JPH10191339A - 画像信号の補填方法及び画像信号復号化装置 - Google Patents

画像信号の補填方法及び画像信号復号化装置

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JPH10191339A
JPH10191339A JP33176096A JP33176096A JPH10191339A JP H10191339 A JPH10191339 A JP H10191339A JP 33176096 A JP33176096 A JP 33176096A JP 33176096 A JP33176096 A JP 33176096A JP H10191339 A JPH10191339 A JP H10191339A
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area
compensation
pixel
image signal
boundary
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Application number
JP33176096A
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English (en)
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潤 ▲たか▼橋
Jun Takahashi
Chun Sen Bun
チユン セン ブン
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 復号の際の遅延時間や演算量を大幅に削減す
る。 【解決手段】 任意の形状を持つ画像を入力し、複数の
領域に分割して、各領域について所定の順番で操作し、
一つずつ図1の流れ図に従って処理する。ステップ12
では、現ブロックが物体の外にあるかどうかを調べる。
現ブロックが物体の外になければ、ステップ14に進
み、現ブロックに隣接する過去のブロックは完全に物体
の外にあるかどうかを調べる。過去のブロックが物体の
外にあれば、ステップ16において、補填値を計算し、
ステップ18で過去のブロックの画素値を補填する。ス
テップ12において、現ブロックが物体の外にあれば、
ステップ20に進む。ここで、隣接する過去のブロック
が物体の外にあるかどうかを調べる。過去のブロックが
物体の外になければ、ステップ22において補填値を計
算し、ステップ24で現ブロックの画素値を補填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は任意形状をもつ画像
信号を補填する方法及びその補填方法を用いた画像信号
の符号化・復号化装置に関するものである。
【0002】なお、画像信号とは、画素値をあらわすカ
ラー信号や、画素の透過度をしめす透過度信号を示すも
のとする。
【0003】
【従来の技術】画像信号を効率よく蓄積、もしくは伝送
するためには、圧縮符号化する必要がある。画像信号を
効率よく圧縮符号化するための方法として、JPEGや
MPEGに代表される離散コサイン変換(DCT)のほ
かに、サブバンド符号化、ウェーブレット符号化、フラ
クタル符号化などの波形符号化方法がある。また、画像
間の冗長な信号を取り除くには動き補償を用いた画像間
予測を行い、画像間の差分をとることにより生成される
差分信号を波形符号化する。
【0004】最近では、圧縮効率を向上させると同時
に、画像を構成する物体範囲の再生ができるように、画
像を構成する物体を別々に圧縮符号化し、画像を構成す
る物体を別々に圧縮符号化し伝送する方法が提案されて
いる。再生側では、それぞれの物体を復号化し、再生し
た物体を合成し画像を表示する。
【0005】なお、合成の際には重ねる画像によって背
景が隠されるか、または背景が隠されないかを各画素ご
とに示す情報が必要である。合成に使用されるこの情報
を有意信号と呼び、背景が隠されている画素を有意と呼
ぶ。
【0006】物体単位に符号化することで、物体を自由
に組み合わせて合成することにより、動画像を簡単に再
編集できる。また、通信路の混み具合や再生装置の性
能、視聴者の好みなどによって、比較的重要でない物体
を再生せずに、動画像を見ることが出来る。
【0007】任意の形状を持つ画像(物体)を符号化す
るために、形状に適した符号化方法、たとえば形状適応
離散コサイン変換を用いるか、画像の無効領域(物体の
外、有意でない画素のみで構成される領域)を所定の方
法で補填し、従来の8×8のコサイン変換などを用いて
符号化を行う。
【0008】一方、画像間の冗長な信号を取り除くため
に、過去において再生された参照画像を動き補償して得
られた予測領域(たとえば16×16画素から構成され
るブロック)にも、物体の境界において有意でない画素
が含まれる。このような予測領域をいったん補填してか
ら、対象領域と差分をとり、予測誤差信号を生成し、変
換符号化する。予測領域を差分するのは差分信号を抑圧
するためである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、予測
領域に有意でない画素が含まれないように、画像全体を
参照し補填してから、動き補償などの方法で予測領域を
取得する。従来の技術の補填方法は、物体の境界にある
有為な画素の画素値を繰り返し、有意でない画素の画素
値を置き換える。ある画素において、水平及び垂直方向
に繰り返した補填値がある場合その両方を平均し、補填
値として有意でない画素の画素値と置き換える。画像全
体を補填することにより、特に動きの大きい画像に対し
て誤差の少ない予測領域が得られる。
【0010】しかし、再生参照画像の全体を参照して補
填するためには、参照画像全体が復号化されていなけれ
ば補填作業が開始できない。また、繰り返し補填する場
合、画像の大きさに比例して演算が増加する。すなわ
ち、画像を再生するのに遅延が生じ、場合によって演算
量が非常に多くなってしまう。
【0011】画像の大きさに比例しない演算を行うため
には、再生した境界領域を領域単位で補填する方法があ
る。この方法で遅延と演算量の問題が解決できる。一
方、境界領域だけを補填するために、有効領域は補填し
た境界領域以内の領域に制限される。したがって、動き
の大きい動画に対して、誤差の小さい予測信号を生成す
ることができない。
【0012】本発明は、遅延時間と演算量が少なく、動
きの大きい画像に対し、誤差の小さい予測信号を生成で
きる画像の補填方法を提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の画像信号の補填方法は、任意形状の画像信
号を複数の領域に分割し、所定の順番で処理し、形状の
境界に位置する境界領域に隣接する有意でない画素のみ
からなる無効領域を、所定の方法で求められた補填値で
補填する。特に、対象領域が無効領域でない場合、所定
の順番において対象領域に隣接する過去の領域が無効領
域であれば、過去の領域を、所定の方法で求められた補
填値で補填し、対象領域が無効領域である場合、所定の
順番において、対象領域に隣接する過去の領域が無効領
域でなければ、対象領域を所定の方法で求められた補填
値で補填する。
【0014】本発明の画像信号の補填方法を用いた画像
符号化装置は、入力手段と、第1加算手段と、符号化手
段と、復号化手段と、第2加算手段と補填手段と、メモ
リと、予測領域生成手段を具備し、入力手段に任意形状
の画像信号を入力し、画像信号を互いに隣接する複数の
領域に分割し所定の順番で処理し、第1加算手段に対象
領域と、予測領域生成手段からの予測領域を入力、差分
領域を生成し、符号化手段に差分領域を入力し、第1の
所定の方法で圧縮差分領域に変換し、復号化手段に圧縮
差分領域を入力し、第2の所定の方法で伸張差分領域に
復元し、第2加算手段に伸張差分領域を入力し、予測領
域を加算し、再生領域を生成し、補填手段に再生領域を
入力し、前述の方法で再生領域に含まれる有意でない画
素の画素値を補填し、補填領域としてメモリに格納し、
予測領域生成手段にメモリに格納した補填領域を入力
し、予測領域を生成し、圧縮差分信号を画像符号化装置
の出力とする。
【0015】本発明の画像信号の補填方法を用いた画像
符号化装置は、入力手段と、第1加算手段と、符号化手
段と、復号化手段と、第2加算手段と第1補填手段と、
第2補填手段と、第1メモリと、第2メモリと、予測領
域生成手段を具備し、入力手段に任意形状の画像信号を
入力し、画像信号を互いに隣接する複数の領域に分割
し、対象領域とし所定の順番で処理し、第1加算手段に
