JPH10190433A - 照光式タッチスイッチ装置 - Google Patents

照光式タッチスイッチ装置

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JPH10190433A
JPH10190433A JP34414096A JP34414096A JPH10190433A JP H10190433 A JPH10190433 A JP H10190433A JP 34414096 A JP34414096 A JP 34414096A JP 34414096 A JP34414096 A JP 34414096A JP H10190433 A JPH10190433 A JP H10190433A
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Masahiro Nakazono
昌弘 中園
Yuji Nakagawa
裕司 中川
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/94Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the way in which the control signals are generated
    • H03K17/96Touch switches
    • H03K17/962Capacitive touch switches

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  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 EL表示装置のオンあるいはオフ時のスイッ
チのタッチ操作の感覚が変わらず、以て、操作感覚の向
上した照光式タッチスイッチ装置を提供すること。 【解決手段】 人体の静電容量Cmにて変動する電極1
2間の静電容量変化を検出するタッチ判定処理部3と、
タッチ判定処理部3による検出結果に基づいて変化する
検知出力状態を照光にて表示するためのEL(エレクト
ロルミネッセンス)表示装置17とを備え、電極12と
EL表示装置17とが層状に形成された照光式タッチス
イッチ装置Swにおいて、タッチ判定処理部3による人
体Cmによるタッチ検出の閾値を、タッチ前のEL表示
装置17の点滅状態が点灯時には消灯時より小さくす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体の指等の接触
を検出し、検知出力状態をEL表示装置の点灯、消灯に
て表示する照光式タッチスイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、照明負荷等の電気機器の点滅操作
を行う配線用操作スイッチとして、水回り等、水濡れあ
るいは湿気等による操作部分の故障等の原因にて誤動作
しにくい、簡単な防水構造を持ったタッチスイッチがあ
る。このタッチスイッチの多くのものは、操作部分は人
体の静電容量検出用電極が露出しておらず、その結果、
電極がさび等の発生によって故障しにくいものである。
そして、このタッチスイッチにて開閉される負荷の動作
状態をEL(エレクトロルミネッセンス)表示装置に
て、上記のタッチ検出用電極の形成されたタッチパネル
部を照光して表示する照光式タッチスイッチ装置が提案
されている。
【0003】上記の照光式タッチスイッチ装置は、図8
の(a)に示すように、タッチパネル1が、透明絶縁基
板11の上面に、透明絶縁皮膜13にて覆った一対の電
極である透明櫛歯電極12を形成し、更にその上にネー
ムプレート16、透明絶縁保護板14を積層する一方、
透明絶縁基板11の下方にEL表示装置による発光部1
5を設け、同図の(b)に示すように、透明櫛歯電極1
2のそれぞれ12a、12bには、接続部12c、12
cを介してリード線17、17に接続された基本構造を
なしている。そして、図9に示すように、一対の透明櫛
歯電極12にリード線17、17を介して付加されたC
R発信回路2と、このCR発振回路2の出力の発振周期
の変化によって、透明絶縁保護板14に対する指fの接
近あるいは接触を検知するタッチ判定回路3と、タッチ
判定回路3が指fの接近あるいは接触を検知する毎に、
負荷機器Lをオン、オフ駆動する制御回路4とを備えて
いる。
