JPH10192188A - ボディーパフ及びその製造方法並びにその製造に用いる挿通板及びボディーパフ製造器具 - Google Patents

ボディーパフ及びその製造方法並びにその製造に用いる挿通板及びボディーパフ製造器具

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JPH10192188A
JPH10192188A JP35885796A JP35885796A JPH10192188A JP H10192188 A JPH10192188 A JP H10192188A JP 35885796 A JP35885796 A JP 35885796A JP 35885796 A JP35885796 A JP 35885796A JP H10192188 A JPH10192188 A JP H10192188A
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puff
net
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crushed
longitudinal direction
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Application number
JP35885796A
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Inventor
Yumi Hayakawa
由美 早川
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Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 泡立ち、肌あたりが良好で、水切れの効果も
十分に得られるボディーパフ及びそのようなボディーパ
フを容易に製造できる方法を提供する。 【解決手段】 本ボディーパフの製造方法は、弾性及び
伸縮性のある、両端の少なくとも一方が開放及び/又は
閉鎖された筒状若しくは袋状の長尺状網体を二重長尺状
網体にし、その後、該二重長尺状網体の一端部から、他
端に向かって、その長手方向に丸めて、丸めた二重長尺
状網体2aを製作し、次いで、該丸めた二重長尺状網体
の胴部を糸状体若しくは紐状体4aで縛って、開放され
ている端部を広げて八重花状部11を構成したものとす
ることができる。また、筒状等の長尺状網体を長手方向
にリング状で且つ蛇腹状に押し潰し、その後、該押し潰
された筒状体に縦方向に糸状体若しくは紐状体をかけ、
該糸状体若しくは該紐状体により該押し潰された筒状体
を略8の字形状となるように縛って、ボディーパフを製
造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボディーパフ及び
その製造方法並びにその製造に用いる挿通板及びボディ
ーパフ製造器具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ボディーシャンプー、石けん
等の洗剤を用いて体を洗うための道具としては、スポン
ジ状のボディースポンジ、或いはタオル状の物、ブラシ
状の物が広く使われている。上記ボディースポンジにつ
いては、ウレタンフォーム、ゴム等の樹脂より発泡し、
周固をグラインドしたものや、表面に不織布等を接着し
た物、布状の素材で覆った物等がある。上記タオルに
は、ナイロンタオル等の合成繊維、綿等の天然素材があ
る。上記ブラシには、合成のナイロン、豚毛等の天然、
表面に布を覆った物等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ボディー
スポンジは、泡立ち、肌あたりについては良好だが、発
泡体であるため、水切れの効果は十分に得られない。ま
た、上記タオルは、水切れ、使用性は良好だが、泡立ち
に対して十分な効果が得られない。更に、上記ブラシ
は、使い勝手、肌あたり等の点において特異であり普及
度も低い。
【0004】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、泡立ち、肌あたりが良好で、水切れ
の効果も十分に得られるボディーパフ及びそのようなボ
ディーパフを容易に製造できる方法、並びにその製造に
用いる挿通板及びボディー用パフ製造器具を提供するこ
