JPH10190913A - 画像処理システムと画像データの処理方法、及び画像処理装置と情報処理装置、並びに記録媒体 - Google Patents

画像処理システムと画像データの処理方法、及び画像処理装置と情報処理装置、並びに記録媒体

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JPH10190913A
JPH10190913A JP35472896A JP35472896A JPH10190913A JP H10190913 A JPH10190913 A JP H10190913A JP 35472896 A JP35472896 A JP 35472896A JP 35472896 A JP35472896 A JP 35472896A JP H10190913 A JPH10190913 A JP H10190913A
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image
film
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Hidekage Satou
秀景 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一フィルムを再度読み込む場合にプレスキ
ャン動作を行なうことなく迅速に所望の画像データを読
み込むことのできるようにした。 【解決手段】 フィルムカートリッジのフィルムホルダ
への装填を確認した後(S64)、パソコンはフィルム
スキャナに対して該フィルムカートリッジのID情報を
要求し(S65)、次いで、該要求を受けたフィルムス
キャナは初期化時に出力準備したID情報をパソコンに
送信する(S66)。次いで、パソコンは該ID情報が
過去に受け取ったID情報と同一か否かを外部記憶装置
を検索してチェックし、過去と同一のID情報であるこ
とを確認したときは該ID情報を表示装置に表示する。
一方、同一のID情報を過去に受け取っていないときは
新ID情報を発番し(S69)、フィルム面及び外部記
憶装置に新ID情報を書き込む(S70)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理システムと
画像データの処理方法、及び画像処理装置と情報処理装
置、並びに記録媒体に関し、より詳しくは、フィルムに
記録された画像データを電気信号に変換して所定の画像
処理を施す画像処理装置と該画像処理装置との間で双方
向通信を行なう情報処理装置とから構成された画像処理
システムと、その画像データの処理方法、及び前記画像
処理装置と前記情報処理装置、並びに記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】フィルムに記録された画像データをパー
ソナルコンピュータ等の情報処理装置に入力して表示す
る画像処理装置として、フィルムスキャナの存在が知ら
れているが、従来のフィルムスキャナは主として35ミ
リフィルムを対象に開発されてきている。そして、近
年、カートリッジ式のAPSフィルムが開発され実用化
されてきたのに伴い、該APSフィルムに記録された画
像データをも読み取ることができるフィルムキャスナが
開発されている。
【0003】従来のこの種フィルムスキャナは、画像を
読み取る際に、まず低い解像度で高速にスキャンを行
い、全体の画像データを情報処理装置上に表示させた
(この動作をプレビューという)後、このプレビュー画
面上で読取範囲(本スキャナ領域)を指定して所定の画
像信号処理を施し、しかる後所望範囲の画像データを前
記フィルムスキャナから情報処理装置に送信している。
【0004】図14はAPSフィルムに記録された画像
データの読み取りが可能な従来のフィルムスキャナのブ
ロック構成図を示している。
【0005】101は、透過原稿であるAPSフィルム
(以下、単に「フィルム」という。)を保持するフィル
ムホルダであって、該フィルムホルダ101は、副走査
モータ103の駆動により副走査方向(矢印aで示す)
に移動可能とされている。すなわち、フィルムホルダ1
01は、副走査位置検出手段104により副走査初期位
置が検出されてその検出信号がシステムコントローラ1
05に入力される。そして、システムコントローラ10
5は前記検出信号に基づき副走査モータドライバ102
を介して副走査モータ103を駆動させ、これによりフ
ィルムホルダ101は矢印a方向に往復運動可能とされ
ている。
【0006】そして、光源点灯回路106がシステムコ
ントローラ105からの指令により駆動して光源107
が点灯すると、フィルムを透過した画像データ(光信
号)は結像レンズ108を透過してCCDリニアイメー
ジセンサ(以下、単に「CCD」という。)109に入
力され、該CCD109で光信号がアナログ電気信号に
変換される。次いで、アナログ画像信号はアナログ画像
処理部110で所定のゲイン設定やクランプ処理が行な
われ、A/D変換器111でデジタル画像信号に変換さ
れる。そして、該画像信号は画像処理手段112で高速
に各種画像処理が施され、次いで斯く得られた画像デー
タをラインバッファ113に一時保存した後、画像デー
タはインターフェース(I/F)部114を介して情報
処理装置115に送信される。
【0007】また、システムコントローラ105、画像
処理手段112、ラインバッファ113及びI/F部1
14はCPUバス116を介して互いに接続され、シス
テムコントローラ105は、これら画像処理手段11
2、ラインバッファ113及びI/F部114を制御し
ている。
【0008】尚、画像処理手段112は、CCD109
を駆動させるための駆動パルス信号をCCD109に供
給し、入力信号をサンプルホールドするためのサンプル
ホールド制御信号をA/D変換器111に供給してい
る。
【0009】図15は上記フィルムスキャナの動作手順
を示したフローチャートである。
【0010】まず、ステップS1001ではプレビュー
動作の指示を行なう。すなわち、情報処理装置115
は、該情報処理装置115に内蔵されたドライバソフト
を起動させてフィルムの種類や読取範囲、読取解像度等