対象領域と、予測領域生成手段からの予測領域を入力
し、差分領域を生成し、符号化手段に差分領域を入力
し、第1の所定の方法で圧縮差分領域に変換し、復号化
手段に圧縮差分領域を入力し、第2の所定の方法で伸張
差分領域に復元し、第2加算手段に伸張差分領域を入力
し、予測領域を加算し、再生領域を生成し、第1補填手
段に前記再生領域を入力し、前述の方法で再生領域に含
まれる形状の境界に位置する境界領域の有意でない画素
の画素値を補填し、第1メモリに格納し、第2補填手段
にメモリ内容を入力し、前述の方法でメモリに含まれる
境界領域に隣接する有意でない画素からのみで構成され
る無効領域を補填し、第2補填領域として第2メモリに
格納し、予測領域生成手段に第2メモリに格納した第2
補填領域を入力し、予測領域を生成し、圧縮差分信号を
画像符号化装置の出力とする。
【0016】本発明の画像信号の補填方法を用いた画像
復号化装置は、入力手段と、データ解析手段と、復号化
手段と、加算手段と、補填手段と、メモリを具備し、入
力手段に圧縮符号化された符号化信号を入力し、データ
解析手段で符号化信号を解析し、圧縮差分信号を出力
し、復号化手段で圧縮差分信号を伸長差分信号に復号化
し、予測信号生成手段にて、メモリから取得した画像信
号を用いて予測信号を生成し、加算手段にて、伸長差分
信号と、予測信号を加算し、再生信号として出力すると
同時に、補填手段にて前述の方法で再生信号に含まれる
有意でない画素の画素値を補填し、メモリに格納し、再
生信号を画像復号化装置の出力とする。
【0017】本発明の画像信号の補填方法を用いた画像
復号化装置は、入力手段と、データ解析手段と、復号化
手段と、加算手段と、第1補填手段と第2補填手段と、
第1メモリと、第2メモリを具備し、入力手段に圧縮符
号化された符号化信号を入力し、データ解析手段で符号
化信号を解析し、圧縮差分信号を出力し、復号化手段で
圧縮差分信号を伸長差分信号に復号化し、予測信号生成
手段にて、第2メモリから取得した画像信号を用いて予
測信号を生成し、加算手段にて、伸長差分信号と、予測
信号を加算し、再生信号として出力すると同時に、1補
填手段にて、再生信号が含まれる形状の領域に位置する
境界領域であれば、前述の方法で境界領域の有意でない
画素の画素値を補填し、第1メモリに格納し、第2補填
手段にて第1メモリに格納された境界領域に隣接する有
意でない画素のみで構成された無効領域を前述の方法で
補填し、第2メモリに格納し、再生信号を画像復号化装
置の出力とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1による画
像信号の補填方法の流れ図を示す。
【0019】任意の形状を持つ画像を入力し、互いに隣
接する複数の領域に分割して、各領域について所定の順
番で操作し、一つずつ図1の流れ図の方法に従って処理
する。本実施の形態では左上にある領域からスタート
し、ラスタスキャンと同じ順番で領域を走査する。領域
の形は三角形でもよいし、長方形や正方形でもよいもの
とする。本実施の形態ではN×N個の画素からなる正方
形に分割して処理する。Nは8または16である。以下
では、N×N個の正方形をブロックと呼ぶ。
【0020】まず、ステップ12では、現在処理の対象
となるブロック(現ブロック)が完全に任意形状の画
像、すなわち物体の外にあるかどうかを調べる。
【0021】完全に物体の外にある場合は、該当するブ
ロックの画素はすべて有意でない。本実施の形態では、
ある画素が有意であるかどうかについて、該当する画像
の有意信号を参照する。有意信号が0ならば有意でな
い、1ならば有意であるとする。
【0022】現ブロックが完全に物体の外になければ、
ステップ14に進む。ここで、現ブロックに隣接する過
去のブロックは完全に物体の外にあるかどうかを調べ
る。ここで、過去のブロックとは、領域の走査の順番に
おいて、先に処理されたブロックのことである。隣接す
る過去のブロックが完全に物体の外にあれば、ステップ
16において、所定の方法で補填値を計算し、ステップ
18で隣接する過去のブロックのサンプル値を置き換
え、補填する。
【0023】ステップ12において、現ブロックが完全
に物体の外にあれば、ステップ20に進む。ここで、隣
接する過去のブロックが完全に物体の外にあるかどうか
を調べる。過去のブロックが完全に物体の外になけれ
ば、ステップ22において所定の方法で補填値を計算
し、ステップ24で現ブロックのサンプル値を置き換
え、補填する。なお、隣接する過去のブロックがステッ
プ18で補填された場合、ステップ20において完全に
物体の外にないと判断してもよい。
【0024】この処理を最後のブロックまで繰り返す。
図2と図3は補填値の計算方法についての模式図を表し
ている。図2は現ブロックと過去のブロックが水平方向
に隣接する場合である。図2(1)ではブロック32が
現ブロックで、ブロック30が過去のブロックである。
ブロックの各升目は画素を示している。ブロック30が
完全に物体の外にあるとして、ブロック32内の画素の
画素値A〜Fの値をブロックの境界31に線対称の画素
の位置に代入し、補填を行う。
【0025】図2(2)はブロック35が物体の境界領
域であり、ブロック37が完全に物体の外にある場合で
ある。この場合は図中に示すようにブロック35内画素
の画素値をブロックの境界36に線対称で位置する画素
に代入し、補填を行う。
【0026】図2(3)はブロック42が現ブロック
で、ブロック40が過去のブロックである。ブロック4
0が完全に物体の外にあるとして、図中に示すようにブ
ロック42内の画素の画素値A〜Fの値をブロック40
に対応する画素の位置に代入し、補填を行う。
【0027】図2(4)はブロック47が現ブロック
で、ブロック45が過去のブロックである。ブロック4
7が完全に物体の外にあるとして、図中に示すようにブ
ロック45内の画素の画素値A〜Fの値をブロック47
に対応する画素の位置に代入し、補填を行う。
【0028】図3は現ブロックと過去のブロックが垂直
方向に隣接する場合である。図3(1)ではブロック5
0が現ブロックで、ブロック52が過去のブロックであ
る。ブロック50が完全に物体の外にあるとして、ブロ
ック52内の画素の画素値A〜Fの値をブロックの境界
33に線対称の画素の位置に代入し、補填を行う。
【0029】図3(2)ではブロック57が現ブロック
で、ブロック55が過去のブロックである。ブロック5
7が完全に物体の外にあるとして、ブロック55内の画
素の画素値A〜Fの値をブロックの境界33に線対称の
画素の位置に代入し、補填を行う。
【0030】図3(3)はブロック62が現ブロック
で、ブロック60が過去のブロックである。ブロック6
0が完全に物体の外にあるとして、図中に示すようにブ
ロック62内の画素の画素値A〜Fの値をブロック60
に対応する画素の位置に代入し、補填を行う。
【0031】図3(3)はブロック67が現ブロック
で、ブロック65が過去のブロックである。ブロック6
7が完全に物体の外にあるとして、図中に示すようにブ
ロック65内の画素の画素値A〜Fの値をブロック67
に対応する画素の位置に代入し、補填を行う。
【0032】図2、図3において、物体の境界部分に位
置するブロック32、37、42、45、52、55、
62、65については、ブロック内の有意である画素の
画素値の用いて算出した平均値をブロック内の有意でな
い画素の画素値に代入した後、以上の処理を行ってもよ
い。
【0033】なお、簡単化するために4×4のブロック
について説明したが、N×N(Nは任意の整数)のブロ
ックについても同様である。
【0034】図4は図1の流れ図にステップ13を加え
たものである。すなわち、現ブロックが完全に物体の外
にない場合、現ブロックに含まれる物体外の領域を補填
する。図2(1)の場合、画素A、E、I、Mが物体外
の領域の時は、ブロック32内の画素A、E、I、Mの
以外の画素値の平均値を生成し、画素A、E、I、Mに
代入する。
【0035】また、ブロック32の物体の境界に位置す
る画素B、F、J、Nをそれぞれ物体外の画素水平方向
に繰り返して画素A、E、I、Mに補填する方法もあ
る。この場合は水平のみであるが、水平及び垂直方向に
繰り返し補填することも考えられる。そうした場合、一
つの画素について、2つの補填値が存在する場合が考え
られるが、そのようなときには2つの補填値を平均して
代入する。
【0036】図5は図4において、ステップ15、1
9、21に水平方向に隣接する過去のブロックを用いた
処理に限定した場合の流れ図を示す。図5の処理に従っ
て補填した画像108の例を図6に示す。星の形状11
