部7に搬送される。
【0029】ファイナルパッケージ搬送機構9は図1に
示すように、平行な一対の搬送コンベア18を複数対有
しており、一対の搬送コンベア18によって1個のファ
イナルパッケージ5を搬送する。この搬送はファイナル
パッケージ5を水平状に支持した状態で行われ、ファイ
ナルパッケージ5を水平状態のままで送出部7に送り込
む。
【0030】図6及び図7は送出部7の構造を示し、パ
ッケージ起立装置33と、送出コンベア34と、フィー
ダコンベア35とを備えている。
【0031】パッケージ起立装置33はファイナルパッ
ケージ搬送機構9からのファイナルパッケージ5を受け
取り、送出コンベア34に供給する。このパッケージ起
立装置33は、回動部材36と、回動部材36に取り付
けられた複数(図示する形態では、6個)のバケット3
7とを有している。
【0032】回動部材36は、ファイナルパッケージ搬
送機構9の方向に伸びる2本の回動アーム38を有し、
この回動アーム38の先端部に掛け渡された連結プレー
ト40にバケット37が支持されている。回動アーム3
8の基端部は同アーム38と直交するように配置された
回動軸39に取り付けられており、この回動軸39が回
動モータ41によって回転することにより、回動アーム
38が約90°回動して水平状態から起立する。
【0033】バケット37はファイナルパッケージ5が
挿入され、挿入されたファイナルパッケージ5を送出コ
ンベア35に供給するものであり、連結プレート40に
並列状態で配置され、回動アーム38が起立することに
より、回動軸39を中心として全てのバケット37が同
時に、直立方向に回動し、送出コンベア35の上部近傍
まで移動する。
【0034】各バケット37は連結プレート40によっ
て先端部が封鎖される一方、ファイナルパッケージ搬送
機構9側の後端部が開放されており、この開放された後
端部からファイナルパッケージ5が水平状態で挿入され
る。連結プレート40はバケット37の先端部を封鎖す
ることにより、バケット37内に挿入されたファイナル
パッケージ5を停止させる先端側ストッパとして機能す
る。
【0035】各バケット37の回動領域には、ガイド部
材42が配置されている。このガイド部材42はバケッ
ト37の回動軌跡に沿った湾曲状に成形されている。そ
れぞれのガイド部材42は送出コンベア34が取り付け
られるコンベアケース43に上端が固定されており、こ
の固定部分から対応するバケット37の水平位置に向か
って湾曲状に垂れ下がっている。
【0036】この場合、ガイド部材42の上端42aは
図8に示すように、コンベアケース43の上面側、すな
わち送出コンベア34の上面側にまで伸びており、これ
によりファイナルパッケージ5を送出コンベア34上ま
で確実に案内することができる。これに対し、ガイド部
材42の下端42bは、垂直状に切り欠かれている。こ
のように下端42bを切り欠くことにより、バケット3
7の回動の際にバケット37内のファイナルパッケージ
5の底面が引っ掛かることがなく、円滑にファイナルパ
ッケージ5を案内することができる。
【0037】このようなガイド部材42をバケット37
の回動領域に設けることにより、バケット37の回動時
に、ファイナルパッケージ5がバケット37から落下す
ることを防止できる。これに加えて、ガイド部材42は
ファイナルパッケージ5が水平状態から直立状態に移行
することをガイドする。
【0038】さらに、パッケージ起立装置33には、跳
ね返り防止手段としてのストッパ部材44が設けられて
いる。ストッパ部材44はガイド部材42におけるバケ
ット37と対応した下方に設けられている。より具体的
には、ストッパ部材44はバケット37とガイド部材4
2との間に設けられるものである。
【0039】かかるストッパ部材44は、図7及び図8
に示すように、基台3上に立設されたブラケット板50
の上部に取り付けられている。ブラケット板50へのス
トッパ部材44の取り付けは、ストッパ部材44の後側
に支持ブラケット51を組み付け、この支持ブラケット
51を支持ピン52によってブラケット板50に回動可
能に取り付けることによってなされている。この場合、
ストッパ部材44がバケット37に向かって下方に傾斜
するように、ストッパ部材44と支持ブラケット51と
が組み付けられるものである。
