JPH1019190A - 可撓性連結具 - Google Patents

可撓性連結具

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JPH1019190A
JPH1019190A JP8173210A JP17321096A JPH1019190A JP H1019190 A JPH1019190 A JP H1019190A JP 8173210 A JP8173210 A JP 8173210A JP 17321096 A JP17321096 A JP 17321096A JP H1019190 A JPH1019190 A JP H1019190A
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JP
Japan
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flexible pipe
flexible
elastic body
pipe
coil spring
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JP8173210A
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English (en)
Inventor
Tadashi Nagao
正 長尾
Yuji Toyofuku
雄二 豊福
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上端に重量物を連結しても、首垂れすること
なく、しかも、自由に撓ませることのできる可撓性を有
する複層構造からなる可撓性連結具を提供すること。 【解決手段】 台座部と機能部とを連結するフレキシブ
ルバイプと、前記機能部の重量によるフレキシブルパイ
プに加わる曲げモーメントに抗する反発力を有し、前記
フレキシブルパイプの軸線方向に沿わせて配設した調整
用弾性体とにより複層構造とした。さらに、フレキシブ
ルパイプ及び調整用弾性体とを被覆する蛇腹状のカバー
体を配設して三層構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複層構造からな
る可撓性連結具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、傘状のケーシング内に蛍光灯や電
球を取付けた機能部となる照明部と、載置台となる台座
部とをフレキシブルパイプで連結したいわゆる電気スタ
ンド、あるいは、機能部としてヘッドケーシング内に、
赤外線、または、遠赤外線を放射する熱源を取付けた放
射部と台座部とを、前記同様にフレキシブルパイプで連
結した赤外線治療器がある。
【0003】このように、フレキシブルバイプは機能部
を収容するケーシングの向きを自在に変更することがで
き、使い勝手がよいことから、上記した他にも可撓性連
結具として多方面に用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、上記フレキシ
ブルパイプは、照明部や放射部をなす機能部を上端に連
結し、下端を台座部に連結した構造としているが、例え
ば上記した赤外線治療器などの場合は、放射部をなす機
能部が電気スタンドの照明部などに比べてはるかに重
く、しかも、その構造上、同機能部の背面部とフレキシ
ブルパイプの上端とを連結しているので、フレキシブル
パイプの基端部にモーメントがかかり、垂直方向に起立
していたフレキシブルパイプが時間が経つとやがて傾倒
して首垂れ状態となってしまうことがあった。
【0005】そこで、フレキシブルパイプの強度を上げ
ることが考えられたが、単に強度アップを図っただけで
は撓ませる際の力も増大することになり、使い勝手が悪
くなってしまう。しかも、一般にフレキシブルパイプは
金属製なので、撓む際に金属同士の接触で発生する耳障
りな軋み音が増大してしまうという問題があった。
【0006】本発明では、上記課題を解決することので
きる可撓性連結具を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明では、台座部と機能部とを連結するフレキ
シブルバイプと、前記機能部の重量によるフレキシブル
パイプに加わる曲げモーメントに抗する反発力を有し、
前記フレキシブルパイプの軸線方向に沿わせて配設した
調整用弾性体とにより複層構造として、可撓性を保持し
ながらフレキシブルパイプの首垂れを防止している。
【0008】また、前記フレキシブルパイプ及び調整用
弾性体とを被覆する蛇腹状のカバー体を配設して三層構
造とすることもでき、見栄えを向上させることができ
る。
【0009】また、上記調整用弾性体を、少なくともフ
レキシブルパイプの可撓基端部に沿わせて配設すれば、
首垂れを防止しつつ、調整用弾性体の上部側では何の抵