の各制御情報をシステムコントローラ105に送信す
る。このプレビュー動作の指示では読取範囲はフィルム
上の全画面、読取解像度は低解像度に指定してこれら制
御情報をシステムコントローラ105に送信する。
【0011】次に、システムコントローラ105は、情
報処理装置115からの前記情報を設定してプレビュー
動作の準備を行った後(ステップS1002)、副走査
位置検出手段104の情報を読み取ってフィルムホルダ
101が所定の初期位置にくるように副走査モータドラ
イバ102を制御する(ステップS1003)。そして
この後、システムコントローラ105は、光源点灯回路
106に光源オンの指令を発して光源を点灯させ(ステ
ップS1004)、続いてCCD駆動パルス等の1ライ
ン読取りに関するタンミングパルス信号の出力命令を画
像処理手段112に発する(ステップS1005)。
【0012】次いで、ステップS1006ではスキャン
動作を行なう。すなわち、所定の露光時間でライン毎に
画像データを読み込み、さらに所定速度で副走査モータ
103を駆動した後、画像処理手段112で画像処理を
行い、ラインバッファ113で画像データを出力する。
【0013】次に、画像読取範囲のスキャンが終了する
とシステムコントローラ105は副走査モータ103を
駆動させてフィルムホルダ101を前記初期位置に戻
し、さらに光源107を消灯させ(ステップS100
7)、スキャンを終了する。これにより、システムコン
トローラ105は次のコマンドを受信するまで待機状態
となる。
【0014】次いで、情報処理装置115は、I/F部
114を介してラインバッファ113からの画像データ
を受け取って該情報処理装置115の画面上に順次表示
し、プレビュー画像をユーザに提供する(ステップS1
009)。
【0015】そしてこの後、ユーザはプレビューされた
画像データを見て画像取込条件を設定する(ステップS
1010)。ここでもプレビュー指示(ステップS10
01)のときと同様、フィルムの種類等の各種制御情報
をシステムコントローラ105に送信するが、この場合
は、本スキャン用の制御情報、すなわちユーザが指定し
た読取範囲、ユーザ指定の読取解像度等がシステムコン
トローラ105に送信される。
【0016】次に、システムコントローラ105は情報
処理装置115からの画像取込条件を受け取り、かかる
画像取込条件下、上述したステップS1002〜ステッ
プS1008の動作を再度実行して本スキャンを行なう
(ステップS1011)。
【0017】そしてこの後、I/F部114を介してラ
インバッファ113から情報処理装置115に送られて
きた画像データは、表示画面上に表示されると共に所定
の記憶媒体(ハードディスク、光磁気ディスク、フレキ
シブルディスク等)に保存され(ステップS101
2)、画像データの処理は終了する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像処理装置においては、同一のフィルム画像を読み込
む場合、ユーザは再度プレスキャン動作を行い、画像デ
ータを再確認して本スキャンをしなければならず、画像
処理を行なうのに無駄な時間を費やすという問題点があ
った。特に、画像処理装置や情報処理装置の電源を一旦
切断してしまうと、再度最初から画像データの読込手順
を実行しなければならず、ユーザは時間を無駄にすると
いう問題点があった。
【0019】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであって、同一のフィルム画像を再度読み込む場合
にプレスキャン動作を行なうことなく迅速に処理するこ
とができる画像処理システムと画像データの処理方法、
及び画像処理装置と情報処理装置、並びに記録媒体を提
供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、フィルムに記録された画像デ
ータを読み取る画像処理装置と、該画像処理装置との間
で双方向通信を行なう情報処理装置とから構成された画
像処理システムにおいて、前記画像処理装置が、フィル
ム所定位置に記録されている識別子情報を検出する識別
子検出手段と、前記情報処理装置からの要求に応じて前
記識別子情報を前記情報処理装置に送信する識別子送信
手段とを有し、前記情報処理装置が、前記画像処理装置
に装填されたフィルムの識別子情報を要求する識別子要
求手段と、該識別子要求手段により受け取った識別子情
報が過去に受け取った識別子情報と同一か否かを判別す
る判別手段と、該判別手段により前記識別子情報が過去
に受け取った識別子情報と同一と判別されたときは該識
別子情報を表示する表示手段とを有していることを特徴
としている。
【0021】また、請求項9記載の発明は、フィルムに
記録された画像データを電気信号に変換して所定の画像
処理を施し、情報処理装置に該画像データを表示する画
像データの処理方法において、フィルム所定位置に記録
された識別子情報を検出し、斯く検出した識別子情報を
前記情報処理装置に送信する一方、前記識別子情報が過
去に受け取った識別子情報と同一か否かを前記情報処理
装置で判別し、同一と判別したときは該識別子情報を表
示することを特徴としている。
【0022】また、請求項13記載の発明は、フィルム
に記録された画像データを読み取り情報処理装置に出力
する画像処理装置において、フィルム所定位置に識別子
情報を記録する識別子記録手段と、前記識別子情報を検
出する識別子検出手段と、前記情報処理装置からの要求
に応じて前記識別子情報を前記情報処理装置に送信する
識別子送信手段とを有していることを特徴としている。
【0023】また、請求項15記載の発明は、フィルム
に記録された画像データを読み取る画像処理装置に接続
されて該画像処理装置から出力された画像データを表示
する情報処理装置において、前記画像処理装置に装填さ
れたフィルムの識別子情報を要求する識別子要求手段
と、該識別子要求手段により受け取った識別子情報が過
去に受け取った識別子情報と同一か否かを判別する判別
手段と、該判別手段により前記識別子情報が過去に受け
取った識別子情報と同一と判別されたときは該識別子情
報を表示する表示手段とを有していることを特徴として
いる。
【0024】また、請求項22記載の画像処理方法は、