0が有意な物体で、それ以外の部分は有意でない画素の
みで構成される無効領域である。画像108は7×7の
ブロックに分割されている。ブロック112と同じ模様
で塗りつぶされたブロックは図5のステップ13によっ
て補填されたものである。ブロック114と同じ模様で
塗りつぶされたブロックは図5のステップ19もしくは
ステップ24によって補填されたものである。
【0037】画像108の補填の手順を図5と図6を用
いて説明する。まずブロック112について考える。ス
テップ12において現ブロック112は完全に物体の外
にないため、ステップ13で補填される。ステップ15
において水平に隣接する過去のブロックは完全に物体の
外にはないので、無処理で次に進む。
【0038】次にブロック114について考える。ステ
ップ12において現ブロック114は完全に物体の外に
あるため次のステップ21に進む。ここで水平に隣接す
る過去のブロックが完全に物体の外にないため、それを
参照することによって現ブロック114を補填する。最
後にブロック116について考える。ステップ12にお
いて現ブロック116は完全に物体の外にあるため、ス
テップ21に進む。ここで水平に隣接する過去のブロッ
ク115が完全に物体の外にないため、それを参照して
ステップ24において現ブロック116を補填する。次
にブロック117になるとき、ステップ12において現
ブロック117は完全に物体の外にないため、ステップ
13で補填され、ステップ15において水平に隣接する
過去のブロック116は完全に物体の外にあるため、ス
テップ19で補填される。すなわち、ブロック16は2
回補填されることになる。なお、複数の補填値がある場
合、その中の一つを選んで補填することも可能である。
また、平均化の場合についても特定の補填値のみで平均
をとることも可能である。
【0039】このようにして、画像108の物体を水平
方向に拡張して補填することができる。
【0040】また、図5のステップ15、19、21の
処理を水平から垂直に変更すると、図7に示される垂直
方向に拡張して補填した画像が得られる。また、水平と
垂直とを組み合わせて処理すれば、図8のように水平、
垂直方向に拡張して補填した画像をえることができる。
この場合、2回以上の補填が行われる時があるので、そ
のようなときは複数の補填値のすべてまたは一部を平均
化する。また、複数の補填候補がある場合は、特定の補
填候補で補填したり、処理の順番において最近補填する
もので上書きしてもよい。
【0041】図9は本発明の実施の形態1による画像信
号の補填方法において、補填を行う際に参照する付加情
報の生成の模式図である。現ブロックが完全に物体の外
にある場合は図9において120中の0を設定したブロ
ックのように付加情報を生成する。それ以外のブロック
112の模様のブロック、または物体の内部に位置する
ブロックは1を付加情報として生成する。
【0042】上記の例は完全に物体の外にあるかどうか
という2つの値のみだが、物体の完全に外にある場合、
物体の境界に位置する場合、物体の完全に中にある場合
の3つの値を付加情報としてもよい。
【0043】図10は図9のような付加情報を用いて補
填を行った一例を示している。また図11は付加情報を
生成し、生成された付加情報を用いて補填を行う補填方
法の流れ図を示している。
【0044】図11のステップ12において、現ブロッ
クが完全に物体の外にある場合は、付加情報0を生成
し、次のステップに進む。現ブロックが完全に物体の外
にない場合はブロック内の有意である画素の平均値を補
填値にするなどの、所定の方法で補填値を生成し、ブロ
ック内の有意でない画素を補填して出力し、付加情報1
を生成する。所定の順番において最後のブロックになっ
た場合は生成された付加情報120を参照して、図10
中の121に示すように物体の完全に外にあるブロック
を矢印に示すような順番で補填処理していく。また、付
加情報を参照することで、補填処理に用いる補填値を生
成するために参照する画素値を特定の部分から参照する
ことができる。
【0045】図12は本発明の実施の形態1による画像
信号の補填方法において、補填を行う無効領域間の距離
を付加情報にした場合の例を示している。112におい
て、矢印123に示すような、補填処理の対象となる物
体の完全に外にあるブロック間の距離を参照して効率よ
く補填処理を行うことができる。
【0046】図13は本発明の実施の形態1による画像
信号の補填方法において、処理の対象となる複数のブロ
ックについて、対象となる現ブロックに隣接するブロッ
クが無効領域かどうかを示す付加情報を生成した例であ
る。4つの値はそれぞれ上、下、左、右が無効領域かど
うかを示している。図13の130の場合は現ブロック
が無効領域で、付加情報が0100になっているので、
下のブロックから補填する値を参照して、補填を行って
いる。134の場合は対象となる現ブロックが1001
なので上に隣接するブロック、右に隣接するブロックか
ら補賃智を参照している。また、この場合は補填値が2
つ以上なので、付加情報を参照することによって、特定
の部分から参照し、平均を取るか、特定の部分からのみ
補填値の参照を行うことができる。
【0047】図14は付加情報を参照することによって
特定の参照値から補填値を生成し、補填を行っている一
例の模式図である。135において、136の四角の部
分を補填する場合は、有意信号と、付加情報を参照する
ことで補填を行っている。
【0048】上の例は4桁の付加情報で参照を行ってい
るが、1桁の0か1の付加情報でも同様の処理を行うこ
とができる。
【0049】以上のように、付加情報を参照することで
無効領域のみをまとめて処理することができるので処理
効率が向上する。
【0050】また、以上の補填方法を用いることによ
り、物体の境界に位置する境界領域のみをあらかじめ補
填処理しておいて、補填処理した画像を参照した時に、
参照した参照領域が無効領域を含んでいる場合に無効領
域を補填処理することができる。
【0051】なお、付加情報の生成には有意信号を参照
して行っているが、画像信号もしくは有意信号、および
画像信号を圧縮符号化する時に生成されるサイド情報な
ど、ブロックが無効領域かどうかを判別できるすべての
情報を参照することによっても実現できる。たとえば、
ブロック毎に保有しているアドレスや、ブロックを符号
化するために付加されるヘッダ情報などでもよい。
【0052】さらに、付加情報を新たに生成せずに、前
述した有意信号や画像信号、及びサイド情報など、ブロ
ックが無効領域かどうかを判別できるすべての情報を、
そのまま付加情報として参照し、補填を行うこともでき
る。
【0053】(実施の形態2)図15は本発明の実施の
形態2による画像符号化装置を示し、図15において2
01は入力端子、202は第1加算器、203は符号化
器、204は離散コサイン変換器(DCT)、205は
量子化器、206は出力端子、207は復号化器、20
8は逆量子化器、209は逆離散コサイン変換器(ID
CT)、210は第2加算器、211は可変長符号化器
(VLC)、212は補填器、213はフレームメモ
リ、214は動き検出器、215は動き補償器である。
【0054】以上のように構成された画像符号化装置に
ついて以下その動作をのべる。任意形状をもつ画像信号
を入力端子201に入力する。入力した画像を複数の隣
接する領域に分割する。本実施の形態では8×8または
16×16の画素からなるブロックに分割するが、任意
の形状でもよいものとする。例として図5を参照する。
符号化の対象となるブロックをライン225を経由し動
き検出器214に入力する。同時にフレームメモリ21
3に格納してある過去の再生画像(以下、参照画像と呼
ぶ)を動き検出器214に入力し、ブロックマッチング
などの方法で対象ブロックに対し誤差の最も少ない予測
信号を与える動き変位情報(以下、動きベクトルと呼
ぶ)を求めて出力する。この動きベクトルを動き補償器
215に送り、そこで参照画像から予測ブロックを生成
する。動きベクトルはライン228を経由してVLC2
11に送り可変長符号に変換する。対象ブロックと予測
ブロックとを第1加算器に送り残差ブロックを生成す
る。残差ブロックを符号化器203にて圧縮する。本実
施の形態ではDCT、及び量子化器205によって圧縮
される。量子化されたデータをVLC211に送り可変
長符号に変換し、動きベクトルを含むその他のサイド情
報をとともに出力端子206に出力する。一方、圧縮さ
れたデータを復号化器207に送り伸長する。本実施の
形態では逆量子化器208で逆量子化し、IDCT20
9で空間領域のデータに伸長する。伸長した残差ブロッ
クにライン227を経由し送られる予測ブロックを加算