【0040】ストッパ部材44はその重心が支持ピン5
2よりもバケット37側に位置するように、バケット3
7側に長くなっている。このため、自由状態では図8の
実線で示すように、ストッパ部材44が自重でバケット
37に向かって下方に傾斜した状態となっている。この
傾斜状態では、バケット37に送り込まれるファイナル
パッケージ5の搬送路に進出して、その先端がバケット
37に挿入されたファイナルパッケージ5の底面に臨む
ため、ファイナルパッケージ5がバケット37に進入し
て連結プレート40に当接した反力で跳ね返っても、こ
の跳ね返りをストッパ部材44が受け止めるため、跳ね
返りを停止させることができる。これにより、ファイナ
ルパッケージ5が跳ね返っても、バケット37から飛び
出ることがなくなり、確実にバケット37に挿入させる
ことができる。
【0041】一方、ストッパ部材44に対して押し上げ
方向の外力が作用した場合、ストッパ部材44は支持ピ
ン52を中心に回動して、図8の鎖線で示すような略水
平状態となり、ファイナルパッケージ5の搬送路から退
避することができる。このためファイナルパッケージ5
が通過する際に接触すると、ストッパ部材44は略水平
状態となり、ファイナルパッケージ5の通過の邪魔とな
ることがない。
【0042】以上のようなストッパ部材44は、バケッ
ト37とガイド部材42との間に配置されることによっ
て、ガイド部材42の一部として機能する。すなわち、
バケット37とガイド部材42との間には、ファイナル
パッケージ5がバケット37に進入できるだけの間隔を
上下方向に設ける必要があり、バケット37が直立方向
に回動する際に、ファイナルパッケージ5がガイド部材
42とバケット37との間隔内に脱落する可能性があ
る。ストッパ部材44をこのようなガイド部材42とバ
ケット37との間に配置することにより、ストッパ部材
44がファイナルパッケージ5の抜け出しを阻止するこ
とができる。これによりバケット37の回動当初におい
て、ストッパ部材44はファイナルパッケージ5の抜け
落ちを防止するガイド部材として機能している。
【0043】なお、この実施形態のストッパ部材44
は、バケット37内のファイナルパッケージ5に臨む面
44aが平面となっており、跳ね返りによってファイナ
ルパッケージ5の底面が衝突しても、底面を損傷しない
ようになっている。又、この面44aに連設された最下
面44bも平面となっており、通過の際にファイナルパ
ッケージ5の筒部が接触しても、筒部を損傷しないよう
になっている。
【0044】このようなパッケージ起立装置33は、回
動部材36が回動することによって、全てのバケット3
7が同時に回動して送出コンベア34まで移動し、この
移動によって、図8に示すように複数のファイナルパッ
ケージ5を起立させた状態で、送出コンベア35に供給
する。
【0045】送出コンベア34はパッケージ起立装置3
3のバケット37からのファイナルパッケージ5を受け
取る受取部材となっており、パッケージ起立装置33の
上方に配置されている。この送出コンベア34はバケッ
ト37に供給されるファイナルパッケージ5の供給方向
と直交するように配置されており、その直交方向に走行
する。かかる送出コンベア34はファイナルパッケージ
5を起立状態で搬送し、パッケージ製造装置1の外方に
送り出す。
【0046】図7において、45は送出コンベア34を
収納するコンベアケース43内に取り付けられ、送出コ
ンベア34に走行力を付与する駆動プーリである。この
駆動プーリ45と反対側のコンベアケース43の端部に
は、図6に示すように、変換ローラ46が設けられてお
り、この変換ローラ46によって送出コンベア34の方
向転換がおこなれる。
【0047】フィーダコンベア35は図6に示すよう
に、送出コンベア34の上方且つパッケージ起立装置3
3が起立した位置におけるバケット37の対向側に配置
されている。このフィーダコンベア35はその両端側の
プーリ47、47に掛け渡されることにより、そのコン
ベア面が送出コンベア34のコンベア面と直交し、この
直交状態で送出コンベア34と平行に走行する。
【0048】又、フィーダコンベア35には、複数(図
示する形態では、7枚)の倒れ防止片48が取り付けら
れている。この倒れ防止片48の間隔はファイナルパッ
ケージ5が、隣接する倒れ防止片48との間に複数(図