抗もなく自由に撓ませることができ、使い勝手が良好と
なる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、台座部と機能部とを連
結するフレキシブルバイプと、前記機能部の重量による
フレキシブルパイプに加わる曲げモーメントに抗する反
発力を有し、前記フレキシブルパイプの軸線方向に沿わ
せて配設した調整用弾性体とを具備するものであり、フ
レキシブルパイプと調整用弾性体との複層構造としてい
るので、フレキシブルパイプの先端に取付けられた機能
部が重量物であっても首垂れすることがなく、かつ、フ
レキシブルパイプの特性である全方位的な自在な撓みも
確保することが可能となっている。
【0011】フレキシブルパイプは、一般の金属性のも
のとすることが強度的に好ましく、さらに、調整用弾性
体としては、コイルスプリングやゴム質の弾性体などを
好適に用いることができる。
【0012】また、複層構造としては、前記フレキシブ
ルパイプ及び調整用弾性体とを被覆する蛇腹状のカバー
体を配設して三層構造とすると、見栄えがよく、かつ、
例えば、調整用弾性体にコイルスプリング等を使用した
場合、指を挟んだりすることを防止できるので安全性が
高まるとともに、コイルスプリング等をフレキシブルパ
イプの外側に配設した場合は、これを押圧して保持する
ことが可能となる。
【0013】上記調整用弾性体は、フレキシブルパイプ
の可撓基端部に沿って配設すると前記首垂れを効果的に
防止することができる。
【0014】すなわち、フレキシブルパイプを使用する
ということは、その撓み特性を利用するためであり、使
い勝手からいえば、機能部を小さな力で所望の位置に変
位させることが好ましい。他方、機能部の重量による曲
げモーメントはフレキシブルパイプの可撓基端部に集中
的にかかる。そこで、このように調整用弾性体をフレキ
シブルパイプの可撓基端部に沿うように配設すれば、少
ない材料で弱い部分を十分補強することができ、しか
も、調整用弾性体の上側ではフレキシブルパイプを小さ
な力で撓ませることができるで、首垂れ防止と使い勝手
の両面から効果的である。
【0015】ところで、調整用弾性体を配設する場合
は、これをフレキシブルパイプの外側に同心円的に配設
したり、フレキシブルパイプの内部に配設することがで
き、フレキシブルパイプの外側に配設する場合は、前記
したコイルスプリングやゴム質などの弾性体よりなる筒
体、あるいは、複数本の線状のバネ鋼を円周方向に並設
した構造のものなどが考えられる。
【0016】一方、フレキシブルパイプの内部に配設す
る場合は、前記同様の構成の他、ゴム質、樹脂などの弾
性体よりなる中実体であってもよい。
【0017】また、上記機能部とフレキシブルパイプと
は、緩衝材をを介して連結することが好ましく、かかる
緩衝材により、フレキシブルパイプが撓む際に発する金
属同士が擦られて発生する軋み音が機能部に伝わって共
鳴することを防止でき、耳障りな軋み音を軽減すること
ができる。特に、機能部がケーシングを有する場合は共
鳴しやすいものであるが、緩衝材によってフレキシブル
パイプの軋みがケーシングに伝わることを防止できるの
できわめて有効となる。
【0018】以上説明した可撓性連結具は、汎用性に富
みあらゆる分野での実施が可能であり、電気スタンドや
扇風機などに適用することができるが、以下の実施例で
示す赤外線治療器に特に好適に用いることができる。
【0019】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら本発明の実施
例を説明する。図1は本発明に係る可撓性連結具Aを具
備する赤外線治療器Bの斜視図、図2は同赤外線治療器
Bの断面視による説明図である。
【0020】赤外線治療器Bは、一端開口に形成し、開
口側に向けて赤外線、または遠赤外線を放射するように
熱源部1を収容配設した機能部をなすヘッドケーシング
2と、可撓性連結具Aを適用してヘッドケーシング2を
変位自在に保持するスタンド部3とを具備している。
【0021】ヘッドケーシング2は、正面視で繭形とな
るように形成し、前面開口部にはグリル20を取付けてい
る。
【0022】同ヘッドケーシング2の内部に配設される
熱源部1もヘッドケーシング2に略相似した形状として
おり、図2に示すように、ヘッドケーシング2の奥面に
突設したボス21に反射板22を取付け、同反射板22に断熱
材23を介して赤外線プレートを前面に設けた板状ヒータ
24を取付けて構成している。25はサーモスタット、26は
導電線、27は放熱孔である。
【0023】また、スタンド部3は、台座部30に支柱31
を立設して構成しており、台座部30の表面には、電源オ
ン・オフ兼用のタイマスイッチ32やLEDからなる通電
ランプ33、及び、板状ヒータ24の能力切換スイッチ34を
設けており、タイマスイッチ32を操作して所望する時間
にセットすると、板状ヒータ24で赤外線プレートが加熱
されて遠赤外線が放射され、反射板22により前方へ効率
