JPH10190037A - Pinホトダイオード - Google Patents
PinホトダイオードInfo
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- JPH10190037A JPH10190037A JP8341773A JP34177396A JPH10190037A JP H10190037 A JPH10190037 A JP H10190037A JP 8341773 A JP8341773 A JP 8341773A JP 34177396 A JP34177396 A JP 34177396A JP H10190037 A JPH10190037 A JP H10190037A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L31/00—Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
- H01L31/08—Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof in which radiation controls flow of current through the device, e.g. photoresistors
- H01L31/10—Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof in which radiation controls flow of current through the device, e.g. photoresistors characterised by at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. phototransistors
- H01L31/101—Devices sensitive to infrared, visible or ultraviolet radiation
- H01L31/102—Devices sensitive to infrared, visible or ultraviolet radiation characterised by only one potential barrier or surface barrier
- H01L31/105—Devices sensitive to infrared, visible or ultraviolet radiation characterised by only one potential barrier or surface barrier the potential barrier being of the PIN type
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のPINホトダイオードではNI接合を
拡散で形成したものでは波長特性は満足するが周波数特
性を満足せず、エピタキシャル成長で形成したものでは
周波数特性は満足するが波長特性を満足しない問題点を
生じていた。 【解決手段】 本発明により、I層4として予めに形成
された高比抵抗ウエハ4Aと、N層3として予めに形成
されたN高濃度ウエハ3Aとを接合することで、接合面
5が形成されているPINホトダイオード1とし、加え
て、高比抵抗ウエハ3Aの厚みは、受光を目的とする光
の波長のピーク値に応じて調整が行われているものとし
たことで、I層4内にNキャリアが存在しないものとし
て周波数特性を満足させると共に、I層の厚みの設定も
自在として波長特性も満足させ、課題を解決するもので
ある。
拡散で形成したものでは波長特性は満足するが周波数特
性を満足せず、エピタキシャル成長で形成したものでは
周波数特性は満足するが波長特性を満足しない問題点を
生じていた。 【解決手段】 本発明により、I層4として予めに形成
された高比抵抗ウエハ4Aと、N層3として予めに形成
されたN高濃度ウエハ3Aとを接合することで、接合面
5が形成されているPINホトダイオード1とし、加え
て、高比抵抗ウエハ3Aの厚みは、受光を目的とする光
の波長のピーク値に応じて調整が行われているものとし
たことで、I層4内にNキャリアが存在しないものとし
て周波数特性を満足させると共に、I層の厚みの設定も
自在として波長特性も満足させ、課題を解決するもので
ある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信を行うとき
に受信側で光波を電気信号に変換する受信素子として用
いられているPINホトダイオードに関するものであ
り、詳細には周波数特性、波長感度特性など特性の改善
に係るものである。
に受信側で光波を電気信号に変換する受信素子として用
いられているPINホトダイオードに関するものであ
り、詳細には周波数特性、波長感度特性など特性の改善