示する形態では2個)挿入できるように設定されてい
る。
【0049】以上のフィーダコンベア35の駆動は、パ
ッケージ起立装置33が送出コンベア34にファイナル
パッケージ5を供給する際に、倒れ防止片48が常に、
ファイナルパッケージ5の後側に位置するようになされ
るものである。これにより、送出コンベア34にファイ
ナルパッケージ5を起立状に供給しても、倒れ防止片4
8がファイナルパッケージ5の後側に位置しているた
め、ファイナルパッケージ5の転倒を阻止することがで
きる。
【0050】この実施形態において、フィーダコンベア
35は連続的に駆動される送出コンベア34に対し、間
欠的に駆動されるように制御されている。この間欠的な
駆動におけるフィーダコンベア35の停止タイミング
は、送出コンベア34にファイナルパッケージ5が供給
される時点から開始され、送出コンベアがファイナルパ
ッケージ5を上流側に倒れ防止片48に移動する時点で
終了するように設定されている。
【0051】次に、以上の送出部7の作動を図9によっ
て説明する。送出コンベア34は連即的に駆動されるこ
とにより、矢印Bで示す方向に連続的に走行している。
図9(a)は、前段で送出コンベア34に供給されたフ
ァイナルパッケージ5が送り出された状態であり、3個
のファイナルパッケージ5が送出コンベア34に残って
いる。この(a)では、フィーダコンベア35の駆動が
停止している。フィーダコンベア35の停止に対し、送
出コンベア34が連続的に走行しているため、3個のフ
ァイナルパッケージ5は送出コンベア34によってB方
向に搬送される。 この搬送によって、3個のファイナ
ルパッケージ5はそれぞれ、上流側、すなわち前側の倒
れ防止片48に接する位置に達し、(b)で示すよう
に、それぞれの倒れ防止片48により移動が停止され
る。この状態で、パッケージ起立装置33が駆動し、そ
のバケット37が上方に回動する。これにより(c)の
破線で示すように、6個の新たなファイナルパッケージ
5が送出コンベア34上に起立状に供給される。
【0052】このとき、フィーダコンベア35は倒れ防
止片が新たなファイナルパッケージをサポートし且つ送
出コンベア34の搬送方向の上流側(図6における右
側)に位置して停止しているため、新たなファイナルパ
ッケージ35は十分なサポートを得られる。すなわち図
6における手前側をバケット37により、奥側をフィー
ダコンベア35により、そして右側を倒れ防止片48に
より支持された状態で送出コンベア34上に載置され
る。又、前段のファイナルパッケージ5が残っていない
後方側の倒れ防止片48との間には、ファイナルパッケ
ージ5が存在しない空位53が形成される。
【0053】この新たなファイナルパッケージ5の供給
時においても、送出コンベア34はB方向に連続的に走
行しており、これにより前動作で供給されたファイナル
パッケージのある箇所を除きファイナルパッケージ5が
前側の倒れ防止片48に接する位置まで移動する。この
移動によって(d)で示すように、後方側の倒れ防止片
48に対応した3個のファイナルパッケージ5の後側
に、さらに新たなファイナルパッケージ挿入用の空位5
4が形成される。
【0054】(d)のように、ファイナルパッケージ5
が前側の倒れ防止片48まで移動した時点で、フィーダ
コンベア35が駆動され、(e)で示すように矢印C方
向にフィーダコンベア35が走行する。この走行によっ
て倒れ防止片48間に2個づつ配置されているファイナ
ルパッケージ5が送り出され、(b)で示す状態とな
り、以下、上述した作動が繰り返される。
【0055】このような送出部7では、送出コンベア3
4の連続的な駆動及びフィーダコンベア35の間欠的な
駆動によって、送出コンベア34に空位が形成され、こ
の空位に新たなファイナルパッケージ5が供給されて搬
送される。従って、倒れ防止片48の間には、常に複数
(2個)のファイナルパッケージ5が挿入されて搬送さ
れるため、密な状態で搬送することができる。このた
め、ファイナルパッケージ5を大量に且つ、迅速に送出
することができる。
【0056】本発明では、バケット37内に挿入された
ファイナルパッケージ5の跳ね返り防止手段として、バ
ケット37を傾斜させても良い。この傾斜はバケット3
7における先端側、すなわち連結プレート40側が低く