し、再生ブロックを生成する。この再生ブロックを補填
器212に入力し、実施の形態1の補填方法で再生ブロ
ックの有意でない画素の画素値を補填する。補填した再
生ブロックをフレームメモリ213に格納する。なお、
図示されていないが画素が有意であるかどうかを参照す
るには有意信号をあらかじめ符号化、復号化したものを
参照する。
【0055】フレームメモリ213に格納される補填し
た画像はたとえば図6、7、8のようになる。補填した
画像をライン224を経由し、動き検出器214と動き
補償器215に送る。本実施の形態では、動き検出と動
き補償の範囲を補填した領域内に(図6、7、8では塗
りつぶした領域)に制限する。すなわち、補填した領域
以外の画素を参照しない。
【0056】また、図示されていないが、有意信号を参
照することによって、実施の形態1の補填方法に記載し
てある付加情報を生成し、補填器ではたとえば図8の1
12のブロックの模様と同じ部分を補填し、動き補償器
215で119のブロックの部分を付加情報を参照しな
がら補填することもできる。
【0057】図16は図15の画像符号化装置に第2の
補填器230と、第2のフレームメモリ231を付加し
たものである。有意信号を参照することによって、実施
の形態1の補填方法に記載してある付加情報を生成し、
補填器ではたとえば図8の112のブロックの模様と同
じ部分を補填し、フレームメモリに格納し、第2の補填
器で図8の119のブロックの部分を付加情報を参照し
ながら補填し、第2のフレームメモリに格納する。
【0058】図17は図15の画像符号化装置に記録器
232を接続したものである。VLC211によって可
変長符号化されたデータを記録器232に経由し、磁気
メディア(テープやディスク)、光ディスクなどの記録
媒体に記録する。
【0059】また、図示されていないが、記録器232
を通信交換器に置き換えることで、VLC211によっ
て可変長符号化したデータを通信媒体を通して送信する
ことができる。なお、図16の画像符号化装置も記録
器、通信交換器をを接続することができる。
【0060】このように物体の境界領域に隣接する領域
を補填することにより、動き検出、動き補償の範囲が広
くなり、動きの大きな画像に対しても残差の少ない予測
ブロックが得られる。また、本発明の補填方法はブロッ
クごとに行い、加えて付加情報を参照して処理を行うの
で、遅延時間や演算量を押さえることができる。
【0061】なお、本実施の形態では離散コサイン変換
を用いたが、形状適応離散コサイン変換やサブバンド符
号化、ウェーブレット変換を用いた場合でも同じであ
る。
【0062】(実施の形態3)図18は本発明の実施の
形態3による画像復号化装置を示し、図18において3
01は入力端子、302はデータ解析器、303は復号
化器、304は逆量子化器、305は逆離散コサイン変
換器(IDCT)、306は加算器、307出力端子、
308は補填器、309はフレームメモリ、310は動
き補償器である。
【0063】以上のように構成された画像復号化装置に
ついて、以下その動作を述べる。圧縮符号化されたデー
タを入力端子301に入力し、データ解析器302にて
データを解析する。圧縮された残差ブロックのデータを
ライン318を経由して復号化器303に入力し、動き
ベクトルをライン318を経由し動き補償器310に出
力する。復号化器303では、圧縮残差ブロックブロッ
クを伸長し、伸長残差ブロックに復元する。本実施の形
態では逆量子化器304で逆量子化し、逆離散コサイン
変換IDCT305で周波数領域信号を空間領域信号に
変換する。動き補償器310では動きベクトルをもとに
フレームメモリ309をアクセスするためのアドレスを
生成し、フレームメモリ309に格納される画像から予
測ブロックを生成する。生成された予測ブロックと伸長
した残差ブロックを加算器306に入力し、加算するこ
とにより、再生ブロックを生成する。再生ブロックを出
力端子307に出力すると同時に補填器308に入力
し、実施の形態1に説明した補填方法で再生された画像
を補填し、フレームメモリ309に格納する。
【0064】また、図示されていないが、補填器308
で図8のブロック112の模様の部分のような、物体の
境界に位置する境界領域を所定の方法で補填し、各ブロ
ックが有為な画素を含むかどうかを示す付加情報を生成
し、動き補償器310で参照したブロックを、付加情報
を用いて所定の方法で補填を行い、補填された参照ブロ
ックを用いて予測ブロックを生成してもよい。
【0065】図18は図17の画像復号化装置に第2の
補填器330と第2のフレームメモリ331を付加した
ものである。補填器308によって、例として図8のブ
ロック112の模様の部分のような、物体の境界に位置
する境界領域を所定の方法で補填し、各ブロックが有為
な画素を含むかどうかを示す付加情報を生成し、第2の
補填器330で、付加情報を用いて図8のブロック11
9の部分を所定の方法で補填を行う。
【0066】図20は図18の画像復号化装置に含まれ
る補填器308の流れ図である。以下、その動作につい
て説明する。
【0067】441において、所定の順番で処理されて
いるブロックが完全に物体の外にあるかどうかを判定す
る。完全に物体の外にある場合は対象となるブロックが
物体外であるという付加情報を403で生成する。対象
となるブロックが物体の一部分でも含む場合は、ブロッ
ク内の物体外領域を所定の方法を用いて402で補填
し、対象となるブロックは物体内、もしくは補填済みで
あるといった付加情報を403で生成する。以上の処理
を所定の順番で最後のブロックまで繰り返す。
【0068】なお、付加情報については、403で付加
情報を新たに生成せずに、前述した有意信号や画像信
号、及び符号化におけるサイド情報をそのまま付加情報
として持つこともできる。
【0069】図21は図18の画像符号化装置に含まれ
る補填器308で補填し、フレームメモリ309に格納
された出力に対して、動き補償を行う動き補償器の流れ
図であり、図22は動き補償器308の動作の例を示し
たものである。以下、その動作について説明する。
【0070】まず、411において、参照しているブロ
ックがすべて物体内、もしくはすべて既に補填された領
域かどうかを判定する。参照したブロックが物体内、も
しくは補填器308によって既に補填された領域の場合
は、通常の動き補償の処理を413で行う。参照されて
いるブロックが完全に物体の外である無効領域を含む場
合は412において参照しているブロックの無効領域を
既に存在している付加情報を用いて、所定の方法で補填
し、補填されたブロックを用いて413で動き補償の処
理を行う。
【0071】参照されているブロックが無効領域を含ん
でいる例を図22に示す。動き補償で用いられる参照画
像501について、参照しているブロック502が図2
2中のように、物体内部、もしくは既に補填済みの物体
の境界部分503、504と、完全に物体の外である無
効部分505、506(参照ブロック中の色のついてい
ない部分)を含んでいる場合や、参照しているブロック
がすべて無効領域である場合は、付加情報を用いて所定
の方法で無効領域を補填する。図22中では、無効領域
に隣接する無効領域を含まないブロックの画素値50
8、507等を参照して平均値を求め、補填値として無
効領域に補填している。
【0072】なお、図22の例は平均値を補填している
が、付加情報を参照して特定の方向に隣接するブロック
の画素値を参照して補填することもできる。
【0073】以上のような補填を行うことにより、動き
補償器308で参照した無効領域のみを補填することに
より、必要な部分のみ補填処理を実現できる。
【0074】なお、図示されていないが、上述した画像
符号化装置及び復号化装置には補填処理を行うために必
要な付加情報や補填値を一時的に保持するメモリを補填
器もしくは動き補償器に付加してもよい。
【0075】また、本発明は、プログラムによって実現
し、これをフロッピーディスクなどの記憶媒体に記録し
て移送することにより、独立した他のコンピュータシス
テムで容易に実施することができる。図23に実施の形
態としてフロッピーディスクを示す。フロッピーディス
クは600のような形態を取り、600中にある601
のような円形のディスクにプログラムを記録できる。こ
こではフロッピーディスクを用いて説明を行ったが、光
ディスクを用いても同様に行うことができる。また記憶
媒体はこれらに限られず、ICカード、ROMカセッ
ト、プログラムを記録できるものであれば同様に実施す
ることができる。
【0076】また、本発明はプログラムによって実現
し、電話回線等の通信媒体を用いて伝送することによっ