に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のPINホトダイオードの
構成の例を示すものが図4および図7であり、先ず、図
4(A)に示すPINホトダイオード90は、図5に示
すように高比抵抗シリコンウエハ92Aの一方の面から
拡散を行うことで高濃度のN層91(N+ 層)の形成を
行うものであり、このときに、拡散の制御を行うことで
残る部分となるI層92の厚みを設定している。尚、上
記N層91の反対側の面からは高濃度のP層93(P+
層)が拡散され、PINホトダイオード90とされてい
る。
構成の例を示すものが図4および図7であり、先ず、図
4(A)に示すPINホトダイオード90は、図5に示
すように高比抵抗シリコンウエハ92Aの一方の面から
拡散を行うことで高濃度のN層91(N+ 層)の形成を
行うものであり、このときに、拡散の制御を行うことで
残る部分となるI層92の厚みを設定している。尚、上
記N層91の反対側の面からは高濃度のP層93(P+
層)が拡散され、PINホトダイオード90とされてい
る。
【0003】以上のように高濃度のN層91(N+ 層)
を拡散で形成することで、I層92内にもN+ キャリア
(以下、Nキャリアと略す)の幾分かが拡散されるもの
と成り、N層91とI層92とを通じてのNキャリアの
濃度分布B1は図4(B)に示すように緩やかな勾配の
ものとなり、これにより空乏層94はN層91とI層9
2との接合面95まで達しない浅いものとなる。
を拡散で形成することで、I層92内にもN+ キャリア
(以下、Nキャリアと略す)の幾分かが拡散されるもの
と成り、N層91とI層92とを通じてのNキャリアの
濃度分布B1は図4(B)に示すように緩やかな勾配の
ものとなり、これにより空乏層94はN層91とI層9
2との接合面95まで達しない浅いものとなる。
【0004】また、図7(A)に示すPINホトダイオ
ード80は、図8に示すようにN高濃度ウエハ81Aの
面上にエピタキシャル成長をを行うことで、I層82を
形成するものであり、このときには、エピタキシャル成
長の時間制御などによりI層92の厚みを設定してい
る。そして、上記と同様にP層83が形成されている。
ード80は、図8に示すようにN高濃度ウエハ81Aの
面上にエピタキシャル成長をを行うことで、I層82を
形成するものであり、このときには、エピタキシャル成
長の時間制御などによりI層92の厚みを設定してい
る。そして、上記と同様にP層83が形成されている。
【0005】以上のように、予めに形成されているN層
81(N+ 層)上にI層82をエピタキシャル成長を行
わせることで、I層82にはそれ程にNキャリアを含ま
ないものとして形成することが可能となり、上記と同様
にN層81とI層82とを通じての濃度分布B2は図7
(B)に示すように階段状のものとなって、空乏層84
はN層81の接合面85までほヾ達するものとなる。
81(N+ 層)上にI層82をエピタキシャル成長を行
わせることで、I層82にはそれ程にNキャリアを含ま
ないものとして形成することが可能となり、上記と同様
にN層81とI層82とを通じての濃度分布B2は図7
(B)に示すように階段状のものとなって、空乏層84
はN層81の接合面85までほヾ達するものとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の構成のPINホトダイオード90、80におい
て、先ず、PINホトダイオード90では、I層92の
厚みの制御が比較的に容易であるので、このI層92の
厚みに依存する光の波長感度を容易に設定できる利点を
有する反面で、空乏層94が浅いことで、図6に示すよ
うに応答周波数特性F1が高々10MHz程度となり、
高速であることが要求される光通信に対応できない問題
点を生じている。
た従来の構成のPINホトダイオード90、80におい
て、先ず、PINホトダイオード90では、I層92の
厚みの制御が比較的に容易であるので、このI層92の
厚みに依存する光の波長感度を容易に設定できる利点を
有する反面で、空乏層94が浅いことで、図6に示すよ
うに応答周波数特性F1が高々10MHz程度となり、
高速であることが要求される光通信に対応できない問題
点を生じている。
【0007】また、PINホトダイオード80では、確
かに空乏層84はN層81とI層82との接合面85ま
でほヾ達するものとなり、図9に示すように応答周波数
特性F2は200MHz程度まで達するものと成るが、
その反面でエピタキシャル成長でI層82を例えば30
μm以上(好ましくは40μm)と厚く形成するのは実質
的に不可能であり、波長感度のピーク値が短波長寄りと
なって、現実に使用されている半導体レーザなどの発振
波長と適合しない問題点を生じ、これらの点の解決が課
題とされるものとなっている。
かに空乏層84はN層81とI層82との接合面85ま
でほヾ達するものとなり、図9に示すように応答周波数
