JPH10193929A - 空気入りバイアス・タイヤ - Google Patents

空気入りバイアス・タイヤ

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JPH10193929A
JPH10193929A JP9001692A JP169297A JPH10193929A JP H10193929 A JPH10193929 A JP H10193929A JP 9001692 A JP9001692 A JP 9001692A JP 169297 A JP169297 A JP 169297A JP H10193929 A JPH10193929 A JP H10193929A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
cord
chafer
rubber
bead
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9001692A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Mitsuyoshi
功 三吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
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Publication of JPH10193929A publication Critical patent/JPH10193929A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 チェーファーの枚数を増加することなく、ビ
ード部耐久性に優れた空気入りバイアス・タイヤを提供
する。 【解決手段】 左右一対のビード・コアーと、タイヤ赤
道面に対して25乃至45度程度の角度で層間で互いに
交差するようにタイヤ赤道面に対し逆方向に延びる、有
機繊維コードをゴムに埋設してなる複数層のカーカス・
プライから形成されるバイアス・カーカスと、テキスタ
イル・チェーファーとを備えた空気入りタイヤにおい
て、テキスタイル・チェーファーは有機繊維コードをゴ
ムに埋設してなる1層のすだれ織りゴム付きコード布層
よりなり、テキスタイル・チェーファーのコードは、隣
接する該カーカス・プライのコードと、タイヤ赤道面を
挟んで同方向に延び、テキスタイル・チェーファーのコ
ードと、隣接する該カーカス・プライのコードとの交差
角度は5乃至40度とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リム径が比較的小さい
軽乗用車用バイアス・タイヤや軽トラック用バイアス・
タイヤなどに代表される小型の空気入りバイアス・タイ
ヤから、リム径が比較的大きな農耕用バイアス・タイヤ
に関するもので、特に、左右一対のビード部に設けられ
たビード・コアーと、該ビード・コアーからラジアル方
向外側に延びるエペックス・ゴムと、クラウン部から両
サイド部を経て両ビード部に延び、該ビード・コアーに
巻回されてビード部に係留された、タイヤ赤道面に対し
て25乃至45度程度の角度で層間で互いに交差するよ
うにタイヤ赤道面に対し逆方向に延びる、有機繊維コー
ドをゴムに埋設してなる複数層のカーカス・プライから
形成されるバイアス・カーカスと、ビード部の該バイア
ス・カーカスのタイヤ回転軸方向外側に配置されたテキ
スタイル・チェーファーとを備えた空気入りバイアス・
タイヤのビード部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の空気入りバイアス・タイヤでは、
左右一対のビード部に設けられたビード・コアーと、該
ビード・コアーからラジアル方向外側に延びるエペック
ス・ゴムと、クラウン部から両サイド部を経て両ビード
部に延び、該ビード・コアーに巻回されてビード部に係
留された、タイヤ赤道面に対して25乃至45度程度の
角度で互いに交錯するように延びる、有機繊維コードを
ゴムに埋設してなる複数層のカーカス・プライから形成
されるバイアス・カーカスと、ビード部の該バイアス・
カーカスのタイヤ回転軸方向外側に配置されたテキスタ
イル・チェーファーとを備えた空気入りタイヤが一般的
で、該テキスタイル・チェーファーには有機繊維コード
をゴムに埋設してなる1層乃至複数層のキャンバス織り