フィルム読取装置によりフィルム画像を読取る画像読取
ステップと、前記フィルム上の付加情報を読み取る付加
情報読取ステップと、該画像読取ステップ及び付加情報
読取ステップにより読み取られた画像と付加情報とをリ
ンクして記憶する記憶ステップと、前記フィルム上の付
加情報を読み出した際に前記記憶ステップにおいて記憶
された付加情報と同じ付加情報が存在した場合には該付
加情報にリンクした画像を表示する表示ステップとを有
している。
【0025】また、請求項23記載の記録媒体は、フィ
ルム読取装置によりフィルム画像を読取る画像読取ステ
ップと、前記フィルム画像に対応づけられたフィルム上
の付加情報を読み取る付加情報読取ステップと、該画像
読取ステップ及び付加情報読取ステップにより読み取ら
れた画像と付加情報とにリンクして記憶する記憶ステッ
プと、前記フィルム上の付加情報を読み出した際に前記
記憶ステップにおいて記憶された付加情報と同じ付加情
報が存在することを判別した場合に該付加情報にあらか
じめリンクされた画像を表示する表示ステップとを有す
る画像処理方法を記憶している。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳説する。
【0027】図1は本発明に係る画像処理システムの一
実施の形態の概要を示す全体構成図であって、該画像処
理システムは、画像処理装置としてのフィルムスキャナ
1と情報処理装置としてのパーソナルコンピュータ(以
下「パソコン」という)2とがケーブル3を介して接続
され、該フィルムスキャナ1と前記パソコン2とは互い
に双方向通信可能とされている。また、図示は省略する
が、パソコン2は、識別子(ID)情報等各種情報が格
納された不揮発性メモリからなる外部記憶装置に接続さ
れ、該外部記憶装置に格納された記憶情報を必要に応じ
て検索したり、或いは読み出したりすることができるよ
うに構成されている。
【0028】フィルムスキャナ1は、フィルムカートリ
ッジ4をフィルムスキャナ本体5に装填するイジェクト
テーブル6と、フィルムスキャナ本体5の電源をオン・
オフする電源スイッチ7とを備えている。
【0029】また、パソコン2は、前記フィルムスキャ
ナ1を操作するドライバソフト等のアプリケーション・
ソフト(以下「アプリケーション」という。)がインス
トールされたパソコン本体8と、ケーブル9を介してパ
ソコン本体8と接続されたCRTやLCD等の表示装置
10と、パソコン本体8への入力操作を司るキーボード
11及びポインタ12とを備えている。そして、ユーザ
がキーボード11又はポインタ12により所望の動作指
令をパソコン本体8に入力すると、該パソコン本体8
は、アプリケーションを起動させてフィルムスキャナ1
への動作命令や表示装置10への命令及び画像表示を行
なう。
【0030】図2は前記フィルムスキャナ1に装填され
るフィルムの詳細を示す図である。すなわち、フィルム
本体13は通常はフィルムカートリッジ4内に格納され
ており、この図2は該フィルムカートリッジ4からフィ
ルム本体13を引き出した状態を示している。フィルム
本体13は、所定長のリーダ部14が先端に設けられ、
該リーダ部14に続く部分には画像データの記録される
多数のコマ15a、15b、15c…が形成されてい
る。そして、各コマ15a、15b、15c…の各先端
部の一端縁には第1パーフォレーション16a、16
b、16c…が形成され、各コマ15a、15b、15
c…の各後端部の一端縁には第2のパーフォレーション
17a、17b、17c…が形成されている。また、第
1のパーフォレーション16…と第2のパーフォレーシ
ョン17…との間には、各コマ15…毎の現像時の情
報、例えば露光条件やプリント枚数が記録される第1の
磁気トラック面18a、18b、18c…がフィルム本
体13の長手方向に沿って形成され、さらに日付や撮影
条件等の撮影情報が記録される第2のトラック面19
a、19b、19c…が各コマ15a、15b、15c
…を挟んで第1の磁気トラック面18a、18b、18
c…と対向状に形成されている。
【0031】また、リーダ部14には、前記第1のパー
フォレーション15…及び第2のパーフォレーション1
6…と同一間隔でもって第1のリーダパーフォレーショ
ン20及び第2のリーダパーフォレーョン21が形成さ
れ、さらに、第1のリーダパーフォレーション20及び
第2のリーダパーフォレーョン21の間には第3の磁気
トラック面22が形成されている。該第3のトラック面
22には、再生条件、光源特性、撮影タイトルやID情
報等フィルム本体13の各種情報が記録される。
【0032】また、第1のリーダパーフォレーション2
0の先方には該第1のリーダパーフォレーション20と
所定の離間距離を有して第3のパーフォレーション23
が形成されている。さらに、第2のパーフォレーション
17の最後方のフィルム本体13末端部には互いに異な
る一定の離間距離を有して第1の末端パーフォレーショ
ン24及び第2の末端パーフォレーション25が形成さ
れている。
【0033】しかして、図3は上記フィルムスキャナ1
のブロック構成図であって、該フィルムスキャナ1は、
光画像信号を電気画像信号に変換する光電変換系26
と、該光電変換系26により電気画像信号に変換された
画像データに対し所定の画像処理を施す画像処理系27
と、該画像処理系27及び前記光電変換系26の制御を
司るCPUや記憶手段(ROM及びRAM)を備えたシ
ステムコントローラ29とから構成されている。
【0034】前記光電変換系2は、具体的には、システ
ムコントローラ29により制御される光源点灯回路30
からの指令に基づいてオン・オフする冷陰極キセノン管
で構成された光源31と、フィルムカートリッジ4を保
持するカートリッジホルダ32と、結像レンズ33と、
R(赤)、G(緑)、B(青)の3ラインを有し前記結
像レンズ33を透過した光画像信号を電気画像信号に変
換するCCD34とが、光軸上にこの順番で配設されて
いる。
【0035】しかして、カートリッジホルダ32は、ス
テッピングモータで構成された副走査モータ35の駆動
により副走査方向(矢印Aで示す)に移動可能とされて
いる。すなわち、カートリッジホルダ32の端部適所に