特性F2は200MHz程度まで達するものと成るが、
その反面でエピタキシャル成長でI層82を例えば30
μm以上(好ましくは40μm)と厚く形成するのは実質
的に不可能であり、波長感度のピーク値が短波長寄りと
なって、現実に使用されている半導体レーザなどの発振
波長と適合しない問題点を生じ、これらの点の解決が課
題とされるものとなっている。
【0008】加えて、前記したエピタキシャル成長でI
層82を形成するPINホトダイオード80において
は、例えばI層82の厚みを20μmと限定したとして
も、形成には長時間を要したり、或いは、歩留りが低い
など難度の高い工程であることに変わりなく、これによ
り得られるPINホトダイオード80がコストアップす
る問題点も生じている。
層82を形成するPINホトダイオード80において
は、例えばI層82の厚みを20μmと限定したとして
も、形成には長時間を要したり、或いは、歩留りが低い
など難度の高い工程であることに変わりなく、これによ
り得られるPINホトダイオード80がコストアップす
る問題点も生じている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的な手段として、P層とN層
との間にI層を設けて成るPINホトダイオードにおい
て、I層として予めに形成された高比抵抗ウエハと、N
層として予めに形成されたN高濃度ウエハとを接合する
ことで、前記I層とN層との接合面が形成されているこ
とを特徴とするPINホトダイオード、および、前記高
比抵抗ウエハの厚みは、受光を目的とする光の波長のピ
ーク値に応じて調整が行われていることを特徴とするP
INホトダイオードを提供することで、応答周波数が高
く且つ波長感度も自在に設定できるものとして課題を解
決するものである。
課題を解決するための具体的な手段として、P層とN層
との間にI層を設けて成るPINホトダイオードにおい
て、I層として予めに形成された高比抵抗ウエハと、N
層として予めに形成されたN高濃度ウエハとを接合する
ことで、前記I層とN層との接合面が形成されているこ
とを特徴とするPINホトダイオード、および、前記高
比抵抗ウエハの厚みは、受光を目的とする光の波長のピ
ーク値に応じて調整が行われていることを特徴とするP
INホトダイオードを提供することで、応答周波数が高
く且つ波長感度も自在に設定できるものとして課題を解
決するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明を図に示す実施形
態に基づいて詳細に説明する。図1(A)に符号1で示
すものは本発明に係るPINホトダイオードであり、こ
のPINホトダイオード1は、基本的にP層2とN層3
との間にI層4を設けて成るものである点は従来例のも
のと同様である。
態に基づいて詳細に説明する。図1(A)に符号1で示
すものは本発明に係るPINホトダイオードであり、こ
のPINホトダイオード1は、基本的にP層2とN層3
との間にI層4を設けて成るものである点は従来例のも
のと同様である。
【0011】ここで、本発明においては、図2に示すよ
うに予めにN層3として形成されたN高濃度ウエハ3A
に、これも同様にI層4として予めに形成された高比抵
抗ウエハ4Aを貼り合わせて接合することで、N層3と
I層4との接合面5を形成するものであり、これにより
N層3のNキャリアがI層4中に拡散されることは全く
なく、よって、図1(B)に示すようにNキャリアの濃
度分布Bは接合面5を境界とする階段状となる。
うに予めにN層3として形成されたN高濃度ウエハ3A
に、これも同様にI層4として予めに形成された高比抵
抗ウエハ4Aを貼り合わせて接合することで、N層3と
I層4との接合面5を形成するものであり、これにより
N層3のNキャリアがI層4中に拡散されることは全く
なく、よって、図1(B)に示すようにNキャリアの濃
度分布Bは接合面5を境界とする階段状となる。
【0012】このようにしたことで、PINホトダイオ
ード1の空乏層6は接合面5にほぼ達するものとなり、
応答周波数特性Fは、図3に示すように従来例のI層を
エピタキシャル成長で形成したものと同様に200MH
z程度まで達する高速のものとなる。
ード1の空乏層6は接合面5にほぼ達するものとなり、
応答周波数特性Fは、図3に示すように従来例のI層を
エピタキシャル成長で形成したものと同様に200MH
z程度まで達する高速のものとなる。
【0013】尚、厳密に比較を行えば、本発明では高比
抵抗ウエハ4AはN高濃度ウエハ3Aとは全く別に形成
されるので、その影響を受けることは全くなく、高比抵
抗ウエハ4A中のNキャリアの濃度分布Bは一層に低い
ものとなり、よって、空乏層6は接合面5に一層に近付
き、応答周波数特性Fは、前記したI層をエピタキシャ
ル成長で形成したものよりも優れるものとなる。
抵抗ウエハ4AはN高濃度ウエハ3Aとは全く別に形成
されるので、その影響を受けることは全くなく、高比抵
抗ウエハ4A中のNキャリアの濃度分布Bは一層に低い