て、独立した他のコンピュータシステムで容易に実現す
ることができる。また、ここでは電話回線を例に挙げた
が、プログラムを伝送できる通信媒体であれば容易に実
現することができる。
【0077】
【発明の効果】本発明は境界領域だけでなく、境界領域
に隣接する有意でない画素のみからなる領域を補填し、
補填された画像を用いて動き検出、動き補償をすること
によって、動きの大きな画像に対して差分の小さい予測
信号が得られる。また領域単位の補填を付加情報を用い
て補填することによって遅延時間や演算量を大幅に削減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による画像信号の補填方
法の流れを示す図
【図2】本発明の実施の形態1による画像信号の補填方
法で用いられる領域の補填方法の1実施例を示す模式図
【図3】本発明の実施の形態1による画像信号の補填方
法で用いられる領域の補填方法の別の実施例を示す模式
【図4】本発明の実施の形態1による画像信号の補填方
法の第1変形の流れを示す図
【図5】本発明の実施の形態1による画像信号の補填方
法の第2変形の流れを示す図
【図6】本発明の実施の形態1により画像信号の補填方
法で補填した画像の第1の例を示す模式図
【図7】本発明の実施の形態1により画像信号の補填方
法で補填した画像の第2の例を示す模式図
【図8】本発明の実施の形態1により画像信号の補填方
法で補填した画像の第3の例を示す模式図
【図9】本発明の実施の形態1により画像信号の補填方
法で参照する付加情報の生成の例を示す模式図
【図10】本発明の実施の形態1により画像信号の補填
方法で参照する付加情報の生成及び付加情報を用いた補
填の例の流れを示す図
【図11】本発明の実施の形態1により画像信号の補填
方法で参照する付加情報の生成の例を示す模式図
【図12】本発明の実施の形態1により画像信号の補填
方法で参照する付加情報の生成の例を示す模式図
【図13】本発明の実施の形態1により画像信号の補填
方法で参照する付加情報の生成及び付加情報を用いた補
填の例を示す模式図
【図14】本発明の実施の形態1により画像信号の補填
方法で参照する付加情報の生成及び付加情報を用いた補
填の例を示す模式図
【図15】本発明の実施の形態2による画像符号化装置
を示すブロック図
【図16】本発明の実施の形態2による画像符号化装置
を示すブロック図
【図17】本発明の実施の形態2による画像符号化装置
を示すブロック図
【図18】本発明の実施の形態3による画像復号化装置
を示すブロック図
【図19】本発明の実施の形態3による画像復号化装置
を示すブロック図
【図20】本発明の実施の形態3による画像復号化装置
の補填器の流れを示した図
【図21】本発明の実施の形態3による画像復号化装置
の動き補償器の流れを示した図
【図22】本発明の実施の形態3による画像復号化装置
の補填の例を示す模式図
【図23】本発明の実施の形態で示した発明を媒体に保
存した場合を示した模式図
【符号の説明】
201 入力端子 202 第1加算器 203 符号化器 204 離散コサイン変換器 205 量子化器 206 出力端子 207 復号化器 208 逆量子化器 209 逆離散コサイン変換器 210 第2加算器 211 可変長符号化器 212 補填器 213 フレームメモリ 230 補填器 231 フレームメモリ 301 入力端子 302 データ解析器 303 復号化器 304 逆量子化器 305 逆離散コサイン変換 306 加算器 307 出力端子 309 フレームメモリ

Claims (60)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意形状をあらわす画像信号を複数の領
    域に分割し、前記複数の領域を所定の順番で処理し、形
    状の境界に位置する境界領域に隣接する有意でない画素
    のみで構成される無効領域を第1の所定の方法で求めら
    れた補填値で補填して出力することを特徴とする画像信
    号の補填方法であって、 前記複数領域内の画素の画素値が有意であるかどうかを
    示す有意信号を参照して、前記複数の領域毎に、有意で
    ある画素が含まれるかどうかを示す付加情報を第2の所
    定の方法で生成し、前記付加情報を参照することによっ
    て前記複数の領域に補填を行う画像信号の補填方法。
  2. 【請求項2】 任意形状をあらわす画像信号を複数の領
    域に分割し、前記複数の領域を所定の順番で処理し、形
    状の境界に位置する境界領域に隣接する有意でない画素
    のみで構成される無効領域を前記境界領域内の有意であ
    る画素の画素値と所定の関数で求められた補填値で補填
    して出力することを特徴とする画像信号の補填方法であ
    って、 前記複数領域の画素の画素値が有意であるかどうかを示
    す有意信号を参照して、前記複数の領域毎に、有意であ
    る画素が含まれるかどうかを示す付加情報を第2の所定
    の方法で生成し、前記付加情報を参照することによって
    前記複数の領域に補填を行う画像信号の補填方法。
  3. 【請求項3】 前記補填値は、補填の対象となる無効領
    域に含まれる画素の位置に対応する、前記境界領域内に
    含まれる画素の画素値を用いて所定の方法で補填を行う
    請求項2記載の画像信号の補填方法。
  4. 【請求項4】 補填値は、補填の対象となる無効領域に
    含まれる画素の位置に、境界領域と前記無効領域が隣接
    する隣接境界線上で線対称に位置する、前記境界領域に
    含まれる画素の画素値を用いて、補填を行う請求項2記
    載の画像信号の補填方法。
  5. 【請求項5】 任意形状をあらわす画像信号を複数の領
    域に分割し、前記複数の領域を所定の順番で処理し、形
    状の境界に位置する境界領域の有意でない画素の画素値
    を第1の関数で求められた補填値で補填し、前記境界領
    域に隣接する有意でない画素のみで構成される無効領域
    を、前記補填した境界領域の画素の画素値と第2の関数
    で求められた補填値で補填して出力することを特徴とす
    る画像信号の補填方法であって、 前記複数領域の画素の画素値が有意であるかどうかを示
    す有意信号を参照して、前記複数の領域毎に有意である
    画素が含まれるかどうかを示す付加情報を第2の所定の
    方法で生成し、前記付加情報を参照することによって前
    記複数の領域に補填を行う画像信号の補填方法。
  6. 【請求項6】 補填値は、補填の対象となる無効領域に
    含まれる画素の位置に対応する、前記補填した境界領域
    内に含まれる画素の画素値を用いて所定の方法で補填を
    行う請求項5記載の画像信号の補填方法。
  7. 【請求項7】 補填値は、補填の対象となる無効領域に
    含まれる画素の位置に、すでに補填された境界領域と前
    記無効領域が隣接する隣接境界線上で線対称に位置す
    る、前記補填された境界領域に含まれる画素の画素値を
    用いて、前記無効領域に補填を行う請求項5記載の画像
    信号の補填方法。
  8. 【請求項8】 境界領域に対し、水平方向に隣接する有
    意でない画素の画素値のみから構成される領域を補填す
    ることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の
    画像信号の補填方法。
  9. 【請求項9】 境界領域に対し、垂直方向に隣接する有
    意でない画素の画素値のみから構成される領域を補填す
    ることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の
    画像信号の補填方法。
  10. 【請求項10】 任意形状をあらわす画像信号を複数の
    領域に分割し、前記複数の領域を所定の順番で処理し、
    形状の境界に位置する境界領域に隣接する有意でない画
    素のみで構成される無効領域を第1の所定の方法で求め
    られた補填値で補填して出力することを特徴とする画像
    信号の補填方法であって、 前記複数領域の画素の画素値が有意であるかどうかを示
    す有意信号を参照して、前記複数の領域毎に、有意であ
    る画素が含まれるかどうかを示す付加情報を第2の所定
    の方法で生成し、 対象領域が無効領域でない場合、前記付加情報を参照す
    ることによって、前記所定の順番において前記対象領域
    に隣接する過去の領域が無効領域であれば、前記過去の
    領域を前記第1の所定の方法で求められた補填値で補填
