JPH10193136A - 異形鉄筋へのスリーブ圧着機 - Google Patents

異形鉄筋へのスリーブ圧着機

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Publication number
JPH10193136A
JPH10193136A JP35662396A JP35662396A JPH10193136A JP H10193136 A JPH10193136 A JP H10193136A JP 35662396 A JP35662396 A JP 35662396A JP 35662396 A JP35662396 A JP 35662396A JP H10193136 A JPH10193136 A JP H10193136A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
reinforcing bar
movable member
cylinder
mounting plate
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP35662396A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Sakuma
義和 佐久間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUJI BOLT SEISAKUSHO KK
Fuji Bolt Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
FUJI BOLT SEISAKUSHO KK
Fuji Bolt Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by FUJI BOLT SEISAKUSHO KK, Fuji Bolt Manufacturing Co Ltd filed Critical FUJI BOLT SEISAKUSHO KK
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Publication of JPH10193136A publication Critical patent/JPH10193136A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工現場における異形鉄筋の先端部へ継手用
スリーブを容易に圧着可能とするスリーブ圧着機を提供
する。 【解決手段】 駆動シリンダ4のシリンダロッド4bの
先端にスリーブ収納部5cを有する可動部材5が固着し
てある。シリンダの前方にはこれと所定間隔を保持可能
に取付けプレート8が設けてあり、異形鉄筋1は穴部8
aを通して可動部材5に向けて進入可能である。取付け
プレート8の前面には2つ割構造のスリーブ受け11が
設けてあり、鉄筋の先端に挿着されたスリーブ2の後端
部を支持可能である。可動部材5が進出して、スリーブ
収納部5cの開口部に設けてあるダイス3によってスリ
ーブ2を鉄筋1に圧着する。圧着加工後可動部材が後退
するさいに、取付けプレートの背面側に設けられたくさ
び部材12によって鉄筋が可動部材に追従するのを阻止
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は異形鉄筋同士を突き合わせ
接続するための継手要素であるスリーブを異形鉄筋の先
端部に固着するための異形鉄筋へのスリーブ圧着機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】異形鉄筋同士の突き合わせ接続の手段と
して、鉄筋の先端部に予めスリーブを固着しておき、ボ
ルトを介してスリーブ同士を接続したり、鉄筋の先端部
に予めおねじ部を刻設しておき、スリーブのめねじ部に
このおねじ部をねじ込んで接続すること等が採用されて
いる。
【0003】鉄筋の先端部へのスリーブの固着は多くの
場合、工場で予めプレス機や冷間鍛造機などによって行
なっている。しかし施工の都合上通常の異形鉄筋を用い
て現場打ちし、コンクリートの境界に突出した異形鉄筋
の先端部に継手用スリーブを固着し、コンクリートの境
界から突出した鉄筋の先端にさらに異形鉄筋を接続する
必要が生じる場合もある。かかる場合には、施工現場に
おける移動可能な圧着機を用いてスリーブをそれぞれコ
ンクリート壁面から突出している異形鉄筋の先端に圧着
している。
【0004】ところで現在用いられている圧着機は、一
般に油圧装置とこの油圧装置によって発生する油圧によ
ってスリーブの周囲に圧着のための力(グリップ力)を
及ぼさせる圧着ダイスと、これら両者を結ぶ高圧パイプ
とからなるものが用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した圧着機は、圧
着しようとするスリーブの周囲をダイスで囲み、周囲か
ら中心に向けて加圧力を加えるものであるため、大きな
圧着力を必要とし、そのために大形化して装置の重量が
大きくなり、施工現場における作業性の向上を阻んでい
る問題がある。また大きな加圧力を要するものであるた
め高価となる問題もある。
【0006】そこで本発明の目的は、軽量かつ作業性に
秀れた圧着機を安価に提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の異形鉄筋へのスリーブ圧着機は、鉄筋に
スリーブを圧着するダイスと、このダイスの駆動手段で
