JPH10193329A - 鉄筋入りコンクリート製品の製造方法及びその装置 - Google Patents
鉄筋入りコンクリート製品の製造方法及びその装置Info
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- JPH10193329A JPH10193329A JP460997A JP460997A JPH10193329A JP H10193329 A JPH10193329 A JP H10193329A JP 460997 A JP460997 A JP 460997A JP 460997 A JP460997 A JP 460997A JP H10193329 A JPH10193329 A JP H10193329A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 手作業によらず能率的で大量生産に適する鉄
筋入りコンクリート製品の製造方法及びその装置を提供
する。 【解決手段】 成型用型枠19の側壁22を貫通して成
型用型枠19の内部に水平の鉄筋保持杆23を突出さ
せ、コンクリート製品内に埋設する鉄筋16を成型用型
枠19の内部に突出させた鉄筋保持杆23の上に載置し
た後、成型用型枠19の内部にコンクリート材を供給
し、鉄筋保持杆23を成型用型枠19の内部から退没さ
せた後、成型用型枠19内部のコンクリート材を加圧振
動し、成型用型枠19内のコンクリート製品を成型用型
枠19から脱型する。
筋入りコンクリート製品の製造方法及びその装置を提供
する。 【解決手段】 成型用型枠19の側壁22を貫通して成
型用型枠19の内部に水平の鉄筋保持杆23を突出さ
せ、コンクリート製品内に埋設する鉄筋16を成型用型
枠19の内部に突出させた鉄筋保持杆23の上に載置し
た後、成型用型枠19の内部にコンクリート材を供給
し、鉄筋保持杆23を成型用型枠19の内部から退没さ
せた後、成型用型枠19内部のコンクリート材を加圧振
動し、成型用型枠19内のコンクリート製品を成型用型
枠19から脱型する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に鉄筋が配筋
されている鉄筋入りコンクリート製品の製造方法及びそ
の装置に関するものである。
されている鉄筋入りコンクリート製品の製造方法及びそ
の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリート溝蓋等の、高い強度を要求
されるコンクリート製品は、内部に鉄筋を入れて成型用
型枠により製造している。従来このような鉄筋入りコン
クリート製品を製造する際には、スペーサーを用いて成
型用型枠内部に鉄筋を配置し、この鉄筋が表面に出ない
ように軟らかいコンクリート材を成型用型枠の内部に供
給し、コンクリート材が乾燥固化した後に成型用型枠を
開放して脱型するか、または成型用型枠内の中間位置ま
でコンクリート材を供給し、その上に鉄筋を配置した
後、さらにコンクリート材を供給して加圧と振動とによ
って成型した後、脱型していた。
されるコンクリート製品は、内部に鉄筋を入れて成型用
型枠により製造している。従来このような鉄筋入りコン
クリート製品を製造する際には、スペーサーを用いて成
型用型枠内部に鉄筋を配置し、この鉄筋が表面に出ない
ように軟らかいコンクリート材を成型用型枠の内部に供
給し、コンクリート材が乾燥固化した後に成型用型枠を
開放して脱型するか、または成型用型枠内の中間位置ま
でコンクリート材を供給し、その上に鉄筋を配置した
後、さらにコンクリート材を供給して加圧と振動とによ
って成型した後、脱型していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の鉄筋入
りコンクリート製品の製造方法では、手作業に頼ってい
るため鉄筋の配置位置が一定にならず、非能率で大量生
産ができない問題があった。
りコンクリート製品の製造方法では、手作業に頼ってい
るため鉄筋の配置位置が一定にならず、非能率で大量生
産ができない問題があった。
【0004】本発明は、このような問題を解決し、手作
業によらず能率的で大量生産に適する鉄筋入りコンクリ
ート製品の製造方法及びその装置を提供することを目的
とするものである。
業によらず能率的で大量生産に適する鉄筋入りコンクリ