のゴム付きコード布層が使用されているのが一般的であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の空
気入りバイアス・タイヤでは、ビード部耐久性を高める
ためにテキスタイル・チェーファーの枚数を増加するこ
とで対処して来た。その結果、タイヤの重量の増加、タ
イヤの使用材料(費用)の増加、タイヤの製造時間(費
用)の増加などの不具合が生じていた。
【0004】本発明の目的は、上記のような従来技術の
不具合を解消し、チェーファーの枚数を増加することな
く、ビード部耐久性に優れた空気入りバイアス・タイヤ
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による空気入りタイヤは、左右一対のビード
部に設けられたビード・コアーと、クラウン部から両サ
イド部を経て両ビード部に延び該ビード・コアーに巻回
されてビード部に係留された、タイヤ赤道面に対して2
5乃至45度程度の角度で層間で互いに交差するように
タイヤ赤道面に対し逆方向に延びる、有機繊維コードを
ゴムに埋設してなる複数層のカーカス・プライから形成
されるバイアス・カーカスと、該バイアス・カーカスの
ビード部タイヤ軸方向外側に配置されたテキスタイル・
チェーファーとを備えた空気入りタイヤにおいて、
(1)該テキスタイル・チェーファーは有機繊維コード
をゴムに埋設してなる1層のすだれ織りゴム付きコード
布層よりなり、(2)該テキスタイル・チェーファーの
コードは、隣接する該カーカス・プライのコードと、タ
イヤ赤道面を挟んで同方向に延び、(3)該テキスタイ
ル・チェーファーのコードと、隣接する該カーカス・プ
ライのコードとの交差角度は5乃至40度であることを
特徴とする空気入りバイアス・タイヤである。
【0006】上記目的を達成するために、本発明による
空気入りタイヤでは、該テキスタイル・チェーファーの
コードと、隣接する該カーカス・プライのコードとの交
差角度は10乃至25度であることが好ましい。
【0007】前述のように、従来の空気入りバイアス・
タイヤでは、テキスタイル・チェーファーには有機繊維
コードをゴムに埋設してなるキャンバス織りのゴム付き
コード布層が使用されているのが一般的であった。キャ
ンバス織布のコードとコードが交差する個所は被覆ゴム
の厚みが相対的に薄くなっているので、リムとの擦れに
よってまずこのコードとコードが交差する個所の被覆ゴ
ムが無くなりコードが露出する。ゴムと比べるとコード
のリム擦れ耐久力は劣るので、いったんコードが露出す
るとタイヤ内側に向かって急速に進展してカーカス・プ
ライに到達し、ビード部耐久性が低下することになる。
【0008】本発明による空気入りタイヤは上記のよう
な構成であり、特に、(1)テキスタイル・チェーファ
ーは有機繊維コードをゴムに埋設してなる1層のすだれ
織りゴム付きコード布層よりなり、(2)テキスタイル
・チェーファーのコードは、隣接するカーカス・プライ
のコードと、タイヤ赤道面を挟んで同方向に延び、
(3)テキスタイル・チェーファーのコードと、隣接す
るカーカス・プライのコードとの交差角度は5乃至40
度で、好ましくは10乃至25度であるので、従来のキ
ャンバス・チェーファーを備えた空気入りバイアス・タ
イヤと比べ、ビード部耐久性に優れたタイヤが得られ
る。
【0009】すなわち、ビード部耐久性を高めるために
は、コードとコードが交差する個所をできるだけ減少す
ることが効果的であり、本発明による空気入りタイヤは
上記のように、すだれ織りチェーファーが採用され、し
かもそのチェーファーのコードは、隣接するカーカス・
プライのコードと、タイヤ赤道面を挟んで同方向に延び
ているので、コードとコードが交差する個所が極めて少
なくなっている。
【0010】さらに、本発明による空気入りタイヤは上
記のように、すだれ織りチェーファーのコードと、隣接
するカーカス・プライのコードとの交差角度は5乃至4
0度で、好ましくは10乃至25度である。交差角度が
上記の値より小さくなると、チェーファーのコードがカ
ーカス・プライのコードとコードとの間に埋没し、カー
カス・プライをリム擦れから保護するというチェーファ
ー本来の機能を発揮できなくなる。一方、交差角度が上
記の値より大きくなると、コードとコードが交差する個
所が増加しビード部耐久性が急激に低下するとともに、
すだれ織りチェーファーを所定の大きさに切断するため
の裁断作業性が急激に低下するので、上記のようにすだ
れ織りチェーファーのコードと、隣接するカーカス・プ
ライのコードとの交差角度は5乃至40度で、好ましく
