JPH1019028A - 木材締結用座金付きナット - Google Patents

木材締結用座金付きナット

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Publication number
JPH1019028A
JPH1019028A JP19142296A JP19142296A JPH1019028A JP H1019028 A JPH1019028 A JP H1019028A JP 19142296 A JP19142296 A JP 19142296A JP 19142296 A JP19142296 A JP 19142296A JP H1019028 A JPH1019028 A JP H1019028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washer
nut
fastening
wood
diameter
Prior art date
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Pending
Application number
JP19142296A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukiyoshi Kawabata
幸由 川端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
O P JI KK
Original Assignee
O P JI KK
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Filing date
Publication date
Application filed by O P JI KK filed Critical O P JI KK
Priority to JP19142296A priority Critical patent/JPH1019028A/ja
Publication of JPH1019028A publication Critical patent/JPH1019028A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストが安くて、締結工程の削減及び部
品管理の容易さを図ることができる木材締結用座金付き
ナットを提供すること。 【解決手段】 木材締結用座金付きナット10は、周縁
部分に周方向へ所定間隔をおいて複数の爪部17を設け
た座金12がナット本体11に回転自在に組み付けられ
る一方、木材締結用大径座金14にはその通孔18の同
心円上に前記爪部17に対応する係合凹部19が設けら
れ、前記爪部17を前記係合凹部19に圧入係合して、
前記大径座金14が前記座金12に固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木造住宅の土台
(木材)を基礎に固定するアンカーボルトなどの締結に
用いる木材締結用座金を組み付けた座金付きナットに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の木材締結用座金には、締結時の
圧力で木材に座金が陥没するのを防ぐため、大径で、か
つ肉厚の大きい大径座金が用いられる。例えばM12の
ナットに対して、厚み4mmの鋼板で直径45φの丸座金
又は40mm×40mmの角座金を使用することが規格化さ
れている。また、締結後における木材の痩せによる締結
力の低下を防止するために、前記大径座金とナットとの
間にばね座金を介装することが行なわれている。
【0003】一方、このような大径座金を組み付けた座
金付きナットについて、図5に示すように、ナット本体
1にばね座金2を介して大径座金3を回転自在に組み付
け、締結工数の削減及び部品管理の容易さを求めた製品
は既に知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の座
金付きナットは、ナット本体1に連設する円筒状ボス4
を長くする必要があり、また、ばね座金2と大径座金3
の2つの部品を組み付けた状態で前記円筒状ボス4の開
口端縁を半径方向外方へかしめなければならないので、
かしめ作業が困難であり、全体として加工コストが高く
なるという問題があった。加えて、大径座金3を円筒状
ボス4に回転自在に組み付けるのに大径座金3の座面側
に座ぐり部5を設ける必要があり、このため締結による
軸力が作用する通孔周辺部分6の肉厚が薄くなるばかり
ではなく、軸力の作用する方向に座ぐり部5が存在する
ので、厚みの大きい大径座金3を用いるにもかかわら
ず、肝心の通孔周辺部分6の強度が低下するという問題
があった。
【0005】本発明は、上記した従来品の問題点を解決
し、かつコストの低減を図った木材締結用座金付きナッ
トを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の座金付きナットは、周縁部分に周方向へ所
定間隔をおいて複数の爪部を設けた座金がナット本体に
回転自在に組み付けられる一方、木材締結用大径座金に
はその通孔の同心円上に前記爪部に対応する係合凹部が
設けられ、前記爪部を前記係合凹部に圧入係合して、前
記大径座金が前記座金に固定されていることを特徴とす
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0008】図1及び図2は、本発明による木材締結用
座金付きナット10を示している。該座金付きナット1
0は、図3に示すようにナット本体11にドーム形座金
12を回転自在に組み付けた座金付きナット13と、木
材締結用大径座金14と、ばね座金20とで構成されて
いる。座金付きナット13はナット本体11に一体的に