ート製品の製造方法及びその装置を提供することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、成型用型枠の
側壁を貫通して該成型用型枠の内部に水平の鉄筋保持杆
を突出させ、コンクリート製品内に埋設する鉄筋を前記
成型用型枠の内部に突出させた鉄筋保持杆の上に載置し
た後、前記成型用型枠の内部にコンクリート材を供給
し、鉄筋保持杆を前記成型用型枠の内部から退没させた
後、前記成型用型枠内部のコンクリート材を加圧振動
し、前記成型用型枠内のコンクリート製品を成型用型枠
から脱型することを特徴とする鉄筋入りコンクリート製
品の製造方法、及び側壁を貫通して内部に出没し得る水
平の鉄筋保持杆を有する成型用型枠と、コンクリート製
品内に埋設する鉄筋を多数収納した鉄筋収納函と、該鉄
筋収納函内の鉄筋を前記成型用型枠の内部に突出した鉄
筋保持杆の上に個別に載置する電磁石と、前記鉄筋保持
杆の上に鉄筋が載置された成型用型枠の内部にコンクリ
ート材を供給する給材函と、前記成型用型枠の内部に供
給されたコンクリート材を加圧振動する押型と、を備え
たことを特徴とする鉄筋入りコンクリート製品の製造装
置に係るもので、一定位置に鉄筋を埋設した均一な鉄筋
入りコンクリート製品を能率よく製造することができ
る。
側壁を貫通して該成型用型枠の内部に水平の鉄筋保持杆
を突出させ、コンクリート製品内に埋設する鉄筋を前記
成型用型枠の内部に突出させた鉄筋保持杆の上に載置し
た後、前記成型用型枠の内部にコンクリート材を供給
し、鉄筋保持杆を前記成型用型枠の内部から退没させた
後、前記成型用型枠内部のコンクリート材を加圧振動
し、前記成型用型枠内のコンクリート製品を成型用型枠
から脱型することを特徴とする鉄筋入りコンクリート製
品の製造方法、及び側壁を貫通して内部に出没し得る水
平の鉄筋保持杆を有する成型用型枠と、コンクリート製
品内に埋設する鉄筋を多数収納した鉄筋収納函と、該鉄
筋収納函内の鉄筋を前記成型用型枠の内部に突出した鉄
筋保持杆の上に個別に載置する電磁石と、前記鉄筋保持
杆の上に鉄筋が載置された成型用型枠の内部にコンクリ
ート材を供給する給材函と、前記成型用型枠の内部に供
給されたコンクリート材を加圧振動する押型と、を備え
たことを特徴とする鉄筋入りコンクリート製品の製造装
置に係るもので、一定位置に鉄筋を埋設した均一な鉄筋
入りコンクリート製品を能率よく製造することができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
に基づいて説明する。図1は本発明装置の実施の形態の
一例を示す正面図、図2は図1の平面図であり、四角の
高い櫓状の昇降ガイドフレーム1の上面中央には、昇降
用シリンダ2が鉛直方向に固着されていて、下方に突出
しているピストンロッド3の下端には、昇降ガイドフレ
ーム1の図における右方に向かって水平に延びている水
平案内枠4が固着されている。
に基づいて説明する。図1は本発明装置の実施の形態の
一例を示す正面図、図2は図1の平面図であり、四角の
高い櫓状の昇降ガイドフレーム1の上面中央には、昇降
用シリンダ2が鉛直方向に固着されていて、下方に突出
しているピストンロッド3の下端には、昇降ガイドフレ
ーム1の図における右方に向かって水平に延びている水
平案内枠4が固着されている。
【0007】水平案内枠4は、図2に示すように図の左
右方向に細長い四角形の枠体を、図1に示すように上下
2段にして一体にしたもので、昇降用シリンダ2のピス
トンロッド3を収縮または伸長すると、水平案内枠4の
上方と下方の両側面に取り付けられている昇降用ガイド
コロ5が、昇降ガイドフレーム1の内面側に鉛直に固着
されている昇降用ガイドレール6に沿って転動し、水平
案内枠4は水平の姿勢を保って昇降するようになってい
る。
右方向に細長い四角形の枠体を、図1に示すように上下
2段にして一体にしたもので、昇降用シリンダ2のピス
トンロッド3を収縮または伸長すると、水平案内枠4の
上方と下方の両側面に取り付けられている昇降用ガイド
コロ5が、昇降ガイドフレーム1の内面側に鉛直に固着
されている昇降用ガイドレール6に沿って転動し、水平
案内枠4は水平の姿勢を保って昇降するようになってい
る。
【0008】水平案内枠4の両側面には、図1に示すよ
うに上下で対になっている水平ガイドコロ7が複数組
(図示の実施形態では2組)取り付けられていて、上下