はフォトインタラプタを備えた副走査位置検出手段36
が配設され、該副走査位置検出手段36によりカートリ
ッジホルダ32の突起形状(不図示)を副走査の基準位
置として検出しその検出信号をシステムコントローラ2
9に供給する。そして、システムコントローラ29は前
記検出信号に基づき副走査モータドライバ37を介して
副走査モータ35を駆動させ、これによりカートリッジ
ホルダ32は矢印Aで示す副走査方向に往復運動可能と
されている。
【0036】尚、CCD34は、紙面に対して垂直方向
が長手方向となるように配設されており、該CCD34
の長手方向である主走査方向とカートリッジホルダ32
の移動方向である副走査方向Aとは直交している。
【0037】磁気情報検出手段50は、再生用磁気ヘッ
ドで構成されると共にカートリッジホルダ32の近傍適
所に配設され、フィルム面に記録されている磁気情報を
検出してその検出信号をシステムコントローラ29に供
給する。本実施の形態では、磁気情報としてフィルムの
第3の磁気トラック面22に固有のID情報が記録され
ており、磁気情報検出手段50により斯かるID情報が
検出される。
【0038】また、パーフォレーション検出手段38
は、図2に示した上記各パーフォレーション16、1
7、20、21、24、25を検出してその検出信号を
システムコントローラ29に供給すると共に、これら各
パーフォレーションの間隔を計測するタイマ及びメモリ
が内蔵されている。
【0039】39は、フィルムカートリッジ4がカート
リッジホルダ32に装填されているか否かを確認する確
認センサであり、該確認センサ39の出力信号はシステ
ムコントローラ29に供給される。尚、40はフィルム
送りモータであって、フィルムカートリッジ4からフィ
ルムを引き出したり引き込ます動作を行なうものであ
る。
【0040】しかして、画像処理系27は、光電変換系
26から出力された電気画像信号(アナログ信号)に対
してクランプ処理やサンプリング処理等のアナログ処理
を行なうアナログ処理回路41と、アナログ処理回路4
1でアナログ処理されたアナログ電気画像信号をデジタ
ル電気画像信号に変換するA/D変換器42と、ゲート
アレイで構成されてガンマ補正やマスキング補正等所定
の画像処理を行なうと共にCCD34に対してCCD駆
動用のクロック信号出力等を行なう画像処理手段43
と、該画像処理手段43から出力される画像データを一
時記憶する汎用RAMからなるラインバッファ44と、
パソコン2との間でインターフェース動作を司るSCS
I(Small Computer System Interface )コントローラ
で構成されたインターフェース(I/F)部45とから
構成されている。そして、前記画像処理手段33、ライ
ンバッファ35、I/F部45及びオフセットRAM3
7はCPUバス46を介してシステムコントローラ29
と接続され、これら各構成要素はシステムコントローラ
29によって制御される。
【0041】次に、本画像処理システムの動作手順につ
いて、図4〜図13のフローチャートに基づき詳述す
る。
【0042】図4はフィルムスキャナ1とパソコン2と
の間で通信を行なう場合のフィルムスキャナ1側の通信
手順を示すフローチャートである。
【0043】ステップS1でフィルムスキャナ1の電源
をオンした後、ステップS2では後述する初期化ルーチ
ンを実行し、ステップS3ではパソコン2から通信開始
コマンドを受信したか否かを判断する。そして、その答
が否定(No)のときはコマンド受信待機状態となり、
その答が肯定(Yes)のときはステップS4に進んで
パソコン2との通信を開始する。そして、続くステップ
S5では動作命令に関するコマンドを受信したか否かを
判断し、その答が否定(No)のときはコマンド受信待
機状態となる一方、その答が肯定(Yes)のときは受
信したコマンドを実行して(ステップS6)ステップS
5に戻る。
【0044】一方、図5はフィルムスキャナ1とパソコ
ン2との間で通信を行なう場合のパソコン2側の通信手
順を示すフローチャートである。
【0045】ステップS11でパソコン2の電源をオン
した後、ステップS12でメモリチェック等の初期設定
を行い、続くステップS13では通信開始を示す通信開
始コマンドをフィルムスキャナ1側に送信する。次い
で、ステップS14ではパソコン2に内蔵されたドライ
バソフト等のアプリケーション・ソフト(以下、「アプ
リケーション」という。)を起動させる。そして、続く
ステップS15ではアプリケーション内でのフィルムス
キャナ1に対する所望の動作命令をユーザが指示したか
否かを判断する。尚、アプリケーションの終了も前記動
作命令に含まれており、かかる終了の動作命令が指示さ
れた場合はフィルムスキャナ1との通信は中止され、ア
プリケーションの起動を停止する。
【0046】ユーザが動作命令を指示しステップS15
の答が肯定(Yes)となったときはドライバソフトが
当該動作命令をコマンドとして作成しフィルムスキャナ
1に送信する(ステップS16)。そして、その後ステ
ップS17に進んでフィルムスキャナ1からの動作命令
処理結果を受信してアプリケーション上にユーザへの情
報を提供し、ステップS15に戻る。
【0047】図6及び図7はステップS2(図4)で実
行される初期化ルーチンのフローチャートである。
【0048】図6において、ステップS21では各検出
手段(センサ)38、39、50の初期設定及び各モー
タ36、40の動作確認や光量を確認し、次いでシステ
ムコントローラ29は確認センサ39の出力信号に基づ
きフィルムカートリッジ4がフィルムホルダ32内に装
填されているか否かを判断する。そして、その答が否定
(No)のときはそのまま図7のステップS25に進む
一方、その答が肯定(Yes)のときはパーフォレーシ
ョン検出手段38の検出結果を監視しながらフィルム送
りモータ40を制御し、第3の磁気トラック面22に記
録されているID情報を確認センサ39を介してシステ
ムコントローラ29に供給する(ステップS23)。そ
して、続くステップS24ではシステムコントローラ2
9はパソコン2からの通信に対してID情報を出力する
準備をし、この後図7のステップS25に進む。このよ
うに本実施の形態では電源投入直後に実行される初期化