    し、 対象領域が無効領域である場合、前記付加情報を参照す
    ることによって、前記所定の順番において前記対象領域
    に隣接する過去の領域が無効領域でなければ、前記対象
    領域を前記第1の所定の方法で求められた補填値で補填
    することを特徴とする画像信号の補填方法。
  11. 【請求項11】 補填値は、対象領域が無効領域でない
    場合、付加情報を参照することによって、所定の順番に
    おいて前記対象領域に隣接する過去の領域が無効領域で
    あれば、前記過去の領域に含まれる画素の位置に対応す
    る、前記対象領域の画素の画素値を用いて所定の方法で
    前記過去の領域を補填し、 対象領域が無効領域である場合、前記付加情報を参照す
    ることによって、前記所定の順番において前記対象領域
    に隣接する前記過去の領域が無効領域でなければ、前記
    対象領域に含まれる画素の位置に対応する、前記過去の
    領域の画素の画素値を用いて所定の方法で前記対象領域
    を補填する請求項10の画像信号の補填方法。
  12. 【請求項12】 補填値は、対象領域が無効領域でない
    場合、付加情報を参照することによって、所定の順番に
    おいて前記対象領域に隣接する過去の領域が無効領域で
    あれば、前記過去の領域に含まれる画素の位置に、前記
    過去の領域と前記対象領域が隣接する隣接境界線上で線
    対称に位置する、前記対象領域に含まれる画素の画素値
    を用いて前記過去の領域を補填し、 対象領域が無効領域である場合、前記付加情報を参照す
    ることによって、前記所定の順番において前記対象領域
    に隣接する前記過去の領域が無効領域でなければ、前記
    対象領域に含まれる画素の位置に、前記無効領域と前記
    過去の領域が隣接する隣接境界線上で線対称に位置す
    る、前記過去の領域に含まれる画素の画素値を用いて前
    記対象領域を補填する請求項10の画像信号の補填方
    法。
  13. 【請求項13】 任意形状をあらわす画像信号を複数の
    領域に分割し、前記複数の領域を所定の順番で処理し、
    形状の境界に位置する境界領域に隣接する有意でない画
    素のみで構成される無効領域を第1の所定の方法で求め
    られた補填値で補填して出力することを特徴とする画像
    信号の補填方法であって、 前記複数領域に含まれる画素の画素値が有意であるかど
    うかを示す有意信号を参照して、前記複数の領域毎に、
    有意である画素が含まれるかどうかを示す付加情報を第
    2の所定の方法で生成し、 対象領域が無効領域でない場合、前記付加情報を参照す
    ることによって、前記所定の順番において前記対象領域
    に隣接する過去の領域が無効領域であれば、前記過去の
    領域を、前記対象領域に含まれる有意な画素の画素値を
    用いて所定の関数で求められた補填値で補填し、 対象領域が無効領域である場合、前記付加情報を参照す
    ることによって、前記所定の順番において前記対象領域
    に隣接する過去の領域が無効領域でなければ、前記対象
    領域を、前記過去の領域に含まれる有意な画素の画素値
    を用いて前記所定の関数で求められた補填値で補填する
    ことを特徴とする画像信号の補填方法。
  14. 【請求項14】 任意形状をあらわす画像信号を複数の
    領域に分割し、前記複数の領域を所定の順番で処理し、
    形状の境界に位置する境界領域に隣接する有意でない画
    素のみで構成される無効領域を第1の所定の方法で求め
    られた画素値で補填して出力することを特徴とする画像
    信号の補填方法であって、 前記複数領域に含まれる画素の画素値が有意であるかど
    うかを示す有意信号を参照して、前記複数の領域毎に、
    有意である画素が含まれるかどうかを示す付加情報を第
    2の所定の方法で生成し、 対象領域が無効領域でない場合、前記対象領域に含まれ
    る有意でない画素の画素値を第1の関数で求められた画
    素値で補填し、 前記付加情報を参照することによって、前記所定の順番
    において前記対象領域に隣接する過去の領域が無効領域
    であれば、前記過去の領域を、前記補填した対象領域に
    含まれる画素の画素値を用いて第2の関数で求められた
    画素値で補填し、 対象領域が無効領域である場合、前記付加情報を参照す
    ることによって、前記所定の順番において前記対象領域
    に隣接する過去の領域が無効領域でなければ、前記対象
    領域を、前記過去の領域に含まれる画素の画素値を用い
    て前記第2の関数で求められた補填値で補填することを
    特徴とする画像信号の補填方法。
  15. 【請求項15】 補填値は、対象領域が無効領域でない
    場合、前記対象領域に含まれる有意でない画素の画素値
    を第1の関数で求められた画素値で補填し、 付加情報を参照することによって、所定の順番において
    前記補填された対象領域に隣接する過去の領域が無効領
    域であれば、前記過去の領域に含まれる画素の位置に対
    応する、前記補填した対象領域の画素の画素値を用いて
    所定の方法で前記過去の領域を補填し、 対象領域が無効領域である場合、前記付加情報を参照す
    ることによって、前記所定の順番において前記対象領域
    に隣接する前記過去の領域が無効領域でなければ、前記
    対象領域に含まれる画素の位置に対応する、前記過去の
    領域の画素の画素値を用いて所定の方法で前記対象領域
    を補填する請求項14の画像信号の補填方法。
  16. 【請求項16】 補填値は、対象領域が無効領域でない
    場合、前記対象領域に含まれる有意でない画素の画素値
    を第1の関数で求められた画素値で補填し、付加情報を
    参照することによって、所定の順番において前記補填さ
    れた対象領域に隣接する過去の領域が無効領域であれ
    ば、前記過去の領域に含まれる画素の位置に、前記過去
    の領域と前記補填された対象領域が隣接する隣接境界線
    上で線対称に位置する、前記補填された対象領域に含ま
    れる画素の画素値を用いて前記過去の領域を補填し、 対象領域が無効領域である場合、前記付加情報を参照す
    ることによって、前記所定の順番において前記対象領域
    に隣接する前記過去の領域が無効領域でなければ、前記
    対象領域に含まれる画素の位置に、前記過去の領域と前
    記対象領域が隣接する隣接境界線上で線対称に位置す
    る、前記過去の領域に含まれる画素の画素値を用いて前
    記対象領域を補填する請求項14の画像信号の補填方
    法。
  17. 【請求項17】 任意形状をあらわす画像信号を複数の
    領域に分割し、前記複数の領域を所定の順番で処理し、
    形状の境界に位置する境界領域に隣接する有意でない画
    素のみで構成される無効領域を前記境界領域内の有意で
    ある画素の画素値と所定の関数で求められた補填値で補
    填して出力することを特徴とする画像信号の補填方法で
    あって、 前記補填値は、補填の対象となる無効領域に含まれる画
    素の位置に対応する、前記境界領域内に含まれる画素の
    画素値を用いて所定の方法で補填を行う画像信号の補填
    方法。
  18. 【請求項18】 任意形状をあらわす画像信号を複数の
    領域に分割し、前記複数の領域を所定の順番で処理し、
    形状の境界に位置する境界領域に隣接する有意でない画
    素のみで構成される無効領域を前記境界領域内の有意で
    ある画素の画素値と所定の関数で求められた補填値で補
    填して出力することを特徴とする画像信号の補填方法で
    あって、 前記補填値は、補填の対象となる無効領域に含まれる画
    素の位置に、境界領域と前記無効領域が隣接する隣接境
    界線上で線対称に位置する、前記境界領域に含まれる画
    素の画素値を用いて、補填を行う画像信号の補填方法。
  19. 【請求項19】 任意形状をあらわす画像信号を複数の
    領域に分割し、前記複数の領域を所定の順番で処理し、
    形状の境界に位置する境界領域の有意でない画素の画素
    値を第1の関数で求められた補填値で補填し、前記境界
    領域に隣接する有意でない画素のみで構成される無効領
    域を、前記補填した境界領域の画素の画素値と第2の関
    数で求められた補填値で補填して出力することを特徴と
