JPH10189174A - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

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JPH10189174A
JPH10189174A JP8356909A JP35690996A JPH10189174A JP H10189174 A JPH10189174 A JP H10189174A JP 8356909 A JP8356909 A JP 8356909A JP 35690996 A JP35690996 A JP 35690996A JP H10189174 A JPH10189174 A JP H10189174A
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JP
Japan
Prior art keywords
contact
fpc
electrical connector
flexible printed
shell
Prior art date
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Pending
Application number
JP8356909A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Kikuchi
仁 菊池
Sadao Kuboi
貞夫 窪井
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DAI ICHI DENSHI KOGYO KK
DDK Ltd
Original Assignee
DAI ICHI DENSHI KOGYO KK
DDK Ltd
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Publication date
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、コネクタの高密度化が図れ、FPC
26の挿抜が簡単にでき、かつ、接触不良が発生しな
い、なお、情報の高速化が進む中でノイズ対策がとられ
た電気コネクタ10を提供することを目的とする。 【解決手段】この目的は、コンタクトA14の接触部A
141とコンタクトB16の接触部B161を間隔をお
いて上下2段に配置し、前記シェル18の幅方向両側に
嵌合口24方向に突出した突出部20を設けるととも
に、この突出部20の自由端側に係止部22を設け、か
つ、FPC26を回動させ前記係止部22に係合するこ
とにより達成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器内に使用
される電気コネクタに関するもので、特にフレキシブル
プリント基板(以下FPCという)の電気コネクタへの
接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の電気コネクタ50本体と
スライダー56とFPC26の斜視図である。一般的に
電気コネクタ50は、主にコンタクトC54と絶縁体5
2とスライダー56から構成されている。
【0003】複数本のコンタクトC54は、絶縁体52
に圧入等によって保持・固定されている。このコンタク
トC54は、金属製であり、公知技術のプレス加工等で
製作される。前記絶縁体52は、電気絶縁性のプラスチ
ックであり、公知の射出成形等で製作される。前記スラ
イダー56も絶縁体52同様に電気絶縁性のプラスチッ
クであり、公知の射出成形等で製作される。一般的に、
電気コネクタ50へのFPC26の装着方法は、下記の
ように行われている。予め、スライダー56を矢印
「ハ」方向に電気コネクタ50の嵌合口24に仮挿入し
ておく。次に、その状態のままFPC26の先端を矢印
「ロ」方向にスライダー56の挿入口62にFPC26
が絶縁体52に突き当たるまで挿入する。最後に、FP
C26の先端が絶縁体52に突き当たったままで、電気
コネクタ50にスライダー56が仮挿入された状態から
さらにスライダー56を矢印「ハ」方向に挿入する。こ
の際にスライダー56の舌片60によってFPC26は
絶縁体52に押しつけられることで、FPC26はコン
タクトC54の接触部C541に接触することになる。
このような装着方法にすることで、FPC26の挿入時
にFPC26に力がかからない、いわゆるゼロインサー
ションフォース(ZIF)機構になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなスライダ
ーを用いる装着方法では、近年要求が強くなってきた高
密度ができ難く、一方、高密度化を図るためにスライダ
ーを用いない構造にする場合、FPCとの接触安定性を
考慮するとコンタクト間のギャップ寸法(対向するコン