ルーチンにおいてパソコン2からの要求にいつでも応答
できるようにID情報の出力準備を行なっている。
【0049】次いで、図7のステップS25ではライン
バッファ35のメモリチェックを行い、続くステップS
26ではシステムコントローラ29の入出力(I/O)
ポートの初期設定を行い、続くステップS27では画像
処理手段33の初期設定を行い使用可能とする。
【0050】次に、システムコントローラ29はI/F
部45のID番号を読み込んだ後(ステップS28)、
システムコントローラ29は副走査モータ36を駆動さ
せ、該副走査モータを所定の副走査初期位置に移動させ
る(ステップS29)。尚、この時、副走査位置検出手
段36のチェックも同時に行なう。
【0051】次に、システムコントローラ29は画像処
理手段33に対してCCD34を駆動させるためのクロ
ック信号(動作クロック)の出力を許可し(ステップS
30)、その後、システムコントローラ29は光源点灯
回路30に光源点灯命令を発し(ステップS31)、ス
テップS32でシェーディングデータを入力する。
【0052】次いで、システムコントローラ29は光源
点灯回路30に光源消灯命令を発し(ステップS3
3)、シェーディング補正データをラインバッファ44
に格納する(ステップS34)。次に、システムコント
ローラ29はI/F部45を初期設定した後(ステップ
S35)、該I/F部45に対して通信許可を行い(ス
テップS36)、初期化を終了して図4のルーチンに戻
る。
【0053】図8はステップS6(図4)で実行される
コマンド実行ルーチンのフローチャートである。
【0054】まず、ステップS41ではパソコン2から
送られてきた動作コマンドがID情報表示コマンドか否
かを判断し、その答が肯定(Yes)のときは、ID情
報表示コマンドを実行した後、該ID情報表示コマンド
の実行終了をパソコン2に通知して(ステップS54)
処理を終了し、図4のルーチンに戻る。
【0055】また、ステップS41の答が否定(No)
のときはプレビューコマンドか否かを判断する(ステッ
プS43)。そして、その答が肯定(Yes)のときは
ステップS44に進んでプレビューコマンドを実行した
後、該プレビューコマンドの実行終了をパソコン2に通
知して(ステップS54)処理を終了する一方、その答
が否定(No)のときはステップS45に進んで本スキ
ャンコマンドか否かを判断する。そして、その答が肯定
(Yes)のときはステップS46に進んで本スキャン
コマンドを実行した後、該本スキャンコマンドの実行終
了をパソコン2に通知して(ステップS54)処理を終
了する一方、その答が否定(No)のときはステップS
47に進んでイジェクトコマンドか否かを判断する。そ
して、その答が肯定(Yes)のときはステップS48
に進んでイジェクトコマンドを実行した後、該イジェク
トコマンドの実行終了をパソコン2に通知して(ステッ
プS54)処理を終了する一方、その答が否定(No)
のときはステップS49に進んでフィルムタイプ設定コ
マンドか否かを判断する。そして、その答が肯定(Ye
s)のときはステップS50に進んでフィルムタイプ設
定コマンドを実行した後、該フィルムタイプ設定コマン
ドの実行終了をパソコン2に通知して(ステップS5
4)処理を終了する一方、その答が否定(No)のとき
はその他のコマンドか否かを判断する(ステップS5
1)。そして、その答が肯定(Yes)のときはステッ
プS52に進んで当該その他のコマンドを実行した後、
当該その他のコマンドの実行終了をパソコン2に通知し
て(ステップS54)処理を終了する一方、その答が否
定(No)のときはステップS53に進んで異常コマン
ドが入力されたと判断して異常コマンド処理を実行し、
その後異常コマンドの実行終了をパソコン2に通知して
(ステップS74)処理を終了する。
【0056】しかして、ステップS42のID情報表示
コマンドは、パソコン2のアプリケーション起動ルーチ
ンにおいてパソコン2及びフィルムスキャナ1との間で
情報交換を行いながら実行される。
【0057】図9はステップS14(図5)で実行され
るアプリケーション起動ルーチンのフローチャートであ
って、該アプリケーション起動ルーチンの実行を介して
ID情報表示が行なわれることとなる。
【0058】まず、ステップS61ではパソコン2のド
ライバソフトを起動し、続くステップS62では通信状
態及びフィルムスキャナ1の状態を確認し、これらの状
態の異常を検出したときはステップS63に進んでエラ
ー表示を行い、通信を終了して(ステップS71)図5
のルーチンに戻る。
【0059】一方、通信状態及びフィルムスキャナ1の
状態に異常がないときは、ステップS64に進んで確認
センサ39によりフィルムホルダ32にフィルムカート
リッジ4が装填されているか否かを判断し、その答が否
定(No)のときは通信を終了して(ステップS71)
図5のルーチンに戻る一方、ステップS64の答が肯定
(Yes)のときはパソコン2がフィルムスキャナ1に
対してID情報を要求し(ステップS65)、続くステ
ップS66でシステムコントローラ29はパソコン2か
らの要求に対してID情報を出力する。すなわち、上述
した初期化ルーチンのステップS24で準備されている
ID情報をI/F部45からケーブル3を介してパソコ
ン2に送信する。
【0060】次に、ステップS67ではパソコン2は受
け取ったID情報について、外部記憶装置(不図示)を
検索して同一のID情報を過去に受け取ったか否かをチ
ェックする。そして、同一のID情報を既に過去に受け
取っているときは外部記憶装置に記録されているID情
報を読み出し所定フォーマットで表示装置10に表示し
(ステップS68)、その後通信を終了して(ステップ
S71)図5のルーチンに戻る。
【0061】一方、ステップS67で外部記憶装置を検
索しても同一のID情報が検出されなかったときは、過
去に読み込んだことのないフィルム画像か、或いは過去
に読み込んだとしてもID情報が欠落しているフィルム
であると判断して新たなID情報を発番し(ステップS
69)、次いでステップS68で斯かる新ID情報をフ
ィルム本体13の第3のトラック面22に書き込むよう
にシステムコントローラ29に指示を出すと共に、外部