【0004】透明絶縁保護板14は、アクリル樹脂材料
あるいはポリカーボネート材料等の透明の合成樹脂材料
にて形成されている。また、透明櫛歯電極12は、イン
ジウムオキサイドや酸化錫、接続部12c、12cは、
アルミニウムや銅等の低抵抗体にて形成されている。そ
して、透明絶縁皮膜13と透明絶縁保護板14との間に
は負荷機器のネーム等を書いた透明のネームプレート1
6が差し込めるようになっている。
【0005】発光部15は、EL表示装置によって構成
されている。このEL表示装置は、物質(通常は固体)
に電界を印加することによって生ずる発光であるエレク
トロルミネセンスの原理を用いたパネル状の光源で、一
方が透明である2枚の金属板電極15a、15b間に所
定の蛍光物質をおいて形成され、この電極間に交流が印
加されてタッチパネル表面が照光する。
【0006】上記の構成による照光式タッチスイッチ装
置は、透明絶縁保護板14にて保護されたタッチパネル
1に指fを接近あるいは接触させると、透明櫛歯電極1
2a、12b間の静電容量Cが減少するのでCR発振回
路2の出力の発振周期が減少する。従って、タッチ判定
回路3は、この発振周期の変化を検知し負荷機器5を操
作するスイッチ操作の判定を行っている。指f等が透明
絶縁保護板14の近くにないとき、あるいは直接触れら
れていないときには透明櫛歯電極12a、12b間の静
電容量Cは一定で、CR発振回路2は一定の発振周期に
て出力している。そして、図10に示すように、透明絶
縁保護板14に指f等が近づいたり触れたりすると、透
明櫛歯電極12a、12b間に発生している電気力線が
この指f等を介して人体を通じて接地され、透明櫛歯電
極12a、12b間にて形成されている平面状のコンデ
ンサCの容量が減少し、CR発振回路2の出力の発振周
期Psが減少する。タッチ判定回路3にてこの発振周期
がタッチ確定判定する所定時間t1間、所定の閾値Pt
hより小さくなったのを検知しスイッチ操作の判定を行
う。そして、図示していないリレー装置の接点等の開閉
を行うとともに発光部のEL表示装置に印加する交流の
周波数を変化させてタッチパネル1部分の照光の点滅を
行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記の照光式
タッチスイッチ装置は、簡単な照光制御回路の構成にて
タッチパネル面の照光をさせることが出来るものである
が、EL表示装置の照光の点滅にて透明櫛歯電極12
a、12b間の静電容量Cが変化することが判明した。
すなわち、上記のEL表示装置は、消灯時には大略60
Hz、点灯時には大略300Hzの交流が印加されて点
滅の制御がなされ、その結果点灯時には、透明櫛歯電極
にて形成されるコンデンサからEL表示装置の上記の金
属板電極を介して僅かな量の電気力線が点灯回路を通し
て接地されていた。その結果、操作者が指等をタッチパ
ネルに触れて負荷機器をオン、オフ駆動するときの操作
感覚がオン時とオフ時とで異なり、操作するときに違和
感を感ずることがあった。
【0008】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、EL表示装置のオンある
いはオフ時のスイッチのタッチ操作の感覚が変わらず、
以て、操作感覚の向上した照光式タッチスイッチ装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の照光式タッチスイッチ装置は、人体
の静電容量にて変動する電極間の静電容量変化を検出す
る容量変化検出手段と、容量変化検出手段による検出結
果に基づいて変化する検知出力状態を照光にて表示する
ためのEL(エレクトロルミネッセンス)表示装置とを
備え、前記電極とEL表示装置とが層状に形成された照
光式タッチスイッチ装置において、前記容量変化検出手
段による人体によるタッチ検出の閾値が、タッチ前のE
L表示装置の点滅状態が点灯時には消灯時より小さくな
るようなしている。これにより、タッチ前のEL表示装
の滅状態にてタッチ検タッチ前のEL表示装置の消灯時
のタッチ検出の閾値より小さい値が異なるものとなる。
【0010】また、請求項2記載の照光式タッチスイッ
チ装置は、請求閾値は、前記EL表示装置を前記容量変
化検出手段による検出結果出力とは無関係にて点灯、消
灯を行って点灯及び消灯の前後の電極間の静電容量の差
分を求め、EL表示装置を点灯するときには所定の閾値
からこの差分を減じ、EL表示装置を消灯するときに所