とを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明(以
下、単に第1発明という。他請求項の場合も同様に表記
する。)のボディーパフの製造方法は、弾性及び伸縮性
のある、両端が開放及び/又は閉鎖された筒状若しくは
袋状の長尺状網体の一又は二以上を平面状の多重長尺状
網体にし、その後、該多重長尺状網体の一端部から、他
端に向かって、その長手方向に丸めて、丸めた多重長尺
状網体を製作し、次いで、該丸めた多重長尺状網体の胴
部を糸状体若しくは紐状体で縛って、開放されている端
部を広げて八重花状部を構成することを特徴とする。
【0006】第2発明のボディーパフの製造方法は、弾
性及び伸縮性のある、両端が開放及び/又は閉鎖された
筒状若しくは袋状の長尺状網体の一又は二以上を平面状
の多重長尺状網体にし、その後、該多重長尺状網体を縫
うように長手方向に糸状体を通して、該糸状体の一端を
該多重長尺状網体に固定しておき、次いで、該糸状体に
そって該多重長尺状網体を押し縮めることによって該多
重長尺状網体を波うたせ、その後、波うった該多重長尺
状網体を長手方向に丸め、次いで、該丸めた多重長尺状
網体の胴部を糸状体で縛って、開放されている端部を広
げて八重花状部を構成することを特徴とする。上記第1
発明及び第2発明において、上記「多重長尺状網体」と
しては、筒状若しくは袋状の長尺状網体の1つを用いた
もの(二重長尺状網体となる。)でもよいし、その2つ
以上を積層したもの(4重、6重等の多重長尺状網体と
なる。)でもよい。そして、この4重以上の多重長尺状
網体としては、筒状若しくは袋状の長尺状網体の2以上
を平面状にし、これを上下に積層したものでもよいし、
筒状若しくは袋状の一長尺状網体の中に又は外に他の筒
状若しくは袋状の長尺状網体を挿入・配置して、その後
これらを平面状にして積層したものでもよい。
【0007】尚、上記「糸状体」若しくは「紐状体」
は、本発明の目的を果たすことができるものであればよ
く、その素材又は構造は問わない。これらの発明のボデ
ィーパフ製造方法においては、網体で長尺状体を構成
し、これによりボディーパフを得るものであるため、水
切れが良好で乾きが早いボディーパフを得ることができ
る。また、二重等の多重に積層されたもの網体(波うた
せたものがより好ましい。)を、丸めてボディーパフを
構成するものであるため、得られるボディーパフは、適
度な弾性があり、肌当たりがよい。更に、このボディー
パフは、適度に空隙があるため、使用の際には洗剤、水
及び空気が混ざりやすく泡立ちが良好である。このボデ
ィーパフは、筒状等の網状体を使用するので、ボディー
パフの表面は筒状体の側部である多重(二重等)網体の
ループ部で構成されている。このため、ボディーパフ使
用時に網体の端部が肌に触れることが少なく、肌当たり
がより好適である。
【0008】上記長尺状網体は、第3発明に示すよう
に、樹脂製で、ダイヤモンド状又は蜂の巣状の網目を有
するものとすることができる。従って、この場合には、
適度な弾性及び伸縮性があり、且つ一般に多く用いら
れ、容易に入手することができるので便利である。
【0009】また、上記丸めた多重長尺状網体の胴部を
縛る際には、該多重長尺状網体の網を縫うように長手方
向に通した糸状体によって、該丸めた多重長尺状網体の
胴部を縛ることができる。この場合は、別途縛るための
糸状体を用意する場合に比べて製造工程を簡略化でき
る。尚、多重長尺状網体を長手方向に縫う糸状体も、多
重長尺状網体の幅方向中央位置を縫うことが望ましい。
そうすることで、胴部を縛ったのち開放されている両端
部を広げる際に、縫い糸が邪魔になることがなく、両側
を均等に広げることができるものである。また、上記長
手方向に通した上記糸状体によって縛る場合において
も、多重長尺状網体を縫う糸状体は、多重長尺状網体の
幅中央を縫うことが望ましい。
【0010】上記丸めた多重長尺状網体の上記胴部を縛
る箇所は、第5発明に示すように、該胴部の略中央であ
るものとすることができる。従って、緊縛部の両側がそ
れぞれ均等に半球状に広げられ、略球状のボディーパフ
とすることができ、どの面をも使用することができる。
【0011】また、第6発明に示すように、上記波うっ
た該多重長尺状網体を長手方向に丸める際には、少なく
とも2本の棒状体によって、該波うった多重長尺状網体
の一部を幅方向に挟み、該多重長尺状網体がずれないよ