の対になっている水平ガイドコロ7の間には、水平案内
枠4よりもさらに長く延びている水平枠8が挟持されて
いる。
うに上下で対になっている水平ガイドコロ7が複数組
(図示の実施形態では2組)取り付けられていて、上下
の対になっている水平ガイドコロ7の間には、水平案内
枠4よりもさらに長く延びている水平枠8が挟持されて
いる。
【0009】前述した水平案内枠4の中には水平枠移動
用シリンダ9が固着されていて、そのピストンロッド1
0の先端は、水平枠8に結合されている。そのため、水
平枠移動用シリンダ9のピストンロッド10を伸長また
は収縮すると、水平枠8は水平ガイドコロ7に案内され
て、水平案内枠4に対して図の左右方向に移動すること
になる。
用シリンダ9が固着されていて、そのピストンロッド1
0の先端は、水平枠8に結合されている。そのため、水
平枠移動用シリンダ9のピストンロッド10を伸長また
は収縮すると、水平枠8は水平ガイドコロ7に案内され
て、水平案内枠4に対して図の左右方向に移動すること
になる。
【0010】水平枠8の図における左側には、複数の電
磁石11が吊り下げられている。これらの電磁石11に
は、図示しない可撓性の給電線が接続されていて、制御
室からの遠隔操作により電磁石11を励磁したり消磁し
たりすることができるようになっている。
磁石11が吊り下げられている。これらの電磁石11に
は、図示しない可撓性の給電線が接続されていて、制御
室からの遠隔操作により電磁石11を励磁したり消磁し
たりすることができるようになっている。
【0011】電磁石11の下方には、複数の鉄筋収納函
12が設けられている。これらの鉄筋収納函12は、水
平枠8の下方で水平枠8に対し直交する方向に敷設して
あるレール13上で走行できるようになっている。図2
に示すようにレール13に平行している鉄筋収納函12
同志は連結杆14で連結されていて、収納函移動用シリ
ンダ15を作動させることにより、鉄筋収納函12をレ
ール13に沿って移動させることができるようになって
いる。
12が設けられている。これらの鉄筋収納函12は、水
平枠8の下方で水平枠8に対し直交する方向に敷設して
あるレール13上で走行できるようになっている。図2
に示すようにレール13に平行している鉄筋収納函12
同志は連結杆14で連結されていて、収納函移動用シリ
ンダ15を作動させることにより、鉄筋収納函12をレ
ール13に沿って移動させることができるようになって
いる。
【0012】これらの鉄筋収納函12は水平枠8の直下
から外れた位置で、内部に鉄筋16が多数積み重ねて収
納され、水平枠8の直下に移動されるものであり、鉄筋
収納函12に収納する鉄筋16は、製造するコンクリー
ト製品の内部に埋設するのに適した状態に予め組んでお
くものである。
から外れた位置で、内部に鉄筋16が多数積み重ねて収
納され、水平枠8の直下に移動されるものであり、鉄筋
収納函12に収納する鉄筋16は、製造するコンクリー
ト製品の内部に埋設するのに適した状態に予め組んでお
くものである。
【0013】昇降ガイドフレーム1の図1における左側
のレール13を越えた位置には、昇降可能なテーブル1
7があって、テーブル17上には受板18及び成型用型
枠19を載置するようになっている。そしてテーブル1
7の上方には、図1の紙面に垂直方向に前進後退し得る
給材凾20と、昇降し得る押し型21とが配置されてい
る。
のレール13を越えた位置には、昇降可能なテーブル1
7があって、テーブル17上には受板18及び成型用型
枠19を載置するようになっている。そしてテーブル1
7の上方には、図1の紙面に垂直方向に前進後退し得る
給材凾20と、昇降し得る押し型21とが配置されてい
る。
【0014】図3は、上述した成型用型枠19の実施の
形態の一例を示す平面図、図4は図3のIV−IV断面
図、図5は図3のV−V断面図であって、成型用型枠1
9の側壁22には、水平の鉄筋保持杆23が摺動可能に
貫通している。
形態の一例を示す平面図、図4は図3のIV−IV断面
図、図5は図3のV−V断面図であって、成型用型枠1
9の側壁22には、水平の鉄筋保持杆23が摺動可能に
貫通している。
【0015】成型用型枠19の側壁22外側には、シリ
ンダ24が外方向きに固定されていて、シリンダ24の
ピストンロッド25の先端は、結合板26を介して鉄筋
保持杆23の外方端に結合されている。そのため、シリ
ンダ24のピストンロッド25を収縮すると、図3の右