ものとなり、よって、空乏層6は接合面5に一層に近付
き、応答周波数特性Fは、前記したI層をエピタキシャ
ル成長で形成したものよりも優れるものとなる。
【0014】また、波長感度の面について考察を行う
と、前記にも説明したように波長感度のピーク値はほヾ
I層4の厚さで定まるものである。ここで、本発明にお
いては予めにそれぞれを個別に形成した、I層4と成る
高比抵抗ウエハ4Aと、N層3となるN高濃度ウエハ3
Aとを接合して形成するものであるので、I層4の厚さ
の設定は自在である。
と、前記にも説明したように波長感度のピーク値はほヾ
I層4の厚さで定まるものである。ここで、本発明にお
いては予めにそれぞれを個別に形成した、I層4と成る
高比抵抗ウエハ4Aと、N層3となるN高濃度ウエハ3
Aとを接合して形成するものであるので、I層4の厚さ
の設定は自在である。
【0015】従って、例えば光通信の送信側に採用され
る半導体レーザなどの発光波長と、受光時の波長感度の
ピーク値とを整合させることが極めて容易となり、これ
により、同一の信号レベルの送信信号に対して、より大
きい出力が得られるものとなる。
る半導体レーザなどの発光波長と、受光時の波長感度の
ピーク値とを整合させることが極めて容易となり、これ
により、同一の信号レベルの送信信号に対して、より大
きい出力が得られるものとなる。
【0016】尚、図1中に符号7で示すものはP層2の
拡散を行うときに拡散範囲を限定するためなどに用いら
れる保護膜であり 符号8で示すものは金、アルミニウ
ムなどにより形成されるアノード電極であり、符号9で
示すものは同様に金、アルミニウムなどにより形成され
るカソード電極であり、前記アノード電極8とカソード
電極9の間で出力を得るものである。
拡散を行うときに拡散範囲を限定するためなどに用いら
れる保護膜であり 符号8で示すものは金、アルミニウ
ムなどにより形成されるアノード電極であり、符号9で
示すものは同様に金、アルミニウムなどにより形成され
るカソード電極であり、前記アノード電極8とカソード
電極9の間で出力を得るものである。
【0017】また、本発明を成すために試作されたPI
Nホトダイオード1のデータを参考までに記載すると、
チップ寸法を1.5W×1.5L×0.3H(mm)と
し、I層4の厚さを40μmとして形成したときの応答
周波数特性Fは249.3MHzと充分に高速であり、
また、波長感度も現実に採用されている半導体レーザの
発光波長と良く一致するものであった。
Nホトダイオード1のデータを参考までに記載すると、
チップ寸法を1.5W×1.5L×0.3H(mm)と
し、I層4の厚さを40μmとして形成したときの応答
周波数特性Fは249.3MHzと充分に高速であり、
また、波長感度も現実に採用されている半導体レーザの
発光波長と良く一致するものであった。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、I
層として予めに形成された高比抵抗ウエハと、N層とし
て予めに形成されたN高濃度ウエハとを接合すること
で、前記I層とN層との接合面が形成されているPIN
ホトダイオードとすることで、応答周波数特性に優れる
PINホトダイオードをエピタキシャル成長など困難
で、時間がかかり、且つ、歩留りも低い手段によること
なく得られるものとして、この種のPINホトダイオー
ドのコストダウンに極めて優れた効果を奏するものであ
る。
層として予めに形成された高比抵抗ウエハと、N層とし
て予めに形成されたN高濃度ウエハとを接合すること
で、前記I層とN層との接合面が形成されているPIN
ホトダイオードとすることで、応答周波数特性に優れる
PINホトダイオードをエピタキシャル成長など困難
で、時間がかかり、且つ、歩留りも低い手段によること
なく得られるものとして、この種のPINホトダイオー
ドのコストダウンに極めて優れた効果を奏するものであ
る。
【0019】また、高比抵抗ウエハとN高濃度ウエハと
を個別に形成するものとしたことで、波長感度を定める
要因であるI層の厚さの設定を自在なものとし、例えば
光通信において送信側に採用される半導体レーザの発光
波長との整合を可能として、同一信号強度の場合でもよ
り大きな受信出力を得られるものとして、上記の応答周
波数特性の向上と併せて、この種のPINホトダイオー
ドの性能の向上にも極めて優れた効果を奏するものであ
る。
を個別に形成するものとしたことで、波長感度を定める
要因であるI層の厚さの設定を自在なものとし、例えば
光通信において送信側に採用される半導体レーザの発光
波長との整合を可能として、同一信号強度の場合でもよ
り大きな受信出力を得られるものとして、上記の応答周
波数特性の向上と併せて、この種のPINホトダイオー
ドの性能の向上にも極めて優れた効果を奏するものであ
る。
【図1】 本発明に係るPINホトダイオードの構成
と、そのキャリアの濃度分布とを対比して示す説明図で
ある。