うにし、その後、該棒状体を該棒の長手方向を軸に対し
て回転させて、該多重長尺状網体を長手方向に丸めるこ
とができる。この場合には、多重長尺状網体の端部を挟
んで多重長尺状網体を容易に丸めることができ、丸めた
後は、その芯から容易に棒状体を引き抜くことができ
る。
【0012】更に、少なくとも、上記丸めた多重長尺状
網体の上記胴部を縛る際に、該両端部を広げて行うこと
ができる。即ち、上記波うった該多重長尺状網体を長手
方向に丸め、胴部を縛る際には、該多重長尺状網体を幅
方向に引き延ばした状態で該多重長尺状網体を丸め、縛
るものである。尚、この引っ張って拡張させるときは、
胴部を縛る際のみならず、丸める時等、最初から行って
もよい。この場合には、波うった多重長尺状網体を容易
に丸めることができ、且つ、胴部を縛る位置も正確に特
定でき、縛った後は、容易に端部を広げて表面が均一な
ボディーパフを得ることができる。
【0013】第7発明の製造方法は、弾性及び伸縮性の
ある、両端が開放及び/又は閉鎖された筒状若しくは袋
状の長尺状網体を長手方向にリング状で且つ蛇腹状に押
し潰し、その後、該押し潰された筒状体に縦方向に糸状
体若しくは紐状体をかけ、該糸状体若しくは該紐状体に
より該押し潰された筒状体を略8の字形状となるように
縛り、次いで、該緊縛部の両側を広げてボディーパフを
得ることを特徴とする。この「筒状若しくは袋状の長尺
状網体」は、2以上の網体を筒形状若しくは袋形状に積
層したもの、即ち、筒状若しくは袋状の一長尺状網体の
中に又は外側に、他の筒状若しくは袋状の長尺状網体を
挿入して、全体として筒形状若しくは袋形状に積層した
ものとすることができる。また、この「筒状若しくは袋
状の長尺状網体」は、通常、押し潰し易いようにするた
めに、両端の一方又は両方が開放とされている。
【0014】また、本製造方法によれば、蛇腹状に押し
潰してボディーパフを製造するので、得られるボディー
パフは、適度な弾性及び空隙があり、そのため、肌当た
りがよいし、使用の際には洗剤、水及び空気が混ざりや
すく泡立ちが良好である。また、前記発明に示すと同様
に、水切れが良好で乾きが早いボディーパフを得ること
もできる。この方法により製造されるボディーパフにお
いても、本体表面はほとんど筒状体側部の蛇腹(二重等
の多重網体のループ部)で構成されているため、網の端
部が肌に当たることが少なく肌当たりがよいものであ
る。
【0015】上記長尺状網体は、樹脂製で、ダイヤモン
ド状又は蜂の巣状の網目を有するものとすることができ
る。また、この緊縛部は、第9発明に示すように、上記
押し潰された筒状体の平面を略円形とした場合の略中心
線に相当する部分とすることができる(図9のX−X線
参照)。即ち、上記押し潰された筒状体に糸状体等をか
け、該糸状体等により該押し潰された筒状体を略8の字
状に縛る際に、該押し潰された筒状体の中心軸を縦に囲
むように糸状体をかけるものである。ここで、上記「筒
状体の中心軸を縦に囲むように糸状体等をかける」と
は、筒状体の中心軸を含む面内においてこの中心軸を囲
むように糸状体をかける、ということである。そして、
この筒状体の中心軸は、筒状体の上面と下面に両端を持
つ線分であるものとする。
【0016】上記のように筒状体に糸状体若しくは紐状
体をかけ縛ることにより、上記筒状体は均等に2分割さ
れ、左右等しい8の字形状が構成される。この8の字の
両側(緊縛部の両側)を広げて得られるボディーパフ
は、両側を同じように使用することができる。尚、「中
心軸を囲むように」との記載は、筒状体が変形していな
いことを表すものではない。即ち、筒状体が直径方向に
押し潰されている場合には、中心軸に向かって外周が押
し潰されたと考えることができ、押し潰された後の長方
形若しくは楕円形又はその変形形状等の中央線が筒状体
の中心軸であるものと考えることができる。
【0017】更に、上記筒状体を縛る際には、該筒状体
を該筒状体の直径方向に向かって引き延ばした状態で縛
ることができる。このように、緊縛部の両側を大きく広
げることにより、前記発明に示すと同様に、略球状のボ
ディーパフを容易に得ること等の効果がある。
【0018】第10発明のボディーパフ製造用挿通板
は、上記筒状体に挿通しておき、該筒状体を長手方向に
蛇腹状に押しつぶす際にこれに沿って押しつぶすための
板状体であって、該筒状体を押しつぶす方向に沿って該
筒状体を押し潰す側の辺に切り込みを有することを特徴