設けた円筒状ボス15にドーム形座金12を嵌合し、円
筒状ボス15の開口端縁を半径方向外方へかしめて、座
金12がナット本体11に回転自在に組み付けられてい
る。また、ドーム形座金12の周縁部分であるフランジ
部16には周方向へ所定間隔を隔てて3つの爪部17が
下方へ曲げ起こして設けられている。一方、大径座金1
4は規格に準じた寸法に形成されていて、例えばM12
のナット本体11に対して、厚み4mmの鋼板で外径が4
5φ、通孔16の直径が13φの寸法を有しており、上
面(締付座面の反対側)には通孔18の同心円上に爪部
17に対応する3つの係合凹部19が設けられている。
該係合凹部19は、図3(c)及び図4に示すように、
くさび形の凹入部19aの側縁に突片19bを設けた形
状を有している。図3(b)は、ドーム形座金12と大
径座金14との間に介装されるばね座金20を示してい
るが、該ばね座金20はその他の座金に換えてもよく、
また、省略する場合もある。
【0009】座金付きナット13のドーム形座金12の
空所部にばね座金20を収容し、3つの爪部17を大径
座金14の係合凹部19の凹入部19aに係合させた状
態で突片19bを凹入部19a側へ倒すようにかしめる
と、爪部17が凹入部19に圧入係合した状態で固着さ
れ、ドーム形座金12が大径座金14に固定される。か
くして大径座金14が座金12と共にナット本体11に
回転自在に組み付けられた木材締結用座金付きナット1
0が完成する。
【0010】上記のように構成された木材締結用座金付
きナット10は、例えばアンカーボルト(図示せず)に
螺合して木材を締結するのに使用される。
【0011】上記の実施例ではドーム形座金12を用い
たが、平座金の周縁部分に爪部17を突設した構造とし
てもよい。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
座金付きナット13の座金12の周縁部分に設けた複数
の爪部17を大径座金14の上面に設けた係合凹部19
に圧入係合し、かしめ結合により大径座金14を座金1
2に固定した構造であるから、大径座金14を回転自在
に組み付けた木材締結用座金付きナット10が安価に製
造でき、締結工程の削減と部品管理の容易さを図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る木材締結用座金付きナットの平面
図である。
【図2】図1の2−2線に沿う断面図である。
【図3】同構成部品を分解した一部縦断正面図である。
【図4】大径座金の平面図である。
【図5】従来例を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
10 木材締結用座金付きナット 11 ナット本体 12 トーム形座金 13 座金付きナット 14 大径座金 15 円筒状ボス 16 フランジ部 17 爪部 18 通孔 19 係合凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周縁部分に周方向へ所定間隔をおいて複
    数の爪部を設けた座金がナット本体に回転自在に組み付
    けられる一方、木材締結用大径座金にはその通孔の同心
    円上に前記爪部に対応する係合凹部が設けられ、 前記爪部を前記係合凹部に圧入係合して、前記大径座金
    が前記座金に固定されていることを特徴とする木材締結
    用座金付きナット。
JP19142296A 1996-07-02 1996-07-02 木材締結用座金付きナット Pending JPH1019028A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19142296A JPH1019028A (ja) 1996-07-02 1996-07-02 木材締結用座金付きナット

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JP19142296A JPH1019028A (ja) 1996-07-02 1996-07-02 木材締結用座金付きナット

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JPH1019028A true JPH1019028A (ja) 1998-01-20

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ID=16274357

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JP19142296A Pending JPH1019028A (ja) 1996-07-02 1996-07-02 木材締結用座金付きナット

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JP (1) JPH1019028A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008544160A (ja) * 2004-11-05 2008-12-04 ピーイーエム マネージメント,インコーポレイテッド 回転自在な係留ナット
JP2011069439A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Yazaki Corp ネジ締め締結構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008544160A (ja) * 2004-11-05 2008-12-04 ピーイーエム マネージメント,インコーポレイテッド 回転自在な係留ナット
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