タクト間の距離)を狭くする必要がある。その為、FP
Cが電気コネクタに挿入し難くなったり、無理に挿入す
るとコンタクトの変形(座屈)が発生し、接触不良の原
因になるといった課題もあった。また、現状のFPC用
の電気コネクタは、一般的にシェル等がなく、ノイズ対
策が取られていないため、情報の高速化が進む中で、今
後FPC用の電気コネクタに於いてもノイズ対策が必要
になってきている。
【0005】本発明は、コネクタの高密度化が図れ、F
PC26の挿抜が簡単にでき、かつ、接触不良が発生し
ない、なお、情報の高速化が進む中でノイズ対策がとら
れた電気コネクタ10を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的は、コンタクト
A14の接触部A141とコンタクトB16の接触部B
161を間隔をおいて上下2段に配置し、前記シェル1
8の幅方向両側に嵌合口24方向に突出した突出部20
を設けるとともに、この突出部20の自由端側に係止部
22を設け、かつ、FPC26を回動させ前記係止部2
2に係合することにより達成することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において、前記コンタクト
A14を嵌合口24側に前記コンタクトB16を嵌合口
24と反対側に配置する。このように配置することで、
前記コンタクトA14の接触部A141と前記コンタク
トB16の接触部B161を簡単に上下に配置できる。
また、前記コンタクトA14の接触部A141と前記コ
ンタクトB16の接触部B161との間隔をFPC26
の厚さより厚くする。FPC26を電気コネクタ10に
挿入する際に傷付けることがなく、かつ、コンタクトA
14及びコンタクトB16を変形することがない。ま
た、前記コンタクトA14の接触部A141と前記コン
タクトB16の接触部B161との間に挿入した状態で
FPC26が回動可能にし、FPC26を前記シェル1
8の係止部22に係合した時にFPC26とコンタクト
A14およびコンタクトB16とを接触させ、なお、前
記コンタクトA14の接触部A141と前記コンタクト
B16の接触部B161とでFPC26を挟み込む。F
PC26を回動させることで、コンタクトA14及びコ
ンタクトB16のバネ圧により安定した接触力を得られ
る。
【0008】
【実施例】以下図1に基づいて本発明の一実施例につい
て説明する。図1(A)は、本発明の電気コネクタ10
とFPC26の斜視図であり、(B)は、FPCを嵌合
する際の電気コネクタ10の断面図である。本発明の電
気コネクタ10は、主にコンタクトA14とコンタクト
B16と絶縁体12とシェル18とから構成されてい
る。電気コネクタ10の大きさは大小様々あるが、本実
施例では、長さが50mm、幅が5mm、高さが5mm
程度である。長さは、コンタクトピッチ寸法と芯数によ
って変化する。本実施例では、コンタクトピッチが0.
8mmで、芯数が100芯である。コンタクトピッチと
しては0.5〜2.0mm等が考えられ、芯数としては
50〜150芯等が考えられ、機能等によって適宜設計
する。本実施例では、コンタクトテールの形状として、
面実装(以下SMTという)タイプを図示したが、L形
ディップタイプでもストレートディップタイプでもよ
い。
【0009】まず、本発明のポイント部分であるシェル
18は、絶縁体12を覆うように絶縁体12に簡易ロッ
クにより固定されている。シェル18で絶縁体12を覆
うことで、シールド効果を持たせている。このシェル1
8は、公知のプレス加工等で製作されている。このシェ
ル18の材質としては、導電性の銅合金や鉄が使用され
ている。加工性や導電性を考慮すると、銅合金がよい。
前記シェル18は、幅方向両側に「Z」方向と反対側に
突出した突出部20を有している。この突出部20の自
由端側には、「く」字に湾曲した係止部22が設けられ
ている。この係止部22は、FPC26に引っかかる部
分であり、引っかけることによりFPC26を固定する
ものである。また、この係止部22には、FPC26の
取り外しを容易にするためにバネ性を持たせている。こ
の係止部22の形状としては、FPC26に引っかかる
形状であれば如何なる形状でも良く、C字形状やくの字
形状などが考えられる。前記突出部20の大きさは、操
作性やバネ性を考慮し、適宜設計される。本実施例で
は、15X4X0.3mm程度にした。
【0010】次に、絶縁体12も、従来同様に公知の射
出成形等で製作される。この絶縁体12の材質として
も、従来同様加工性や入手性が考慮されるので、PBT
・PET・PA・PPS・LCP等が使用されている。
耐熱性を考慮すると、46PAがよい。この絶縁体12
には、前記シェル18の突出部20側にFPC26を挿
入するための嵌合口24が設けられている。また、前記
絶縁体12には、FPC26の嵌合口24側にコンタク