ある駆動シリンダとを一体化して軽量化することによ
り、施工現場における運搬・取扱いを容易化してある。
【0008】このダイスは、シリンダロッドの先端に固
着された可動部材に設けてあり、シリンダによって進退
可能としてある。可動部材にはダイスによって圧着加工
されたスリーブを収納可能なスリーブ収納部が設けてあ
り、上記したダイスはこのスリーブ収納部の開口部に取
り付けてある。
【0009】駆動シリンダと所定距離を保持した位置に
は、取付けプレートを介して鉄筋の先端に挿着されたス
リーブを後退不能に支持するスリーブ受けが設けてあ
る。
【0010】スリーブを圧着しようとする異形鉄筋を、
取付けプレートの穴部及びスリーブ受けの挿通孔を通し
て駆動シリンダに向けて突出させ、先端部にスリーブを
挿着した状態で、可動部材を前進させると、ダイスによ
ってスリーブに対して押し出し加工が行なわれ、スリー
ブは異形鉄筋に圧着される。圧着加工されたスリーブ
は、可動部材のスリーブ収納部内に相対的に進入して圧
着加工中における可動部材の前進を妨げないようにして
ある。
【0011】可動部材が後退すると、スリーブ及びこれ
に固着された異形鉄筋は、ダイスとスリーブ間の摩擦力
によってシリンダ側へ移動させようとする力が働くが、
この力に対しては取付けプレートの背面側に設けてある
くさび部材によって引き出されるのを防止可能としてあ
る。スリーブ及びくさび部材は2つ割または3つ割とし
てあり、異形鉄筋に対する着脱を容易にしてある。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態の一例に
ついて図面を参照して説明する。
【0013】図1は、本発明の要部を示すもので、異形
鉄筋1の先端に挿着されたスリーブ2の先端がダイス3
内に進入しようとしている状態を示している。スリーブ
2は、先端部側がやや小径となっており、大径部との境
界はテーパー状に形成してある。小径部側にはめねじ部
が設けてあり、大径部には異形鉄筋1を挿着可能な挿通
孔が設けてある。この挿通孔とめねじ部とは段差で仕切
ってあり、大形部に挿通した鉄筋はこれ以上進入しない
ように構成してある。
【0014】このダイスに進退運動を与える駆動シリン
ダ4は、油圧ポンプ装置と高圧パイプ(いずれも図示せ
ず)で接続してある。駆動シリンダ4のシリンダ本体4
aには把手や操作ボタンが設けてある(いずれも図示
略)。シリンダ本体4aの前端部(図1左方)の中心部
にはシリンダロッド4bが設けてあり、その先端部には
上述したダイス3を取り付けた可動部材5が固着してあ
る。
【0015】可動部材5は、円筒状に形成された筒部5
aの先端に大径に形成してなるつば部5bを有するもの
からなる。筒部5aの端部側はシリンダロッド4bに固
着してあり、シリンダロッドの先端部が位置する部分か
らつば部5bのほぼ中ほどまでの区間は、進入して来た
スリーブ2を収納可能なスリーブ収納部5cとなってい
る。
【0016】スリーブ収納部5cの開口部5dは、つば
部5bの内周部に設けられたテーパ孔部と連続してお
り、このダイス3はこのテーパ孔部に嵌合している。ダ
イス3はつば部5bの外周に固着されたリング状部材6
を介して、ダイスの外側周囲を覆うように取り付けられ
た円板状のダイス押え7によって脱落不能に取り付けて
ある。
【0017】駆動シリンダ4の前方には、これとの間隔
を所定距離を保持して取付けプレート8が設けてある。
取付けプレート8は4本のサポートバー9(1本だけ図
示)によってシリンダ4と一定の間隔を保持して支持さ
れている。各サポートバー9の両端部から所定長範囲に
はおねじ部9a,9bが刻設してあり、このおねじ部に
螺合したナット10…によってシリンダ4と取付けプレ
ート8との間隔を調整可能にしてある。なお、サポート
バー9のシリンダ側は、駆動シリンダ4の前部にこれと
一体に設けてある固定盤4cにナット10,10を介し
て固定されている。
【0018】取付けプレート8におけるシリンダロッド
4bの延長上には、後述のスリーブ受け11及びくさび
部材12を取り付ける穴部8aが設けてある。この穴部
8aはシリンダ側(右側)に深さの小さい大径のテーパ
状に形成してあり、シリンダ4との反対側(左側)は深
さの大きい小径のテーパ状に形成してある。孔部8aは
これら両テーパ部によって段差を有するものとなってい
る。
【0019】取付けプレート8のシリンダ側の面に取り
付けられているスリーブ受け11は、円錐台の大径部近
傍に所定幅のフランジ部11aが設けてあり、このフラ
ンジ部の外側には取付けプレートの第1テーパ部と嵌合
可能なテーパ部11bが形成してある。フランジ部11
aの内側(図右側)にもテーパ部及び先端部が平行部か
らなる円錐台部11cとなっている。円錐台部11cの
先端部の径は、鉄筋1に圧着しようとするスリーブの径
よりもやや小さくしてある。このスリーブ受け11の中
心部には、異形鉄筋1を挿通可能な挿通孔11dが設け
てある。また、このスリーブ受け11はいわゆる2つ割
構造を採用しており、異形鉄筋1を取付けプレートの穴
部に挿通したときに,挿通孔11dによって鉄筋を把持
する際の操作を容易にしてある。くさび部材12は外周
が取付けプレートのテーパ部に対応するテーパからなる
円錐台状に形成してあり、中央部に鉄筋1を把持可能な
穴からなる把持部12aが設けてある。なお、くさび部
材12も軸方向に2つ割にしてあり、鉄筋1がシリンダ
側(左方)へ引っ張られると、テーパ部によって中心向
きの力が働いて鉄筋を締め付けて、前方への移動を阻止
可能にしてある。その他図示してないが、取付けプレー