側に示すように鉄筋保持杆23は側壁22から成型用型
枠19の内部に突出し、シリンダ24のピストンロッド
25を伸長すると、図3の左側に示すように鉄筋保持杆
23は成型用型枠19の内部から退没するようになる。
ンダ24が外方向きに固定されていて、シリンダ24の
ピストンロッド25の先端は、結合板26を介して鉄筋
保持杆23の外方端に結合されている。そのため、シリ
ンダ24のピストンロッド25を収縮すると、図3の右
側に示すように鉄筋保持杆23は側壁22から成型用型
枠19の内部に突出し、シリンダ24のピストンロッド
25を伸長すると、図3の左側に示すように鉄筋保持杆
23は成型用型枠19の内部から退没するようになる。
【0016】鉄筋保持杆23が成型用型枠19の内部に
突出した状態の時には、図1ないし図5に示すように、
成型用型枠19内で鉄筋保持杆23の上に、鉄筋16を
載置することができるようになる。次に、上述した装置
を用いて、鉄筋入りコンクリート製品を製造する方法を
説明する。
突出した状態の時には、図1ないし図5に示すように、
成型用型枠19内で鉄筋保持杆23の上に、鉄筋16を
載置することができるようになる。次に、上述した装置
を用いて、鉄筋入りコンクリート製品を製造する方法を
説明する。
【0017】図1に示す昇降用シリンダ2のピストンロ
ッド3を収縮し、水平案内枠4と共に水平枠8を上昇さ
せておき、図2に示す収納函移動用シリンダ15を作動
させて鉄筋収納函12を図2の上方に移動し、鉄筋収納
函12に鉄筋16を多数積み重ねて収納する。
ッド3を収縮し、水平案内枠4と共に水平枠8を上昇さ
せておき、図2に示す収納函移動用シリンダ15を作動
させて鉄筋収納函12を図2の上方に移動し、鉄筋収納
函12に鉄筋16を多数積み重ねて収納する。
【0018】一方、図1に示すようにテーブル17上に
受板18及び成型用型枠19を載置し、成型用型枠19
に固定されているシリンダ24(図3、図5参照)のピ
ストンロッド25を収縮して、鉄筋保持杆23を成型用
型枠19の内部に突出した状態とし、給材凾20は成型
用型枠19の上方から退去させておく。
受板18及び成型用型枠19を載置し、成型用型枠19
に固定されているシリンダ24(図3、図5参照)のピ
ストンロッド25を収縮して、鉄筋保持杆23を成型用
型枠19の内部に突出した状態とし、給材凾20は成型
用型枠19の上方から退去させておく。
【0019】以上の準備を完了した後、収納函移動用シ
リンダ15(図2参照)を作動させ、鉄筋16が収納さ
れている鉄筋収納函12を水平枠8の図1、図2におけ
る左方部分の下に位置するように移動させる。
リンダ15(図2参照)を作動させ、鉄筋16が収納さ
れている鉄筋収納函12を水平枠8の図1、図2におけ
る左方部分の下に位置するように移動させる。
【0020】次に、水平枠移動用シリンダ9のピストン
ロッド10の伸長長さを調節して水平枠8を移動させ、
電磁石11が鉄筋収納函12の真上に位置するように
し、昇降用シリンダ2のピストンロッド3(図1参照)
を伸長して水平案内枠4と共に水平枠8を下降し、鉄筋
収納函12に収納されている最上部の鉄筋16に対して
電磁石11の下面を当接させる。
ロッド10の伸長長さを調節して水平枠8を移動させ、
電磁石11が鉄筋収納函12の真上に位置するように
し、昇降用シリンダ2のピストンロッド3(図1参照)
を伸長して水平案内枠4と共に水平枠8を下降し、鉄筋
収納函12に収納されている最上部の鉄筋16に対して
電磁石11の下面を当接させる。
【0021】この状態で電磁石11を励磁すると、電磁
石11は鉄筋収納函12に収納されている最上部の1個
の鉄筋16を吸着する。この際の励磁による電磁石11
の吸着力は、1個の鉄筋16のみを吸着する力に設定さ
れている。続いて昇降用シリンダ2のピストンロッド3
を収縮し、水平案内枠4と共に水平枠8を上昇させる
と、電磁石11は1個の鉄筋16を吸着したまま、水平
枠8によって上方に引上げられる。
石11は鉄筋収納函12に収納されている最上部の1個
の鉄筋16を吸着する。この際の励磁による電磁石11
の吸着力は、1個の鉄筋16のみを吸着する力に設定さ
れている。続いて昇降用シリンダ2のピストンロッド3
を収縮し、水平案内枠4と共に水平枠8を上昇させる
と、電磁石11は1個の鉄筋16を吸着したまま、水平
枠8によって上方に引上げられる。