トA14を固定する所定数の挿入孔が設けられ、かつ、
嵌合口24と反対側にはコンタクトB16を固定する所
定数の挿入孔が設けられている。挿入孔という表現をし
たが、コンタクトA14及びコンタクトB16が固定で
きれば溝でも良い。また、この各々の挿入孔は、コンタ
クトA14及びコンタクトB16が保持・固定できれば
如何なる大きさ・形状でも良い。コンタクトA14及び
コンタクトB16は、絶縁体12に圧入やランスなどに
よって固定されている。
【0011】コンタクトは、一般的にFPC26と接触
する接触部と絶縁体12に固定される固定部と基板等に
接続される接続部の3部分からなっている。次に、本発
明のポイントの1つであるコンタクトA14とコンタク
トB16とについて説明する。コンタクトA14とコン
タクトB16は、絶縁体12に保持・固定され、公知の
プレス加工等で製作されている。このコンタクトA14
とコンタクトB16の材質としては、導電性の銅合金や
鉄や不銹鋼(ステンレス系)が使用されている。導電性
や加工性を考慮すると、銅合金がよい。それぞれのコン
タクトの構成について説明する。
【0012】まず、コンタクトA14は、略S字形状を
し、接触部A141と固定部A142と接続部A143
とから構成され、この順序で配置されている。一方端に
は、FPC26と接触するための接触部A141を有し
ている。その接触部A141は、前記FPC26と接触
する部分であり、バネ性が要求されるため、湾曲をした
形状になっている。この接触部A141は、前記FPC
26の底面側に接触している。図1(B)のように略S
字形状のほぼ中央部から図面の右側に突出した部分が固
定部A142である。この固定部A142が前記絶縁体
12の挿入孔に圧入されることで、コンタクトA14は
絶縁体12に固定されている。この固定部A142の大
きさは、絶縁体12の強度や保持力などを考慮して適宜
設計されるが、本実施例では0.8X1.2mm程度に
している。前記接続部A143は、基板等(図示せず)
に接続される部分である。前記接続部A143の形状
は、本実施例のコンタクトテール部がSMTタイプであ
るため、ほぼ基板と平行になるように折り曲げられてい
る。即ち、前記接続部A143の形状は、要求等による
コンタクトテールの形状により適宜設計される。
【0013】前記コンタクトB16も、略S字形状を
し、接触部B161と固定部B162と接続部B163
とから構成され、この順序で配置されている。一方端に
は、FPC26と接触するための接触部B161を有し
ている。その接触部B161は、前記FPC26と接触
する部分であり、バネ性が要求されるため、湾曲をした
形状になっている。この接触部B161は、前記FPC
26の上面側に接触している。図1(B)のように略S
字形状のほぼ中央部から図面の左側に突出した部分が固
定部B162である。この固定部B162が前記絶縁体
12の挿入孔に圧入されることで、コンタクトB16は
絶縁体12に固定されている。この固定部B162の大
きさは、絶縁体12の強度や保持力などを考慮して適宜
設計されるが、本実施例では0.8X1.2mm程度に
している。前記接続部B163は、基板等(図示せず)
に接続される部分である。前記接続部B163の形状
は、本実施例のコンタクトテール部がSMTタイプであ
るため、ほぼ基板と平行になるように折り曲げられてい
る。即ち、前記接続部B163の形状は、要求等による
コンタクトテールの形状により適宜設計される。
【0014】最後に、FPC26の装着の仕方について
説明する。まず、FPC26を電気コネクタ10の嵌合
口24方向から斜めに、FPC26がコンタクトA14
の接触部A141とコンタクトB16の接触部B161
との間に入るように挿入する。次に、挿入が完了した状
態で、FPC26を矢印「イ」方向に回転させる。最後
に、FPC26をシェル18の突出部20とほぼ平行に
なるまで回転させた状態で、シェル18の係止部22を
FPC26の上面に引っかける。
【0015】
【発明の効果】本発明は、上記に詳細に説明した構成に
より、下記のような顕著な効果を奏する。 ・コンタクトA14を嵌合口24側にコンタクトB16
を嵌合口24と反対側に配置しているので、コンタクト
A14の接触部A141とコンタクトB16の接触部B
161を簡単に上下に配置でき、かつ、高密度化も可能
である。 ・コンタクトA14の接触部A141とコンタクトB1
6の接触部B161との間隔をFPC26の厚さより厚
くしているので、FPC26を簡単に挿抜することがで
き、また、FPC26を電気コネクタ10に挿入する際
に傷付けることがなく、かつ、コンタクトA14及びコ
ンタクトB16を変形することがないため、接触不良等
が起こらない。 ・コンタクトA14の接触部A141とコンタクトB1
6の接触部B161との間に挿入した状態でFPC26
が回動可能にし、FPC26を前記シェル18の係止部