よく照射され、照射された遠赤外線は、患部の奥まで同
時に暖めることができ、確実に代謝作用を促してこりな
どをほぐすことができる。
【0024】なお、Sは台座部30の裏面中央に設けられ
た安全スイッチであり、本赤外線治療器Bが通電中に持
ち上げられたり、傾いたりした際に通電を停止するよう
にしている。また、Cは台座部30内に配設した基板であ
り、抵抗やダイオードを設けている。Wは台座部30内の
前端に配設した錘体であり、赤外線治療器B全体の安定
を保たせている。
【0025】上記構成のスタンド部3に本発明に係る可
撓性連結具Aが適用されており、同可撓性連結具Aは、
台座部30とヘッドケーシング2とを連結するフレキシブ
ルバイプ4と、前記ヘッドケーシング2の重量によるフ
レキシブルパイプ4に加わる曲げモーメントに抗する反
発力を有し、前記フレキシブルパイプ4の軸線方向に沿
わせて配設した調整用弾性体としてのコイルスプリング
5とにより複層構造としたものである。
【0026】すなわち、図2に示すように、本実施例に
おけるフレキシブルパイプ4は、密接したコイルスプリ
ングの間に、鋼、銅、黄銅、アルミニウム等の断面視三
角形形状の金属帯材を螺旋状に巻きつながらねじ込んで
構成した可撓部40と、同可撓部40の下端に連設した剛性
パイプ41と、前記可撓部40の上端に連設したケーシング
取付用金具42とからなり、可撓部40の上下端を、ケーシ
ング取付用金具42と剛性パイプ41にそれぞれ嵌入してか
しめ一体構成している。
【0027】そして、かかるフレキシブルパイプ4を台
座部30に立設した支柱31の上縁から上端を突出させ、上
記ケーシング取付用金具42とヘッドケーシング2とをコ
ネクタ7を介して連結するとともに、剛性パイプ41の下
端を支柱31の内部を貫通して台座部30内に設けた取付座
35に固着している。このように、本実施例に係るフレキ
シブルパイプ4は、可撓部40の下端に連設した剛性パイ
プ41で台座部30に連結固定されているので、支柱31が剛
性樹脂製であってもヘッドケーシング2とスタンド部3
との連結を強固にすることができる。7dはケーシング取
付用金具42に形成した雄ねじ部に螺着する固定ナット、
43は剛性パイプの下端に形成した雄ねじ部に螺着する固
定ナットである。
【0028】調整用弾性体としてのコイルスプリング5
は、前記ヘッドケーシング2の重量によるフレキシブル
パイプ4に加わる曲げモーメントに抗する反発力を有す
るもので、上記フレキシブルパイプ4の外周に巻回され
ている。
【0029】このように、フレキシブル4とコイルスプ
リング5とにより複層構造とした可撓性連結具Aによ
り、ヘッドケーシング2が重くても首垂れすることを防
止するとともに、フレキシブルパイプ4の特性である全
方位への自在な撓みも確保している。
【0030】また、本実施例における可撓性連結具A
は、フレキシブルバイプ4及びコイルスプリング5を被
覆する蛇腹状のカバー体6をさらに設けて三層構造と
し、外観の見栄えを高めるとともに、金属性のコイルス
プリング5に手が触れ、誤って挟まれたりすることなが
いようにしている。
【0031】しかも、同カバー体6によりコイルスプリ
ング5を押圧可能としているので、コイルスプリング5
をフレキシブルパイプ4の外周に巻回するだけでも確実
に保持することができ、特に固定手段などを設けなくと
も配設位置はずれることがない。なお、コイルスプリン
グ5の一端を、例えば、支柱31の上端部に設けたパイプ
支持板36に係止してより確実に保持することもできる。
【0032】また、上記したコネクタ7は回転ヒンジ構
造をしており、図3に示すように、ヘッドケーシング2
を回転させる際にクリック感を出すためのリング71を具
備している。図3中、72は取付けボルト、7aは先端をヘ
ッドケーシング2の後面中央に設けた摺動溝2aに遊嵌可
能に形成し、後端にフレキシブルパイプ4との連結面7b
を設けたコネクタ7の内側ケース、7cは同内側ケース7a
に嵌着可能とした外側ケースである。
【0033】かかる構成により、治療部位に合わせてヘ
ッドケーシング2を例えば90°回転させ、熱源部1を縦
長の状態で使用することができる(図6参照)。その際
に、ヘッドケーシング2はその背面中央部でコネクタ7
と連結しているので回転時のバランスもよい。
【0034】さらに、本実施例では、前記フレキシブル
パイプ4との連結面7bに設けたパイプ挿通孔に緩衝材8
を介設して、ヘッドケーシング2とフレキシブルパイプ
4とを緩衝材8を介して連結する構成としている。
【0035】すなわち、フレキシブルパイプ4は、金属
帯材を螺旋状に巻きつけた構成なので、撓ませる際に
は、金属同士が擦り合って軋み音を発生する場合があ
る。
【0036】特に、本実施例のように機能部にヘッドケ
ーシング2を有するような場合は、この音がコネクタ7
に伝わってヘッドケーシング2で共鳴し、非常に耳障り
な音となりがちであるが、このように緩衝材8を介在さ