とする。この挿通板を用いることにより、筒状体を容易
に蛇腹状に押しつぶすことができる。また、この挿通板
は上記のような切り込みを有するので、筒状体を押し潰
されたあと、挿通板を筒状体に挿通したままで、挿通板
の切り込みを通して筒状体に糸状体をかけ、筒状体を縛
ることができる。更に、挿通板が板状体であるために、
切り込み部分が厚くなく、上記筒状体の挿通板に隔てら
れて向かい合う部分を切り込み部分で引き寄せて糸状体
で結び、略8の字の形状をなすように縛ることが容易で
ある。また、筒状体を縛った後、そのまま緊縛部が切り
込みを通ることによって、縛った筒状体を挿通板から引
き抜くことができる。
【0019】また、この挿通板は、幅が上記筒状体の内
径の1/2以上であり、幅中央の位置に上記切り込みを
有するものが好ましい。ここで、上記挿通板の「幅」と
は、上記挿通板の面内にあって上記筒状体を押しつぶす
方向と垂直な方向の寸法である。これにより、予め筒状
体に挿通板が挿通された際に、筒状体が偏平化されてお
り、筒状体の挿通板に隔てられて向かい合う部分を互い
に糸状体で結ぶことがより容易である。筒状体は、伸縮
性がある網で構成されるものであるため、挿通板の板幅
が内径の1/2を超えていても挿通が可能である。そし
て、上記切り込みを挿通板の幅の中央に設けておけば、
その切り込みに糸状体を通して筒状体を縛ることで、そ
のまま直径を縦に囲むように筒状体を縛ることができ
る。
【0020】第11発明のボディーパフ製造器具は、第
10発明に示すボディーパフ製造用挿通板と、該挿通板
の上記筒状体を押しつぶす側の辺に着脱可能に設けられ
る台板とを有し、該台板は、該挿通板に沿って蛇腹状に
押しつぶされる上記筒状体を受け止めることができる大
きさのものである。これにより、その台板上で容易に筒
状体を蛇腹状に押しつぶすことができる。また、この台
板は着脱可能に設けられるものであるため、挿通板から
台板を外すことにより、押し潰し、縛った筒状体を挿通
板から引き抜くことができる。
【0021】第12発明のボディーパフ製造器具は、第
10発明に示す挿通板の上記筒状体を押しつぶす側の辺
に、該挿通板に対して一定の角度をもって接続される脚
部を有し、該脚部の幅は、挿通板の幅以下であり、該脚
部は、挿通板に挿通された筒状体が挿通板から抜け落ち
ないように止めることができ、且つ、該脚部の一方は挿
通板に設けられる上記切り込みと繋がっており、他方は
開放されている隙間を有することを特徴とする。ここ
で、上記「脚部の幅は、挿通板の幅以下である」とは、
隙間をも含めた脚部の端から端までの最大幅寸法が、挿
通板の幅寸法以下であるということである。これによ
り、その脚部で筒状体を止めて容易に筒状体を蛇腹状に
押しつぶすことができる。また、この脚部は幅が挿通板
の幅以下であるため、筒状体を押し潰し縛った後に、筒
状体を、屈曲した脚部と挿通板の接続部分を通過させ
て、容易に挿通板から引き抜くことができる。
【0022】上記脚部は、第13発明に示すように、上
記挿通板に対して回動可能に接続されるものとすること
ができる。即ち、この脚部は、上記挿通板に対して回動
可能に接続され、該脚部は、定常状態において該挿通板
に対して一定の角度を維持しているが、該挿通板を含む
面内に位置することもできるものである。これにより、
定常状態において筒状体を押し潰し縛った後に、脚部を
挿通板を含む面内に位置させることにより、筒状体を容
易に挿通板から引き抜くことができる。
【0023】第14発明のボディーパフは、請求項1乃
至9のいずれかに記載の製造方法により製造されたこと
を特徴とする。本ボディーパフは、上記請求項1〜13
に記載の製造方法の説明において述べたような作用を有
するものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下で、図1〜15を用いて実施
例により本発明を説明する。 実施例1 本実施例は、巻き取り型ボディーパフの製造方法に関す
るものである。まず、弾性及び伸縮性のある長尺状網体
を準備する。この網体は、ナイロン、ポリエステル等の
樹脂製であり、両端開放の円筒状のものである。この網
目は、自然常態ではダイヤモンド形(辺の長さは4〜5
mm程度)をしており、引っ張って伸ばすと六角格子を
示している。これは、押し出しネット成形により製造さ
れたものである。尚、他のネット状のものを使用するこ
とができる。そして、縦糸と横糸の間に1mm以上の空
