JPH10193233A - 工作機械のサーキュラーテーブル用治具 - Google Patents

工作機械のサーキュラーテーブル用治具

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JPH10193233A
JPH10193233A JP1328197A JP1328197A JPH10193233A JP H10193233 A JPH10193233 A JP H10193233A JP 1328197 A JP1328197 A JP 1328197A JP 1328197 A JP1328197 A JP 1328197A JP H10193233 A JPH10193233 A JP H10193233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jig
circular table
mounting surface
work
parallelism
Prior art date
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Pending
Application number
JP1328197A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nakajima
弘 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Zexel Corp filed Critical Zexel Corp
Priority to JP1328197A priority Critical patent/JPH10193233A/ja
Publication of JPH10193233A publication Critical patent/JPH10193233A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】工作機械のサーキュラーテーブルに取付け、ワ
ーク取付け面の平行度出しを簡単な作業で、しかも短時
間に行うことの出来る治具を提供する。 【構成】 治具11の本体部13から側方へ伸びる複数
の脚19を設ける。脚の下面側先端に突起20を設け、
それより本体部寄りに貫通孔21を形成する。ボルト6
1を貫通孔に通し、サーキュラーテーブル41の逆
「T」の字状の溝43内に配置したナット63に螺合さ
せて、治具をテーブルに取り付ける。さらに、各ボルト
の締め具合を適宜調節することにより、ワーク取付け面
14の平行度を出すことが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、工作機械のサー
キュラーテーブル用治具に関する。さらに詳細に言え
ば、サーキュラーテーブルの平行度即ち振れを補正し
て、ワーク取付け面に高度の平行度を与え、ワークの平
行度に付いての高い加工精度が得られるようにする治具
に関する。
【0002】
【従来の技術】サーキュラーテーブル(以下、単に「テ
ーブル」と言う。)は、別名、付加軸との呼ばれ、NC
フライス盤、マシニングセンター等に取り付けて、回転
軸として使用する。例えば図1に示すように、フライス
盤1は通常X軸、Y軸、Z軸で構成されるが、これらは
直線運動軸であり、これ以外に回転軸として、テーブル
3が付くものがある。このテーブルは、回転できるよう
になっており、例えばカムやリード等の加工に使用され
る。
【0003】ワークはテーブル上に取り付けられるが、
テーブルに平行度が出ておらず、回転時にテーブルに振
れが生じると、加工されるワークの平行度に付いての精
度が得られない。例えば自動車エンジン用の面カム等
は、2ミクロン以下の平行度が要求される。機械が新し
いときにはかなりの平行度が期待できるが、古くなるに
従い、テーブルに振れが生じるようになる。このような
場合、図1に符号3で示されるような治具5が従来から
使用されている。即ち、治具5をテーブル3に取り付け
て、治具5のワーク取付け面6に平行度を与えるように
する。従来方法ではそのために、例えば主軸2にグライ
ンダーを取り付けて回転させ、同時にテーブルも回転さ
せながらこのグラインダーで取付け面6を研磨して、平
行度を出すようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のこのよ
うな治具及びその平行出しの方法では、平行を出すまで
に長い時間を要し、結果的に部品単価の上昇をもたらし
てしまう。
【0005】本願発明は上記の問題点に鑑みなされたも
のであり、従来の治具に比して、短時間に平行出しの出
来る、サーキュラーテーブル用治具を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては以下のごとき手段を採用した。即
ち、その治具の本体部にはその上にワークが載置される
こととなるワーク取付け面と、該ワーク取付け面に平行
な、サーキュラーテーブルに対向することとなるサーキ
ュラーテーブル取付け面とを設ける。そして、このサー
キュラーテーブル取付け面の中心には、サーキュラーテ
ーブルの回転中心孔に挿入されるテーブル取付け軸を設
ける。さらに、本体部からテーブル取付け軸の半径方向
外方へ伸びる複数の脚部とを設ける。この各脚部には、
サーキュラーテーブルに対向する面側においてその先端
部に形成された所定の高さの突起と、この突起より本体
部寄りの位置に形成された貫通孔とを設ける。
【0007】
【作用】サーキュラーテーブルに形成されている逆
「T」の字状の溝内にナットを配置し、ボルトを治具の
脚部の貫通孔に挿通してこのナットに螺合させて、治具
をテーブルに取り付ける。各ボルトの締め具合を適宜調
節することにより、ワーク取付け面の平行度を出すこと
が出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の具体
的な実施の形態を説明する。図2は、本願発明の治具1
1と、該治具11が取り付けられるサーキュラーテーブ
ル41と、該治具11に取り付けられるワーク、本実施
の形態では面カム60との関係を示す斜視図であり、図
3は治具11をテーブル41に取り付けた状態での、図
2の3−3線による断面図である。
【0009】治具11は、丈の短い円板状の本体部13
を備え、この本体部13の上面側はワーク60が取り付
けられることとなるワーク取付け面14となり、下面側
はテーブルに対向するテーブル取付け面15とを備えて
いる。そしてテーブル取付け面の中心位置に下方へ伸び
るテーブル取付け軸17が設けられている。この軸17
は、テーブル41の回転中心位置に形成された治具取付
け孔42に嵌合し、テーブルの回転中心を定める。
【0010】本体部13から、複数本の脚19がテーブ
ル軸17から遠ざかる方向に伸びている。本実施の形態
では脚19は4本で、軸17の半径方向に、即ち軸17
において直交する方向に伸びており、これらの脚19は
同一寸法になっている。そして脚19の下面側即ちテー
ブル41に対向する面側の先端部に所定の高さの突起2
0が形成されている。従って、この治具11がテーブル