記憶装置にも前記新たなID情報を格納した後(ステッ
プS70)通信を終了して(ステップS71)図5のル
ーチンに戻る。
【0062】図10はステップS44(図8)で実行さ
れるプレビューコマンドの処理手順を示すフローチャー
トである。
【0063】まず、ステップS81では本ID情報が表
示されているか否かを確認し、ステップS82ではプレ
ビューを実行する必要があるか否かを判断する。そし
て、その答が否定(No)のときは処理を終了して図8
のルーチンに戻る。
【0064】一方、ステップS82の答が肯定(Ye
s)のときはステップS83に進み、システムコントロ
ーラ29が副走査位置検出手段36の状態を監視し、副
走査モータ35を副走査初期位置にくるように制御す
る。次いでステップS84では光源点灯回路30に対し
て光源点灯命令を発し、続くステップS85ではシステ
ムコントローラ29が画像処理手段33に対してCCD
34へのクロック信号の発生を許可させる。
【0065】次に、ステップS86ではプレスキャンを
行なう。すなわち、フィルムの中央近傍に副走査モータ
35がくるように該副走査モータ35を制御し、光量デ
ータを入力する。ここで、本実施の形態では光量センサ
としてCCD34を使用しているが、別途センサを配し
て光量を測定してもよい。
【0066】次に、ステップS87に進み、ステップS
86で入力された光量データを基にゲイン調整を行な
う。すなわち、光量が不足している場合はゲイン定数を
高くし、光量が過剰の場合はゲイン定数を低下させるこ
とによりゲイン調整を行なう。
【0067】続くステップS88ではフィルムが副走査
初期位置にくるように副走査モータ35を制御し、ステ
ップS89ではプレビューにおける副走査速度を設定す
る。そしてこの後、ステップS90でプレビューにおけ
る解像度を設定し、解像度変換/倍率変換回路45の出
力にしたがってクロック信号をCCD34から出力し、
続くステップS91でプレビューにおける信号処理領域
を画像処理手段33に設定し、スキャン動作を開始す
る。
【0068】そして、ステップS92では前記クロック
信号を停止した後、続くステップS93でシステムコン
トローラ29は光源点灯回路30に対して光源消灯命令
を発し、ステップS94ではスキャン動作で移動したフ
ィルム位置を副走査初期位置に戻して処理を終了する。
【0069】図11はステップS46(図8)で実行さ
れる本スキャンコマンドの処理手順を示すフローチャー
トである。
【0070】まず、ステップS91では本スキャンコマ
ンドの中にAEの指定コマンドがあるか否かを判断す
る。そして、その答が否定(No)のときは直接ステッ
プS97に進む一方、その答が肯定(Yes)のときは
ステップS92に進み、システムコントローラ29は副
走査モータ35を駆動してフィルムが副走査初期位置に
くるように制御し、次いでステップS93では光源点灯
回路30に対して光源点灯命令を発し、続くステップS
94ではシステムコントローラ29は解像度変換/倍率
変換回路45に光量測定用の駆動パルスを設定し、CC
D34に対するクロック信号の発生を許可する。
【0071】次に、ステップS95ではプレスキャンを
行ない、光量測定よりフィルム濃度の値を推測し、ゲイ
ン定数の値を算出した後、ステップS96に進み、CC
D34のクロック信号の出力を停止し、ステップS97
に進む。
【0072】次いで、ステップS97でゲイン設定を行
なった後、ステップS98ではシステムコントローラ2
9は副走査モータ35を駆動させてフィルムを所定の副
走査基準位置に移動させ、ステップS99では本スキャ
ンコマンド内の解像度に応じて副走査速度を設定する。
そしてこの後、ステップS100でスキャンコマンド内
の解像度に応じて解像度変換/倍率変換回路45に対し
て主走査方向の動作パルス設定を行い、クロック信号を
CCD34から発生させる。
【0073】次に、ステップS101ではスキャンコマ
ンド内のスキャン範囲に応じて副走査方向のスキャン量
と主走査方向の画像処理範囲を決定し、本スキャンを行
なう。尚、このように副走査の開始を電源投入時の初期
位置から所定基準位置に副走査開始位置の設定を変える
ことにより、ユーザは煩わしいトリミング作業から開放
され、また同時に信号処理領域も変わるので、信号処理
時間の短縮が可能となる。
【0074】次いで、ステップS102では前記クロッ
ク信号の発生を停止し、続くステップS103でシステ
ムコントローラ29は光源点灯回路30に対して光源消
灯命令を発し、ステップS104ではスキャン動作で移
動したフィルム位置を所定基準位置に戻し、スキャンコ
マンドの実行を終了して図8のルーチンに戻る。
【0075】図12はステップS48(図8)で実行さ
れるイジェクトルーチンのフローチャートであって、ス
テップS111でシステムコントローラ29が副走査位
置検出手段36を監視しながら副走査モータ35を駆動
してフィルムを副走査基準位置に移動させ、続くステッ
プS112では基準位置から所定のパルス数分だけフィ
ルムを外方向に駆動させて所定のイジェクト位置に移動
させ、その後ステップS113では前記イジェクトで副
走査モータ35の通電を停止してイジェクトを終了し、
図8のルーチンに戻る。
【0076】図13はステップS50(図8)で実行さ
れるフィルムタイプ設定コマンドの処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【0077】ステップS121ではアンプゲインの切り
替えを行なう。すなわち、フィルムタイプとしてネガフ
ィルム/ポジフィルムの設定、ネガフィルムの場合のネ
ガベース濃度の違いによるグループ設定、35mmフィ
ルム/APSフィルムの設定等を行い、各フィルム設定
において所定のアンプゲイン切り替えを行なう。
【0078】ステップS122ではネガフィルム/ポジ
フィルムの設定に応じて露光時間を切り替える。このと
き、必要に応じて濃度が濃いネガフィルムに対しても露
光時間の切り替えを行なう。
【0079】ステップS123では設定されたフィルム
タイプに適したガンマ補正テーブルをラインバッファ3
5に格納し、続くステップS124では前記フィルムタ
イプに適したマスキング係数を設定し、次いでステップ