間のあるものが好ましい。
【0025】その後、図2に示すように、上記ネット状
素材を用いた直径50〜150mm、長さ1,000〜
3,000mmの筒状体2を準備し、これを直径方向に
つぶして短冊状の二重長尺状網体2aにする。次に、図
3に示すように、この二重長尺状網体2aの幅の中央を
ぐし縫い糸3でぐし縫い又はミシンがけし、ぐし縫い糸
3の一端を固定する。そして、図4に示すように、その
ぐし縫い糸3に沿って長尺状体2aを縮め、波うたせて
ぐし縫い糸3の他端も固定する。
【0026】その後、図5に示すように、二重長尺状網
体2aの一端を中心として長手方向にこれを巻き取り、
図6に示すように、胴部の中央を縛り糸4Aにより糸ど
めする。そして、適宜用途にあわせ、紐をつける。緊縛
部の両側の開放端部を広げ、それぞれ半球状の八重花状
部11を構成して図1に示すような球状のボディーパフ
1を得る。
【0027】なお、図5には示されていないが、上記二
重長尺状網体2aを巻き取る際には、図13に示すよう
な2本の棒状体61を互いに回動可能に接続した略鋏状
のもので、その2本の棒状体の間に長尺状体2aを挟む
ことができる巻き取り器具6を用いて長尺状体2aの一
端を挟み、これを自転させて長尺状体2aを巻き取るこ
とができる。この棒状体61は、互いに回動可能に接続
されるものだけでなく、互いに平行移動でき、隙間なく
寄り添ったり隙間を開けたりできるように配置されてい
るものであってもよい。また、独立した2本の棒状体を
隙間なく寄り添うようにして両端に環状体をはめ込んで
2本の棒状体をまとめて固定するものとしてもよい。
【0028】実施例2 本実施例は、縮め型ボディーパフの製造方法に関するも
のである。まず、上記ネット状素材を用いた直径100
〜250mm×長さ1,000〜2,000mmの筒状
体2bを準備する。一方、図7に示すような、長さ1,
100〜2,100、幅25〜90mmの板で、その中
央に長辺方向に沿った切り込み511を有し、切り込み
511の開口の両側に一対の脚部52を有するボディー
パフ製造器具5bを用意する。この脚部52は、長さが
50〜100mmであり、ボディーパフ製造器具本体
(挿通板)51に対して90度の角度で設置されてい
る。
【0029】次に、図8に示すように、上記筒状体2b
にボディーパフ製造器具本体51を挿通し、ボディーパ
フ製造器具5bをテーブル上において挿通した筒状体2
bを上から蛇腹状に押しつぶす。押し潰された筒状体の
平面概略図を図9に示す。その後、図10に示すよう
に、ボディーパフ製造器具5bの切り込み511下部に
おいて、押し潰された上記筒状体2bを縛り糸4bで縛
り、その後、ボディーパフ製造器具5bを持ち上げて下
部から縛られた上記筒状体2bを抜き取る(図10参
照。)。その際、緊縛部(図9のX−X線部分)はボデ
ィーパフ製造器具本体51の切り込み511及びこれに
通じている脚部52の隙間を通って抜き取られる。最後
に、図11に示すような抜き取った筒状体2bの緊縛部
の両側は、それぞれ半球状に広げられて、球状のボディ
ーパフを得る(図12)。尚、この緊縛部の縛り糸4b
に、リング状の紐を取り付けて、係止部とすることがで
きる。
【0030】尚、本発明においては、前記具体的実施例
に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明の範
囲内で種々変更した実施例とすることができる。例え
ば、上記筒状体のネットを蛇腹状に押しつぶす際(縮
め型ボディーパフの成形)には、図7に示すようなボデ
ィーパフ製造器具5bの他、図13や14に示すような
ボディーパフ製造器具を用いることができる。
【0031】図13に示すようなボディーパフ製造器具
5cは、脚部53がボディーパフ製造器具本体51に回
動可能に接続されており、定常状態においてボディーパ
フ製造器具本体51に対して90度を保つようにコイル
バネで姿勢を保たれている(コイルバネは図示せ
ず。)。この脚部53により、ボディーパフ製造器具5
cは、水平面上に自立できるものである。そして、上記
縛られた筒状体2bをボディーパフ製造器具5cから抜
き取る際には、ボディーパフ製造器具5cを持ち上げ、
脚部53をボディーパフ製造器具本体51と平行に伸ば
すことにより、容易に抜き取ることができるものであ
る。
【0032】図14に示すようなボディーパフ製造器具