    する画像信号の補填方法であって、 前記補填値は、補填の対象となる無効領域に含まれる画
    素の位置に対応する、前記補填した境界領域内に含まれ
    る画素の画素値を用いて所定の方法で補填を行う画像信
    号の補填方法。
  20. 【請求項20】 任意形状をあらわす画像信号を複数の
    領域に分割し、前記複数の領域を所定の順番で処理し、
    形状の境界に位置する境界領域の有意でない画素の画素
    値を第1の関数で求められた補填値で補填し、前記境界
    領域に隣接する有意でない画素のみで構成される無効領
    域を、前記補填した境界領域の画素の画素値と第2の関
    数で求められた補填値で補填して出力することを特徴と
    する画像信号の補填方法であって、 前記補填値は、補填の対象となる無効領域に含まれる画
    素の位置に、すでに補填された境界領域と前記無効領域
    が隣接する隣接境界線上で線対称に位置する、前記補填
    された境界領域に含まれる画素の画素値を用いて、前記
    無効領域に補填を行う画像信号の補填方法。
  21. 【請求項21】 境界領域に対し、水平方向に隣接する
    有意でない画素の画素値のみから構成される無効領域を
    補填することを特徴とする請求項10から20のいずれ
    かに記載の画像信号の補填方法。
  22. 【請求項22】 境界領域に対し、垂直方向に隣接する
    有意でない画素の画素値のみから構成される無効領域を
    補填することを特徴とする請求項10から20のいずれ
    かに記載の画像信号の補填方法。
  23. 【請求項23】 補填値が複数ある場合、有意な画素が
    含まれるかどうかを示す付加情報と所定の方法を用い
    て、前記複数の補填値を平均化し、補填値として補填を
    行うことを特徴とする請求項1から22のいずれかに記
    載の画像信号の補填方法。
  24. 【請求項24】 補填値が複数ある場合、有意な画素が
    含まれるかどうかを示す付加情報を参照することによっ
    て、特定の補填値を用いて前記複数の補填値を平均化
    し、補填値として補填を行うことを特徴とする請求項1
    から22のいずれかに記載の画像信号の補填方法。
  25. 【請求項25】 補填値が複数ある場合、有意な画素が
    含まれるかどうかを示す付加情報を参照することによっ
    て、特定の補填値を用いて補填を行うことを特徴とする
    請求項1から22のいずれかに記載の画像信号の補填方
    法。
  26. 【請求項26】 付加情報を所定の方法で生成し、前記
    付加情報を参照することによって無効領域に補填を行う
    順番を決定し、補填を行う画像信号の補填方法である請
    求項1から25のいずれかに記載の画像信号の補填方
    法。
  27. 【請求項27】 付加情報は、任意形状をあらわす画像
    信号を複数の領域に分割し、前記複数領域内の画素の画
    素値が有意であるかどうかを示す有意信号を参照して、
    前記複数の領域毎に有意である画素が含まれるかどうか
    を示す付加情報を設定し、前記付加情報を参照すること
    によって前記複数の領域に補填を行う補填方法である請
    求項1から26のいずれかに記載の画像信号の補填方
    法。
  28. 【請求項28】 付加情報は、任意形状をあらわす画像
    信号を複数の領域に分割し、前記複数領域内の画素の画
    素値が有意であるかどうかを示す有意信号を参照して、
    前記複数の領域毎に、対象となる領域に隣接する複数の
    隣接領域が有意である画素を含んでいるかどうかを示す
    付加情報を設定し、前記付加情報を参照することで対象
    となる無効領域に補填を行う画像信号の補填方法である
    請求項1から27のいずれかに記載の画像信号の補填方
    法。
  29. 【請求項29】 付加情報は、任意形状をあらわす画像
    信号を複数の領域に分割し、前記複数領域内の画素の画
    素値が有意であるかどうかを示す有意信号を参照して、
    前記複数の領域毎に、 対象領域が無効領域でない場合は、前記対象領域に所定
    の順番で隣接する過去の領域が無効領域であれば、前記
    過去の領域の位置を付加情報として生成し、前記付加情
    報を参照することで補填を行う画像信号の補填方法であ
    る請求項1から28に記載の画像信号の補填方法。
  30. 【請求項30】 補填値は、対象領域が無効領域でない
    場合で、前記対象領域の有意な画素の画素に対応する画
    素値が存在しない場合は、付加情報を参照することによ
    って、所定の方法で補填値を生成し、前記対象領域を補
    填する画像信号の補填方法である請求項1から29に記
    載の画像信号の補填方法。
  31. 【請求項31】 補填値は、対象領域が無効領域でない
    場合で、前記対象領域の有意な画素の画素に対応する画
    素値が存在しない場合は、付加情報を参照することによ
    って、前記対象領域に隣接する領域の画素の画素値を用
    いて所定の方法で補填値を生成し、前記対象領域を補填
    する画像信号の補填方法である請求項1から29に記載
    の画像信号の補填方法。
  32. 【請求項32】 補填値は、対象領域が無効領域でない
    場合で、前記対象領域の有意な画素の画素に対応する画
    素値が存在しない場合は、付加情報を参照することによ
    って、前記対象領域に隣接する領域の画素の画素値を用
    いて所定の関数で補填値を生成し、前記対象領域を補填
    する画像信号の補填方法である請求項1から29に記載
    の画像信号の補填方法。
  33. 【請求項33】 入力手段と、第1加算手段と、符号化
    手段と、復号化手段と、第2加算手段と補填手段と、メ
    モリと、予測領域生成手段を具備し、 前記入力手段に任意形状の画像信号を入力し、前記画像
    信号を互いに隣接する複数の領域に分割し、前記複数の
    領域を対象領域とし所定の順番で処理し、 前記第1加算手段に前記対象領域と、前記予測領域生成
    手段からの予測領域を入力し、差分領域を生成し、 前記符号化手段に前記差分領域を入力し、第1の所定の
    方法で圧縮差分領域に変換し、 前記復号化手段に前記圧縮差分領域を入力し、第2の所
    定の方法で伸張差分領域に復元し、 前記第2加算手段に前記伸張差分領域を入力し、前記予
    測領域を加算し、再生領域を生成し、 前記補填手段に前記再生領域を入力し、第3の所定の方
    法で前記再生領域に含まれる有意でない画素の画素値を
    補填し、補填領域として前記メモリに格納し、 前記予測領域生成手段に前記メモリに格納した前記補填
    領域を入力し、前記予測領域を生成し、 前記圧縮差分信号を画像符号化装置の出力とする画像符
    号化装置であって、 前記補填手段は請求項1から32のいずれかに記載の画
    像信号の補填方法で補填することを特徴とする画像符号
    化装置。
  34. 【請求項34】 入力手段と、第1加算手段と、符号化
    手段と、復号化手段と、第2加算手段と第1補填手段
    と、第2補填手段と、第1メモリと、第2メモリと、予
    測領域生成手段を具備し、 前記入力手段に任意形状の画像信号を入力し、前記画像
    信号を互いに隣接する複数の領域に分割し、前記複数の
    領域を対象領域とし所定の順番で処理し、 前記第1加算手段に前記対象領域と、前記予測領域生成
    手段からの予測領域を入力し、差分領域を生成し、 前記符号化手段に前記差分領域を入力し、第1の所定の
    方法で圧縮差分領域に変換し、 前記復号化手段に前記圧縮差分領域を入力し、第2の所
    定の方法で伸張差分領域に復元し、 前記第2加算手段に前記伸張差分領域を入力し、前記予
    測領域を加算し、再生領域を生成し、 前記第1補填手段に前記再生領域を入力し、第3の所定
    の方法で前記再生領域に含まれる形状の境界に位置する
    境界領域の有意でない画素の画素値を補填し、前記第1
    メモリに格納し、 前記第2補填手段に前記メモリ内容を入力し、第4の所
    定の方法で前記メモリに含まれる前記境界領域に隣接す
    る有意でない画素からのみで構成される無効領域を補填
    し、第2補填領域として前記第2メモリに格納し、 前記予測領域生成手段に前記第2メモリに格納した前記
    第2補填領域を入力し、前記予測領域を生成し、 前記圧縮差分信号を画像符号化装置の出力とする画像符