定の閾値へ復帰すること所定の閾値としている。これに
より、タッチ検出の閾値が実際にEL表示装置を点滅さ
せて確認した電極間静電容量の変化に基づくものとな
る。
【0011】また、請求項3記載の照光式タッチスイッ
チ装置は、請求項2記載の閾値の変更を、タッチ検知後
のタッチ確定判定する所定時間経過後にしている。これ
により、タッチ前がEL表示装置の点灯時には、タッチ
検知後のEL表示装置の消灯とともに閾値が変わるもの
となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の照光式タッチスイ
ッチ装置の一実施の形態を図1乃至図4に基づいて説明
する。
【0013】図1は、照光式タッチスイッチ装置の一実
施の形態を示すブロック図である。図2は、図1に示す
照光式タッチスイッチ装置の要部であるCR発振回路例
を示す部分回路図である。図3乃至図5は、図1に示す
照光式タッチスイッチ装置のタッチ判定処理部の動作を
説明するためのフローチャートである。図6は、図1に
示す照光式タッチスイッチ装置のタッチ判定処理の動作
の説明図で、(a)は動作遷移図、(b)はタイムチャ
ートである。図7は、図1に示す照光式タッチスイッチ
装置の外観図で、(a)は正面図、(b)は側面図であ
る。
【0014】この照光式タッチスイッチ装置Swは、交
流電源ACを入力して人体の指f等の接触を検出し電気
負荷Lの開閉を制御するもので、タッチパネル1とし
て、従来例にて説明したように、CR発振回路2の出力
によって人体の静電容量Cmにて変動する電極間の静電
容量Cの変化を検出する容量変化検出手段に相当するタ
ッチ検出部Sと、タッチ検出部Sによる検出結果に基づ
いて変化する検知出力状態を照光にて表示するための、
タッチパネル1と実質的に一体化されて層状に形成され
たEL表示装置17とを備えている。そして、このタッ
チ検出部Sは、図1に示すように、タッチ判定処理部3
を中心にして、EL点滅制御部4と、負荷制御部5と、
電源回路6とともに接続され、図7に示すように、照光
式タッチスイッチ装置Swの内部に収納されている。
【0015】タッチパネル1は、従来例にて示したもの
と同一であり、詳細な説明は省略する。
【0016】CR発振回路2は、透明櫛歯電極12間の
静電容量Cの変化を、後述するタッチ判定処理部3にて
発振周期Pの変化として検出するためのもので、このも
のにおいては図2に示すように、指f等が前述の透明絶
縁保護板14の近くにないとき、あるいは直接触れられ
ていないときの一定の透明櫛歯電極12間の静電容量C
にて、例えば、大略100KHzの発振周期にて発振し
得る抵抗値を有する帰還抵抗Rが接続されたインバータ
回路G1、G1と、このインバータ回路G1からの出力
信号を波形整形するためのインバータ回路G2とによっ
て形成された、それ自体よく知られているCR発振回路
で、発振出力をタッチ判定処理部3へ向けて出力する。
【0017】タッチ判定処理部3は、従来例にて示した
タッチ判定回路に相当するもので、例えばワンチップマ
イクロコンピュータにて構成されており、ROM(リー
ドオンリーメモリー)やRAM(ランダムアクセスメモ
リー)等を含み、このROMに記憶されたタッチ検出処
理のプログラムに基づいて、CR発振器2からの出力信
号を処理して人体のタッチパネル1への接触を検知し、
EL表示装置17の点灯、消灯の制御ととも電気負荷L
への交流電源ACの供給を制御する。
【0018】EL点滅制御部4は、タッチパネル1に実
質的に一体化され形成されたEL表示装置17の点滅を
制御するためのインバータ制御回路で、タッチ判定処理
部3からの点滅制御信号に基づいて、消灯時には大略6
0Hz、点灯時には大略300Hzの交流の略正弦波信
号を、それぞれEL表示装置17へ向けて出力する。
【0019】負荷制御部5は、それに限定されるもので
ないが、例えばリレー出力回路で、このものにおいては
交流電源ACを入力してタッチ判定処理部3からの出力
制御信号に基づいて、電気負荷Lへの交流電源供給を図
示しないリレー装置の操作コイルへの通電を制御し、そ
の接点の開閉にて電気負荷Lへの交流電源ACの供給を
制御する。負荷制御部5は、このリレー装置を用いる他
にトライアック素子を用いる等、様々のものを採用でき
る。
【0020】以上説明した照光式タッチスイッチ装置S
wを用いる本発明のタッチ判定処理部3によるタッチ検