5dは、脚部52,53に代わってボディーパフ製造器
具本体51に台板54が取り外し可能に接続されてお
り、この台板54により、ボディーパフ製造器具5d
は、水平面上に自立できるものである。そして、上記縛
られた筒状体2bをボディーパフ製造器具5dから抜き
取る際には、ボディーパフ製造器具5dを持ち上げ台板
54をボディーパフ製造器具本体51から取り外すこと
により、容易に抜き取ることができるものである。更に
は、ボディーパフ製造器具本体51を単独で用いて縮め
型ボディーパフの製造を行ってもよい。その場合には、
作業台上に挿通板51を立てて作業を行い、作業台の面
上に筒状体2bを押し縮めることとなる。
【0033】
【発明の効果】本発明のボディーパフ製造方法によれ
ば、外観上、従来にない美しい形状を呈するボディーパ
フが得られ、そのボディーパフは、ネット素材のため、
水切れが良好で、乾きが良く、更に、石けん料、水分、
空気が混ざりやすく泡立ちが良好である。また本発明の
挿通板及びボディーパフ製造器具によれば、上記ボディ
ーパフ製造方法を確実且つ容易に実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1にて製造されたボディーパフの説明図
である。
【図2】実施例において使用される長尺状網の筒状体の
説明図である。
【図3】実施例1においてネット状素材でできた長尺状
体のぐし縫い工程の説明図である。
【図4】実施例1においてネット状素材でできた長尺状
体の糸に沿った縮め工程の説明図である。
【図5】実施例1において波うたせた長尺状体の巻き取
り工程の説明図である。
【図6】実施例1において巻き取った長尺状体の説明図
である。
【図7】実施例2において用いるボディーパフ製造器具
の説明図である。
【図8】実施例2においてネット状素材でできた筒状体
の押し縮め工程の説明図である。
【図9】実施例2において製作された押し潰された筒体
の平面的説明図である。
【図10】実施例2においてネット状素材でできた筒状
体の縛り工程の説明図である。
【図11】実施例2において糸体で縛られた筒状体が拡
がってボール状にならんとする状態を示す説明図であ
る。
【図12】実施例2において製造されたボール状ボディ
ーパフの説明図である。
【図13】他の態様のボディーパフ製造器具の説明図で
ある。
【図14】他の態様のボディーパフ製造器具の説明図で
ある。
【図15】長尺状体の巻き取り工程で用いる巻き取り器
具の説明図である。
【符号の説明】
1;ボディーパフ、11;八重花状部、2;筒状体(長
尺状体)、2a;巻き取り型ボディーパフの製造に用い
る筒状体、2b;縮め型ボディーパフの製造に用いる筒
状体、3;ぐし縫い糸、4a,4b;縛り糸、5b;実
施形態で用いるボディーパフ製造器具、5c;他の態様
のボディーパフ製造器具、5d;他の態様のボディーパ
フ製造器具、51;ボディーパフ製造器具本体、51
1;切り込み、52;脚部、53;脚部、54;台板、
6;巻き取り器具、61;棒状体。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性及び伸縮性のある、両端が開放及び
    /又は閉鎖された筒状若しくは袋状の長尺状網体の一又
    は二以上を平面状の多重長尺状網体にし、その後、該多
    重長尺状網体の一端部から、他端に向かって、その長手
    方向に丸めて、丸めた多重長尺状網体を製作し、次い
    で、該丸めた多重長尺状網体の胴部を糸状体若しくは紐
    状体で縛って、開放されている端部を広げて八重花状部
    を構成することを特徴とするボディーパフの製造方法。
  2. 【請求項2】 弾性及び伸縮性のある、両端が開放及び
    /又は閉鎖された筒状若しくは袋状の長尺状網体の一又
    は二以上を平面状の多重長尺状網体にし、その後、該多
    重長尺状網体を縫うように長手方向に糸状体を通して、
    該糸状体の一端を該多重長尺状網体に固定しておき、次
    いで、該糸状体にそって該多重長尺状網体を押し縮める
    ことによって該多重長尺状網体を波うたせ、その後、波
    うった該多重長尺状網体を長手方向に丸め、次いで、該
    丸めた多重長尺状網体の胴部を糸状体で縛って、開放さ
    れている端部を広げて八重花状部を構成することを特徴
    とするボディーパフの製造方法。
  3. 【請求項3】 上記長尺状網体は、樹脂製で、ダイヤモ
