JPH10188888A - 冷陰極放電管 - Google Patents

冷陰極放電管

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JPH10188888A
JPH10188888A JP35540496A JP35540496A JPH10188888A JP H10188888 A JPH10188888 A JP H10188888A JP 35540496 A JP35540496 A JP 35540496A JP 35540496 A JP35540496 A JP 35540496A JP H10188888 A JPH10188888 A JP H10188888A
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JP
Japan
Prior art keywords
discharge tube
electrode
tube
glass bulb
mainframe
Prior art date
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Pending
Application number
JP35540496A
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English (en)
Inventor
Tadayoshi Hayashi
忠義 林
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KOWA DENKI KK
Original Assignee
KOWA DENKI KK
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Publication date
Application filed by KOWA DENKI KK filed Critical KOWA DENKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電管の管径を細くしながらも、放電時の発
熱を極力抑制できるようにすることにある。 【解決手段】 内面に蛍光塗料を塗布し、内部に希ガス
及び水銀を封入する硝子バルブ1にあって、両端部内に
位置する導入線3端部に、銅、ニッケル、タンタル、ニ
オブ、チタン等のの金属材料製の筒体4を、導入線端か
ら突出する形態で外装することにより電極5を形成した
冷陰極放電管である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ディスプレイ
のバックライト光源として使用される冷陰極放電管に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】小型のコンピューターやワードプロセッ
サに於けるディスプレイ等では、バックライトの光源と
して冷陰極放電管が広く使用されており、装置の小型化
に伴って放電管の径の小型化が強く要請されている。特
に、その小径化に関する要請は近年極めて強く、例えば
外径が3.0から2.0mm、内径が2.3から1.5mm
といった如くになっている。
【0003】そして装置の小型化の一方では、ディスプ
レイの画面は逆に大型化の傾向があり、これに伴い放電
管には更にパワーアップが要請され、管径が細くても、
従来の太い管径の場合と同一以上の電力が加えられるこ
とになる。
【0004】処が、極めて細い管径の放電管内で高い電
力を加えて放電させると、特に電極は強いイオン衝撃を
受けることになり、発熱して電極部分の損傷が著しく、
放電管自体の寿命が低くなる問題があり、更には、発熱
により輝度が劣る欠点もある。
【0005】また、液晶ディスプレイにこの種の放電管
を使用し、高熱が生じると、この放電管近傍の液晶部分
が一般に白抜けと称される発色しない現象が起こり、画
像として悪影響があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】即ち、放電管の管径を
細くする要請と、ディスプレイ画面の大型化及び放電管
の更なるパワーアップの要請とは矛盾しており、従っ
て、管径の細い放電管の製造は技術的に可能であって
も、実際に使用できない問題があった。
【0007】よって、本発明は、上述した従来技術の欠
点、不都合問題点を解消するべく開発されたもので、放
電管の管径を細くしながらも、放電時の発熱を極力抑制
できるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の冷陰極放電管
は、内面に蛍光塗料を塗布し、内部に希ガス及び水銀を
封入する硝子バルブにあって、両端部内に位置する導入
線端部に、金属材料製の筒体を、導入線端から突出する
形態で外装する構成である。
【0009】筒体としては、銅、ニッケル、タンタル、
ニオブ、チタンの何れかで成形するのが望ましい。
【0010】上述した構成にあって、両電極間に電力を
加えて放電させると、一方の電極を出た高速電子は他方
の電極に向かう前に、その電極に於ける導入線端から突
出する筒体内で対向壁に入り、ここで再び電離を行うこ
とになる。
【0011】従って、電離効率が高く、陽イオンの損失
も少なくなるので、発熱の低い割に高輝度を得ることが
できるのである。
【0012】そして、筒体内で行われるこの放電によっ
て発熱するが、この熱は導入線を介して外部に放熱され
ることになる。
【0013】また、筒体外面で硝子バルブ内面方向への
放電は殆ど行われないため、及び、筒体に生じるの熱は
導入線を介して外部に発散されるため、硝子バルブ端部
での発熱を極力抑止することができるのである。
【発明の実施の形態】
【0014】液晶ディスプレイのバックライト光源とし
て使用される本発明の放電管の硝子バルブ1は、使用す
る液晶ディスプレイの長さに対応した長さと径(例えば
外径が3.0から2.0mm、内径が2.3から1.5mm
程度)を有し、内面に蛍光膜2が塗布され、両端を封止
した状態では内部に希ガス及び水銀が封入され、両端か