【0022】水平案内枠4と共に水平枠8を上昇させた
後、水平枠移動用シリンダ9のピストンロッド10を伸
長し、水平枠8を図1、図2の左方に移動し、電磁石1
1に吸着されている鉄筋16を成型用型枠19の真上に
位置させて、水平枠移動用シリンダ9の作動を停止す
る。
後、水平枠移動用シリンダ9のピストンロッド10を伸
長し、水平枠8を図1、図2の左方に移動し、電磁石1
1に吸着されている鉄筋16を成型用型枠19の真上に
位置させて、水平枠移動用シリンダ9の作動を停止す
る。
【0023】次に、昇降用シリンダ2のピストンロッド
3を伸長すると、水平案内枠4、水平枠8、電磁石11
は下降し、電磁石11に吸着されている鉄筋16も下降
して、成型用型枠19の内部に突出している鉄筋保持杆
23に鉄筋16が当接する。この時昇降用シリンダ2の
作動を停止し、電磁石11への通電を止めて電磁石11
を消磁する。そして昇降用シリンダ2のピストンロッド
3を収縮すると、水平案内枠4、水平枠8、電磁石11
は上昇するが、鉄筋保持杆23に当接した鉄筋16は電
磁石11から離れて鉄筋保持杆23の上に載置されたま
まになっている。
3を伸長すると、水平案内枠4、水平枠8、電磁石11
は下降し、電磁石11に吸着されている鉄筋16も下降
して、成型用型枠19の内部に突出している鉄筋保持杆
23に鉄筋16が当接する。この時昇降用シリンダ2の
作動を停止し、電磁石11への通電を止めて電磁石11
を消磁する。そして昇降用シリンダ2のピストンロッド
3を収縮すると、水平案内枠4、水平枠8、電磁石11
は上昇するが、鉄筋保持杆23に当接した鉄筋16は電
磁石11から離れて鉄筋保持杆23の上に載置されたま
まになっている。
【0024】水平案内枠4、水平枠8、電磁石11を上
昇させた後、水平枠移動用シリンダ9のピストンロッド
10を収縮して水平枠8を図1、図2の右方へ移動し、
電磁石11が成型用型枠19の上から退去して鉄筋収納
函12の真上に位置するようにする。
昇させた後、水平枠移動用シリンダ9のピストンロッド
10を収縮して水平枠8を図1、図2の右方へ移動し、
電磁石11が成型用型枠19の上から退去して鉄筋収納
函12の真上に位置するようにする。
【0025】次に、図1に示す給材凾20を成型用型枠
19の上まで前進させ、図示しないコンクリートホッパ
から給材凾20を介して成型用型枠19の内部にコンク
リート材を供給すると、鉄筋16は鉄筋保持杆23の上
に載置されて成型用型枠19の中間部に水平に保持され
たまま、成型用型枠19の内部にコンクリート材が充填
され、鉄筋16は成型用型枠19の内部に充填されたコ
ンクリート材の中に埋設される。
19の上まで前進させ、図示しないコンクリートホッパ
から給材凾20を介して成型用型枠19の内部にコンク
リート材を供給すると、鉄筋16は鉄筋保持杆23の上
に載置されて成型用型枠19の中間部に水平に保持され
たまま、成型用型枠19の内部にコンクリート材が充填
され、鉄筋16は成型用型枠19の内部に充填されたコ
ンクリート材の中に埋設される。
【0026】次に、成型用型枠19の側壁22外側に固
定されているシリンダ24(図3、図5参照)のピスト
ンロッド25を伸長して、鉄筋保持杆23を成型用型枠
19の内部から退没させ、図1に示す押し型21を下降
して、成型用型枠19の内部に充填されているコンクリ
ート材を加圧しながら振動し、これを成型用型枠19か
ら脱型すると、鉄筋入りコンクリート製品の製造が完了
する。上述した作動を繰り返すことにより、て作業を伴
うことなく連続して鉄筋入りコンクリート製品の製造を
行うことができる。
定されているシリンダ24(図3、図5参照)のピスト
ンロッド25を伸長して、鉄筋保持杆23を成型用型枠
19の内部から退没させ、図1に示す押し型21を下降
して、成型用型枠19の内部に充填されているコンクリ
ート材を加圧しながら振動し、これを成型用型枠19か
ら脱型すると、鉄筋入りコンクリート製品の製造が完了
する。上述した作動を繰り返すことにより、て作業を伴
うことなく連続して鉄筋入りコンクリート製品の製造を
行うことができる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、成型用型枠の側壁を貫通して
成型用型枠の内部に水平突出する鉄筋保持杆により、コ
ンクリート製品内に埋設する鉄筋を支えるため、スペー