ト8にはスリーブ受け11やくさび部材12の着脱及び
保持を容易にする部材を設けて、スリーブの圧着作業の
能率向上を図る工夫が凝らしてある。
【0020】次に動作ついて説明する。
【0021】初めに、可動部材5が後退した状態にして
おいて、取付けプレートの穴部8aをスリーブを圧着し
ようとする異形鉄筋1の先端に合わせて挿入する。次に
鉄筋1の先端部にスリーブ2を挿着する。さらにスリー
ブ2の後端部と取付けプレート8との間にスリーブ受け
11を取り付けて、取付けプレートを右方に移動させる
と、2つ割のスリーブ受けはテーパ部によって中心向き
の力が加わり、鉄筋を押え込んだ状態となる。ここで予
めくさび部材12を取付けプレート8の背後から穴部8
aに差し込んでおく。次に駆動シリンダ4によって可動
部材5をスリーブ2に向けて進出させると、まもなくダ
イス3がスリーブ2の先端部に当接して図1に示す状態
となる。
【0022】さらに駆動シリンダ4によって可動部材5
を進出させると、スリーブの小径部がダイス3内を通過
して先端部がスリーブ収納部5c内に到達する。さらに
可動部材が進出すると、ダイス3によってスリーブ2の
テーパ部から押し出し加工が始まり、さらに大径部を押
し出し加工で変形させることによって鉄筋1の先端部に
圧着する。スリーブ2の後端部がダイス3を通過するこ
とにより圧着工程が終了する(図2参照)。このとき、
加工されたスリーブはスリーブ収納部5c内に収納され
た状態となっている。
【0023】次に駆動シリンダ4によって可動部材5を
後退させると、押し出し加工によって小径に変形したス
リーブが、ダイス穴を通ってスリーブ収納部5cから抜
き出される。加工後のスリーブの外径は弾性変形により
ダイス穴より大きくなっている。したがって、可動部材
が戻るときのダイスとスリーブとの間の摩擦力は大きく
なっているので、異形鉄筋1は大きな力でシリンダ側へ
の引っ張り力を受けるが、くさび部材12が鉄筋の移動
を阻止するため、鉄筋は可動部材に追従せず、初めの位
置を保持している。
【0024】可動部材の後退が終了したところで、スリ
ーブ受け11及びくさび部材12を取り外し、次いで取
付けプレート8を異形鉄筋1から外してスリーブ圧着の
一工程が終了する。
【0025】本発明は、スリーブを圧着しようとする異
形鉄筋が打設したコンクリートの壁面から100〜12
0mm程度突出していればよく、鉄筋の向きは水平や垂
直または斜めなど方向を問わないので広範な利用が可能
である。そして圧着に押し出成形の一態様を採用してお
り、加工のための出力が比較的小さくて済むので、装置
も小形化し、作業性を向上させることが可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明は駆動シリンダによって直接的に
進退するダイスによって異形鉄筋の先端にスリーブを圧
着する構成を採用してあるので、小出力による加工が可
能であり、圧着機を小形化できかつ、駆動シリンダによ
る1回のストロークで圧着可能となるので作業性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成の要部を示すもので、スリーブが
ダイスの入口に到達した状態を示している一部切欠断面
図である。
【図2】同、スリーブが異形鉄筋に圧着された状態を示
す一部切欠断面図である。
【符号の説明】
1 異形鉄筋 2 スリーブ 3 ダイス 4 駆動シリンダ 4b シリンダロッド 5 可動部材 5c スリーブ収納部 8 取付けプレート 8a 穴部 11 スリーブ受け 12 くさび部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮自在なシリンダロッドを備えた駆動
    シリンダと、 上記駆動シリンダの前方に該シリンダと所定距離を保持
    可能に設置してある取付けプレートと、 上記取付けプレートの中央部に異形鉄筋を挿通可能に設
    けられた穴部と、 上記取付けプレートの上記シリンダ側の面に上記穴部を
    覆い、上記鉄筋に圧着しようとするスリーブの後端部を
    支持可能に設けてあるスリーブ受けと、 上記シリンダロッドの先端に設けてあり、上記スリーブ
    を収納可能なスリーブ収納部を備えた可動部材と、 上記可動部材の開口部に設けてあり、該可動部材が前進
    することにより上記スリーブを上記鉄筋の先端部に圧着
    可能に設けてあるダイスと、 上記取付けプレートの背面側から上記穴部に装着可能で
    あり、上記可動部材が上記圧着後に後退する際の上記可
    動部材に対する上記鉄筋の追従を阻止するくさび部材と
    を備えていることを特徴とする異形鉄筋へのスリーブ圧
    着機。
JP35662396A 1996-12-27 1996-12-27 異形鉄筋へのスリーブ圧着機 Withdrawn JPH10193136A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113146129A (zh) * 2021-05-19 2021-07-23 常州伟泰科技股份有限公司 一种剪刀臂焊接用双重定位工装

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113146129A (zh) * 2021-05-19 2021-07-23 常州伟泰科技股份有限公司 一种剪刀臂焊接用双重定位工装

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040302