出の動作について図3乃至図5のフローチャートに基づ
いて説明する。なお、この照光式タッチスイッチ装置S
wは、照明負荷の開閉を想定したもので、負荷Lへの交
流電源ACの供給状態、すなわちリレー装置の接点の閉
状態のときはEL表示装置17が消灯、負荷Lへの交流
電源ACの供給停止状態、すなわちリレー装置の接点の
開状態のときはEL表示装置17が点灯して、スイッチ
の所在をEL表示装置の点灯にて分かりやすくする。そ
して、操作部分であるタッチパネル1が操作者にて容易
に指等を触れて操作出来るようにスイッチボックスSB
に取り付けられ交流電源ACが接続されている。
【0021】電源投入されて交流電源ACが印加される
と(ステップ1)、まず、初期化動作として各変数の初
期化(ステップ2)とともに、リレー装置の接点を開状
態とし(ステップ3)、閾値の設定のための初期化処理
として入力パルスの1周期分である所定の時間tppの
間だけEL表示装置17をタッチ検出部Sによる検出結
果出力とは無関係にて、すなわち人体がタッチパネル1
に指を触れていない状態にて消灯状態とし(ステップ
4)、入力パルスの1周期分である所定の時間tppだ
け消灯状態を継続する(ステップ5)。その後、発振回
路2からの出力信号である入力パルスの、例えば立ち下
がりを監視し(ステップ6)、消灯状態と点灯状態との
透明櫛歯電極間の静電容量の差分による発振周期の差分
dPを求めるとともに、指等がタッチパネル1に触れる
のを検出するための待機状態の処理Aへ移行する(ステ
ップ7)。
【0022】処理Aにおいては、透明櫛歯電極12間の
静電容量Cによる発振回路2による発振周期Pの最新の
周期値Pcurを読みとる(ステップ8)。このとき、
タッチ検出の検出結果出力とは無関係にて点灯、消灯を
行って点灯及び消灯の前後の透明櫛歯電極間の静電容量
の差分を求める初期設定終了の検証がなされ(ステップ
9)、この初期設定が終わっている場合は、指等がタッ
チパネル1に触れるのを検出する、タッチ検出の処理B
へ移行する(ステップ10)。初期設定が終わっていな
い場合、まず、EL消灯状態の閾値計算終了の検証がな
され(ステップ11)、ステップ4にてEL消灯状態が
継続しているので、ステップ8にて読みとった周期値P
curをEL消灯状態の発振周期の定常値Poffとし
て設定する(ステップ12)。そして、ステップ12に
て設定した定常値Poffから予め決められている所定
の周期値dPを減じて所定の閾値Pthoffを算出し
(ステップ13)、その後、表示装置17をタッチ検出
部Sによる検出結果出力とは無関係にて、すなわち人体
がタッチパネル1に指を触れていない状態にて点灯状態
とし(ステップ14)、入力パルスの1周期分である所
定の時間tppだけ点灯状態を継続し(ステップ1
5)、処理Aを終える。
【0023】そして、再びステップ6の立ち下がり監視
処理にて立ち下がりが検出されると、ステップ8から順
次ステップ11の処理に移行し、EL消灯状態の閾値計
算終了しているので、このときはステップ14にてEL
点灯状態の、ステップ8にて読みとった周期値Pcur
をEL点灯状態の発振周期の定常値Ponとして設定す
る(ステップ16)。そして、ステップ16にて設定し
た定常値Ponから予め決められている所定の周期値d
Pを減じて所定の閾値Pthonを算出し(ステップ1
7)、処理Aを終える。そして、再びステップ6の立ち
下がり監視処理にて立ち下がりが検出され、ステップ8
から処理Aが開始されるがこのときは、ステップ9にて
初期設定が終了しており、従って、指等がタッチパネル
1に触れるのを検出する、タッチ検出の処理Bへ移行す
る。
【0024】処理Bにおいては、まずEL点灯か否かが
検証され(ステップ18)、点灯状態においては、閾値
Pthをステップ17にて算出したPthonとし(ス
テップ19)、また、消灯状態においては、閾値Pth
をステップ13にて算出したPthoffとする(ステ
ップ20)。その後、ステップ8にて読みとった周期値
Pcurを閾値Pthと比較する(ステップ21)。そ
して、閾値Pthより周期値Pcurが小さいときには
閾値より小の判定処理へ移行し(ステップ22)、閾値
Pthより周期値Pcurが大きいときには閾値より大
の判定処理へ移行し(ステップ23)、処理Bを終え
る。
【0025】なお、上記の閾値より大の処理は、図6の
(a)の遷移図に示すように、まず、初期状態以降の待
機状態にて、図3のフローチャートのステップ7にて入