    号化装置であって、 前記第1補填手段及び第2補填手段は請求項1から32
    のいずれかに記載の画像信号の補填方法で補填すること
    を特徴とする画像符号化装置。
  35. 【請求項35】 画像符号化装置に蓄積手段を加えて符
    号化手段の出力を記録することを特徴とする請求項3
    3、34記載の画像信号符号化装置
  36. 【請求項36】 画像符号化装置に伝送手段を加えて符
    号化手段の出力を伝送することを特徴とする請求項33
    から35いずれかに記載の画像信号符号化装置
  37. 【請求項37】 予測領域生成手段は、補填された補填
    領域のみを参照することによって予測領域を生成するこ
    とを特徴とした請求項33から36いずれかに記載の画
    像符号化装置。
  38. 【請求項38】 予測領域生成手段は、形状をあらわす
    境界に位置する境界領域に隣接する、有意でない画素の
    みで構成される無効領域を所定の方法で補填することを
    特徴とした請求項33から37いずれかに記載の画像符
    号化装置。
  39. 【請求項39】 予測領域生成手段は、予測領域を生成
    するために参照される1以上の参照領域に含まれる有意
    でない画素の画素値のみを所定の方法で補填することを
    特徴とした請求項33から38いずれかに記載の画像符
    号化装置。
  40. 【請求項40】 補填手段は、補填を行うために参照す
    る付加情報を一時的に保持しておくための局所メモリを
    具備する請求項33から39いずれかに記載の画像信号
    符号化装置。
  41. 【請求項41】 補填手段は、補填を行うために参照す
    る、所定の方法により生成された補填値を一時的に保持
    しておくための局所メモリを具備する請求項33から4
    0いずれかに記載の画像信号符号化装置。
  42. 【請求項42】 補填手段は、すでに補填された補填領
    域を一時的に保持しておくための局所メモリを具備する
    請求項33から41いずれかに記載の画像信号符号化装
    置。
  43. 【請求項43】 補填手段は、補填を行うために参照す
    る、所定の方法により生成された補填値を保持しておく
    ための局所メモリを具備する請求項33から42いずれ
    かに記載の画像信号符号化装置。
  44. 【請求項44】 予測領域生成手段は、補填を行うため
    に参照する付加情報を一時的に保持しておくための局所
    メモリを具備する請求項33から43いずれかに記載の
    画像信号符号化装置。
  45. 【請求項45】 予測画像生成手段は、補填を行うため
    に参照する、所定の方法により生成された補填値を一時
    的に保持しておくための局所メモリを具備する請求項3
    3から44いずれかに記載の画像信号符号化装置。
  46. 【請求項46】 予測画像生成手段は、すでに補填され
    た補填領域を一時的に保持しておくための局所メモリを
    具備する請求項33から45いずれかに記載の画像信号
    符号化装置。
  47. 【請求項47】 予測画像生成手段は、補填を行うため
    に参照する、所定の方法により生成された補填値を保持
    しておくための局所メモリを具備する請求項33から4
    6いずれかに記載の画像信号符号化装置。
  48. 【請求項48】 入力手段と、データ解析手段と、復号
    化手段と、加算手段と、補填手段と、メモリを具備し、 前記入力手段に圧縮符号化された符号化信号を入力し、 前記データ解析手段で前記符号化信号を解析し、圧縮差
    分信号を出力し、 前記復号化手段で前記圧縮差分信号を伸長差分信号に復
    号化し、 前記予測信号生成手段にて、前記フレームメモリから取
    得した画像信号を用いて予測信号を生成し、 前記加算手段にて、前記伸長差分信号と、前記予測信号
    を加算し、再生信号として出力すると同時に、 前記補填手段にて所定の方法で前記再生信号に含まれる
    有意でない画素の画素値を補填し、前記フレームメモリ
    に格納する画像復号化装置であって、 前記補填手段は請求項1から32のいずれかに記載の補
    填方法で補填することを特徴とする画像復号化装置。
  49. 【請求項49】 入力手段と、データ解析手段と、復号
    化手段と、加算手段と、第1補填手段と第2補填手段
    と、第1メモリと、第2メモリを具備し、 前記入力手段に圧縮符号化された符号化信号を入力し、 前記データ解析手段で前記符号化信号を解析し、圧縮差
    分信号を出力し、 前記復号化手段で前記圧縮差分信号を伸長差分信号に復
    号化し、 前記予測信号生成手段にて、前記第2メモリから取得し
    た画像信号を用いて予測信号を生成し、 前記加算手段にて、前記伸長差分信号と、前記予測信号
    を加算し、再生信号として出力すると同時に、 前記第1補填手段にて、前記再生信号が含まれる形状の
    領域に位置する境界領域であれば、第1の所定の方法で
    前記境界領域の有意でない画素の画素値を補填し、前記
    第1メモリに格納し、 前記第2補填手段にて前記第1メモリに格納された境界
    領域に隣接する有意でない画素のみで構成された無効領
    域を第2の所定の方法で補填し、第2メモリに格納する
    画像復号化装置であって、 前記補填手段は請求項1から32のいずれかに記載の補
    填方法で補填することを特徴とする画像復号化装置。
  50. 【請求項50】 予測領域生成手段は、補填された補填
    領域のみを参照することによって予測領域を生成するこ
    とを特徴とした請求項48または49記載の画像復号化
    装置。
  51. 【請求項51】 予測領域生成手段は、形状をあらわす
    境界に位置する境界領域に隣接する、有意でない画素の
    みで構成される無効領域を所定の方法で補填することを
    特徴とした請求項48から50いずれかに記載の画像符
    号化装置。
  52. 【請求項52】 予測領域生成手段は、予測領域を生成
    するために参照される1以上の参照領域に含まれる有意
    でない画素の画素値のみを所定の方法で補填することを
    特徴とした請求項48から51いずれかに記載の画像符
    号化装置。
  53. 【請求項53】 補填手段は、補填を行うために参照す
    る付加情報を一時的に保持しておくための局所メモリを
    具備する請求項48から52いずれかに記載の画像信号
    符号化装置。
  54. 【請求項54】 補填手段は、補填を行うために参照す
    る、所定の方法により生成された補填値を一時的に保持
    しておくための局所メモリを具備する請求項48から5
    3いずれかに記載の画像信号符号化装置。
  55. 【請求項55】 補填手段は、すでに補填された補填領
    域を一時的に保持しておくための局所メモリを具備する
    請求項48から54いずれかに記載の画像信号符号化装
    置。
  56. 【請求項56】 補填手段は、補填を行うために参照す
    る、所定の方法により生成された補填値を保持しておく
    ための局所メモリを具備する請求項48から55いずれ
    かに記載の画像信号符号化装置。
  57. 【請求項57】 予測領域生成手段は、補填を行うため
    に参照する付加情報を一時的に保持しておくための局所
    メモリを具備する請求項48から56いずれかに記載の
    画像信号符号化装置。
  58. 【請求項58】 予測画像生成手段は、補填を行うため
    に参照する、所定の方法により生成された補填値を一時
    的に保持しておくための局所メモリを具備する請求項4
    8から57いずれかに記載の画像信号符号化装置。
  59. 【請求項59】 予測画像生成手段は、すでに補填され
    た補填領域を一時的に保持しておくための局所メモリを
    具備する請求項48から58いずれかに記載の画像信号
    符号化装置。
  60. 【請求項60】 予測画像生成手段は、補填を行うため
    に参照する、所定の方法により生成された補填値を保持
    しておくための局所メモリを具備する請求項48から5
    9いずれかに記載の画像信号符号化装置。
JP33176096A 1996-10-24 1996-12-12 画像信号の補填方法及び画像信号復号化装置 Pending JPH10191339A (ja)

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