は10乃至25度であることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に従う実施例のタイヤ、従
来例のタイヤおよびの比較例タイヤについて説明する。
タイヤは、いずれも、LTS 6.50−16 8PR
RIBである。
【0012】本発明による実施例の空気入りタイヤは、
左右一対のビード部に設けられたビード・コアーと、ク
ラウン部から両サイド部を経て両ビード部に延び、ビー
ド・コアーに巻回されてビード部に係留された、タイヤ
赤道面に対して40度程度の角度で層間で互いに交差す
るようにタイヤ赤道面に対し逆方向に延びる、1260
d/2の66ナイロン・コードをゴムに埋設してなる4
層のカーカス・プライから形成されるバイアス・カーカ
スと、バイアス・カーカスのビード部タイヤ軸方向外側
に配置されたテキスタイル・チェーファーとを備えてい
る。このテキスタイル・チェーファーは840d/2の
6ナイロン・コードをゴムに埋設してなる1層のすだれ
織りゴム付きコード布層で形成されている。このテキス
タイル・チェーファーのコードは、隣接するカーカス・
プライのコードと、タイヤ赤道面を挟んで同方向に延び
るように配置されている。このテキスタイル・チェーフ
ァーのコードはタイヤ赤道面に対して45度の角度で配
置されていて、隣接するカーカス・プライのコードはビ
ード部近傍ではタイヤ赤道面に対して62度の角度で配
置されているので、両者の交差角度は17度である。
【0013】従来例のタイヤは、上記のテキスタイル・
チェーファーが840d/2の6ナイロン・コードより
なる1層のキャンバス織りゴム付きコード布層で形成さ
れていることを除き、上記実施例1のタイヤとほぼ同じ
構造である。
【0014】比較例のタイヤは、すだれ織りのテキスタ
イル・チェーファーのコードが、隣接するカーカス・プ
ライのコードと、タイヤ赤道面を挟んで逆方向に延びる
ように配置されていることを除き、上記実施例1のタイ
ヤとほぼ同じ構造である。
【0015】上記実施例タイヤ、従来例のタイヤおよび
比較例のタイヤについて、室内ビード耐久試験を行っ
た。外径5mのドラム試験機による試験で、ステップ・
ロード方式による試験で、タイヤが故障したときのリム
擦れによりゴムが剥がれた面積を測定した。
【0016】上記の室内ビード耐久試験の試験結果で
は、上記従来例のタイヤのリム擦れによりゴムが剥がれ
た面積を100とすると、上記実施例のタイヤは20で
あり、極めて優れたビード耐久性能を示した。また、比
較例のタイヤは30であった。
【0017】
【発明の効果】上記の比較試験の結果、本発明に基づく
上記実施例のタイヤは、上記従来例のタイヤと比べ、極
めて優れたビード耐久性能を有することが分かった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対のビード部に設けられたビード
    ・コアーと、クラウン部から両サイド部を経て両ビード
    部に延び、該ビード・コアーに巻回されてビード部に係
    留された、タイヤ赤道面に対して25乃至45度程度の
    角度で層間で互いに交差するようにタイヤ赤道面に対し
    逆方向に延びる、有機繊維コードをゴムに埋設してなる
    複数層のカーカス・プライから形成されるバイアス・カ
    ーカスと、該バイアス・カーカスのビード部タイヤ軸方
    向外側に配置されたテキスタイル・チェーファーとを備
    えた空気入りタイヤにおいて、(1)該テキスタイル・
    チェーファーは有機繊維コードをゴムに埋設してなる1
    層のすだれ織りゴム付きコード布層よりなり、(2)該
    テキスタイル・チェーファーのコードは、隣接する該カ
    ーカス・プライのコードと、タイヤ赤道面を挟んで同方
    向に延び、(3)該テキスタイル・チェーファーのコー
    ドと、隣接する該カーカス・プライのコードとの交差角
    度は5乃至40度であることを特徴とする空気入りバイ
    アス・タイヤ。
  2. 【請求項2】該テキスタイル・チェーファーのコード
    と、隣接する該カーカス・プライのコードとの交差角度
    は10乃至25度であることを特徴とする請求項1記載
    の空気入りタイヤ。
JP9001692A 1997-01-08 1997-01-08 空気入りバイアス・タイヤ Withdrawn JPH10193929A (ja)

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