S125で標準読取領域を設定してフィルムタイプ設定
の処理を終了し、図8のルーチンに戻る。
【0080】このように本発明の実施の形態においては
フィルム本体13の一部である第3のトラック面22に
ID情報を書き込んでおき、電源投入直後に実行される
初期化時にフィルムスキャナ1がID情報を読み出して
パソコン2に送信し外部記憶装置等の記憶媒体に斯かる
ID情報を記憶させておくことにより、同一のフィルム
画像を再度読み出すときには斯かるID情報を読み出す
ることが可能となり、プレスキャンを省略することが可
能となる。すなわち、過去にプレスキャンしたフィルム
画像を再度読み込む場合は、電源等をオフしても再度プ
レスキャンする必要がなくなり、速やかに本スキャンを
行なうことができ、画像処理に要する時間の節約を図る
ことができる。
【0081】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、フ
ィルム所定位置に識別子情報を記録すると共に該識別子
情報を検出し、情報処理装置からの要求に応じて該識別
子情報を前記情報処理装置に送信する一方、情報処理装
置で該識別子情報が過去に受け取った識別子情報か否か
をチェックし、過去に受け取った識別子情報のときは情
報処理装置に表示することにより、同一フィルム画像を
再度読み込む場合、再度スキャンをしなくとも過去に行
なったスキャン情報を取得することができる。したがっ
て、ユーザは同一のフィルムであれば、プレスキャンを
省略することができ、本来目的とする読込動作に迅速に
移行することができる。
【0082】また、過去に得た識別子情報と同じ識別子
情報かどうかの確認を前記画像データを読み込む前に行
なうことにより、ユーザの識別子情報確認に要する手間
も省ける。
【0083】さらに、画像処理装置から送信されてきた
識別子情報が過去に受け取った識別子情報ではないとき
は、新たにフィルム所定位置に識別子情報を書き込むこ
とにより次回から同一フィルムの画像データを読込場合
は迅速に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理システムの一実施の形態
を示す全体構成図である。
【図2】本発明に使用されるAPSフィルムの要部詳細
図である。
【図3】本発明に係る画像処理装置としてのフィルムス
キャナのブロック構成図である。
【図4】フィルムスキャナの通信手順を示すフローチャ
ートである。
【図5】情報処理装置の通信手順を示すフローチャート
である。
【図6】初期化ルーチンのフローチャート(1/2)で
ある。
【図7】初期化ルーチンのフローチャート(2/2)で
ある。
【図8】アプリケーション起動ルーチンのフローチャー
トである。
【図9】コマンドルーチンのフローチャートである。
【図10】プレビューコマンドの処理手順を示すフロー
チャートである。
【図11】本スキャンコマンドの処理手順を示すフロー
チャートである。
【図12】イジェクトコマンドの処理手順を示すフロー
チャートである。
【図13】フィルムタイプ設定動作コマンドの処理手順
を示すフローチャートである。
【図14】従来のフィルムスキャナのブロック構成図で
ある。
【図15】従来のフィルムスキャナの画像処理手順を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 フィルムスキャナ(画像処理装置) 2 パソコン(情報処理装置) 4 フィルムカートリッジ(フィルム) 8 パソコン本体(識別子要求手段、判別手段、書込
指令手段) 10 表示装置(表示手段) 22 第3のトラック面(識別子記録手段) 29 システムコントローラ(識別子送信手段) 50 磁気情報検出手段(識別子検出手段)

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムに記録された画像データを読み
    取る画像処理装置と、該画像処理装置との間で双方向通
    信を行なう情報処理装置とから構成された画像処理シス
    テムにおいて、 前記画像処理装置が、フィルム所定位置に記録されてい
    る識別子情報を検出する識別子検出手段と、前記情報処
    理装置からの要求に応じて前記識別子情報を前記情報処
    理装置に送信する識別子送信手段とを有し、 前記情報処理装置が、前記画像処理装置に装填されたフ
    ィルムの識別子情報を要求する識別子要求手段と、該識
    別子要求手段により受け取った識別子情報が過去に受け
    取った識別子情報と同一か否かを判別する判別手段と、
    該判別手段により前記識別子情報が過去に受け取った識
    別子情報と同一と判別されたときは該識別子情報を表示
    する表示手段とを有していることを特徴とする画像処理
    システム。
  2. 【請求項2】 前記画像データを読み込む前に前記識別
    子検出手段による検出動作を実行することを特徴とする
    請求項1記載の画像処理システム。
  3. 【請求項3】 前記判別手段は、前記画像処理装置から
    送信される識別子情報と記憶媒体に予め格納されている
    識別子情報とを比較することを特徴とする請求項1又は
    請求項2記載の画像処理システム。
  4. 【請求項4】 前記判別手段により前記識別子情報を過
    去に受け取っていないと判別されたときは、新たな識別
    子情報を形成すると共に前記新たな識別子情報の前記フ
    ィルム所定位置への書き込み指令を前記画像処理装置に
    発する書込指令手段を有していることを特徴とする請求
    項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像処理システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記情報処理装置が新たに形成する識別
    子情報は記憶媒体に格納されることを特徴とする請求項
    4記載の画像処理システム。
  6. 【請求項6】 前記記憶媒体は外部記憶装置であること
    を特徴とする請求項3又は請求項5記載の画像処理シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記記憶媒体は不揮発性記憶装置で構成