なるように行うものであり、この傾斜によってファイナ
ルパッケージ5の跳ね返りがあっても、自重でバケット
37内に戻るため、飛び出すことがなくなる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明は、
バケットが直立方向に回動することによって、バケット
内のパッケージが一体的に回動して直立状態となり、受
取部材がパッケージを受け取る際に起立する。このた
め、パッケージを起立させるためのコンベアベルトによ
る挟み込みが不要となり、不良品の発生が減少すると共
に、コンベアベルトの交換、挟み込み力の調整が必要な
くなる。
【0058】請求項2の発明は、跳ね返り手段がパッケ
ージの跳ね返りを防止するため、パッケージをバケット
内に確実に挿入させることができ、信頼性のある作動が
可能となる。
【0059】請求項3の発明は、ストッパ部材がバケッ
トとガイド部材との間に配置されるため、バケットがガ
イド部材に達するまでの回動当初に、パッケージがバケ
ットから抜け落ちることを阻止できる。
【0060】請求項4の発明は、パッケージのバケット
への挿入時にストッパ部材が退避するため、バケットへ
の挿入の邪魔となることがないと共に、パッケージがバ
ケットに挿入された直後では、パッケージの後端に臨む
ため、跳ね返りによるパッケージの抜け落ちを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が組み込まれたパッケージ
製造装置の全体斜視図である。
【図2】パッケージ製造装置の全体側面図である。
【図3】(a)、(b)、(c)はパッケージの製造工
程を示す斜視図である。
【図4】セミパッケージ搬送機構の斜視図である。
【図5】セミパッケージ搬送機構に使用されるキャリア
の斜視図である。
【図6】送出部の全体斜視図である。
【図7】パッケージ起立装置の一実施形態の斜視図であ
る。
【図8】パッケージ起立装置の側面図である。
【図9】(a)〜(e)はパッケージ送り出しの作動順
序を示す平面図である。
【符号の説明】
5 ファイナルパッケージ 33 パッケージ起立装置 34 送出コンベア 35 フィーダコンベア 36 回動部材 37 バケット 42 ガイド部材 44 ストッパ部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平状に搬送されたパッケージ(5)が
    水平状態で挿入されるバケット(37)と、 このバケット(37)を直立方向に回動させる回動機構
    (36)と、 バケット(37)の回動終端に設けられ、バケット(3
    7)からパッケージ(5)を受け取る受取部材(34)
    と、 バケット(37)の回動軌跡に沿った湾曲状に形成さ
    れ、バケット(37)の回動領域に配置されたガイド部
    材(42)とを備えていることを特徴とするパッケージ
    の起立装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、 バケット(37)に挿入されたパッケージ(5)の後方
    側への跳ね返りを防止する跳ね返り防止手段(44)を
    有していることを特徴とするパッケージの起立装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の発明であって、 前記跳ね返り防止手段(44)は、バケット(37)と
    ガイド部材(42)との間に設けられ、バケット(3
    7)に挿入されたパッケージ(5)の後端側に臨むスト
    ッパ部材(44)であることを特徴とするパッケージの
    起立装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の発明であって、 前記ストッパ部材(44)は、バケット(37)へのパ
    ッケージ(5)の挿入時に搬送路から退避し、パッケー
    ジ(5)の挿入直後に搬送路に進出することを特徴とす
    るパッケージの起立装置。
JP35137196A 1996-12-27 1996-12-27 パッケージの起立装置 Pending JPH10194236A (ja)

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