せたことによって、その音の発生を可及的に軽減させる
ことができる。しかも、本実施例では、緩衝材8を筒状
に形成するとともに、上端部につば部8aを形成している
ので、軋み音の原因となる振動を確実に吸収することが
できる。なお、緩衝材8の材質としてはシリコンが好適
に用いられるが、特にこれに限定するものではなく、不
織布などを用いてもよい。
【0037】ところで、フレキシブルパイプ4の上端に
は、ヘッドケーシング2が上記したようにコネクタ7を
介して連結されているが、同ヘッドケーシング2の重心
位置はフレキシブルパイプ4の軸線に対して前方に位置
しており、したがって、ヘッドケーシング2による曲げ
モーメントがフレキシブルパイプ4における可撓部40の
基端部に集中的にかかることになる。
【0038】そこで、本実施例では、コイルスプリング
5を適宜長さに設定し、少なくとも可撓部40の基端部近
傍に沿って配設して、少ない材料で弱い部分を十分補強
できるようにしている。このときに、前記した剛性パイ
プ41の上端は支柱31の上縁よりも上方に位置させている
ので、コイルスプリング5を可撓部40の基端部の上側か
ら剛性パイプ41の上側にかけて巻回することができ、ヘ
ッドケーシング2による曲げモーメントが集中的にかか
る部分を確実に補強できるようにしている。
【0039】しかも、かかる構成によれば、コイルスプ
リング5の上側ではフレキシブルパイプ4を予め設定さ
れている小さな力で撓ませることができるので、図4に
示すように、ヘッドケーシング2を上方に向けるなど所
望する方向に自在に向けることができ、首垂れ防止と使
い勝手の両面から効果的な構造となる。
【0040】また、コイルスプリング5を上記のように
可撓部40の基端部に沿って配設する場合は、図5に示す
ように、弾性体取付座5aをフレキシブルパイプ4の剛性
パイプ41の上端部分に設け、同弾性体取付座5aにコイル
スプリング5の下端を取付けることもできる。
【0041】このように、本実施例に係る赤外線治療器
Bは、フレキシブルパイプ4が全方位に自由自在に撓む
というその特性を利用し、図6及び図7に示すように、
ヘッドケーシング2を所望する向きに位置させることが
できるようになっており、特に、フレキシブルパイプ4
に加える操作力が小さくてすむように、フレキシブルパ
イプ4の強度は適度に調整されて操作が容易に行えると
ともに、コイルスプリング5によってフレキシブルパイ
プ5の首垂れも防止できるようになっている。
【0042】また、コイルスプリング5を可撓部40の全
体にわたって巻回することもできるが、この場合には、
図8に示すように、コイルスプリング5の線材の径を、
上端から下端にかけて漸次大きくしたり、あるいは、図
9に示すように、コイルスプリング5の線材の巻き方
を、上端から下端にかけて漸次密とするとよく、このよ
うな構成とすることにより、フレキシブルパイプ4の操
作性の容易さを保ちながら、かつ首垂れも防止できると
いう上記効果を維持することができる。
【0043】ところで、上記してきた実施例では、調整
用弾性体をコイルスプリング5としたが、図10及び図
11に示すような形態としてフレキシブルパイプ4の外
側に同心円的に配設することもできる。
【0044】すなわち、図10に示したものは、複数本
の線状に形成したバネ鋼51を、同素材からなる保持リン
グ52の円周に沿って並設したものである。
【0045】また、図11に示したものは、ゴム質など
の弾性体よりなる筒体55をフレキシブルパイプ4の外周
に嵌装したものである。いずれにしても、先のコイルス
プリング5同様な効果を奏する。
【0046】また、図12に示すように、調整用弾性体
をカバー体6に埋設した構造とすることもできる。
【0047】ここでは、カバー体6の略下半部にコイル
スプリング5を埋設したものとしているが、カバー体6
全体にわたって埋設してもよい。そして、この場合、図
8及び図9で示した構成のコイルスプリング5を用いる
こともできる。
【0048】さらに、調整用弾性体は、上述してきたよ
うに、フレキシブルパイプ4の外側に配設する他、図1
3〜図15に示すように、フレキシブルパイプ4の内側
に配設してもよい。
【0049】すなわち、図13ではコイルスプリング5
を、図14ではゴム体や樹脂等の弾性体よりなる柱状の
中実体56を、図15では前記した筒体55を配設した状態
を示している。
【0050】なお、本発明に係る可撓性連結具Aの一部
を構成するフレキシブルパイプ4としては、上述した剛
性パイプ41やケーング取付金具42を廃止して、可撓部40
のみで構成してもよく、この場合は机上置きタイプのマ
イクロフォンの連結具などに好適である。
【0051】また、上述してきたように、全方位に撓む
構造のものは当然として、例えば、多関節構造として二
次元的に限定された方向にのみ撓むものもフレキシブル
パイプ4として含むものであり、さらに、材質が金属製
でなくても構わない。
【0052】