サーを用いる等の手作業によらず、一定の位置に鉄筋を
埋設した鉄筋入りコンクリート製品を、自動的に能率良
く大量生産できる効果がある。
成型用型枠の内部に水平突出する鉄筋保持杆により、コ
ンクリート製品内に埋設する鉄筋を支えるため、スペー
サーを用いる等の手作業によらず、一定の位置に鉄筋を
埋設した鉄筋入りコンクリート製品を、自動的に能率良
く大量生産できる効果がある。
【図1】本発明装置の実施の形態の一例を示す正面図で
ある。
ある。
【図2】図1の平面図である。
【図3】本発明の成型用型枠の実施の形態の一例を示す
平面図である。
平面図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】図3のV−V断面図である。
11 電磁石 12 鉄筋収納函 16 鉄筋 19 成型用型枠 20 給材凾 21 押し型 22 側壁 23 鉄筋保持杆
Claims (2)
- 【請求項1】 成型用型枠の側壁を貫通して該成型用型
枠の内部に水平の鉄筋保持杆を突出させ、コンクリート
製品内に埋設する鉄筋を前記成型用型枠の内部に突出さ
せた鉄筋保持杆の上に載置した後、前記成型用型枠の内
部にコンクリート材を供給し、鉄筋保持杆を前記成型用
型枠の内部から退没させた後、前記成型用型枠内部のコ
ンクリート材を加圧振動し、前記成型用型枠内のコンク
リート製品を成型用型枠から脱型することを特徴とする
鉄筋入りコンクリート製品の製造方法。 - 【請求項2】 側壁を貫通して内部に出没し得る水平の
鉄筋保持杆を有する成型用型枠と、コンクリート製品内
に埋設する鉄筋を多数収納した鉄筋収納函と、該鉄筋収
納函内の鉄筋を前記成型用型枠の内部に突出した鉄筋保
持杆の上に個別に載置する電磁石と、前記鉄筋保持杆の
上に鉄筋が載置された成型用型枠の内部にコンクリート
材を供給する給材函と、前記成型用型枠の内部に供給さ
れたコンクリート材を加圧振動する押型と、を備えたこ
とを特徴とする鉄筋入りコンクリート製品の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP460997A JPH10193329A (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | 鉄筋入りコンクリート製品の製造方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP460997A JPH10193329A (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | 鉄筋入りコンクリート製品の製造方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10193329A true JPH10193329A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=11588800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP460997A Pending JPH10193329A (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | 鉄筋入りコンクリート製品の製造方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10193329A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013099874A (ja) * | 2011-11-08 | 2013-05-23 | Nihon Kogyo Co Ltd | コンクリートパネル、そのコンクリートパネルの製造設備および製造方法 |
-
1997
- 1997-01-14 JP JP460997A patent/JPH10193329A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013099874A (ja) * | 2011-11-08 | 2013-05-23 | Nihon Kogyo Co Ltd | コンクリートパネル、そのコンクリートパネルの製造設備および製造方法 |
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