ら夫々両端部内に挿入される導入線3は、タングステ
ン、ジュメット、コバール等が採用される。
【0015】この導入線3の先端部には、銅、ニッケ
ル、タンタル、ニオブ、チタン等の金属材料製の筒体4
が、導入線3端から突出する形態で外装されて電極5と
して形成されており、従って、導入線3の先端仮想延長
線上には、筒体4の筒空間が位置することになる。
【0016】従って、硝子バルブ1内の両電極5間に電
力を加えて放電させると、一方の電極5を出た高速電子
は、他方の電極5に向かう前にその電極5に於ける筒体
4の筒空間内で対向壁に入り、ここで再び電離が行われ
ることになり、即ちここでの電離は筒体4内部だけで殆
ど行われ、筒体4の外面で且つ特に硝子バルブ1内面と
の間では、殆ど電離が起きない。
【0017】筒体4内部で行われる電離によって発熱が
生じるが、この熱は導入線3を介して速やかに硝子バル
ブ1外部で放熱される。従って導入線3は、この熱伝導
を考慮してできるだけ太いものが望ましい。
【0018】しかしながら、硝子バルブ1、筒体4、導
入線3の夫々の長さ、太さは、成形しようとする放電管
のサイズにより相対的に決定されるものである。
【0019】さて、従来の放電管Aと、本発明にかかる
放電管Bとの比較データを図2以下に示す。先ず図2
は、管の径2.6mmでの一般的な輝度と対管電流との関
係を示すものにして、縦軸に輝度(単位はk.cd/m
2 )を示し、横軸に管電流(単位はmA)をとった場合
である。
【0020】そして、図3は、管の径2.6mm、電極の
長さ8.0mmにあって、縦軸に管表面温度(単位は
℃)、横軸に管電流(単位はmA)をとり、従来の放電
管Aと本発明にかかる放電管Bとを比較した。尚、管表
面温度は、電極先端より約4mmの最大発熱部で測定し
た。
【0021】図3から、従来の放電管Aは、管電流の上
昇に伴い管表面温度も急激に上昇するのに対し、本発明
にかかる放電管Bでは管電流が上昇しても管表面温度の
上昇は緩やかであることが理解されよう。例えば、従来
の放電管Aでは、管電流が10.0mAであると管表面
温度が液晶の発光に悪影響を及ぼす175℃にまで上昇
してしまうのに対し、本発明にかかる放電管Bでは管表
面温度は130℃程度で、液晶の発光に悪影響を及ぼす
ほどには上昇していない。
【0022】また、図4は同一条件で、縦軸に輝度(単
位はk.cd/m2 )、横軸に管表面温度(単位は℃)
をとり、従来の放電管Aと本発明にかかる放電管Bとを
比較した。
【0023】図4から、従来の放電管Aは、46.6
k.cd/m2 輝度を得ようとすると管表面温度が液晶
の発光に悪影響を及ぼす175℃にまで上昇してしまう
のに対し、本発明にかかる放電管Bでは管表面温度は1
30℃程度に抑えることができる。
【0024】図4の数値を更に分析すると、管表面温度
100℃で、放電管Aの輝度は30k.cd/m2 、放
電管Bの輝度は37.9k.cd/m2 となり、輝度比
B/Aは1.263である。また、管表面温度115℃
では、放電管Aの輝度は35k.cd/m2 、放電管B
の輝度は43.6k.cd/m2 となり、輝度比B/A
は1.245である。更に、管表面温度130℃では、
放電管Aの輝度は39.2k.cd/m2 、放電管Bの
輝度は46.6k.cd/m2 となり、輝度比B/Aは
1.188となる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、硝子バル
ブの内径を極めて小さくし、且つ高い電流をかけても、
硝子バルブの発熱を極力抑制することができ、また高い
輝度を得ようとする場合にも発熱を極力抑制することが
できる等、本発明の冷陰極放電管は多くの優れた作用効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷陰極放電管の端部を示す断面図であ
る。
【図2】放電管に於ける一般的な輝度と管電流との関係
を示す表である。
【図3】従来の放電管Aと本発明にかかる放電管Bとに
於ける管表面温度と管電流とを比較した表である。
【図4】従来の放電管Aと本発明にかかる放電管Bとに
於ける輝度と管表面温度とを比較した表である。
【符号の説明】
1;硝子バルブ、2;蛍光膜、3;導入線、4;筒体、
5;電極。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に蛍光塗料を塗布し、内部に希ガス
    及び水銀を封入する硝子バルブ(1)にあって、両端部
    内に位置する導入線(3)端部に、金属材料製の筒体
    (4)を、導入線端から突出する形態で外装することに
    より電極(5)を形成して成る冷陰極放電管。
  2. 【請求項2】 筒体(4)を、銅、ニッケル、タンタ
    ル、ニオブ、チタンの何れかで成形する請求項1に記載
    の冷陰極放電管。
JP35540496A 1996-12-24 1996-12-24 冷陰極放電管 Pending JPH10188888A (ja)

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JP35540496A JPH10188888A (ja) 1996-12-24 1996-12-24 冷陰極放電管

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1322540C (zh) * 2003-09-12 2007-06-20 三垦电气株式会社 冷阴极放电管用电极以及冷阴极放电管用电极组合体
US7683550B2 (en) 2002-07-19 2010-03-23 Panasonic Corporation Low-pressure discharge lamp and back light device using the same

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Effective date: 20050106

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050512