力パルスの立ち下がりを検出したとき、閾値Pthより
周期値Pcurが大きい(Pcur>Pth)状態のと
きはステイタス5の非接触確定の状態にあり、EL消灯
状態のときはEL消灯状態を、EL点灯状態のときはE
L点灯状態をそれぞれ継続する。そして、タッチ判定処
理部3はEL点滅制御及び負荷制御の処理を行わない。
また、前記のタッチパネル1に人体の指f等が接触した
ときは、閾値Pthより周期値Pcurが小さい(Pc
ur<Pth)状態となって、上記の閾値より小の処理
に移行する。そして、この状態に移行してもタッチ判定
処理部3は、ステイタス7の接触未確定の状態として以
前の状態を維持し、さらにタッチ確定判定する所定時間
t1以上、閾値Pthより周期値Pcurが小さい(P
cur<Pth)状態が継続したときにステイタス8の
接触確定の状態となって、タッチ判定処理部3はEL点
滅制御及び負荷制御の処理を行う。
【0026】また、本実施の形態のものにおいては、タ
ッチ判定処理部3は、タッチ検知後即ちステイタス7の
接触未確定の状態を所定の時間t1の間継続した後のE
L点滅制御直後に上記の閾値Pthの変更を行う。この
変更は、タッチ前がEL表示装置17の消灯時には、タ
ッチ検知後に所定の閾値Pthoffから前記のEL消
灯状態の発振周期の定常値PoffとEL点灯状態の発
振周期の定常値Ponとの差分を減じ、タッチ前がEL
表示装置17の点灯時には、タッチ検知後に所定の閾値
Pthoffとするものである。そして、タッチ判定処
理部3は、この変更後の閾値Pthにて、タッチ検出結
果出力処理である、EL表示装置17の点滅の操作と負
荷制御の処理とを行う。
【0027】以上説明した、タッチ検知部Sによる発振
周期の周期値Pcur及びタッチ判定閾値PthのEL
消灯状態あるいはEL点灯状態におけるそれぞれの周期
値Pthの推移を、図6の(b)タイムチャートに示
す。このタイムチャートより、上記のように閾値Pth
の変更をタッチ検知後に行うことにて、状態FからG
の、指の状態が接触未確定から接触確定に至るときに、
タッチ検知部Sによる発振周期の周期値Pcur及びタ
ッチ判定閾値Pthの差をより大きく維持することが出
来、接触確定の判定が確実に出来ることがわかる。
【0028】以上説明した照光式タッチスイッチ装置S
wによると、タッチ前のEL表示装置17の点灯時のタ
ッチ検出の閾値Pthがタッチ前のEL表示装置17の
消灯時のタッチ検出の閾値Pthより小さいものとなる
ので、EL表示装置17のオン及びオフ時のスイッチの
タッチ操作の感覚が変わらず、以て、操作感覚が向上す
る。また、タッチ検出の閾値Pthが実際にEL表示装
置17を点滅させて確認した透明櫛歯電極間の静電容量
Cの変化に基づくものとなるので、照光式タッチスイッ
チ装置SwのEL表示装置17による静電容量変化のば
らつき等が閾値に影響せず、以て、確実にタッチ検出で
きる。また、タッチ前がEL表示装置17の点灯時に
は、タッチ検知後のEL表示装置17の消灯とともに閾
値が変わるものとなるので、タッチ検知部Sによる発振
周期の周期値Pcur及びタッチ判定閾値Pthの差を
より大きく維持することが出来、接触確定の判定が確実
に出来る。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の照光式タッチスイッチ装
置は、タッチ前のEL表示装置の点灯時のタッチ検出の
閾値がタッチ前のEL表示装置の消灯時のタッチ検出の
閾値より小さいものとなるので、EL表示装置のオン及
びオフ時のスイッチのタッチ操作の感覚が変わらず、以
て、操作感覚が向上する。
【0030】また、請求項2記載の照光式タッチスイッ
チ装置は、請求項1記載のものの効果に加え、タッチ検
出の閾値が実際にEL表示装置を点滅させて確認した電
極間静電容量の変化に基づくものとなるので、照光式タ
ッチスイッチ装置のEL表示装置による静電容量変化の
ばらつき等が閾値に影響せず、以て、確実にタッチ検出
できる。
【0031】また、請求項3記載の照光式タッチスイッ
チ装置は、請求項2記載のものの効果に加え、タッチ前
がEL表示装置の点灯時には、タッチ検知後のEL表示
装置の消灯とともに閾値が変わるものとなるので、タッ
チ検知部による接触確定の判定が確実に出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す照光式タッチスイ