22に係合した時にFPC26とコンタクトA14およ
びコンタクトB16とを接触させ、なお、前記コンタク
トA14の接触部A141と前記コンタクトB16の接
触部B161とでFPC26を挟み込んでいるので、コ
ンタクトA14及びコンタクトB16のバネ圧により安
定した接触力を得られる。 ・シェル18の係止部22にバネ性を持たせているの
で、FPC26を前記係止部22への挿抜が簡単にで
き、かつ、挿抜の際にFPC26を傷付けることがな
く、FPCを確実に固定することもできる。 ・シェル18で絶縁体12を覆うことで、シールド効果
が期待できるため、高速伝送時の減衰を抑えることが可
能となり、高周波データ通信に利用可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)本発明の電気コネクタとFPCの斜視図
である。 (B)FPCを嵌合する際の電気コネクタの断面図であ
る。
【図2】従来の電気コネクタ本体とスライダーとFPC
の斜視図である。
【符号の説明】
10、50 電気コネクタ 12、52 絶縁体 14 コンタクトA 141 接触部A 142 固定部A 143 接続部A 16 コンタクトB 161 接触部B 162 固定部B 163 接続部B 18 シェル 20 突出部 22 係止部 24 嵌合口 26 FPC 27 上面 54 コンタクトC 541 接触部C 543 接続部C 56 スライダー 58 係合部 60 舌片 62 挿入口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンタクトと、複数本のコンタクトを保
    持・固定している絶縁体と、この絶縁体を覆うシェルと
    からなる電気コネクタにおいて、 コンタクトAの接触部AとコンタクトBの接触部Bを間
    隔をおいて上下2段に配置し、前記シェルの幅方向両側
    に嵌合口方向に突出した突出部を設けるとともに、この
    突出部の自由端側に係止部を設け、かつ、フレキシブル
    プリント基板を回動させ前記係止部に係合することを特
    徴とする電気コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記コンタクトAを嵌合口側に前記コン
    タクトBを嵌合口と反対側に配置したことを特徴とする
    請求項1記載の電気コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記コンタクトAの接触部Aと前記コン
    タクトBの接触部Bとの間隔をフレキシブルプリント基
    板の厚さより厚くしたことを特徴とする請求項1記載の
    電気コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記コンタクトAの接触部Aと前記コン
    タクトBの接触部Bとの間に挿入した状態でフレキシブ
    ルプリント基板が回動可能にし、フレキシブルプリント
    基板を前記シェルの係止部に係合した時にフレキシブル
    プリント基板とコンタクトAおよびコンタクトBと接触
    することを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  5. 【請求項5】 前記コンタクトAの接触部Aと前記コン
    タクトBの接触部Bとでフレキシブルプリント基板を挟
    み込んだことを特徴とする請求項1記載の電気コネク
    タ。
  6. 【請求項6】 前記シェルの係止部を湾曲させ、バネ性
    を持たせたことを特徴とする請求項1記載の電気コネク
    タ。
JP8356909A 1996-12-26 1996-12-26 電気コネクタ Pending JPH10189174A (ja)

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JP (1) JPH10189174A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7029319B2 (en) 2003-10-28 2006-04-18 Molex Incorporated Flat circuit connector
JP2008282718A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Yamaichi Electronics Co Ltd ケーブル用コネクタ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7029319B2 (en) 2003-10-28 2006-04-18 Molex Incorporated Flat circuit connector
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