と、そのキャリアの濃度分布とを対比して示す説明図で
ある。
【図2】 同じく本発明に係るPINホトダイオードの
N層とI層との接合面の形成状態を示す説明図である。
N層とI層との接合面の形成状態を示す説明図である。
【図3】 同じく本発明に係るPINホトダイオードの
応答周波数特性を示すグラフである。
応答周波数特性を示すグラフである。
【図4】 従来例の構成と、そのキャリアの濃度分布と
を対比して示す説明図である。
を対比して示す説明図である。
【図5】 従来例のN層とI層との接合面の形成状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図6】 従来例の応答周波数特性を示すグラフであ
る。
る。
【図7】 別の従来例の構成と、そのキャリアの濃度分
布とを対比して示す説明図である。
布とを対比して示す説明図である。
【図8】 別の従来例のN層とI層との接合面の形成状
態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
【図9】 別の従来例の応答周波数特性を示すグラフで
ある。
ある。
1……PINホトダイオード 2……P層 3……N層 3A……N高濃度ウエハ 4……I層 4A……高比抵抗ウエハ 5……接合面 6……空乏層 7……保護膜 8……アノード電極 9……カソード電極 B……濃度分布 F……応答周波数特性
Claims (2)
- 【請求項1】 P層とN層との間にI層を設けて成るP
INホトダイオードにおいて、I層として予めに形成さ
れた高比抵抗ウエハと、N層として予めに形成されたN
高濃度ウエハとを接合することで、前記I層とN層との
接合面が形成されていることを特徴とするPINホトダ
イオード。 - 【請求項2】 前記高比抵抗ウエハの厚みは、受光を目
的とする光の波長のピーク値に応じて調整が行われてい
ることを特徴とする請求項1記載のPINホトダイオー
ド。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8341773A JPH10190037A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | Pinホトダイオード |
US08/977,287 US6175142B1 (en) | 1996-12-20 | 1997-11-24 | Pin photodiode |
KR1019970063780A KR19980063631A (ko) | 1996-12-20 | 1997-11-28 | 핀 포토다이오드 |
DE19758355A DE19758355A1 (de) | 1996-12-20 | 1997-12-22 | PIN-Photodiode |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8341773A JPH10190037A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | Pinホトダイオード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10190037A true JPH10190037A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=18348661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8341773A Pending JPH10190037A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | Pinホトダイオード |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6175142B1 (ja) |
JP (1) | JPH10190037A (ja) |
KR (1) | KR19980063631A (ja) |
DE (1) | DE19758355A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10043992B2 (en) | 2011-09-09 | 2018-08-07 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Photodiode |
US10217886B2 (en) | 2011-08-31 | 2019-02-26 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Photoelectric conversion device |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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