    ンド状又は蜂の巣状の網目を有する請求項1又は2記載
    のボディーパフの製造方法。
  4. 【請求項4】 上記長手方向に通した上記糸状体によっ
    て、上記丸めた多重長尺状網体を縛る請求項2に記載の
    ボディーパフの製造方法。
  5. 【請求項5】 上記丸めた多重長尺状網体の上記胴部を
    縛る箇所は、該胴部の略中央である請求項1乃至4のい
    ずれかに記載のボディーパフの製造方法。
  6. 【請求項6】 上記波うった該多重長尺状網体を長手方
    向に丸める際には、少なくとも2本の棒状体によって、
    該波うった多重長尺状網体の一部を幅方向に挟み、該長
    尺状網体がずれないようにし、その後、該棒状体を該棒
    の長手方向を軸に対して回転させて、該多重長尺状網体
    を長手方向に丸める請求項4乃至6のいずれかに記載の
    ボディーパフの製造方法。
  7. 【請求項7】 弾性及び伸縮性のある、両端が開放及び
    /又は閉鎖された筒状若しくは袋状の長尺状網体を長手
    方向にリング状で且つ蛇腹状に押し潰し、その後、該押
    し潰された筒状体に縦方向に糸状体若しくは紐状体をか
    け、該糸状体若しくは該紐状体により該押し潰された筒
    状体を略8の字形状となるように縛り、次いで、該緊縛
    部の両側を広げてボディーパフを得ることを特徴とする
    ボディーパフの製造方法。
  8. 【請求項8】 上記長尺状網体は、樹脂製で、ダイヤモ
    ンド状又は蜂の巣状の網目を有する請求項7記載のボデ
    ィーパフの製造方法。
  9. 【請求項9】 上記緊縛部は、上記押し潰された筒状体
    の平面を略円形とした場合の略中心線に相当する部分で
    ある請求項7又は8記載のボディーパフの製造方法。
  10. 【請求項10】 上記筒状体に挿通しておき、該筒状体
    を長手方向に蛇腹状に押しつぶす際にこれに沿って押し
    つぶすための板状体であって、 該筒状体を押しつぶす方向に沿って該筒状体を押しつぶ
    す側の辺に切り込みを有することを特徴とするボディー
    パフ製造用挿通板。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のボディー用パフ製
    造用挿通板と、該挿通板の上記筒状体を押しつぶす側の
    辺に着脱可能に設けられる台板と、を有するボディーパ
    フの製造器具であって、 該台板は、該挿通板に沿って蛇腹状に押しつぶされる上
    記筒状体を受け止めることができる大きさであるボディ
    ーパフ製造器具。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の挿通板の上記筒状
    体を押しつぶす側の辺に、該挿通板に対して一定の角度
    をもって接続される脚部を有し、該脚部の幅は、挿通板
    の幅以下であり、該脚部は、挿通板に挿通された筒状体
    が挿通板から抜け落ちないように止めることができ、且
    つ、該脚部の一方は挿通板に設けられる上記切り込みと
    繋がっており、他方は開放されている隙間を有するボデ
    ィーパフ製造器具。
  13. 【請求項13】 上記脚部は、上記挿通板に対して回動
    可能に接続される請求項12のボディーパフ製造器具。
  14. 【請求項14】 上記請求項1乃至9のいずれかに記載
    の製造方法により製造されたことを特徴とするボディー
    パフ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7144088B2 (en) * 2004-05-07 2006-12-05 Jone Chang Method of manufacturing mess sponges
US7175239B2 (en) * 2004-05-25 2007-02-13 Jone Chang Method of manufacturing mess sponges
US7566491B2 (en) * 2003-08-04 2009-07-28 Kimberly Clark Worldwide, Inc. Disposable and reusable pouf products

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