ッチ装置のブロック図である。
【図2】図1に示す照光式タッチスイッチ装置の要部で
あるCR発振回路例を示す部分回路図である。
【図3】図1に示す照光式タッチスイッチ装置のタッチ
判定処理部の動作を説明するためのメインフローチャー
トである。
【図4】図1に示す照光式タッチスイッチ装置のタッチ
判定処理部の動作を説明するための部分フローチャート
である。
【図5】図1に示す照光式タッチスイッチ装置のタッチ
判定処理部の動作を説明するための他の部分フローチャ
ートである。
【図6】図1に示す照光式タッチスイッチ装置のタッチ
判定処理の動作の説明図で、(a)は動作遷移図、
(b)はタイムチャートである。
【図7】図1に示す照光式タッチスイッチ装置の外観図
で、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図8】照光式タッチスイッチ装置のタッチパネルを示
す説明図で、(a)はパネル断面、(b)は電極を示
す。
【図9】従来例の概略構成図である。
【図10】照光式タッチスイッチ装置のタッチ検知の説
明図である。
【符号の説明】
Sw 照光式タッチスイッチ装置 12 透明櫛歯電極(電極) 17 EL表示装置 3 タッチ判定処理部(容量変化検出手段) Pth 閾値 t1 タッチ確定判定する所定時間
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 上記目的を達成するために、請求項1記
載の照光式タッチスイッチ装置は、人体の静電容量にて
変動する電極間の静電容量変化を検出する容量変化検出
手段と、容量変化検出手段による検出結果に基づいて変
化する検知出力状態を照光にて表示するためのEL(エ
レクトロルミネッセンス)表示装置とを備え、前記電極
とEL表示装置とが層状に形成された照光式タッチスイ
ッチ装置において、前記容量変化検出手段による人体に
よるタッチ検出の閾値が、タッチ前のEL表示装置の点
滅状態が点灯時には消灯時より小さくなるようなしてい
る。これにより、タッチ前のEL表示装置の点滅状態に
てタッチ検タッチ前のEL表示装置の消灯時のタッチ検
出の閾値より小さい値が異なるものとなる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 また、請求項2記載の照光式タッチスイ
ッチ装置は、請求閾値は、前記EL表示装置を前記容量
変化検出手段による検出結果出力とは無関係にて点灯、
消灯を行って点灯及び消灯の前後の電極間の静電容量の
差分を求め、EL表示装置を点灯するときには所定の閾
値からこの差分を減じ、EL表示装置を消灯するときに
所定の閾値へ復帰することとしている。これにより、タ
ッチ検出の閾値が実際にEL表示装置を点滅させて確認
した電極間静電容量の変化に基づくものとなる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体の静電容量にて変動する電極間の静
    電容量変化を検出する容量変化検出手段と、容量変化検
    出手段による検出結果に基づいて変化する検知出力状態
    を照光にて表示するためのEL(エレクトロルミネッセ
    ンス)表示装置とを備え、前記電極とEL表示装置とが
    層状に形成された照光式タッチスイッチ装置において、 前記容量変化検出手段による人体によるタッチ検出の閾
    値が、タッチ前のEL表示装置の点滅状態が点灯時には
    消灯時より小さくなるようなしたことを特徴とする照光
    式タッチスイッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記閾値は、前記EL表示装置を前記容
    量変化検出手段による検出結果出力とは無関係にて点
    灯、消灯を行って点灯及び消灯の前後の電極間の静電容
    量の差分を求め、EL表示装置を点灯するときには所定
    の閾値からこの差分を減じ、EL表示装置を消灯すると
    きに所定の閾値へ復帰することを特徴とする請求項1記
    載の照光式タッチスイッチ装置。
  3. 【請求項3】 前記容量変化検出手段は、前記閾値の変
    更を、タッチ検知後のタッチ確定判定する所定時間経過
    後にすることを特徴とする請求項2記載の照光式タッチ
    スイッチ装置。
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