    されていることを特徴とする請求項3、請求項5又は請
    求項6のいずれかに記載の画像処理システム。
  8. 【請求項8】 前記情報処理装置は識別子情報と、読み
    取った画像をリンクして記憶することを特徴とする請求
    項1の画像処理システム。
  9. 【請求項9】 フィルムに記録された画像データを電気
    信号に変換して所定の画像処理を施し、情報処理装置に
    該画像データを表示する画像データの処理方法におい
    て、 フィルム所定位置に記録された識別子情報を検出し、斯
    く検出した識別子情報を前記情報処理装置に送信する一
    方、前記識別子情報が過去に受け取った識別子情報と同
    一か否かを前記情報処理装置で判別し、同一と判別した
    ときは該識別子情報を表示することを特徴とする画像デ
    ータの処理方法。
  10. 【請求項10】 前記画像データを読み込む前に前記識
    別子情報の検出動作を実行することを特徴とする請求項
    9記載の画像データの処理方法。
  11. 【請求項11】 前記画像処理装置から送信される識別
    子情報と記憶媒体に予め格納されている識別子情報とを
    比較し、これらの識別子情報が同一か否かを判別するこ
    とを特徴とする請求項9又は請求項10記載の画像デー
    タの処理方法。
  12. 【請求項12】 前記識別子情報を過去に受け取ってい
    ないと前記情報処理装置で判別したときは、新たな識別
    子情報を形成すると共に前記新たな識別子情報を前記フ
    ィルム所定位置に書き込むことを特徴とする請求項9乃
    至請求項11のいずれかに記載の画像データの処理方
    法。
  13. 【請求項13】 フィルムに記録された画像データを読
    み取り情報処理装置に出力する画像処理装置において、 フィルム所定位置に識別子情報を記録する識別子記録手
    段と、前記識別子情報を検出する識別子検出手段と、前
    記情報処理装置からの要求に応じて前記識別子情報を前
    記情報処理装置に送信する識別子送信手段とを有してい
    ることを特徴とする画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記画像データを読み込む前に前記識
    別子検出手段による検出動作を実行することを特徴とす
    る請求項13記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 フィルムに記録された画像データを読
    み取る画像処理装置に接続されて該画像処理装置から出
    力された画像データを表示する情報処理装置において、 前記画像処理装置に装填されたフィルムの識別子情報を
    要求する識別子要求手段と、該識別子要求手段により受
    け取った識別子情報が過去に受け取った識別子情報と同
    一か否かを判別する判別手段と、該判別手段により前記
    識別子情報が過去に受け取った識別子情報と同一と判別
    されたときは該識別子情報を表示する表示手段とを有し
    ていることを特徴とする情報処理装置。
  16. 【請求項16】 前記判別手段は、前記画像処理装置か
    ら送信される識別子情報と記憶媒体に予め格納されてい
    る識別子情報とを比較することを特徴とする請求項15
    記載の情報処理装置。
  17. 【請求項17】 前記判別手段により前記識別子情報を
    過去に受け取っていないと判別されたときは、新たな識
    別子情報を形成すると共に前記新たな識別子情報の前記
    フィルム所定位置への書き込み指令を前記画像処理装置
    に発する書込指令手段を有していることを特徴とする請
    求項15又は請求項16記載の情報処理装置。
  18. 【請求項18】 前記新たに形成する識別子情報は記憶
    媒体に格納されることを特徴とする請求項17記載の情
    報処理装置。
  19. 【請求項19】 前記記憶媒体は外部記憶装置であるこ
    とを特徴とする請求項16又は請求項18記載の情報処
    理装置。
  20. 【請求項20】 前記記憶媒体は不揮発性記憶装置で構
    成されていることを特徴とする請求項16、請求項18
    又は請求項19のいずれかに記載の情報処理装置。
  21. 【請求項21】 前記情報処理装置は識別子と、読み取
    った画像をリンクして記憶することを特徴とする請求項
    15の情報処理装置。
  22. 【請求項22】 フィルム読取装置によりフィルム画像
    を読取る画像読取ステップと、前記フィルム上の付加情
    報を読み取る付加情報読取ステップと、 該画像読取ステップ及び付加情報読取ステップにより読
    み取られた画像と付加情報とをリンクして記憶する記憶
    ステップと、 前記フィルム上の付加情報を読み出した際に前記記憶ス
    テップにおいて記憶された付加情報と同じ付加情報が存
    在した場合には該付加情報にリンクした画像を表示する
    表示ステップと、を有する画像処理方法。
  23. 【請求項23】 フィルム読取装置によりフィルム画像
    を読取る画像読取ステップと、 前記フィルム画像に対応づけられたフィルム上の付加情
    報を読み取る付加情報読取ステップと、 該画像読取ステップ及び付加情報読取ステップにより読
    み取られた画像と付加情報とにリンクして記憶する記憶
    ステップと、 前記フィルム上の付加情報を読み出した際に前記記憶ス
    テップにおいて記憶された付加情報と同じ付加情報が存
    在することを判別した場合に該付加情報にあらかじめリ
    ンクされた画像を表示する表示ステップと、を有する画
    像処理方法を記憶した記録媒体。
JP35472896A 1996-12-16 1996-12-20 画像処理システムと画像データの処理方法、及び画像処理装置と情報処理装置、並びに記録媒体 Pending JPH10190913A (ja)

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