41上に載置されたとき、この突起20の部分のみがテ
ーブル41に接触し、脚19の他の部分はテーブル41
から浮いた状態となる。
【0011】さらに脚19は、突起20より軸17に近
い位置に、治具取付け用のボルトが挿通される貫通孔2
1を備えている。この貫通孔21には、治具11をテー
ブル41に取付け、固定するためのボルト61が挿入さ
れる。すなわち、テーブル41には、その上面(治具1
1が取り付けられる面)側において断面が逆「T」の字
状の溝43が、外周面から中央の治具取付け孔42に向
かって所定の長さで形成されている。治具11は、脚1
9の先端の突起が溝43の跨ぐようにしてテーブル41
に載置される。そして、ボルト61を貫通孔21に挿通
し、その先端を溝43内へ差し入れる。溝43の幅が広
くなった部分即ち「T」の字の横線に相当する部分にナ
ット70を入れ、ボルト61と螺合させる。これによ
り、治具11のテーブル41への取付けが行える。
【0012】本体部13のワーク取付け面14側に、ワ
ーク60を取り付けるためのワーク取付け軸23が立設
されている。即ち、本実施の形態で例示したワークは面
カムであり、有底筒状をしており、その開口部上面62
に面カムが形成される。そしてその底壁63の中央に位
置決め孔64が開けられており、この位置決め孔64に
ワーク取付け軸23が嵌合するようになっている。
【0013】さらに本体部13には、ワーク取付け面1
4側からネジ孔25が、本実施の形態では4か所に設け
られている。一方ワーク60の底壁63には、中心の位
置決め孔64の周囲に4個の貫通孔65が形成されてお
り、この貫通孔にボルトを挿通し、ネジ孔25に螺合さ
せることにより、ワーク60の治具11への取付けが出
来る。
【0014】次に本実施の形態にかかる治具の、ワーク
取付け面14の平行度の出し方について説明すると、上
述の如く4本のボルト61を締めて、治具11をテーブ
ル41に緩みのないようにしっかりと取り付ける。その
後、図3に示されるようにダイヤルゲージ71の測定端
子72をワーク取付け面14に接触させた状態でテーブ
ル41を回転させる。そして、ワーク取付け面14のあ
る部分が高くなっている場合には、その場所に近い脚の
孔21に挿入されているボルト61を更に締める。脚1
9の突起20より中心寄りの部分はテーブル41から浮
いているので、このようにボルト61を締めつけると、
そのボルトが挿通されている脚とともに、それに近い本
体部の部分も沈み、対応するワーク取付け面の部分が低
くなる。このように、各ボルト61の締め具合を調節す
ることにより、ワーク取付け面14の平行度を迅速に出
すことが出来る。なお、本実施の態様では、治具11の
テーブル取付け軸17の基部18は治具取付け孔42よ
り若干太くなっており(但し、本体部13の径よりは小
さい。)、その高さは脚19の先端の突起20と同じに
なっている。即ち、治具11は、この基部18と突起2
0とでテーブル41に接触している。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる治具によれば、治具をテーブルに取り付けるボ
ルトの締め量を適宜調節することにより、ワーク取付け
面の平行度を出すことが可能となり、その作業はきわめ
て簡単であり、平行出しに要する時間も大幅に短縮する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の治具及びその使用方法を説明する斜視図
である。
【図2】本願発明の一実施の形態に係るサーキュラーテ
ーブル用治具と、サーキュラーテーブルと、ワークとの
関係を示す分解斜視図である。
【図3】治具をサーキュラーテーブルに取り付けた状態
での、図2の3−3線による断面図である。
【符号の説明】
11 サーキュラーテーブル用治具 13 本体部 14 ワーク取付け面 15 サーキュラーテーブル取付け面 17 テーブル取付け軸 19 脚 20 突起 21 貫通孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械のサーキュラーテーブルに取り
    付けて使用するサーキュラーテーブル用治具において、
    その上にワークが載置されることとなるワーク取付け面
    と、該ワーク取付け面に平行な、サーキュラーテーブル
    に対向することとなるサーキュラーテーブル取付け面と
    を備えた本体部と、前記サーキュラーテーブル取付け面
    の中心に立設された、前記サーキュラーテーブルの回転
    中心孔に挿入されるテーブル取付け軸と、前記本体部か
    ら前記テーブル取付け軸の半径方向外方へ伸びる複数の
    脚部とを備え、前記各脚部は、前記サーキュラーテーブ
    ルに対向する面側においてその先端部に形成された所定
    の高さの突起と、前記突起より前記本体部寄りの位置に
    形成された貫通孔とを備えている、サーキュラーテーブ
    ル用治具。
JP1328197A 1997-01-09 1997-01-09 工作機械のサーキュラーテーブル用治具 Pending JPH10193233A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1328197A JPH10193233A (ja) 1997-01-09 1997-01-09 工作機械のサーキュラーテーブル用治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1328197A JPH10193233A (ja) 1997-01-09 1997-01-09 工作機械のサーキュラーテーブル用治具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10193233A true JPH10193233A (ja) 1998-07-28

Family

ID=11828826

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1328197A Pending JPH10193233A (ja) 1997-01-09 1997-01-09 工作機械のサーキュラーテーブル用治具

Country Status (1)

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JP (1) JPH10193233A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018062037A (ja) * 2016-10-13 2018-04-19 ファナック株式会社 エアバランス機構、及びエアバランス機構の姿勢調整方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018062037A (ja) * 2016-10-13 2018-04-19 ファナック株式会社 エアバランス機構、及びエアバランス機構の姿勢調整方法

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