【発明の効果】 台座部と機能部とを連結するフレキシブルバイプと、
前記機能部の重量によるフレキシブルパイプに加わる曲
げモーメントに抗する反発力を有し、前記フレキシブル
パイプの軸線方向に沿わせて配設した調整用弾性体とに
より複層構造としたので、機能部が重量物であっても首
垂れすることがなく、かつ、フレキシブルパイプの特性
である自在な撓みも確保することが可能となる。
【0053】フレキシブルパイプ及び調整用弾性体と
を被覆する蛇腹状のカバー体を配設し、三層構造とした
ことにより、外観上の見栄えが良好となる。
【0054】調整用弾性体を、少なくともフレキシブ
ルパイプの基端部に沿わせて配設したことにり、少ない
材料で低コストで効果的に首垂れを防止しつつ、調整用
弾性体の上部側では何の抵抗もなく自由に撓ませること
ができ、使い勝手を良好にすることができる。
【0055】機能部とフレキシブルパイプとを、緩衝
材をを介して連結したことにより、フレキシブルパイプ
の軋み音が機能部で共鳴し、非常に耳障りな音となるこ
とを可及的に防止できる。特に、機能部がケーシングを
有する場合においては、ケーシングで共鳴しやすくなる
ので有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る可撓性連結具を具備する赤外線治
療器の斜視図である。
【図2】同可撓性連結具の断面視による説明図である。
【図3】コネクタの説明図である。
【図4】可撓性連結具の使用状態の一形態を示す説明図
である。
【図5】コイルスプリングの取付構造の一形態を示す説
明図である。
【図6】可撓性連結具の使用状態の一形態を示す説明図
である。
【図7】可撓性連結具の使用状態の一形態を示す説明図
である。
【図8】コイルスプリングの一形態を示す説明図であ
る。
【図9】コイルスプリングの一形態を示す説明図であ
る。
【図10】調整用弾性体の一形態を示す説明図である。
【図11】調整用弾性体の一形態を示す説明図である。
【図12】調整用弾性体の一形態を示す説明図である。
【図13】調整用弾性体の一形態を示す説明図である。
【図14】調整用弾性体の一形態を示す説明図である。
【図15】調整用弾性体の一形態を示す説明図である。
【符号の説明】
A 可撓性連結具 B 赤外線治療器 2 ヘッドケーシング 3 スタンド部 4 フレキシブルパイプ 5 コイルスプリング 6 カバー体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】台座部と機能部とを連結するフレキシブル
    バイプと、 前記機能部の重量によるフレキシブルパイプに加わる曲
    げモーメントに抗する反発力を有し、前記フレキシブル
    パイプの軸線方向に沿わせて配設した調整用弾性体と、
    により複層構造としたことを特徴とする可撓性連結具。
  2. 【請求項2】前記フレキシブルパイプ及び調整用弾性体
    とを被覆する蛇腹状のカバー体を配設して三層構造とし
    たことを特徴とする請求項1記載の可撓性連結具。
  3. 【請求項3】 上記調整用弾性体を、少なくともフレキ
    シブルパイプの可撓基端部に沿わせて配設したことを特
    徴とする請求項1または2に記載の可撓性連結具。
  4. 【請求項4】 上記補用弾性体を、フレキシブルパイプ
    の外側に同心円的に配設したことを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載の可撓性連結具。
  5. 【請求項5】 上記補用弾性体を、フレキシブルパイプ
    の内部に配設したことを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の可撓性連結具。
  6. 【請求項6】 上記機能部とフレキシブルパイプとを、
    緩衝材をを介して連結したことを特徴とする請求項1〜
    5のいずれかに記載の可撓性連結具。
JP8173210A 1996-07-03 1996-07-03 可撓性連結具 Pending JPH1019190A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002032814A (ja) * 2000-07-14 2002-01-31 Nidec Copal Corp 鑑別装置
KR100882143B1 (ko) * 1999-04-12 2009-02-06 소니 가부시끼 가이샤 정보 처리 장치 및 방법, 및 제공 매체

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KR100882143B1 (ko) * 1999-04-12 2009-02-06 소니 가부시끼 가이샤 정보 처리 장치 및 방법, 및 제공 매체
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